宇宙家族カールビンソン あさりよしとお(著) 講談社

宇宙家族カールビンソン あさりよしとお(著) 講談社

アマゾン商品紹介 宇宙暦昭和47年4001・24――。旅芸人の一行の宇宙船が、惑星イルスタのお祭りに向かう途中で正体不明の宇宙船と衝突事故を起こす。一行は無事だったのだが、相手の宇宙船は大破し、惑星アニカに墜落してしまう。生存者はただ一人の赤ん坊だけだった。彼らは赤ん坊の母星からの救助が来るまで惑星アニカに留まり、その子の家族を演じて成長を見守る事にする。そして4年の歳月が流れた……。
どんな話ですか? 宇宙船同士の接触事故がきっかけで、とある宇宙旅芸人の一座は生き残りの赤ちゃんを引き取る事になります。赤ちゃんを母星に帰してあげたい・・・その思いから、旅芸人一座は赤ちゃんの迎えが来るその日まで家族を演じる事になるお話です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーだけ読むと泣ける系話に見えるんですが、中身はシュールなギャグです。例えば赤ちゃんのペット(リス)を演じる事になったのはターくん。外見は脳みそと脊髄…こんな要素が満載で、ツッコミが追いつきません。この独特の世界観がくせになります。シュールなキャラクター好きは必見です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 意外性のある漫画を読みたい人、腹の底から笑いたい人、オチのない漫画を許せる人
読んだことによるエピソード 学校で「あたたたたかい」というフレーズが流行りました。

羣青 中村珍 (著) 小学館

羣青 中村珍 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 殺した女。殺させた女。“共犯者”となった二人の女が、逃避行の中で遭遇する出会いと別れ。愛と憎しみ。喜びと悲しみ。無垢と汚辱。生と死。―2010年、すべての人間ドラマはこのひとつの物語に結晶する。
どんな話ですか? 夫から激しいDVを受け続けた人妻は、獣医となった高校時代の級友に再会し、レズビアンの彼女と寝る代わりに夫殺しを依頼する。級友は現在恋人と同棲していたが、人妻への未練がぶり返して依頼を引き受ける。
共謀しDV夫を葬ったものの、殺害現場に証拠を残していたのが発覚し、追い詰められた挙句逃避行にでた二人。
殺した女と殺しを頼んだ女、究極の共依存のはてに待ち受ける過酷な運命とは。
魂の慟哭が響くシリアスなヒューマンドラマ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 幼い頃から父親に暴力を受け続け、成人後もDVクズ夫と結婚してしまった女。そんな女に不毛な片想いをする女。男に依存して身の破滅を招いた人妻と、人妻に依存してせっかく順調にいっていた幸せを壊してしまったレズビアンの逃避行がやるせないです。ですがただ重苦しいだけでなく、二人が出会い別れる人々のドラマが複雑に交錯する事でかすかな救済と希望の光が仄見えます。二人はいずれも不器用な生き方しかできず、相手を道連れにしてしまった負い目を抱いていました。友情とも愛情とも言い難い、殺人を犯す事で運命共同体にならざるえなかった関係性には終始閉塞感が漂っています。レズビアンに捨てられたと思い込んだ恋人が辿る末路など、ショッキングな展開が多くて心にずしんときました。絵柄はリアルタッチで、痣や傷の表現が生々しく痛みすら覚えます。クライマックス、二人がみっともない本音をさらけだして絶叫する場面では激しく感情を揺さぶられました。
どんな人に読んでもらいたいですか? 大人の女同士の愛憎劇が読みたい人
心にずしんとくる話が読みたい人
逃避行にでたい人
不毛な片想いをしている人
読んだことによるエピソード 特になし

百姓貴族 荒川弘 (著) 新書館

百姓貴族 荒川弘 (著) 新書館

アマゾン商品紹介 マンガ家になる前は北海道で七年間、農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマに怯え、エゾシマリスに翻弄される―年中無休で働き、切ない想いも多々あるハードなお仕事。「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。なんたって“百姓貴族”ですから!!知られざる農家の実態を描いた、日本初農家エッセイ登場。

