エリアの騎士 伊賀大晃 (著), 月山可也 (著) 講談社

エリアの騎士 伊賀大晃 (著), 月山可也 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 憧れの兄・逢沢傑はU-15日本代表にして鎌倉学館サッカー部主将。その陰に隠れるどころか、あだ名は「ミスターノーゴール」の弟・逢沢駆は精神的に弱く、ストライカーとしての自信を失っていた。そんな二人を襲った交通事故が全てのはじまりだった。駆は兄の心臓を移植されることで一人生き残った駆は、一度はサッカーをやめることすら考えたが、兄が抱いていた世界を目指す強い意志を知り、再びストライカーの道を歩き出す決意を固めた!

U-15日本代表の10番にして鎌倉学館中学サッカー部主将・逢沢傑を兄に持つ駆は、過去の事故以来左足が使えず、サッカー部のマネージャーをしていた。ところが兄の指名により、突然紅白戦のメンバーに抜擢される! サッカーを愛する兄弟が織りなす、ドラマティック・サッカーストーリー!!

レビュー①

どんな話ですか? U-15日本代表の10番を背負う鎌倉学館中等部サッカー部逢沢傑は幼少期からずっと天才だった。そして、その弟である逢沢駆は兄を尊敬していた。駆は選手ではなく、マネージャーとして活動していたが、傑は弟が一番の自分の相方であると考えていた。

ある日、自転車で学校に行こうとしていた二人は交通事故にあってしまう。目が覚めると、駆は病院のベッドの上。

傑は助からず、その事実を聞いた駆は錯乱する。その後、かつての幼馴染である美島 奈々の説得により、駆はサッカー選手として復帰する。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語の序盤で天才であった兄を失くした弟が、サッカーを通じて立ち直っていく姿や成長していく姿が繊細に描写されていて、感情移入してしまうような構成になっています。

また、物語に登場する人物一人一人にそれぞれの物語があり、他の作品のように主人公のみがすごい!みたいな展開にはなりません。

また、サッカーの戦術などもしっかりと描かれており、気合いや根性だけではない、読んでいて納得するような場面も多いのが面白いところです。

レビュー②

どんな話ですか? 『週刊少年マガジン』にて連載されていた『エリアの騎士』は一時アニメ化も実現し、今でも根強い人気がある、青春サッカー漫画です。

日本の至宝と称される天才プレーヤー、逢沢傑(あいざわすぐる)を兄にもつ主人公、駆(かける)は、ある理由で中学サッカー部のマネージャーを務めていました。

かつてプレーヤーだった駆自身、偉大な兄と自分を比べ、次第に選手として活躍する自信を失っていたからです。

そして部活のキャプテンを務める傑に対し、駆が退部の話を打ち明けたある朝、物語は一気に急展開を迎えます。

退部を打ち明けた駆と、また一緒にプレーしたいと願う兄の傑は登校中、車の事故に巻き込まれ、兄の傑は命を落としてしまいます。

脳死した傑の心臓を移植され、なんとか一命をとりとめた駆は兄の意思を継ぎ、再びプレーヤーとして復帰を決意します。

そんな駆が日本代表にたどり着くまでの成長や友情、笑い、感動、恋愛などが描かれたストーリー展開となっています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 『エリアの騎士』をオススメする理由は、サッカーについてあまり知らない方でも非常に読みやすい漫画だからです。サッカー用語が出てきても会話での説明描写がありますので、理解しながら読むことができます。また絵柄も一巻から非常に綺麗であることに加え、ギャグ要素もあるのですぐにキャラクターに愛着を感じやすく、早く続きを読みたくなります。実際私は読み始めた当初あまりサッカーについて知らず、友人から勧められたのですが、上記のような漫画の雰囲気に惹かれて最終巻まで読み進めました。

光の伝説 麻生いずみ (著) 集英社

光の伝説 麻生いずみ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【新体操部に入部、運命の出会いが!】愛香中学に転校してきた上条 光は、新体操の次期女王・椎名葉月、器械体操部のホープ大石誉昭と運命的に出会う! 有力選手がひしめく中、光は全国中学生大会出場をかけて、選手選抜テストに臨むが…。 アスリートの苦悩と恋をしなやかな筆致で描きあげた、週刊マーガレットで80年代に大ヒットした新体操まんが第1巻!
どんな話ですか? 主人公の上条光が新体操で活躍していくところや、恋愛などを描いた漫画です。光には新体操部に新体操界で活躍する同じ学校に通う椎名先輩というライバルがいて、その先輩は光の好きな器械体操界のホープである大石先輩とも仲がよく、微妙な関係になっていきます。そんな中、光の美しい演技が花開いていくのが素敵な漫画で憧れます。新体操の世界観が伝わるし、演技しているときの動きもきれいに描かれていて見とれてしまいます。絵もストーリーも魅力的な漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢に向かって頑張っていく光がとても魅力的で自分も夢に向かって頑張っていこうという気持ちにさせてくれます。課題を乗り越えて成長していく光の姿を見て、勇気をもらえます。いろいろな壁にぶつかり、乗り越えていく姿に感動するし、ピュアな恋愛も切なく感じました。夢に向かって何かをしている人や新体操が好きな方におすすめの漫画です。光が新体操を演技している姿は本当にきれいで見とれてしまいます。美しい絵が好きな方にもおすすめです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 夢に向かって頑張っている人や新体操やスポーツが好きな方、少女漫画が好きな方に読んで欲しいです。ストーリーも感動するシーンがたくさんあるのでとても楽しめます。新体操についても詳しくなれるし、演技の大変さもよくわかるのでおすすめです。
読んだことによるエピソード この漫画を読んでから私は麻生いずみさんの絵が大好きになり麻生いずみさんの漫画を一通り集めました。それくらい美しい絵の作品です。

