YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 世界が恋したヒロインに、また会える――

浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔――
世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作『YAWARA!』が完全版となって登場!

全20巻、雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。
カバーはすべて、浦沢直樹氏描き下ろしの「柔ファッションコレクション 2014ver.」!

滋悟郎が、柔が、あの名キャラクター達が今ふたたび、躍動する!!

レビュー①

どんな話ですか? 本当に一般的な女子高生である猪熊柔、あえてここからは柔ちゃんと記載します。この少女が祖父の柔道家である猪熊治五郎に鍛えられながら、世界一の柔道家になる姿を描く漫画。そして柔ちゃんは恋に恋する乙女であり、柔道家としての柔ちゃんを追いかける新聞記者の松田大作との恋の行方も大きなポイント。もちろん最終的には金メダルを柔道でとること、これが最も大きなストーリーの軸になっていきます。その成長を追いかけるところが1番のポイントです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 従来、柔道と言えば男性がメインの漫画が多かったと思います。さらに根性や汗臭さといったところが前面に押し出されところでしたが、この作品については本当に普通の少女が世界の強豪相手にばったばったとなぎ倒し、恋も経験したいと言う柔道一辺倒ではない生活を送る姿に惹かれてしまいます。もちろんのことながら柔道の描写も非常にリアルで、原点となっているのが実在する女子柔道家である田村亮子さんであるところも大きなポイントだと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 祖父の英才教育によって気付けば最強の柔道少女になってしまった、猪熊柔の青春を描いた作品です。
オリンピックでの金メダルと国民栄誉賞という大きな期待をよそに、柔本人は、人並みに恋やおしゃれをしたいという願望、そして何より普通でない家庭内状況の元凶だとして、柔道を疎ましく感じていました。
好むと好まざるとに関わらず世界の大舞台に立たされた柔はそれでも連戦連勝、世間にスーパースターと認知されてしまった彼女には、勝手にライバル視してくるお嬢様やカナダからの挑戦者、短期大学で出会う初めての柔道仲間たちと、様々な人との出会いによるドラマが待っていました。
特に自分を追い続けるスポーツ記者松田とは、時に誤解ですれ違い、時にその情熱で背中を押されながら絆を深めていきます。
やがて、蒸発したと思われた父・虎滋郎が柔の周囲に姿を見せ始めます。
「柔の柔道が原因ではない」と松田に語る虎滋郎。ならばなぜ、娘の前に現れて全てを語らないのでしょうか…?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛、失踪した父の行方など重要なトピックは、言葉足らずやすれ違いなどでなかなか進展しません。このもどかしさは浦沢直樹氏の作品によくあるため、是ととるか非ととるかは人それぞれでしょう。
スポ根要素は主に盟友の伊東富士子が担っており、柔はとにかく強すぎるのでまともに戦うと誰も太刀打ちできず、絶不調に陥った世界選手権などを除けば柔道関連での挫折を全くしません。その不調にしても、知らず知らずのうちに心の支えになっていた松田の不在に起因するなど、前途に立ち塞がる障害は試合外のすったもんだが大半です。
それよりも、常に単行本の表紙や扉絵をドレスアップで彩る姿に象徴されるように、普通の女の子として青春を謳歌したいと願うギャップこそが最大の魅力なのではと思います。

静かなるドン 新田 たつお (著) 実業之日本社

静かなるドン 新田 たつお (著) 実業之日本社

アマゾン商品紹介 関東最大の暴力団・新鮮組の総長が射殺された! 跡目を継いだのは息子の静也。しかし彼の本業は、ランジェリー会社「プリティ」のデザイナーだったのだ。かくして、昼はしがないサラリーマン、夜はヤクザの大親分という、奇妙な生活が始まった……。
どんな話ですか? 日中は下着会社で働いている青年近藤静也は、実は日本有数の広域大組織の暴力団の総長でありますが、カタギの彼は背も小さく、上司の部長からはしょっちゅう怒られている冴えないサラリーマンです。チーフである女性に片想い中ですが、あまり相手にされていません。

