こいつら100%伝説 岡田 あ~みん (著) 集英社

こいつら100%伝説 岡田 あ~みん (著) 集英社

アマゾン商品紹介 時は戦国の世。忍者道場の老先生のもとで技をみがく見習い忍者3人組・極丸、危脳丸、満丸。そんな彼らの道場に刺客に追われる美しい姫・白鳥姫子がやってきた。すかさずひと目ボレした3人組が争奪戦を展開するが。

レビュー

どんな話ですか? 戦国時代を舞台にしたコメディ漫画です。忍者道場の修行生である極丸(きわまる)・危脳丸(あぶのうまる)・満丸(まんまる)と、その師匠(先生)、そこに身を隠している姫子さまがドタバタ劇を繰り広げます。各話ごと完結型のストーリーなので途中から読んでも楽しめます。クールで毒舌な極丸、派手ないで立ちでナルシストな危脳丸、素直でタラちゃん的存在な満丸は、皆個性があり憎めない存在です。3人は姫子さまを危険からお守りするため修行を頑張っていますが、いつもとんでもないことをやらかし、先生を巻き込んで困らせています。先生とお姫さまはまともで真面目なので、その3人との対比がおかしくてたまりません。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この作品は今から約30年前の1989年~1992年まで少女漫画雑誌「りぼん」で連載されていたものですが、作者の岡田あーみん先生の突き抜けたギャグセンスは現代でも稀有な存在だと言えます。私は当時小学生で、この作品に衝撃を受け、大人になった今でも時々読み返すほど思い入れがあります。涙が出るほど、笑いが止まらなくなるのです!一時期は授業中に思い出し笑いして困ったほどです(笑)。よくそういう発想が思い付いたな、と随所で感心させられます。

11人いる! 萩尾望都 (著) 小学館

11人いる! 萩尾望都 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。

レビュー

どんな話ですか? 萩尾望都氏のSFです。舞台は宇宙の学校での卒業試験の話です。その卒業試験は、10人の卒業生のグループでトラブルに対応するというものでした。それは、宇宙では何が起こるかわからないので、その対応能力を見るものだからでした。主人公の少年タダはその卒業試験に挑みますが、同じグループになった卒業生はなかなか個性的な人物が集められていました。しかしタダが驚いたのはそんなことでなく、10人で行う試験のはずが、タダのいるグループは11人いたことでした。しかしすでに試験は始まっており、試験を中断することはそれだけで失格になるという規定です。タダたちがどんなふうにトラブルを解決していくのか、11人目は誰なのか、そんなところが見どころになっている漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 萩尾望都氏の繊細な線のきれいな絵をたくさんの人に見て欲しいです。最近の少女マンガとはちょっと違うと感じられるかもしれませんが、この独特の世界を知って欲しいです。萩尾望都氏というと「トーマの心臓」などのバンパイヤものが良く知られているので、ホラー作家と思っていらっしゃる人もいるかと思いますが、彼女はSFが得意だと私は思っています。また、「11人いる!」は続編もあり、とてもドラマチックになっているのでそちらも併せて読んでいただきたいと思います。

賭博黙示録 カイジ 福本 伸行 (著) フクモトプロ/highstone, Inc.

賭博黙示録 カイジ 福本 伸行 (著) フクモトプロ/highstone, Inc.

アマゾン商品紹介 上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押しつけられる。遠藤に誘われるままカイジは負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消しだが、負ければ命の保証は無いというものだった……。1998年に雑誌「ヤングマガジン」で連載を開始すると同時に大人気になった福本伸行の代表作。

レビュー

どんな話ですか? 主人公であるどこにでもいるような自堕落な青年の伊藤カイジが、昔に保証人になった男が借金を払わなかったことによって多額の借金を背負ってしまったところから物語が始まります。伊藤カイジのアパートに遠藤という男がやってきて、多額の利息と借金の返済を迫ります。当然、伊藤カイジには返済能力がありません。そこで、借金の返済のために救済の船に乗らないかと遠藤から言われます。その船ではギャンブルが行われていて、運が良ければ借金を完済して船を降りられます。ただ、失敗したら地獄が待っています。そんな人生をかけるようなギャンブルに、伊藤カイジが希望を求めて参加して翻弄されていく漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をお勧めしたい理由は、世の中はお金が最も大事だというところをしっかりと伝えているところです。綺麗ごとではなく、現代社会はお金がないと底辺として生きるしかなくて、お金がないものがお金があるものに支配されているということをしっかりと教えてくれるのです。もちろん、お金だけではないということも漫画の中ではしっかりと伝えています。人間は極限状態になるとどういった行動をとるのかということが漫画を通じて理解できます。

