はたらく細胞 清水茜 (著) 講談社

はたらく細胞 清水茜 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 人間1人あたりの細胞の数、およそ60兆個! そこには細胞の数だけ仕事(ドラマ)がある! ウイルスや細菌が体内に侵入した時、アレルギー反応が起こった時、ケガをした時などなど、白血球と赤血球を中心とした体内細胞の人知れぬ活躍を描いた「細胞擬人化漫画」の話題作、ついに登場!!

肺炎球菌! スギ花粉症! インフルエンザ! すり傷! 次々とこの世界(体)を襲う脅威。その時、体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのか!? 白血球、赤血球、血小板、B細胞、T細胞…etc.彼らは働く、24時間365日休みなく! 連載初回から大反響を呼んだ「細胞擬人化漫画」、待望の第1巻登場!

レビュー①

どんな話ですか? 一生懸命自分の仕事に取り組む彼女。彼女の仕事は赤血球。舞台は人の体内で血液内の様々な細胞や臓器、病気などを擬人化した漫画です。

赤血球の仕事は体内の細胞のエネルギーになる栄養素や酸素を届け、細胞が酸素を利用した後の廃棄物である二酸化炭素を排出するので、宅配業者のように例えられています。

彼女が仕事をする中で病原菌に出会ってしまったり、病気や怪我により体調の変化などのトラブルに対応する、白血球や免疫細胞との絆を通して、健康な体を守る細胞の暮らしが描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? あらゆる人が体験する風邪やちょっとした怪我などで体の中はどのように対応しているのかが、物語として大変おもしろく描かれています。

作画もきれいで見やすく、医学の専門的な知識がなくても、楽しみながら簡単に理解することができます。

体の中で一番小さな細胞である血小板は幼女、体を守る為に自身の細胞も破壊するキラーT細胞は海兵隊のようなマッチョ集団と、とにかく例え方(擬人化)が素晴らしくわかりやすく、楽しく表現されていて、どんどん読み進めてしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 赤血球や白血球、血小板、ヘルパーT細胞、マクロファージなど、ヒトの体の中で働く細胞たちがキャラクターとなった世界で、ヒトの体の中の日常が描かれています。時に、肺炎球菌やスギ花粉症、インフルエンザ、すり傷などの脅威がヒトの体を襲い、細胞たちが協力してその脅威に立ち向かって行きます。各細胞の役割や疾患などのストーリーは、実際の免疫学で説明されている仕組みが反映されています。擬人化された細胞たちはキュート&カッコよく描かれていて、戦い意外の部分ではクスッと笑えるシーンもあり、和み系の漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 働く細胞たちのそれぞれの役割や細胞同士の連携プレー、疾患などの仕組みが免疫学に忠実に描かれていて血液・免疫系の勉強の参考書としておすすめです。血液・免疫系の勉強では、多くの細胞や似たような名前の細胞が登場し、文字ばかりの参考書で勉強するのはなかなか大変です。この漫画ではそれらの細胞がキャラクター化されていて免疫反応の仕組みもストーリー化されているので、難しい血液・免疫系の話も頭にすんなり入ってきます。

レビュー③

どんな話ですか? 人の身体の中で毎日休むことなく一生懸命にお仕事をしている、体内細胞たちを擬人化した漫画です。主人公は血管の中で酸素や養分を運んでいる赤血球の女の子。体内に侵入してくる細菌を殲滅するために戦う白血球の青年と出会い、自分たちに与えられた仕事をきちんとこなしながら世界(宿主の身体)を守るために奮闘します。

ウイルスや花粉が入ってきたときに人間の体内では何が起こっているのか、すり傷とはどんなものでどんな風に治っていくのかなど、衛生にまつわる身近なことを可愛いキャラクターたちを通して楽しく学べます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 病気や怪我のときに細胞たちが身体の中でどんな反応、対処をしているのかがすごくわかりやすいストーリーになっていてオススメです。細胞や免疫などの話はとっつきにくいこともありますが、とにかく擬人化された細胞たちが魅力的なので勉強しよう、と意識しなくても自然と知識がついてしまいます。

