チーズスイートホーム こなみかなた (著) 講談社

チーズスイートホーム こなみかなた (著) 講談社

アマゾン商品紹介 初めてのお散歩中に、お母さんとはぐれてしまった子猫のチー。迷子になったチーは、やさしい山田さん一家に拾われることに。でもそのマンションは、困ったことにペット禁止で──。
素直で明るく、でもちょっぴり怖がりのヨウヘイに、やさしいお母さんと、普段はしっかり者なのにチーには甘いお父さん。そして、元気でいたずら大好きっ子のチー。偶然の出会いから新しい家族になった、3人と1匹の「スイートホーム」で始まる、何気ない日常の小さな幸せを描くハートフルストーリー。初めてのお散歩で迷子になった子猫が、親切な山田家に拾われ、落ち着くまでのストーリー。山田家でチーという名前をつけられた子猫が、新しいお家を自分の「おうち」として認識するまでを描く。

 

どんな話ですか? ほのぼのとしてかわいい、ちょっぴりおっちょこちょいな子猫が主人公の漫画です。

みんなで散歩中に、鳥に気を取られて、猫の家族からはぐれてしまった子猫のチー。

そんなチーを迎えた新しい家族は、幼稚園児のコーヘイとパパとママの心優しい一家でした。

この漫画では、チーを飼ってからの一家の日常、たとえばペットが飼える家への引越しやチーの食あたり、わき役のおとなりさんやくろいのやコッチとの出会と日常、そして本来の家族との再会など、ごくごく平凡な家族と、子猫との生活が、ほのぼのとしたタッチで描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ほのぼのしていて、癒し系だからです。

ここのところ、あまりにもいろいろなことが起こり、心が攻撃的になったり、荒れたり、鈍感になってしまっている方もいるかもしれません。そんなときは、何かほっこりするものをみて、ひと息いれると気分も少しは変わるかもしれません。

チーのしぐさや絵柄のかわいさはとにかく、漫画の特性からか、悪人がいません。どこにでもある、平凡な家族と、子猫との日常が、ほのぼのとしたタッチで描かれていて、とても心が温かくなります。

温かい飲み物と一緒にどうぞ。

キングダム 原泰久 (著) 集英社

キングダム 原泰久 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 時は紀元前――。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す! !【受賞歴】
第17回(2013年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞

レビュー①

どんな話ですか? 舞台は紀元前春秋戦国時代の中国で、
孤児の少年「信」が最下層の下僕から天下の大将軍を目指すストーリー。信は村の長の下僕として、兄貴分の「漂」と共に暮らしていた。
貧しくも大将軍となる夢を持ち日々仕事の合間に二人で鍛錬を重ねている。ある日、秦国の高官「昌文君」が村を通りかかり、
秦国王「嬴政(後の始皇帝)」とうり二つの漂を登用する。
取り残された信は、さみしくも自分も活躍できる日を信じ続ける。ある晩信の住む小屋の戸をたたく音が。
そこには腹部をさされ重傷を負った漂が倒れていた。
漂は秦王嬴政の身代わりとして暗殺者に追われていたのだった。「俺を天下に連れて行ってくれ」二人の夢である天下の大将軍。
そう言い残して漂は息絶えた。追手が迫る中信は漂が残した地図に導かれ、信は進む。
たどり着いた先には小屋があり、
その中には漂にうり二つの秦王嬴政がたたずんでいた。。。

最初は子供の信であったが、
秦国大将軍「王騎」との出会い~別れは彼にとって大きな成長をもたらす。

王騎将軍の形見の矛を受け取った信は、
同期の仲間「蒙恬」「王賁」、後に軍師となる「河了貂」、蚩尤族の「羌瘣」、
魅力あるキャラクターと共に大将軍を目指す。

実在の歴史上の出来事と人物がどうなるのか、
歴史の空白をどう表現するのか。
想像するだけでも今後の展開が楽しみな作品である。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 原作者が元サラリーマンで、社会人としての経験があるからかもしれないが、

キャラクターたちのセリフが心に刺さるものが多く、

上官である将軍たちが理想の上司と言えるほどとても人徳がありかっこいい。

本当に世の中にこのような責任感がある管理職が多かったら、

嬴政のような人が国政にいたら、日本もよくなるのではないかと思える。

そして春秋戦国時代というマイナーな時代の出来事を描いているので、

新鮮で興味深い。

資料が少ないので作者の想像も大きいのかな・・?