イティハーサ 水樹 和佳子 (著) クリーク・アンド・リバー社

イティハーサ 水樹 和佳子 (著) クリーク・アンド・リバー社

アマゾン商品紹介 人はなぜ神を求めるのか。
約一万二千年前、人が神と接することのできた古代の日本。
ある村に暮らす少年・鷹野(たかや)は、捨てられた赤子を拾った。
赤子はとおこと名づけられ鷹野の妹として育てられた。
とおこが七歳になったある日、村は邪悪な威神(いしん)の徒党に襲われる。
生き残ったのは鷹野ととおこ、そして青年・青比古の3人。
彼らは威神と対立する、亞神(あしん)の信奉者たちと出会い…――SF大河ロマン堂々開幕!!巻末には、オリジナルコンテンツを収録! 電子書籍のみの描き下ろしイラストとサイン付き!

レビュー

どんな話ですか? 1万2千年前の古代日本舞台がとなり、トオコ、タカヤ、アオヒコを中心に人とはなにか、神とはなにか、自然との共存、宇宙などをテーマにした壮大なファンタジー。元来信仰していた目に見えない神々への信仰が薄れつつある中、隣国から突如として現れた目に見える神々への脅威、亜神と呼ばれる美しくへ平和を好む神々、威神と呼ばれる争いを好む神々と、人との戦い、平穏を望む人々、悪に惹かれる人々、神は、人はいったいどこへ向かうのか。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 30年以上前に連載が開始された漫画なので、絵自体には少し古さを感じるかもしれませんが、登場人物達が美しく、とても魅力的です。子供から思春期、青年期への移ろい、自分が何者なのかとゆれ動く心の描写や、戦い、人との出会いを通して主人公たちが成長していく様が良く描かれていると思います。現代人が忘れ疎かになってしまっている自然への脅威、神々への畏怖、信仰などを思い出させてくれる漫画だと思うのでオススメしたいと思いました。

クッキングパパ うえやまとち (著) 講談社

クッキングパパ うえやまとち (著) 講談社

アマゾン商品紹介 荒岩一味は金丸産業に勤めるごく普通のサラリーマンパパ。だけど、料理の腕はとびっきり!?第1巻のメニュー……イタリアン鍋/アイスクリーム/まるごと・ザ・カレー/スペシャルモーニング/イシダイの姿造り/特製ギョーザ/ヘルシー・クッキング/メンタイのり巻き/博多風トン骨ラーメン/アッサリ雑炊/スイートアップル/ベーコン

レビュー

どんな話ですか? 料理を作る事が大好きな会社員荒岩一味を主人公として、家族・同僚・近隣住民と「家庭料理」を絡めて絆を深める漫画となっています。荒岩=クッキングパパとして家庭で腕を振るう事で、子どもたちも自然と料理が好きになっていき、家庭で料理を作る事・友人たちをおもてなすことが出来るレベルに至りました。夫婦共働きで多忙を極めているものの、子育てに関しても愛情を持って接したことで、立派な大人に育っていくのもこの漫画の魅力と言えます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は食べるのが好きでクッキングパパを読み始めたのですが、この漫画を読むまではほとんど料理をしたことが無い・仮にした場合であってもかなりおいしくない出来でした。しかし、この漫画を読んで料理にチャレンジしたところ、手順に則って作っていけば失敗が少なくておいしい料理が作れるようになったので、料理をほとんどしたことが無い人にお勧めしたいと感じました。男性一人暮らしでも簡単に作れる料理を紹介している事が多いので、一度料理をして作る側の気持ちになってみるのも良いと思いました。