宇宙兄弟 小山宙哉 (著) 講談社

宇宙兄弟 小山宙哉 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交したある約束によって、動き出そうとしていた。

幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の南波六太が、子供のころからの夢であった宇宙飛行士への夢を一度は挫折したのの、叶えていく物語。 物語のはじめでは弟の日々人は既に宇宙飛行士候補生。月でのミッションを日本人初として迎えるところから始まります。一方、兄の六太は、自動車メーカーのサラリーマン。人気車種を世にリリースする有能な設計の仕事をしていたが、上司と喧嘩をして退社してしまいます。
弟は日本中が注目する宇宙飛行士。兄の六太は、仕事も失ったプータロー。
しかし、彼らが兄弟が子供のころから夢見ていたのは宇宙飛行士でした。
夢を叶えることが目前の弟、人生の絶望を歩いている兄。
そんな兄の六太が、弟、日々人の背中を見て、子供の頃の夢であった宇宙飛行士のことを思い出し、日々人に追いつくことを目標に宇宙飛行士になることを挑戦するストーリーです
なぜその漫画をオススメしたいですか? 子供のころからの夢をあきらめてはいけない勇気を与えてもらえます。大人になると、現実を突きつけられ、「どうせ俺はできないよ」、「夢は夢のままで終わりだよ」、「現実はそんなに甘くないよ」

いつしか、夢を追いかけることをやめて、打算的な人生を歩んでしまいがちです

夢を掲げ、目標を決めて、それに向かって日々努力を重ねることで、夢は一歩一歩近づいてくるのだ。

という事を強く感じさせてくれる作品だからです。

夢は見るものではなく、叶えるものなのだ

そのためには、ちょっとの勇気と日々の努力がとても大切なことを教えてくれます

レビュー②

どんな話ですか? 幼いころから宇宙に憧れる仲良し兄弟の兄ムッタと弟ヒビトが、宇宙飛行士になる夢を追いかけるストーリー。

宇宙飛行士になるという夢を実現させて一躍有名になった弟ヒビトと比べて、兄ムッタは上司に頭突きをして会社をクビになってしまう。そんなムッタが、幼いころのヒビトとの‟約束”を果たすために、宇宙飛行士を目指す。周りの人たちに支えられながら、宇宙飛行士への訓練に必死に取り組むムッタと、兄を信じて待つヒビト。誰よりも何よりも宇宙が大好きなムッタが、宇宙飛行士になれる日はくるのか? 笑いと感動を楽しめます!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読み始めてすぐに、引き込まれてしまいました。主人公のムッタは、容姿が良いわけでも何か際立ったものを持っているわけでもないのですが、そんなネガティブ主人公が所々で発する心に響く‟名言”があって良いです。家族や友人や周りの人たちを気遣う優しさも描かれていて、あたたかい気持ちにもなれます。

幼いころに経験した出来事や出会った大切な人たちが、ずっと大人になってからも影響している事が素敵に描かれていると思います。

レビュー③

どんな話ですか? 兄弟で宇宙飛行士になり、宇宙を目指す物語
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画に出会った当時、私は複数の進路に悩んでいました。
その時の私の考え方は「どれが正解か」ということでした。
なかなか満足のいく答えが見つからないまま時間だけが過ぎていってしまっていました。
そんなとき、登場人物の1人、シャロンという人の「迷ったときは、どっちが正しいかではなく、どっちが楽しいかで決めなさい」という言葉でハッとし、複数あった選択肢の中から、自分が一番ドキドキするものを選びました。
今でもあの時の選択は間違っていなかったと思っています。

レビュー④

どんな話ですか? 幼い頃にUFOを目撃したことをきっかけに兄・南波六太(なんば むった)と弟・日々人(ひびと)が宇宙を目指すマンガです。

大人になり夢を叶えた弟が宇宙飛行士としてNASAで宇宙に行くための訓練をしているのに対し、兄の六太はどこかで自信をなくして別な仕事を選んでいました。その仕事も弟のことをバカにした上司に手を上げてしまったことで退職、実家へと帰ることになる。

