となりの関くん 森繁拓真 (著) KADOKAWA

となりの関くん 森繁拓真 (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 ドミノ、折り紙、避難訓練、そしてネコ……。多種多様にしてその展開はナナメ上。謎の男子生徒・関くんの遊びは、なんでもない机の上を遊園地に変え、隣の席のマジメ女子・横井さんを魅了する! ……授業中なのに。静かな授業中の教室という限定空間で展開する、ときどき超展開、ときどきシュール、ときどきほっこりな閉鎖空間コメディ登場!!

レビュー

どんな話ですか? 高校生である「関くん」が前田くんという身長の高い男の子の背中を死角に使って、授業中に遊ぶコメディ漫画。

基本的に「関くん」の隣の席である「横井さん」の視点で描かれており、「関くん」は喋らない。「横井さん」は関くんが授業中に遊ぶことを防ぐために先生に言いつけたりしようとするがことごとく失敗している。

言いつけようとしているが時々「関くん」の遊びが気になってしまい、先生に注意されてしまう。「関くん」が遊んでいると主張しても「関くん」は驚くべきスピードで遊び道具などを片付けてしまい、結局ばれないのである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? このような内容の漫画は今まで類を見ず、誰しも授業中に遊びたいなという欲求を見事に達成している関くんを見るととても面白く、頑張って関くんのことを言いつけようとする横井さんをどうやって回避するのかというところは見どころである。話が進むにつれて関くんの遊び道具に頻繁に出てくる「ロボット家族」にはストーリー性があり、次はどのような形で出るのかなども面白い点だ。関くんの遊びは基本的には教室で行うがたまに違う場所でやる遊びも新鮮味がある。そして四季も織り交ぜながら描かれるので季節によって遊びが変わるのもまた一つの楽しみになっている。

いつかティファニーで朝食を マキヒロチ (著) 新潮社

いつかティファニーで朝食を マキヒロチ (著) 新潮社

 

アマゾン商品紹介 28歳の東京で暮らす佐藤麻里子は、編集者の創太郎と7年同棲していたが、そのだらしない生活に幻滅。豊かな朝ごはんを楽しむ家庭で育った彼女は、恋人と別れ、自らの朝食を見直し、新たな生活をしようと決意するのだった! グッドモーニングカフェ、築地の和食かとう、ル・パン・コティディアン、七里ヶ浜のbills……など、実際の美味しい朝食のお店を巡りながら「朝食女子」たちの姿を描く新感覚ストーリー、いよいよスタート!

レビュー

どんな話ですか? 4人のアラサー女性の日々の奮闘物語。あらすじ自体は非常にシンプルです。朝食がストーリーの軸になっていて、実在する店舗で食事をするシーンがたくさん出てきます。それぞれ悩みを抱えながら生きていても、ゆっくり穏やかに朝食を取る時間があれば、大概のことはどうにか乗り越えられる、というメッセージが込められた漫画です。食べ物の香りや食感、湯気の温かさ、朝の軽い空気を感じることができ、読後は清々しい気分になれます。決して重くなく、あまり深く考えずに読める漫画だと思います。
なぜその漫画をオススメしたいですか? シンプルなストーリーに、温かさがたくさん詰まっている気がしてオススメしたい漫画の一つです。ネットでレビューを見ると、低い評価のものも多くびっくりするのですが、個人的には読むと人生ってシンプルだなと思えてリフレッシュできます。美味しいものを好きな人と食べること、このシーンがたくさん出てくる漫画で、見ていて幸せになります。わたし自身も、食事を大好きな人と囲むと大概の悩みは小さくなります。また気分が良い時は食事をすることでさらに気分が盛り上がったり。食べるという行為が持つ温かい力を何度も見られる漫画でオススメです。

きょうの猫村さん ほしよりこ (著) マガジンハウス

きょうの猫村さん ほしよりこ (著) マガジンハウス

アマゾン商品紹介 主役は猫の家政婦「猫村ねこ」。昔かわいがってくれた坊ちゃんを探すべく、犬神家に奉公することになるが・・。家庭崩壊しつつある一家を猫村さんが救う!えんぴつの線画がほのぼのとした味わいをかもし出す。

 

