女装してめんどくさい事になってるネクラとヤンキーの両片想い とおる (著) マッグガーデン

女装してめんどくさい事になってるネクラとヤンキーの両片想い とおる (著) マッグガーデン

アマゾン商品紹介 お互いの好きな人は、嫌いなヤツが女装した姿!? 可愛く朗らかな女の子・「花」 凛とした美人・「めい」 二人はお互いに好きだと気づいていない両片思い!…しかし、互いにバレてはいけない秘密が…。

レビュー①

どんな話ですか? ヤンキーが苦手なネクラと、ネクラが嫌いなヤンキーが、お互いの女装姿に片思い(なんとも言えない両想い)しちゃいます。

お互いに本当の姿(男)を知らないまま、女装した姿同士で仲良くなっていきます。

ですが、お互いに「ヤンキー/ネクラが嫌いらしいから本当の姿は見せられない」とわかっているので、本当の姿(男)のことは言えないままです。

それでも、女装した相手がとことん可愛くて仕方がない者同士でなので、女の子同士としてどんどん仲良くなって、なんとも言えない面白い状況になっていきます。

さらに、女装した姿に言い寄ってくる者(男)まであらわれ、どんどん面倒くさいことに。

男子高生のめんどくさくも面白い(両)片想いの、今後の展開が気になります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 本当の姿(男)は苦手意識を持ちあっているのに、女装姿に一目ぼれしあっているので、お互いに本当の姿を知ったらどうなるんだろうとドキドキです。
さらに、コスプレイヤー、ケンカ&霊感強いヤンキー、メイド喫茶店員、女性が苦手なイケメンなどキャラもてんこ盛りです。
本当の姿(男)同士では仲良くなれる気がしないと思いつつ、それでもお互いのちょっといいところを知ったりして、苦手と思いつつ偏見がなくなっていくような青春恋愛(?)コメディになっています。
おもわず鼻で「ふっ」と笑ってしまうような作品になっていて、絵も可愛いのがオススメポイントです。
主人公(ネクラ)の女装時がリアル女の子より可愛いときがあるので、そこも注目ポイントです。

レビュー②

どんな話ですか? THE・オタクである男子、ハナエ。彼には、友人にも内緒にしていることがあった。それは、女装してメイド喫茶で働いているということ。元々女装が趣味だったハナエは、女装した姿――ハナとなることで、オタクとは180度違う、明るくてゆるふわな女子へと変貌し、楽しみながら日々メイドとしてアルバイトをしているのだった。元々は趣味が講じてメイド喫茶で働き始めたハナエだったが、働き始めてしばらくしてから、別の目的が出来たのだった。それは、常連客である、かっこいい系女子――メイと会うことだった。俺様系女子のメイは、とある時からメイド喫茶の常連となり、よくハナに会いに来てくれる。かっこいいくせに照れ屋で初なメイに、ハナエは恋をしたのだ。

しかし実は、このメイ。ハナエと同じくして実は男子であった。窓越しにメイド喫茶で働くハナを見て一目惚れし、何とか会いたいが男子の自分ではメイド喫茶には入れない。そこで、女装して入るという突拍子もない方法で潜入したのだった。

両想いなのに片思い。BL?GL?いいえ、純愛です。複雑だけど面白い。とにかくツッコミどころ満載の青春ラブストーリー漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく面白いです。関係性はぐちゃぐちゃで、ハナ、メイ二人の正体を知っている読者から見れば、「何この二人可愛い!」となること請け合いです。そして女装した二人は本当に可愛いんです。私的にはハナちゃん派なのですが、服装、髪型(ウィッグですけども)どストライクで、こんな女子になりたいなぁなんて女子力を高めるきっかけにもなってます。ハナちゃん男だけど。

ちょびっツ CLAMP (著) 講談社

ちょびっツ CLAMP (著) 講談社

アマゾン商品紹介 可愛さ無敵の人型パソコン「ちぃ」! 浪人生の本須和秀樹が、近所のゴミ捨て場で拾ってきた、1台の人型パソコン。CLAMPが描くキュートなファンタジック・ラブコメディ!
どんな話ですか? パソコンが人間の形をして、人間と会話をしながら生活する世界。