職探しをする中で、日々人から昔録音したUFOに目撃した日のテープを聞くようにメールを受け取り、その中で「二人で宇宙飛行士になるぞ」という約束を交わしたことを思い出す。そして図ったように届いたJAXAからの新規宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過の通知を受け取ることで、忘れたフリをし続けていた兄の夢の続きが動き始めるのであった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公である六太のどこにでもいそうな平民的な考え方をしている中で、どうしても譲れないものや情熱をかけているものに対しての発言がとても胸に響きます。他にもまっすぐに宇宙飛行士になろうとする同志とも呼べる仲間たちと切磋琢磨する過程に思わず応援したくなると思います。自分のために頑張ると同時に、誰かのために自分を高める主人公と仲間たちは本当にすてきです。

夢に向かう途中で出会った様々な人たちとのつながりから生まれるエピソードの多くが胸にくるのでオススメです。

レビュー⑤

どんな話ですか? 兄は優秀だが自分の能力を信じられず、ネガティブ思考に陥りがちな青年・ムッタ。

ムッタは失業という挫折のさなか、幼い頃に弟と誓い合った夢を取り戻し、

「宇宙飛行士になる」という夢をすでに叶えていた弟・ヒビトの後を追い始める。

弟の背を追う形で、数々の困難を乗り越えて、宇宙飛行士になったムッタ。

ヒビトは日本人初のムーンウォーカーになるも、宇宙飛行士になってからはじめての大きな挫折を経験し兄をはじめとする周囲の人に支えられて、必死に乗り越える。

「俺らは生きて、二人で月面に立とうぜ」

兄は先に行く弟に導かれ、弟が立ち止まった時には兄が優しく背中を押し、二人は「夢の続き」に向かって走り続ける。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 小さい頃の夢をずっと追いかけている人はとても少ないと思います。

誰もが年を重なるごとに「特別じゃないとなれない」「そんなのなれるはずがない」と思い始め、

結局小さい頃の夢をあきらめる人がとても多いと思います。

宇宙兄弟には、小さい頃からの夢を叶えた弟と夢を諦めた兄の両方を描いています。

小さい頃からの夢を一度は諦めた兄ですが、またその夢に向かって頑張っていく姿を見て、

自分自身、一度諦めた夢をもう一度叶えてみようかと思える漫画なのでみんなにも読んでほしいと思います。

レビュー⑥

どんな話ですか? 幼い頃から宇宙が大好きだった兄・六太と弟・日々人は、いつか2人で宇宙飛行士になる約束をする。月日は流れ、日々人はその夢を叶えることが出来た一方、六太は自分の力を信じられず、夢を諦めてしまった。六太は弟を引っ張っていけるような兄になることを理想としていたが、日々人に先を越され、劣等感に苛まれてしまう。そんな時に、六太にもう一度宇宙へ行くチャンスが訪れる。読めば自分も夢に向かって進んでみたくなる作品だ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢を見ること、夢を追いかけることを忘れてしまった大人の心に刺さると思い、この漫画をオススメしました。自分や家族、仲間を信じることの素晴らしさを教えてくれます。名言や名シーンも多く、自分が幼い頃に抱いていた夢、目標を思い出し、自分を奮起させることが出来るのではないでしょうか。また、宇宙飛行士になるまでの過程や、宇宙飛行士が行う訓練、施設なども詳細に記されていて、宇宙や月面開発に関する知識を得ることも出来ます。

レビュー⑦

どんな話ですか? 幼い頃に宇宙飛行士になることを夢見て、二人で宇宙へ行くと誓った兄弟。まっすぐな弟はブレることなく一途に夢を追い続け宇宙飛行士に。自分を信じることができなかった兄は自分を誤魔化し、一度は夢を諦める‥しかし、会社をクビになったことで再び宇宙を目指すことを決意する。幼いときに誓った「いつか二人で宇宙に行く」ということを信じて、それぞれがいろんな壁にぶつかりながらも少しづつ夢に向かって前に進んでいく、というお話です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・主人公(兄)が完璧じゃない。

夢に向かって頑張っているが、ダメなところや前向きになれないところがより共感できる。

・兄弟の関係がよい。

普段から仲良く絡んでいるわけではないが、お互い思いやっているところがとてもいい。

・悪い人がほとんど出てこない。

嫌なやつだと思っても、その人にもストーリーがあり、結果、嫌なやつではなくなる。

・宇宙に関することがよく描かれている。

宇宙が好きな人も、宇宙に関心がない人にも、宇宙に関して興味が持てる。

・登場人物の名言。

登場人物の様々な名言があり、心に響く。

レビュー⑧

どんな話ですか? 30歳を超えてから「宇宙飛行士になりたい」という壮大な夢に挑戦する兄・ムッタと、ムッタよりも先に夢を実現して月面に降り立つ弟・ヒビト。そんな子供の頃から宇宙が大好きな二人の兄弟を中心に、宇宙を目指す仲間たちやそれを支える関係者たちが織り成す熱い人間ドラマが描かれている。宇宙飛行士になるまでの選抜試験の様子や、宇宙飛行士になってから実際に宇宙でのミッションを遂行するまでの様子も具体的に描かれており、魅力的なストーリーとなっている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 登場人物が全員なにかしらの夢を持っていて、その夢を実現するために困難とも向き合って、懸命に生き抜く姿が胸を熱くさせてくれる。中には失敗したり、目標を見失ってしまうこともあるけれど、お互いに助け合って困難な壁を乗り越えて再チャレンジをしていく姿が魅力的で勇気とやる気をもらうことができる。また、キャッチーな名言がたくさん散りばめられていて、自分の人生が行き詰ったときに前向きな気持ちになれるような影響を与えてくれる漫画。