が、彼がひとたびドンになった裏の姿はとても素敵で、言動・行動がすべてにそつがなく、トップリーダーとして組の者を率い数々の困難や他の暴力団組織との抗争にも打ち勝っていきます。

そのギャップは読んでいてとても痛快であり、男性としての理想をみるようです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 裏街道の長として、類まれな極道の素質を持った若きドン近藤静也の、カタギ世界に憧れ、女性に一途な彼の想いにはとても哀愁があり、普通の生活の幸福というものをあらためて読者に感じさせてくれます。

同時に、近藤静也という男のどんな状況でもぶれない価値観を持ち続けるという強さにも感嘆させられます。

単なる、コミカルマンガという観点ではなく、人の生き方という面でもかなり勉強になるマンガなのでオススメしたいと思います。

どんな人に読んでもらいたいですか? きわどいシーンも多々あるので、20歳以上の学生やサラリーマン等、現実に疲れた人やこれからどうしてよいか分からなくなっている人、将来に希望が持てない人など、幸せ感がうすい人々に男女問わず読んで欲しいと思います。
読んだことによるエピソード 近藤静也のサラリーマン生活での笑顔に日常生活のしあわせの探し方を教えられました。

史記 横山光輝 (著) 小学館

史記 横山光輝 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 あ らすじ/幼少時から天才の誉れ高かった司馬遷。その才能は誰もが認めるものであっ たが、漢の官僚となってからは、長く不遇の時代が続いた。しかも彼の才覚がようや く認められつつあった頃、その身に悲劇が起こる。武帝の逆鱗に触れ、男根を切り取 られるという屈辱的な刑罰”宮刑”に処せられてしまったのだ。だが”過去の歴史を 後世に残さなければならない”という、尊敬する父の遺志を継ぐべく、司馬遷は発 奮。武帝も刑は与えたものの、彼の才能を高く評価していたので、司馬遷のために 「中書令」という新しい役職を作る。司馬遷は、宮廷の書を自由に見ることのできる この役職をフルに利用し、歴史書の執筆に取り組み、約10年の歳月ののち、全130巻 にも及ぶ歴史書を書き上げた。彼が命を懸けて記した一大歴史書『史記』は、こうし て完成したのである…(第1話)。●本巻の特徴/中国、前漢の歴史家・司馬遷は、 波瀾の半生を経たのち、父・司馬談の遺志を継いで『史記』を完成させた。壮大な物 語は、この第1巻から始まる。「司馬遷」、「名宰相・管仲」ほか、全5話を収録。 ●その他の登場人物/司馬談、武帝、李陵(第1話)、鮑叔、桓公(第2話)、献公 (第3話)、恵公[夷吾](第4話)、平王、孫武(第5話)●本巻に登場する故事 成語・諺・歴史用語など/封禅の儀式、陰暦、宮刑(第1話)、管鮑の交わり(第2 話)、覇者(第4話)、日暮れて遠し、屍に鞭打つ(第5話)
どんな話ですか? 古代中国前漢時代、司波遷が記した歴史書“史記”を元に故横山光輝先生が漫画化した作品です。

舞台は古代中国で、紀元前の戦国春秋時代から前漢過ぎぐらいまでの時代を描いています。

ストーリーを一本の線で繋いでいるのではなく、当時活躍した人を掘り下げて紹介するという形で描かれています。

例えばある章では孫臏が主人公となり、撤退時に竈の数を減らして敵将・龐涓を深入りさせて勝利したり。

ある章では呉越同舟の語源となった呉と越の戦いを描いたり。

今でも普通に使われる言葉の語源となった故事を紹介してくれたりしています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 普段私達が日常的に使っている言葉の元となった故事を知ることが出来るのでオススメしたいです。

