銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 超ヒット作『鋼の錬金術師』の荒川弘の最新作!
大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。授業が始まるなり子牛を追いかけて迷子、実習ではニワトリが肛門から生まれると知って驚愕…などなど、都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、酪農青春グラフィティ!!

レビュー①

どんな話ですか? 高校受験時進路をどうするか悩み、学校の先生の勧めで農業高校の酪農科に進学することから始まります。生き物の世話や食べるとは犠牲の下でなっていること等普通の学校では学べないことを学んでいきます。そんな中、友人たちと学び、バカなことをし、時には恋愛をし、何かをやり遂げようと一生懸命やり、時には頼らなければいけないことを知っていきながら成長する3年間を描いています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校選び特に何も考えず何となくで選んだ高校からの大学、社会人。きちんと考えていなかったらこそ今後悔ばかりしています。そんな中この作品を見ると、中学の時に悩み、それをきちんと受け止めてくれた周りがいてうらやましいと思います。そして、時には否定され、逃げたくなる、楽な道を進んでもいいところを目をそらさず自分自身で選んで進んだ主人公の生きざまがすごいと思いお勧めします。最終話では初回の描写と似たところがあり、こんな風に成長したんだと痛感させられます。人生逃げずに考え続ければ大変で辛い思いもするけど、結果が残ることを教えてくれます。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公である男子高校生の八軒は、親からの学問に対するプレッシャーから逃れるために、全寮制の農業高校へ進学しました。そこには、農家の跡取り達(キャラが濃い)がひしめき合っており、八軒も次第に勉強以外の重要なモノに気付き始めました。特に部活動に馬術部があり、好きな女の子に近づくために入部するシーンがとても面白いです。また途中で、壁に当たり挫折するシーンも何度か見受けられますが、仲間や大人のフォローで乗り切っていきます。シリアスあり、ラブコメあり、笑いありの良作です。是非、読んでみてください。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「銀の匙」とは、農業を専門とする北海道の高校で、高校生達の日常とラブコメが繰り広げられる漫画となっております。また単行本は15巻完結となっており、お手軽に全巻揃えることができます。内容自体は高校生の学園モノですが、テーマが農業高校であるため、独得な世界観となっております。内容としては、ギャグとシリアスがとても良いバランスで構成されております。この漫画は、週間少年サンデーで連載されていたこともあり、全年齢層が楽しめる内容となっております。

レビュー③

どんな話ですか? 高校受験に失敗した主人公、八軒勇吾。

学力競争などから逃げ出すために進学した「エゾノー」で、沢山の仲間や畜産動物(なかま)に出会い触れ合い、成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 初めはナヨナヨとしていそうに見える主人公だが、物語が進んでいく内に、人間としての成長していく様がしっかりと描いてあり、更には起業にまで取り組んで行く姿をみていると、気持ちが前向きになってしまう。

様々な困難に正面からぶつかって行く姿勢は、見習いたい物がある。

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?
どんな話ですか? 気弱な高校生、小早川セナがその足の速さを見込まれて、半ば強引にアメフト部に入部させられる。悪魔のような性格の上級生ヒル魔や、心優しい先輩栗田とともに試合に出続けるうち、アメフトの魅力に惹かれていくセナ。さらには進清十郎といった強大なライバルも現れて、闘いは熾烈を極めてゆく。高校アメフトでは、クリスマスに全国大会決勝が行われ、これをクリスマスボウルという。クリスマスボウルに出ることが、ヒル魔や栗田の夢であり目標だった。そこにセナが加わり、さらにはキャッチの達人モン太や、セナをいじめていた不良連中もアメフト部に加入。弱小アメフト部はクリスマスボウルに出場できるのか、そして、数あるライバルとの闘いの結末とは?
なぜその漫画をオススメしたいですか? アメフトは日本ではほとんどなじみのないスポーツだけれど、ルールについて何も知らなくても、物語の中で説明してくれるので、自然と引き込まれます。アメフトというスポーツ自体の魅力や、時には熱く、時にはコミカルに展開する物語、さらには魅力的なキャラクターがたくさんでてくるなど、本当に面白いです。チームメイトとの友情だったり、ライバルとの熱い戦いも見どころです。この漫画を通じて、アメフトのルールだったり、アメフト自体の魅力を知ることができるので、オススメです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 逆境の中でもがいている人ですね。主人公やその周りのキャラクターは、かつて一度は大きな挫折や失敗を経験した人物です。それを乗り越えていく根性や勇気、熱さをこの漫画は与えてくれます。何度も打ちのめされても、それでも諦めない、そしてその先にキャラクターの成長がある。この漫画を読み終えたあとは、大きな勇気とエネルギーであふれていると思います。
読んだことによるエピソード アメフトのルールがわかったので、実際のアメフトの試合を見るようになりました。

