銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 超ヒット作『鋼の錬金術師』の荒川弘の最新作!
大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。授業が始まるなり子牛を追いかけて迷子、実習ではニワトリが肛門から生まれると知って驚愕…などなど、都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、酪農青春グラフィティ!!

レビュー①

どんな話ですか? 高校受験時進路をどうするか悩み、学校の先生の勧めで農業高校の酪農科に進学することから始まります。生き物の世話や食べるとは犠牲の下でなっていること等普通の学校では学べないことを学んでいきます。そんな中、友人たちと学び、バカなことをし、時には恋愛をし、何かをやり遂げようと一生懸命やり、時には頼らなければいけないことを知っていきながら成長する3年間を描いています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校選び特に何も考えず何となくで選んだ高校からの大学、社会人。きちんと考えていなかったらこそ今後悔ばかりしています。そんな中この作品を見ると、中学の時に悩み、それをきちんと受け止めてくれた周りがいてうらやましいと思います。そして、時には否定され、逃げたくなる、楽な道を進んでもいいところを目をそらさず自分自身で選んで進んだ主人公の生きざまがすごいと思いお勧めします。最終話では初回の描写と似たところがあり、こんな風に成長したんだと痛感させられます。人生逃げずに考え続ければ大変で辛い思いもするけど、結果が残ることを教えてくれます。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公である男子高校生の八軒は、親からの学問に対するプレッシャーから逃れるために、全寮制の農業高校へ進学しました。そこには、農家の跡取り達(キャラが濃い)がひしめき合っており、八軒も次第に勉強以外の重要なモノに気付き始めました。特に部活動に馬術部があり、好きな女の子に近づくために入部するシーンがとても面白いです。また途中で、壁に当たり挫折するシーンも何度か見受けられますが、仲間や大人のフォローで乗り切っていきます。シリアスあり、ラブコメあり、笑いありの良作です。是非、読んでみてください。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「銀の匙」とは、農業を専門とする北海道の高校で、高校生達の日常とラブコメが繰り広げられる漫画となっております。また単行本は15巻完結となっており、お手軽に全巻揃えることができます。内容自体は高校生の学園モノですが、テーマが農業高校であるため、独得な世界観となっております。内容としては、ギャグとシリアスがとても良いバランスで構成されております。この漫画は、週間少年サンデーで連載されていたこともあり、全年齢層が楽しめる内容となっております。

レビュー③

どんな話ですか? 高校受験に失敗した主人公、八軒勇吾。

学力競争などから逃げ出すために進学した「エゾノー」で、沢山の仲間や畜産動物(なかま)に出会い触れ合い、成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 初めはナヨナヨとしていそうに見える主人公だが、物語が進んでいく内に、人間としての成長していく様がしっかりと描いてあり、更には起業にまで取り組んで行く姿をみていると、気持ちが前向きになってしまう。

様々な困難に正面からぶつかって行く姿勢は、見習いたい物がある。

ヒメゴト~19歳の制服 峰浪りょう (著) 小学館

ヒメゴト~19歳の制服 峰浪りょう (著) 小学館

アマゾン商品紹介 周囲から男っぽく見られている女子大生・由樹(ユキ)。彼女は誰にも言えない秘密の儀式を行っていた――。燻り続ける己の欲望に苦悩する日々を送る由樹。一方、同じ大学に通う佳人(カイト)と未果子(ミカコ)の2人も他人には明かせぬ「秘密」を抱えていて――。「ヒメゴト」を持つ3人の19歳が繰り広げる「ヨクボウ」と「セイフク」の物語――。
どんな話ですか? 周囲から男っぽい扱いをされているために大学では男っぽい振る舞いをしているけれど本当は女の子らしくなりたくて唯一持っている女の子の服「制服」を夜な夜な着ている由樹・
清純な美少女で周囲からはお嬢様と思われているけれど毎夜セーラー服を着て15歳の設定で「援助交際」している未果子・
憧れのイケメン男子扱いされているけれど女装癖があり、また理想の美少女な未果子に憧れてこっそり同じ服装をしている佳人。
それぞれ人には言えない秘密を持ったこの3人の欲望と思惑が絡み合っていく19歳の群像劇。
なぜその漫画をオススメしたいですか? メインキャラクター3人は外見的に他者より恵まれた者でありつつも、
まさに「秘め事」といった性的行動をやめることができないまま悩みながら生きていて、
そういった「こじらせ」は若さゆえというふうにも感じるけれども、誰にでも多少このような「ヒメゴト」はあるのではないかな…と思うからです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 自分の性的な気持ちに悩んでいる人や、
作中キャラクターと年齢が近い高校生~大学生くらいの人
読んだことによるエピソード 特になし

ホーリーランド 森恒二 (著) 白泉社

ホーリーランド 森恒二 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 学校にも家庭にも身の置き所がなく、自分の存在が確認できない高校生・神代ユウ。ボクシングのワン・ツーを覚えた彼は“ヤンキー狩り”をするハメになり、夜の街の戦いに巻き込まれていくが…!?