レビュー①

どんな話ですか? マンガ家になるまでの7年間、北海道で農業に従事していた作者の体験記。

牛を飼い、野菜を作り、クマに怯え、エゾシマリスに翻弄され、年中無休で働き、切ない思いもたくさんあるハードの仕事である農業が面白おかしく描かれている。

北海道の農家ならではのエピソードが満載で、「働かざるもの食うべからず」、「俺にできる事はおまえにもできる」などの、荒川家の家訓のもと、牛も畑もマンガも全力投球の作者の話が面白かった。

笑いあり、トリビアあり、理不尽あり、伝説ありの農家エッセイ・コミックです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? サラリーマン家庭で、育った私には、想像できない世界があり、新鮮で読んでいくうちにドンドン引き込まれていき、次の巻の発売が待ちどうしい程、この漫画にハマってしまいました。

北海道の農家ならではのエピソードが面白いので、是非とも読んで欲しいです。

レビュー②

どんな話ですか? 漫画「鋼の錬金術師」や「銀の匙」の作者であり、北海道の農家出身の荒川弘さんが描く農業エッセイ。

農家での暮らしってどんな感じ?農家あるあるや裏話、家族の面白エピソード等が満載のギャグマンガです。

楽しみながら、いつの間にか田舎暮らしや農家についても雑学的に学べます。

農業に興味が無くても、パワフルな荒川一家のぶっ飛びまくったエピソード(農機具で切れた指を無理やり繋げたり

子供にクリスマスツリーの木を切らせて用意させたり)が満載で、驚くと同時にめちゃくちゃ笑えます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく出てくるエピソードが常識外れだったり規格外だったりするのでとても驚いてしまうのですが

登場人物、特に作者の親父殿のように元気いっぱいで豪快な気持ちの良い人が出てくるので、読んでいるだけで

なんだか元気になってきます。こんなすごい事になっても頑張っている人がいるんだから自分も

しょうもないことでくよくよしてるのはつまらんなぁと思えちゃう、そんなパワーを感じました。

読むと元気をわけてもらえるのが一番のおすすめポイントです。

一部漢字にしかフリガナが振っていないのですが、絵が綺麗で読みやすく分かりやすいので、小学生の子供もげらげら笑って読んでいます。農業や食に対して以前より興味が沸いたようで、食育の一環として子供さんにもおすすめします。

クマとたぬき 帆 (著) KADOKAWA

クマとたぬき 帆 (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 ツイッターで1.2億PV超え、webで話題の動物マンガがついに書籍化!自分の鼻歌で寝てしまったり、出来の悪い剥製ごっこをしたり、アライグマのかわいいポーズを真似しようと無理したり…おだやかなクマとお調子者なたぬきの、コミカルで愛おしい毎日。四季折々の森の風景の中で描かれる、モフモフなふたりの友情にクスッと笑って癒やされる作品です。「クマの思い出を辿る夏の旅」「ふたりの出会い」など、書籍でしか読めない新作エピソードを50ページ以上描きおろし。マンガ好きから親子で一緒に読む方までオススメな、今もっとも心なごむ動物マンガ!
どんな話ですか? とある山で暮らすクマとたぬきの四季折々のほんわかしたエピソードを四コマ漫画で綴った作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 実際のクマやたぬきなど山に済む動物の習性をふまえつつ、それらをエピソードとして盛り込んでいます。基本はほっこり、ほんわかしたお話なのですが、読み進むにつれ動物達についての知識も深まる本となっています。
どんな人に読んでもらいたいですか? 癒やされたい人、漫画で雑学を修得したい人、動物好きな人
読んだことによるエピソード とくになし。

マイ・ブロークン・マリコ 平庫 ワカ (著) KADOKAWA

マイ・ブロークン・マリコ 平庫 ワカ (著) KADOKAWA

 

 

コミックシーモアで立ち読み

出典:マイ・ブロークン・マリコ

 

アマゾン商品紹介 あたしは骨になったマリコと、最初で最後の旅に出た。柄の悪いOLのシイノは、彼女の死を知りある行動を決意した。女同士の魂の結びつきを描く鮮烈なロマンシスストーリー!

