不安の種 中山昌亮 (著) 秋田書店

不安の種 中山昌亮 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 生ぬるい風、落下する不快感、背中に刺さる冷たい視線…。闇の種が発芽する時、非日常のモノ共が出現する!!

レビュー

どんな話ですか? 普段何気ない日常の中にある、ふとした瞬間の違和感を追求したホラー漫画です。

1話大体5ページくらいで… 主人公は毎回違います。テレビ番組、世にも奇妙な物語の様な感じで進んでいく感じです。

ただ道を歩いてる時に、少し気になる事や人を見かけて

ソレを探求しようとする主人公にビックリさせる異質なナニかが迫ってきたりして読者を驚かせます。

幽霊のようにも妖怪のようにも 人間なのかよく分からない不気味な人物も出たりと、とにかく異質なナニかが毎回出てきます。

絵も、とても上手なので読んでて満足度があります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく絵がうまい!他のホラー漫画にはない上手さがあります。描写がリアルなのでホラー好きには満足いく漫画のはずです。

表紙がとても上手くて、どんなホラーが来るのだろうとワクワクしながらホラー漫画を買って、読んでみたら中身の絵のクオリティが低くガッカリしたりする事が何度もありましたが、不安の種は表紙詐欺などはありません(笑)

表紙の絵はまったく書き込まず、逆に中身で勝負している作品なのです。

そして、1話1話が短くて台詞もあまりなく読みやすい!

ホラー漫画を描きたいという人にもかなりお勧め漫画です。

ブラック・エンジェルズ 平松 伸二 (著) グループ・ゼロ

ブラック・エンジェルズ 平松 伸二 (著) グループ・ゼロ

アマゾン商品紹介 全国を巡りながら自転車のスポークを武器に、現代社会に巣くう悪人を闇に葬っていく。自ら『黒い天使』と名乗る仕置人、それが雪藤洋士である。本気で更生しようとしている前科者の精二に執ように嫌がらせを続け、妹を強姦してまで挑発したあげくに射殺した外道刑事をトイレで刺殺した。そして辻斬りを楽しんでいた名家の息子。風呂屋の子供を誘拐したチンピラ。籠城し、殺人を繰り返す銀行強盗などをひそかに葬っていく。ヤクザのために覚醒剤中毒にされ、金を得るために通り魔を繰り返していた優子も愛するが故に自ら手を掛けるのだった…。

レビュー

どんな話ですか? アルバイトをしながら日本を自転車で旅する青年・雪藤洋二には別の顔があった。それは法で裁くことが出来ない悪を自転車のスポークで暗殺する、弱きを助け強きを挫く闇のヒーロー“黒い天使”だった。
無差別に人を殺す通り魔、権力を盾に悪事をはたらいたり、何の罪もない人々を痛めつける外道たち…。
世の中の正義では裁くことのできない悪を闇に紛れて裁いていく。
ストーリー中盤以降は竜牙会という暗殺者要請組織との死闘に展開していき、壮絶なバトルを含んだハラハラドキドキの展開となる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? リアルで芸術的な絵。
本当に悪人と思えるやつをやっつけてくれる爽快感がある。
また中盤以降の竜牙会との死闘においてはバトルシーンが超迫力。
竜牙会を抜けて雪藤と行動を共にする仲間達のキャラも皆カッコイイ。

俺、つしま おぷうのきょうだい (著, その他) 小学館

俺、つしま おぷうのきょうだい (著, その他) 小学館

アマゾン商品紹介 猫あるある満載!つーさんが書籍に登場!

数ある猫漫画の中で、「とにかく猫の描写がリアル!」と絶賛される「俺、つしま」がついに書籍化!
何気ない猫のしぐさや細かな毛色の表現が抜群の画力で描かれる猫漫画の根底にあるのは、溢れんばかりの猫愛。読み進めていくうちに猫への愛情がふくらんでいきます。
主人公は、外でゴミを漁っていたところをおじいちゃん(実は女性)に保護されたキジトラの「つしま(つーさん)」。すでにおじいちゃんの家で暮らしていた先住猫の「ずん姐さん」やあとからやってきた「ちゃー」「おさむ」などとの暮らしぶりに猫あるあるが満載でニヤリとさせられます。
さらに、涙腺がゆるんだ読者が続出した「ただいてくれるだけでいいんだよ」のエピソードなど感動シーンも。
実話をベースに展開される猫愛あふれるストーリーは読む人の心を癒しまくります!

レビュー

どんな話ですか? 元野良猫だった「つしまさん」と飼い主とご近所の人や野良猫たちのお話しです。Twitterで発信していた作者の漫画が小学館で書籍化されました。いまでは「俺、つしま3」まで発売されていてグッズ展開もしています。大人の女性に人気の漫画です。野良猫たちが話しているであろう会話と飼い主(女性なのに漫画ではおじいさんという設定)の愛情といたずらが絶妙に面白かったり、哀愁漂う話があったり、野良猫が他の家で飼われて幸せになっていたりとほのぼのとした物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 猫好きにはたまらない本だからです。決して、つしまさんも他の猫も可愛く描写されているわけではないのに愛おしい気持ちにさせてくれるのは飼い主のおじいさんや周りの住人、猫が人を思いやったり、猫同士の絆などが描かれているところです。もちろん猫が本当にそう思っているかは分からないけれど「そうだったら良いな」と思える話もあったり、いかにも猫らしいという笑える話もあったり疲れがふっと癒される漫画なんです。ふてぶてしいつしまさんを段々可愛く見えるようになるし。

