蟻の王 伊藤龍, 塚脇永久 (著) 秋田書店

蟻の王 伊藤龍, 塚脇永久 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 日本の全てを牛耳る財閥の長・六道鬼三郎が死んだその瞬間、鬼三郎の隠し子である田舎ヤンキー・亜久里四郎の生活は一変! ナイフやボーガン、日本刀に拳銃と何でもアリのサバイバルバトルに巻き込まれて…!? 最強ヤンキーVS国家権力! 前代未聞どころではないバイオレンスがここにある!!

レビュー

どんな話ですか? 「月刊少年チャンピオン」で連載中の作品。地元の不良たちに恨みをかっている主人公は、毎日けんかを売られる生活を送っていた。実は、日本有数の財閥の隠し子で、最強の不良少年「亜久里四郎」が、自分の周りの人々を巻き込み、時には戦い、味方につけていく。権力に逆らい、自らの道を行く人間達を「蟻」と表現し、その蟻の王を目指す男達の生き様を描く。主人公以外にも破天荒な登場人物が数多く登場し、バイオレンスなバトルが繰り広げられる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 男が好きそうなバイオレンスバトル系のマンガ。また、非常に絵のクオリティが高く、バトルシーンや少しいやらしい描画などもあるが、とても見やすく、サクサク読める内容となっている。また、バトルシーンでは、圧倒的な暴力と知力を武器に敵対勢力や襲ってくる人たちを退治していく描画が爽快。また、背景描画や内容なども現代をモチーフに描かれているため古臭さなどがないところも高評価。男が好きそうではあるが女性も引き込まれる内容になっている。

詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。 古舘春一 (著) 集英社

詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。 古舘春一 (著) 集英社
アマゾン商品紹介 四ッ谷先輩とは、怪談噺と引き換えに、怪奇事件を解決すると噂される“幻の生徒”! 中島真は行方不明の親友を捜そうと彼の下へ…。世間を震撼させる連続幼女殺人事件との関連は!? 迷コンビ誕生の第1巻!!

レビュー

どんな話ですか? 週刊少年ジャンプで連載されていた、怪談をモチーフにした漫画です。生徒たちから都市伝説のように扱われている幻の生徒「四ッ谷先輩」こと四ッ谷 文太郎と、単細胞だが正義感が強く、前向きな性格の主人公中島真が、学校で巻き起こる怪談絡みの事件を解決していく物語です。ジャンプ本誌に掲載された期間は短く、コミックスも全三巻で完結しています。

収録されている話はそれぞれ、「第一夜 人間になりたいミカちゃん人形」「第二夜 旧校舎でのかくれんぼ」「第三夜 呼子桜」「第四夜 十増間さん」「第五夜 児躯履さん」「第六夜 髪切りヨウコさん」「第七夜 狐狗狸さん」「第八夜 花子さん」「第九夜 四ッ谷先輩」となっており、単なる噂でしかない怪談を「演出・語り・聞き手」の要素から「最恐の怪談」へと変貌させる四ッ谷先輩の姿が描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 学校を舞台にした怪談ものはこの作品以外にもありますが、「語ること」を重視して話が構成されているという点がとても面白く、特徴的であるためです。

四ッ谷先輩たちが関わる怪談は、話自体はそれほど恐ろしいわけでも、印象に残る話しというわけでもありません。しかし、怪談に隠された事件に関わる人間たちの心理によって、ただの噂でしかない怪談はとんでもない恐怖の物語という側面を見せるようになります。この、「当人にしかわからない恐怖」を演出し、事件を起こした人間たちを追い詰める四ッ谷先輩の姿は非常に面白く、見ていて爽快感があります。四ッ谷先輩の目的が勧善懲悪ではないというところまで含めて、楽しく読めることもオススメの理由です。

三国志 横山 光輝 (著) 潮出版社

三国志 横山 光輝 (著) 潮出版社
アマゾン商品紹介 今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!