例えば”一攫千金”という言葉があり、これは今でも使われています。

最近出来た言葉のように思うでしょうが、実は今から2000年以上昔の故事が元になっているのです。

また麻雀では役満、つまり最高の役である”国士無双”。

こちらも古代中国がルーツとなっています。

漢の大元帥・韓信が国に二人といない人物だ!と評価された時に用いられた言葉なんですよね。

ではどうやってその評価を得たか?という事も史記を読めばわかります。

過去の偉人達の生き様を参考にして役立ててもらえればと思います。

どんな人に読んでもらいたいですか? 歴史漫画ですので、歴史に興味のある人にオススメしたいです。

特に三国志好きには強くオススメしたいですね。

というのも三国志の諸葛孔明は北伐で撤退戦を行う際、竈を増やしながら軍を退きました。

敵である司馬懿は竈の数が増えている=敵兵が増えていると考えました。

追撃は有利とはいえ、大軍相手ならこちらも相応の被害を被る・・と考えて司馬懿は追撃をやめたんですよね。

諸葛孔明は孫濱が龐涓に勝利した故事を応用し、不利な撤退戦を無傷で成し遂げました。

史記の内容を知っていると、諸葛孔明はこれを参考にしたのか!等がわかってより面白く感じられると思います。

ですので三国志好きには強くオススメしたいです。

読んだことによるエピソード 鶏鳴狗盗のエピソードが参考になりました。

一見どうでもよい能力に感じても、場を与えれば輝くと気づけました。

ふしぎ遊戯 渡瀬悠宇 (著) 小学館

ふしぎ遊戯 渡瀬悠宇 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中学3年生の夕城美朱(みあか)は現在、花の受験生。女手ひとつで育ててくれた母親の期待に応えるために、超難関進学校の城南学院を目指して猛勉強の毎日を送っていた。ある日、美朱は親友の唯と受験勉強をしていた図書館で“四神天地書”という古い本を見つけた。この本を読み終わると、本の主人公と同じように朱雀(すざく)の力を手に入れて、望みがかなうという。その本を開いてしまった2人は、本の中に吸い込まれてしまった。本の世界でさらわれそうになった2人。あぶないところを鬼宿(たまほめ)という額に“鬼”と書かれた青年に助けてもらう。なんとか本から出られた2人だが、本のことが気になって…!? ●収録作品 ふしぎ遊戯

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の中学生の美朱が「四神天地書」という本に吸い込まれる。

本の世界の中で朱雀の巫女となり、7人の仲間を集めながら世界を救っていく。

ストーリーの中で本の中の美朱を現実世界に戻す為に、親友の唯も入れ違いで本の中の吸い込まれる。

唯は美朱と敵対する青龍の巫女になってしまう。

美朱は自分の代わりに吸い込まれた唯を助け出そうと再び本の中に入り、仲間の朱雀七星士と唯を取り戻す旅を始める。

その旅の中で朱雀七星士の1人の鬼宿と両思いになるが、彼は本の中の人であり、現実世界を知っている美朱は2人のゆく末を悩み葛藤する。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分が小学校高学年から読み始めて、何度も読み返した漫画です。

主人公が中学生にも関わらず様々な困難に前向きに立ち向かっていく姿は、思春期の自分に勇気を貰えました。

私はどんな困難でも挑むよ!と敵の七星士を奮い立たせた美朱はとてもかっこ良かった。

他にも胸を打つシーンや涙無しでは読めないシーンが盛りだくさんです。

キャラクターも個性的で、今ではよくある設定かもしれませんが、この漫画が原点と言っても過言ではないと思います。

少女漫画ですが、少年漫画の様なアクションシーンも多く、男女共に楽しめる作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 高校受験を控えている明るく食いしん坊の美朱。毎日勉強に追われ、親友である唯と一緒に受験勉強のため行った図書館にて関係者以外入れない部屋に入ってしまった二人は、四神天地書という本を偶然見つける。二人は本を手にとり開いた瞬間、本の中へ吸い込まれてしまう。

本の中の異世界へ来てしまった二人だが、そこへ現れたのが額に鬼の字を持つ鬼宿という青年。

そこは朱雀、青龍、玄武、白虎を守護神とし四つの国のある異世界。異世界から来た少女は巫女になり神獣を呼びだす事が出来、願いを3つ叶えてくれるという。現実世界へ帰れなくなってしまった美朱は、朱雀の巫女になり、願いを叶えるため朱雀七星士を探す旅に出る。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私の中で名作中の名作で、初めて読んだのは中学生の頃でしたが大人になった今でも泣いてしまいます。