トライガン 内藤泰弘 (著) 少年画報社

トライガン 内藤泰弘 (著) 少年画報社

アマゾン商品紹介 7都市のひとつを灰に変え、600億$の賞金首として手配された伝説のガンマン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード。そんな力を持つとは思えない程温厚な男。無関係な人達を守る為に今日も戦う!ハートフルガンアクション。
どんな話ですか? 最愛の人を殺された主人公が復習を果たすため、世界を旅する漫画
なぜその漫画をオススメしたいですか? 複雑な描写にも関わらずスピード感があり胸が熱くなるようなガンアクションで興奮してくる作品だからです
どんな人に読んでもらいたいですか? スカッとしたい方、熱中したい方、スピード感のある漫画を読みたい方
読んだことによるエピソード 自分で決めた信念を貫く強い心の大切さを知りました

羣青 中村珍 (著) 小学館

羣青 中村珍 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 殺した女。殺させた女。“共犯者”となった二人の女が、逃避行の中で遭遇する出会いと別れ。愛と憎しみ。喜びと悲しみ。無垢と汚辱。生と死。―2010年、すべての人間ドラマはこのひとつの物語に結晶する。
どんな話ですか? 夫から激しいDVを受け続けた人妻は、獣医となった高校時代の級友に再会し、レズビアンの彼女と寝る代わりに夫殺しを依頼する。級友は現在恋人と同棲していたが、人妻への未練がぶり返して依頼を引き受ける。
共謀しDV夫を葬ったものの、殺害現場に証拠を残していたのが発覚し、追い詰められた挙句逃避行にでた二人。
殺した女と殺しを頼んだ女、究極の共依存のはてに待ち受ける過酷な運命とは。
魂の慟哭が響くシリアスなヒューマンドラマ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 幼い頃から父親に暴力を受け続け、成人後もDVクズ夫と結婚してしまった女。そんな女に不毛な片想いをする女。男に依存して身の破滅を招いた人妻と、人妻に依存してせっかく順調にいっていた幸せを壊してしまったレズビアンの逃避行がやるせないです。ですがただ重苦しいだけでなく、二人が出会い別れる人々のドラマが複雑に交錯する事でかすかな救済と希望の光が仄見えます。二人はいずれも不器用な生き方しかできず、相手を道連れにしてしまった負い目を抱いていました。友情とも愛情とも言い難い、殺人を犯す事で運命共同体にならざるえなかった関係性には終始閉塞感が漂っています。レズビアンに捨てられたと思い込んだ恋人が辿る末路など、ショッキングな展開が多くて心にずしんときました。絵柄はリアルタッチで、痣や傷の表現が生々しく痛みすら覚えます。クライマックス、二人がみっともない本音をさらけだして絶叫する場面では激しく感情を揺さぶられました。
どんな人に読んでもらいたいですか? 大人の女同士の愛憎劇が読みたい人
心にずしんとくる話が読みたい人
逃避行にでたい人
不毛な片想いをしている人
読んだことによるエピソード 特になし

ブラッドハーレーの馬車 沙村 広明 (著) 太田出版

ブラッドハーレーの馬車 沙村 広明 (著) 太田出版

出典:ブラッドハーレーの馬車

 

アマゾン商品紹介 資産家・ブラッドハレー家の養女になることが、孤児院の少女たちの憧れだった。ブラッドハーレー聖公女歌劇団で華々しく活躍する……そんな期待に胸を膨らませた少女たちがたどり着いた先は、暗い暗い塀の中。恐ろしく壮絶な悪夢が始まる――。
どんな話ですか? 歌劇団を主催する大富豪・ブラッドハーレー家は、毎年豪華な馬車を孤児院にさしむけて、身寄りのない少女たちを養子に迎え入れていた。
舞台での活躍を夢見、希望にあふれて馬車に乗り込んだ薄幸の少女たちを待ち受けていたのはしかし、高い塀が聳える監獄。
実は富豪の養女というのは建前にすぎず、少女たちは野蛮な囚人たちの性欲の鬱憤の捌け口として、慰み者にされる宿命だった。
何も知らずブラッドハーレーの馬車に乗り込んだ少女たちそれぞれが辿る、あまりに残酷すぎる運命とは。
トラウマになること必死の衝撃作。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢と希望にあふれた無垢な少女たちが辿る、残酷すぎる運命に衝撃を受けます。
読んだら鬱になる事必至、絶望しかもたらさない名作。
どん底の底が抜けるほどとことんまで落ち込みたい、鬱好き読者にはおすすめです。
また、美少女たちが鬼畜に凌辱されるシーンが描かれるので、嗜虐欲を満たしたい人にもおすすめ。
ただ残酷で外道なだけではなく、作者持ち前の画力の高さによって、一種の残虐美ともいえるような芸術表現に昇華されているのもポイントです。
ただのエログロにあらず、少女たちが突き落とされた地獄で見出す一筋の希望もちゃんと描かれるため、群像の悲喜劇が交錯する人間ドラマの趣があります。
時代や場所は明言されていませんが、作者は「赤毛のアン」に触発されて描いたと言及しており、少女たちが着る華やかなドレスの描写や欧州風の馬車や建物の描写も見ごたえあります。
どんな人に読んでもらいたいですか? 鬱展開に耐性のある人
どんでん返しに驚きたい人
エログロが好きな人
読んだことによるエピソード とくになし。