レビュー①

どんな話ですか? 紀元180年ごろの舞台は中国、政治は乱れ天下はすでに崩壊したこの国を立て直す為、志は違う3人の英雄、劉備、曹操、孫権といった英雄達の戦いを描いた作品です。そしてそれに付随する諸葛亮孔明なだたる武将の活躍を描いています。数ある三国志の漫画でこの横山作品はのちに蜀の国を建国する、劉備に焦点をあて描いた作品になっていて、劉備が、義兄弟とする張飛、関羽との出会いからどのように蜀の国を建国して最後は蜀の国がなぜ滅び三国時代が終わったか良くわかる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この作品の特徴として、他の三国志の作品に比べると漫画の構成や会話など小学生でも分かるように描かれているので、とても読み安く、三国志の歴史の流れが頭に入ってきます。また古事成語などの由来もあり勉強になります。中国の地名や場所も沢山出てきますので、中国の地理の勉強にもなります。そしてスケールのでかい物語がなにより人を惹きつけます、武将達の人間模様や駆け引きはとても面白いですし、勉強になります。広大な大地を駆け巡る爽快な作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 舞台となるのは中国で、時の王朝である「後漢」の末期(西暦180年頃)から「晋王朝」成立までのおよそ100年間を描いた作品です。

宦官による腐敗した政治に疲弊する民衆達。ついには業を煮やして立ち上がり、反乱を起こします(黄巾の乱)。しかし大きくなりすぎた組織は暴徒となり、それを鎮圧するべくある男が立ち上がります。漢の皇室の末裔を名乗る男、その名は劉備玄徳。彼には桃園で生死を共にすることを誓った義兄弟の関羽・張飛の豪傑が従い、漢王朝の再興を夢見て様々な困難に立ち向かうのであった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「ストーリー・登場人物共に素晴らしい」に尽きます。

三国志演義を元に描かれているため劉備(蜀軍)を中心に物語は進みますが、曹操(魏軍)や孫権(呉軍)についても多くの魅力的な武将が登場します。それぞれに感動的なドラマが用意されており、とにかく読み手を飽きさせません。また、三国(魏・呉・蜀)以外にも董卓や呂布など個性豊かなキャラが多く登場し、劉備や曹操と複雑に絡み、そしてそれぞれが成長していく様は多くの感動を与えてくれます。

初見で全てを把握するのは非常に困難で、「何度も読み返すことで理解を深め、そして都度新たな発見ができる」そんな素敵な漫画です。

バトルスタディーズ なきぼくろ 講談社

バトルスタディーズ なきぼくろ 講談社
アマゾン商品紹介 「強育」は愛、栄光への通過儀礼。生きる術は全て「PL野球部」で学んだ。18人で天下を獲ろう。俺たちの前に、道はできる。元PL球児が描く超リアル高校野球漫画!

レビュー①

どんな話ですか? 高校野球漫画です。大阪のPL学園をモデルに厳しい高校野球の世界をリアルに描いています。作者自体がPL学園出身のため、漫画ですが部活内での規則などはノンフィクションだと思います。

<あらすじ>

主人公の狩野笑太郎は中学日本代表のスーパールーキー。同期のメンバーもともに世界大会で戦ったエリートばかり。そんな夢と希望を抱いてDL学園に入学するもDL学園には黒いうわさが。笑太郎ら1年生は野球だけでなく様々な問題と闘いながら成長していく本格派高校野球漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校野球の世界を実にリアルに描いています。高校野球の強豪校ならではの部のルールやしきたり等、高校野球好きにはたまらない作品だと思います。また、普通の高校では考えられないような問題と向き合うことが多いです。そんな困難を乗り越えていく登場人物たちに勇気をもらうこと間違いなしの作品です。某人気野球漫画などでは絶対にかけない高校野球のディープなところまでコメディを交えて面白く書いています。また野球をするときの描写が爽快で読んでいて気持ちがいいこと間違いなしです。

レビュー②

どんな話ですか? 高校野球界では有名なPL学園をモデルにした漫画である。筆者がPL学園卒であり、PL学園での野球人生を面白要素、感動などなどを交えて描かれている漫画である。主人公の狩野笑太郎は野球エリートであり特待生の中でも最高ランクのSで入学してくる。その笑太郎が規律の厳しいPL学園野球部内で試行錯誤をし革命を起こしていくストーリーである。甲子園を真剣に目指す高校球児のリアル、また私たちが知る由もない強豪校の寮生活の一端を知ることができる漫画である。
なぜその漫画をオススメしたいですか? まずとにかくおもしろい。関西の学校ということもあり、ユーモアに非常に富んだ一作である。それでも笑える要素だけでなく、高校野球界における苦悩のリアルが詰め込まれているため、読みながら一喜一憂一緒にできるような作品である。個人的には入学当初の規律の厳しい野球部における野球だけでなく、野球以外の面での苦悩、そうした中でも試合に出ることを諦めず努力するからこそのぶつかり合いなどの描かれ方が非常にリアルであり見応えがある部分であると思う。

