僕の心のヤバイやつ 桜井のりお (著) 秋田書店

僕の心のヤバイやつ 桜井のりお (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 ネットで話題! 陽キャ美少女×陰キャ少年の
ニヤニヤ系青春格差ラブコメディ! !
学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を
妄想してはほくそ笑む、
重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。
だが山田を観察する内に、
京太郎が思う
「底辺を見下す陽キャ」とは
全然違うことに徐々に気づいていき…!?陰キャ男子・京太郎の初めて恋、始まる。
コミックスでしか読めない
激レアエピソード
描き下ろし漫画あり!
どんな話ですか? 主人公は中学2年生男子の「市川京太郎」

友達はおらず、いつも1人で本を読んでいる所謂「陰キャ」です。

心根は優しく、クラスメイトのために自ら悪者になったり、見返りを求めない優しさを発揮できる良い奴でもあります。

市川のクラスメイトで、今作のヒロイン「山田杏奈」は学校一の美人。

友達も多く、モデル仕事もしている、市川とは真逆の「陽キャ」

初めは山田のことを「陰キャを見下す嫌な女」と勝手に決めつけて敵視していた市川ですが、彼女の意外な本質を垣間見て恋を自覚。

山田も、市川のさりげない優しさに触れて徐々に惹かれていきます。

陰キャであるが故に積極的になれない市川と、不器用なアタックを仕掛けてくる山田の、甘くて甘い、甘すぎるラブコメです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者は元々ギャグ漫画をメインに描いてきた人なので、ギャグ描写は当然面白いのですが、それ以上に、登場人物の心理描写、表現が巧みです。

この作品は、主人公市川の視点でのみ描かれているので、ヒロインや他の登場人物の内面は描写されません。

そのため読者は、表情や間、セリフのニュアンスで心の内を読み取るわけですが「本当にギャグ漫画家だったのか?」と思うほど、その表現が上手いです。

また、数話前に出てきたさりげない描写が、実は重要な伏線になっていたりなど、読むたびに新しい発見がある素晴らしいラブコメです。

どんな人に読んでもらいたいですか? 作者曰く、ヒロインの山田は「こんな女の子がいたらいいな」というコンセプトで描いているようですので、かわいい女の子に悶えたい男子におすすめたです。

また、ラブコメとして、かつてないほど構成が巧みなので、ラブコメは好きだけど、最近は同じような作品ばかりで飽きたという人にも是非読んで欲しいです。

読んだことによるエピソード 他のラブコメを読むと「浅っ」と思うようになってしまいました。

ぼくの地球を守って 日渡早紀 (著) 白泉社

ぼくの地球を守って 日渡早紀 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 亜梨子(ありす)は植物と交信する能力を持つ高校生。ある日、隣家のイタズラ小学生・輪(りん)を誤ってマンションのベランダから転落させてしまう。奇跡的に回復した輪は、もう一人の自分に覚醒していた…。一方、亜梨子は前世の夢を共有する同級生に出会い…!?

レビュー①

どんな話ですか? 「ぼくの地球を守って」は1986年から1994年にかけて連載されていた日渡早紀による漫画作品です。
主人公の亜梨子は高校生で、東京に引っ越してきたばかりの大人しい女の子です。
引越したてで慣れない環境の中、彼女が出会ったのは同じクラスメートの迅八とその幼馴染である一成。
彼らは昔から地球ではない場所で別の人生を歩んでいた記憶があり、時折夢で見るためその度に二人で話していました。
二人の話を聞いた亜梨子はその日自分も宇宙から地球を見守る夢を見ます。
一方で、亜梨子は隣に住んでいる小学生、輪に振り回される毎日…。
迅八や一成の話を聞いた輪は、亜梨子がいる目の前でベランダから転落する事故が起きてしまいます。
そして、一命をとりとめた輪もまた地球ではない場所で生きていた記憶を取り戻してしまうのでした。
これは、地球ではない場所で生き、地球へと転生した高校生たちが、再び出会いそして過去の記憶に振り回されていく物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 今や転生ものは多くある世の中で、異世界へと転生する物語は山ほどあります。