どんな話ですか? ネコの猫村ねこはとても家事が得意で料理上手な猫です。人間のように歩くこともできますし、言葉も話せる猫です。そんな家事上手を生かして働くために家政婦紹介所「村田家政婦」の求人に応募することになりました。そして、お金持ちでしっかりとした家柄の犬神家で住み込みで働くことになりました。ずっと昔にひとりぼっちだった自分を拾ってくれて別れてしまった「ぼっちゃん」といつかあえることを心待ちにして必死で仕事を頑張る姿を描いたほのぼの漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 鉛筆でふんわりと描かれたイラストは心を落ち着けてくれますし、猫村さんが健気ですごくかわいいです。ちょっとおっちょこちょいなところもありますが、家事がすごく上手な猫村さんはとても魅力的ですし癒されます。得意料理はネコムライスなど人間っぽいのですがちゃんと猫だったり、くすっと笑えるところがところどころでてきてハマってしまいます。脱力系の漫画なので、疲れている時に読むとなんだか優しい気持ちにさせてくれます。

の、ような。 麻生海 (著) 芳文社

の、ような。 麻生海 (著) 芳文社

 

アマゾン商品紹介 それは人生の劇的変化…。一人暮らしの希夏帆の前に恋人・愁人が連れてきた二人の少年。二人は愁人の親戚で両親を失ったばかりの兄弟だという。希夏帆の家で生真面目な中学2年生の冬真、天真爛漫な5歳の春陽、そして愁人の4人は同居生活をすることに。戸惑う日々の中、彼らの新たな関係が始まる――。

 

どんな話ですか? 一人暮らしの希夏帆の前に恋人・愁人が二人の少年を連れてきます。彼らは愁人の親戚で両親を失ったばかりの兄弟です。

希夏帆の家で生真面目な中学2年生の冬真、天真爛漫な5歳の春陽、そして愁人の4人は同居生活をすることになります。

彼らの新たな生活が始まり、戸惑いながらもお互いの距離を縮めていく生活は家族のカタチをつくっていきます。

日々の家事は勿論、クリスマスや年末年始、幼稚園でのミニ事件をはじめとして、優しさや温かさを感じる物語です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? クリスマスのプレゼントや幼稚園のイベントなど、親がしてくれた様々なことを思い出し、感謝の気持ちが湧き上がるため。

育児の場面でぶつかる様々な困難にも、手探りながらも向き合おうとしていく登場人物に心を打たれ、自分自身も頑張ろうと思う。

特に、希夏帆は不器用ながらも頭の回転が早く、理不尽なことには理路整然と意見を述べ、他人の子どもに対しても真っ当な意見を伝えます。現実世界では中々難しいことではありますが、勇気をもらえます。

のんのんびより あっと (著) KADOKAWA

のんのんびより あっと (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 田舎にある学校「旭丘分校」には、小中合わせて生徒は5人のみ。みんな家の鍵は閉めないし、たぬきはよく出るし……どこか不便だけど、でも何だかんだで気ままに過ごしている。『こあくまメレンゲ』のあっと先生が描く、ド田舎の学校に通う少女たちのまったりライフ。待望の第1巻登場です!

 

どんな話ですか? 田舎を舞台にした物語です。親の仕事の関係で東京の学校から、とある田舎の小学校と中学校が併設された学校に転校してきた一条蛍。転校してきた学校では全校生徒が合わせて5人しかいなかった。信号がない道路には牛が横断していたり、バスは5時間に一本しかこない田舎では宮内れんげ、越谷夏海、越谷小鞠、越谷卓らと過ごす日々が待っていた。個性的なキャラクターたちが描く、ギャグあり、ちょっぴり感動もあるのんびり田舎漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 出てくるキャラすべてがかわいいです。様々な世代が混ざり合って織り成すのんびりライフを読んでいるだけで体験することができます。田舎に住んでいたことがある方は懐かしく、都会に住んでいる方は田舎に住みたいと思えるような漫画です。全校生徒が少ない学校でもこんなに楽しい毎日があるということが分かります。外で遊ぶということが少なくなってきている今の社会に、自然を感じながら仲間達と外で遊ぶことの楽しさを伝えてくれる漫画なのでとてもおすすめです。

ゆるゆり なもり (著) 一迅社

ゆるゆり なもり (著) 一迅社

アマゾン商品紹介 旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらくぶ」の活動を続ける、悪の4人組。正義の生徒会は、ならず者どもを一掃するためについに重い腰を上げたのだった…という展開ははっきり言って全くない、まったりコミック第1巻が登場。愛が溢れまくりで、明日からも元気に生きて行けること請け合い。よ~し、パパ二度寝しちゃうぞ~!!