先生! 河原和音 (著) 集英社

先生! 河原和音 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【発売当時のオリジナルカバー、短編等を収録!】響は友達の恵ちゃんにたのまれて、彼女のラブレターを関矢先生の下駄箱に入れたはずなのだが……。ちょっとした手ちがいで、伊藤先生の手に渡ってしまい……。 【同時収録】友達なんていわないで

レビュー

どんな話ですか? 真面目な普通の女子高生が、先生に初めての恋をする話。主人公の響は真面目な女の子。まだ恋をしたことがない。高校生になってできた親友や、同じ中学からの男友達と部活に勉強にと楽しい高校生活を送っている。ある日友達から頼まれたラブレターを間違って別の人(先生)の下駄箱に入れてしまった事で先生のことを知る。クールで掴みどころがないと思っていた先生の優しい一面を知り、だんだんと惹かれていく。高校生の友情と恋愛がリアルで切ない。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校生の何かに一生懸命打ち込んだり、不器用に悩んだり、全身で恋愛する描写が眩しくて切なくてきゅんきゅんします。

先生と生徒の恋愛は漫画では王道ですが、描写がとてもリアルで、自分の何かしらの実体験と重ねて読んでしまうと思います。

友達を心から大切にして時にぶつかって、悩んでまた笑って、恋愛も悩んで傷ついて、思い合ってすれ違ってまた悩んで少しずつ成長していく様子が、本当に可愛く愛おしく応援したくなります。

タッチ あだち充 (著) 小学館

タッチ あだち充 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 努力という言葉に縁のない兄・上杉達也と、何事にも一生懸命努力する弟・上杉和也。二人は、双子の兄弟。隣の喫茶店「南風」の一人娘・浅倉南とは幼なじみ。三人の「青春」から、目が離せない……!

レビュー①

どんな話ですか? 青春高校野球漫画です。主人公は双子の兄弟上杉達也と和也。初めは和也のみが野球部に所属し甲子園を目指しますが一年の夏に交通事故で亡くなってしまいます。達也は和也の果たせなかった甲子園出場という夢を代わりに成し遂げるため野球部に入ります。ただ素人なのでなかなかうまくはいきません。しかし生まれ持った才能と和也への思いを背にエースになりチームを引っ張っていきます。行手を阻むライバルとの熱い試合は見どころたっぷりです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校野球漫画といえばまず知らない人は少ないはずです。アニメ化、実写化もされているので絶対に見たほうがいいです。野球中心で物語が進んでいきますが、その中でも幼なじみの朝倉南との恋愛シーンがあったりと野球を知らない人でも楽しめるラブストーリーでもあります。主人公、ヒロイン以外にも個性的なキャラが続々とでてくるこの作品、感動あり笑いあり手に汗握る場面ありと飽きることがありません。誰にでも楽しめる最高の漫画です。

レビュー②

どんな話ですか? 上杉和也と上杉達也は双子の兄弟で同じ高校に進み和也は野球部に入り甲子園を目指し、達也はボクシング部に入部したのですが和也が不慮の事故により不幸にも他界してしまいましたので達也が和也の夢を引き継ぎ野球部に入り直して甲子園を目指すというものです

和也と達也には隣家に住む浅倉南という同級生の幼なじみがおり、南も同じ高校に進み新体操部と野球部のマネージャーを掛け持ちしながら達也らとともに甲子園出場を目指していました。甲子園に行く事は南が和也や達也に託した夢でもありました。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ジャンルで言えば高校が舞台の青春学園ものと言えるのですが、一方ではコメディーコミックと言えるほど大変面白くて、思わず大笑いしてしまったり、クスッとなったり後からじわじわとくる笑いがこみ上げてきて随所に笑えるシーンが散りばめられている点が魅力的です。主人公の達也が最初のうちは散々バカにされながらも決してめげたり投げ出す事なく目標に向かい努力している姿勢には心が打たれますし、最後には周りから文句を言わせないほどの結果を出した時には爽快感を得る事ができたからです。