レビュー②

どんな話ですか? 中国の歴史漫画です。舞台は春秋戦国時代、戦国の中で争いは絶えず、各国が覇を競っていました。主人公の信は秦という国の下僕の少年でした。夢は中華の将軍になること。下僕の仕事の傍、立身出世を夢見てひたすら剣を振っていました。ある日、政権争いで敵勢力に追われ逃げていた王様と出逢います。敵勢力から王様を救い出し、下僕から士族の地位をもらいました。ここから信の将軍へと成長していく物語が始まります。数々の戦を命懸けで戦い抜き、ときには大切な仲間を失うこともありました。倒した敵の思いも倒れた仲間の思いも背負って信は前に前に進みます。信の周りにはたくさんの仲間で溢れ、次第に信の名は中華に知れ渡るようになります。目的は中華の統一。王様と信の夢を叶えるため信は王様の矛となり戦い続けます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語は歴史に沿って進んでいきますが、春秋戦国時代の資料というものはかなり少なく、作者の想像で大半が描かれますがそれがキングダムの魅力の1つです。作者の原先生は原稿を書いている途中にキャラクターに感情移入して泣きながら執筆されることもあります。そんなふうにして描かれた物語は激動と感動の連続です。読者の想像を簡単に超えていく怒涛の展開、主人公だけでなく仲間や敵キャラクターまでキャラが立っておりファンがついています。読めば読むほど面白い漫画です。

レビュー③

どんな話ですか? 時は紀元前3世紀、古代中国の春秋戦国。

秦という国に、ある男がいた。

彼の名は政。

後の始皇帝である。

500年続く戦乱の世を終わらすため、中華統一という偉業を成し遂げる夢をえがく。

そして、その夢を実現すべく政の剣となるのがこの漫画の主人公である信という少年だ。

彼は戦争孤児で下僕であった。

下僕というみでありながら「将軍」になるという夢を叶えるため、自信もまた戦の舞台にたつ。

そんな、信と政を中心に描かれたストーリーである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 信が将軍になるという夢を描くストーリーなのに、まず1巻の1ページ目に将軍になった信を描いている。

結果を先に描いても、そこまでのプロセスや人間模様を細かく描写しているのでハラハラしながら読める。

また、登場人物がヒトクセある者が多い。

しかし、全員を好きになれるくらいキャラクターが人間味溢れている。

そして、女性も男性も楽しく読めるというのが大きい。

性別の垣根を越えて、幅広い年齢層が楽しめる漫画になっている。

レビュー④

どんな話ですか? 物語の舞台は古代中国の春秋戦国時代で、下僕だった主人公が大将にまで成長するストーリーです。

主人公はその下僕ですが、秦の始皇帝が成長するストーリーにもなっており、実際の歴史がモデルになっております。

下僕からスタートした主人公がさまざまな戦を通じて、成長し、仲間が増えていく過程は読んでいて楽しいです。

1巻目で主人公の相棒的存在が死亡するのも衝撃的でした。

個性溢れるキャラクターがたくさん登場するので、そちらも見ごたえがあると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ほとんどが戦いの描写が多く、話の展開が早いので飽きることなく読み進めることができます。あと個性溢れるキャラクターが多いのでキャラクターに愛着が沸いたりもします。

