BTOOOM! 井上淳哉 (著) 新潮社

BTOOOM! 井上淳哉 (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 日々を無為に過ごす典型的なニートの坂本竜太は、突如見知らぬ男たちの手によって南海の孤島に連行される。そこで彼が強いられたのは、同じく島に連れ去られて来た人々との爆弾を駆使した殺し合い!? なぜ、誰が、何の目的で!? ゲームの名は『BTOOOM!』。その中身は驚愕の「リアルボンバーデスゲーム」。時限式、クラッカータイプ、リモコン型。数種の爆弾を使いこなし生き残るために爆殺せよ!! 容赦なしのサバイバルゲームがスタート!!

レビュー

どんな話ですか? タイトルと同名の「BTOOOM!」というオンラインゲームの世界がとある無人島に再現され、その中に同ゲームのプレイヤーが何人も強制的に連れて来られるところから話は始まります。

そこでゲームの内容と同様の殺し合いをさせられることになりますが、ゲームでは死んでしまってもまたやり直しが効くものの、再現された世界では当然そうとはいかず、命懸けの戦いが始まります。

その世界から脱出ずるにはプレイヤーが1人1つずつ持っているチップを集めないといけない為、個人で戦うプレイヤーやチームを組むプレイヤーなど、それぞれの思惑のもとに生き残りを掛けた激しい戦いが繰り広げられます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? もしこのゲームの世界がそのまま現実になったら、といったことは、日常的にゲームをプレイしている人なら誰も一度は考えたことがあるでしょう。それをそのまま漫画で再現している為、ゲームは架空のものですが、何故かリアリティさえ感じてしまいます。

ルールはゲームと同じものの、それが現実となると、恐怖感からゲームの中のような思い切った行動をとることができないといった場面や、あらゆる策略を駆使したり、時には裏切りがあるなど、つい手に汗を握って読んでしまうこと請け合いです。

 

まだ、生きてる・・・ 本宮 ひろ志 (著) サード・ライン

まだ、生きてる・・・ 本宮 ひろ志 (著) サード・ライン

アマゾン商品紹介 定年を迎えたサラリーマン・岡田憲三。家に帰ると家族は消えていた。妻が全財産を持ち逃げし、息子や娘は音信不通に・・・。生きる事に疲れた希望も無くした憲三は、60年の人生の幕を閉じようと、故郷・房総の山奥に入り首吊り自殺を図るが・・・。現代人に生きる事の意味を問いかける意欲作、第一巻。

レビュー

どんな話ですか? 物語の主人公はサラリーマンで、長年勤めた会社を定年退職した際に、突然、退職金を持って家族に逃げられる。主人公は故郷に帰って山で自殺を図るが、失敗して山で死ぬまで生きようと決意する。幼い頃におばあちゃんに教えられた生活の知恵を利用しながら、逞しく生きていく。ヨモギを利用した傷薬や、ドングリを食料にしたりと、今では忘れ去られている利用方法があるのだと感心する。会社勤めに疲れたサラリーマンに読んで欲しい漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 都会の生活に疲れて死のうと思っていたサラリーマンが、同じく自殺しようとしていた若い女性、産まれた子供の3人とともに生活する中で、生きることの本当の意味を教えてくれるとても感動的な作品だから。年功序列や終身雇用、メンバーシップ型の仕事という独特の制度がまだ色濃く残っている日本の会社の中では、人間関係に悩みながら、仕事にやりがいを感じられないサラリーマンorサラリーウーマンも多く働いていることだろう。そのような疲れた会社勤めの人々の価値観を変えてくれると思う。

 

「子供を殺してください」という親たち 押川剛, 鈴木マサカズ (著) 新潮社

「子供を殺してください」という親たち 押川剛, 鈴木マサカズ (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!! 様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!