レビュー⑨

どんな話ですか? 対照的な性格の南波兄弟(兄ムッタ・弟ヒビト)が、選抜試験や訓練を経て子供の頃からの夢だった宇宙飛行士になり活躍する物語です。幼い時に抱いた夢にむかって真っすぐに歩き続けて宇宙飛行士になったヒビト。それに対して、自分に自信の持てないムッタは大人になるにつれ、夢をあきらめてしまいます。しかし、弟の姿を見て子供の頃に抱いた気持ちを思い出した彼は。宇宙飛行士になる夢に向かって歩き出します。数々の試練を乗り越えて宇宙飛行士になったムッタ、順調な歩みを見せていたが大きな挫折を味わうヒビト、兄弟それぞれのストーリーが広大な宇宙空間で交差したその先にあるものとは?。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 宇宙飛行士というと、ある種超人的な強さを持った人間たちのようなイメージを抱く人が多いと思います。しかし、実際は私たちと同じ人間そのもの。いろいろなことに悩み、苦しみ、そんな中で前に向かって前進しているのです。宇宙兄弟の中にはそんなストーリがたくさん詰め込まれています。何かで悩んでいる人にはきっとヒントになる言葉があるはずです。また、登場人物たちの絆の強さを感じて胸がぐっと熱くなるのもこのマンガの特徴です。主役の南波兄弟の絆をはじめ、親子・友達・同僚などの絆の物語は、現実世界を生きる私たちにとって生きるヒントになるでしょう。

レビュー⑩

どんな話ですか? 兄弟で昔から目指していた宇宙飛行士になるため、奮闘していく漫画です。

兄ムッタが夢を諦めて会社員として働き、弟ヒビトは兄より早く宇宙飛行士になることができました。

しかし、兄ムッタが会社を辞めることになり、そこから弟を追うように宇宙飛行士を目指します。

家族や人間の絆や、人の心情が丁寧に描かれています。

主人公であるムッタの少し変わった行動や思考は見ていて面白いです。

宇宙の機関に関しては現実にもあるJAXAやNASAの名前が出てきて、宇宙の勉強にもなると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私が宇宙兄弟の漫画をすすめる理由は二つあります。

まず一つ目は、洋画の見ているような海外の雰囲気をもった唯一の漫画だからです。

実際に宇宙機関のJAXAやNASAが出てくることにより、キャラクターも日本人だけでなく海外の方もおおいです。

日本より人間関係やコミュニケーションがオープンなので、キャラクターの感情面がわかりやすいです。

二つ目は小ネタの面白さです。

擬音語をそのまま商品名にしたり(牛乳を飲む音がギュニュ)、飛行機で隣の人が寄っ掛かった後に体が曲がったままの絵になっていたり

細かい笑いのタネが多く楽しく読み進めることができます。

四月は君の嘘 新川直司 (著) 講談社

四月は君の嘘 新川直司 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!! 少女の名は宮園かをり。性格最低・暴力上等の彼女はしかし、まぎれもなく最高のヴァイオリニストだった!公生は、かつて住んでいた音楽の世界に、強引に引きずり戻される。カラフルに色づく、音楽の世界に! 完結後の今もなお、各界からの絶賛の声が鳴り止まない音楽コミックの金字塔!「音が聴こえる」その描写から、目が離せない!

母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年有馬公生。目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い‥‥。だが友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト‥‥少女・宮園かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 青春を切り取る注目の作家・新川直司がおくる、切ない青春ラブストーリー最新作第1巻!

レビュー①

どんな話ですか? 14歳の”有馬公生”は幼少期より天才ピアニストとして将来を嘱望されていたが、ある時からピアノが全く弾けなくなる。公生は同じ年のヴァイオリニスト”宮園かをり”と出逢う。かをりがヴァイオリンを演奏する姿を見て公生は心を奪われる。公生はかをりにコンクールの伴奏者をお願いされる。2年前からピアノの音が聞こえないため最初は断る。自分を支えて欲しいと泣きながら頼むかをりに心動かされた公生。2年ぶりに人前でピアノを演奏することを決意する。底抜けの明るさの中にどこか儚さを漂わせるかをり。交流を深めるうちにかをり自身の抱える難題が公生を徐々に翻弄していくのだった。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 序盤からテンポ良く進む物語の中で、その時々の主人公の繊細な感情がしっかり表現されています。そのため悩みや悲しみなどを通じて主人公に感情移入しやすく描かれています。また一般的には漫画では表現しにくいとされる音楽の演奏シーン、メロディーが流れるシーンは本当に音が聞こえるかのように描かれており、さらにその演奏に主人公の感情を絡めていく描写は、この漫画独自の表現がなされており圧巻の一言です。その世界にいるかのような没入感が味わえる名作です。