予備校に通うために上京してきた本須和秀樹は、可愛らしいパソコンが包帯でグルグル巻きになってい捨てられているのを発見します。パソコンが欲しくてもなかなか買えなかった秀樹は、そのパソコンを持って帰ってしまいます。

やっと起動に成功しましたが、パソコンは「ちぃ」としか言いません。

秀樹は、パソコンをちぃと名付けて暮らすようになります。

OSが入っていないちぃは、秀樹の生活を便利にはしてくれませんでしたが、秀樹はちぃとの生活をいつしか大切なものだと感じるようになってきました。

そんなとき、秀樹はちぃが伝説のパソコンchobitsかもしれないことを知ります。

そして、ある日。

ちぃは秀樹を「アタシだけのヒト」と意識するようになりました。そして、秀樹はある決断を迫られるのです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 当たり前のようにインターネットを使うようになり、人工知能が内蔵されたロボットと暮らすようになった時代。

もしかすると、ロボットやパソコンと恋愛をするような時代がくるかもしれません。

ちぃは、OSが入っていないため、日常生活ではなんの役にも立ちません。

パソコンとは、ロボットとは人間にとってどういう存在なのかを考えさせられる作品です。

本来、心が存在しないはずのものに心が芽生えたときというのは、人類の進化にも感じますし、脅威にも感じます。

どんどんIT技術やロボット技術が進化している時だからこそ読んで欲しいです。

どんな人に読んでもらいたいですか? 日頃からパソコンを使っている人や、人工知能と暮らしてみたいと考えている人に読んで欲しいです。

心が芽生えたパソコンは、単なる道具ではなく、大切な家族や友達、また恋人になっていきます。

そのため、叶わぬ恋に悩んだり、心を塞ぎ混んだりということもあるのだということを、この作品で知って欲しいです。

読んだことによるエピソード この作品を読んでから、パソコンなど機械を大切に使うようになりました。

それまでは、乱暴に扱っていたものも、ちょっとぶつかっただけで、大丈夫だったかなと心配するようになりました。

月刊少女野崎くん 椿いづみ (著) スクウェア・エニックス

月刊少女野崎くん 椿いづみ (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 無骨な男子高校生は、乙女な少女漫画家でした。

無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女漫画家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女漫画家でもある野崎くんの日常を描く、少女漫画家男子コメディー!!

どんな話ですか? 16歳の女子高生・佐倉千代は、ある日好きな人に告白をする。相手は無口でぶっきらぼうな同級生・野崎梅太郎。勇気を振り絞って想いを伝えたところ、返ってきたのは直筆サイン、家で渡されたのは描きかけの原稿、彼はまさかの人気少女漫画家で…!?

無骨でちょっと不思議な少女漫画家・野崎くんと、その周りに集まる高校生達の日常を描いたドタバタラブコメディー。片想いのまま野崎くんのアシスタントになってしまった千代の想いは果たして…?

なぜその漫画をオススメしたいですか? まず、とにかく気楽に読める作品です。

基本的に4コマ漫画で構成されていて内容も日常系コメディーなので、1日の終わりやゆっくりしたい休みの日に気軽に楽しむことができます。

またそれだけでなく、登場人物が魅力的なのもオススメできる理由です。

主人公の野崎くんと千代のほかにも、クールを気取る小心者でツンデレの同級生・御子柴や、男子よりも女子にモテる演劇部のエース・鹿島など、一癖も二癖もあるキャラクターが登場し、彼らの行動が巡り巡ってちょっとした群像劇のように展開していくストーリーは必見です。

どんな人に読んでもらいたいですか? 少女漫画が苦手・読んだことのない方にこそオススメです!