エリアの騎士 伊賀大晃 (著), 月山可也 (著) 講談社

エリアの騎士 伊賀大晃 (著), 月山可也 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 憧れの兄・逢沢傑はU-15日本代表にして鎌倉学館サッカー部主将。その陰に隠れるどころか、あだ名は「ミスターノーゴール」の弟・逢沢駆は精神的に弱く、ストライカーとしての自信を失っていた。そんな二人を襲った交通事故が全てのはじまりだった。駆は兄の心臓を移植されることで一人生き残った駆は、一度はサッカーをやめることすら考えたが、兄が抱いていた世界を目指す強い意志を知り、再びストライカーの道を歩き出す決意を固めた!

U-15日本代表の10番にして鎌倉学館中学サッカー部主将・逢沢傑を兄に持つ駆は、過去の事故以来左足が使えず、サッカー部のマネージャーをしていた。ところが兄の指名により、突然紅白戦のメンバーに抜擢される! サッカーを愛する兄弟が織りなす、ドラマティック・サッカーストーリー!!

レビュー①

どんな話ですか? U-15日本代表の10番を背負う鎌倉学館中等部サッカー部逢沢傑は幼少期からずっと天才だった。そして、その弟である逢沢駆は兄を尊敬していた。駆は選手ではなく、マネージャーとして活動していたが、傑は弟が一番の自分の相方であると考えていた。

ある日、自転車で学校に行こうとしていた二人は交通事故にあってしまう。目が覚めると、駆は病院のベッドの上。

傑は助からず、その事実を聞いた駆は錯乱する。その後、かつての幼馴染である美島 奈々の説得により、駆はサッカー選手として復帰する。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語の序盤で天才であった兄を失くした弟が、サッカーを通じて立ち直っていく姿や成長していく姿が繊細に描写されていて、感情移入してしまうような構成になっています。