下弦の月 矢沢あい (著) 集英社

下弦の月 矢沢あい (著) 集英社

アマゾン商品紹介 美月は、ギターでせつない旋律を奏でるアダムと運命的な出会いをする。居心地の悪い家を飛び出し、アダムと暮らし始めた美月だが…。ミステリアス・ラヴァーソウル。
どんな話ですか? 下弦の月の夜二人の人間が交通事故に遭う。

女子高生の美月。

不仲な家族と、彼氏が親友と浮気したことを知り、居場所を失っていた。

そんな中街を彷徨っていると路上で歌うアダムと出会う。

アダムの寂しさに触れ、ある洋館で同棲するようになった美月。

美月はアダムの元恋人の存在を知りつつも、彼について行くと決心。しかし待ち合わせ場所の前の交差点でトラックに引かれてしまう。

小学生の白石蛍。

飼い猫のルルを探すうちに車にはねられる。昏睡した蛍の夢の中で美月と出会う。昏睡から目覚め退院した蛍は、ピアノの音に引き寄せられ、ある廃墟に侵入する。そこには夢で出会った美月がいた。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 下弦の月はりぼんで連載していました。小学生の時読みましたが当時は理解不能でした。今までの矢沢あい作品にはないミステリアスなシリアスな描写は、今読むと新鮮で面白く、物語も深みがあります。

美月やアダムだけではなく、登場人物の複雑な気持ちが入り混じっている漫画です。子どもの頃に読んで理解できなかった登場人物の気持ちは、今大人になってそれなりに経験してきたのでよく分かります。大人に読んでもらいたい、哀しく切ないストーリーです。

どんな人に読んでもらいたいですか? ミステリアスな漫画が好きな方。

悲しい恋愛要素があったりもしますが、一つ一つ記憶の謎を解いて行くシーンが一番印象的であるので、読者も考えながら読む事ができます。伏線は回収されながらストーリーは進みますが、最後まで曖昧さを残していて、読者も自分なりの解釈をしながら読む事ができます。

読んだことによるエピソード 特にありません。

静かなるドン 新田 たつお (著) 実業之日本社

静かなるドン 新田 たつお (著) 実業之日本社

アマゾン商品紹介 関東最大の暴力団・新鮮組の総長が射殺された! 跡目を継いだのは息子の静也。しかし彼の本業は、ランジェリー会社「プリティ」のデザイナーだったのだ。かくして、昼はしがないサラリーマン、夜はヤクザの大親分という、奇妙な生活が始まった……。
どんな話ですか? 日中は下着会社で働いている青年近藤静也は、実は日本有数の広域大組織の暴力団の総長でありますが、カタギの彼は背も小さく、上司の部長からはしょっちゅう怒られている冴えないサラリーマンです。チーフである女性に片想い中ですが、あまり相手にされていません。

が、彼がひとたびドンになった裏の姿はとても素敵で、言動・行動がすべてにそつがなく、トップリーダーとして組の者を率い数々の困難や他の暴力団組織との抗争にも打ち勝っていきます。

そのギャップは読んでいてとても痛快であり、男性としての理想をみるようです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 裏街道の長として、類まれな極道の素質を持った若きドン近藤静也の、カタギ世界に憧れ、女性に一途な彼の想いにはとても哀愁があり、普通の生活の幸福というものをあらためて読者に感じさせてくれます。

同時に、近藤静也という男のどんな状況でもぶれない価値観を持ち続けるという強さにも感嘆させられます。

単なる、コミカルマンガという観点ではなく、人の生き方という面でもかなり勉強になるマンガなのでオススメしたいと思います。

どんな人に読んでもらいたいですか? きわどいシーンも多々あるので、20歳以上の学生やサラリーマン等、現実に疲れた人やこれからどうしてよいか分からなくなっている人、将来に希望が持てない人など、幸せ感がうすい人々に男女問わず読んで欲しいと思います。
読んだことによるエピソード 近藤静也のサラリーマン生活での笑顔に日常生活のしあわせの探し方を教えられました。