確かに主人公の野崎くんは少女漫画家ですが、この作品のメインはコメディです。

野崎くんも他の登場人物たちも一見少女漫画とは縁の無さそうなキャラクターばかりで恋愛要素も多くはないので、がっつりした恋愛展開が苦手な方でも笑って楽しめる作品だと思います。

読んだことによるエピソード 少女漫画の恋愛展開が苦手でジャンルごと敬遠していたのですが、この作品はそれを逆手にとってギャグにしている向きがあって楽しめました。

中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル (著) 日本文芸社

中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル (著) 日本文芸社

アマゾン商品紹介 工場で働く18歳の片桐真実(かたぎりまこと)は、自分を中卒だと笑い捨てた周囲を見返すべく、高校受験に失敗した妹の真彩(まあや)と共に人種のルツボ“通信制高校”に入学する。そして入学式当日、見目麗しきお嬢様・逢澤莉央(あいざわりお)と劇的な出会いを果たす―――。『ドットインベーダー』の著者、熱描!ムキダシのリアル青春ラブコメ、待望の第1集!!
どんな話ですか? 父親が犯罪者になり、母も病気で亡くし、妹の真彩を育てるべく中学卒業後建設会社で働いている兄の真実が、ひょんなことから真彩と通信制高校に入学することになり、働きながら諦めていた高校生活を始めるという話です。

クラスメイトには70歳過ぎた高齢者、シングルマザーなど様々な事情を抱えた生徒がいて、中でもお金持ちのお嬢様逢坂莉央とは、最初はお互いいい印象ではなく何度もぶつかってしまうのですが、徐々にお互いにとって大事な存在に変わったりして真実はクラスメイトから色々な刺激を受けながらただ卒業の為に勉強するのではなく人間的に成長していく姿が描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画のクラスメイトや主人公の上司、妹などの考え方がとても好きです。

その人それぞれの経験から来る感情にとても共感してしまうし、こういう考え方もあるんだなと自分を見つめ直して前向きな気持ちになれる漫画だなと感じます。

特に好きなのが主人公が警察に保護された時親代わりとして上司が迎えにきて、それに対し後ろ向きな発言をし突っぱねる主人公に対し「お前な自分を可哀想がるのをやめろ。自分を卑下するのをやめろ、自分が自分を決めつけてんだ。」と言ったシーンが何だか自分に言われたような気がしてとても染みました。

どんな人に読んでもらいたいですか? 私は高卒ですが、大卒と比べると引け目を感じてしまうのと同じで、中卒で尚且つ社会人として働いてきた人が「よし、高校いこう」って気持ちになるのは容易なことではないし、人生諦めることがどこかにあると思います。

でもその中でも主人公がその後ろめたさを感じながらも頑張って高校生活を楽しんでいる姿を見てとても勇気をもらいました。

読んだことによるエピソード とてもマイナス思考で「自分なんか…」って思う毎日だったのですが、この漫画の中の人物はそんな辛いことを乗り越えてがんばって生きている姿に感動して、あまり自分を卑下したり下に見たりすることをしなくなりました。

七つ屋志のぶの宝石匣 二ノ宮知子 (著) 講談社

七つ屋志のぶの宝石匣 二ノ宮知子 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 『のだめカンタービレ』から4年、待望の二ノ宮知子最新作のテーマは「宝石×質屋」!東京下町の老舗・質屋を舞台に、宝石のオーラが見える質屋の娘・志のぶとイケメン宝石外商・顕が織りなす、キラッキラの人間ドラマ。新・二ノ宮劇場の開幕です!!
どんな話ですか? 「七つ屋志のぶの宝石匣」は二ノ宮知子先生による、宝石と質屋さんのお話です。

主人公は、高校2年生・志のぶ。実家は、東京下町の質屋・倉田屋です。志のぶは若くして店に立ち、神様に与えられた(?)才能で宝石の鑑定をしています。

顕微鏡でもルーペでも分からない、石の「気」を感じることができます。志のぶには祖父が勝手に決めた婚約者がいます。

名家・北上家の跡取り、北上顕定です。北上家は顕定が幼い頃、一家離散の過去があり、訳あって倉田屋に預けられました。大人になった顕定は、高級ジュエリー店で外商の仕事をしながら、一家離散の理由を調べていました。

志のぶは神様に与えられた才能で、顕定を助けていくのかいかないのか・・・。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 顕定の過去・そして志のぶの天賦の才能がどうやって絡んでいくのか、今後の展開がとても楽しみになるストーリーです。コメディなのにシリアスの部分もあり、今まで出会ったことのないような独特の面白さがあります。

それにしてもさすが二ノ宮先生、黒髪の貴公子・顕定がかなりカッコいいです!

