アシガール 森本梢子 (著) 集英社

アシガール 森本梢子 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 速川唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯で恋愛にもオシャレにも関心がないぐうたら女子高生。何の目標もなくなんとなく過ごしていたある日弟の尊がつくったタイムマシンでうっかり戦国の世へ。そして人類史上初の足軽女子高生が誕生した──!

レビュー

どんな話ですか? 現代の高校生が、戦国時代にタイムスリップして、戦国武将と恋をするという物語です。主人公は高校生の女の子です。その女の子の弟は、とても優秀で、タイムスリップできるマシーンを作ってしまいました。そして、誤ってその主人公の女の子が戦国時代にタイムスリップをしてしまいました。そして、そこで出会った戦国武将の男の子に一目惚れをしてしまい、何とか一緒にいようと努力し、足軽に伏して、駆け巡ります。そしてそこからその戦国武将の男の子と恋に落ちる物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ファンタジーとコメディーが合わさったような恋愛漫画なので、楽しい気持ちで読むことができます。こんな事はありえないだろうと言うような話なので読んでいて元気も出ますし、笑いどころが満載です。特に主人公の女の子が、いつでも一生懸命に、戦国武将の男の子を振り向かせようと努力したり、命を守ろうと懸命に努力したり、一途な想いが伝わってきて、キュンキュンする場面もあります。少女漫画が好きな人、元気をもらいたい人にはお勧めできる少女漫画だと思っています、

テニスの王子様 許斐剛 (著) 集英社

テニスの王子様 許斐剛 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 テニスの名門校・青春学園中等部に入学してきた越前リョーマ。アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持ち、天才少年と呼ばれるリョーマだったが、青学テニス部には、1年生は夏まで大会に出られない規則があり…!?

レビュー

どんな話ですか? 天才テニス少年越前リョーマが入学した青春学園中等部のテニス部が、全国大会優勝を目指す漫画です。部内のレギュラー部員決め、都大会、関東大会そして全国大会までの道のりが描かれています。もちろん主人公視点の漫画ですが、その仲間たちである個性が強すぎな青春学園のテニス部員たちにもスポットが当てられ、それぞれが成長していく姿を追っていけます。全国大会優勝へ進むにつれ、ライバル校も増え、相手もとても強い人ばかりになります。そんな中、リョーマや青春学園テニス部の皆はどのように乗り越えていくのかが見所です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ライバル校も含めキャラ達が個性豊かです。キャラ数が多いにも関わらずキャラ被りが無いのが魅力的な点です。また、主人公の学校はもちろん、ライバル校のキャラ達が抱えている想いや優勝を目指す理由なども描かれているので、自分の好きなキャラや応援したい学校が見つかります。ファンブックが分厚いだけあって、鞄の中身や足の長さ、親の職業まで各キャラの細かいプロフィールが設定されています。

テニスのルールがわからなくても、テニスのインストラクター経験を持つ作者が描く試合展開に引き込まれます。その試合をまるで目の前で観ているかのように読み入ることができるのもオススメしたい点の一つです。技もかっこいいものから笑えるものまで幅広く、ゲームになるくらいです。お話もテニスだけではなく日常を描いたものやネタ回もあるのでスラスラ読めます。

現在は「新テニスの王子様」という全国大会後でワールドカップを目指していますが、まずは原点のテニスの王子様(旧テニ)を読んで世界観を味わって欲しいです。

少しズレるのですが、テニスの王子様はキャラソンも多く、漫画を読んでいるとキャラソンも楽しめます。キャラの強い個性がさらに強調されているものから、漫画の中の試合がピックアップされたもの、さらに相手キャラ視点の曲まであるので楽しさや感動が増えます。

capeta 曽田正人 (著) 講談社

capeta 曽田正人 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 幼い時に母を亡くした平勝平太(通称・カペタ)は、仕事が忙しい父に対して、気丈にふるまうものの、友人の安藤伸(通称・ノブ)や鈴木茂波(通称・モナミ)と遊びながら、退屈な日々を過ごす小学4年生。カペタの唯一のあこがれといえば、かっこいいクルマ…。そんなある日、父が仕事先から持ち帰った“ある物”が、カペタの運命を大きく変え、彼を未来の“戦場”へと導いていく!! 熱闘レーシングロマン、堂々の幕開け!!

