悪魔のメムメムちゃん 四谷啓太郎 (著) 集英社

悪魔のメムメムちゃん 四谷啓太郎 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 ある日高校生・ひょう太のもとに現れた悪魔・メムメム。男を誘惑して魂を奪うためにやってきたが、幼児体型や押しの弱さから、全然上手くいかなくって…!? この悪魔、ポンコツすぎてほっとけない!! 話題沸騰中のダメっ娘コメディ第1巻!

レビュー

どんな話ですか? ポンコツで幼児体型の悪魔のメムメムちゃんが魂を取るために人間界でいろいろ問題を起こしたり世界を救ったりするギャグ漫画。

ひょう太という高校生のもとにメムメムちゃんが魂を取るためにやってくるが、全然エロいことができないので魂を取ることができず、その後何度もひょう太の家にやってきてそのうち居候する感じになる。エッチなことが怖くてできないメムメムちゃんにそれを強制しないでくれるひょう太の存在が新しく、エロい話なのに暖かい気持ちになれる話もあって良い作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? エッチなことをして人間から魂を取る悪魔、という設定から普通は男性向けの話になるのに、主人公が全然エロくないのでさらっと読めて女性の目線からも笑うことができるすごく希少な漫画だと思います。

また、画風がとてもポップで可愛く、書き込みも細かいので、コマをじっくり観察するだけでも発見がありとても楽しいです。

ジャンププラスのアプリで初回無料で読めます。しかし、絵がとても可愛いので単行本で揃えるのを非常におすすめします。カバー裏の絵もとても可愛いです。

一週間フレンズ。 葉月抹茶 (著) スクウェア・エニックス

一週間フレンズ。 葉月抹茶 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 「でも、私…トモダチの記憶、一週間で消えちゃうの――。」いつも一人ぼっちでいたクラスメイト・藤宮香織の告げた事実。主人公・長谷祐樹は、それでも香織と友達になりたいと願う。一週間の記憶を綴って、巡って、二人はトモダチになっていく。何度も、何度でも――。「トモダチ」巡る青春グラフィティ、はじまります。

レビュー

どんな話ですか? 主人公の長谷祐樹は、高校で同じクラスの藤宮香織が気になっていて、友達にさらには恋人になりたいと思っていました。

でも藤宮さんは誰も寄せ付けず、クラスでも浮いているような存在です。

そんな時、祐樹にチャンスが訪れます。一緒にクラスの仕事をする機会が巡ってきました。

積極的にアプローチする祐樹。そのかいあって徐々に親しくなることができました。でも金曜日に驚くことが告げられます。

「楽しかった記憶。月曜日には消えちゃうの。もう私に話しかけないで。」

ショックを受ける祐樹、それでも祐樹はこう答えます

「それでも俺は藤宮さんと友達になりたい」

次の月曜日、本当に祐樹との思い出を忘れてしまった香織に、勇輝はもう一度こう告げます「藤宮さん、俺と友達になってください」

それから二人は友達の力も借りて、記憶の問題と戦っていきます。

時に挫折し、時に悩みながらも、一途な思いで乗り越えていきます。

そんな青春友情、恋愛ストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 重いテーマを扱っていますが、絵もかわいらしく、重くなりすぎずに読むことができます。

記憶という問題に主人公祐樹とヒロイン香織が、何度のもくじけたり挫折したりしながらも、諦めずに乗り越えていく姿に胸が熱くなります。記憶がなくなっているはずなのに、祐樹と香織の間に確かにきずなが少しずつ築かれていくのも感動です。

そして、主人公の友達もいい味を出しています。ぶっきらぼうですが本当に祐樹のことを気遣い、時にははっきりとアドバイスし、祐樹を助けます。香織にも友達ができ、優しく香織を支えます。

読んでいて本当にさわやかになる漫画です。

そして最後は、感動の涙を流せる物語です。

喰う寝るふたり 住むふたり 日暮キノコ (著) コアミックス

喰う寝るふたり 住むふたり 日暮キノコ (著) コアミックス

アマゾン商品紹介 町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目。恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。そんなふたりに起こるちょっとした日常を男女両方の視点から描いた恋愛ザッピングストーリー。