また、物語に登場する人物一人一人にそれぞれの物語があり、他の作品のように主人公のみがすごい!みたいな展開にはなりません。

また、サッカーの戦術などもしっかりと描かれており、気合いや根性だけではない、読んでいて納得するような場面も多いのが面白いところです。

レビュー②

どんな話ですか? 『週刊少年マガジン』にて連載されていた『エリアの騎士』は一時アニメ化も実現し、今でも根強い人気がある、青春サッカー漫画です。

日本の至宝と称される天才プレーヤー、逢沢傑(あいざわすぐる)を兄にもつ主人公、駆(かける)は、ある理由で中学サッカー部のマネージャーを務めていました。

かつてプレーヤーだった駆自身、偉大な兄と自分を比べ、次第に選手として活躍する自信を失っていたからです。

そして部活のキャプテンを務める傑に対し、駆が退部の話を打ち明けたある朝、物語は一気に急展開を迎えます。

退部を打ち明けた駆と、また一緒にプレーしたいと願う兄の傑は登校中、車の事故に巻き込まれ、兄の傑は命を落としてしまいます。

脳死した傑の心臓を移植され、なんとか一命をとりとめた駆は兄の意思を継ぎ、再びプレーヤーとして復帰を決意します。

そんな駆が日本代表にたどり着くまでの成長や友情、笑い、感動、恋愛などが描かれたストーリー展開となっています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 『エリアの騎士』をオススメする理由は、サッカーについてあまり知らない方でも非常に読みやすい漫画だからです。サッカー用語が出てきても会話での説明描写がありますので、理解しながら読むことができます。また絵柄も一巻から非常に綺麗であることに加え、ギャグ要素もあるのですぐにキャラクターに愛着を感じやすく、早く続きを読みたくなります。実際私は読み始めた当初あまりサッカーについて知らず、友人から勧められたのですが、上記のような漫画の雰囲気に惹かれて最終巻まで読み進めました。

宇宙兄弟 小山宙哉 (著) 講談社

宇宙兄弟 小山宙哉 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交したある約束によって、動き出そうとしていた。

幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の南波六太が、子供のころからの夢であった宇宙飛行士への夢を一度は挫折したのの、叶えていく物語。 物語のはじめでは弟の日々人は既に宇宙飛行士候補生。月でのミッションを日本人初として迎えるところから始まります。一方、兄の六太は、自動車メーカーのサラリーマン。人気車種を世にリリースする有能な設計の仕事をしていたが、上司と喧嘩をして退社してしまいます。
弟は日本中が注目する宇宙飛行士。兄の六太は、仕事も失ったプータロー。
しかし、彼らが兄弟が子供のころから夢見ていたのは宇宙飛行士でした。
夢を叶えることが目前の弟、人生の絶望を歩いている兄。
そんな兄の六太が、弟、日々人の背中を見て、子供の頃の夢であった宇宙飛行士のことを思い出し、日々人に追いつくことを目標に宇宙飛行士になることを挑戦するストーリーです
なぜその漫画をオススメしたいですか? 子供のころからの夢をあきらめてはいけない勇気を与えてもらえます。大人になると、現実を突きつけられ、「どうせ俺はできないよ」、「夢は夢のままで終わりだよ」、「現実はそんなに甘くないよ」

いつしか、夢を追いかけることをやめて、打算的な人生を歩んでしまいがちです

夢を掲げ、目標を決めて、それに向かって日々努力を重ねることで、夢は一歩一歩近づいてくるのだ。

という事を強く感じさせてくれる作品だからです。

夢は見るものではなく、叶えるものなのだ

そのためには、ちょっとの勇気と日々の努力がとても大切なことを教えてくれます

レビュー②

どんな話ですか? 幼いころから宇宙に憧れる仲良し兄弟の兄ムッタと弟ヒビトが、宇宙飛行士になる夢を追いかけるストーリー。

宇宙飛行士になるという夢を実現させて一躍有名になった弟ヒビトと比べて、兄ムッタは上司に頭突きをして会社をクビになってしまう。そんなムッタが、幼いころのヒビトとの‟約束”を果たすために、宇宙飛行士を目指す。周りの人たちに支えられながら、宇宙飛行士への訓練に必死に取り組むムッタと、兄を信じて待つヒビト。誰よりも何よりも宇宙が大好きなムッタが、宇宙飛行士になれる日はくるのか? 笑いと感動を楽しめます!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読み始めてすぐに、引き込まれてしまいました。主人公のムッタは、容姿が良いわけでも何か際立ったものを持っているわけでもないのですが、そんなネガティブ主人公が所々で発する心に響く‟名言”があって良いです。家族や友人や周りの人たちを気遣う優しさも描かれていて、あたたかい気持ちにもなれます。

幼いころに経験した出来事や出会った大切な人たちが、ずっと大人になってからも影響している事が素敵に描かれていると思います。

レビュー③

どんな話ですか? 兄弟で宇宙飛行士になり、宇宙を目指す物語
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画に出会った当時、私は複数の進路に悩んでいました。
その時の私の考え方は「どれが正解か」ということでした。
なかなか満足のいく答えが見つからないまま時間だけが過ぎていってしまっていました。
そんなとき、登場人物の1人、シャロンという人の「迷ったときは、どっちが正しいかではなく、どっちが楽しいかで決めなさい」という言葉でハッとし、複数あった選択肢の中から、自分が一番ドキドキするものを選びました。
今でもあの時の選択は間違っていなかったと思っています。

