モリのアサガオ 郷田マモラ (著) 電書バト

モリのアサガオ 郷田マモラ (著) 電書バト

アマゾン商品紹介 文化庁メディア芸術祭大賞受賞作!!なにわ拘置所に配属となった新人刑務官 及川。

そこには一筋縄ではいかない死刑囚達と制度が抱える問題があった。死刑を執行する側とされる側。

新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の<今>を描ききった衝撃の問題作第1巻!

レビュー

どんな話ですか? これはドラマにもなった死刑囚と刑務官のお話です。自分もアマゾンの試し読みからこの本を読むことになりました。殺人などを起こし、死刑囚となった確定判決をうけ刑死をまつばかりとなり、拘置所で過ごす毎日を新人刑務官がかれらとのやりとりを漫画としたものです。また、野球が好きだったこの主人公は、当時の野球で知り合った友人が死刑囚となった。彼との死刑に対する向き合いをどのようにしていくのか。葛藤の中から死刑制度を考える作品だと思います。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 漫画というのは面白い漫画もあれば、このように死刑というかなり社会性で議論性のある内容を漫画にするというのは、かなり異質な漫画のように思います。テレビでは死刑になったということで、当然残虐な犯人に対して批判的な人ばかりでそれは当然だと思います。死刑制度は維持する必要性があるものの、なぜ殺人などの凶悪犯になっていったのか?そういう社会にならないためにはどうしたらいいのか?非常に考えさせられる漫画だと思っています。