レビュー

どんな話ですか? 交際10年、同棲8年目のカップルの日常について、男女両方の視点から描かれている作品です。長く付き合っているからこその阿吽の呼吸を感じつつも、年を重ねるとともに結婚、子供、食事、など日々の小さなすれ違いや問題が生まれていきます。それに対して、男の人ってこんなこと考えてたの?女の人ってこんなことを悩んでるんだ!と性別の垣根を超えたハッという発見があります。最終的にこの二人がどういう選択をするのか、ハラハラしつつ、ほっこりと読み進められる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? その漫画を初めて手に取ったのが、付き合って6年経ち、これから同棲や結婚をどうしようか?と悩んでいた時でした。

「喰う寝るふたり住むふたり」の主人公と同じ気持ちになって、みんな同じことで悩むんだ、絶対こうしないといけないっていう正解はないんだな、と自分の気持ちと向き合うことができたので、この漫画は同じように恋愛で悩んでいる人の心を少し軽くしてくれる気がします。いろんな考え方をもつ人物が出てくるので、男性女性、どんな人の恋の悩みに寄り添ってくれると思います。

LOVE SO LIFE こうち楓 (著) 白泉社

LOVE SO LIFE こうち楓 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 身寄りのない中村詩春(16歳)の、将来の夢は保育士さん! 夢を叶えるため保育園でアルバイト三昧だが、訳あって双子のベビーシッターをすることに。バイト先は爽やかが売りのTVアナウンサー・松永政ニの家だが…!?

レビュー

どんな話ですか? 身寄りのない主人公の女子高生は、施設で暮らしながら将来の夢である保育士になるために、保育所でアルバイト中。アルバイト先で出会った男性保護者に、双子のベビーシッターとして雇われます。双子の保護者は爽やかなイケメン人気アナウンサーで、姿をくらました兄に代わり一人で育児をしていました。外ではキリッとしていても、家では双子に手を焼きヨロヨロになる毎日。そんな彼をベビーシッターとして支える中で、お互いに意識はするのに年齢のこともあり、素直になれない二人。長い時間をかけて信頼と愛を育んでいきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 愛のあふれる内容で、心があたたまるからです。血のつながりがなくても、こんなに人に愛情を注げるのだなと感動します。叔父から甥姪への愛、男性から女性への愛、双子からベビーシッターへの信頼、女子高生の友情と、とにかく人を大切にする登場人物たちにほっこりした気持ちになります。人とのつながりって大切だな、素敵だなと感じました。人間関係が希薄な現代だからこそ、この物語の愛情で心を温めてほしいです。双子の日常も可愛らしくてたまりません。

団地ともお 小田扉 (著) 小学館

団地ともお 小田扉 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 単身赴任の父親がいる「ともお」は、今は母と姉の3人で団地に住んでいる。終業式の日、母に成績のことで叱られたともおは、夏休みの計画表を立てろといわれるが…。ちょっとおバカで微笑ましい小学4年生・ともおが繰り広げる毎日は、爆笑としみじみの連続!!団地住まいの小学生の姿を生き生き描く!!

レビュー

どんな話ですか? 小田扉が描く架空の枝島団地を舞台にした小学生4年生木下ともおが主人公のギャグ漫画。主人公のともおが友人と遊んだり、家族とお出かけしたり、団地のイベントに参加したいする日常を描く。たまには原始時代になったり、夢の中の話だったりするころもあるが、基本的には何気ない日常の中でのくすっとした笑いや、シュールな笑い、時にはSFじみた不思議話や小学生の目線ながら考えさせられる話もあり、面白いだけではなく、心に突き刺さる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 誰しもが通ってきた小学生時代を思い起こさせることが多い「あーやったやった、こんな遊び!」「あーいたいた!こんなやつ!」と懐かしい気持ちになりながら、「あの時の俺ってバカだったんだな~」と思いつつも漫画のともおたちの行動に爆笑できる。また、小学生ながらに幼馴染の死、同級生が家庭の事情で転校や、いつも行っていたお店が経営難で閉店など、子供にはどうしようもない現実も垣間見えて、その現実に子供なりに折り合いをつけていく様はせつなさを感じさせ、なんとも言えない気持ちになる。同じ小学生が主人公の漫画なら「ちびまるこちゃん」より日常の中のせつなさも描けている団地ともおをすすめたい。