ぼくは麻理のなか 押見修造 (著) 双葉社

ぼくは麻理のなか 押見修造 (著) 双葉社

アマゾン商品紹介 友達が一人もいない大学生の≪ぼく≫の唯一の楽しみは、コンビニで見かけた名も知らぬ女子高生を定期的に尾行すること。
いつものようにその娘を尾行していたら突然記憶が飛び、≪ぼく≫はその娘のベッドで寝ていて、≪ぼく≫はその娘になっていた。
その娘は≪麻理≫という名だった――。『惡の華』『漂流ネットカフェ』で話題の押見修造最新作。「漫画アクション」にて連載中。
どんな話ですか? 新海誠監督の「君の名は」が大ヒットしましたが、この作品も同じく男女入れ替わりを題材として取り扱った作品です。学校にも行かず、バイトもせず、ただ家に引きこもってゲームばかりしていた大学生の小森功は、深夜に訪れたコンビニで毎日出会う美しい女子高生と出会うのが唯一の心の救いでした。しかしある日、コンビニでいつもどおり女子高生に見とれていた功は急に意識を失います。気がついたとき彼は、鏡に写った自分がその女子高生になっていることに気が付きます。彼はクラスメイトで同じくまりを信奉していた柿口依とともに、もとに戻る方法を画策し始めます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「君の名は」は男女入れ替わりものとして、とても爽やかな青春ラブストーリーとしてまとまっていましたが、この作品は「惡の華」で有名な押見修造さんによるもので、とても現実的な一癖も二癖もある展開になっています。一コマ一コマが写真ででもあるかのような超絶的な画力もさることながら、人物たちの心理描写が非常に秀逸。人間の汚い部分に真っ向から向き合った物語の展開が、ただのラブストーリーでは面白くない人もきっと満足できると思います。物語を読み進めていくことで、実はただの入れ替わりものではない、人間の心理の深い部分を主題とした作品であることも明かされていきます。
どんな人に読んでもらいたいですか? 表面的な恋愛や正義や夢などの、子供向けの作品では満足できない方におすすめです。より現実的で人間の根本を見据えた、純文学作品のような深い人間ドラマが味わえます。また、作者本人が言っている通り、随所にかなり過激な変態的描写もあるので、そちらの方に興味がある人も読んでみると面白いと思います。
読んだことによるエピソード 押見修造と言う漫画家の才能を初めて実感した作品です。この作品で彼のファンとなり、現在出版されている作品にはすべて目を通しました。

輝夜姫 清水玲子 (著) 白泉社

輝夜姫 清水玲子 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 赤ん坊のときに竹林に埋められていたのを発見されたという謎の過去を持つ少女・晶は、突然2人組の少年に連れ去られ、妖しき天女伝説が残る南海の孤島・神淵島へと連れて来られるが…!? 壮大なスケールで贈る、愛と陰謀と復讐のSF巨編!
どんな話ですか? 今まで読んだ漫画の中でとても印象深いのは「LaLa」で連載されていた清水玲子先生の「輝夜姫」という作品です。ストーリーがかなり壮大で、ジャンルとしてはSFサスペンスになるのですが全27巻があっという間に読み終えてしまうほど、のめり込みました。物語は日本の「竹取物語」をベースにしており、5歳までの記憶がない主人公の女性(晶・アキラ)が大人になり自分の数奇な運命に翻弄されながら、過去の記憶と現在に起こっていることを紐解いていくストーリー展開になっています。彼女は自分の過去を掘り起こしていく中で、幼少期「神淵島」という孤島で、世界各国の財閥や権力者たちのドナーとして育てられた経緯があることを知り、同じような仲間が存在していること、「輝夜姫」の生贄として、捧げられるという謎の儀式をしていたこと、計画自体が米軍の指揮のもと行われていたことがわかり、不思議な力をもつ自分と対峙しながら、この不条理な状況を解明して、復讐をしていくストーリーになっています。もちろん前編で島での生活や仲間との出会い、別れを経験していくのですが、後半では復讐するために葛藤する晶の戦いぶりもとても見ものです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 女性向けの漫画雑誌の中で、これほどスケールの大きさで書かれていることがとても珍しいと思ったのと、絵がとても綺麗なので初めて読んだ時のトキメキがあったことがお勧めしたい1番の理由です。趣味でよく海外ドラマを見るのですが、この作品もストーリーの展開自体は、いくつもの伏線が張られていて、仲間の裏切りや恋愛要素もしっかり入っているのでかなり精巧に練られていて、海外ドラマに引けを取らないほどの作品であると感じます。さらにドナーや世界経済を牛耳っている財界や著名人の替え玉として存在するという設定自体も、現実では都市伝説のような形で言われていることでもあったりするので、フィクションですが、想像の中で現実的にはあり得るのではないかと思ってしまうような錯覚が起きてしまう魅力があると感じています。なかなか日本における漫画の世界観でここまで、表現できているのは面白いし、珍しいと思うので是非もっと知ってもらいたい作品の1つです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 元々、少し大人向けの漫画雑誌ではあったので、若干難しい要素はあるのですが、30代、40代と年齢を重ねた方には是非とも読んで欲しい作品ではあります。画力がとても高いので表現力も美しいですし、ストーリーの展開自体もシリアス〜ちょっとセンチメンタルな大人の恋愛要素も含ませてくるので、女性としては憧れの気持ちで見ることもできるし、ストーリーは練られているし、楽しみが倍増して読んでもらえる作品だと思います。また登場人物は皆、何らかの特殊技能や役目があって生まれてきているバックボーンがあるので、それぞれの人物に感情移入してしまい、どの人物の話がメインになっても非常に読み応えがあります。絵が綺麗なので、男性向けよりは女性全般的にオススメの作品ではあります。
読んだことによるエピソード 今まで大人向けの漫画雑誌のものはあまり読んだことがなかったのですが、この漫画をきっかけに漫画≠子供向けという概念はなくなり、日本にはこうやって中身の濃い、ストーリー性の高い漫画がいくつも眠っていることを知るきっかけとなりました。今は動画配信サービスなどで色々な作品を見ることができるので、予算のあるこういったメディアから実写化の作品が出ても十分にインパクトを残せるなと感じています。男性・女性問わず、良作が世代や時間を超えてたくさん多くの人に見られたり、改めて注目を浴びてくれることに期待していきたいです。

