花野井くんと恋の病 森野萌 (著) 講談社

花野井くんと恋の病 森野萌 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 高校1年生の冬、隣のクラスの花野井くんに何気なく傘を貸したのがきっかけで、「僕と付き合ってください」と告白されてしまった日生ほたる。好きな子のためならなんでもしてあげたい花野井くんに戸惑ってばかりだけど、恋する気持ちを知りたいほたるは期間限定の「お試し」で付き合うことになって……!? 『おはよう、いばら姫』の森野萌最新作は、恋を知らない女子×愛が重すぎる男子の初恋ピュアラブストーリー!

レビュー

どんな話ですか? 心理描写が丁寧な、読み応えのある少女漫画です! 顔も成績もとてもいいけれどヤンデレの傾向がある花野井くんと、素朴な女の子のほたるちゃんがゆっくり恋愛していく話です。高校生同士の恋愛ものですが、大人が読んでもものすごく楽しめます。ふたりともバックグラウンドにいろいろ事情がありつつ、お互いを思い合って恋人同士になっていく過程がとにかく詳細に綴られます。どのくらい詳細なのかというと、ほたるちゃんが花野井くんへの気持ちを「これは恋だ」と認めるまで1巻と2巻を丸々使います。その後もゆっくり進んでいくふたりを思わず応援したくなっちゃいます!
なぜその漫画をオススメしたいですか? ほたるちゃんがまっすぐでとにかく好感が持てます。大好きな主人公です。読んでいてとても癒されるし、どうして花野井くんのことを好きになったのか、花野井くんのどんなところが好きなのか、とても丁寧に書かれているので、どっぷり感情移入ができます。登場人物の全員が薄っぺらくなく、きちんとみんな背景を持っていて、リアリティがあります。絵も素晴らしくきれいでデッサンの狂いもなく、優しい雰囲気に浸りつつ陶酔しながら読めます。読みながら、「私ももっと日常を楽しんでみよう」「周りの人のことを大切にしよう」と素直に思えてくるくらい、ほたるちゃんも花野井くんもいい子で大好きです!

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 宮川サトシ (著) 新潮社

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 宮川サトシ (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 「あんたもワテが産んだ傑作やでねぇ、なんも心配しとらんよ」。かつて僕が白血病になった時、母はこう笑い飛ばした。今度は僕が母を救う、そう決めたはずだったのに。死が近づく闘病の日々と、母を失った日常で僕が知った、最愛の存在がいない世界とその死の本当の意味。死後1年、母から届いたスペシャルな贈り物とは。特別編も収録! 涙と希望に溢れる家族エッセイ漫画。

レビュー

どんな話ですか? 主人公の母親がガンを宣告されるところから物語は始まり、二人三脚での闘病生活が始まる。

そんな主人公の思いとは裏腹に意欲的に取り組まない母親に苛立ち怒りをぶつけてしまう。

ついには母親は亡くなってしまい、主人公は初めて母親がいない世界をこれから生きていくのだと気づく。

生きていく中で、ふとした時に思い出す母との思い出、後に遺された人たちの心情、ついには母との繋がりが強い地元を出て東京で暮らすことを決意する。

そんな主人公の生き様が描かれている。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者が実際に体験した母親との闘病生活の日々、葛藤、自分にとっての幸せ、周りの変化を作者らしい言葉と画の表現で漫画化していて、子供にとって親という存在がいかに大きなものか、当たり前のように過ごしているこの時間が、かけがえのない時間なのだということを作品を通して教えてくれます。

読みやすい1巻完結というボリュームで、何度でも手にとって読み返したくなる、そんな作品です。

読んだ後は必ず親に会いたくなります。

失恋ショコラティエ 水城せとな (著) 小学館

失恋ショコラティエ 水城せとな (著) 小学館

 

 

アマゾン商品紹介 製菓学校に通う爽太(ソータ)は一つ上のサエコと交際中。4年前の一目惚れから想い続け、去年のクリスマス直前にようやく初キス。大のチョコレート好きな彼女のため、チョコ作りの腕を磨く日々。彼女からタバコの匂いがしても、バレンタインのデートを断られても、全くくじけず挑み続ける爽太だったが…!?