クッキングパパ うえやまとち (著) 講談社

クッキングパパ うえやまとち (著) 講談社

アマゾン商品紹介 荒岩一味は金丸産業に勤めるごく普通のサラリーマンパパ。だけど、料理の腕はとびっきり!?第1巻のメニュー……イタリアン鍋/アイスクリーム/まるごと・ザ・カレー/スペシャルモーニング/イシダイの姿造り/特製ギョーザ/ヘルシー・クッキング/メンタイのり巻き/博多風トン骨ラーメン/アッサリ雑炊/スイートアップル/ベーコン

レビュー

どんな話ですか? 料理を作る事が大好きな会社員荒岩一味を主人公として、家族・同僚・近隣住民と「家庭料理」を絡めて絆を深める漫画となっています。荒岩=クッキングパパとして家庭で腕を振るう事で、子どもたちも自然と料理が好きになっていき、家庭で料理を作る事・友人たちをおもてなすことが出来るレベルに至りました。夫婦共働きで多忙を極めているものの、子育てに関しても愛情を持って接したことで、立派な大人に育っていくのもこの漫画の魅力と言えます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は食べるのが好きでクッキングパパを読み始めたのですが、この漫画を読むまではほとんど料理をしたことが無い・仮にした場合であってもかなりおいしくない出来でした。しかし、この漫画を読んで料理にチャレンジしたところ、手順に則って作っていけば失敗が少なくておいしい料理が作れるようになったので、料理をほとんどしたことが無い人にお勧めしたいと感じました。男性一人暮らしでも簡単に作れる料理を紹介している事が多いので、一度料理をして作る側の気持ちになってみるのも良いと思いました。

花田少年史 一色まこと (著) 講談社

花田少年史 一色まこと (著) 講談社

アマゾン商品紹介 近所でも一押しの悪ガキ・花田一路(はなだ・いちろ)少年。ある日、いたずらが過ぎ自動車に激突してしまう。幸いにも九死に一生を得たがこの事故以来、頭に残った9針のキズと共にオバケが見えるというコワ~イ能力まで得ちまったからたまらない。

レビュー

どんな話ですか? 昭和は舞台で、近所でも有名な悪ガキ少年花田イチロが、母親と喧嘩して自転車で家を飛び出し、交通事故に遭い生死をさまようが、後頭部に抜い跡は残ったが、助かる。それからというもの、イチロはお化けが見えるようになってしまう。イチロの前に現れるお化け達は、イチロにお願いばかりしてくる、この世に未練を残したお化けばかり、イチロは嫌々ながらも、様々なお化け達の願いを叶えるべく奮闘する笑いあり、涙ありの感動作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 悪ガキイチロがお化けの願いを叶えるべく奮闘するのですが、お化け達の願いは、親と子の絆、動物達との絆を、人と人との絆の大切さや、切なさを其々の話の中で描かれていて、涙なしでは読めないほど、感動できます。それだけではなく、主にギャグ要素が強いので、楽しみながら、感動できるので、かなり惹きつけるられます。様々なお化けを通して、色々と考えさせられますし、クライマックスも、イチロ自身の親子の絆と重なるように描かれていて、最後まで満足のいく作品だと思います。

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠 (著) スクウェア・エニックス

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 30歳まで童貞だったので、魔法を使えるようになってしまった安達は、「触れた人の心が読める」という地味な魔法の力(スキル)を持て余していた。そんなある日、仕事の出来る同期のイケメン・黒沢の心を読んでしまう。黒沢の心の中は、安達への恋心でいっぱいで――!? Twitter&pixivで大人気のマンガがついに書籍化! 40ページ以上の描き下ろしを収録。爽やかイケメン→→→拗らせ童貞による好意が丸見え純愛(ピュアラブ)BL、ここに爆誕。
※デジタル版限定特典:描き下ろしマンガ1P収録