レビュー

どんな話ですか? 実在する精神障害者輸送サービス事務所がモデルとなっている漫画で、引きこもりの人や精神疾患を持つ人を無理矢理ではなくしっかりと説得して医療につなげるという話です。

引きこもり本人とその家族が世間体などを気にするあまり、周囲に相談せずに問題を先送りしていたら、家族では手が付けられないほど悪化してしまったので事務所に依頼するところから話がスタートします。

アルコール依存症の人、エリート教育で心を病んでしまった人、お金でなんでも解決しようとしたがる家族、成人した子供を手放したい考えの親など様々な人が登場します。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「精神障害者」や「引きこもり」という特殊な人間を描いているのではなくて、精神障害があっても一人の人間として、細かい心理描写があるのでただ単に「精神障害者や引きこもりは怖い」という内容で終わらせてしまっているのではなくて、誰でも些細なきっかけで精神障害者や引きこもりになることはあるのだと知ることができます。

実話に基づいたフィクションなので全ての描写にリアリティがあります。

放置して悪化してしまった精神障害者の入院の難しさ、自身や家族が心に異変を感じても世間体などを気にするあまり最初に精神医療に繋がることへの難しさは特に丁寧に描かれています。

キャットストリート 神尾葉子 (著) 集英社

キャットストリート 神尾葉子 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 16歳の恵都は、かつて有名な子役だった。だが9歳の時、ミュージカル「サニーデイズ」の舞台上で恵都は大観衆の前で何もしゃべれず立ち尽くしてしまい芸能界を引退。全てを失い不登校&ひきこもりの生活を送る恵都の前に、ある日1人の男が現れフリースクールへ誘われて…!?

レビュー

どんな話ですか? 主人公の青山恵都は、天才子役として有名でしたが、園田奈子とダブル主演で演じた、【サニーデイズ】の初日舞台で友達だと思っていた、奈子に裏切られてしまいます。その出来事があって7年間、人間不信となってしまいます。その後は芸能界を引退して、小学校も不登校になってしまいました。そんな生活をしていたある日、フリースクールの学長に出会います。ずっと不登校、引きこもりだったので、漢字の読み書きもできず悩むこともありましたが、通って行くうちに出会った、同級生と再会やフリースクールでの仲間のおかげで前に進んでいく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 神尾葉子先生(代表作:花より男子)の作品はすべて好きなのですが、数多くある漫画の中で一番好きな作品は【キャットストリート】です。

)この作品は、主人公が友情、恋愛、学園と様々なことに取り組んでいきます。引きこもりで不登校だったのに、出会いのきっかけで変わっていくところが大好きで

何度も見ています。友人や職場で嫌なことがあったときに、読むと元気になれます。神尾葉子先生の作品では、【キャットストリート】は名前はあまり知られてませんが、私は1番見てほしい作品です。

働かないふたり 吉田覚 (著) 新潮社

働かないふたり 吉田覚 (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 作者の個人ブログで圧倒的支持を得たニート兄妹漫画が待望のコミックス化!! マイペースで対人恐怖症の妹・春子と、インテリなうえに友達もいる“エニート”な兄・守。社会のすみっこに生息する、絶滅危惧種的な仲良しアホ兄妹によるぐーたら日常漫画。大きい声では言えないけれど、この兄妹ちょっとうらやましい?

レビュー①

どんな話ですか? 無職の兄と無職の妹が織りなすギャグ漫画です。

初期の方はただ家でTVみてゲームをしているだけなのですが、兄妹のほっこりする自虐ネタがとても面白いです。

最初は兄、妹、父親、母親しか出てきませんが、話が進むにつれて兄妹と周りの友人が増えていき、各登場人物の意外な過去が分かったりと

ギャグ漫画だけど続きが気になる感じです。

最新刊辺りになるとたくさんキャラクターが出てきてわちゃわちゃする感じでキャラクターの成長も楽しめます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 偶然書店で見かけて何となくタイトルに惹かれて購入してみたのですが、思いのほか面白くハマりました。