レビュー

どんな話ですか? お菓子職人を目指す主人公の男子専門学生:爽太は、ダメもとで憧れの先輩サエコに告白し、まさかのOKをもらう。そこでバレンタインデーに向けて、一世一代の気合を込め、チョコを作るもサエコは他に彼氏がいると受け取り拒否…「エッチをしてなければ付き合っていない」というサエコのロジックの元に玉砕したのだった。

チョコレート大好きなサエコを振り向かせるべく、爽太は渡仏。有名パティスリーの元で修行にに励む。数年後努力が実を結び、有名パティスリー日本出店の為、「チョコレート王子」として凱旋帰国を果たす。

満を持してサエコと再会するも、サエコはすでに他の男性と結婚が決まっていた。それでもまだ爽太は諦められず、今までの印象を一新すべく、「悪い男」を演じサエコにアピールしていく。

そんなある日、爽太はお互いの片思いについて意気投合したモデル:えれなとセックスフレンドとして関係を持つようになる。一方、サエコは家庭を顧みない夫に疲弊し、冷え切った夫婦生活を送っていた。

えれなの片思いの終わりにより、爽太はえれなと真剣に付き合おうと決意。しかし、そんな中、夫のDVに耐えかねて家を飛び出したサエコが店に押し掛けてきてしまう。ついにサエコと肉体関係を持った爽太。えれなとサエコへの想いで板挟みになってしまったが、そんな爽太へ長年想いを寄せていた同僚:薫子からの告白もあり、爽太のサエコへの想いは決着を迎えることになる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく漫画に登場するチョコレートが美味しそう。ボンボン・ショコラはもちろん、パン・オ・ショコラやショコラ・ショーなど様々なチョコレート菓子が丁寧に、かつとてつもなく美味しそうに描かれている。爽太のお店「ショコ・ラ・ヴィ」のチョコレートは、再現したボックスが三越伊勢丹で開催しているチョコレートのお祭り「サロン・デュ・ショコラ 」で販売されるほどファンが多い。

もちろん「失恋」をテーマにしたストーリーも秀逸。登場人物たちの想いが交差する様がさながらほろにがく甘いチョコレートのよう。

バレンタイン時期にぴったりの漫画です。

死がふたりを分かつとも 天色ちゆ (著) 集英社

死がふたりを分かつとも 天色ちゆ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 クリスマスの夜、男に絡まれたコスプレ女子?を助けようとして刺れてしまった大学生・流星(りゅうせい)。死にかけて目覚めたら、彼女は自分は悪魔だと言い出して……!? 離れられない体になってしまったふたりは、悪魔・よつばを呼んだ「召喚者」をさがすことに。期限は1年以内、見つけて願いを叶えないとふたりとも死んでしまう! 一方、流星自身も心に深い傷を抱えていて…? 消せない過去と残酷な運命に抗う、ドラマチック・ラブ!

レビュー

どんな話ですか? 心に深い傷を負う大学生、流星。

あるクリスマスの夜、男の人に絡まれていたコスプレ女子?を助けようとして刺されてしまうというところから物語はスタートする。

死を悟った流星だが目覚めたら傷は治っており、隣には助けたコスプレ女子?が全裸で寝ていた。

彼女は「自分はあくまであり、魔力を分け与えたことであなたを生かしている。」と言う。

離れられない体になってしまった二人は元に戻るため(生きるために)

悪魔・よつばを現世によんだ「召喚者」を探すことに。

しかし1年以内に見つけられなかった場合、二人とも死んでしまう!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 純粋に絵がキレイで、登場人物がかわいいのとイケメンだから・・・

というのはもちろん、二人のイチャイチャにキュンキュンする要素ばっちりはいってます。

しかしそれだけでないのがこの漫画をお勧めしたいと思った理由です!!

登場人物がしっかりキャラ立ちしていて、「ふたりとも幸せになってほしい!」と願わずにはいられないような

素敵な人たちなんです。そしてその登場人物たちのセリフがまた素敵!!

感動する、心温まる、こちらまでじわっとくるようなものがたくさんでてきます。

さらにはしっかり笑いまで抑えています。

内容的には残酷な(重めの)設定が多くあり、暗くなってしまうようなストーリーも

そのおかげで緩和されている気がします。

私的には流星くんとよつばちゃんのなんども笑わされました。

家栽の人 毛利甚八 (著), 魚戸おさむ (著) 小学館

家栽の人 毛利甚八 (著), 魚戸おさむ (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 ▼第1話/ポトス▼第2話/カラジューム▼第3話/ポインセチア▼第4話/ユズ▼第5話/コブシ▼第6話/タンポポ▼第7話/桜桃▼第8話/マルハチ▼第9話/サボテン▼第10話/ザクロ  ●登場人物/桑田義雄(緑山家庭裁判所判事)  ●あらすじ/父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、“家裁”にこだわり栄転を拒否したことのある桑田。そして、暇さえあれば裁判所の周囲の植物に会いに出かけたり、世話をしたりする彼を変人と言う者もいる(第1話)。▼ある日、桑田の元に持ち込まれたのは離婚した夫婦の子供の親権問題。お互いに権利を主張する両者に「子供の幸せは争って与えるものではない」と諭す桑田。もと夫婦は桑田の言葉によってもう一度やり直そうと考え始める……(第3話)。