HUNTER×HUNTER  冨樫義博  集英社

HUNTER×HUNTER  冨樫義博  集英社
アマゾン商品紹介 父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?

レビュー①

どんな話ですか? 主人公ゴンが父親を探すために世界を旅する物語です。旅の始まりはハンターを目指して自分が住んでいる島から世界を旅します。ハンターになるにはハンター試験を突破しないと資格が手に入りません。旅の途中ではレオリオ、クラピカ、キルアと個性が強い仲間達と出会いそして強くなっていく物語です。冨樫先生の漫画を読んだことがある人には物語が複雑で読者を悩ませる内容が盛り沢山。先生の漫画を読んだことがない人にはバトル漫画のようなファンタジー性もしっかりと含まれていてサスペンス要素もある唯一無二の漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の特徴はなんと言っても念能力が鍵になってきます。この念能力はいまだに全てが解明されていないのですが、今いる潜在能力のようなものを具現化して武器にしたり道具にして移動できたりと発想が豊かな冨樫先生の要素が盛り込まれています。この念能力はキャラクターによって複雑な仕組みなっておりこの能力の説明だけで有に5ページくらいの文字数で説明が入ったりします。この念能力の説明を解読する面白さがファンには堪らないのです。この複雑な内容を何回も読んで楽しんでいる読者も多いはずです。頭を使うとまでは言いませんが不思議な世界に浸れるのがこの漫画のいいところでもありおすすめポイントです。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公の少年が仲間たちと父に会うためや、憧れのハンターになるために、次々と苦難を乗り越える物語です。ハンターになった後は、別れた仲間と再会するために様々な妨害を乗り越えます。その仲間と会い、強敵を倒す為に一緒に修行を重ねます。人間離れした能力を修行により身に付け、闘技場で強敵と戦い、今度はルールのない状況で戦おうと再戦を約束し別れます。その後、父に会う手掛かりを見つけた主人公は、新たな世界で冒険をします。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 気持ちが少年に同化していくようで、若返ります。仲間と日々過ごしている気分になりますし、冒険をするストーリーを読んでいると、冒険をしている気分になり、ワクワクします。好きなキャラクターもどんどん増えていき、とても楽しいです。

天使な小生意気 西森博之  小学館

天使な小生意気 西森博之  小学館
アマゾン商品紹介 皆が恐れる最強の不良・蘇我源造は、登校中に出会った同級生の美少女・天使恵に惚れてしまう。恵はケンカがメチャクチャ強くて言葉遣いも乱暴、それにはとても深い理由が…? でも、そんなのお構いナシの源造は、あの手この手で恵に猛アタックを開始! 更に、同じく恵にゾッコンの平凡な同級生・藤木と安田も加わり、争奪戦は早くもデッドヒート!!待望の第1巻配信。

レビュー①

どんな話ですか? ある春の日、不良高校生・蘇我源造は奇跡の美少女・天使恵と出逢う。恵のあまりの美しさに心が洗われる…と思ったその瞬間、恵が源造の股間を蹴り上げる!?
魔本の力で性別を女に変えられてしまった恵と、幼馴染の美木は、恵を男に戻す為に再び魔本を手に入れようとしていた。恵と恵に惚れた男達が『めぐ団』を結成し、彼らの前に立ちはだかる困難を乗り越えていく、ドタバタ学園コメディー×ヤンキー漫画。『俺は男だー!』と叫ぶ恵は、本当に男に戻ってしまうのか?
なぜその漫画をオススメしたいですか? めぎゅーーーーーー!恵がとにかく可愛い。西森博之先生の作品といえば『今日から俺は‼︎』が有名ではあるが、個人的にはこちらの『てんこな』を推したい。ヤンキー色の強い作風に超絶美少女をぶち込むことによってマイルドかつフレッシュな物語になっている。登場人物がヤンキーだけではないところも推したい。普通の藤木に眼鏡の安田。彼らがモブキャラでなく主要キャラとして活躍出来るのは作者の手腕によるもの。ヤンキー漫画の入り口にどうですか。

