天使なんかじゃない 矢沢あい (著) 集英社

天使なんかじゃない 矢沢あい (著) 集英社

アマゾン商品紹介 冴島翠は新設の聖学園に通う元気な女の子。第一期生徒会の副会長になったが、会長はなんと気になっていた須藤晃に。生徒会の初仕事が学園祭に決まり楽しい毎日を送っていたが、晃にヒロコという彼女がいることを知り…?

レビュー

どんな話ですか? 高校の生徒会のメンバーになる主人公とその仲間の話し。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校生活での友情や恋愛、青春のキラキラが詰まった作品で、昔を思い出して純粋な気持ちになれるから。

 

海の闇、月の影 篠原千絵 (著) 小学館

海の闇、月の影 篠原千絵 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 流風と流水は一卵性の双子。同じ男性に恋をするが、選ばれたのは流風のほうだった。そんな時、陸上部のハイキングで、古墳のガスを吸った部員が全員死亡するという事件が起こる。奇跡的に助かった二人だが、それ以来流水の行動がおかしくなり…!!長編ルナティック・ミステリー!!

レビュー①

どんな話ですか? 見た目のそっくりな双子の女子高生が、雨宿りのために入った古墳の中で謎のウイルスに感染して不思議な超能力に目覚めるというストーリーです。それまではとても仲が良かったのに、双子の片割れはウイルスのせいで残虐で恐ろしい性格に豹変してしまいます。感染する前日に二人そろって恋していた先輩が自分ではなく妹を選んだことが引き金となり、狂気にとらわれた姉はあらゆる手を使って妹を亡きものにしようとするのです。ミステリーとアクション要素の揃った、普通の少女漫画とは一味違う面白さのある漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ぞっとするようなホラー要素やシビアな心理戦があり、ストーリーがとても面白いからです。先の読めない展開で飽きることが無く、最終巻まで夢中になって読んでしまいます。また、主人公の女の子はウイルスのせいで豹変してしまった双子の姉に命を狙われ続けるのですが、愛するきょうだいを元に戻したいという強い思いで困難に立ち向かっていきます。登場人物が魅力的なので感情移入しやすく、絵もとても綺麗なので多くの人にオススメしたいです。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公は双子の姉妹です。

最初は仲良し姉妹ですが同じ男性を好きになってしまい、ある日ハイキングで行った先の洞窟に入ってから2人の運命が変わっていきます。

双子の一人が奇妙な力を手に入れ、欲望のまま人を殺めていくような話です。

漫画は全18巻まであり、途中で登場してくる人物にも注目したいとてもスリリングな話です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 海の闇月の影はとにかく面白く、1巻を読むと続きがどうしても読みたくなるような作品です。

他の少女漫画とも違い、ちょっと怖さも混じっていて「今までと違った漫画が読みたい」と思う方には絶対おすすめです。

女ともだち 一条ゆかり (著) 集英社

女ともだち 一条ゆかり (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【恋か友情か!? 菜乃の女心が揺れる】主人公の菜乃は、美人女優・西願搖子の姪。平凡な生活に憧れる菜乃の思いとは裏腹に、いつの間にか芸能界へ足を踏み入れるハメに。そんな中、人気アイドル野口晴臣との出会いがきっかけで、親友のこずえとの仲にひびが入ってしまい…。一条ゆかりが描く、愛と友情のロマンチックストーリー、第1巻。 【同時収録】氷雨

レビュー

どんな話ですか? 女優のおばと2人暮らしをしている荒井菜乃は、本が好きな17歳の女子高生。美人だけど媚びない性格で、将来は文章を書く仕事に触れながら、いわゆる「普通の」家庭を持つのが夢。

ある日、一緒に暮らすおばに用事を頼まれて探し物をしている時に、ひょんなことから自分の秘密を知ることになる。

その秘密を知ったことから、菜乃の人生が思わぬ方向に動き出すこととなる。

友情や恋愛、家族、夢、芸能界と17歳の菜乃が様々な経験を通して成長をしていく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 一条ゆかりさんの絵がとても綺麗なのがまずオススメしたいポイントです。