ちびまる子ちゃん さくらももこ (著) 集英社

ちびまる子ちゃん さくらももこ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 “さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。

レビュー①

どんな話ですか? 主人公は小学3年生のさくらももこです。みんなからはまる子、まるちゃんと呼ばれています。

まるちゃんの家族や友人やクラスメイトが出てくるお話です。

まるちゃんの周りで起きる出来事が描かれていて、笑えてほっこりし時には感動してしまう楽しいお話が描かれています。

おじいちゃんと仲良しだったり、お姉ちゃんと喧嘩したり、たまちゃんという仲良しの友人がいたり、学校のクラスメイトに変わった子がいたりして楽しいお話がたくさん描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ちびまる子ちゃんは、難しいストーリーではなく日常での出来事などが描かれていて気楽に読むことができます。

またほとんどが一話完結なので、途中から見始めても内容が分かりやすいのもオススメできるポイントです。

自分の小学3年生の頃の事と重ね合わせて読む事ができて、懐かしい気持ちにもなり心が穏やかになれます。

誰かを憎んだり傷つけたりなどは一切出てこないので、とても平和でどの年代の方にもオススメできる漫画だと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 静岡県清水市の小学校3年生のちびまる子ちゃんをとりまいている、何気ない家族とのやりとりや、同級生等の友達とのやりとり等の日常生活を面白おかしく描いたコメディ漫画です。家族や同級生のキャラクターがそれぞれ特徴があり、自分達のまわりにもどこかこんな感じの人いたなーと思うことや、日常にあるささいなことを作者の力量や切り口で面白おかしく描かれていることがとても面白くつい引き込まれて読んでしまうような作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 単純に気楽に読むことができる漫画だからです。どんな体調や気分の時であっても気楽に読んで楽しい気持ちになれるんだろうと思っています。というのも、小学校3年生の日常なのでエピソードの多くが、ある特定の前提や物語の経緯なども追う必要がない話が多く、何巻からでも手にとって読んでいくことが出来てまた、エピソード毎に読んでいくことが出来ることもオススメ出来るポイントです。また、国民的な漫画なので、多くの人と共有の話題として利用出来る点もポイントです。