しかし、「ぼくの地球を守って」は地球ではない星で生活をした記憶を持ちながら、現代の日本を生きる高校生を描いています。

まずこの点が今ある転生もの、異世界ものとは違う部分ではないかと思います。

そして、共通の記憶を持つ彼らは偶然にも高校生として転生しており、日本という場所で出会います。

しかし、輪のみ一人小学生。

なぜ彼が一人だけ小学生なのか、そして、小学生である未成熟な体が壮絶な過去を思い出してしまったらどうなるのか…。

ただの転生もの、異世界ものとは違い、現実味のある物語です。

こんなふうに世の中に生きるもの全てが転生してこの世に生きているのかなとつい想像してしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 1986年から8年間雑誌「花とゆめ」に掲載されていたSF漫画です。ジャンルとしては「生まれ変わり」「超能力」ものとしてのSF作品になります。

【あらすじ】主人公は東京に引っ越してきたばかりの高校生、坂口亜梨子(ありす)。内気でまわりになじめずにいるが実は植物の言葉がわかるという能力を持っている。

ある日、亜梨子は隣に住む小林輪(りん)という少年を誤ってマンションから転落させてしまい、物語はそこから動き出す。輪はさいわい軽傷で済んだが、その事件をきっかけに亜梨子に婚約を申し込む。

時を同じくして、亜梨子はひょんなことから同級生の小椋迅八(じんぱち)と錦織一成(いっせい)から、不思議な夢の話を聞く。2人は共通の7人の人物が登場する夢を見続けており、迅八は「ギョクラン」という男性、一成は「エンジュ」という女性目線。その「ギョクラン」と「エンジュ」を含む7人が、月にある基地から地球を眺めている夢の内容だという。面白い物語のようにその話を聞いた亜梨子だったが、輪から婚約を申し込まれた日に迅八たちが語った内容と酷似した夢を自分も見る。動転して婚約を了承してしまう亜梨子。いっぽう輪も、事故のショックで亜梨子や迅八たちと同じ夢を見、いわゆる超能力にも目覚めていた。そして親や亜梨子にはそれまで通り接しながら、奇妙な暗躍をはじめていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ①「転生もの」「前世の記憶」「超能力」といった創作ジャンルにおいての金字塔のような作品だからです。

すでに本作に影響を受けた作品が多く世に出ていますし、様々な場所で名前が挙がる名作です。元ネタとして知っておいて損はないでしょう。

②伏線の張り方や回収がとても巧みで、構成が素晴らしいです。心の栄養として名作を読むことをオススメします。

③亜梨子と輪は、昨今目にする「おねしょた」(女性のほうがかなり年上の男女カップル)になります。30年以上前の少女漫画でそういった関係が描かれていたことを知ってほしい。

レビュー③

どんな話ですか? 主人公の亜梨子は東京へ転校してきたばかりの高校生。

隣のマンションに住む小学生の輪にからかわれたり、慣れない環境が続き、どこかへ還りたい…と日々思っていました。

ある日、学校の中庭にいると、クラスメートの迅八と一清が怪しい雰囲気を醸し出しているのを見ます。

運の悪いことに、二人に気づかれた亜梨子。

そこで二人が数年前から共通の夢を見ているという話を聞かされます。

月から地球を見守っているという夢を二人はムーンドリームと呼び、それぞれ今の自分ではない姿で生活をしていると言うのです。

俄かには信じられない亜梨子ですが、その日彼女も同じような夢を見てしまいます。

一方で、隣に住む輪はある日亜梨子と過ごしている時に、マンションのベランダから落ちてしまうという事故に遭ってしまいます。

命に別状はないものの、この事故をきっかけに輪もまた地球ではない別の場所で過ごした記憶がよみがえってしまいます。

偶然、地球で再び生まれた彼ら。

次々と前世、ムーンドリームで出会った仲間と再会をし、再び出会えた喜びを分かち合いますが、過去の記憶があまりにも強く、現世でも彼らひとりひとりを苦しめていくことになっていくのでした。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 転生ものって流行っていますが、これは大分以前に作られたいわば転生もののはしりとも言えます。