レビュー③

どんな話ですか? 高校野球をテーマにした漫画です。登場人物は双子の兄(達也)と弟(和也)、浅倉南です。3人は幼馴染です。和也はマネージャーである南を甲子園に連れて行くという夢のため野球に明け暮れていました。野球の才能があった和也は周りからの期待が熱く人気者でした。しかしある試合の朝、不慮の事故に遭い亡くなってしまいます。誰もが落ち込んでいた時に、和也の無念を晴らすため兄である達也が野球を始めます。達也は野球未経験でしたが、日々の練習の成果でどんどん野球が上達していきます。和也の夢でもあった南を甲子園に連れて行くことが出来るのか、高校生の青春物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 野球が好きな人やスポーツ全般が好きな人にはとてもオススメ出来る漫画です。この漫画をきっかけに野球のことを知ってもらえたり、好きになってもらえると思います。またこの漫画はスポーツだけではなく、恋愛要素もあります。達也と南の今後の恋の行方がどのような展開になって行くのかもとても見ていてワクワク、ドキドキすると思います。漫画の絵は迫力のあるシーンや心が温まるシーンなど様々なシーンがあるため、最後まで飽きないで読めると思います。

ろくでなしBLUES 森田まさのり (著) 集英社

ろくでなしBLUES 森田まさのり (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【ページ数が多いビッグボリューム版!】帝拳高校にとんでもない奴がやってきた! 泣く子も黙る超弩級のノーテンキ喧嘩ヤロウ、その名も前田太尊!! 入学早々、反目しあう応援団とボクシング部の抗争に巻き込まれてしまった太尊、勝嗣、米示の3人。停学中のボクシング部主将の畑中が戻り、事態は混迷を極める!

レビュー

どんな話ですか? いわゆる不良漫画で、都内の高校を舞台とした作品です。主人公の前田太尊(たいそん)はボクサーの世界チャンピオンを目指す不良で、直情的な単純馬鹿、わがままでどーしようもない性格。しかし、義理を通す心意気や曲がったことが嫌いなところがあり、自然と周りの不良たちもとりこにしていきます。ヒロインである七瀬千秋はことあるごとに他校の不良に絡まれるのですが、必ず太尊が助け出してくれます。自分が戦った相手をも仲間にしながら新しい敵と戦う彼らの男の友情に感動します。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公のキャラクターが素晴らしくカッコいいです。いつもはガキっぽく周りを振り回すのに、いざという時は自分の信念に従って進む姿はまさに男の目指す姿ものだと思います。かつて敵として戦った東京の四天王と共闘する姿は胸が高まって読む手が止まらなくなると思います。また、作品全体のギャグパートも面白く、読んでいて飽きの来ない非常にバランスの取れた作品だと思います。全42巻と読みごたえもありながら、飽きのない漫画です。

ポーの一族 萩尾望都 (著) 小学館

ポーの一族 萩尾望都 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たという彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリーベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見たものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。そして、エドガーが興味をひかれたのが、市で一番の貿易商の子息であるアラン・トワイライトだった…。

レビュー

どんな話ですか? 遥か時の彼方を越えて、永遠の時を生き続ける吸血鬼(バンパネラ)たち。時に人間を喰らい、時に人間とひっそりと同化しながら、不老不死を生きるバンパネラ。約250年前、14才でバンパネラとなり、少年のまま永遠の時を生きるエドガーを中心に妹メリーベル、同じく少年のままバンパネラになったアランらが、生きる苦悩、愛するものを失う悲しさ、中世から世界大戦、現代に至るまで出会う者たちとの関わりや遭遇する出来事、一族の秘密などを細やかに描く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 少年のまま永遠に生き続けるということがどんなことか。大人と違い、身体も精神も安定しない状態のままで生き続けなくてはならない。安定しないが故に、些細な心の揺れまで大きくクローズアップされる。大人が生き続けるのとは違う、もっと繊細な視点で物語が展開される。少女漫画の神様・萩尾望都の代表作であり、その情緒的な表現は、従来の漫画の枠を越えた文学性が感じられる。「ポーの一族」はいくつもの短編・長編が重なったシリーズであるが、1972年短編「すきとおった銀の髪」から1974年短編「エディス」を発表後、40年のも空白期間を経て、2016年長編「春の夢」にて再開。2021年現在も続行中である壮大なシリーズである。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 三条陸, 稲田浩司, 堀井雄二(著) 集英社

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 三条陸, 稲田浩司, 堀井雄二(著) 集英社

アマゾン商品紹介 モンスターが平和に暮らすデルムリン島。その島で唯一の人間・ダイは、魔法が苦手だが勇者に憧れている少年。ある日、島を訪れた“勇者育成の家庭教師”アバンに才能を認められ、ダイは勇者になる特訓を開始! だが、そこへ復活した魔王が出現し!?