レビュー

どんな話ですか? 30歳になるまで誰とも付き合ったことの無い主人公、安達清は30歳の誕生日の日に突然人に触れると心が読めてしまうという魔法に掛かってしまう。都市伝説だと思っていたのにかかったので焦っていたけど、人に極力触れなければ心を読まなくて済むことに気づき気をつけて生活をするようになります。そんなある日満員のエレベーターで、会社一のイケメンで仕事のできる黒沢優一に触れた際、まさかの自分に好意がある事を知ってしまい・・・という物語です
なぜその漫画をオススメしたいですか? 豊田悠先生の書かれる心情表現が素晴らしいです。安達は自分に自信がないですが、黒沢の心を読んでいると、普段から安達は仕事が出来るし丁寧だしなど安達のことを評価していつも見ていてくれているんだと知って嬉しい気持ちになります。ですが安達はノンケなので黒沢の気持ちにはすぐ答えられるはずもなく距離をとってみたり近づいてみたりの葛藤があります。そんな感じで関係を育みながらの黒沢の告白には胸を打たれました。やさしい気持ちになれる漫画です

久住くん、空気読めてますか? もすこ (著) スクウェア・エニックス

久住くん、空気読めてますか? もすこ (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 学校一のモテモテ女子高生・佐倉えりか。クラスでは「高嶺の花」として扱われ、羨望のまなざしを受ける彼女だが、最近は空気を読まない地味男子・久住くんが気になる様子で…。決して交わることのない二人が恋に落ちたとき、片想いはギャグへと変わるっ! 胸キュン必至の新感覚・非接触ショートラブコメ第1巻!

レビュー

どんな話ですか? 学校一のモテ女子高生の佐倉えりかは、学校一地味で空気の読めない男子高生の久住くんのことが、なぜか気になってしまう。

えりかは、そんな自分の気持ちを認めでいないが、周りにはバレバレ。久住くんも知ってか知らないでか空気を読めずに小鳥を相手に話しかけててばかり。

そんな決して交わることのなさそうな2人だが、徐々に距離が縮まっていき、ついには恋に落ちていき付き合うことに。その後も色々とすれ違ったりしながらも、上手くやっていき卒業をむかえる。

ギャグあり胸キュンありのラブコメディ。

なぜその漫画をオススメしたいですか? モテ女子高生と地味男子高生と対照的な2人がどうやって付き合っていくのか、とにかく笑いあり胸キュンありで終始楽しめます。

モテ女子高生が地味男子高生を好きになるという展開が新鮮でガツガツせずゆるい感じで進んでいき最初から最後まで飽きることがありませんでした。

また、見た目は超怖いが性格は超優しい榛名やえりかを狙う学校一モテ男の三咲、超天然女子高生などの個性的なキャラ達も交えて、いっそう面白さが増している。

 

働かないふたり 吉田覚 (著) 新潮社

働かないふたり 吉田覚 (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 作者の個人ブログで圧倒的支持を得たニート兄妹漫画が待望のコミックス化!! マイペースで対人恐怖症の妹・春子と、インテリなうえに友達もいる“エニート”な兄・守。社会のすみっこに生息する、絶滅危惧種的な仲良しアホ兄妹によるぐーたら日常漫画。大きい声では言えないけれど、この兄妹ちょっとうらやましい?

レビュー①

どんな話ですか? 無職の兄と無職の妹が織りなすギャグ漫画です。

初期の方はただ家でTVみてゲームをしているだけなのですが、兄妹のほっこりする自虐ネタがとても面白いです。

最初は兄、妹、父親、母親しか出てきませんが、話が進むにつれて兄妹と周りの友人が増えていき、各登場人物の意外な過去が分かったりと

ギャグ漫画だけど続きが気になる感じです。

最新刊辺りになるとたくさんキャラクターが出てきてわちゃわちゃする感じでキャラクターの成長も楽しめます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 偶然書店で見かけて何となくタイトルに惹かれて購入してみたのですが、思いのほか面白くハマりました。