面白すぎて一気に21巻買ってしまったほどです。

現在、コロナ渦で殺伐とした世の中なので、一人でも多くの人がこの漫画を読んでほっこりしてくれればと思います。

自分の境遇を悲観する人が多いですが、無職だけど卑屈にならない主人公達に勇気を貰える人は多いんじゃないかと思います。

今の時代だからこそ多くの人に読んでほしい作品だと私は思います。

レビュー②

どんな話ですか? ニートの兄妹が、過ごす日々を映し出した「ほのぼのギャグ漫画」です。

妹は、おっちょこちょいで人見知りな性格。兄は、頭が良いけどなぜかニートをしています。

読み始めると最初は、妹萌えを狙ったくだらない漫画と思う人が大多数でしょう。

しかし、読み進めていくにつれ、自身の人生について考えさせられます。

登場人物は、皆キャラが濃く、ふざけている人が多いけど

誰もが、家族、友人のことをとても大切に思っています。

自分も誰かが困っている時、この人たちのような行動をできるだろうかと考えさせられます。

いろんな悩みを持った人が現れますが、ニートの二人が、どうやって勇気づけていくか、楽しみになります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 基本的に、1話完結型で進んでおり、忙しい人でも、読みやすいです。

また、多くは、ニートの二人がふざけている日常を切り取ったマンガなので

何も難しく考えず、スラッと読めてしまいます。

でも、そんなほのぼのとした話から、急に心に響く言葉や行動があるので、ともて印象に残ります。

この漫画を読んだら人生が変わるというのは、言い過ぎですが

これからは、もっと家族や友人を大切にしようと、優く、きれいな心になるでしょう。

レビュー③

どんな話ですか? 賢いのに働かない兄・守と対人恐怖症の妹・春子の日常を描いたギャグ漫画です。働かず、学校にも行っていないいわゆるニートの兄妹が毎日のんびりゲームをしたり友達と遊んだりする日常をほのぼのタッチで描いています。彼らの日常はかなり脱力系です。夜中におにぎり持参で星を見に行ったり、近所の猫マップを作ったり、あえてクソゲーをやってみたり。たいしたことはしていないふたりなのですが、日常を全力で楽しんでいる様子は読んでいて癒されます。

働いていないのに妙に高いコミュニケーション能力を発揮する守がときどき真理というかいいことを言うので、心にぐっとくることもある不思議な漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ニートの守と春子は時間を気にせず、お金をかけず、家の中や近所で夢中になって遊ぶ天才です。ばかばかしいけど楽しい、そんな毎日の楽しみ方を知っているふたりは現代人にとっての癒しです。この漫画を読んでいると、ふたりと一緒にのんびりと休日を過ごしているような気がしてきて、とてもリラックスできます。忙しい現代人ですが、子どもの頃のように遊ぶことができたら最高の休日ですよね。

ふたりの周りに描かれる両親や友人のキャラクターも魅力的です。ニートであることを心配しつつ仲の良い両親や、社畜生活に疲れながら休日はニートの兄妹と全力で遊ぶ友人など。全てのキャラクターが愛をもって描かれているところもこの漫画の魅力です。とにかく癒されます。

レビュー④

どんな話ですか? 働いていないニートの兄妹が主人公で、その友達やご近所さん、家族とのお話です。

鬱々としていたりシリアスな話ではなく、ひたすら二人をとりまく日常の一コマが綴られています。

とても人見知りだけど思いやりがあってお茶目な妹・春子と友達もいて頭が良くユーモアのある兄・守の日常を見ていると、働いていなくても、ずっと変わらない二人に救われた人がたくさん出てきます。

友達、同僚、部下、退職したおじさんなど脇役の一人一人にストーリーがあり、キャラクター全員が魅力的です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 戦ったり、負けたり勝ったり、ひたむきに努力していたりといった特別なことは出てこない漫画です。

読んだ後に心がちょっと温かくなる日常の一コマが書かれていて、辛くても働かないといけない、逃げ道がないと思っている時に肩の力を抜いてくれる作品です。

仕事や人間関係に悩んでいる人は多いと思うので是非読んでみてほしいです。

マリーミー! 夕希実久 (著) LINE Digital Frontier

マリーミー! 夕希実久 (著) LINE Digital Frontier

アマゾン商品紹介 国家公務員の秋保心は28歳の誕生日に「ニート保護法」の試験実施者として選ばれてしまう。結婚相手はニートの沢本陽茉梨。果たして二人の結婚のゆくえは――!? ピュアな気持ちが溢れ出すラブストーリー【LINEコミックス・フルカラー】