レビュー①

どんな話ですか? モンスターに育てられた少年ダイは突然訪れた勇者アバンに弟子入りし勇者になるための修業を受ける。ある日島に魔王ハドラーが復活し勇者アバンと再戦するが以前より力を増した魔王ハドラーの前に勇者アバンは敗れる。しかしそこに少年ダイが秘められたドラゴンの紋章を開放し魔王ハドラーに深手を負わせ撤退させることができた。

少年ダイはもう一人の勇者アバンの弟子ポップと魔王ハドラー倒すために旅にでる。

旅の道中新しいアバンの使徒を仲間にし、様々な強敵を倒し、困難を克服し再び平和な世界を手に戻した

なぜその漫画をオススメしたいですか? 国民的大人気RPGゲームドラゴンクエストを題材としており、登場する敵や技、呪文ななどは見覚えがあり、オリジナルの技や呪文も原作以上に熱く当時の少年たちを熱狂させてもらっていた。

登場人物たちも魅力的で印象に残るキャラクターがたくさん登場します。個人的にフレイザードは印象深いキャラクターでした。

友情、努力、勝利とまさにTHEジャンプマンガと思わせる毎回のストーリーに何度でも読み返したくなる内容で今読んでも色褪せることはありません

レビュー②

どんな話ですか? ゲーム、ドラゴンクエストに準じた作品である。漫画の主人公である「ダイ」は、ある島に孤児として流れ着き、その島に住むモンスターに育て上げられるが、成長していくなかで、様々な仲間に出会い成長していく物語である。作中に登場する、勇者アバンを師に仰ぎ、ともに修業をしたポップ、マァムなど、主人公のみならず、サブキャラの成長過程が主人公の人気に引けを取らないほど、繊細に描かれており、読者の琴線にひびいてくる物語である。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく心を揺さぶられる漫画である。漫画は主人公の成長等にピックアップされがちだが、この漫画では主人公以外のキャラがそれぞれ個性を解き放っており、物語の進行に応じて成長して感受性豊かになり、読者に心に胸を打つ。特に、物語初期からの最大の敵である、魔王軍ハドラーとの戦いでは、当初主人公自らの師であった、勇者アバンの仇であったのにも関わらず、度重なる死闘の末、敵であるハドラーが主人公である勇者アバンの使徒たちを認め、己の志を変えたシーンは見ものであり、ストーリー性は、子供たちの道徳として教育したいぐらいである。

レビュー③

どんな話ですか? 勇者ダイが仲間とともに冒険して強くなり、様々な人の助けを借りながら、かつては敵となった相手も仲間にしつつ、最終的には地上を滅ぼそうとする大魔王バーンと戦い、倒す話。少年漫画の王道中の王道の話です。

王道中の王道の話ですが、陳腐な話にはなっていません。元ネタのドラゴンクエストの設定などをうまく消化してうまくギミックに組み込んでいるところなどは素晴らしいです。例としては、元ネタのゲームがボス戦では逃げられないという設定をこの漫画世界に組み込んで、「知らなかったのか?大魔王からは逃げられない」というセリフ回しは、読んでて思わずニヤッとしました。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公が師匠の死を乗り越えて強くなる、仲間と協力して強い敵を倒す、かつては強敵だった相手が仲間になる、一度は完敗するがそれを乗り越える、父の死を乗り越える、という少年漫画の王道中の王道のストーリーを楽しめます。また、この作品は現作者と作画の人が別の人が担当しているのですが、原作者の人の脚本が素晴らしいです。とくに伏線回収が素晴らしく、大魔王がなぜダイたちを自分の宮殿に集まるようにしたのか、それをどう逆転したのか、ということの整合性がきちんと取れています。きちんと伏線回収ができている(当時のジャンプ漫画ではめったにない)ので、ほとんどのキャラに見せ場や存在理由があります。偽勇者にまで存在理由が示されていたのは感動しました。