レビュー

どんな話ですか? 幼くして母親を失くし父親と2人で生活している少年がプロのレーシングドライバーを目指していく漫画です。父親が息子である平勝平太(カペタ)に廃材からレーシングカートを作って遊ばせる事がきっかけとなり、カペタはモータースポーツの世界へと興味を持つようになります。モータースポーツの世界はお金がかかるので決して裕福ではないカペタの家庭では、他のライバル達と金銭面的にも不利な状況になります。それでも諦める事無く頑張ってプロのレーシングドライバーを父親と二人三脚で目指していく姿に感動する漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ただの主人公が活躍する漫画ではなく、父と子供の親子関係を描写しているシーンが感動できるので見終った時に自分も頑張ろうと思える作品です。困難があると誰でも自分の夢を諦めてしまいがちですが、どんな困難が訪れても父親と息子がお互いに頑張っていく姿に胸を打たれます。モータースポーツの世界で頑張っている息子を見て父親も仕事は大変なのですが、息子の夢の為になんとかしてスポンサーを付けようと金銭を工面していくシーン等も親の子供への思いが見えて感動します。

久住くん、空気読めてますか? もすこ (著) スクウェア・エニックス

久住くん、空気読めてますか? もすこ (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 学校一のモテモテ女子高生・佐倉えりか。クラスでは「高嶺の花」として扱われ、羨望のまなざしを受ける彼女だが、最近は空気を読まない地味男子・久住くんが気になる様子で…。決して交わることのない二人が恋に落ちたとき、片想いはギャグへと変わるっ! 胸キュン必至の新感覚・非接触ショートラブコメ第1巻!

レビュー

どんな話ですか? 学校一のモテ女子高生の佐倉えりかは、学校一地味で空気の読めない男子高生の久住くんのことが、なぜか気になってしまう。

えりかは、そんな自分の気持ちを認めでいないが、周りにはバレバレ。久住くんも知ってか知らないでか空気を読めずに小鳥を相手に話しかけててばかり。

そんな決して交わることのなさそうな2人だが、徐々に距離が縮まっていき、ついには恋に落ちていき付き合うことに。その後も色々とすれ違ったりしながらも、上手くやっていき卒業をむかえる。

ギャグあり胸キュンありのラブコメディ。

なぜその漫画をオススメしたいですか? モテ女子高生と地味男子高生と対照的な2人がどうやって付き合っていくのか、とにかく笑いあり胸キュンありで終始楽しめます。

モテ女子高生が地味男子高生を好きになるという展開が新鮮でガツガツせずゆるい感じで進んでいき最初から最後まで飽きることがありませんでした。

また、見た目は超怖いが性格は超優しい榛名やえりかを狙う学校一モテ男の三咲、超天然女子高生などの個性的なキャラ達も交えて、いっそう面白さが増している。

 

寄生獣 岩明均 (著) 講談社

寄生獣 岩明均 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 シンイチ…『悪魔』というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物。高校生・新一と、彼の右手に誤って寄生したミギーは互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物との戦いを始めた。

レビュー①

どんな話ですか? 地球外から謎の生命体が飛来し、その生命体が人間の脳に寄生し、寄生された人間は脳や体すべてを完全に謎の生命体に乗っとられてしまいます。謎の生命体に乗っ取られた人間は、他の人間たちを食すことで生き延びることになるのですが、謎の生命体が飛来して脳を寄生されそうになった主人公がその場であがらい、右腕に寄生されます。右腕だけを乗っ取られた主人公と右腕の相棒が、脳をうばわれた人間たちとたたかう話です。

人間が生きる意味を教えてくれる漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーの中で主人公は母親や、自分を慕ってくれた女性、学校の仲間などを殺されてしまいます。その苦しみや悲しみを乗り越える場面、強く生きることの難しさなどを考えさせられます。

また、謎の生命体がなぜ地球に飛来し人間を食すのか?今まで人間が地球の支配者面して生きていたことを考え直させられる話となっており、他人を含めすべての生き物や、地球にたいしての思いやりを持てせてくれる話だと思います。自分の人生観を大きく変えてくれた漫画でありました。