 

 

レビュー①

どんな話ですか? 親友・マリコの突然の自殺を受け、彼女を虐待していた父親のもとから遺骨を奪って逃げたガサツな女性・シイナ。
生前マリコと交わした海に行こうという約束を果たすため、深夜バスに乗って辿り着いた先は鄙びた港町。
逃避行の道中、シイナが回想するのは中学時代から現在に至るまで、マリコと過ごした日々の断片だった。
子供の頃から続く父親の激しい虐待、追い討ちをかけるような母親の家出すら自分のせいだと責め続け、遂に精神を病んでしまったマリコに何もしてやれなかったと悔やむシイナ。
成人後も虐待のトラウマから逃げきれず、父親と同じようなクズ男ばかりに依存していたマリコを重荷に感じていたシイナだが……。
女同士の究極の友情ロマンシスを描いた、鮮烈なストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? マリコとシイナ、共依存ともとれる究極の女の友情がただただ切なく痛々しくて泣けてきます。
虐待のトラウマに苦しみ、父親と同じようなクズばかり好きになっていたマリコの、唯一の心の支えだったシイナ。
マリコを救えなかった彼女の心の叫びが、読者にざくざく突き刺さります。
リアルで生々しい表情や言葉を叩き付けてくるようなエモーショナルな演出には衝撃を受けること間違いなし。
言葉選びも尖っていて、たった一人の親友を救えなかった、ただ一人遺されてしまったシイナの絶望感や喪失感が印象に焼き付きます。
崩壊家庭、虐待、メンヘラ、自殺と扱うテーマは重いですが、ただ後味が悪いだけに終わらずラストに希望が仄見えるのもよかったです。
読後感は重いですが、マリコとシイナの心が通じ合ってたいたとわかって救われます。

 

レビュー②

どんな話ですか?  親友の遺骨を抱えて旅に出るOLの話です。

主人公のOLシイノには、幼いころからマリコという親友がいました。物語はそのマリコが自殺したニュースを、シイノが偶然ラーメン屋のテレビで目にするところから始まります。

マリコの父親は酒癖が悪く、幼かったマリコに暴力をふるい、高校生のマリコを強姦し、マリコの母親は家からいなくなりました。シイノはそんなマリコの家庭の問題を感じながらも、ただ親友であり続けることしかできませんでした。

そこで突然起きてしまったマリコの死。シイノは今度こそ自分がマリコを救いたいという気持ちで、マリコの父親からマリコの遺骨を奪います。どうして自分に何も言わず死んでしまったのか、マリコは何を考えていたのか、旅の道中、シイノは自分が生きているうちにマリコを救えなかったことに苦しみます。

マリコの遺骨を海にまき、旅から帰ってきたシイノは、マリコからの最後の手紙を受け取ります。

なぜその漫画をオススメしたいですか?  主人公のシイノは、死んでしまったマリコのために必死になってマリコの父親から遺骨を奪います。そして仕事も無断欠勤して、マリコの遺骨と旅に出る。シイノを突き動かすのは、生きているうちにマリコを助けてやれなかった自責の念と後悔です。そんなシイノの姿から、大切な人はいつか死んでしまうのだということ、そして死んでしまったら、もうどんなに悔やんでも戻ってはこないことに気づかされます。シイノとマリコの関係から、この漫画が自分の周りの大切な人たちとの関係を考えるきっかけになると思うのでオススメしたいです。

 