レビュー①

どんな話ですか? 秋保心という主人公の男性が28歳の誕生日を機にニート保護法の試験実施者に選ばれて、結婚相手の沢本陽茉梨に出会います。陽茉梨さんはあまり外に出ず、最愛のおばあちゃんが亡くなり心を閉ざしますが、陽茉梨さんを元気づける心さんに出会えた事で徐々に陽茉梨さんの笑顔が増えていきます。また、心さんの職場の同僚や家族とも仲良くなり2人で明るく良い家庭を作っていきます。2人に可愛い赤ちゃんも生まれ幸せになっていく物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初にニート保護法が良いものではないのかなと思いましたが、漫画を見ていくうちに2人が明るく笑顔溢れる家庭を作っていきニート保護法という制度もありなのかなと思いました。後、主人公の心さんや陽茉梨さんが可愛らしくて、とても見やすい内容になっていており、悲しくなる内容やハラハラドキドキする展開などがあり、見ていくうちにどんな展開になるのかなと思わせてくれるような内容になっていきオススメしたい漫画でした。

レビュー②

どんな話ですか? LINEマンガとして読んでいましたが、単行本でも発売されています。

どこか人に興味がなく冷たい印象の国家公務員の秋保が、ある法令(ニート保護法)の施行前試験者として、一人の女性と結婚することとなる。

会ったこともなかったその女性(陽茉梨 ひまり)は、祖父母を亡くし、無気力になっていた。祖母が亡くなる前に陽茉梨に内緒で法案試験者に応募していたため、突然現れた知らない男性に結婚を申し込まれ、猛烈に拒否をする。その後少しずつ二人の距離は近づき、結婚することになる。とても優しく、頑張り屋で、世間知らずな陽茉梨に影響され、秋保も次第に人間らしくなっていく。お互いがお互いを思いやる姿や、ご近所さんとの触れあいがとても温かく、感動するラブストーリー。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 全く知らなかった男女が突然結婚することになり、結婚してからお互いを知り、お互いを思いやっていく姿が涙なしでは読めないです。ドキドキ、キュンキュンというよりもじわーっと温かくなるようなラブストーリーであり、家族の大切さや、人と関わることの面白さを教えてくれる物語です。

とくに主人公の陽茉梨がとてもいい奥さんで、世間知らずだけど、人とのつながりを大切にするところや、面倒見がいい所が、旦那さんである秋保のクールな心を溶かしていく様子がとても面白かったです。

地獄くらやみ花もなき 藤堂 流風 , 路生 よる KADOKAWA

地獄くらやみ花もなき 藤堂 流風 , 路生 よる KADOKAWA

アマゾン商品紹介 罪人が化け物に見えてしまう遠野青児は、古ぼけた洋館で相談所を営む美少年・西條皓と出会う。優れた洞察力と妖しい美貌を持つ皓のもとで、青児はなぜか助手として働くことになり――!?

レビュー

どんな話ですか? 主人公は《とある不思議な力を持つ》ニートの青年遠野青児(とおの せいじ)。

人と関わることが苦手な根暗な青年。大学卒業後就職もせず、家もなくネットカフェ生活をしている。

いよいよお金も無くなりホームレス生活かという瀬戸際。コンビニでなけなしの金でおにぎり一個を買いレジでくじを引く。そこには「地獄」の文字が・・・。

これからどうしようかと人込みを歩きながら考えているその時、目の前に突然《一つ目の黒い着物を着た大男》が。

「首ィ 吊らん か?」と手を伸ばしてくる。愕き後ろにこける青児。もう一度目の前を見ると普通の女性がこちらを不思議そうな顔で見つめている。

そうこれは彼の《不思議な力》。彼はある一定の人物を見るとその物が化け物に見えてしまう。

青児は怖くなりその場から一心不乱に逃げる。逃げて逃げて気づけば知らない道に。

そして目の前には知らない洋館。導かれるままにその館の中へ。

その中に居たのはーーー美しい顔、美しい着物を着た小柄な青年。

彼の名は西条 皓(さいじょう しろし)。この館の主人である。

「無料のお悩み相談所だと思ってください。」と言い、青児は《不思議な力》について相談してみる。

ここから青児の《不思議な力》の正体が判明していく。

それを面白いと思った皓は青児に「ウチでバイトしませんか?」と誘う。

ここから青児が《化け物》に関連したさまざまな事件に巻き込まれていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? まず絵がとてもきれい。表紙のカラー絵が一巻では皓のアップなのですがそれがまた美しい!つい手に取ってみたくなります。