しかし、戦いの最中にそのキャラが絶体絶命なったりして、ハラハラドキドキが止まらないです。

キャラクターが死亡するシーンも多く、感情移入することも多々あります。

そして、その敵討ちをしたときの爽快感といったら、何とも言えないものがあります。

戦いの描写で残酷なシーンがありますので、グロテスクが苦手な人はあまり良くないかもしれません。

レビュー⑤

どんな話ですか? 中国春秋時代。下僕として育ちながらもいつの日か戦場へ出て天下の大将軍になること

を夢見て日々切磋琢磨し剣の腕を磨き続ける信と漂という二人の少年。

ある日、少年たちが住む集落を偶然通りかかった貴族の出の昌文君。

子供にしてはあまりに過激な稽古に目を見張り、思わず声をかける。

千を超える対戦を経てきたという彼らに、半信半疑ながらも興味を持ち、

話を聞いていると漂のある特徴に気付いた昌文堂は、改めて二人の元を訪れ、

漂だけを王宮で預かると言い出す。

一人取り残された信のもとにある晩、現れた傷だらけの漂。

ある場所へ向かえという言葉を残し、腕の中でで息絶えた漂の仇を打つため

賊を追い、向かった先にいたのは漂と瓜二つの姿をしたこの国の王を名乗る少年。

このか弱い王を助け、手柄を立て、漂との約束であった天下の大将軍になることを

誓った信が戦場に向かい、絶体絶命の危機を仲間と共に乗り越えながら成長してく姿と、

幼い秦国の王、嬴政が始皇帝になるまでを描く壮大な中国史ストーリー。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ある程度史実に沿っていて臨場感があるし勉強になる。

展開が早くて一巻を読んだら最新刊まで辞められる人いないと思います。

キャラクターや、ストーリーの構成もすごく綿密で、「こいつ大物だな」とか

「これあとで絶対重要になるな」というような期待感が常に満載です。

どうでもいいキャラにもそれっぽい名前が細かく付いているのも面白いです。

作中の人物の話し方などが現代風にアジャストされているところもいいですね。

「マジ」とか「うちら」といった表現がコミックとしての読みやすさを引き上げてます。

ホントに無理!っていう展開をきちんとした理屈で最後には勝利を収める飛信隊の

戦いと、そこに織り交ぜられた史実が魅力です。

レビュー⑥

どんな話ですか? 中国を統一した秦の始皇帝の実話を元にした戦国時代の物語。下僕に生まれた貧しい少年「信(しん)」が、のちの秦の始皇帝となる中華の大王「嬴政(えいせい)」と出会い、天下の大将軍を目指し、数々の困難を乗り越え大爆進!馬鹿正直なほどに真っ直ぐで、でも戦いの才能だけはピカイチの信が仲間を増やしながら成長していくという、少年漫画の王道ストーリーでありながら、壮大な舞台設定や多くの魅力的な登場人物たち、ぐいぐい引き込まれるストーリー展開で、読み始めたら止まりません!
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく、面白さが桁外れ!

中国の歴史に対する興味ゼロ、漫画もあまり読まない私が、たまたま友達が貸してくれたので暇つぶしに第1巻を読んでみたら、一気にはまってしまいました!

そして5巻、10巻と読み進めていくうちにさらに面白くなってどんどん引き込まれ、すっかり大ファンになって結局1巻から最新刊まで、迷わず全巻購入してしまいました!中国の歴史に興味ゼロの私がこうなんだから、興味ある人は絶対に読まないとダメです!

手元において、何度でも読み返したい、読めてしまえる漫画です。

主人公の信と嬴政の、目標に向かう熱い想いと行動力、どんなに大きな困難にも諦めない、折れない心の強さに圧倒されまくりです。

数々の魅力的なキャラがまた良い!渋いキャラ、カッコいいキャラ、面白いキャラ!

出会いと別れにも、いちいち心を大きく揺さぶられて、読みながら何度号泣したかわかりません。ティッシュの用意必須です!

目標に向かって突き進む信と嬴政の姿に読んでいるこちらも激しく揺さぶられ、自分の中からも熱い思いが湧き出てきます。

元気のない時にも、もう一度立ち上がるエネルギーをくれる漫画です。

明日、私は誰かのカノジョ をの ひなお (著) 小学館

明日、私は誰かのカノジョ をの ひなお (著) 小学館

アマゾン商品紹介 一週間に一回、私は【誰か】の彼女になる

彼女代行として日々お金を稼ぐ女子大生と彼女に魅せられた男達の、恋愛のリアルを描くビターラブストーリー。第1巻は主人公の雪を偽の彼女としてレンタルした若きサラリーマン、壮太と雪の歪な恋愛模様を描く。あくまで客と彼らの理想の女を演じる代行彼女…二人の心の距離は果たして近づくのだろうか――

【編集担当からのおすすめ情報】
電子書籍として発売後すぐ異例の大ヒットを記録した『明日カノ』が、これまた異例の最速書籍化! 生々しすぎる現代の恋愛観に多くの共感を得た本作をこの機会にぜひお読みくださいませ!