レビュー③

どんな話ですか? ちびまる子ちゃんは作者であるさくらももこ先生の子供期時代がモデルになっています。

静岡県に住む小学校三年生の「ちびまる子」とその家族、友人たちのほのぼのとした日常が描かれています。

個性的なキャラクターに囲まれて、笑いあり涙ありの心温まるエピソードばかりです。

まる子がドジをしながらも明るく前向きに成長していく姿を見守ることができます。

当時の流行歌手やおもちゃも登場して、昭和の一般家庭の風景やカルチャーを学ぶこともできます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 嫌なことがあったとき、ちびまる子ちゃんを読んでいつも笑って元気をもらっていました。

ギャグセンスの高さとキャラクターの個性にいつも感心してしまいます。

そして、読んでいるうちにすごく心が温かくなって、不思議とイライラや不安が鎮まっていくのです。

「こんなときもあったなぁ」と自分の少女時代とリンクしていって、家族や友達との思い出が蘇ってきます。

学校帰りの友達との会話、家族の団らん、兄弟喧嘩など、ノスタルジックな気持ちに浸ることができるからです。

WORST 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

WORST 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 悪名高き鈴蘭高校に入学した月島花を待ち受けていたのは、鈴蘭名物“一年戦争”だった!! 不良(ヤンキー)まんがの巨匠が描く新・最強伝説!!
どんな話ですか? 地域最大規模のワル【不良】が集まると言われる鈴蘭男子高校。カラスの学校と言われるその高校は毎年問題がある血気盛んな若者が集まるヤクザ養成学校でもある。未だかつてその高校をまとめた番長と言われる存在がいない中、月島花という田舎育ちの青年が色々なライバルをかき分けながら、鈴蘭のテッペン【番長】を目指す青春不良漫画。前作のクローズから続く話やキャラクター、お馴染みのライバル高校の鳳仙も登場しており、読み応えのある作品となっています
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私自身現在36歳ですが、自分の高校時代を思い返してもここまで熱くなれる事も、はたまたここまで激しい描写の様な事はとてもじゃないけどありませんでした。そして私の青春時代に思春期の男の子には有り余るパワーを発散させてくれる場所や機会は中々無かったです。しかし、 、この漫画は思春期のあのやり場のない思いや何とも言えない怒りを代弁してくれる作品となっています。悶々とした思い、パワーをこの漫画を通じて発散してほしいです!
どんな人に読んでもらいたいですか? 一番は今青春を謳歌している男子中学生、高校生。やり場のない怒りやパワーをこの漫画で発散してほしい。ただ同じ年代の女の子にも読んでほしいです。同年代の男の子がどういう物に憧れて、興味があるのかこの作品を通じて感じてほしい。
読んだことによるエピソード 特にないです

可愛い僕のミア 天然貴族様の愛されメイド tsugumi (著) ぶんか社

可愛い僕のミア 天然貴族様の愛されメイド tsugumi (著) ぶんか社

アマゾン商品紹介 蜜愛生活のルールは「決して恋をしない事」

優しくてイケメンのご主人様のもとにメイドとして雇われたミア。
今日もお皿を割ってしまったのに、可愛いお仕置きで私を許してくれる。
そんな彼とミアの間には、二人だけのルールがある。
「お茶は一日2回」「贈り物を拒んではいけない」「食事は一緒に食べること」…。

けれどご主人様がミアに課した一番のルールは「決して僕たちは恋をしない」というもので…。

恋愛厳禁なご主人様とメイドが本当の「恋」を見つけるまでを描く、
ロマンチックラブストーリー!

【コミックス特典】
・書き下ろしエピソードを2編収録!
・書き下ろしおまけページ収録!
・紙コミックスだけのカバー裏書き下ろし特典も!