そして、主人公の菜乃が魅力的なのはもちろんなのですが、おばの遥子さんをはじめとする他の登場人物が、それぞれかなり個性があるのでそれが漫画の魅力を倍増しています。

芸能界について描かれているので、華やかな世界を垣間見ることができる楽しさもあります。

主人公は17歳の女子高生ですが、決して若さだけの話ではないので、大人が読んでも充分楽しめるお話になっています。

花野井くんと恋の病 森野萌 (著) 講談社

花野井くんと恋の病 森野萌 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 高校1年生の冬、隣のクラスの花野井くんに何気なく傘を貸したのがきっかけで、「僕と付き合ってください」と告白されてしまった日生ほたる。好きな子のためならなんでもしてあげたい花野井くんに戸惑ってばかりだけど、恋する気持ちを知りたいほたるは期間限定の「お試し」で付き合うことになって……!? 『おはよう、いばら姫』の森野萌最新作は、恋を知らない女子×愛が重すぎる男子の初恋ピュアラブストーリー!

レビュー

どんな話ですか? 心理描写が丁寧な、読み応えのある少女漫画です! 顔も成績もとてもいいけれどヤンデレの傾向がある花野井くんと、素朴な女の子のほたるちゃんがゆっくり恋愛していく話です。高校生同士の恋愛ものですが、大人が読んでもものすごく楽しめます。ふたりともバックグラウンドにいろいろ事情がありつつ、お互いを思い合って恋人同士になっていく過程がとにかく詳細に綴られます。どのくらい詳細なのかというと、ほたるちゃんが花野井くんへの気持ちを「これは恋だ」と認めるまで1巻と2巻を丸々使います。その後もゆっくり進んでいくふたりを思わず応援したくなっちゃいます!
なぜその漫画をオススメしたいですか? ほたるちゃんがまっすぐでとにかく好感が持てます。大好きな主人公です。読んでいてとても癒されるし、どうして花野井くんのことを好きになったのか、花野井くんのどんなところが好きなのか、とても丁寧に書かれているので、どっぷり感情移入ができます。登場人物の全員が薄っぺらくなく、きちんとみんな背景を持っていて、リアリティがあります。絵も素晴らしくきれいでデッサンの狂いもなく、優しい雰囲気に浸りつつ陶酔しながら読めます。読みながら、「私ももっと日常を楽しんでみよう」「周りの人のことを大切にしよう」と素直に思えてくるくらい、ほたるちゃんも花野井くんもいい子で大好きです!

失恋ショコラティエ 水城せとな (著) 小学館

失恋ショコラティエ 水城せとな (著) 小学館

 

 

アマゾン商品紹介 製菓学校に通う爽太(ソータ)は一つ上のサエコと交際中。4年前の一目惚れから想い続け、去年のクリスマス直前にようやく初キス。大のチョコレート好きな彼女のため、チョコ作りの腕を磨く日々。彼女からタバコの匂いがしても、バレンタインのデートを断られても、全くくじけず挑み続ける爽太だったが…!?

レビュー

どんな話ですか? お菓子職人を目指す主人公の男子専門学生:爽太は、ダメもとで憧れの先輩サエコに告白し、まさかのOKをもらう。そこでバレンタインデーに向けて、一世一代の気合を込め、チョコを作るもサエコは他に彼氏がいると受け取り拒否…「エッチをしてなければ付き合っていない」というサエコのロジックの元に玉砕したのだった。

チョコレート大好きなサエコを振り向かせるべく、爽太は渡仏。有名パティスリーの元で修行にに励む。数年後努力が実を結び、有名パティスリー日本出店の為、「チョコレート王子」として凱旋帰国を果たす。

満を持してサエコと再会するも、サエコはすでに他の男性と結婚が決まっていた。それでもまだ爽太は諦められず、今までの印象を一新すべく、「悪い男」を演じサエコにアピールしていく。

そんなある日、爽太はお互いの片思いについて意気投合したモデル:えれなとセックスフレンドとして関係を持つようになる。一方、サエコは家庭を顧みない夫に疲弊し、冷え切った夫婦生活を送っていた。

えれなの片思いの終わりにより、爽太はえれなと真剣に付き合おうと決意。しかし、そんな中、夫のDVに耐えかねて家を飛び出したサエコが店に押し掛けてきてしまう。ついにサエコと肉体関係を持った爽太。えれなとサエコへの想いで板挟みになってしまったが、そんな爽太へ長年想いを寄せていた同僚:薫子からの告白もあり、爽太のサエコへの想いは決着を迎えることになる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく漫画に登場するチョコレートが美味しそう。ボンボン・ショコラはもちろん、パン・オ・ショコラやショコラ・ショーなど様々なチョコレート菓子が丁寧に、かつとてつもなく美味しそうに描かれている。爽太のお店「ショコ・ラ・ヴィ」のチョコレートは、再現したボックスが三越伊勢丹で開催しているチョコレートのお祭り「サロン・デュ・ショコラ 」で販売されるほどファンが多い。