レビュー

どんな話ですか? ごらく部という学校非公認の部活でただただお茶を飲んでダラダラしている4人の女子中学生と、比較的真面目に業務をこなしている5人の生徒会をメインにすえたショートギャグ漫画で、ごらく部と生徒会でプールに行ったり、いろいろな人物の組み合わせでストーリーが展開していきます。主人公あかりはこの中では存在感が低いキャラクターとして作中で扱われているところもポイントです。また、中学校を舞台としているストーリーながら3年生は生徒会長しかレギュラーキャラがいないのも面白いところです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作品が非常に自由自在に展開しており、出版社の親会社が買収されて大きな会社になった際にはメインキャラクターの制服が実際のホログラムになったり、(電子版では再現されず)アニメ化が決定した際に登場人物でグッズ化について会議をしたり、4コマ漫画になったり、作中で年が進まないことが判明するなど予測のつかない展開が非常に面白く、キャラクターが非常に可愛らしく背景も非常に美しくなっているところも大きなおすすめポイントです。

はたらく魔王さま! 柊 暁生,和ヶ原 聡司, 029(著) KADOKAWA

はたらく魔王さま! 柊 暁生,和ヶ原 聡司, 029(著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 勇者に打ち砕かれて異世界へ撤退した魔王サタンがたどり着いた先は、東京都渋谷区笹塚だった!? 再び侵攻する力をたくわえるため、魔王改め真奥貞夫は、今日も幡ヶ谷駅前のマグドでアルバイトに励むっ!

レビュー

どんな話ですか? 異世界からやってきた魔王様。東京に実際にある幡ヶ谷にこの魔王様は従者のアリシィエルこれはのちの芦屋四郎となのる青年になり、魔王様はまほうさだおと名乗ることになります。この魔王を倒した遊佐恵美と名乗る勇者エミリアは、マグロナルドのバイト帰りにあい傘を貸し出されます。そして魔王の正体が判明し、ナイフで魔王に襲いかかるも警察に痴話げんかと間違えられ、そこからアパートやバイト先でも様々なトラブルが始まります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 魔王というからなにかドラクエみたいな感じなのですが、どこにでもいる青年というのが親睦感があり読みやすい漫画だと思います。今では珍しい好青年という感じがします。これはアニメ化にされ現在も連載中で、アニメでは4巻あたりまでが放映されていました。実はアニメの方から見て本を見たというのが私の最初だったように思います。どこにでもいるような若者の暮らしが何気に親近感があるような漫画でほのぼのとします。戦闘もやるのでそれなりに白熱します。

ニコイチ 金田一蓮十郎 (著) スクウェア・エニックス

ニコイチ 金田一蓮十郎 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 須田真琴はごく普通のサラリーマン。ところが息子・崇の前では女装して優しいママを演じていた。青春を女装と育児に捧げた男のワケあり二重生活コメディー!

レビュー

どんな話ですか? 主人公は須田真琴という男性。妻と死別して、妻の遺した血のつながらない息子のために女装をして母親のふりをしながら暮らしており、女性の服装で家を出て、出勤途中で男の姿に戻って会社で仕事をして過ごすという毎日を送っていた。ある日、通勤途中でいつも見かけていた可愛い女性が痴漢にあっているところを女性の姿で助けたことから知り合いになり、そのまま女性同士の友達に発展していくが、彼女のことが男性として好きなのでどうすれば…という状況で進んでいくストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者はハレのちグゥでも有名な金田一蓮十郎さんで、この方が描くキャラクターがどれも本当に魅力的です。