女性でも男性でも楽しめる作品ではないでしょうか。恋愛漫画ですが、少女漫画とは思えないクオリティのアクションシーンもあり、20年ほど前の作品ですが男性読者も多いようで、少女漫画なのでキュンキュンしてしまうシーンも盛りだくさんで恋愛的要素を求めてる女性にもおすすめですが、私がこの作品を強くおすすめしたいのは、中学生の少女が現実が嫌になり異世界に・・・という点で、これは大人でも当てはまる事で、序盤から共感して作品に入り込める事です。

少女が未来のため親友のため幸せになるために、周りの人に助けられながら前へ進んでいく姿は応援したくなり、また頑張って生きて行こうと思える作品です。

ただの少女漫画、と思わず一度読んで頂きたいです。

光の伝説 麻生いずみ (著) 集英社

光の伝説 麻生いずみ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【新体操部に入部、運命の出会いが!】愛香中学に転校してきた上条 光は、新体操の次期女王・椎名葉月、器械体操部のホープ大石誉昭と運命的に出会う! 有力選手がひしめく中、光は全国中学生大会出場をかけて、選手選抜テストに臨むが…。 アスリートの苦悩と恋をしなやかな筆致で描きあげた、週刊マーガレットで80年代に大ヒットした新体操まんが第1巻!
どんな話ですか? 主人公の上条光が新体操で活躍していくところや、恋愛などを描いた漫画です。光には新体操部に新体操界で活躍する同じ学校に通う椎名先輩というライバルがいて、その先輩は光の好きな器械体操界のホープである大石先輩とも仲がよく、微妙な関係になっていきます。そんな中、光の美しい演技が花開いていくのが素敵な漫画で憧れます。新体操の世界観が伝わるし、演技しているときの動きもきれいに描かれていて見とれてしまいます。絵もストーリーも魅力的な漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢に向かって頑張っていく光がとても魅力的で自分も夢に向かって頑張っていこうという気持ちにさせてくれます。課題を乗り越えて成長していく光の姿を見て、勇気をもらえます。いろいろな壁にぶつかり、乗り越えていく姿に感動するし、ピュアな恋愛も切なく感じました。夢に向かって何かをしている人や新体操が好きな方におすすめの漫画です。光が新体操を演技している姿は本当にきれいで見とれてしまいます。美しい絵が好きな方にもおすすめです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 夢に向かって頑張っている人や新体操やスポーツが好きな方、少女漫画が好きな方に読んで欲しいです。ストーリーも感動するシーンがたくさんあるのでとても楽しめます。新体操についても詳しくなれるし、演技の大変さもよくわかるのでおすすめです。
読んだことによるエピソード この漫画を読んでから私は麻生いずみさんの絵が大好きになり麻生いずみさんの漫画を一通り集めました。それくらい美しい絵の作品です。

柔道部物語 小林まこと (著) 講談社

柔道部物語 小林まこと (著) 講談社

アマゾン商品紹介 俺は三五十五(さんご・じゅうご)。高校に入学したばかりで何も知らない俺は、先輩たちの甘い言葉に乗せられて柔道部に入ることにした。ところが、入部したとたん、先輩たちの態度が豹変。シゴキはあるわ、坊主頭にさせられるわ、もちろん女の子との交流会なんて真っ赤なウソ。でも、一度やると決めた柔道だ。強くなってみせるぞ――!! 読み出したら止まらない!! 珠玉の本格柔道コメディ、第1巻!!