レビュー②

どんな話ですか? 中学生の天才ピアニスト・有馬公生は、厳しい指導を受けた母の死を境に、ピアノの音が聞こえなくなってしまい音楽の世界から離れていました。そして、彼の幼馴染である澤部椿と渡亮太、そして渡に好意を寄せ、椿を介して渡と仲良くなったバイオリニスト・宮園かをりの4人を軸にして、物語は展開します。

かをりたちに半ば強制されることで、彼女のパートナーとして公生は再びピアノに向かいます。彼はかをりにひかれつつも、渡に遠慮してしまいます。また、椿も公生にひかれているのですが、幼馴染の関係を変えられずにいます。

公生の再生、かをりが隠している嘘、4人の恋を描いた、中学生たちの美しい物語です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 音楽をテーマにしていることもあり、とても美しい物語だと感じました。絵もさわやかで綺麗だと思います。それぞれいろいろな悩みや葛藤を抱えていますが、登場人物たちがみな基本的に良い人たちで、優しく、ひたむきに生きていることが感じられます。そして主人公である公生が徐々に再生し、成長していく姿と、彼を支える周囲の人たちの思いやりにもまた感動します。恋の行方も気になりますし、破天荒な少女であるかをりの嘘にも、涙を禁じ得ません。

古見さんは、コミュ症です。 オダトモヒト (著) 小学館

古見さんは、コミュ症です。 オダトモヒト (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中毒必至のコミュ症ヒロインコメディー!!

話したい、話せない。この緊張が、伝わってたらどうしよう。

万人が振り返る美少女・古見(こみ)さんは、コミュ症です。
コミュニケーションがとても苦手で、周囲は近寄りがたく感じている?
「どうやって話しかけよう」「話しかけた後どうしよう」
と考えてしまう古見さん。
そんな古見さんと、友達になった只野(ただの)くんの学園生活、開校です!!

心も指先も震えるけど、目標は友達を100人作ること!
思わずニヤニヤ、でもたまに胸をつくコミュニケーションコメディー!!

【編集担当からのおすすめ情報】
古見さんの可愛らしさ、人と接する時の緊張感などなど、きっと古見さんを愛さずにはいられない物語です。

人付き合い(コミュニケーション)で、たまに胸が締め付けられる全ての人に、是非お読み頂けますと幸いです。

どんな話ですか? 私立伊旦高校の1年生の古見硝子は、容姿端麗でクラスのマドンナ的存在だとみなされていますが、人と話すのがとても苦手な「コミュ症」です。

中学までは友達を一人も作ることができなかったコミュ症美少女・古見さんは、高校に入学して間もなく、人の気持ちを察するのが得意なクラスメイトの只野くんと友達になることができました。

2人で協力し、周囲の人々の助けも借りながら、古見さんの「友達を100人作る」という夢を達成するために奮闘していく物語です。

また、2人の関係性が変化していく様子にも注目です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 美少女なのに人とまともに話すことができず、筆談をする古見さんですが、只野くんや他のクラスメイトの協力もあり、少しづつ友達が増えていき、様々な経験をすることで成長していく姿に勇気をもらえます。

登場人物は皆個性豊かな濃いキャラばかりで、古見さんと只野くんは振り回されてばかりです。

それでも、新しいことに興味津々でワクワクしている古見さんはとてもかわいらしく描かれています。

いわゆる学園青春ものとは少し違っており、共感できる部分もあり、クスッと笑える部分もあり、楽しんで読むことができます。

どんな人に読んでもらいたいですか? 現役の高校生はもちろん、大人の方でも学生時代を思い出しながら楽しめると思います。

友達が多いほうじゃなかったとか、自分も人と話すのは苦手だという意識がある人であれば、古見さんの気持ちに共感することができて、古見さんを応援したくなると思うのでオススメです!

読んだことによるエピソード 人付き合いが苦手でも、周りの人に助けてもらいながら友達を増やしていく古見さんに勇気をもらいました。

柔道部物語 小林まこと (著) 講談社

柔道部物語 小林まこと (著) 講談社

アマゾン商品紹介 俺は三五十五(さんご・じゅうご)。高校に入学したばかりで何も知らない俺は、先輩たちの甘い言葉に乗せられて柔道部に入ることにした。ところが、入部したとたん、先輩たちの態度が豹変。シゴキはあるわ、坊主頭にさせられるわ、もちろん女の子との交流会なんて真っ赤なウソ。でも、一度やると決めた柔道だ。強くなってみせるぞ――!! 読み出したら止まらない!! 珠玉の本格柔道コメディ、第1巻!!