レビュー②

どんな話ですか? 舞台は現代である日、人間に寄生してその頭部を乗っ取り、その人間になり代わり同種である人間を食料とする寄生生物(パラサイト)が現れ水面下で被害が増えている中で、主人公泉新一もパラサイトの幼虫に襲われたが、本人の気転により、頭部を奪われる事はなかったが、右手をパラサイトに乗っ取られた。乗っ取られた右手はミギーと名付けられ、新一とミギーの奇妙な共生関係が始まったが、パラサイトと人間の争いに否応なく巻き込まれていく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 現在の環境問題を鑑みるに当たり前の話だが、その根本的な原因は人間であり、その人間を排除しようとする話で、人類を排除を考える勢力と人類の争い、という話であればテンプレートと言えなくもないが、その深掘りが深く、パラサイトが人類社会の中で徒党を組み、より自分立ちに都合の良い居場所を作成する様やそれに立ち向かいパラサイトを一方的に殺していく人類、果てに人間にもパラサイト側に立つものが出てくるなど、話が面白い。一番面白く感じたのは、人類が初めて別の知的生命体を隣人として持った際、その隣人を通して人という生き物を考える、もしくは見せる姿が俊逸である。

ドメスティックな彼女 流石景 (著) 講談社

ドメスティックな彼女 流石景 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 高校生・夏生は明るくて人気者の教師・陽菜にかなわぬ恋をしていた。だが、合コンで出会った陰のある少女・瑠衣と関係をもってしまう。そんなとき、父が再婚することに。相手が連れてきた子供が、なんと陽菜と瑠衣で!? カゲキな新生活が今、始まる!

レビュー①

どんな話ですか? 主人公「藤井夏生」は友人に誘われ合コンに参加します。

合コンの雰囲気に馴染めなかった夏生はカラオケのドリンクコーナーで同じく合コンに馴染めていない「橘瑠衣」と出会います。

瑠衣は夏生に自分と近い何かを感じたのか、その日に夏生を自宅に上げ体の関係を持ちます。

夏生の父は再婚する事になり再婚相手の娘二人のうち一人がまさかの瑠衣でした。

そしてもう一人の女性は夏生が好意を抱いている学校の先生「橘ひな」だったのです。

瑠衣は夏生の高校に転入しますが最初は馴染めません。それを心配してサポートする夏生の優しさに瑠衣は心を開いていきます。

そうして夏生と姉妹の複雑な関係が始まります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 何と言っても主人公やヒロインの心理描写が巧妙で感情を揺さぶられます。

1巻から怒涛の展開で話が進むごとに複雑な人間関係が多くなっていくのでダレる事が無いです。

好きだった人が家族になってしまい、ダメだと分かっていても諦める事ができない夏生の葛藤と

その思いに気づいた瑠衣とひなの三角関係など読んでいて常に先を知りたくなる面白があります。

人の裏の部分や感情が隠すことなく描かれていてリアルなところがおすすめです。

レビュー②

どんな話ですか? 男子高校生の藤井夏生は、美人教師の橘陽菜に対して一途な片想いをしていました。そんなある日、たまたま誘われた合コンで年齢の割に落ち着き払った少女の橘瑠衣と出会い、瑠衣の望みを聞いて夏生は童貞を捨てることになる。その後夏生の父が再婚話を持ち掛けてきたのだが、再婚相手の女性とともにやってきたのはなんと陽菜と瑠衣だった。2人が姉妹だと知り、夏生はとても驚く。父の再婚によって夏生と陽菜と瑠衣は一つ屋根の下で暮らす家族として一緒に生活することになるが・・・。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画がオススメなのは、あまりにも濃い人間関係の中で恋愛劇が繰り広げられるからです。主人公の夏生は義理の姉である陽菜に恋をしていて、義理の妹の瑠衣とも関係を持っています。この3人が家族として一緒に生活を送るというのですから、波乱の展開にならないはずがありません。

ただ人間関係だけを見るとドロドロなのですが、週刊少年マガジンで連載されていた作品だけあってかなり読みやすいです。物語が進んでいくと日常エピソードやこの3人以外の登場人物も絡んできますし、とてもおもしろい作品です。