レビュー①

どんな話ですか? 柔道未経験の素人が高校入学後、全くの偶然から柔道部に入部する事になります。たまたま才能を持っていて、練習するうちにメキメキと実力を発揮し、最初は県内のライバルに打ち勝って悲願の全国大会出場までを描きます。中盤から後半に掛けては、全国の舞台で出会った作中最強のライバルとのストーリーです。初めのうちはまったく歯が立たずコテンパンにやられますが、かつてのライバル達の助けもあり、最後にはその最強のライバルに打ち勝つという物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者の小林まこと氏の実体験を元にした物語であり、小林氏自身もインタビューで答えてたのですが、始めはギャグ路線のドタバタ漫画を描こうと思っていたとの事でした。が、有名柔道家から「楽しみにしている」と言われたのをきっかけに、真面目路線へと変更、それ以降はとにかくリアルな柔道物になっています。高校時代に運動部で汗を流したことのある人であれば、必ず「そうそう、そうだった」と思えるようなリアルな描写があちこちに散りばめられていて、思わずニヤっとする事間違いなしの点がお勧めです。

レビュー②

どんな話ですか? 高校に進学したばかりの吹奏楽部出身、かつ全く冴えない学生だった三五十五。この1人の少年が友人の勧めで間違って柔道部の見学に行ったことからストーリーが始まります。

後でわかることですが岬商業高校の柔道部の監督はオリンピック候補選手だったと言う事。

そして柔道初心者だった三五十五が、いつの間にやら柔道の魅力に取りつかれ、最終的にはインターハイを始めとした高校柔道の頂点に立つまでを描くスポーツ漫画です。単なるスポ根と言うよりもコメディーの要素も入っているところが少し面白いところ。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 個人的に中学高校大学と本格的にスポーツに取り組んでいたこともあり、描写がリアルなスポーツ漫画が大好きでした。柔道部物語は単に柔道と言うスポーツがリアルに描かれているだけではなく、高校生の恋愛や友人関係、昔ながらの先輩後輩関係なども面白おかしく描かれており、今の若者にとっても非常に興味を持って読むことができる作品だと思います。もちろん、私のような40代の世代にとっても懐かしさを感じさせる面白い作品です。

レビュー③

どんな話ですか? 中学時代吹奏楽部で、運動とは無縁だった主人公「三五十五」が、新人勧誘の甘い言葉に騙されて柔道部に入部します。騙されて入部したとは言え、途中で辞めるのは男らしくないという事で柔道を続け、次第に才能を現していき、県下最強と言われた江南高校の樋口に新人戦でまさかの勝利を収め優勝します。その後も鍛錬を続け、ついには江南高校を破って念願の全国大会に出場、最初の全国大会では千葉代表講談館浦安に敗れますが、樋口ら県のライバルたちに協力もあり、遂に金鷲旗大会で講談館浦安を破って全国優勝を遂げる物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者の小林まこと氏自身も高校時代柔道部であり、当初は自身の部活動経験をもとにしたドタバタ劇を描こうとしていたらしいです。が、柔道オリンピック日本代表の古賀稔彦氏からファンレターを貰った事がきっかけで本格柔道漫画路線に切り替え、仕事と割り切ることなく感情移入して書いたそうです。このエピソードからも判るとおり、リアルな本格柔道物とスポ根物、元々の路線であったギャグ物と、3つの要素を余すところなく含んでおり、万人に受ける文句なしの傑作だからです。

ちびまる子ちゃん さくらももこ (著) 集英社

ちびまる子ちゃん さくらももこ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 “さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。

レビュー①

どんな話ですか? 主人公は小学3年生のさくらももこです。みんなからはまる子、まるちゃんと呼ばれています。

まるちゃんの家族や友人やクラスメイトが出てくるお話です。

まるちゃんの周りで起きる出来事が描かれていて、笑えてほっこりし時には感動してしまう楽しいお話が描かれています。

おじいちゃんと仲良しだったり、お姉ちゃんと喧嘩したり、たまちゃんという仲良しの友人がいたり、学校のクラスメイトに変わった子がいたりして楽しいお話がたくさん描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ちびまる子ちゃんは、難しいストーリーではなく日常での出来事などが描かれていて気楽に読むことができます。

