肉食獣と草食獣が共存して生活する世界を舞台に、全寮制中高一貫校チェリートン学園にて主人公であるハイイロオオカミのレゴシが所属している演劇部で食殺事件が発生した。
レゴシも一時は疑われ、疑いは晴れたものの、カリスマ的存在であり演劇部の先輩でもあるアカシカのルイから夜間練習の見張りを命じられたレゴシはとある草食獣に本能のまま襲い掛かってしまう。幸い食殺には至らなかったが、翌日園芸部を訪れたレゴシは、ドワーフウサギのハルと出会い、昨夜の草食獣が彼女だと悟る。ハルと交流する中でレゴシは彼女に惹かれていくも、それが本能由来のものではと葛藤する。しかし街の祭りの準備中にルイとハルの親しげな様子を見て恋愛感情を自覚、犯罪組織シシ組に連れ去られたハルを奪還したレゴシは本能に抗うことを決意する。
一方ルイもレゴシに遅れてシシ組に向かい、シシ組のボスを射殺。シシ組構成員のイブキから提案を受け、新たなボスになりシシ組を率いて草食獣でありながら裏市に君臨することになる。
レゴシは学園の警備員から依頼され、食殺犯捜しを開始。また、食肉に頼らない強さを求めて修行し力を付けていく。食殺犯を突き止めたレゴシと食殺犯は何度も衝突し、大晦日に決着をつけることになる。レゴシはその立会人をルイに依頼し、食殺犯に一歩力及ばないながらもルイの同意のもとルイの片足を食べる禁忌を犯して勝利し、ルイを過去から解放する。 |
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