 

レビュー①

どんな話ですか? 雪はレンタル彼女の仕事をして生計を立てている女子大学生です。雪は母親から虐待を受けながら育ったため、顔に大きな痣がありました。ある日、同年代の男性よりデートの依頼が入りますがデートの途中で不快な思いをしてしまいます。その後、近所でその男性と偶然出会った雪はノーメイクであったため顔の痣を見られてしまいます。そこで、軽い口論を起こしてしまいますが二度と会う事もないと考えレンタル彼女の仕事を続けます。しかし、その後また例の男性からデートの依頼の連絡が入り、雪は困惑します。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 若い女の子が綺麗なコスメや洋服に囲まれていながらも、心が満たされないという経験や心情がとてもリアルに描かれているからです。特に女性と男性が相手に対して求める物のギャップが大きく表現されているため、主人公である雪の孤独さや虚しさが一際強調されています。誰もが人から見られる生活をしているため、メイクやオシャレをして綺麗な自分を作り上げます。しかし、自分の内面まで理解してくれる相手に出会うのはとても時間が掛かります。人間の感情の機微による男女のすれ違いが、臨場感が出ていて面白いです。

レビュー②

どんな話ですか? 現在SNSで話題の、様々な境遇で生きる若い女性を主人公とした、オムニバスに近い形式で描かれるビターラブストーリーです。

最初は雪というレンタル彼女というサービスでアルバイトをする女子大生が主人公として話が進んでいきます。

章が変わる毎に次は雪の友人であるパパ活女子のリナ、またその次は雪と同じ職場で働く整形依存症の女性あやな、と雪の周りにいる闇の深い女性たちがフォーカスされていきます。

丁寧な心理描写、現代とリアルタイムでリンクしていくストーリーで、まるで自分が主人公の追体験をしていくかのようにリアルな漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公やその周囲にいる人たちの感情がリアルに描かれており、心理描写も丁寧なためあたかも自分がその場にいるかのような錯覚をしてしまうほどです。

ここまで心理描写が丁寧で綺麗な作品はほかに見たことがありません。

絵も綺麗で人物の描き分けも細かく、よくいる漫画家とは比べ物にならないほどの画力もおすすめポイントです。

これだけ高いレベルの漫画であるにもかかわらず、週間連載のウェブ漫画ですので、毎週続きが見られてついつい引き込まれてしまいます。

中退アフロ田中 のりつけ雅春 小学館

中退アフロ田中 のりつけ雅春 小学館
アマゾン商品紹介 高校を中退した田中は、毎日家でゴロゴロ。とうとう母に「これから毎月3万円入れなければ、この家を追い出す」と言われ、仕方なく肉体労働に就くも1か月で退職。手元に残った給料18万円の使い道をあれこれ考えた結果、なぜか15万円のプレハブハウスを買うことに…

レビュー

どんな話ですか? 主人公の田中はアフロ姿がとても特徴的です。

ひょんな事から高校を辞めてしまいます。最初は何にも縛られない生活に自由を感じでいましたが、何もすることがなく時間を持て余し始めるのです。
しかし高校の頃の4人の仲間とは交流を続けていました。
女っ気のない男5人で、毎回くだらない内容の話で盛り上がっているのです。
家の庭にプレハブを建てて暮らしてみたり、女の子と緊張しながらデートしてみたり青春真っ只の田中の日常を見ることができます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 田中達はモテないしダサいのですが、人を傷つけることなどはなく純粋な気持ちをもっているのでどこか憎めないのです。

男子学生はこんな事考えているのかと勉強にもなります。
気楽な気持ちで見ることができて、コメディ要素もいっぱいなので笑えて面白いです。
最近笑ってないなと感じている人には是非オススメしたいです。