またほとんどが一話完結なので、途中から見始めても内容が分かりやすいのもオススメできるポイントです。

自分の小学3年生の頃の事と重ね合わせて読む事ができて、懐かしい気持ちにもなり心が穏やかになれます。

誰かを憎んだり傷つけたりなどは一切出てこないので、とても平和でどの年代の方にもオススメできる漫画だと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 静岡県清水市の小学校3年生のちびまる子ちゃんをとりまいている、何気ない家族とのやりとりや、同級生等の友達とのやりとり等の日常生活を面白おかしく描いたコメディ漫画です。家族や同級生のキャラクターがそれぞれ特徴があり、自分達のまわりにもどこかこんな感じの人いたなーと思うことや、日常にあるささいなことを作者の力量や切り口で面白おかしく描かれていることがとても面白くつい引き込まれて読んでしまうような作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 単純に気楽に読むことができる漫画だからです。どんな体調や気分の時であっても気楽に読んで楽しい気持ちになれるんだろうと思っています。というのも、小学校3年生の日常なのでエピソードの多くが、ある特定の前提や物語の経緯なども追う必要がない話が多く、何巻からでも手にとって読んでいくことが出来てまた、エピソード毎に読んでいくことが出来ることもオススメ出来るポイントです。また、国民的な漫画なので、多くの人と共有の話題として利用出来る点もポイントです。

レビュー③

どんな話ですか? ちびまる子ちゃんは作者であるさくらももこ先生の子供期時代がモデルになっています。

静岡県に住む小学校三年生の「ちびまる子」とその家族、友人たちのほのぼのとした日常が描かれています。

個性的なキャラクターに囲まれて、笑いあり涙ありの心温まるエピソードばかりです。

まる子がドジをしながらも明るく前向きに成長していく姿を見守ることができます。

当時の流行歌手やおもちゃも登場して、昭和の一般家庭の風景やカルチャーを学ぶこともできます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 嫌なことがあったとき、ちびまる子ちゃんを読んでいつも笑って元気をもらっていました。

ギャグセンスの高さとキャラクターの個性にいつも感心してしまいます。

そして、読んでいるうちにすごく心が温かくなって、不思議とイライラや不安が鎮まっていくのです。

「こんなときもあったなぁ」と自分の少女時代とリンクしていって、家族や友達との思い出が蘇ってきます。

学校帰りの友達との会話、家族の団らん、兄弟喧嘩など、ノスタルジックな気持ちに浸ることができるからです。

あさりちゃん 室山まゆみ (著) 小学館

あさりちゃん 室山まゆみ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 元気いっぱいの明るい美少女(?)あさりちゃんが巻き起こす痛快ドタバタコメディー。日本一元気な小学四年生あさりには、ケンカの強い姉タタミや、さらに強い母のさんごがいる。この強敵二人をたおすため、あさりのハチャメチャなギャグパワーはいつも全開! この三人のドタバタギャグバトルに父いわしは毎日たじたじ。爆笑浜野家の大騒動に目を離すな!!
どんな話ですか? 日本一元気な小学4年生の浜野あさりが巻き起こす、痛快ドタバタコメディ漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 36年の連載でコミックスも全100巻もある圧倒的な国民的少女ギャグ漫画。ほのぼのしているので、寝転がって読むのにおすすめです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 100巻の大作を読んでみたい人。少女ギャグ漫画が好きな人。昔読んでいて、最終回があったことを知らなかった人に読んでほしいです。私も最終巻(100巻)が出たときに懐かしくて一気読みしました。
読んだことによるエピソード 特になし

こどものおもちゃ 小花美穂 (著) 集英社

こどものおもちゃ 小花美穂 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 倉田紗南は人気TV番組に出演中の元気な小6の女の子。母・実紗子やマネージャー・玲くんに囲まれて、幸せいっぱい。そんな紗南の通うクラスは羽山秋人の仕切りでメチャクチャに荒れてて…。紗南はついに!?