レビュー③

どんな話ですか? 女性同士の関係を描いたヒューマンドラマ系漫画です。主人公であるOLのシイノは、ある日のニュースで親友のマリコが自殺したことを知ります。突然の訃報に混乱しながらも、マリコが父親から虐待を受けていたことを知っているシイノは、彼女の家で父親と戦い、マリコの遺骨を奪います。そして、かつてマリコが行ってみたいと話していた、まりがおか岬を、一人で目指します。シイノはガラが悪く、中学生の時からタバコを吸うような少女で、マリコは母親が出て行ってしまい、父親には虐待されている少女。マリコは、シイノに恋人ができたら死んでやる、とまだシイノに恋人がいないうちからリストカットをするような女の子ですが、シイノはそういった部分を面倒くさいと思っていたのでした。けれど、遺骨になったマリコを抱いて旅をするうち、だんだんと綺麗な思い出だけがよみがえってきて、シイノは泣くのでした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 友情漫画のような、ラブロマンスのような、重厚なヒューマンドラマです。シイノの家庭事情は明言されていませんが、一言「(親が)離婚した」というセリフがあり、いわゆる非行少女でもあるので、なんとなく家庭環境が透けて見えます。明言せず読者に想像させるような描写が、依存ともいえるマリコとの関係を納得させるもので、思わず唸りました。被虐待児にありがちな、私なんかを好きになってくれるなら誰でも良いと言いきってしまうマリコの姿は、ぞっとするほどの美しさを感じました。絵がうまい、というだけでなく、オーラや雰囲気が、セリフやちょっとした仕草の描き方で出ています。余韻を残したラストシーンも好きで、いろいろと想像が広がります。読んでいるうちに、だんだん息苦しくなるような、焦燥感に駆られるような、そんな漫画です。

ちぐはぐラバーズ 鈴木央 (著) 秋田書店

ちぐはぐラバーズ 鈴木央 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 血のつながらない姉弟・天原爽と無心。互いに想い合う2人だが、謎の金髪美女と5人の剣士の登場で、想いはちぐはぐにすれ違い…!? ひとつ屋根の下、剣道ラブコメ開幕!!
どんな話ですか? 血の繋がっていない姉弟の、ラブコメ剣道バトル漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 姉と弟のピュアな恋愛模様が読んでいてニヤニヤします。バトル要素もあり、主人公の成長していく過程も楽しめます。出てくる女の子が可愛いのもポイントが高いです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 普段バトルものを読んでいるけど、その中に恋愛要素も欲しい人(どちらかというと女性?)向けです。ちょっと変わった恋愛を読みたい人にオススメです。
読んだことによるエピソード 特になし

NEEDLESS  今井神 (著) 集英社

NEEDLESS  今井神 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 第三次大戦後、戦災で長大な壁に囲まれる隔離地帯と化した東京に暗躍する謎の巨大企業・シメオン。彼らは『ニードレス』と呼ばれる特殊能力者たちを操り、抵抗勢力を一掃する。生き延びた抵抗勢力の少年クルスは逃走中、黒ずくめの暴力神父・ブレイドと遭遇! そして、ブレイドもまた驚異的な力を持つ『ニードレス』であった!! シメオンの追手とブレイドの死闘が始まる!!
どんな話ですか? 第三次大戦後、長大な壁に囲まれ隔離地帯と化したブラックスポットと呼ばれる東京では、『ニードレス』と呼ばれる超能力者たちが生まれ戦いを操り広げていた。巨大企業シメオンの総帥でありニードレスのアダム・アークライトは配下のニードレスを率いてブラックスポットの支配をもくろむ。
シメオンの抵抗勢力の少年クルスは逃走中に知り合った神父・ブレイドと行動を共にする。このブレイドが実はアークライトと同じく「キリストセカンド」のクローンを作る計画「アダム・プロジェクト」によって生み出された最強のニードレスだった。ストーリー進行につれて登場してくる仲間と共に、ブレイドとシメオンとの死闘が描かれている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 超能力バトルシーンは際立つ画力でとにかく迫力がある。
一方コメディパートとの両軸を主軸とした構成で物語は進行するため漫画内にはパンチラやギャグが多く存在し、本気で笑えるシーンもある。
主要な女性キャラはロリッぽくて可愛らしい。
また一部には推理要素も入っているため、推理物が好きな人にも楽しめると思う。
どんな人に読んでもらいたいですか? SFが好き、超能力に興味がある人、ロリータの可愛い女の子が好きな人、バトルアクションが好きな人、お笑いギャグが好きな人、推理小説が好きな人。
読んだことによるエピソード

 

トクサツガガガ  丹羽庭 (著) 小学館

トクサツガガガ  丹羽庭 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 隠れ「特撮オタク」OLコメディー!!