レビュー④

どんな話ですか? 幼い頃にUFOを目撃したことをきっかけに兄・南波六太(なんば むった)と弟・日々人(ひびと)が宇宙を目指すマンガです。

大人になり夢を叶えた弟が宇宙飛行士としてNASAで宇宙に行くための訓練をしているのに対し、兄の六太はどこかで自信をなくして別な仕事を選んでいました。その仕事も弟のことをバカにした上司に手を上げてしまったことで退職、実家へと帰ることになる。

職探しをする中で、日々人から昔録音したUFOに目撃した日のテープを聞くようにメールを受け取り、その中で「二人で宇宙飛行士になるぞ」という約束を交わしたことを思い出す。そして図ったように届いたJAXAからの新規宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過の通知を受け取ることで、忘れたフリをし続けていた兄の夢の続きが動き始めるのであった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公である六太のどこにでもいそうな平民的な考え方をしている中で、どうしても譲れないものや情熱をかけているものに対しての発言がとても胸に響きます。他にもまっすぐに宇宙飛行士になろうとする同志とも呼べる仲間たちと切磋琢磨する過程に思わず応援したくなると思います。自分のために頑張ると同時に、誰かのために自分を高める主人公と仲間たちは本当にすてきです。

夢に向かう途中で出会った様々な人たちとのつながりから生まれるエピソードの多くが胸にくるのでオススメです。

レビュー⑤

どんな話ですか? 兄は優秀だが自分の能力を信じられず、ネガティブ思考に陥りがちな青年・ムッタ。

ムッタは失業という挫折のさなか、幼い頃に弟と誓い合った夢を取り戻し、

「宇宙飛行士になる」という夢をすでに叶えていた弟・ヒビトの後を追い始める。

弟の背を追う形で、数々の困難を乗り越えて、宇宙飛行士になったムッタ。

ヒビトは日本人初のムーンウォーカーになるも、宇宙飛行士になってからはじめての大きな挫折を経験し兄をはじめとする周囲の人に支えられて、必死に乗り越える。

「俺らは生きて、二人で月面に立とうぜ」

兄は先に行く弟に導かれ、弟が立ち止まった時には兄が優しく背中を押し、二人は「夢の続き」に向かって走り続ける。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 小さい頃の夢をずっと追いかけている人はとても少ないと思います。

誰もが年を重なるごとに「特別じゃないとなれない」「そんなのなれるはずがない」と思い始め、

結局小さい頃の夢をあきらめる人がとても多いと思います。

宇宙兄弟には、小さい頃からの夢を叶えた弟と夢を諦めた兄の両方を描いています。

小さい頃からの夢を一度は諦めた兄ですが、またその夢に向かって頑張っていく姿を見て、

自分自身、一度諦めた夢をもう一度叶えてみようかと思える漫画なのでみんなにも読んでほしいと思います。

レビュー⑥

どんな話ですか? 幼い頃から宇宙が大好きだった兄・六太と弟・日々人は、いつか2人で宇宙飛行士になる約束をする。月日は流れ、日々人はその夢を叶えることが出来た一方、六太は自分の力を信じられず、夢を諦めてしまった。六太は弟を引っ張っていけるような兄になることを理想としていたが、日々人に先を越され、劣等感に苛まれてしまう。そんな時に、六太にもう一度宇宙へ行くチャンスが訪れる。読めば自分も夢に向かって進んでみたくなる作品だ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢を見ること、夢を追いかけることを忘れてしまった大人の心に刺さると思い、この漫画をオススメしました。自分や家族、仲間を信じることの素晴らしさを教えてくれます。名言や名シーンも多く、自分が幼い頃に抱いていた夢、目標を思い出し、自分を奮起させることが出来るのではないでしょうか。また、宇宙飛行士になるまでの過程や、宇宙飛行士が行う訓練、施設なども詳細に記されていて、宇宙や月面開発に関する知識を得ることも出来ます。