地球ではない場所で生まれ、生きていた人たちが、今再び地球で再会をします。

女性であったシュスランは現世では一清として生まれ、過去と同じようにギョクランであった幼馴染の迅八に惹かれ苦しみます。

主人公とも言えるモクレンの記憶を持つ亜梨子。

彼女にどうしようもなく惹かれてしまう迅八。

一方で、シオンの記憶が強く出て、翻弄される輪もまた、どうしようもなく亜梨子に惹かれて感情を暴走させていきます。

今は別の人物として生まれているのに、過去の記憶があまりにも強く引きずられてしまう彼らの感情を考えると心が揺さぶられてしまいます。

また、過去に避難されても仕方ない罪を犯したメンバーもおり、それぞれが持つ記憶がどんどん首を絞めていく部分はこちらも苦しくなります。

今を生きる、生きなくてはいけないということを強く思わせてくれる作品なので、とても好きです。

レビュー④

どんな話ですか? 同じ内容の夢を見ている人同士が集まって、お互いがみた夢の内容を話合っているとどうもそれは私たちの前世の記憶なんじゃない?!

しかもそれはここ地球の話ではなくて、遠いどこかの惑星の話のよう。毎晩更新し続ける夢を追っていくうちに、自分たち(の前世)は遠い惑星のエリートで、母星の滅びの危機に際し、移住できる星を探す探査チームで、月にある基地で暮らしながらここ地球を監視している…という事まで分かりました。そして、どうやら自分たちがその閉ざされた基地の中で伝染病により病死し、思いを馳せた地球に転生してきたのだと知る事になります。

同じ夢を見ている前世での仲間として集まって来た人は皆同じ高校二年生。しかしたった一人だけ少額5年生の子供が。

この謎が解けた時に戦慄するとともに悲しみや切なさ愛しさの涙があふれます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 少女漫画におけるファンタジー界の頂点だと思っている作品です。

前世の記憶、現世での生活、前世に振り回されつつも現世で必死に生きようとする主人公たちに何度も涙します。

前世と現世、空間を時空を飛び越えてこんなにも哀しく美しい物語はこれ以外に知りません。

物語がとても複雑で、前世の夢と現世での出来事が並行して描かれていきますが、それがどれにしても大変丁寧に描かれている為、読んでいる自分もあらゆる登場人物に感情移入することが出来、ときにあいつを憎み、逆から見れば悲しい気持ちになり、最終的には全て愛で納まる、という感じです。


セトウツミ 此元和津也 (著) 秋田書店

セトウツミ 此元和津也 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。 まったりゆったりしゃべるだけ。関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでナナメでシニカルな放課後トーク7編。
どんな話ですか? この漫画は男子高校生の瀬戸小吉と内海想が河原で話すだけの物語でそれ以上でもそれ以下でもありません。舞台が河原から移ることはほとんどなく、彼らとその友達の会話劇を中心にストーリーが進行していきます。伏線の回収とウィットに富んだ会話が魅力的で、読んでいると思わずにやっとしてしまうような漫画です。基本的には一話完結のコメディ作品なのですが、ラストで衝撃の事実と展開が待っています。普通の高校生が話すだけなのに面白いという不思議な感覚を味わうことができる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 優れた漫画はおしなべてその作品でしか味わうことができない物語になっていると個人的には思っているのですが、セトウツミがまさにそれです。それこそがおすすめしたい一番の理由です。会話で物語を成立させるだけでなく、笑いやユーモアの中にさらっと考えさせるような言葉が盛り込まれていたり、ただのシチュエーションコメディにとどまらない微妙な空気感は読まないと絶対にわかりません。他のギャグ漫画のように大味ではなく、感情の機微が丁寧に描かれているという点もオススメしたい理由の一つです。
どんな人に読んでもらいたいですか? ギャグやコメディが好きな人にはもちろん、青春漫画が好きな人にもオススメしたい作品です。というのもコメディでありながら登場人物の心情の揺れがリアルであり、瀬戸と内海の二人の友情物語として読んでも上質なストーリーに仕上がっているからです。
読んだことによるエピソード 物語の行間を読む力がついたような気がします。

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 世界が恋したヒロインに、また会える――

浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔――
世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作『YAWARA!』が完全版となって登場!

全20巻、雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。
カバーはすべて、浦沢直樹氏描き下ろしの「柔ファッションコレクション 2014ver.」!

滋悟郎が、柔が、あの名キャラクター達が今ふたたび、躍動する!!