仲村さんは26才のOLさん。
職場では女子力が高いと見られているけど、
実は女死力滾る「特オタ(特撮オタク)」!

オタバレが怖くて、一人ぼっちでコソコソしながら生きてるよ。
人目につかないフィールドのカプセルトイを求めて街をさすらったり、
一人カラオケで“特ソン(特撮ソング)”歌いまくったり…
ヒーローの言葉を胸に、今日も進むよ「特オタ」道!

【編集担当からのおすすめ情報】
スピリッツ連載時より、
あるある、そうそう、分かる分かる…と
特撮ファン以外からも共感の嵐!!
ぼっちのオタク女子の生態、
ぜひお手にとってみてください!!

レビュー①

どんな話ですか? 特撮オタクのOLが周りにオタクであることを隠しながら、オタク生活を満喫している日常を描いたコメディ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 同じ特撮オタクならわかるわかる!と共感できることばかりで、好きなものがあるということは素敵だなって思わせてくれるから。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公は26歳のOL仲村叶。会社での評判も悪くない彼女は、女子力が高いどころか人を自宅に呼べないほどの隠れ特撮オタクです。
周囲と自分とのあまりのズレに、顔で笑って心は血涙を流しながら叫ぶ毎日だった叶にも、ふとしたきっかけでカミングアウトできる仲間が少しずつ集まりはじめることに。
特撮をめぐる叶の思いはやがて単なる趣味の共有を越え、自分の人生に過剰な干渉をしてくる母との対決や、大人びた悩みを抱える少年との絆にまで発展します。
人に決して器用なアプローチができるとはいえない叶はつまづいてばかり。そのたび脳内で手を差し延べてくれるのは、自分に大切なことを教えてくれた特撮ヒーローたちでした。
特殊技術を多用した幼児むけヒーロードラマ、いわゆる「特撮もの」を大人になっても卒業できず、こよなく愛するオタクたちを主人公に、人間社会の真理や万象(と格好つけても、要するにあるあるネタ)に触れながら、好きなものを声を大にして言えない肩身の狭さ、プチ生き辛さにスポットを当てた物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 毎回「巨大ロボ」や「名乗り」「シリーズものの歴史」など、断片的にクローズアップされる特撮については、単に知識が豊富になるだけでなく、あるあるネタを織り込みながらそれに携わる人々の思いがかなりリアルに伝わり、若干黄金パターン化されているとはいえ大きな魅力です。
単にオタク垂涎というだけでなく、「生き辛さを感じているのは、オタクに限ったことではない」とどんな読者にも刺さる普遍性を持った内容となっています。

 

 

金色のガッシュ!! 雷句誠 (著) クラーケンコミックス

金色のガッシュ!! 雷句誠 (著) クラーケンコミックス

アマゾン商品紹介 あの「金色のガッシュ!!」が完全版として登場!
雷句誠による表紙全巻描き下ろし、カラーページはカラーのまま鮮やかによみがえります。そして注目は描き下ろしとなるオマケの短編マンガ「ガッシュカフェ」。魔物の子供達が戦いを離れ、お茶を飲みながら語り合い、意外な一面を見せ合います。第1回は「ガッシュとゴフレ」がお客様。週刊少年サンデー2001年6号から、2008年4/5合併号まで連載。魔界の王を決めるため、100名の魔物の子供達が人間とコンビを組み、最後の1組になるまで戦う。ファンタジー系バトル漫画。

天才ゆえに妬まれ、友達のいなかった清麿と、素っ裸で清麿の部屋の窓を割って入ってきたガッシュ。二人が出会い、過酷な戦い、運命の中で共に助け合い、成長してゆく物語。第1巻はLEVEL1〜LEVEL19までを収録。