田中の失敗エピソードを見たら、きっと嫌なことも忘れて笑えてきてしまうと思います。

自分の生活にも起こり得そうな出来事もあるので楽しいです。

1122 渡辺ペコ 講談社

1122 渡辺ペコ 講談社
アマゾン商品紹介 妻・相原一子。夫・相原二也。結婚7年目の仲良し夫婦。セックスレス。子供なし。そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。おとやには、いちこも公認の“恋人”美月がいる。美月との恋に夢中になり始めるおとやを見て、いちこにも変化が……。『にこたま』の渡辺ペコが描く最新作は、結婚の嘘と真実。結婚したい人もしたくない人も――「結婚」を考えるすべての人に届けたい、30代夫婦のリアル・ライフ!
レビュー
どんな話ですか? 妻・相原一子、夫・相原二也はセックスレスで子供なしだが、結婚7年目の仲良し夫婦。そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。二也には美月という恋人がいるが、一子はそれをわかった上で公認している。そんな折、一子も若い男性から言い寄られ、近外恋愛をしてしまう。お互い公認ではじまったこのルールが、夫婦の形や在り方を少しずつ変えていく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 昔から不倫を描いた作品は多くあるものの、誰かが悪人だったり、夫婦仲が険悪だったり、ドロドロしていたり…という内容が多かったのですが、この夫婦はとても仲良しで、しかも不倫自体が「公認」というあたりが今までの不倫ものとは一線を画しています。ただし公認といっても、そこまで割り切れないのが人間で、一子も二也も、何かしらのモヤモヤを抱えたまま夫婦を続けていきます。時代が進んで、婚姻関係の在り方も変わりつつある昨今、「夫婦とは」ということを考えさせられる作品です。

ツバサ CLAMP 講談社

ツバサ CLAMP 講談社

アマゾン商品紹介 「翼」を探す少年の旅が始まる!! 玖楼国に住む小狼とさくら。立場の違いを越え想いを通わせる二人だったが、突如現れた刺客によりさくらに異変が起こり、全ての記憶を失くしてしまう! ――さくらを救う方法はただ一つ――『異世界に飛び散ったさくらの「羽根」を探し出すこと』
どんな話ですか? 舞台は玖楼(クロウ)国という架空の王国。考古学者を目指す少年・小狼(シャオラン)と玖楼国の姫・サクラは幼馴染み同士で、互いに惹かれ合っていた。
しかしさくらの秘められた力を狙う飛王(フェイワン)・リードの策略により、サクラの記憶は無数の羽根となり異世界に飛び散ってしまう。
瀕死になったサクラを助けるためには羽根を探してサクラの身体に戻さなければならないが、異世界を何度も渡る術は「次元の魔女」のみが知っているという。
小狼が「次元の魔女」のもとに向かうと、そこには同じく異世界を渡る術を求めてきた忍者・黒鋼(くろがね)と魔術師のファイ・D・フローライトがいた。
「次元の魔女」は願いを叶える代わりに「3人で旅をすること」を条件づけた上で「最も大切なもの」を対価として差し出すように要求する。
他の2人が武器や刺青など大切なものを差し出す中で、渡せるものがない小狼は「サクラとの関係性」を差し出す。
それは「もしサクラの記憶が全て戻っても、サクラの小狼に関する記憶は一切戻らない」という残酷な対価だった。
羽根を探しながら旅をするうちに、登場人物たちの過去や世界の理が明かされていくファンタジー物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 身分の違いを乗り越えて、幼馴染みとしてサクラを想う小狼の真っ直ぐさに惹かれます。
ファンタジーの設定やアクションの描写も抜群に上手く、独自の世界観や美しい絵も魅力的な点です。
様々な国を旅しながら明かされていく真実に、ハラハラして読む手が止まらないおすすめの漫画です!

蛍火の杜へ  緑川ゆき 白泉社

蛍火の杜へ  緑川ゆき 白泉社

アマゾン商品紹介 「夏目友人帳」の原点と言える傑作読み切り「蛍火の杜へ」。9月からの劇場アニメ化に合わせ、愛蔵版発売! 人でも妖怪でもない不思議な存在の少年と、人間の少女が織りなす、優しく切ない、恋の物語。愛蔵版では「蛍火の杜へ」本編&描き下ろし特別編+読み切り「体温のかけら」・「星も見えない」を収録。 2011年9月刊。
どんな話ですか? 主人公・蛍が子供のころに出会ったひとではない存在のギン。お互いに触れることのできないまま恋心を育てていく切ないお話です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夏目友人帳で有名な緑川ゆきの作品で、夏目同様、誰かを想う気持ちにフィーチャーしたすばらしい作品だから。