レビュー⑦

どんな話ですか? 幼い頃に宇宙飛行士になることを夢見て、二人で宇宙へ行くと誓った兄弟。まっすぐな弟はブレることなく一途に夢を追い続け宇宙飛行士に。自分を信じることができなかった兄は自分を誤魔化し、一度は夢を諦める‥しかし、会社をクビになったことで再び宇宙を目指すことを決意する。幼いときに誓った「いつか二人で宇宙に行く」ということを信じて、それぞれがいろんな壁にぶつかりながらも少しづつ夢に向かって前に進んでいく、というお話です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・主人公(兄)が完璧じゃない。

夢に向かって頑張っているが、ダメなところや前向きになれないところがより共感できる。

・兄弟の関係がよい。

普段から仲良く絡んでいるわけではないが、お互い思いやっているところがとてもいい。

・悪い人がほとんど出てこない。

嫌なやつだと思っても、その人にもストーリーがあり、結果、嫌なやつではなくなる。

・宇宙に関することがよく描かれている。

宇宙が好きな人も、宇宙に関心がない人にも、宇宙に関して興味が持てる。

・登場人物の名言。

登場人物の様々な名言があり、心に響く。

レビュー⑧

どんな話ですか? 30歳を超えてから「宇宙飛行士になりたい」という壮大な夢に挑戦する兄・ムッタと、ムッタよりも先に夢を実現して月面に降り立つ弟・ヒビト。そんな子供の頃から宇宙が大好きな二人の兄弟を中心に、宇宙を目指す仲間たちやそれを支える関係者たちが織り成す熱い人間ドラマが描かれている。宇宙飛行士になるまでの選抜試験の様子や、宇宙飛行士になってから実際に宇宙でのミッションを遂行するまでの様子も具体的に描かれており、魅力的なストーリーとなっている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 登場人物が全員なにかしらの夢を持っていて、その夢を実現するために困難とも向き合って、懸命に生き抜く姿が胸を熱くさせてくれる。中には失敗したり、目標を見失ってしまうこともあるけれど、お互いに助け合って困難な壁を乗り越えて再チャレンジをしていく姿が魅力的で勇気とやる気をもらうことができる。また、キャッチーな名言がたくさん散りばめられていて、自分の人生が行き詰ったときに前向きな気持ちになれるような影響を与えてくれる漫画。

レビュー⑨

どんな話ですか? 対照的な性格の南波兄弟(兄ムッタ・弟ヒビト)が、選抜試験や訓練を経て子供の頃からの夢だった宇宙飛行士になり活躍する物語です。幼い時に抱いた夢にむかって真っすぐに歩き続けて宇宙飛行士になったヒビト。それに対して、自分に自信の持てないムッタは大人になるにつれ、夢をあきらめてしまいます。しかし、弟の姿を見て子供の頃に抱いた気持ちを思い出した彼は。宇宙飛行士になる夢に向かって歩き出します。数々の試練を乗り越えて宇宙飛行士になったムッタ、順調な歩みを見せていたが大きな挫折を味わうヒビト、兄弟それぞれのストーリーが広大な宇宙空間で交差したその先にあるものとは?。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 宇宙飛行士というと、ある種超人的な強さを持った人間たちのようなイメージを抱く人が多いと思います。しかし、実際は私たちと同じ人間そのもの。いろいろなことに悩み、苦しみ、そんな中で前に向かって前進しているのです。宇宙兄弟の中にはそんなストーリがたくさん詰め込まれています。何かで悩んでいる人にはきっとヒントになる言葉があるはずです。また、登場人物たちの絆の強さを感じて胸がぐっと熱くなるのもこのマンガの特徴です。主役の南波兄弟の絆をはじめ、親子・友達・同僚などの絆の物語は、現実世界を生きる私たちにとって生きるヒントになるでしょう。