面白すぎて一気に21巻買ってしまったほどです。

現在、コロナ渦で殺伐とした世の中なので、一人でも多くの人がこの漫画を読んでほっこりしてくれればと思います。

自分の境遇を悲観する人が多いですが、無職だけど卑屈にならない主人公達に勇気を貰える人は多いんじゃないかと思います。

今の時代だからこそ多くの人に読んでほしい作品だと私は思います。

レビュー②

どんな話ですか? ニートの兄妹が、過ごす日々を映し出した「ほのぼのギャグ漫画」です。

妹は、おっちょこちょいで人見知りな性格。兄は、頭が良いけどなぜかニートをしています。

読み始めると最初は、妹萌えを狙ったくだらない漫画と思う人が大多数でしょう。

しかし、読み進めていくにつれ、自身の人生について考えさせられます。

登場人物は、皆キャラが濃く、ふざけている人が多いけど

誰もが、家族、友人のことをとても大切に思っています。

自分も誰かが困っている時、この人たちのような行動をできるだろうかと考えさせられます。

いろんな悩みを持った人が現れますが、ニートの二人が、どうやって勇気づけていくか、楽しみになります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 基本的に、1話完結型で進んでおり、忙しい人でも、読みやすいです。

また、多くは、ニートの二人がふざけている日常を切り取ったマンガなので

何も難しく考えず、スラッと読めてしまいます。

でも、そんなほのぼのとした話から、急に心に響く言葉や行動があるので、ともて印象に残ります。

この漫画を読んだら人生が変わるというのは、言い過ぎですが

これからは、もっと家族や友人を大切にしようと、優く、きれいな心になるでしょう。

レビュー③

どんな話ですか? 賢いのに働かない兄・守と対人恐怖症の妹・春子の日常を描いたギャグ漫画です。働かず、学校にも行っていないいわゆるニートの兄妹が毎日のんびりゲームをしたり友達と遊んだりする日常をほのぼのタッチで描いています。彼らの日常はかなり脱力系です。夜中におにぎり持参で星を見に行ったり、近所の猫マップを作ったり、あえてクソゲーをやってみたり。たいしたことはしていないふたりなのですが、日常を全力で楽しんでいる様子は読んでいて癒されます。

働いていないのに妙に高いコミュニケーション能力を発揮する守がときどき真理というかいいことを言うので、心にぐっとくることもある不思議な漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ニートの守と春子は時間を気にせず、お金をかけず、家の中や近所で夢中になって遊ぶ天才です。ばかばかしいけど楽しい、そんな毎日の楽しみ方を知っているふたりは現代人にとっての癒しです。この漫画を読んでいると、ふたりと一緒にのんびりと休日を過ごしているような気がしてきて、とてもリラックスできます。忙しい現代人ですが、子どもの頃のように遊ぶことができたら最高の休日ですよね。

ふたりの周りに描かれる両親や友人のキャラクターも魅力的です。ニートであることを心配しつつ仲の良い両親や、社畜生活に疲れながら休日はニートの兄妹と全力で遊ぶ友人など。全てのキャラクターが愛をもって描かれているところもこの漫画の魅力です。とにかく癒されます。

レビュー④

どんな話ですか? 働いていないニートの兄妹が主人公で、その友達やご近所さん、家族とのお話です。

鬱々としていたりシリアスな話ではなく、ひたすら二人をとりまく日常の一コマが綴られています。

とても人見知りだけど思いやりがあってお茶目な妹・春子と友達もいて頭が良くユーモアのある兄・守の日常を見ていると、働いていなくても、ずっと変わらない二人に救われた人がたくさん出てきます。

友達、同僚、部下、退職したおじさんなど脇役の一人一人にストーリーがあり、キャラクター全員が魅力的です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 戦ったり、負けたり勝ったり、ひたむきに努力していたりといった特別なことは出てこない漫画です。

読んだ後に心がちょっと温かくなる日常の一コマが書かれていて、辛くても働かないといけない、逃げ道がないと思っている時に肩の力を抜いてくれる作品です。

仕事や人間関係に悩んでいる人は多いと思うので是非読んでみてほしいです。