レビュー①

どんな話ですか? 柔道未経験の素人が高校入学後、全くの偶然から柔道部に入部する事になります。たまたま才能を持っていて、練習するうちにメキメキと実力を発揮し、最初は県内のライバルに打ち勝って悲願の全国大会出場までを描きます。中盤から後半に掛けては、全国の舞台で出会った作中最強のライバルとのストーリーです。初めのうちはまったく歯が立たずコテンパンにやられますが、かつてのライバル達の助けもあり、最後にはその最強のライバルに打ち勝つという物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者の小林まこと氏の実体験を元にした物語であり、小林氏自身もインタビューで答えてたのですが、始めはギャグ路線のドタバタ漫画を描こうと思っていたとの事でした。が、有名柔道家から「楽しみにしている」と言われたのをきっかけに、真面目路線へと変更、それ以降はとにかくリアルな柔道物になっています。高校時代に運動部で汗を流したことのある人であれば、必ず「そうそう、そうだった」と思えるようなリアルな描写があちこちに散りばめられていて、思わずニヤっとする事間違いなしの点がお勧めです。

レビュー②

どんな話ですか? 高校に進学したばかりの吹奏楽部出身、かつ全く冴えない学生だった三五十五。この1人の少年が友人の勧めで間違って柔道部の見学に行ったことからストーリーが始まります。

後でわかることですが岬商業高校の柔道部の監督はオリンピック候補選手だったと言う事。

そして柔道初心者だった三五十五が、いつの間にやら柔道の魅力に取りつかれ、最終的にはインターハイを始めとした高校柔道の頂点に立つまでを描くスポーツ漫画です。単なるスポ根と言うよりもコメディーの要素も入っているところが少し面白いところ。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 個人的に中学高校大学と本格的にスポーツに取り組んでいたこともあり、描写がリアルなスポーツ漫画が大好きでした。柔道部物語は単に柔道と言うスポーツがリアルに描かれているだけではなく、高校生の恋愛や友人関係、昔ながらの先輩後輩関係なども面白おかしく描かれており、今の若者にとっても非常に興味を持って読むことができる作品だと思います。もちろん、私のような40代の世代にとっても懐かしさを感じさせる面白い作品です。

レビュー③

どんな話ですか? 中学時代吹奏楽部で、運動とは無縁だった主人公「三五十五」が、新人勧誘の甘い言葉に騙されて柔道部に入部します。騙されて入部したとは言え、途中で辞めるのは男らしくないという事で柔道を続け、次第に才能を現していき、県下最強と言われた江南高校の樋口に新人戦でまさかの勝利を収め優勝します。その後も鍛錬を続け、ついには江南高校を破って念願の全国大会に出場、最初の全国大会では千葉代表講談館浦安に敗れますが、樋口ら県のライバルたちに協力もあり、遂に金鷲旗大会で講談館浦安を破って全国優勝を遂げる物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者の小林まこと氏自身も高校時代柔道部であり、当初は自身の部活動経験をもとにしたドタバタ劇を描こうとしていたらしいです。が、柔道オリンピック日本代表の古賀稔彦氏からファンレターを貰った事がきっかけで本格柔道漫画路線に切り替え、仕事と割り切ることなく感情移入して書いたそうです。このエピソードからも判るとおり、リアルな本格柔道物とスポ根物、元々の路線であったギャグ物と、3つの要素を余すところなく含んでおり、万人に受ける文句なしの傑作だからです。

砂時計 芦原妃名子 (著) 小学館

砂時計 芦原妃名子 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 植草杏、12歳。両親の離婚を機に母親の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気をなれなれしくプライバシーが無いと感じた杏。だが、近所に住む大悟と知り合い、徐々に自分の居場所を見つけるのだった。しかし、彼女を支える母親が仕事中に倒れて…!?現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第1巻!!

レビュー①

どんな話ですか? 杏(あん)と大悟という幼なじみの男女が小学、中学、高校と共に過ごす中で互いを異性として意識し合い、大人へと成長していく様子を描いた恋愛漫画です。東京に住んでいた12歳の杏が母親の実家がある島根に引っ越してくるところから物語が始まります。そこで大悟という少年と出会い二人は仲良くなっていきます。思春期特有の甘く切ない恋愛話なのですが、その後の進学や就職等で離ればなれになり、二人の関係はなかなか上手くいきません。しかしどのような困難な状況でも二人の心をしっかりつなぎ止めているのは杏が大切に持っている砂時計でした。

幼なじみ、島根、砂時計という3つのキーワードがこの漫画では大切な要素になっています。人との出会いと別れを繰り返す中で成長していく二人の純愛物語で、少女漫画ではありますが大人が読んでも楽しめる内容になっています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最近は奇をてらうような恋愛漫画や恋愛ドラマが多いですが、昔ながらの純愛の物語も面白いということを多くの人に知って欲しいです。そして世間の人にもう少し地方(田舎)にも目を向けて欲しいという思いもあってこの漫画をオススメしたいと思いました。都会がダメというわけではありませんが田舎のゆったりした雰囲気や、田舎の純朴な子ども達の友情もこの漫画の注目ポイントです。泣いたり笑ったりの恋愛漫画ですが読み終わった後には必ずホッとする気分になると思いますので、ぜひ多くの人に読んで欲しいです。

