ヘルハウンド 保険調査員怪譚 大沢俊太郎(著) 安藤慈朗(著) 日本文芸社

ヘルハウンド 保険調査員怪譚 大沢俊太郎著 安藤慈朗著 日本文芸社

 

アマゾン商品紹介 『保険金詐欺天国』
そう揶揄されるほど、保険金の不正請求がはびこる日本―。
金に目が眩んだ魔物たちが企てた保険犯罪<モラルリスク>。
その調査を請け負い、闇に隠された真相を暴くのが保険調査員である!!
「さあ、猟りの時間よ―」
AAA級だけの難事件を扱うヘルハウンド・エージェンシーの調査員・紅林あかね。
一見、何の変哲もない事故…。しかし彼女の信念の牙は、真実に食らいつく―ッ!!
そして、事件の裏に潜む、魔物たちを操り犯罪を楽しむ傍観者の存在とは…?
衝撃の保険サスペンス、開幕!!
どんな話ですか? 誰もが一度は「保険金詐欺」や「保険金殺人」という言葉を聞いたことがあると思いますが、そのような保険菌を騙し取ろうとする輩に対して綿密な調査を行い、きちんと支払うべきか“嗅ぎ分ける調査員が主人公の物語です。タイトルの「ヘルハウンド」とは「狩猟犬」という意味で、文字通りそのような犬の如く、普通の調査員では騙されてしまってもおかしくない事案やどんな大掛かりな嘘でも見抜いてしまう、女性調査員の紅林あかねの活躍を存分に楽しめる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? よくこんなことを思い付くものだと思ってしまう大掛かりな保険金詐欺でも、紅林あかねにかかればバレてしまうといった読んでいてカタルシス(爽快さ)を感じることができる点が一番オススメの理由です。悪に対して堂々と正面から切り込む話なので、その手の最後には必ず悪は滅びるという前提の話が好きな人にとても向いていると思います。また、相手も必死に無理を通そうと抵抗してくる為、大ピンチになることもあり、それと戦う姿が見物です。暴力団が絡む事案での戦いは特に見どころが多く、スリルも満点です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 物語の途中で嫌な人間や組織がたくさん出てくるものの、最後にはスカッとできる話の為、いわゆる“勧善懲悪”ものが好きな人にオススメしたいです。時には命の危険を犯してまで詐欺などを追及する姿は、読んでいて応援したくなると思います。
読んだことによるエピソード あくまで漫画の中の話ながら、こんな巧みな保険金詐欺の方法があるのかと思ってしまうエピソードが多くあるので、変な意味で感心してしまいました。