レビュー①

どんな話ですか? TVや舞台などで芸能活動をしている小学六年生のサナが主人公。サナの学校で、学級崩壊があり、その首謀者がアキトという男の子。サナを中心にアキトの悪行をどうにかしようとしていくのですが、アキトは実のお姉さんから悪魔呼ばわりされて生活していた。アキトとサナがぶつかり合いながらも惹かれあっていくラブコメ作品です。ラブコメではあるが、両親の離婚や、死別、大人の恋など子どもにとって重たい問題をサナとアキトの二人で問題に向き合っていく作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 小学生の頃に楽しく読んでいた作品ではあるものの、大人になっても何度も読み返してしまう作品だからです。子どもの頃はサナやアキトやサナのお母さんのコミカルなやりとりが楽しく読んではいたのですが、大人になって読み返してみると、小学六年生の物語ではあるが、大人でも向き合うのが大変な物語だと思うようになりました。小花美穂さんの作風は小学生が読む少女漫画雑誌で連載してはいるものの大人びた作風が多く、大人になってからも繰り返し読める作品が多いと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 小学生のお話です。

主人公の紗奈と、クラスメイトの秋人によってストーリーが構成されている漫画です。さなはテレビにも出演している子役ですが、赤ちゃんの頃には公園で捨てられていた可哀想な女の子です。秋人はクラスではいじめっ子のリーダーです。そのさながイジメをきっかけに、秋人と接していきますが、イジメの問題だけに留まらず、どうして秋人がそのような性格になってしまったのか、それから秋人がどう変わっていくのか、2人がどう変わっていくのか、どんどん引き込まれるストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? イジメも問題ですが、秋人の家族とのシーンが衝撃的で、子供の頃に読んだものなのに大人になった今も忘れられません。秋人を命懸けで出産した母親が、秋人を出産してすぐに亡くなってしまいます。その事から秋人は、姉からは母親を殺した悪魔だと言われ、父親からは空気のような扱いをされ、とても家族とは言えない寂しい家族でした。小さい頃から悪魔、悪魔と言われて育ってきた秋人は、自分を本当の悪魔と思い込んでいたほどです。そんな秋人がクラスメイトのさなに弱みを握られ、クラスで大人しく過ごさなければならなくなり、あまりに素直に大人しくしている秋人を不思議に思い秋人との距離を徐々に詰めて行きます。これは現代のイジメ問題、家族との問題、いじめではないが友達との問題、養子の問題、沢山の問題に絡んでくると思います。かなり身近でも起きていそうな事で、考えさせられる作品です。


子連れ狼 小島 剛夕 (著), 小池 一夫 (著) グループ・ゼロ

子連れ狼 小島 剛夕 (著), 小池 一夫 (著) グループ・ゼロ

 

アマゾン商品紹介 一殺五百両!子連れの刺客――人呼んで”子連れ狼”拝一刀とその子大五郎が昿野をさすらう!柳生一族の厳しい追撃をはねのけ親子が目指すは・・・!?巷間を感動の渦にまきこんだ時代劇画の金字塔!!
どんな話ですか? 公儀に仕える介錯人、公儀介錯人としての地位を柳生一族を押しのけて勝ち取った水鷗流剣術の達人・拝一刀。しかし、公儀における権力をさらに拡大したい柳生烈堂の策略で妻を殺されてしまいます。残された息子・大五郎と共に冥府魔道(復讐のみに生きる道)へと自らを落とし、柳生一族からの度重なる刺客を返り討ちにしながらも着々と烈堂へ復讐を果たすべく旅を続けていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公の拝一刀はポーカーフェイスで笑顔は見せません。しかし、復讐の旅路の途中で会った人々にも手を貸すような真心のある人間性の持ち主でもあります。そんな父と、こちらは子供らしく表情豊かですが、父と復讐の道をゆく覚悟の決まった表情を時折見せる息子・大五郎の親子愛はこころを打ちます。
どんな人に読んでもらいたいですか? 武士のかっこいい戦闘シーンが見たい人 父と息子の絆の深さを見たい人 孤独な復讐劇が見たい人
読んだことによるエピソード 主人公の息子・大五郎は幼いながらも肝の座っている子供です。父からの教育が無くても、父の背中を見て、自ら考えて行動しています。この姿には尊敬の念を覚えました。