どんな話ですか? 貴族の御曹司とメイドのちょっぴりえっちな純愛ロマン。

世俗を厭い、街外れの別邸で一人で暮らす、貴族の御曹司である儚げな美青年のユーゴ。彼に雇われたのは、元気で明るい村娘のミア。

最初はただの主人とメイドの関係だった二人。だけどミアが風邪を引いて倒れたことで大きく変わります。

隙間だらけの使用人室の寒さ。食事のお粗末さ。

メイドとしては当然の環境でした。

当たり前だと言うミアに、彼女の明るさに惹かれ始めたユーゴは愕然とします。

身分の大きな違いを初めて自覚するユーゴ。

彼女に毎晩一緒に眠り、同じ食事を摂るように命令します。

当然のように結ばれた二人。

だけどユーゴはミアとの間に新たなルールを設定します。

「きみは絶対、僕に恋をしてはいけない」

恋人同士のように暮らしながら、ミアは笑ってそれを受け入れます。

身分制度の厳しい時代、貴族とメイドの恋は悲しい結末にしかならないものでした。

誰も居ない小さな館で暮らす二人。

次第にミアに心を開いていくユーゴ、ユーゴをどんどん好きになっていくミア。

ミアは行き場の無い恋に苦しくなり、ユーゴはミアに引きこもる原因になった家族の事情で傷ついた自分を知られることを恐れ、揉めてミアが飛び出すことに。

ミアを愛していることを自覚したユーゴは、彼女を追いかけます。

そして家名を捨てる覚悟をしたユーゴとミアは身分を越えて結婚します。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかくミアが健気で可愛くて、ユーゴがかっこいい!何より、二人の恋愛をとても丁寧に綴られているんです。

ユーゴは母を早くに亡くしています。すぐに入った後妻にも懐いていましたが、口さがない使用人のおしゃべりから、後妻が母によって引き裂かれた父の恋人であったことを知ってしまいます。

父に恋した母は、実家の力で二人を別れさせて結婚し、ユーゴを産んでいました。

傷ついて引きこもったユーゴが、ミアの明るさに救われて惹かれていく様子がとてもよくわかります。

R18シーンメインになりがちなTLですが、物語がしっかりしていて、感情移入出来るんです。

おそらくヴィクトリア時代のイギリスが舞台だと思うのですが、当時の身分制度や服装などもとてもよく調べて描かれているのも、お話の深みになっていると思います。

どんな人に読んでもらいたいですか? 疲れている大人の女性にぜひおすすめしたいです。

絵柄はとても可愛いですし、惹かれ合い、愛し合う二人が、身分を越えて結婚するというハッピーエンド。

物語もドラマチックです

心が癒やされると思います。

ロマンティックな少女漫画が好きな方にぜひ。

読んだことによるエピソード 癒やされました

七つ屋志のぶの宝石匣 二ノ宮知子 (著) 講談社

七つ屋志のぶの宝石匣 二ノ宮知子 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 『のだめカンタービレ』から4年、待望の二ノ宮知子最新作のテーマは「宝石×質屋」!東京下町の老舗・質屋を舞台に、宝石のオーラが見える質屋の娘・志のぶとイケメン宝石外商・顕が織りなす、キラッキラの人間ドラマ。新・二ノ宮劇場の開幕です!!
どんな話ですか? 「七つ屋志のぶの宝石匣」は二ノ宮知子先生による、宝石と質屋さんのお話です。

主人公は、高校2年生・志のぶ。実家は、東京下町の質屋・倉田屋です。志のぶは若くして店に立ち、神様に与えられた(?)才能で宝石の鑑定をしています。

顕微鏡でもルーペでも分からない、石の「気」を感じることができます。志のぶには祖父が勝手に決めた婚約者がいます。

名家・北上家の跡取り、北上顕定です。北上家は顕定が幼い頃、一家離散の過去があり、訳あって倉田屋に預けられました。大人になった顕定は、高級ジュエリー店で外商の仕事をしながら、一家離散の理由を調べていました。

志のぶは神様に与えられた才能で、顕定を助けていくのかいかないのか・・・。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 顕定の過去・そして志のぶの天賦の才能がどうやって絡んでいくのか、今後の展開がとても楽しみになるストーリーです。コメディなのにシリアスの部分もあり、今まで出会ったことのないような独特の面白さがあります。

それにしてもさすが二ノ宮先生、黒髪の貴公子・顕定がかなりカッコいいです!

しかし、ただのイケメンキラキラ王子ではなく、残念な部分もあったりで、面白さ倍増です!