もちろん「失恋」をテーマにしたストーリーも秀逸。登場人物たちの想いが交差する様がさながらほろにがく甘いチョコレートのよう。

バレンタイン時期にぴったりの漫画です。

アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 高1の双葉には中学時代から忘れられない初恋の人、「田中くん」がいる。中学のとき女子に、はぶられた経験から自分を偽って日々過ごしている。「田中くん」を思わせる男子に出会うが、彼は――。熱く青く一生懸命にぶつかりあう高校生活グラフィティ!

レビュー

どんな話ですか? 中学生時代に出会った初恋の人である「田中くん」に再会する双葉。しかし久しぶりに会った田中くんは双葉の知っていた「田中くん」ではなかった。苗字も変わり、性格も以前とは違う彼に昔の「田中くん」を探してしまう双葉。一方馬渕として生活している彼も双葉に気のある様子を見せる場面もありながら、家庭の辛い現実が付きまとい、自身を責め、幸せになってはいけないという思い込みから双葉に離れていく。恋愛だけでない、友情や家族愛なども考えさせられる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 少女漫画好きなら知らない人はいないかもしれません、アニメにも映画にもなった名作です。ただ原作はアニメとも映画とも全く違った良さがあり、洸の格好良さはもっともにじみ出ていますし、アニメは特に気だるそうな性格にも見えますが、原作はもう少し優しく、本気の人柄に見えます。アニメや映画は知っているけれど、原作は読んだことがない人もきっと多いと思いますが、全く違った良さがあるので、ぜひ原作で堪能してもらいたいです。

リリィ・トライアングル  ツナミノユウ (著) 講談社

リリィ・トライアングル ツナミノユウ (著) 講談社

アマゾン商品紹介 崇めたい! 護りたい! 無下にされたい!? 『ふたりモノローグ』『つまさきおとしと私』のツナミノユウがおくる、トライアングル百合コメディ!

レビュー

どんな話ですか? とある女子高に通う一年生で生徒会長にまで登り詰めてしまったお嬢様・獅子王救世子は、あまりにも完璧超人なために人生が上手くいきすぎ、周りからも慕われすぎていたため、自分を不要としてくれる誰かに会いたがっていた。そんなある日校内で、救世子を無碍に扱った1年・十槍寺美虎に出会い、衝撃を受ける。自身をないがしろにしてくれるただ一人の出会いに感激し、美虎を生徒会に勧誘しようとするが、その美虎は生徒会役員の一人・桜涙河小姫を守護することにしか興味がなかった。そんな小姫は、生徒会長の救世子を見ると失神するほど憧れていて近づくことすら出来ず仕舞いだった。そんな3人が織りなす三者三様の学園モノ日常百合コメディです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者のツナミノユウ先生の作品はどれも個性的で面白いのですが、今作品も非常に面白いキャラばかりが登場して面白いです。主要3キャラの個性が際立っていて、ただの日常風景なのにそれを感じさせません。基本はキャラのモノローグ中心で展開されていきますが、どのキャラもまともそうでいてどこかぶっ飛んでおり、そのギャップがまた素晴らしいです。そのぶっ飛んだキャラ同士が絡み合う化学変化が面白くて、さらに話数が進むごとにぶっ飛んだ新キャラも次々登場して収拾が付かなくなるくらいです。おそらくマイナーな作品だと思うので、是非多くの人に読んでもらいたい作品です。

 

 

きみはペット 小川彌生 (著) 講談社

きみはペット 小川彌生 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 美少年の正しい「飼い方」、教えます! ――高学歴・高収入・高身長(170cm!)の才色兼備なバリキャリだけど、恋にはとっても不器用なスミレ。「人生楽勝!」のはずなのに、左遷(させん)されるわ、婚約破棄だわ、トラブルだらけ。そんなスミレが「癒(いや)し」のために始めたことは、美少年ダンサーのモモを“飼う”ことで……!? 講談社漫画賞受賞、超・ヒットラブコメディ!