レビュー①

どんな話ですか? 本当に一般的な女子高生である猪熊柔、あえてここからは柔ちゃんと記載します。この少女が祖父の柔道家である猪熊治五郎に鍛えられながら、世界一の柔道家になる姿を描く漫画。そして柔ちゃんは恋に恋する乙女であり、柔道家としての柔ちゃんを追いかける新聞記者の松田大作との恋の行方も大きなポイント。もちろん最終的には金メダルを柔道でとること、これが最も大きなストーリーの軸になっていきます。その成長を追いかけるところが1番のポイントです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 従来、柔道と言えば男性がメインの漫画が多かったと思います。さらに根性や汗臭さといったところが前面に押し出されところでしたが、この作品については本当に普通の少女が世界の強豪相手にばったばったとなぎ倒し、恋も経験したいと言う柔道一辺倒ではない生活を送る姿に惹かれてしまいます。もちろんのことながら柔道の描写も非常にリアルで、原点となっているのが実在する女子柔道家である田村亮子さんであるところも大きなポイントだと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 祖父の英才教育によって気付けば最強の柔道少女になってしまった、猪熊柔の青春を描いた作品です。
オリンピックでの金メダルと国民栄誉賞という大きな期待をよそに、柔本人は、人並みに恋やおしゃれをしたいという願望、そして何より普通でない家庭内状況の元凶だとして、柔道を疎ましく感じていました。
好むと好まざるとに関わらず世界の大舞台に立たされた柔はそれでも連戦連勝、世間にスーパースターと認知されてしまった彼女には、勝手にライバル視してくるお嬢様やカナダからの挑戦者、短期大学で出会う初めての柔道仲間たちと、様々な人との出会いによるドラマが待っていました。
特に自分を追い続けるスポーツ記者松田とは、時に誤解ですれ違い、時にその情熱で背中を押されながら絆を深めていきます。
やがて、蒸発したと思われた父・虎滋郎が柔の周囲に姿を見せ始めます。
「柔の柔道が原因ではない」と松田に語る虎滋郎。ならばなぜ、娘の前に現れて全てを語らないのでしょうか…?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛、失踪した父の行方など重要なトピックは、言葉足らずやすれ違いなどでなかなか進展しません。このもどかしさは浦沢直樹氏の作品によくあるため、是ととるか非ととるかは人それぞれでしょう。
スポ根要素は主に盟友の伊東富士子が担っており、柔はとにかく強すぎるのでまともに戦うと誰も太刀打ちできず、絶不調に陥った世界選手権などを除けば柔道関連での挫折を全くしません。その不調にしても、知らず知らずのうちに心の支えになっていた松田の不在に起因するなど、前途に立ち塞がる障害は試合外のすったもんだが大半です。
それよりも、常に単行本の表紙や扉絵をドレスアップで彩る姿に象徴されるように、普通の女の子として青春を謳歌したいと願うギャップこそが最大の魅力なのではと思います。

夏目友人帳 緑川ゆき (著) 白泉社

夏目友人帳 緑川ゆき (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は…!? あやかし契約奇談!

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の夏目貴志は、幼いころに両親を亡くし親戚中をたらい回しにされてきた少年。亡くなった貴志の祖母(夏目レイコ)は妖モノが見えてしまう特異体質で人間に疎まれてきた。彼女の孫の貴志もまた妖モノが見えてしまうため周りから忌み嫌われてきた。そんなある日、貴志は招き猫を依代に封印されていた妖モノの封印を破ってしまい、そしてその妖モノ(ニャンコ先生)によって、祖母レイコの遺品である友人帳の秘密を知らされる。

友人帳は、かつてレイコと対戦して負けた妖モノたちの名前が記されており、名前を預かっている内は、妖モノたちを統べることができる契約書なのだという。貴志を襲っていた妖モノたちの目的はこの友人帳らしい。

貴志は、自分が死んだ場合友人帳をニャンコ先生に譲ることを条件に、ニャンコ先生を用心棒とし、妖怪たちに名前を返す日々を始める。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初は、少女漫画なので手に取ることがなかったのですが友人からの勧めで読んでみたところ、あまりにも面白かったです。

当時仕事の疲れで心が病んでいることもあり、ブサイクなニャンコ先生にすごく癒されました。妖とのエピソードでは、感動することは勿論、面白いときもあります。ただ感動するだけでなく、そこから考えさせられることも多々あります。今まで読んできた漫画のジャンルとは少し違っていたこともあり一気読みしてしまいました。そのぐらいおススメしたいです。