レビュー①

どんな話ですか? 引きこもりの高校生「神代ユウ」が、路上のカリスマと呼ばれるストリートファイトの達人「井沢マサキ」と出会い、あらゆる格闘技の猛者たちを倒していくアクション漫画です。

主人公の神代ユウは最初我流のボクシングをベースとして街の強敵たちと闘いを繰り広げますが、もう一人の主人公と呼べる井沢マサキに、路上で通じるオフェンスやディフェンスを教わり、圧倒的に強くなっていきます。

作者である森恒二さんが格闘技経験者であり、実際にストリートファイト経験者のため非常にリアリティのあるバトルシーンが秀逸な作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私はボクシングを通算6年以上経験しており、実際に若い頃ストリートファイトをしたことがあります。ですからこの作品は本当に「リアルな喧嘩」を上手く再現していると感じました。実際に格闘技経験者同士がノールールで戦った場合にどのようなリスクがあるのかがよく分かります。喧嘩を勧めているわけではなく、逆に格闘技をたしなんでいる人間が素人相手に手を出すとどうなるか、または異種格闘技のようなものをリング外で行うと悲惨な結末が待っているというのが理解できるはずです。若いうちは血気盛んで自分の力を試したいという人が多いですが、この漫画を読んで実際の喧嘩の危険さを知ってほしいと願います。

レビュー②

どんな話ですか? 学校ではいじめられ、家庭内では家族からの憐れみの目に苦しみ、どこにも居場所がないと絶望していた主人公が、喧嘩を通じて夜の街に居場所を見出し、さまざまな登場人物との喧嘩や友情を通して人間的に逞しく成長していく、といったお話です。もちろん主人公は最初から喧嘩が強かったわけではありません。不登校の生活の中、本で知った知識をもとにボクシングの練習を室内で始め、そこで知ったワン・ツーの素振りだけを毎日5000回などと続けていくうちに、いつしか喧嘩に必要な瞬発力や判断力を身に付けていき、そこから夜の街を舞台とした人間成長劇へと発展していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 喧嘩の描写が単に暴力的であるような漫画とは違って、パンチひとつにしても力の込め方から拳の軌道など、かなりテクニカルで踏み込んだ内容の説明が読めることです。どんな分野でも素晴らしい技術にはそれを裏打ちする原理や鍛錬の仕方があるのだなあといったことが納得させられます。また、主人公の、がむしゃらな反復練習的努力だけでなく常に考え続け、技術を自分なりのものとして完成させようと真剣になるさまにも感動させられます。また、ひとりだけの力だけで強くなることは不可能であることを数々のストリートファイトで得た師や友人から学んでいく姿も非常に教訓的でした。

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 世界が恋したヒロインに、また会える――

浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔――
世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作『YAWARA!』が完全版となって登場!

全20巻、雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。
カバーはすべて、浦沢直樹氏描き下ろしの「柔ファッションコレクション 2014ver.」!

滋悟郎が、柔が、あの名キャラクター達が今ふたたび、躍動する!!

