貴族の御曹司とメイドのちょっぴりえっちな純愛ロマン。
世俗を厭い、街外れの別邸で一人で暮らす、貴族の御曹司である儚げな美青年のユーゴ。彼に雇われたのは、元気で明るい村娘のミア。
最初はただの主人とメイドの関係だった二人。だけどミアが風邪を引いて倒れたことで大きく変わります。
隙間だらけの使用人室の寒さ。食事のお粗末さ。
メイドとしては当然の環境でした。
当たり前だと言うミアに、彼女の明るさに惹かれ始めたユーゴは愕然とします。
身分の大きな違いを初めて自覚するユーゴ。
彼女に毎晩一緒に眠り、同じ食事を摂るように命令します。
当然のように結ばれた二人。
だけどユーゴはミアとの間に新たなルールを設定します。
「きみは絶対、僕に恋をしてはいけない」
恋人同士のように暮らしながら、ミアは笑ってそれを受け入れます。
身分制度の厳しい時代、貴族とメイドの恋は悲しい結末にしかならないものでした。
誰も居ない小さな館で暮らす二人。
次第にミアに心を開いていくユーゴ、ユーゴをどんどん好きになっていくミア。
ミアは行き場の無い恋に苦しくなり、ユーゴはミアに引きこもる原因になった家族の事情で傷ついた自分を知られることを恐れ、揉めてミアが飛び出すことに。
ミアを愛していることを自覚したユーゴは、彼女を追いかけます。
そして家名を捨てる覚悟をしたユーゴとミアは身分を越えて結婚します。 |
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