レビュー⑩

どんな話ですか? 兄弟で昔から目指していた宇宙飛行士になるため、奮闘していく漫画です。

兄ムッタが夢を諦めて会社員として働き、弟ヒビトは兄より早く宇宙飛行士になることができました。

しかし、兄ムッタが会社を辞めることになり、そこから弟を追うように宇宙飛行士を目指します。

家族や人間の絆や、人の心情が丁寧に描かれています。

主人公であるムッタの少し変わった行動や思考は見ていて面白いです。

宇宙の機関に関しては現実にもあるJAXAやNASAの名前が出てきて、宇宙の勉強にもなると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私が宇宙兄弟の漫画をすすめる理由は二つあります。

まず一つ目は、洋画の見ているような海外の雰囲気をもった唯一の漫画だからです。

実際に宇宙機関のJAXAやNASAが出てくることにより、キャラクターも日本人だけでなく海外の方もおおいです。

日本より人間関係やコミュニケーションがオープンなので、キャラクターの感情面がわかりやすいです。

二つ目は小ネタの面白さです。

擬音語をそのまま商品名にしたり(牛乳を飲む音がギュニュ)、飛行機で隣の人が寄っ掛かった後に体が曲がったままの絵になっていたり

細かい笑いのタネが多く楽しく読み進めることができます。

あひるの空  日向武史 (著) 講談社

あひるの空  日向武史 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 149cmと小柄な高校生ながら、天性の才能を魅せるバスケ少年・車谷空! 入学先のクズ高で、最初はバスケをやるには困難な状況だったものの、空の熱意に影響を受けて、千秋・百春兄弟や、天才少年・トビなど続々メンバーが集まった! 順調に進みだしたクズ高バスケ部だったが、挫折や事件とあらゆることに巻き込まれていく‥‥。バスケを愛する空たちは、数々の困難にどう立ち向かうのか!?
どんな話ですか? 背の小さい事からハンデとコンプレックスを背負った主人公が母親との約束を果たすべく、高校バスケの大会で優勝を目指すというのが最初の目的だったスポーツ漫画です。スポ根ものと呼べなくは無いですがリアルな人間模様を楽しくヒューマンドラマが魅力な漫画でもあります。不真面目に過ごしてきた部のメンバーでもある不良達が徐々にバスケに本気になっていったり、煙草の不始末により部室を燃やしてしまい廃部に追い込まれたりとバスケ以外の部分も面白いです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分が小学生の頃に連載が開始した漫画であり、当時からミニバスをしていた事もあってか共感できる部分が非常に多いです。部活をしていた時に感じていた特有の空気感が出ている漫画なので、既に引退している人にとっては感慨深く懐かしい、現役の人にとってはあるあると思える所が良い。漫画なのである程度はファンタジーな要素もありますが、巻数を重ねて後半になってから主軸メンバーだったキャラが部活を止めてしまったりとリアルだと感じる部分もあり、そこの具合が絶妙です。漫画は全てが上手く行きすぎる部分がありますが、あひるの空は挫折がメインといっても良いくらい、何かしらに負ける描写があるのでご都合主義過ぎない感じもオススメです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 何かしらの部活に励んでいたり、過去にやって来た方にはヒットすると思います。特にバスケ部だった人ははまれる筈。また、展開がスローペースでじっくり描写してくれるのでしっかりとした物語が読みたい方にもオススメ出来ると思います。
読んだことによるエピソード 部活を止めようか悩んでいた時期に似たような話が漫画で始まりました。元々は仲間だった部のメンバーとの距離感がおかしくなってしまう話を見て、それは嫌だなと思い直した事があります。