ファイブスター物語 永野 護 (著) 角川書店

ファイブスター物語 永野 護 (著) 角川書店

アマゾン商品紹介 永野護のファイブスター物語。記念すべき第一巻。ラキシスとソープの物語。

レビュー

どんな話ですか? ファイブスター物語は、4つの恒星と彗星軌道の1つの遊星を有するクラウン銀河のジョーカー太陽星団を舞台とし、A.K.Dを頂点に「フィルモア帝国」や「コーラス王朝」など帝国や組織がゴーティック・メードによる攻防を繰り返し徐々に衰退していく星々の物語です。ファイブスター物語の主人公「アマテラスの帝」は、人智を超える万能の能力と不滅の肉体を有しA.K.Dを統率するとともに騎士とバイバーの双方の能力有するツバイであることから他国との戦闘に参加することもありますが、星団を代表するゴーティック・メードのガーランドとして他国同士の戦場や旧友の星団最高のファティママイト「クローム・バランシェ」を尋ねるなど自由に飛び回り裏で星団の帝国や組織を意のままにコントロールします。しかし、天照は、全能である一方で精神的に弱く自分と瓜二つのファティマ「ユーパンドラ」にA.K.Dの執政を任せた結果、星団を大混乱に陥れ自領デルタ・ベルンの内乱発生を契機に星団を去ります。天照は、「運命の3女神」と称されるクローム・バランシェの最強ファティマ3人の存在と天照との関係には大きな謎があり、3人がギリシア神話で寿命の長さを決める3女神モライ「アトロポス・クローソー・ラキスシ」の名を冠している点がファイブスター物語最大の注目点です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ファイブスター物語は、「機動戦士Zガンダム」や「機動戦士ZZ」などの名作アニメーションのメカデザインを担当した永井護氏の漫画作品であり、1986年連載開始以来1000万部を売り上げると共に映画化もされている作品です。ファイブスター物語は、メカデザインに定評がある永井護氏の漫画らしく「ナイト・オブ・ゴールドシリーズ」や「S.S.I.クバルカン破裂の人形」など数え切れないほどのゴーティック・メードが登場するだけでなく、世間ではモビルスーツと認識されているゴーティック・メードのデザインが非常に凝っている漫画です。また、ゴーティック・メードのデザインでなく騎士やゴーティック・メードの操縦をアシストするファティマなどの設定や服装の細部まで追求し、火器の理論的な部分までこだわっているので非常に興味深いと思います。一般的な漫画では、通常行き当たりばったりのストーリーで連載が進めば進むほど矛盾が生じる事がありますが、ファイブスター物語は2004年・2013年に部分的に設定が変更されたものの連載開始時に結末までの設定が行われているのでストーリーに整合性があり読み込めば読み込むほど面白くなる漫画です。

捨てられた皇妃 iNA , Yuna KADOKAWA

捨てられた皇妃 iNA , Yuna KADOKAWA

アマゾン商品紹介 未来の皇后として育てられたアリスティア。しかしある日、異世界からやってきた少女 ・美優に皇后の座を奪われた上に、反逆罪に問われてしまい、儚く散り逝く―。
だが、目覚めたら9歳の自分に転生していた!?果たして、残酷な運命は繰り返されるのか――!?

レビュー

どんな話ですか? 韓国原作のファンタジー漫画です。主人公のアリスティア・ラ・モニークは侯爵の一人娘であり、“神のお告げ“のもと皇太子の伴侶である次期皇后として育てられました。しかし、“神のお告げ”は人間による解釈違いで、実際の皇太子の伴侶は別にいました。真の皇太子の伴侶の登場で、アリスティアは次期皇后から皇妃の座へ追いやられ、さらに皇太子(後に皇帝)から不当な扱いを受け、最終的に16歳で殺されてしまいます。しかし、アリスティアは生きて9歳の自分に転生します。彼女は二度と同じ人生を繰り返すまいと考え、過去のトラウマを乗り越えながら違った人生を歩むことを決意しました。次期皇后としてではなく、家を継いで騎士になろうと考え、訓練を積みます。そのなかで、転生前には認識していなかった親からの愛を感じ、さらには友人もできました。また、転生前にはアリスティアを毛嫌いしていた皇太子はアリスティアを気にするようになり、最終的には恋に落ちます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作品の中に多くの伏線が張られており、重厚なストーリーとなっているからです。また、フルカラーで非常に綺麗なイラストが魅力的です。ストーリーは、主人公が運命を変えようと必死に努力をしている描写や、皇太子がだんだんと主人公に惹かれていく描写が緻密に描かれハラハラ・ドキドキさせられます。また、主人公が非常に賢いキャラクターとして描かれており、政治に介入するようなシーンでは見ていてスカッとする場面も多くあり見どころであると思います。