レビュー①

どんな話ですか? 本当に一般的な女子高生である猪熊柔、あえてここからは柔ちゃんと記載します。この少女が祖父の柔道家である猪熊治五郎に鍛えられながら、世界一の柔道家になる姿を描く漫画。そして柔ちゃんは恋に恋する乙女であり、柔道家としての柔ちゃんを追いかける新聞記者の松田大作との恋の行方も大きなポイント。もちろん最終的には金メダルを柔道でとること、これが最も大きなストーリーの軸になっていきます。その成長を追いかけるところが1番のポイントです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 従来、柔道と言えば男性がメインの漫画が多かったと思います。さらに根性や汗臭さといったところが前面に押し出されところでしたが、この作品については本当に普通の少女が世界の強豪相手にばったばったとなぎ倒し、恋も経験したいと言う柔道一辺倒ではない生活を送る姿に惹かれてしまいます。もちろんのことながら柔道の描写も非常にリアルで、原点となっているのが実在する女子柔道家である田村亮子さんであるところも大きなポイントだと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 祖父の英才教育によって気付けば最強の柔道少女になってしまった、猪熊柔の青春を描いた作品です。
オリンピックでの金メダルと国民栄誉賞という大きな期待をよそに、柔本人は、人並みに恋やおしゃれをしたいという願望、そして何より普通でない家庭内状況の元凶だとして、柔道を疎ましく感じていました。
好むと好まざるとに関わらず世界の大舞台に立たされた柔はそれでも連戦連勝、世間にスーパースターと認知されてしまった彼女には、勝手にライバル視してくるお嬢様やカナダからの挑戦者、短期大学で出会う初めての柔道仲間たちと、様々な人との出会いによるドラマが待っていました。
特に自分を追い続けるスポーツ記者松田とは、時に誤解ですれ違い、時にその情熱で背中を押されながら絆を深めていきます。
やがて、蒸発したと思われた父・虎滋郎が柔の周囲に姿を見せ始めます。
「柔の柔道が原因ではない」と松田に語る虎滋郎。ならばなぜ、娘の前に現れて全てを語らないのでしょうか…?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛、失踪した父の行方など重要なトピックは、言葉足らずやすれ違いなどでなかなか進展しません。このもどかしさは浦沢直樹氏の作品によくあるため、是ととるか非ととるかは人それぞれでしょう。
スポ根要素は主に盟友の伊東富士子が担っており、柔はとにかく強すぎるのでまともに戦うと誰も太刀打ちできず、絶不調に陥った世界選手権などを除けば柔道関連での挫折を全くしません。その不調にしても、知らず知らずのうちに心の支えになっていた松田の不在に起因するなど、前途に立ち塞がる障害は試合外のすったもんだが大半です。
それよりも、常に単行本の表紙や扉絵をドレスアップで彩る姿に象徴されるように、普通の女の子として青春を謳歌したいと願うギャップこそが最大の魅力なのではと思います。

海街diary 吉田秋生 (著) 小学館

海街diary 吉田秋生 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 鎌倉に暮らす家族の哀歓を描く超人気作!

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!

レビュー①

どんな話ですか? 鎌倉で暮らす3人姉妹が、父の葬儀に行った時に
初めて会った主人公すず。
姉妹の父は、すずの母と駆け落ちし、母が他界した後は別の女性と暮らしていた。
そして、すずが最期まで看取った。
姉妹のいちばん上の姉さちは、一緒に暮らそうと声をかけ、同居生活がスタート。
姉さちの職場の不倫相手から、新しい恋の話、すずのサッカーからの仲間のことや、真ん中の姉吉野の話、末の姉ちかのことなどていねいに鎌倉の場所を取り入れながら成長していく話。
読んでいるうちに、はっとさせられることが多く、何気ない日常をていねいに描いています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 鎌倉が舞台なので、最初に読んでから鎌倉をまわるとさらに作品を楽しめます。

この作品は、恋愛もたくさん出てきます。さちの不倫から、同じ職場の人と仲良くなる吉野、主人公すずの仲間の風太。それぞれの立場で、大事な人との絆を書いています。

日常ただ楽しいだけでなく、悩んでいることや困っていることもさらりと書いています。

先輩看護婦の藤井さんは、母が入院しても自分のことを認めてくれない、それでも兄は特別扱いなど辛い扱いを受けていたことも書いています。

親や身内でどうしてもうまくいかない、そんな人の立場にもさり気なく立って励ましています。最初に出会った時のすずも、全く表情がない状態から鎌倉で暮らすようになり、生き生きとしている様子が描かれています。

ありきたりではない、作者が実際に体験したであろうエピソードも盛り込まれており、それでいて絵柄が美しく読んだ後にさわやかな風が吹きます。

ただ日常を描いた漫画とは、一線を引いて群を抜く完成度の高い作品です。

心が疲れたあなたに、ぜひおすすめします。

レビュー②

どんな話ですか? 鎌倉を舞台にした、4姉妹のストーリー。

3姉妹の父親は、幼い頃ある女性と駆け落ちして、病気で亡くなった。その父親の葬式で、腹違いの妹を引き取ることに決め、4姉妹で暮らすことになる。長女は看護師で不倫中。次女は男運がなく、3女は山男と付き合っていて、4女はサッカー部に入るが、姉達に対して遠慮がある。鎌倉に住む人々の優しさに包まれながら、4女がどんどん成長していく。それと共に3人の姉もそれぞれも成長し、素敵な恋愛をする。最後は4女が本当の家族になったと思えるような話。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 父親と駆け落ちした女性との間の妹を引き取ろうと決意する理由が優しい。引き取った後も、きちんと面倒を見るだけではなく、愛情を持って接している。姉妹で喧嘩もするけれど、お互いを大事にしているのも分かる。背景の鎌倉の町、鎌倉に住む人々の優しさにも感動する。季節を大切にしながら生活する生き方もいい。人の優しさや、強さを何度も何度も感じさせられる。本当に大切なものをどう扱ったらいいか。姉妹愛とはどういうものか。いろいろなことを感じながら読んでほしい。