G戦場ヘヴンズドア 日本橋ヨヲコ (著) 小学館

G戦場ヘヴンズドア 日本橋ヨヲコ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 マンガ家マンガの傑作、特典多数にて復活!マンガを愛する高校生の鉄男。人気マンガ家の父を憎む高校生・町蔵。運命的な出会いを果たした正反対なタイプのふたりは、青春と呼ぶにはあまりにも過酷な「表現」の世界へと今、足を踏み入れる–!
「作品を生み出す事とは」「戦友とは」という2つのテーマをマンガ家とその卵たちの目を通して描ききり、「マンガ家マンガの伝説」と呼ばれた傑作が今、完全版として鮮やかに蘇る!!
【編集担当からのおすすめ情報】「月刊IKKI」にて連載され、今なお強烈な輝きを放つ『G戦』が作者・日本橋ヨヲコ氏の画業20周年を記念して復刊されることになりました。当時と同じ、全3巻での発売となります。雑誌掲載時のカラーページの復活に加えて新たに多彩な描き下ろしページを装填。さらに、単行本未収録作品の『粋奥』も収録したまさに完全版の名にふさわしい一冊! ぜひお買い求めを!
どんな話ですか? 高校生の堺田町蔵は、ベテラン人気漫画家である父親を憎んでいた。
母親が出ていく時も漫画の執筆を優先した父を許せずにいた町蔵は、同じく敏腕編集者の父に捨てられた同級生の鉄男に素晴らしい漫画の才能を見出し、互いの父を見返す為に合作漫画の制作にとりかかる。
しかし鉄男は母に自作の漫画を否定されて以降描きたいテーマがなく、入院中の母親の治療費を稼ぐのが目的で、筆をとる虚しさを持て余していた。
はたして二人は互いの父親を超える傑作を世に送り出せるのか?
漫画に賭けた高校生の青春を描く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? プライドをこじらせた町蔵と根暗で気弱な鉄男、正反対の高校生のバディものとして抜群の読みごたえです。鉄男は漫画の天才であり、素晴らしい作品を世に生み出しますが、そこに情熱が伴わない欺瞞に苦悩していました。一方の町蔵は努力家の凡人にすぎず、鉄男の圧倒的な才能に格の違いを見せ付けられます。二人の友情と葛藤を軸に、双方の父親との確執が描かれていきますが、漫画のプロフェッショナルとして家庭すら犠牲にする覚悟には戦慄を禁じ得ません。日本橋ナヲコ作品の特徴に挙げられる太くクッキリした線は非常に力強く、人物にビビッドな存在感を与えています。セリフ回しも大変独特で、Gペンの線上を戦場にひっかけたタイトルセンスが秀逸です。町蔵の凡人故の苦悩と鉄男の天才故の苦悩、両者の対比によって才能の有無が成否を決める商業漫画の世界のシビアさが身に迫りました。巻数は少ないですが、根強いファンに支持されている隠れた傑作です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 熱い青春ストーリーが読みたい人
漫画家をめざしている人
漫画が好きな人
正反対のバディものが好きな人
天才と凡人のドラマが見たい人
読んだことによるエピソード 特になし

ピンポン 松本大洋 (著) 小学館

ピンポン 松本大洋 (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 月本(通称・スマイル)と星野(通称・ペコ)とは幼馴染み。小学生時代に駅前の卓球場タムラでラケットを握っていた頃からの仲だ。天才肌の星野はいつも好き勝手やり放題。今日も部活をさぼっていた。先輩たちに「星野を部活に連れてこい」と命令される月本だったが・・・

レビュー①

どんな話ですか? 幼い頃、天才卓球少年として周りからもてはやされていた主人公星野裕(ペコ)は、高校生になっても過去の栄光に浸り、練習をおろそかにして実力を伸ばせずにいました。その一方、もともと才能があるが内気な性格のせいで前に出てこなかった月本誠(スマイル)は、優秀な指導者に目をつけられ、メキメキと腕を上げていました。そして夏のインターハイ。ペコは格下だったアクマに負けてしまい、そのアクマにスマイルが圧倒的勝利をおさめた事実を前にラケットを投げ出してしまいます。卓球から遠ざかったペコでしたが、戦友・アクマに「卓球が好きなんだろ」と諭され、猛練習の末に再びインターハイへ挑むのでした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語後半における主人公ペコの成長スピードが爽快です。また、そこまでのベコとスマイルの関係性を見た上では、スマイルとの試合の卓上にピンポン玉が行き交う描写に感動を覚えること間違いなしです。

レビュー②

どんな話ですか? 自由で気まま、みんなに憧れられる天才卓球少年の「ペコ」と、真逆の性格で根暗で無気力、いじめられっ子の「スマイル」とのダブル主人公のマイルドなスポ根!?群像卓球漫画!