レビュー

どんな話ですか? 高学歴キャリアウーマンの主人公が道端で男の子を拾ってペットにする話。むかし飼っていた犬に似ていたので「モモ」と名付けます。周りから高嶺の花のように扱われたり、仕事も頑張っているのにひがまれたりして疲れていたすみれが、年下男子に癒されていきます。もどかしい恋愛ものです。彼氏もできるのですがモモといるときの方が癒されたりとか…。うまくいきそうでいかないふたりの日常も面白いです。ドラマ化もされています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛ものなのでキュンキュンもしますが、コメディ要素もあるので笑えます。あと絵もきれいです。14巻くらいまであって、なかなかうまくいかない二人にヤキモキするのが楽しくて、大人買いしました。仕事がデキる女性に憧れるけど、それでも誤解されたりとかひがまれたりして苦労しているところに共感しました。モモはペットなのでかわいいけど、バレエダンサーなので実はムキムキでかっこいいのもいいです。ふたりの日常に癒されます。

坂道のアポロン 小玉ユキ (著) 小学館

坂道のアポロン 小玉ユキ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 1966年初夏、横須賀(よこすか)から地方の高校へ転入した薫(かおる)。幼い頃から転校の繰り返しで、薫にとって学校は苦しいだけの場所になっていた。ところが転入初日、とんでもない男と出会い、薫の高校生活が意外な方向へ変わり始め…!?
●収録作品/坂道のアポロン(1)/種男

レビュー

どんな話ですか? 転校が多かった主人公の薫はまた東京から佐世保へ転校。ひょんなことからクラスから恐れられていた千太郎と関わることに。千太郎はジャズでドラムをやっており、薫はクラシックのピアノを。お前にジャズなんかわからん、と言われたことからジャズピアノにのめり込む薫。そこから良くも悪くも仲良くなり、ジャズセッションをする仲になる。千太郎の幼馴染である律子との三角関係にも悩みながらも友情、青春、恋愛の要素が詰まった心温まるストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初は真逆の性格の千太郎と薫だが、仲良くなる過程や、ジャズ、というあまりないジャンルにとても胸躍らせられます。また、選曲もとてもよく、漫画からは音が伝わらないが、表情や楽しそうに演奏しているシーンから音をも伝わるような気がします。青春、友情、恋愛、全ての要素を詰め込んだとても心温まるストーリーです。また、設定が1966年、というところもグッときます。現代にはない、ほろ苦い恋愛も見ることができます。

素敵な彼氏 河原和音 (著) 集英社

素敵な彼氏 河原和音 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 小桜ののかは小さい頃みた年末のカウントダウンでのカップルの姿に憧れている。高校生になれば、自然と彼氏ができると思っていたが、できないまま12月を迎える。あせって彼氏作りのため出かけた合コンで桐山直也と出会う。冷静で何を考えてるかわからないけど、さりげない気遣いができる直也。直也は、彼氏作りにがんばるけれど少しずれているののかのことを面白がって、カウントダウンまで見守ることに。ののかに「素敵な彼氏」ができる日はやってくるの──!?

 

どんな話ですか? 主人公の女子高校生ののかは年末のカウントダウンのイルミネーションを彼氏といくことを小さい頃から夢見ますが高校生になっても彼氏ができず妄想ばかり膨らむ日々。そんなののかの前に友達の紹介で現れたのが、同い年なのに大人の雰囲気を持った桐山くん。夢見るののかに対し経験豊富で現実主義の桐山くんは毒舌ながらもひたむきで素直なののかに惹かれていきます。

ののかも最初は桐山くんのことが苦手でしたが、誠実な態度に惹かれて行き、途中ライバルの出現があったりしますが、

晴れて二人は両思いになります。両思いになってからも恋愛経験の多い桐山くんと恋愛初心者のののかの間で行き違いなどありますがその都度、周りの助けも借りながら乗り越えていきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 今ままでの少女漫画によくいるよう現実離れしたイケメンではなく、この漫画に出てくる桐山くんは実際こんな子いそうだなと思わせてくれるイケメンです。この漫画のタイトルにあるように本当に素敵な彼氏なんです。

ののかが作中で言っているように「顔や優しさだけなら違う人の方がいいかもしれないけれど、私は桐山くんが一番かっこいいー!」まさにこの感情、恋愛に夢中だった若かりしことにあったなとしみじみ思わせてくれます。

口下手で何を考えているかわからないところもあるけれど、抑えるところは抑えてキュンとくるセリフなどを言ってくれるところもおすすめです。