レビュー③

どんな話ですか? 鎌倉の古い一軒家に住む4姉妹とそれを取り巻く人々の人間模様を描いた漫画です。

成人してすでに働いている香田家の3姉妹。父親は10数年前に女性を作って家を出てしまい、母も再婚して家を離れています。3人だけで暮らしていた姉妹は、ある日父が亡くなったという連絡を受けます。葬式に出向いた3人はそこで腹違いの妹に初めて出会います。

心細そうにしていた妹を3人は鎌倉の家に迎え入れます。戸惑いつつも鎌倉での生活になじんでいく末っ子のすずや、3姉妹のそれぞれの恋。すずが参加するサッカーチームの仲間たち、ご近所の食堂のおじさん…などなど様々な人々の人生が味わい深く描かれた漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 一人一人の登場人物の心の動きが、非常に細やかに描かれていて、物語として共感できる部分がたくさんありました。「こういう人っているよね」「こういう悩みがあるよね」と思い当たる部分がたくさんあります。仕事の悩み、恋の悩み、人間関係の悩み、などとてもリアルに描かれています。その描き方がとても温かく、読むとホッとする感じがあります。ダメな部分も、笑える部分も、職業人としての深い志も、全て兼ね備えたのが人間というもの。その複雑さをしみじみと味わえる作品だからです。

レビュー④

どんな話ですか? 鎌倉に住む3姉妹(幸・佳乃・千佳)が、子供のころ出て行ったきり会っていなかった父の訃報を受けて、山間の町へお葬式に行きます。そこで、父のもう1人の娘(すず)の存在を知ります。

頼りなく利己主義な後妻さんと暮らしていくことになる、中学生のすずの将来が心配になった幸は、鎌倉に来て一緒に暮らさない?と誘い、すずも、行きます!と即決。

4姉妹のそれぞれの仕事や学校、友人や恋愛、親族とのあれこれが、面白く書かれていて、複雑な話なのに笑いながら読めてしまいます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 是枝裕和監督でカンヌ国際映画祭にも出展したこのタイトルをご存じの方も多いと思います。

特に、末っ子のすずと同じ名前の女優・広瀬すずが有名になった作品です。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆が出演していることで映画を見た方も多いと思います。

複雑な家庭環境を丁寧に追いながら、それぞれの仕事、学校のことも詳しく書いてあります。長女の病院、次女の銀行、三女のスポーツ用品店、末っ子のサッカー部のことなど。

それに鎌倉の四季の美しさなども教えてくれる読み応えのあるマンガです。

3月のライオン 羽海野チカ (著) 白泉社

3月のライオン 羽海野チカ (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──
やさしさ溢れるラブストーリー。

レビュー①

どんな話ですか? 将棋を題材とした漫画。主人公の桐山零は幼い頃に両親を亡くしており、学校にもなじめず孤独な生活を送っていたが、酔いつぶれていたところをやさしくて暖かい3姉妹の長女に助けられ、その家族と親しくなっていく。家族の温かさもテーマとなっており、とても心温まる漫画となっている。主人公が将棋を通じて棋士として成長していく姿、恋をして人間としても成長してく姿が描かれている。テレビアニメ化、実写映画化がされており、人気の漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 青年誌に掲載された漫画であるが、通常の青年漫画らしからぬ、優しく温かみのある雰囲気の漫画であり、男女ともに楽しめると思います。桐山零が棋士として、そして人間として成長していく姿はとても頼もしく前向きな気持ちになることができます。桐山零はあまり学校生活を謳歌はしていないので、ちはやふるのような青春感は少ないですが、ティーンエイジャーが成長していく姿は、男女関係なく、何歳になっても楽しめると思います。

レビュー②

どんな話ですか? 中学生で将棋のプロになった少年・桐山零(きりやまれい)が主人公です。零は事故で両親と妹を失い、父の友人のプロ棋士に引き取られて将棋の道に進んでいきます。