レビュー②

どんな話ですか? ヒロイン・天使恵には、少年時代に、拾った魔本「天の恵み」から現れた小悪魔によって少女に変えられてしまったという過去があります。そのことは本人の他には、当時その場にいた幼馴染・美木しか知りません。やがて絶世の美少女へと成長した恵は、美木とともに剣ヶ峰高校に入学。そこで、恵に惚れ込んだ不良・蘇我源造をはじめ、個性豊かな仲間たちと出会います。彼女は男に戻ることを夢見つつも、学園生活を送っていくのですが、彼女らの前には様々な事件や困難が立ちはだかります。それらを仲間たちと力を合わせて乗り越えていく中で、彼女も、彼女の仲間たちも人間的に成長していくのです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とても一言では言い表せない、深い魅力のある作品だからです。ストーリー、ヒロインをはじめとした登場キャラクターたちのキャラクター造形、心理描写、絵柄、どれをとっても味わい深く、何度読んでも(むしろ読み込めば読み込むほど)惹き込まれます。完結から20年近くたった今読んでも、その魅力は衰えるところを知りません。特に魅力的なのは、キャラクター造形の深さ。華やかで芯が強く、どうしても目立つ存在であるヒロインがいる中で、彼女の取り巻き的キャラクターの方が圧倒的に輝くシーンも多く、この作品では誰もが主人公なのだと思わせられます。

レビュー③

どんな話ですか? 主人公の天使恵(あまつかめぐみ)は、お金持ちの一人娘で、すれ違う人が全員振り向くような超絶美少女。

だけど、異様に運動神経が良く、一人称も「俺」と中身はボーイッシュ。

実は恵は小学生の時に、不思議な本に取り憑いた精に「願いを叶えてやる」と言われ、「男の中の男になりたい」と言ったのに願いとは真逆の「女の中の女」にされてしまった、元男の女の子だった。

そんな恵に一目惚れした不良で有名な同級生・源造、恵の幼馴染の美木、その他恵に積極的に関わろうとする同級生たちを巻き込みながら、「男に戻りたい」という恵が精を探し、過去に起こった真相に辿り着こうとする。

たくさんのトラブルを乗り越え、源造の熱烈なアタックをかわしながらストーリーが進んでいくラブコメディ。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 尋常じゃない強さの恵が悪漢を倒したり、恵がモテすぎることを僻む女子に一方的に攻撃されたりと、普通のラブコメの要素だけでなくアクション、学園、友情など様々な要素があり飽きずに読むことができます。魅力的な登場人物ばかりで、ストーリーも波乱万丈で続きが気になり、一気に読んでしまえる漫画です。また、シリアスなシーンであっても細かいギャグが挟まれるので、笑いながら読むことができます。ギャグ回に至ってはお腹が痛くなるほど大笑いできます。

宮本から君へ  新井 英樹  CoMax

宮本から君へ  新井 英樹  CoMax

アマゾン商品紹介 文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本は自分の存在の小ささに苛立ちながらも前へ進もうとする。そんなとき、宮本は通勤途中の電車のホームで、甲田美沙子に出会う。新米サラリーマンのほろ苦く厳しい日常をリアルに描いた新井英樹の秀作!

レビュー①

どんな話ですか? 仕事にも恋愛にも情熱を持てなかった弱小文具メーカーの若手営業マン宮本浩が、一つの恋をきっかけに殻を破り、周りの人間を巻き込みながら我を通して突き進んでいく物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 熱くてウザイ主人公に連載当時は嫌う人も多かった作品だが、連載終了から20年以上もたってドラマ化映画化されたように、熱烈に信奉する人も多い。宮本にちょっとでも共感できる部分があれば感動するので是非読んでみてほしい。