まず女の子が可愛い。ヒロイン役で出てくる菜摘さんは顔が可愛くて巨乳で下品ではないいやらしさがあって、女性から見ても本当にかわいいです。あとは子供が可愛い。主人公の息子の崇くんは素直ですれていなくて、性格もやさしくて良い子です。そんな菜摘さんと崇くんと過ごす真琴さんも、ちょっと頼りない感じが魅力的です。そして何より話が面白いです。主人公サイドの話もあれば、崇くんを取り巻く子供の世界の話もあり、どのストーリーもちゃんと後につながっていてどんどん読めます。

悪魔のメムメムちゃん 四谷啓太郎 (著) 集英社

悪魔のメムメムちゃん 四谷啓太郎 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 ある日高校生・ひょう太のもとに現れた悪魔・メムメム。男を誘惑して魂を奪うためにやってきたが、幼児体型や押しの弱さから、全然上手くいかなくって…!? この悪魔、ポンコツすぎてほっとけない!! 話題沸騰中のダメっ娘コメディ第1巻!

レビュー

どんな話ですか? ポンコツで幼児体型の悪魔のメムメムちゃんが魂を取るために人間界でいろいろ問題を起こしたり世界を救ったりするギャグ漫画。

ひょう太という高校生のもとにメムメムちゃんが魂を取るためにやってくるが、全然エロいことができないので魂を取ることができず、その後何度もひょう太の家にやってきてそのうち居候する感じになる。エッチなことが怖くてできないメムメムちゃんにそれを強制しないでくれるひょう太の存在が新しく、エロい話なのに暖かい気持ちになれる話もあって良い作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? エッチなことをして人間から魂を取る悪魔、という設定から普通は男性向けの話になるのに、主人公が全然エロくないのでさらっと読めて女性の目線からも笑うことができるすごく希少な漫画だと思います。

また、画風がとてもポップで可愛く、書き込みも細かいので、コマをじっくり観察するだけでも発見がありとても楽しいです。

ジャンププラスのアプリで初回無料で読めます。しかし、絵がとても可愛いので単行本で揃えるのを非常におすすめします。カバー裏の絵もとても可愛いです。

一週間フレンズ。 葉月抹茶 (著) スクウェア・エニックス

一週間フレンズ。 葉月抹茶 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 「でも、私…トモダチの記憶、一週間で消えちゃうの――。」いつも一人ぼっちでいたクラスメイト・藤宮香織の告げた事実。主人公・長谷祐樹は、それでも香織と友達になりたいと願う。一週間の記憶を綴って、巡って、二人はトモダチになっていく。何度も、何度でも――。「トモダチ」巡る青春グラフィティ、はじまります。

レビュー

どんな話ですか? 主人公の長谷祐樹は、高校で同じクラスの藤宮香織が気になっていて、友達にさらには恋人になりたいと思っていました。

でも藤宮さんは誰も寄せ付けず、クラスでも浮いているような存在です。

そんな時、祐樹にチャンスが訪れます。一緒にクラスの仕事をする機会が巡ってきました。

積極的にアプローチする祐樹。そのかいあって徐々に親しくなることができました。でも金曜日に驚くことが告げられます。

「楽しかった記憶。月曜日には消えちゃうの。もう私に話しかけないで。」

ショックを受ける祐樹、それでも祐樹はこう答えます

「それでも俺は藤宮さんと友達になりたい」

次の月曜日、本当に祐樹との思い出を忘れてしまった香織に、勇輝はもう一度こう告げます「藤宮さん、俺と友達になってください」

それから二人は友達の力も借りて、記憶の問題と戦っていきます。

時に挫折し、時に悩みながらも、一途な思いで乗り越えていきます。

そんな青春友情、恋愛ストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 重いテーマを扱っていますが、絵もかわいらしく、重くなりすぎずに読むことができます。

記憶という問題に主人公祐樹とヒロイン香織が、何度のもくじけたり挫折したりしながらも、諦めずに乗り越えていく姿に胸が熱くなります。記憶がなくなっているはずなのに、祐樹と香織の間に確かにきずなが少しずつ築かれていくのも感動です。

そして、主人公の友達もいい味を出しています。ぶっきらぼうですが本当に祐樹のことを気遣い、時にははっきりとアドバイスし、祐樹を助けます。香織にも友達ができ、優しく香織を支えます。

読んでいて本当にさわやかになる漫画です。

そして最後は、感動の涙を流せる物語です。