しかし、ただのイケメンキラキラ王子ではなく、残念な部分もあったりで、面白さ倍増です!

毎回登場してくる様々な宝石がとても素敵に描かれています。

物語との関連性も素晴らしく、宝石と質屋さんの世界の面白さにどんどん引き込まれていきます。

どんな人に読んでもらいたいですか? 是非漫画に興味のない大人の女性に読んで欲しいです。のだめカンタービレのような派手さはないですが、一話一話ギュッと凝縮された面白さがあります。

キラキラ・キュンキュンとした少女漫画は苦手・読んでいて恥ずかしくなるという方に、是非おすすめしたいです。

読んだことによるエピソード 宝石・石の世界の奥深さを感じることができます。

東京タラレバ娘 東村アキコ (著) 講談社

東京タラレバ娘 東村アキコ (著) 講談社

アマゾン商品紹介 「タラレバばかり言ってたら こんな歳になってしまった」そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたらアラサ―になっていた倫子。6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと思うけど…。東村アキコの女子に対する鋭い視点と笑いがさく裂する最新作!!

レビュー①

どんな話ですか? 「タラレバばかり言ってたらこんな歳になってしまった」同じくアラサー独身の3人で女子会を繰り返す日々、恋に仕事に揺れる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? アラサー女子の生態を客観的に観察できるような、わかるわかると思いながら、でも反面教師にしつつ楽しめる漫画です。

レビュー②

どんな話ですか? アラサーの女性三人が、東京で仕事や恋に奮闘するコメディ漫画です。

「ああだったら~」「こうなれば~」といつも言いながら、女子会をしているフリーの脚本家の倫子と高校時代の親友でネイリストの香、居酒屋の看板娘の小雪。

3人とも理想を話しながら、女子会を繰り返しているうちにあっという間に33歳になってしまった。仕事にも行き詰まったり、恋もうまくいかなかったり、日々色々なことに悩む倫子の前に、金髪のイケメンモデルのKEYが現れる。冷たい態度しかとらないKEYを毛嫌いしつつも、次第に惹かれていく倫子。憎まれ口をたたきながらも、倫子に惹かれていくKEYの恋愛模様や、香りと小雪の恋、3人の友情などアラサーは共感することの多いストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読むと元気になれる漫画です。倫子と香、小雪の女子会でのトークは読んでいて面白いです。作者の方のコメディセンスが抜群で、少女漫画ながらイラストでもセリフでも笑いの要素が満載です。主人公もそれぞれに個性があり、楽しみながら読むことができます。ストーリー自体が重いものではなく、軽い気持ちで読めるのもおすすめです。コメディ以外にも、仕事や恋愛に悩むアラサーの気持ちにも共感できるところがあり様々な面から楽しむことができます。

こどものおもちゃ 小花美穂 (著) 集英社

こどものおもちゃ 小花美穂 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 倉田紗南は人気TV番組に出演中の元気な小6の女の子。母・実紗子やマネージャー・玲くんに囲まれて、幸せいっぱい。そんな紗南の通うクラスは羽山秋人の仕切りでメチャクチャに荒れてて…。紗南はついに!?

レビュー①

どんな話ですか? TVや舞台などで芸能活動をしている小学六年生のサナが主人公。サナの学校で、学級崩壊があり、その首謀者がアキトという男の子。サナを中心にアキトの悪行をどうにかしようとしていくのですが、アキトは実のお姉さんから悪魔呼ばわりされて生活していた。アキトとサナがぶつかり合いながらも惹かれあっていくラブコメ作品です。ラブコメではあるが、両親の離婚や、死別、大人の恋など子どもにとって重たい問題をサナとアキトの二人で問題に向き合っていく作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 小学生の頃に楽しく読んでいた作品ではあるものの、大人になっても何度も読み返してしまう作品だからです。子どもの頃はサナやアキトやサナのお母さんのコミカルなやりとりが楽しく読んではいたのですが、大人になって読み返してみると、小学六年生の物語ではあるが、大人でも向き合うのが大変な物語だと思うようになりました。小花美穂さんの作風は小学生が読む少女漫画雑誌で連載してはいるものの大人びた作風が多く、大人になってからも繰り返し読める作品が多いと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 小学生のお話です。