レビュー

どんな話ですか?  家庭裁判所(途中から地方裁判所)を舞台とするヒューマンドラマです。

古い作品ですが、過去に何度か実写ドラマ化され、昨年もドラマ化されたので、若い方もご存知だと思います。

主人公の桑田判事は、植物を愛する物静かな人物。現場主義で「池に沈める体罰」を実証実験してみるなど、かなり思い切った事をする大胆さも持っています。

家事審判や遺産相続、少年犯罪関係など、事件の審理が中心ですが、主人公の桑田判事は法廷外でも活動があり、絵的にも野外を含むシーンの変更がある為、退屈しません。

よく言われる「人の縁」や「家庭は社会の最小単位」が、改めて実感できます。

意外な人物や出来事が事件の解決に繋がり、伏線の回収でストーリーがダイナミックに展開します。

遺産相続とピラカンサ、少年事件とスノードロップ、外国人犯罪とナノハナなど、ストーリーには毎回、キーとなる植物(性質や花言葉など)が絡む為、植物にも詳しくなれます。

※ 昭和に連載が始まったやや古い漫画なので、一部、現行法とは異なる表現があります。

例:禁治産の件

なぜその漫画をオススメしたいですか?  傍聴に行かない限り見ることのない裁判の様子が、リアルに表現されています。

裁判関係の職業が、裁判官や弁護士以外にも詳しく描写される為、お仕事漫画としても秀逸です。

一話限りしか登場しない人物にも、人生の奥行と厚みがあって、何故、そんなことになってしまったのか、自分ならどうするだろうなどと、他人の人生を疑似体験できた気持ちになります。

また、立場が異なる複数の人物の視点や、その行動に至る過程なども描写される為、物事を一面だけから決めつけない多角的な視点に気付かされます。

アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 高1の双葉には中学時代から忘れられない初恋の人、「田中くん」がいる。中学のとき女子に、はぶられた経験から自分を偽って日々過ごしている。「田中くん」を思わせる男子に出会うが、彼は――。熱く青く一生懸命にぶつかりあう高校生活グラフィティ!

レビュー

どんな話ですか? 中学生時代に出会った初恋の人である「田中くん」に再会する双葉。しかし久しぶりに会った田中くんは双葉の知っていた「田中くん」ではなかった。苗字も変わり、性格も以前とは違う彼に昔の「田中くん」を探してしまう双葉。一方馬渕として生活している彼も双葉に気のある様子を見せる場面もありながら、家庭の辛い現実が付きまとい、自身を責め、幸せになってはいけないという思い込みから双葉に離れていく。恋愛だけでない、友情や家族愛なども考えさせられる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 少女漫画好きなら知らない人はいないかもしれません、アニメにも映画にもなった名作です。ただ原作はアニメとも映画とも全く違った良さがあり、洸の格好良さはもっともにじみ出ていますし、アニメは特に気だるそうな性格にも見えますが、原作はもう少し優しく、本気の人柄に見えます。アニメや映画は知っているけれど、原作は読んだことがない人もきっと多いと思いますが、全く違った良さがあるので、ぜひ原作で堪能してもらいたいです。

プラネテス 幸村誠 (著) 講談社

プラネテス 幸村誠 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 SFニュースタンダード登場!! 400万年を経て人は地上より飛び立った。この宙(そら)は人の強さを試す。

レビュー

どんな話ですか? 少しだけ未来の、少しだけ宇宙が身近にあるお話で宇宙空間でデブリ掃除(宇宙ゴミ掃除)を仕事にしている人達の物語。

自分の宇宙船を買うという壮大な夢を持つ主人公のハチマキをメインに、妻の形見を探すためデブリ掃除をしているユーリ、旦那が専業主夫をし自分は宇宙で働く船長のフィー、物事はすべて「愛」で判断する新人タナベなどの様々な登場人物達が登場する。

その時代のデブリ掃除屋さんは今で言う一般サラリーマンと同じであり、その現状の自分をなかなか受け入れられないハチマキが木星往還船のクルーに挑戦するという新たな夢を目指すことになるが・・・。

といった感じです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 少しだけ未来の宇宙時代描写がものすごくリアルで自然なので、すんなり話に入っていける。