孤独な零は様々な人と出会って、少しずつ変化していきます。事情を抱えて助け合いながら生きている川本三姉妹、友人がいない零を心配する高校の先生、共に競いあうプロ棋士達…。優しくされたり、恨まれたり、怒られたりしながら、零が人として成長していく物語です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 心理描写が本当に秀逸な漫画です。零が将棋を指している時は、ピンチで水中に溺れている絵があったり、予想もしなかった攻撃を受けたことを家の柱を持って殴られた描写で表現したりします。悩んでいる時には、エスカレーターで延々上っていった先が行き止まりで帰り道が無かったという表現があって、ゾクッとしました。

よく食事風景も出てくるのですが、温かい家庭料理で傷ついた零を癒したり、皆でワイワイと調理をすることで仲が深まっていく様子があったりと、まるで実際にこの人達が存在するかのような錯覚を受けてしまいます。

レビュー③

どんな話ですか? プロの将棋棋士であった父親と死に別れた主人公が、父の友人である棋士に拾われ育てられ、自身も棋士になる。棋士としての成績は順調ながらも「自分は将棋が本当に好きなのか、苦しいだけじゃないのか」という煩悶を繰り返し、孤独にも苦しまされる。そんな主人公を取り巻く同じプロ棋士らの明るい仲間、暗いライバル、またひょんなことから知り合う3姉妹との交流や愛情も描かれ、一人の将棋棋士の人生を立体的に描く物語である。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 藤井聡太から始まる将棋ブームの、その将棋の裏側がよくわかるから。藤井くんの淡々とした表情の裏にも、これだけの苦悩や葛藤が隠されていると知ることができるから。人生は一度きりで多くの人は将棋なんて素通りしてしまうけれど、この日本の伝統文化ともいえる将棋のことを、少しでも知っておいて損はないからおすすめしたい。また、作者の羽海野チカさんの画力も日本随一と思う。絵を描きたくて仕方ないというのがコマの隅々に溢れていて、それを鑑賞するという点でも楽しめる。

レビュー④

どんな話ですか? 幼い頃に何もかもを失った少年が将棋という類まれな能力が必要とする世界に身を置き、生きるということのために孤独の中で努力することにより多くの人々に評価され、挫折を味わいながらもライバルたちと成功していき、力強くなっていく物語です。また、一方で、ある一つの温かい家庭に触れることにより、人間としての大事なことを取り戻し、そして愛する人を守ることの大切さと難しさを体験していく中で、成長していくラブストーリーでもあります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 将棋の世界であるため、ほとんどの人が知らない世界ではありますが、主人公と同世代の高校生や大学生にとっては、誰もが体験する孤独と人生の岐路に共感が持てるでしょうし、すっかり大人になってしまった人にとっては、複雑ではあるが生き抜いていく中で幸せを感じる家庭を目の当たりにして、なんとなく羨ましく感じ、自分にフィードバックして自分を見つめるいい機会になると思います。また、絵が綺麗でどことなく安心させられるのも特徴の一つだと思います。

レビュー⑤

どんな話ですか? 「ハチミツとクローバー」の作者である羽海野チカさんが、日常を戦う人々を描いた大切にしたくなる作品です。幼い頃両親を亡くし、プロ棋士の内弟子として引き取られた桐山零。中学生でプロ棋士となり、周囲から孤立して生きていた零だが、個性が強すぎる棋士仲間との試合やひょんな事から出会った川本家の三姉妹あかり、ひな、モモとの交流を通じて、自分の居場所を見つけていきます。人と人が関わる痛みや、日常の隅に隠れた優しさを丁寧にすくい上げています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? かなりしっかりと将棋の試合が描かれていますが、将棋を知らない人でも楽しめる展開の連続です。戦法や打つ一手一手にその人の生き様や「今」が詰まっていて最高です。戦う棋士たちがとにかくカッコいいです。まさに百戦錬磨のおじさんたちが、勝利のために必死になってもがいて苦しんで立ち向かっていく様が素敵で、そこに下克上していく若手勢の勢いも熱いです。キャラクターが発する言葉の一つ一つに説得力があって、人生の教訓になります。

レビュー⑥

どんな話ですか? 高校生で天涯孤独、そしてプロ棋士の主人公桐山零が川本家の三姉妹と交流を持つようになり、周囲の人とも少しずつ関わりを持つ中で人としても棋士としても成長していくお話。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 心の柔らかで弱い部分を撫でるようなストーリー展開で、状況は違ってもこれ私も分かるなぁと思うことがあるんですよね。そんな登場人物の悩む姿に、自分だけじゃないんだって勇気が貰えます。