主人公の紗奈と、クラスメイトの秋人によってストーリーが構成されている漫画です。さなはテレビにも出演している子役ですが、赤ちゃんの頃には公園で捨てられていた可哀想な女の子です。秋人はクラスではいじめっ子のリーダーです。そのさながイジメをきっかけに、秋人と接していきますが、イジメの問題だけに留まらず、どうして秋人がそのような性格になってしまったのか、それから秋人がどう変わっていくのか、2人がどう変わっていくのか、どんどん引き込まれるストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? イジメも問題ですが、秋人の家族とのシーンが衝撃的で、子供の頃に読んだものなのに大人になった今も忘れられません。秋人を命懸けで出産した母親が、秋人を出産してすぐに亡くなってしまいます。その事から秋人は、姉からは母親を殺した悪魔だと言われ、父親からは空気のような扱いをされ、とても家族とは言えない寂しい家族でした。小さい頃から悪魔、悪魔と言われて育ってきた秋人は、自分を本当の悪魔と思い込んでいたほどです。そんな秋人がクラスメイトのさなに弱みを握られ、クラスで大人しく過ごさなければならなくなり、あまりに素直に大人しくしている秋人を不思議に思い秋人との距離を徐々に詰めて行きます。これは現代のイジメ問題、家族との問題、いじめではないが友達との問題、養子の問題、沢山の問題に絡んでくると思います。かなり身近でも起きていそうな事で、考えさせられる作品です。


やわ男とカタ子 長田亜弓 (著) 祥伝社

やわ男とカタ子 長田亜弓 (著) 祥伝社

アマゾン商品紹介 オネエvs喪女 自分嫌いのあなたに捧ぐ、自意識★克服★ラブ?コメディ! ! モテない・サエない・自信ない……。 こじらせ喪女の藤子が合コンで出会ったのは運命の相手――ではなく、 おせっかいなオネエだった!? 美形オネエ・小柳の力を借りて、自分を“女”と認められない藤子のジェンダートライが今、始まる…!
どんな話ですか? 自分に自信がないアラサー喪女の主人公とバイセクシャルのイケメン弁護士の恋愛漫画です。
自分に自信がなさすぎて自分を卑下しすぎてしまい、合コンに行っても場をしらけさせてしまう主人公が、学生時代からの親友に連れて行かれた合コンに参加した際に出会ったイケメン弁護士のオネエに女性として人間として成長させてもらっているうちに恋に落ちます。
交際を始めたものの、相手との経験差から自己嫌悪を陥ってしまったり、時には被害妄想に走ったり、時には勇気を出して一歩踏み出してみたり、、、。
主人公とオネエの一進一退の恋愛模様や、恋愛や人生に対する葛藤が共感できる焦らされ系ラブコメ漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? アラサー喪女とイケメンオネエの恋愛という新しいジャンルが今後の展開が予測出来ず面白いです。
しかし、恋愛要素だけでなく、現代の多くの人が持っているのではないかと思うような、自分に自信がなく、周囲と自分を比べてしまったり、羨んだり、一歩を踏み出せない葛藤に共感したり、それを理解して優しくも厳しくアドバイスをくれるイケメンオネエの言葉に励まされる場面が多くあります。
また、最近ジェンダー問題に世間が理解を持つようになってきているとはいえ、まだまだ当人たちにしかわからない悩みを知れたり、恋愛要素だけでない沢山考えさせられる漫画になっており、作品として、とても面白い内容です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 自分に自信がなく、自分を中々肯定してあげられない人に読んで欲しいです。
全てを優しく包んでくれるというわけではないですが、自分は自分で人は人なので、自分には自分の悩みがあり、自分が羨ましいと思う人にも自分と同じように悩みがある、という事を改めて認識させられると思います。
悩みや一歩踏み出すことへの不安があるのは自分だけではないのだということが知れ、自分や自分の発言を客観的に見つめ直す機会になると思います。
読んだことによるエピソード 私も主人公と同じく自分に自信がなく自分を卑下してしまうことがあります。
しかし、主人公がイケメンオネエの美人な元カノが現れた時、その元カノは再会したオネエに自分が選ばれす、傷ついている時にあなたは勝ち組なんだから私なんかよりという発言をオネエに選ばれた主人公がしてしまい、元カノに自分が常に傷つく側にいると思わないでと言われるシーンがありました。
このシーンから、自分があの人は完璧だ、羨ましい、と思った人も同じく人間であり、傷つくことも不安になることもある、全てが完璧に思い通りにいく人などいないのだと改めて考えさせられました。