レビュー②

どんな話ですか? 島根を舞台に、幼馴染たちの恋愛模様を描いた作品です。幼馴染をテーマにした作品は数あれど、こちらの作品は恋愛要素以外にも惹き込まれる点がたくさんあります。物語のヒロイン、植草杏は両親が離婚し母親と共に島根に引っ越しますが、しばらくしてその母親が亡くなってしまいます。悲しみに暮れる杏を救ったのが、北村大悟という同級生の男の子です。二人は互いに惹かれ合い、ついに付き合うようになるのですが、幸せいっぱいの二人の前に突然杏の父親が現れ、彼らを取り巻く環境に変化が訪れます。大悟と同じく杏の幼馴染である藤は、地元の名家に生まれたお坊ちゃまですが、自分の出生には何か裏があるのではないかと疑いを持っていました。自分の出生に疑いをもち、思い悩む藤の姿に亡くなる間際の母の面影を感じ、心配になる杏…。それぞれの悩みや暗い過去を抱えながら、それでも前を向いて成長していく彼らの姿が印象的な作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 母親を失った暗い過去を忘れられず苦しむ杏や、自分の出生に疑念を抱き思い悩む藤など、それぞれのキャラクターが異なる悩み・過去を抱えています。その人を取り巻く環境や経験が、どれほどその後の人生に影響を与えるのか、そしてそれを乗り越えることがいかに難しいことであるか痛感させられます。乗り越えたい、強くなりたいという思いを打ち砕くように押し寄せる悲しみや苦しみが随所に表現され、時間をかけて成長していくキャラクターたちの姿に勇気をもらえるためオススメしたい作品です。

レビュー③

どんな話ですか? 両親の離婚を機に、12歳の冬に母・美和子の実家である島根に引っ越してきた主人公・植草杏。
田舎独特の雰囲気に馴染めずにいた杏だったが、近所に住む少年・北村大悟と出会う。
村の地主・月島家との交流もあり杏の笑顔が増える一方で、美和子は生きることに疲れ、突然自殺してしまう。
心の拠り所をなくした杏は悲しみのあまり、葬式の場で美和子と一緒に買った砂時計を遺影に投げつけて壊してしまった。
大悟は全く同じ砂時計を杏に贈り、「ずっと一緒におっちゃるけん」と約束し、成長した二人はやがて恋仲になる。
しかし様々な苦難や変化が訪れ、二人の関係は少しずつ変わってゆく。
少女から大人に成長していく杏の人生を追った、心に迫る少女漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 誰もが経験する初恋や初体験の甘酸っぱい記憶、失恋などを植草杏というひとりの女性に重ね合わせて描くことで、読者側も感情移入して読めるのが魅力的な点です。
少女の頃に読めば自分がいずれ経験するであろう未来を覗き見ることができて、大人になってから読めば懐かしい記憶を思い出しながら感傷に浸ることができます。
読む年齢によって受け取り方が変わるバイブル的な漫画なので、女性には是非一度読んで頂きたいです!


甘々と稲妻 雨隠ギド (著) 講談社

甘々と稲妻 雨隠ギド (著) 講談社

アマゾン商品紹介 妻を亡くし、ひとりで娘の子育てに奮戦する数学教師・犬塚。料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!! 月刊「good!アフタヌーン」誌上で連載開始当初から話題沸騰! 愛娘&女子高生と囲む、両手に花の食卓ドラマ、開幕です!! 「このマンガがすごい!2014」オトコ編第8位にランクイン!!
どんな話ですか? お母さんを亡くしてしまった幼稚園の女の子と高校教師のお父さんが料理を介して家族の絆や友達との関係を深めていく物語です。
奥さんを亡くしてからコンビニ弁当やスーパーの惣菜でご飯を済ませていたお父さん。
ある日、テレビ番組の美味しそうなご飯をかぶり付くように見ていた娘の「ママにこれつくってってお手紙して」の一言で娘に美味しいご飯を食べさせたい、食べさせなければいけないという気持ちに気付きます。
以前、娘と花見をした時に知り合った女の子からもらった名刺を頼りに娘と一緒にお店に向かいます。
ほとんど料理をした事がないお父さんといつも元気でヤンチャな女の子、とある事情から包丁を持てなくなってしまった女の子が少しずつ成長していく素敵な作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 面白いのはもちろんですが、お父さんと子供が徐々に成長していく様子に感動するといった点がオススメです。

奥さんを亡くしたシングルファーザーと子供という少し重たそうに感じる題材ですが、内容はかなり明るくワクワクした気持ちで読み進める事が出来ます。よくある不仲の親子ではなく、仲良い親子がさらに仲良くなっていくという点も気に入っています。