小学生の頃のペコは地元の卓球クラブ「タムラ」で腕を鳴らし、周辺で開催される少年卓球大会のタイトルを総なめにしていた。天才的卓球センスでみんなの憧れのヒーローだった。

ある日いじめられっ子のスマイルを助けて卓球に誘う。

その時初めて卓球に出会ったスマイルは何か自分の中で変化を感じ、それからずっとペコと共に卓球を続けてゆく。

そしていつしか二人の力のバランスが崩れ始める。。。

今までにない漫画の切り口で独特の世界観を展開する、松本大洋氏を一気に世間に知らしめた代表作。

実写版の映画にもなりました(マンションからキメキメで飛び降りた窪塚洋介主演)!

僕が推察するに、原作のなかで主人公のペコが『 I can fly !!』と叫び川に飛び込む名シーンがあるのですが、ペコって本当に衝動的で人の目なんて全く気にしないちょっとぶっ飛んだ性格なのですが、それが読者にはサイコーにROCKでCOOL!!なんですよね!

なんか窪塚さんも感受性豊かな方なので、ペコみたいに飛んじゃったのかな!?と思いました。

そんなこんなで、なんせ一気に読めちゃう漫画です!

ストーリーと画面構成が斬新すぎる!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 人物描写、キャラクター背景、ストーリー、画面構成など全てにおいて丁寧で優しく「卓球」というイメージが180度変わるぐらい(でも多分そこのところはあまり作者は意識していないかも)衝撃的な漫画でした。

やはり昨今も人気の出る漫画はバトルものやゲームになりそうな派手派手しい切り口が多い中(もちろんそういう漫画も好き!)、一切そういうものは無し!手塚治虫を彷彿させるような流暢なストーリーと映画のような極端なコマ割と画面構成!

これから後にもきっと一つの金字塔として、漫画史に語り継がれていくだろうと思われるからです。

レビュー③

どんな話ですか? 卓球が大好きでただひたすらに自由な高校生「ペコ」と、笑わない親友「スマイル」。

二人が入学した片瀬高校の卓球部は弱小だが、ペコとスマイルは卓球部に入部。

卓球の腕はもちろんペコが一番!

と思いきや、その後スマイルがメキメキと頭角を表していく。

やがてはインターハイ常連校の海王学園にも差し迫る勢いである。

自分の卓球の弱さに落ち込みやさぐれてしまうペコだが、卓球が楽しく大好きな気持ちは誰にも負けず、

1から練習し直し、その才能を発揮していく。

ペコ、スマイル、海王学園のエース「ドラゴン」、古豪 辻堂学院の留学生「チャイナ」、

インターハイ予選県大会でついに激突する!!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は正直に言うと、卓球部でも無いですし、ルールも大して知らない人間です。

どちらかと言うと卓球は苦手(ラケットに当たるとボールがホームランになるレベル)で、卓球をしていて楽しいと思えない人間です。

ただし、このピンポンを読むと、その臨場感から自分が本当に卓球をしている様な感覚になり、読み終える頃には卓球がしたくてしたくてたまらなくなるのです。(もちろんホームランになりますが)

卓球をしている彼らの姿を見ることももちろん、彼ら高校生、先生、卓球道場の先生たちの人間ドラマや、

「この星の一等賞になりたいの卓球で俺は」「I can FLY !!!」「僕の血は鉄の味がする!」などの独特なセリフに魅力があり、

皆さんに読んで欲しいと思います。