毎回登場してくる様々な宝石がとても素敵に描かれています。

物語との関連性も素晴らしく、宝石と質屋さんの世界の面白さにどんどん引き込まれていきます。

どんな人に読んでもらいたいですか? 是非漫画に興味のない大人の女性に読んで欲しいです。のだめカンタービレのような派手さはないですが、一話一話ギュッと凝縮された面白さがあります。

キラキラ・キュンキュンとした少女漫画は苦手・読んでいて恥ずかしくなるという方に、是非おすすめしたいです。

読んだことによるエピソード 宝石・石の世界の奥深さを感じることができます。

コウノドリ 鈴ノ木ユウ (著) 講談社

コウノドリ 鈴ノ木ユウ (著) 講談社

アマゾン商品紹介 出産は病気ではない。だから通常の出産に保険はきかない。産科医療は怪我や病気を治す訳ではない。なので通常の出産に産科医は必要ない。だが、何かが起こりうるから産科医は必要なのだ──。年間約100万人の新しい命が誕生する現場の人間ドラマ、開幕!モーニングで大好評だった「未受診妊婦」「切迫流産」「淋病」「オンコール」を収録。

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の産科医鴻鳥サクラをはじめとした、ペルソナ病院で働く人たちの妊娠と出産にまつわる物語です。ペルソナ病院には、出産を前にした妊婦がたくさん来院します。その妊婦や家族は、何かに悩んでいたり出産への不安を抱えています。ペルソナ病院で働く人たちは妊婦や家族の抱えている悩みに真摯に向き合い、必死で救おうとします。

命が誕生する奇跡、出産の大変さ、医師たちの苦悩、出産を取り巻く厳しい現状など、妊娠や出産をテーマに繰り広げられるヒューマンドラマ作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? コウノドリをオススメしたいのは、中高生や大人たち全員に知って欲しいことがたくさん描かれているからです。誰もが妊娠と出産という言葉は知っていますが、実際にどういうことなのか深くは理解していない人が多いはずです。この漫画を読むことで、妊娠や出産に対する理解が確実に深まります。妊娠や出産に考えが及ぶだけでも、この漫画を読む価値があると思います。また単純にヒューマンドラマ作品として非常におもしろいですし、ぜひとも多くの人に読んで欲しいです。

レビュー②

どんな話ですか? 産婦人科医が主人公の医療漫画。主人公は医師であり、天才ジャズピアニストでもある。

妊婦とその家族を中心に描き、話が進んでいく。テーマ毎に2話~4話程度の話であることが多い。

登場人物も個性豊かな人物が登場。産科医・助産師・ソーシャルワーカー・小児救急医等。それぞれの立場からの発言や行動がストーリー展開に影響する。

一人一人の生活スタイル等のバックグラウンドが分かりやすく描かれている。出産が奇跡であることを痛感出来る作品。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 妊婦の不安な気持ちに寄り添っているから。
私自身もこの漫画を読み始めた時は妊婦だったが、出産に対して無知で恐怖心しかなかった。
医療用語も登場するが、一般人であってもある程度は分かるし、その点がリアル感を出していた。男性目線・女性目線どちらでも楽しめる漫画。
漫画に出てくる絵も緻密で丁寧に描かれており、漫画が苦手な人でも読みやすい。出産を迎える妊婦だけでは無く、その妊婦さんの周りの人にも子育てを始める心構えとして読んでおいたほうが良い作品だから。

レビュー③

どんな話ですか? 産科医の鴻鳥先生を中心に、妊婦さんとその家族のお話で、流産や不妊、赤ちゃんの障害など、出産にまつわるテーマを描いています。鴻鳥先生は、いつも優しく妊婦さんと家族、ベービーに寄り添ってくれる素敵な先生です。鴻鳥先生を取り巻く同じ病院の先生や看護師さん、助産婦さんも人間的にもとても魅力的な登場人物がたくさん出てきます。お母さんとベビーどちらを助けるか?など、時にはシリアスな場面もありますが、妊娠・出産がいかに奇跡的で素晴らしいことか、命の尊さが伝わる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 実際に私が妊娠中に読んでいて、漫画に登場する妊婦さんの不安や疑問などが一緒に解決できたので心強かったです。本当にバイブルにしていました。普段なかなか知ることのできない医療現場を覗き見しているような感覚になります。人の命が誕生するのは奇跡だなぁと本当にしみじみ思うことができると思います。妊娠、出産に関する専門的な知識がなくても、楽しめるしタメになる内容になっていますし、涙なくしては読めない回も多く感動します。