作中に登場する料理は、美味しいそうなだけではなく料理初心者向けの簡単レシピが多いので料理に興味を持っているお父さんやレパートリーを増やしたいと考えているお母さんにも読んで欲しいです。

どんな人に読んでもらいたいですか? 子供がいる・いない関係なく「ほっこりしたい」「幸せな気持ちになりたい」という人にオススメの作品です。

また、子育てをした事がある人の多くが一度は悩んだ事のある問題も多々登場するので幼稚園~小学校の子供がいる方は共感しやすい内容だと思います。

読んだことによるエピソード 特にありません。

ハイスコアガール 押切蓮介 (著) スクウェア・エニックス

ハイスコアガール 押切蓮介 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 HERE COMES A NEW CHALLENGER!

『ポリゴン』って何? 食えんの?
そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凜と座していた──。

表紙描き下ろし、加筆、修正、16Pの描き下ろし特別読み切り掲載のリニューアル版!

どんな話ですか? 時代背景は90年代前半、勉強もスポーツも芸術も駄目、落ちこぼれの主人公小学6年生のハルオの唯一の特技がゲームで、日々ゲームセンターに通っていた。そんなある日勉強もスポーツも芸術も完璧、容姿端麗なお嬢様であるクラスメイトの晶と出会う。最初はハルオも晶もお互いのことが気に入らなかったが、互いにゲームを通じて認め合うようになるが、晶は海外に転校してしまう。そんなハルオと晶の中学、高校と成長する中での思いが交錯する青春ストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ゲームを通じたハルオと晶のお互いの距離感がもどかしい。しかし中学で出会う小春という新たなヒロインとの関係性も見ていてもどかしくなる。そんな恋愛要素がとにかくキュンキュンできる。また実際に存在するゲームを時代背景に沿って登場するので、ゲーム好きであれば絶対面白い。当時の環境を知らなくても受験やバイト、そしてゲームを通じて何度もつまずきながらも落ちこぼれと言われていたハルオが成長していくストーリーがとにかく熱い。
どんな人に読んでもらいたいですか? 大人になって今の生活このままでいいのかと悩んでいる人。私はそんなときに読んで、好きなことにとにかく熱中して一生懸命になって、つまづいても諦めずに少しずつ成長しようとするハルオの姿にものすごく元気づけられました。
読んだことによるエピソード 特にないです

中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル (著) 日本文芸社

中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル (著) 日本文芸社

アマゾン商品紹介 工場で働く18歳の片桐真実(かたぎりまこと)は、自分を中卒だと笑い捨てた周囲を見返すべく、高校受験に失敗した妹の真彩(まあや)と共に人種のルツボ“通信制高校”に入学する。そして入学式当日、見目麗しきお嬢様・逢澤莉央(あいざわりお)と劇的な出会いを果たす―――。『ドットインベーダー』の著者、熱描!ムキダシのリアル青春ラブコメ、待望の第1集!!
どんな話ですか? 父親が犯罪者になり、母も病気で亡くし、妹の真彩を育てるべく中学卒業後建設会社で働いている兄の真実が、ひょんなことから真彩と通信制高校に入学することになり、働きながら諦めていた高校生活を始めるという話です。

クラスメイトには70歳過ぎた高齢者、シングルマザーなど様々な事情を抱えた生徒がいて、中でもお金持ちのお嬢様逢坂莉央とは、最初はお互いいい印象ではなく何度もぶつかってしまうのですが、徐々にお互いにとって大事な存在に変わったりして真実はクラスメイトから色々な刺激を受けながらただ卒業の為に勉強するのではなく人間的に成長していく姿が描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画のクラスメイトや主人公の上司、妹などの考え方がとても好きです。

その人それぞれの経験から来る感情にとても共感してしまうし、こういう考え方もあるんだなと自分を見つめ直して前向きな気持ちになれる漫画だなと感じます。

特に好きなのが主人公が警察に保護された時親代わりとして上司が迎えにきて、それに対し後ろ向きな発言をし突っぱねる主人公に対し「お前な自分を可哀想がるのをやめろ。自分を卑下するのをやめろ、自分が自分を決めつけてんだ。」と言ったシーンが何だか自分に言われたような気がしてとても染みました。

どんな人に読んでもらいたいですか? 私は高卒ですが、大卒と比べると引け目を感じてしまうのと同じで、中卒で尚且つ社会人として働いてきた人が「よし、高校いこう」って気持ちになるのは容易なことではないし、人生諦めることがどこかにあると思います。

でもその中でも主人公がその後ろめたさを感じながらも頑張って高校生活を楽しんでいる姿を見てとても勇気をもらいました。

読んだことによるエピソード とてもマイナス思考で「自分なんか…」って思う毎日だったのですが、この漫画の中の人物はそんな辛いことを乗り越えてがんばって生きている姿に感動して、あまり自分を卑下したり下に見たりすることをしなくなりました。