レビュー②

どんな話ですか? 特に取り柄もないけど、こだわりや自分の生き方については頑固な男、宮本。

大学を卒業して出版社に入社し、営業職に就いた宮本にさまざまな出来事が起こる。

通勤中に一目惚れした女の子との出会い、どう考えても勝ち目がない競合他社とのコンペ、

そして普通では考えられないような試練。

そんな次から次へと降りかかってくる多くの出来事を通して、熱くてまっすぐな男、宮本が

周囲を巻き込みながら一人の人間として、男として成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 個人的にとにかく人生観を動かされた漫画だから。

「宮本から君へ」はファンタジー要素はほとんど排除されたとにかくリアルな現実世界の話です。

だからこそ、私は同じ男であり同じサラリーマンである宮本と自分を重ねながら物語を読み進めて

いくことができました。

そんなリアルな作品だからこそ宮本が出会うさまざまな出来事や人、言葉などは「漫画」というフィクションの世界

を越えて作品を読んでいる現実世界の私にも響いてきました。

仕事をやる上で大事なものは何か、人生を生きていく上で大事なことは何か、愛とは何か。

そんな壮大なテーマについて少しでも考えさせてくれて、人生観に影響を与えてくれるような

漫画だからこそ、いろんな人にオススメしたいです。

レビュー③

どんな話ですか? 大学を卒業し、文具メーカーのマルキタで営業マンとして働き始めた主人公宮本浩の物語。自動車会社の受付嬢の甲田美沙子を好きになり上手くいきそうになるも失恋。ライバル営業マンの益戸にも大口の仕事を奪われる。先輩の知り合いの中野靖子と付き合うことができるが、取引先の部長の息子で大学ラグビーでも優秀な真淵に泥酔して寝ている宮本のそばで靖子をレイプされてしまう。激怒した宮本は運動神経も抜群で体格も大きい真淵に復讐を燃やす。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 30年以上前に連載が始まった漫画で、当時でも日本一暑苦しい漫画として嫌われて、今読んでも宮本は暑苦しくてめんどくさくて情けなくて周りにいると仲良くなりたいと思えないような人物だけど、苦しい時に苦しんで些細なことでも悩んでもがいて嬉しい時は喜んで、感情を隠さず目一杯表に出して必死で生きている。時代遅れと言われるかもしれないし、かっこいい生き方でもない、だけど心を揺さぶられてしまう。宮本を知る前と知った後で人生が変わります。

 

いがらしみきお自選集 いがらし みきお (著) 竹書房

いがらしみきお自選集 いがらし みきお (著) 竹書房

アマゾン商品紹介 デビュー以来15年間に描いた作品の中から、著者自身が選んだ傑作集。各巻頭に書き下ろしカラー漫画と巻末には語り下ろしインタビューを収録した豪華本。フジョーリもカゲキも4コマギャグの全てが、この一冊にある。

レビュー

どんな話ですか? ロングヒットとなった「ぼのぼの」の作者、近年ではサスペンス風のストーリー物も多く描いてる、いがらしみきおの初期作品の自選集。4コマ漫画をはじめ、コマ漫画中心でドタバタ、シュール、ナンセンス、不条理などなど満載の作品集
なぜその漫画をオススメしたいですか? 4コマ漫画といえば起承転結がセオリーだった時代に、その定型をぶっ壊した漫画家いがらしみきお。今読んでも斬新で、表現力や破壊力、アクションや表情、セリフでも笑わせようとする貪欲な精神に頭が下がる。シュールで不条理なネタからは哲学さえ感じることも。ぜひその世界観に触れて欲しい。

七つの大罪 鈴木央 (著) 講談社

七つの大罪 鈴木央 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊〈七つの大罪〉。今もなお執拗に、そのお尋ね者を追うは、王国の要・一騎当千の聖騎士たち。しかし、切なる想いを胸に秘め、〈七つの大罪〉を捜す一人の少女が現れた時、世界の様相を一変させるとびきりの冒険が始まった! 痛快無比のヒロイック・ファンタジー、開幕!!