鼻下長紳士回顧録 安野モヨコ (著) コルク

鼻下長紳士回顧録 安野モヨコ (著) コルク

アマゾン商品紹介 20世紀初頭、フランス・パリ。
売春宿で働くコレットは、訪れる“変態”的な欲望を抱えた紳士たちを相手に、出口の見えない生活を送っていた。
彼女の唯一の幸せは、どうしようもなく惹かれてしまうヒモ男、レオンとの逢瀬の時間。
…たとえ、彼がコレット以外の女のもとへ通っているとしても――…。「変態とは、目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように、自分の欲望の輪郭をなぞり、その正確な形をつきとめた人達のことである……」
絢爛なる花の都の夜に息づく、安野モヨコの描く“変態”たちとは一体――?

8年ぶりの、安野モヨコ新作ストーリー!
「さくらん」「バッファロー5人娘」につづく、力強く生きる“娼婦たち”の物語。電子版では、雑誌収録時のカラーをすべて収録!!

レビュー

どんな話ですか? 20世紀初頭のフランス。

パリの娼館で働く娼婦コレットは、毎夜入れ替わり立ち替わりやってくる変態紳士たちを相手しつつ、時には彼らと交流を深めながら日々過ごしている。人には言えないような欲望を秘めた紳士たちは、娼館では剥き出しの欲望を発散すべく様々なプレイを娼婦たちに求めていた。

主人公コレットをはじめ、娼館で働く娼婦たちは外の世界に飛び出すことが許されない。閉ざされた世界の中で彼女たちが希望を見出すのは自分のヒモ男の存在であった。

娼婦でありながら学のあるコレットは、とある東洋人の紳士から美しいノートを渡され、日々起こった出来事を日記として書き綴る。店に訪れる客たちのこと、同僚の娼婦や店のマダムのこと、そして滅多にやってこない自分のヒモのこと…

なぜその漫画をオススメしたいですか? 女なら誰しもが登場人物の誰かしらに共感できる部分があると思います。本心では自分を愛しているかも分からない男への想いを抱く主人公、食欲・性欲・金銭欲の思いのままに生きる親友、同性への叶わぬ気持ちを秘めた男嫌いの友人など、誰も彼もがひりつく瘡蓋のような想いや欲望を抱えて生きている。生々しい女たちの生き様が何処か滑稽で、逞しくて、清々しくも感じます。彼女たちの懸命に生き抜く姿を、女であれば一度は見届けて欲しいです。

働かないふたり 吉田覚 (著) 新潮社

働かないふたり 吉田覚 (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 作者の個人ブログで圧倒的支持を得たニート兄妹漫画が待望のコミックス化!! マイペースで対人恐怖症の妹・春子と、インテリなうえに友達もいる“エニート”な兄・守。社会のすみっこに生息する、絶滅危惧種的な仲良しアホ兄妹によるぐーたら日常漫画。大きい声では言えないけれど、この兄妹ちょっとうらやましい?

レビュー①

どんな話ですか? 無職の兄と無職の妹が織りなすギャグ漫画です。

初期の方はただ家でTVみてゲームをしているだけなのですが、兄妹のほっこりする自虐ネタがとても面白いです。

最初は兄、妹、父親、母親しか出てきませんが、話が進むにつれて兄妹と周りの友人が増えていき、各登場人物の意外な過去が分かったりと

ギャグ漫画だけど続きが気になる感じです。

最新刊辺りになるとたくさんキャラクターが出てきてわちゃわちゃする感じでキャラクターの成長も楽しめます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 偶然書店で見かけて何となくタイトルに惹かれて購入してみたのですが、思いのほか面白くハマりました。