そしてストーリーに惹かれます。ミステリー好きにはたまらない不穏な空気からはじまる感じがワクワク感やどうなるんだろうという期待感を膨らませてくれます。

そして無料の試し読みで途中まで読んだときに続きがすごく気になって!

青児がこれからどんな事件に巻き込まれるのか、なぜ青児はなぜこの館に呼ばれたのか、皓はいったい何者なのか・・気になるところが満載です。

中退アフロ田中 のりつけ雅春 小学館

中退アフロ田中 のりつけ雅春 小学館
アマゾン商品紹介 高校を中退した田中は、毎日家でゴロゴロ。とうとう母に「これから毎月3万円入れなければ、この家を追い出す」と言われ、仕方なく肉体労働に就くも1か月で退職。手元に残った給料18万円の使い道をあれこれ考えた結果、なぜか15万円のプレハブハウスを買うことに…

レビュー

どんな話ですか? 主人公の田中はアフロ姿がとても特徴的です。

ひょんな事から高校を辞めてしまいます。最初は何にも縛られない生活に自由を感じでいましたが、何もすることがなく時間を持て余し始めるのです。
しかし高校の頃の4人の仲間とは交流を続けていました。
女っ気のない男5人で、毎回くだらない内容の話で盛り上がっているのです。
家の庭にプレハブを建てて暮らしてみたり、女の子と緊張しながらデートしてみたり青春真っ只の田中の日常を見ることができます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 田中達はモテないしダサいのですが、人を傷つけることなどはなく純粋な気持ちをもっているのでどこか憎めないのです。

男子学生はこんな事考えているのかと勉強にもなります。
気楽な気持ちで見ることができて、コメディ要素もいっぱいなので笑えて面白いです。
最近笑ってないなと感じている人には是非オススメしたいです。

田中の失敗エピソードを見たら、きっと嫌なことも忘れて笑えてきてしまうと思います。

自分の生活にも起こり得そうな出来事もあるので楽しいです。

宇宙戦艦ティラミス 宮川サトシ 新潮社

宇宙戦艦ティラミス 宮川サトシ 新潮社
アマゾン商品紹介 第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 優秀賞受賞!!
2018年TVアニメ化&舞台化の話題作!!地球を守れ、ひきこもり!!

宇宙暦0156年、地球連邦政府と宇宙移民との抗争は激化していた。
戦局を打開する為、地球連邦は新鋭宇宙軍用艦「ティラミス」を出航させる――。
ティラミスの若きエース、スバル・イチノセは、眉目秀麗、成績優秀な天才パイロット。
……だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、
いつも専用機・汎用人型機動兵器デュランダルのコックピットに
ひきこもってばかりいる奴で……。孤独のコックピットギャグ、出撃!!