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?
どんな話ですか? 気弱な高校生、小早川セナがその足の速さを見込まれて、半ば強引にアメフト部に入部させられる。悪魔のような性格の上級生ヒル魔や、心優しい先輩栗田とともに試合に出続けるうち、アメフトの魅力に惹かれていくセナ。さらには進清十郎といった強大なライバルも現れて、闘いは熾烈を極めてゆく。高校アメフトでは、クリスマスに全国大会決勝が行われ、これをクリスマスボウルという。クリスマスボウルに出ることが、ヒル魔や栗田の夢であり目標だった。そこにセナが加わり、さらにはキャッチの達人モン太や、セナをいじめていた不良連中もアメフト部に加入。弱小アメフト部はクリスマスボウルに出場できるのか、そして、数あるライバルとの闘いの結末とは?
なぜその漫画をオススメしたいですか? アメフトは日本ではほとんどなじみのないスポーツだけれど、ルールについて何も知らなくても、物語の中で説明してくれるので、自然と引き込まれます。アメフトというスポーツ自体の魅力や、時には熱く、時にはコミカルに展開する物語、さらには魅力的なキャラクターがたくさんでてくるなど、本当に面白いです。チームメイトとの友情だったり、ライバルとの熱い戦いも見どころです。この漫画を通じて、アメフトのルールだったり、アメフト自体の魅力を知ることができるので、オススメです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 逆境の中でもがいている人ですね。主人公やその周りのキャラクターは、かつて一度は大きな挫折や失敗を経験した人物です。それを乗り越えていく根性や勇気、熱さをこの漫画は与えてくれます。何度も打ちのめされても、それでも諦めない、そしてその先にキャラクターの成長がある。この漫画を読み終えたあとは、大きな勇気とエネルギーであふれていると思います。
読んだことによるエピソード アメフトのルールがわかったので、実際のアメフトの試合を見るようになりました。

Paradise Kiss 矢沢あい (著) 祥伝社

Paradise Kiss 矢沢あい (著) 祥伝社

アマゾン商品紹介 受験勉強に追われる早坂ユカリは、単調な日々を送っていたが、服飾専門学校「矢澤芸術学院」に通うジョージの学園祭でファッションモデルを務めることになった。夢を追いかける仲間たちとの出会いは、やがて---。 ファッション誌「Zipper」で連載。

レビュー①

どんな話ですか? NANAなどを描いた矢沢あい先生『ご近所物語』の続編作品。

普通とはかけ離れたオシャレすぎる高校生たちが、将来や切ない恋愛に悩む物語です。

容姿端麗な主人公・早坂紫。

親の期待を背負いながらも、進学校での成績が振るわず、進路に悩む落ちこぼれ高校生。

そんな時、謎の高校生・ジョージにファッションショーのモデルをしてほしいとスカウトされます。

服飾学校に通う『ご近所物語』主人公の妹・美和子や、

容姿端麗すぎる謎の高校生・ジョージにより、紫の高校生活は一変!

恋愛模様や友情だけでなく、煌びやかなファッションショーなど見どころいっぱいの作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? なにより、お洒落な世界観!

連載誌がファッション誌だっただけに、とにかく華やか。

前作『ご近所物語』と同じ高校生でありながらも、少し大人な世界観。

煌びやかなファッションショーのシーンは、色あせることがありません。

彼らのブランド「Paradise Kiss」はラグジュアリーでありながらも、繊細なディティールが素晴らしい。

紫は基本的に進学校の制服姿ですが、「矢澤学園」に通うジョージ、実和子、嵐、イザベラなど、私服姿が個性豊か!

夢を追う高校生たちの物語としてはもちろん、ファッションを見ているだけでうっとり。

レビュー②

どんな話ですか? 端正なルックスにモデル体型と容姿に恵まれながらも、母親との関係性から自分に自信がない平凡な女子高生だった主人公・紫(ゆかり)は、ファッションの専門学校である矢澤芸術学院の「パラキス」メンバーと出会い、学園祭のショーのモデルにスカウトされる。受験勉強真っ最中の紫は「あんたたちの遊びに付き合っている暇はない!」と突っぱねるが、パラキスのメンバーたちが真剣に自分の夢と向き合っているということを知りモデルを引き受けることに。次第に”誰のためでもない、自分の人生を歩くって決めたんだから”と葛藤や周りとの衝突を繰り返しながら一人の自立した女性へと成長していく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ファッション誌「Zipper」での連載開始から20年以上経った今でも、移り変わりの激しい”ファッション”がテーマの漫画でありながら全く”時代遅れ”を感じさせない作品。