なにがなんでもハッピーエンド 立葵短編集 立葵 (著) スクウェア・エニックス

なにがなんでもハッピーエンド 立葵短編集 立葵 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 あなたもきっと優しい気持ちになるTwitterで累計300万いいね以上を獲得する話題の作家・立葵の作品集待望の書籍化!! 優しさに満ちた立葵ワールドでどんなシリアス展開もハッピーエンドに染め上げる! ここでしか読めない投稿作の続きなど描き下ろしページも30p以上を収録!
どんな話ですか? どんな恋愛もハッピーエンドにもっていく幸せしかない短編集
なぜその漫画をオススメしたいですか? すべてのストーリーが気持ちよいくらい幸せな展開になっていくため、他の人にも知ってほしい
どんな人に読んでもらいたいですか? 恋愛に疲れた人、ラブストーリーにハラハラやシリアスは不要だと思う人
読んだことによるエピソード すぐに作者である立葵さんのファンになり、他に出している漫画も購入しました。


めぞん一刻 高橋留美子 (著) 小学館

めぞん一刻 高橋留美子 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 曲者揃いの住人たちから邪魔されても、新管理人・音無響子を一途に慕うけなげな五代。だが彼女との恋を実らせるには、あまりに大きく険しい壁があった。それは響子が結婚半年で夫を亡くした未亡人であることで…。不朽の名作が、新装版で再登場!!

レビュー①

どんな話ですか? 主人公・五代裕作は一刻館に住む大学受験生。他の住人は毎晩酒盛りをするような連中で管理人はおじいさん。そんな一刻館に新しく管理人として来た22歳未亡人・音無響子。五代青年は響子さんに一目惚れ。晴れて大学に合格した五代青年は響子さんの気を引こうと奮闘しますが、亡くした夫の影が忘れられない響子さん。そして恋のライバルや自分を慕う女の子も現れ三角関係に…
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画はラブコメの金字塔とも呼ばれていますが、その称号の通り気持ちの良いくらいツンデレなヒロイン・響子さん。そしてダメ男ながらどこか魅力的な五代青年の二人のやりとりが、はがゆくもほっこりさせてくれます。恋のライバルもイケメンながら犬が苦手という愛らしさ。魅力的なキャラクターばかりですので、読んでいて温かい気持ちになること間違いなしです。

レビュー②

どんな話ですか? 古いアパート一刻館に住む若い男性五代裕作の青春時代と、そのアパートの管理人音無響子との恋が結ばれる様が展開していくラブコメディ。一刻館にはその二人のほかにも個性豊かな住人が住んでいて、真面目な二人をからかうなどしつつもストーリーにスパイスや彩りを添えている。主人公の五代裕作はそれらの住人たちに翻弄されつづけるのだが、その未熟さを助けられることもあり、次第に成長していく青春マンガの側面も確かにある。読者がひきつけらる魅力がたくさんちりばめられている名作。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公の五代裕作の浪人時代から大学生、就職、結婚までのストーリーが描かれており、人生の同じ時代を生きている人には心に響く内容となっていると思います。その様は五代裕作の青春時代を描いたラブコメディとはいえ、ほろ苦いばかりでなく時に残酷な展開もあります。五代裕作がバイト先と話す電話は管理人室近くの公衆電話で、携帯電話もスマホもない時代の話ですが、作中の登場人物たちが直面する時代の波は決して古く感じるものばかりではありません。今も読む人に勇気を与えてくれる作品です。