俺の推しが世界一輝いている ~2.5次元舞台おっかけ男子の活動記録~ 缶爪さわ KADOKAWA

俺の推しが世界一輝いている ~2.5次元舞台おっかけ男子の活動記録~ 缶爪さわ KADOKAWA

アマゾン商品紹介 自分の推しの為なら死ねる!! 2.5次元舞台夢中男子の活動記録★

自分の推しの為なら死ねる!!
2.5次元舞台に夢中男子の活動記録★

「チケットがご用意できませんでした」「転売ヤー滅びろ!!!」
千明(ちぎら)は漫画好きなオタクめの男子大学生。
大好きな漫画の舞台化に行ったら周りの客は女子だらけで!?
2.5次元舞台を初体験した千明は俳優の天真の演技に魅せられてしまう――。

推しの出る舞台のチケットは死んでも入手する!!
2.5次元舞台に夢中男子の、ハイパーおっかけ活動物語★

どんな話ですか? 好きな漫画の舞台化をきっかけに2.5次元の世界に魅せられた男子大学生が、ひたすら3次元のイケメン俳優・天真を追いかけ応援する、推し愛に溢れたストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公の推し活や役者の葛藤が丁寧に描かれ、その誰もが一生懸命でキラキラしているので、尊すぎて涙なくしては読めません。

トーチソング・エコロジー  いくえみ綾 幻冬舎コミックス

トーチソング・エコロジー  いくえみ綾 幻冬舎コミックス

アマゾン商品紹介 自分にしか見えない不思議な少女が現れたら? 話題の“いくえみ男子”が織りなす衝撃のリアル・ファンタジー、待望の第1巻!
どんな話ですか? 清武迪(きよたけすすむ)は27歳の売れない俳優。
ある日、隣に高校時代の同級生・日下苑(くさかその)が引っ越してきたことを知る。
苑は高校時代に迪の親友・峻を追いかけまわしていて、迪と峻は二人がゲイで付き合っているのだと演技をして苑をあきらめさせようとした過去があり、迪はそれをきっかけに役者の道を志したのだった。
苑に子供はいないというが、再会した苑のそばにはいつも5歳くらいの少女の姿があった。
迪が少女自身におまえは誰だと尋ねると、少女は自分が「与えられなかった命、届かなかった想い、伝えられなかった言葉」だと答える。
少女はそれから、自殺した事務所の先輩や峻に姿を変えるようになる。
迪の親友・峻は、迪に告白した後、バイク事故で亡くなっていたのだ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 売れない役者、仲の良い事務所の先輩の自殺、急に隣へ引っ越してきた同級生は整形している上に座敷童のような少女が付きまとっている。
ワードだけ抜き出していくと暗いお話のようなのですが、いくえみ綾さんらしい独特の雰囲気のハッピーエンドの作品です。
タイトルのトーチソングは「片思いの歌」という意味のようで、過去に残してきた受け止めてもらっていない思いを消化していくストーリーになっていました。
じわじわと染み入るような良いお話なので、ぜひ読んでもらいたいです。

エビアンワンダー  おがき ちか 一迅社

エビアンワンダー  おがき ちか 一迅社

アマゾン商品紹介 姉弟の旅は、魂を巡る旅――。悪魔と契約して悪人の魂を狩り、それを地獄に供給する銀符フレデリカ。弟ハウリィとの旅を描く、本格ファンタジー。
どんな話ですか? 悪魔と契約して望みを叶えてもらう代わりに、悪い魂を狩って地獄にエネルギーを供給する銀符。
小さな弟を手にした代償として銀符となったフレデリカは、魂を狩るため悪人を探し旅をしている。
世の中に悪は多く、フレデリカが獲物に困ることはない。しかし、フレデリカが得た負債はとてつもなく大きく、代償を払い終える気配はなかった。
フレデリカと弟ハウリィは、あるとき不思議な僧侶フェイ・イと出会う。彼はなぜかフレデリカの過去を知っていた。
彼はフレデリカに、悪魔との契約によって得た存在がハウリィであると本人に話すべきだと諭すが、フレデリカはそれをよしとしない。
行く先々に現れるフェイ・イをまきながら、フレデリカは北を目指す。それは、自分を捨てた両親がそこにいるからだった。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 独特な世界観のファンタジー作品なので、作品オリジナルの言葉なども多いのですが、設定がよく練られていてわかりやすいので、違和感なく世界に入っていくことができます。
本当は存在しないはずの弟ハウリィの存在に決着をつける物語のラストは、涙なしに読むことができません。
前半からきっちり伏線がはられていて何度も読み返したいお話なので、ぜひ読んで欲しいです。