レビュー①

どんな話ですか? 100の魔物の子供が次期魔界の王を決めるために人間界で戦い、決着をつける
優しい王様になりたいガッシュのパートナーはマサチューセッツが認めた天才中学生、高嶺清麿と共に多くの仲間やライバルと出会い、争い、成長していく友情の物語
なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分が子供を持つようになったら是非読ませたい。
友情の大切さや絆の育み方、人間関係の構築を学ぶにはこれ以上ないと思います

レビュー②

どんな話ですか? 天才中学生・清麿の元に、ある日記憶を失った謎の少年、ガッシュ・ベルがやってくる。ガッシュは全ての記憶を失っており、その手掛かりになるのは彼が持っていた赤い本だけ。しかしその本の中身は謎の言語で書かれていた。ガッシュの登場をきっかけに、清麿の生活は一変。たくさんの出会いと別れを繰り返しながら、ガッシュの正体、そして、なぜガッシュが清麿の元に現れたのかに迫っていく。壮大な世界観と熱い友情、多彩なキャラクター達が織りなすストーリーは、時に涙を流してしまう程。少年マンガを語るなら、これを読まなきゃ始まらない。
なぜその漫画をオススメしたいですか? よくあるバトル系少年マンガかと思いきや、とんでもなく泣ける。とにかく熱い。この漫画を読んで、面白くなかったと言ってる奴を見たことがない。笑いあり、涙あり、全ての人に読んでほしい漫画。

レビュー③

どんな話ですか? 生まれつき天才で、何でもできてしまう主人公高嶺清麿。彼は天才が故に、中学の同級生や教師からは煙たがられており、ほとんど不登校のような生活を送っていた。

そんなある日に彼の元に魔物の少年ガッシュベルが赤い本と共に現れる。ガッシュベルは清麿の父親に頼まれて清麿の元にやってきたという。

それから清麿の前には、同じような赤い本を持った人間と魔物が次々に現れていく。実は魔界の次の王様を決める戦いとして、人間達が巻き込まれる形になっていた。

清麿はガッシュを魔界の王様にするために、日々戦っていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーは王道の少年マンガで、バトルシーン、感動シーン、ギャグシーンなどのバランスが非常によくできている。

特に感動シーンについては、本作を読んだことのある者に一番感動したシーンを聞いたら、間違いなく票が割れまくるほど、数え切れないくらい泣ける場面が多い。

人間と魔物、人間同士、魔物同士の関わりや絆、またそれぞれの成長がしっかりと丁寧に描かれており、感情移入もしやすい。

魅力的なキャラクターも多いため、読めば必ず好きになる。

うしおととら 藤田和日郎 (著) 小学館

うしおととら 藤田和日郎 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!
どんな話ですか? 古い古いお寺に住む主人公の潮。ある日たまたま見つけた地下室で、槍に刺された妖怪が潜んでいるのを発見しました。ところが地下室を開封した事で妖怪の妖気は同族を呼び寄せ、人間を襲い始めます。「わしならできるぜ」そんな誘いの声に乗ってしまい槍を引き抜いた潮は、すったもんだの末、件の妖怪に取り付かれてしまいました。
「隙を見せたらいつでも食ってやるからな」「きさまが先にくたばれよ!」でこぼこ妖怪退治コンビ、ここに結成です!
なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーも絵も当然良いのですが、なにより主役キャラ二人が抜群に良い。潮は年齢相応にやんちゃな子ですが、優しさと正義感も併せ持ち、でも他人の気持ちもちゃんと考えてあげられる素敵な少年です。相棒の妖怪”とら”は妖怪達が恐れおののくほどの強さを持っていますが、食欲より好奇心の方が勝りがちで、テレビに興味を示したり街を散策し始めたり「ネコか」と言いたくなるほどちょろちょろする姿が可愛いです。
そんな二人がタッグを組んで妖怪と戦う姿はまさに圧巻。バトルものが好きな方、相棒という関係に心引かれる方、少年漫画全般が好きな方にお薦めです。
どんな人に読んでもらいたいですか? バトル漫画が好きな人、相棒という単語に心引かれる人、王道の少年漫画が好きな人
読んだことによるエピソード 長い得物を見ると、赤い紐を結びたくなりました。