主人公はハチマキだけど、登場人物全員がしっかり漫画の世界で生きてるので、どの人物メインのエピソードもおもしろい。

しかも登場人物全員と言っていいほど、一人ひとりに心にクる名言がある点もすごい。

全体を通してハチマキが自分自身と向き合い、自分なりの答えを導き出していくのがテーマだがその過程が素晴らしく、なおかつ簡潔で読後感がスッキリ。

宇宙船の描写や核融合炉エンジンなど宇宙好き・SF好きにぐっとくるところが多い面もマル。

実はNHKでアニメ化されているが、そのアニメも完成度が素晴らしく、プラネテスは漫画で始まり、アニメで完成しているといっても過言ではない。

漫画にも登場する、とある「しりとり」のやりとりは一見の価値ありです。

裏テーマは「愛」。

極主夫道 おおのこうすけ 新潮社

極主夫道 おおのこうすけ 新潮社

アマゾン商品紹介 元・最凶ヤクザが選んだのは、主夫としての道だった――!
話題の新鋭作家がおくる、アットホーム任侠コメディ!!「このマンガがすごい! 2019 オトコ編  第8位!」
「WEBマンガ総選挙 2018        第9位!」
「次にくるマンガ大賞2018Webマンガ部門 第3位!」

2018年度マンガ賞、続々ランクイン!

 

どんな話ですか? 元極道で最凶の不死身の龍が極道から足を洗い主夫として生活していくストーリーです。

結婚しており、キャリアウーマンの奥さんを支え、毎日のお弁当作りからご近所付き合いまでこなしています。

極道っぽさが行動や言動一つ一つに滲み出ているけれど、得意の料理で周囲の人を和ませてくれます。いちいちツッコミどころ満載で笑えるけれど、時にはほっこりさせてくれます。

元極道のお話ですが、読んでいて気分が沈む様な表現は全くなく、基本的には一話完結のお話です。

最後にはオチがちゃんとあり笑わせてくれる漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画は単純に読んでいて笑えるストーリーです。

一話完結でツッコミどころ満載でなおかつオチもあるおもしろ漫画なので、ドキドキするストーリーではありませんがその分安心して読めます。

子どもも読める内容なので家族で笑い合って読みたいです。

ぱっと見、主人公の龍は顔がとてもいかつくて怖いですがその見た目とは裏腹に、可愛い柴犬のエプロンをしていたり、奥さんの為にポリキュアのDVDを買いに行ったりと見た目とのギャップも魅力的です。

ONE OUTS 甲斐谷忍 (著) 集英社

ONE OUTS 甲斐谷忍 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 “優勝に必要な何かが足りない” その“何か”を捜して、沖縄で自主トレに励む“不運の天才打者”児島弘道。そこで彼は一人の男と出会う。120km/hそこそこの直球だけで、賭野球“ワンナウト”で無敗を誇る男。彼は名乗る。渡久地東亜と…。

レビュー

どんな話ですか? 賭博野球になります。ただし、普通の賭博野球ではなく「ONE OUTS契約」に基づく賭博野球です。1アウト取るごとにプラス500万円、1失点負うごとにマイナス5000万円という契約に基づいて行われます。プロ野球の契約において、通常は年俸制で行われますが試合ごとに報酬が確定されるため非常にシビアな契約となっています。

主人公はピッチャーとして雇われますが、万年最下位のチームが優勝するまでを画いた野球漫画になります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 単純な王道野球漫画とは一線を画します。主人公はストレートしか投げられないのですが、ほとんどの打者は凡退に終わります。急速が早いというわけではなく、ずば抜けて心理戦に強いため打者を凡退へと導きます。

また、イカサマやオーナーのいやがらせなどをはね除ける主人公には非常に爽快感を覚えることでしょう。

手に汗握る心理戦と野球がマッチした大変興味深いまんがとなっていますので、スリリングな感性で楽しんでみれるのでおすすめです。

クズの本懐 横槍メンゴ (著) スクウェア・エニックス

クズの本懐 横槍メンゴ (著) スクウェア・エニックス

 

アマゾン商品紹介 品行方正な美男美女カップルとして、周囲から羨望の眼差しを浴びている花火と麦。理想的な男女交際に見える二人には、誰にも言えない“ある秘密”を共有していた。

 

どんな話ですか? お互いに好きな相手がいる女子高生と男子高校生が、実らない恋のために生まれた心の空白を埋めるため、恋人を演じる。片方が虚しい気持ちを抱いた際は、好きな人をイメージしながら愛し合う。主人公は、このままずるずると関係を続けていくかいかないかという悩みを抱えながらも、自分の本性や本音をさらけ出すことができる疑似彼氏に居心地の良さも感じる。しかし、一方、彼は想いをよせている女性家庭教師は実は厄介な性癖の持ち主で、その本性がふたりの関係を狂わせていく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 人間関係がこじれているため、一見自分とは関係ない世界の物語であるように感じるが、恋愛に悩む主人公の気持ちは、普通の女子高生となにも変わらない。主人公が想いをよせる相手、幼馴染であり「頼れる兄」である男性は、主人公を完全に妹扱いしており、望みがないように感じる。そういった一見、希望がない恋愛に苦しむ場面は、心の深い部分に刺さる人も多いのではないかと思う。リアルな恋愛に悩む人には、共感できる部分が多いのではないかと考え、推薦した。