レビュー
どんな話ですか? 人間が宇宙へ進出したはるか未来の世界では、「地球連邦」と「メトゥス」の二つの勢力が激しい星間戦争を繰り広げていました。
地球の軍人であり、人型機動兵器デュランダルを駆るスバル青年は、弱冠19歳でエースパイロットとして名を馳せる一方、コクピットの中では(食べようとした串カツの衣が無重力で散乱して)孤独さにいたたまれない日々を送っていました。
超人的能力「ユニヴァース感覚」を発現させたスバルは、「メトゥス」に属する(貧乏性でパリパリ財布ユーザーの)実の兄との(ドッキング規格の全然違う宇宙船で強引に突っ込まれるなどの)残酷な運命に翻弄されます。
兄弟の絆、愛と憎しみ、近未来への憧れをふんだんに盛り込んだ、華麗なスペースオペラ…の皮を被った、抱腹絶倒バカ総進撃マンガです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? シリアスなバックボーン、美麗な登場人物とメカニック、某ロボットアニメのような設定の数々と、好きな方にはこれだけでも楽しめそうな内容です。
しかし本作は、それら全てが贅沢にも脱力系オチの前フリとして気の毒になるほど見事に機能しています。
そんなワンパターンさでは徐々に飽きがくるのではないか、という懸念を抱く人もいるかと思います。
前述の通り描写は非常に真に迫った説得力あるものですから、このパワーに毎回「もしかして今回ばかりはマジ話なのでは」と錯覚してしまい、わかっているのに騙されてしまうのでその心配は無用です。
つまり「ティラミス」はむしろ、この圧倒的画力あってこその作品といえるでしょう。
ストーリーは一応二大勢力間の宇宙戦争として展開するものの、どちらかといえば旗艦内での通常生活やコクピットにおける風景など、日常系マンガと捉えてもよいかもしれません。

ホーリーランド 森恒二 (著) 白泉社

ホーリーランド 森恒二 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 学校にも家庭にも身の置き所がなく、自分の存在が確認できない高校生・神代ユウ。ボクシングのワン・ツーを覚えた彼は“ヤンキー狩り”をするハメになり、夜の街の戦いに巻き込まれていくが…!?

レビュー①

どんな話ですか? 引きこもりの高校生「神代ユウ」が、路上のカリスマと呼ばれるストリートファイトの達人「井沢マサキ」と出会い、あらゆる格闘技の猛者たちを倒していくアクション漫画です。

主人公の神代ユウは最初我流のボクシングをベースとして街の強敵たちと闘いを繰り広げますが、もう一人の主人公と呼べる井沢マサキに、路上で通じるオフェンスやディフェンスを教わり、圧倒的に強くなっていきます。

作者である森恒二さんが格闘技経験者であり、実際にストリートファイト経験者のため非常にリアリティのあるバトルシーンが秀逸な作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私はボクシングを通算6年以上経験しており、実際に若い頃ストリートファイトをしたことがあります。ですからこの作品は本当に「リアルな喧嘩」を上手く再現していると感じました。実際に格闘技経験者同士がノールールで戦った場合にどのようなリスクがあるのかがよく分かります。喧嘩を勧めているわけではなく、逆に格闘技をたしなんでいる人間が素人相手に手を出すとどうなるか、または異種格闘技のようなものをリング外で行うと悲惨な結末が待っているというのが理解できるはずです。若いうちは血気盛んで自分の力を試したいという人が多いですが、この漫画を読んで実際の喧嘩の危険さを知ってほしいと願います。

レビュー②

どんな話ですか? 学校ではいじめられ、家庭内では家族からの憐れみの目に苦しみ、どこにも居場所がないと絶望していた主人公が、喧嘩を通じて夜の街に居場所を見出し、さまざまな登場人物との喧嘩や友情を通して人間的に逞しく成長していく、といったお話です。もちろん主人公は最初から喧嘩が強かったわけではありません。不登校の生活の中、本で知った知識をもとにボクシングの練習を室内で始め、そこで知ったワン・ツーの素振りだけを毎日5000回などと続けていくうちに、いつしか喧嘩に必要な瞬発力や判断力を身に付けていき、そこから夜の街を舞台とした人間成長劇へと発展していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 喧嘩の描写が単に暴力的であるような漫画とは違って、パンチひとつにしても力の込め方から拳の軌道など、かなりテクニカルで踏み込んだ内容の説明が読めることです。どんな分野でも素晴らしい技術にはそれを裏打ちする原理や鍛錬の仕方があるのだなあといったことが納得させられます。また、主人公の、がむしゃらな反復練習的努力だけでなく常に考え続け、技術を自分なりのものとして完成させようと真剣になるさまにも感動させられます。また、ひとりだけの力だけで強くなることは不可能であることを数々のストリートファイトで得た師や友人から学んでいく姿も非常に教訓的でした。