面白すぎて一気に21巻買ってしまったほどです。

現在、コロナ渦で殺伐とした世の中なので、一人でも多くの人がこの漫画を読んでほっこりしてくれればと思います。

自分の境遇を悲観する人が多いですが、無職だけど卑屈にならない主人公達に勇気を貰える人は多いんじゃないかと思います。

今の時代だからこそ多くの人に読んでほしい作品だと私は思います。

レビュー②

どんな話ですか? ニートの兄妹が、過ごす日々を映し出した「ほのぼのギャグ漫画」です。

妹は、おっちょこちょいで人見知りな性格。兄は、頭が良いけどなぜかニートをしています。

読み始めると最初は、妹萌えを狙ったくだらない漫画と思う人が大多数でしょう。

しかし、読み進めていくにつれ、自身の人生について考えさせられます。

登場人物は、皆キャラが濃く、ふざけている人が多いけど

誰もが、家族、友人のことをとても大切に思っています。

自分も誰かが困っている時、この人たちのような行動をできるだろうかと考えさせられます。

いろんな悩みを持った人が現れますが、ニートの二人が、どうやって勇気づけていくか、楽しみになります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 基本的に、1話完結型で進んでおり、忙しい人でも、読みやすいです。

また、多くは、ニートの二人がふざけている日常を切り取ったマンガなので

何も難しく考えず、スラッと読めてしまいます。

でも、そんなほのぼのとした話から、急に心に響く言葉や行動があるので、ともて印象に残ります。

この漫画を読んだら人生が変わるというのは、言い過ぎですが

これからは、もっと家族や友人を大切にしようと、優く、きれいな心になるでしょう。

レビュー③

どんな話ですか? 賢いのに働かない兄・守と対人恐怖症の妹・春子の日常を描いたギャグ漫画です。働かず、学校にも行っていないいわゆるニートの兄妹が毎日のんびりゲームをしたり友達と遊んだりする日常をほのぼのタッチで描いています。彼らの日常はかなり脱力系です。夜中におにぎり持参で星を見に行ったり、近所の猫マップを作ったり、あえてクソゲーをやってみたり。たいしたことはしていないふたりなのですが、日常を全力で楽しんでいる様子は読んでいて癒されます。

働いていないのに妙に高いコミュニケーション能力を発揮する守がときどき真理というかいいことを言うので、心にぐっとくることもある不思議な漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ニートの守と春子は時間を気にせず、お金をかけず、家の中や近所で夢中になって遊ぶ天才です。ばかばかしいけど楽しい、そんな毎日の楽しみ方を知っているふたりは現代人にとっての癒しです。この漫画を読んでいると、ふたりと一緒にのんびりと休日を過ごしているような気がしてきて、とてもリラックスできます。忙しい現代人ですが、子どもの頃のように遊ぶことができたら最高の休日ですよね。

ふたりの周りに描かれる両親や友人のキャラクターも魅力的です。ニートであることを心配しつつ仲の良い両親や、社畜生活に疲れながら休日はニートの兄妹と全力で遊ぶ友人など。全てのキャラクターが愛をもって描かれているところもこの漫画の魅力です。とにかく癒されます。

レビュー④

どんな話ですか? 働いていないニートの兄妹が主人公で、その友達やご近所さん、家族とのお話です。

鬱々としていたりシリアスな話ではなく、ひたすら二人をとりまく日常の一コマが綴られています。

とても人見知りだけど思いやりがあってお茶目な妹・春子と友達もいて頭が良くユーモアのある兄・守の日常を見ていると、働いていなくても、ずっと変わらない二人に救われた人がたくさん出てきます。

友達、同僚、部下、退職したおじさんなど脇役の一人一人にストーリーがあり、キャラクター全員が魅力的です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 戦ったり、負けたり勝ったり、ひたむきに努力していたりといった特別なことは出てこない漫画です。

読んだ後に心がちょっと温かくなる日常の一コマが書かれていて、辛くても働かないといけない、逃げ道がないと思っている時に肩の力を抜いてくれる作品です。

仕事や人間関係に悩んでいる人は多いと思うので是非読んでみてほしいです。