自身が10代の頃にはキラキラしたファッションの世界への憧れや、自分の手で夢のように美しいドレスを作り上げるパラキスメンバーたちに、ただただ「夢」を見せてもらっていた。メインの登場人物たちよりも大人になって久しぶりに読んでみると、煌びやかな世界観だけでなくその表情やセリフの中に今だからわかる思春期特有の揺らめきや繊細さを感じ取ることができ、主人公の紫だけでなく、一人一人の心の動きがものすごく丁寧に描写されていることに気づいて感動した。

主人公の紫とジョージの恋の行方について、2人の選択に10代の頃はどこか腑に落ちないものがあったが、30代の今は「わかるよ」と共感してしまったところに時の流れを感じた。

また今作は、矢沢あい先生の「ご近所物語」のその後の世界と繋がっているためご近所ファンにとっても”あのキャラがこんな大人になったのか!”という懐かしさと発見がとても感慨深かった。

レビュー③

どんな話ですか? 進学校に通う平凡な女子高生、早坂紫が個性豊かな矢沢芸術学園の生徒達と出会い、彼らとの交流を通して自分自身が本当にしたいことは何なのかと疑問に思うようになっていきます。

彼女は親の期待や希望に合わせるようにいい子を演じて過ごしてきました。

学校も無理をして自分のレベルよりも高い学校へ通い、塾にも通いますが成績は良くなく親にもがっかりされます。

紫は自分の存在価値を見失ってしまいます。

そんな彼女にショーのモデルをして欲しいと頼む矢沢芸術学園の生徒の一人嵐。

彼の友人達の熱意も感じモデルをやってみようと決心します。

また、リーダー的存在の譲二は紫とは全く違い、自分の夢や考えを持っていて自信に満ち溢れています。

紫は彼の存在を否定しながらも自分とは全く違う性格の彼に惹かれていき、恋をします。

紫にとって彼女の周りで起きる全てのことが新鮮であり魅力的。

親の反対を押しのけて、自分の人生を歩くと決めたと誓い、葛藤しながらも一生懸命自分の人生と向き合い、成長していこうとするストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私を含め、10代の中高生は将来の進路や夢に行き詰まり、親の言われたとおりに行動し学校へ通う人は多いです。

私自身、自分で決めた進路に進みながらもこれでいいのか、もっと他にやりたいことはないのかと自問自答することが多かったです。

しかし、挑戦することでの失敗を恐れて安全な道を突き進んできました。

誰でもない自分自身の人生なのだから自分が一生懸命考え、行動して失敗もして成長することは自信へも繋がります。

あの頃は戸惑っていた私も今なら分かります。

矢沢あい先生の作品は中高生にとても人気です。

多感な10代の子供たちが学校や恋愛に悩むことが多いけれど、読みやすい漫画の中に参考になる言葉が多く出てきます。

少しでも多くの人の悩みが早く解決できればと思いオススメします。

國崎出雲の事情 ひらかわあや (著) 小学館

國崎出雲の事情 ひらかわあや (著) 小学館

アマゾン商品紹介 歌舞伎一家の出身・國崎出雲は絶世の美貌から、男たちに狙われる事あまた。ある日、母が長旅に出て、出雲は離れていた父をやむなく頼る…が、男の中の男を目指す出雲を待っていたのは歌舞伎役者、しかも女の中の女“女形”としての困惑の日々!女形少年歌舞伎奮闘記!!!
どんな話ですか? 主人公の国崎出雲は、男でありながらも容姿がずば抜けて可愛い15歳の高校生。実家は何代も続く歌舞伎の家柄で、幼い頃から女形をやっていたのだが、女形の意味を知ってしまったことで歌舞伎が嫌になってしまい、「男の中の男」を目指すようになった。

自分を溺愛していた父親と離れて、母親と暮らしていた出雲だったが、母親が友人と長期の旅行に出てしまったことで、実家に帰らざるを得ないことに。

8年ぶりに実家に帰った出雲を待ち受けていたのは、女形として舞台に上がる日々!絶世の美女ならぬ、男の娘が歌舞伎を通じて成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 出雲の絵が可愛いこと、敷居が高そうで難しいと思っていた歌舞伎がわかりやすく描かれていたから。出雲自身の成長だけでなく、関わってくるすべての人が出雲の影響を受けて成長していく様子が良かった。