レビュー②

どんな話ですか? 夏目貴志は幼少期に母、続いて父と死別し親戚をたらい回しにあいます。

しかし親戚に預けられても貴志は、あやかしが見えることでみんなに誤解されてしまい問題児扱いをされてしまいます。

そんな貴志が同じようにあやかしが見えた祖母の友人帳を手にしたことでにゃんこ先生が貴志の用心棒になり夏目の傍に現れるあやかしを退治してくれることになります。

にゃんこ先生と貴志の間には、友情が芽生えていき貴志の周りには理解者が増えていきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公の貴志は、孤児であり親戚をたらい回しされます。

そんな時に祖母の友人帳を手にして、にゃんこ先生と相棒になります。

あやかしであるにゃんこ先生と貴志のやり取りが心温まります。

それだけではなく、友人帳に名前を書かれているあやかしが名前を返してくれとやって来ますがそれぞれのあやかしに事情があり貴志がそれを解決しようとする姿が心温まります。

貴志を引き取ってくれた滋と妻の塔子は、心優しい人たちでその存在だけで心が温まります。

レビュー③

どんな話ですか? 「小さい頃から時々変なものを見た」というセリフが口癖のように何回も出てくる。小さい頃から変なものが見える少年(主人公)、夏目貴志が妖に追われているところから一話が始まる。妖は夏目貴志にしか見えなく、他の人には全く見えないのである。ほかの人には見えないのに夏目だけが見える、そのことで周りからは不審がられ、小さい時からいじめにあっていた。夏目の両親は小さいときに亡くなっていて、親戚たちも夏目がいないものが見えるのを不審、気味悪がり、たらい回しにされてきた。そのことから夏目はそんな自分のことが嫌になり、妖も大嫌いになっていた。だが、夏目貴志が運悪くある封印を破ってしまったせいでニャンコ先生と出会う。夏目貴志の祖母夏目レイコの残していったたった一つの遺品で友人帳と書かれた古い冊子であった。これは祖母が夏目貴志くらいの年に妖たちとじゃんけん勝負で負けたときに名前を書かされた紙である。祖母が残した唯一の形見みたいなものだからそれを妖たちに名を返していこうと決める。それから色々な個性あふれる妖たちや新しい友達、一緒に暮らしていてとても良くしてくれる伊藤家の夫婦方が登場し、さまざな妖たちとの涙がこぼれる話や笑える話、ほっこり温まる話が盛りだくさんに出てくるのである。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画は誰が読んでも愛される作品だと思います。私自身が人生変わったとても大切な作品です。アニメでは、原作では難しい表現や動きがアニメでは詳しく見られるのです。夏目たちや妖たちがアニメの中で動いているのでとても最高です。私はアニメからハマったので、こんなアニメは見たことないと思い、原作本を買いました。アニメもそうなのですが、本当に癒されるし、心が温まるのです。日常的な話だと思われがちなのですが、しっかりと話も繋がっており、目的もはっきりしています。何より主人公がかっこいいのです。そして、猫みたいなニャンコ先生の妖もとても可愛くて仕方がありません。ニャンコ先生は仮の姿で猫に変身していますが、本当の姿はとっても大きい妖の獣の姿に変身します。そのギャップにも注目してほしいと思います。可愛い妖から怖い妖まで個性あふれるキャラクター達がたくさんいるので是非見ていただきたいと思います。絶対おすすめです。