レビュー①

どんな話ですか? 魔神の息子メリオダスが、現世ブリタニアに生きる自由の民とともに「七つの大罪」を結成し、その魔神の軍勢から平和を守るファンタジーバトルマンガです。
一騎当千の超人たち7人で構成される「大罪」は、ある策略によりブリタニアの国家リオネスの騎士団の座を追われ、散り散りのおたずね者となってしまいました。
物語は団長のメリオダスが、他のメンバーを探して放浪する間にリオネス王女エリザベスと出会う場面から始まります。
自分たちが不在の間に、国を守るはずの聖騎士たちが不穏な動きを見せるリオネスを奪還せんと、メリオダスは「大罪」を再結成して挑みます。
世界を闇に陥れる謀略の裏ではさらに強大な魔神族の存在も明らかになり、戦いは大地をゆるがすほどの激しさでエスカレートしていくのでした。
またメリオダスは、エリザベスとの数千年にも及ぶ悲壮な宿命に苦悩し、自身の出自の負い目もあって「大罪」を離れてしまうのですが…
なぜその漫画をオススメしたいですか? 超人集団が悪を駆逐し世界を救う、剣と魔法のファンタジーという少年マンガのテンプレのような物語は、大人であっても何か初心に戻って楽しめる魅力があると思います。
地平線の彼方まで美しいガラス箱のように描かれた背景や、超人的なバトルシーンはどことなくあの「ドラゴンボール」に通じるものがあると感じますので、その点でも若者以上におっさんキラーな作品なのではないでしょうか。
最終的に「大罪」とその敵対集団「十戒」の力が突出しすぎるのには賛否が分かれるかもしれません。その分これらのキャラだけでも充分話が回る、個々の魅力が充分に備わっています。

レビュー②

どんな話ですか? メリオダスという大罪人がエリザベスという女の子と冒険していく中で恋や仲間との関係を築いていき、壮大な敵を倒す物語です。メリオダスは普段は子供のような風貌で、面白いキャラで周りを和ませる、一見強そうには見えないキャラクターですが、戦い始めると周りを圧倒するような強さで、敵を倒すようなギャップのあるキャラクターです。仲間との信頼関係も強く、リーダーとして絶対的なポジションを持っているキャラクターが、そんな中でも葛藤したりしていくストーリーに感動させられます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? バトルアクションが好きな方はもちろんのことお勧めです。登場人物は初めから強いキャラが多いので、物語序盤から激しいアクションを見る事が出来ます。そんな中で敵もどんどん強くなり、敵の中でも魅力的な能力な者も出てきます。そんな敵との戦いは必見なのですが、七つの大罪はただのバトルアクションではありません。そんな中での仲間との友情や、メリオダスとエリザベスの運命的なラブストーリーも楽しむ事ができ、考えさせられる部分や感動できる部分が沢山あります。

ブラック・エンジェルズ 平松 伸二 (著) グループ・ゼロ

ブラック・エンジェルズ 平松 伸二 (著) グループ・ゼロ

アマゾン商品紹介 全国を巡りながら自転車のスポークを武器に、現代社会に巣くう悪人を闇に葬っていく。自ら『黒い天使』と名乗る仕置人、それが雪藤洋士である。本気で更生しようとしている前科者の精二に執ように嫌がらせを続け、妹を強姦してまで挑発したあげくに射殺した外道刑事をトイレで刺殺した。そして辻斬りを楽しんでいた名家の息子。風呂屋の子供を誘拐したチンピラ。籠城し、殺人を繰り返す銀行強盗などをひそかに葬っていく。ヤクザのために覚醒剤中毒にされ、金を得るために通り魔を繰り返していた優子も愛するが故に自ら手を掛けるのだった…。

レビュー

どんな話ですか? アルバイトをしながら日本を自転車で旅する青年・雪藤洋二には別の顔があった。それは法で裁くことが出来ない悪を自転車のスポークで暗殺する、弱きを助け強きを挫く闇のヒーロー“黒い天使”だった。
無差別に人を殺す通り魔、権力を盾に悪事をはたらいたり、何の罪もない人々を痛めつける外道たち…。
世の中の正義では裁くことのできない悪を闇に紛れて裁いていく。
ストーリー中盤以降は竜牙会という暗殺者要請組織との死闘に展開していき、壮絶なバトルを含んだハラハラドキドキの展開となる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? リアルで芸術的な絵。
本当に悪人と思えるやつをやっつけてくれる爽快感がある。
また中盤以降の竜牙会との死闘においてはバトルシーンが超迫力。
竜牙会を抜けて雪藤と行動を共にする仲間達のキャラも皆カッコイイ。