出雲が望む理想像(男の中の男)と真逆な方向にいってしまっているように見えて、持ち前の正義感から男としての一面もきちんと垣間見えている。

他の登場人物たちとの掛け合いや絆の深さが、回を増すごとに深まっているのも魅力的。

どんな人に読んでもらいたいですか? 歌舞伎が好きな人には砕けた内容に見えるかもしれないけど、こんな結末の歌舞伎も良いなと思ってもらえたら嬉しい。

歌舞伎に興味がない人でも、出雲や登場人物たちの成長をみて感じるものがあるのではないか。歌舞伎をわかりやすく読める漫画なので、気楽に読んでほしい。

読んだことによるエピソード 演じる側だけでなく、観客や歌舞伎に携わるスタッフなどの相手の立場に立って考えること。

ふしぎ遊戯 渡瀬悠宇 (著) 小学館

ふしぎ遊戯 渡瀬悠宇 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中学3年生の夕城美朱(みあか)は現在、花の受験生。女手ひとつで育ててくれた母親の期待に応えるために、超難関進学校の城南学院を目指して猛勉強の毎日を送っていた。ある日、美朱は親友の唯と受験勉強をしていた図書館で“四神天地書”という古い本を見つけた。この本を読み終わると、本の主人公と同じように朱雀(すざく)の力を手に入れて、望みがかなうという。その本を開いてしまった2人は、本の中に吸い込まれてしまった。本の世界でさらわれそうになった2人。あぶないところを鬼宿(たまほめ)という額に“鬼”と書かれた青年に助けてもらう。なんとか本から出られた2人だが、本のことが気になって…!? ●収録作品 ふしぎ遊戯

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の中学生の美朱が「四神天地書」という本に吸い込まれる。

本の世界の中で朱雀の巫女となり、7人の仲間を集めながら世界を救っていく。

ストーリーの中で本の中の美朱を現実世界に戻す為に、親友の唯も入れ違いで本の中の吸い込まれる。

唯は美朱と敵対する青龍の巫女になってしまう。

美朱は自分の代わりに吸い込まれた唯を助け出そうと再び本の中に入り、仲間の朱雀七星士と唯を取り戻す旅を始める。

その旅の中で朱雀七星士の1人の鬼宿と両思いになるが、彼は本の中の人であり、現実世界を知っている美朱は2人のゆく末を悩み葛藤する。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分が小学校高学年から読み始めて、何度も読み返した漫画です。

主人公が中学生にも関わらず様々な困難に前向きに立ち向かっていく姿は、思春期の自分に勇気を貰えました。

私はどんな困難でも挑むよ!と敵の七星士を奮い立たせた美朱はとてもかっこ良かった。

他にも胸を打つシーンや涙無しでは読めないシーンが盛りだくさんです。

キャラクターも個性的で、今ではよくある設定かもしれませんが、この漫画が原点と言っても過言ではないと思います。

少女漫画ですが、少年漫画の様なアクションシーンも多く、男女共に楽しめる作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 高校受験を控えている明るく食いしん坊の美朱。毎日勉強に追われ、親友である唯と一緒に受験勉強のため行った図書館にて関係者以外入れない部屋に入ってしまった二人は、四神天地書という本を偶然見つける。二人は本を手にとり開いた瞬間、本の中へ吸い込まれてしまう。

本の中の異世界へ来てしまった二人だが、そこへ現れたのが額に鬼の字を持つ鬼宿という青年。

そこは朱雀、青龍、玄武、白虎を守護神とし四つの国のある異世界。異世界から来た少女は巫女になり神獣を呼びだす事が出来、願いを3つ叶えてくれるという。現実世界へ帰れなくなってしまった美朱は、朱雀の巫女になり、願いを叶えるため朱雀七星士を探す旅に出る。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私の中で名作中の名作で、初めて読んだのは中学生の頃でしたが大人になった今でも泣いてしまいます。

女性でも男性でも楽しめる作品ではないでしょうか。恋愛漫画ですが、少女漫画とは思えないクオリティのアクションシーンもあり、20年ほど前の作品ですが男性読者も多いようで、少女漫画なのでキュンキュンしてしまうシーンも盛りだくさんで恋愛的要素を求めてる女性にもおすすめですが、私がこの作品を強くおすすめしたいのは、中学生の少女が現実が嫌になり異世界に・・・という点で、これは大人でも当てはまる事で、序盤から共感して作品に入り込める事です。

少女が未来のため親友のため幸せになるために、周りの人に助けられながら前へ進んでいく姿は応援したくなり、また頑張って生きて行こうと思える作品です。

ただの少女漫画、と思わず一度読んで頂きたいです。