スクールランブル 小林尽 (著) 講談社

スクールランブル 小林尽 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 恋する乙女・塚本天満、高校2年。恋のお相手は同級生の烏丸大路。運命のクラス替えの日、天満の祈りが届いたのか、二人は同じクラスに!! しかし喜びも束の間、彼があと1年で転校することが判明。ゼ~ッタイ転校前に告白するぞ! そんな彼女に恋をしているのが播磨拳児。天満の気持ちをつゆ知らず、あれやこれやとアタックするも、天然ボケな天満は完全スルー! 天満の播磨の片想い、どうなる?‥ってお話です。
どんな話ですか? 男女二人の高校生の物語がそれぞれがスタートします。男女二人の主人公の目線がメインとなり、その他にも回によって各キャラクター目線で物語が展開する青春群像劇のテイストをとっています。播磨拳児、塚本天満の二人が、それぞれ好きな相手を求めて行く恋の物語が展開します。その中でかなりギャグテイストな見せ方もしていくテンポのよい学園ラブストーリーになっています。登場人物たちそれぞれの青春を追っていくもので、キャラに感情移入できる内容になっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛とコメディをこれでもかと絡めた物語性は練られたもので面白みがあります。登場するキャラクターがとにかく面白く、かなり個性派なキャラクターが揃っています。特に播磨拳児の暴れん坊な青春は意外性があって面白いものです。漫画家になり、マグロ漁船になって陸を離れるなどの普通の学生とはかけ離れた青春をおくる様は笑えて面白いです。明るくおバカなテンションでの見せ方も多いですが、等身大の恋の感情を描いた展開にはキュンとくるものがあって楽しめます・
どんな人に読んでもらいたいですか? 太い筋がずっと続く緊張感がなく、多くは緩い学園ラブコメの展開となり、個々のエピソードも短編のものが多いです。長くシリアスな話だと集中力が持たない、疲れるという人であれば、てっとり早く笑えて楽しめるこの物語がおすすめできます。少しの時間でクスリと笑いたい、可愛いヒロインを楽しみたいという人にも向いています。
読んだことによるエピソード とくになし。

魁!!クロマティ高校 野中英次 (著) 講談社

魁!!クロマティ高校 野中英次 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 普通に暮らしていた優等生・神山高志は、なんの因果か日本一の不良校・クロマティ高校に入学してしまった。脱力系ギャグの金字塔!

普通に暮らしていた優等生・神山高志は、なんの因果か日本一の不良校・クロマティ高校に入学してしまった。しかし、そこは「どこが不良(ワル)?っていうか何?」という高校生の巣窟だった! 『クロ校』沿革・校歌他、おまけページ満載の第1巻!!

レビュー①

どんな話ですか? 不良の巣窟であるクロマティ高校に、とある理由で入学するはめになってしまった優等生の神山高志。真面目で不良に縁のなかった神山だが、何だかんだでいちばんクロマティ高校に馴染んでいるのが面白い。不良の友人を初め、もはや高校生なのか分からない謎の男・フレディ、ゴリラ、どう見ても見た目がロボットなメカ沢等、個性的なキャラクターとの交流を深めていく。野球部を作ったり、遠足や修学旅行に行ったり…と、神山の高校生活をゆるーいギャグを交えながら描いたお話。でも、ストーリーというストーリーはなく、脱力系ギャグを楽しむ漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーやキャラクターの設定がとにかくぶっ飛んでいるうえ、ゆるーい脱力系のギャグがツボにはまるととても笑えるので、とにかく面白い!一話一話が6Pほどで短く、さらっと読めるので、時間がない時でも大丈夫。キャラクターもたくさん出てくるが、それも複雑に絡み合うわけではなく、全体的にゆるいので、あまり頭を使わずに読める。それに、ストーリーというストーリーも存在せず、作者自身がかなりゆるい雰囲気で描いているので、読んでいる方も何も考えずにゆるーく読める。ギャグが面白いのと、ゆるく読めるので、おすすめ。

レビュー②

どんな話ですか? 不良の巣窟であるクロマティ高校に入学した主人公(優等生)の高校生活を描く、脱力系ギャグ漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかくゆるーい世界観とギャグが笑えます。何も考えずに楽しめるのでおススメ!

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?
どんな話ですか? 気弱な高校生、小早川セナがその足の速さを見込まれて、半ば強引にアメフト部に入部させられる。悪魔のような性格の上級生ヒル魔や、心優しい先輩栗田とともに試合に出続けるうち、アメフトの魅力に惹かれていくセナ。さらには進清十郎といった強大なライバルも現れて、闘いは熾烈を極めてゆく。高校アメフトでは、クリスマスに全国大会決勝が行われ、これをクリスマスボウルという。クリスマスボウルに出ることが、ヒル魔や栗田の夢であり目標だった。そこにセナが加わり、さらにはキャッチの達人モン太や、セナをいじめていた不良連中もアメフト部に加入。弱小アメフト部はクリスマスボウルに出場できるのか、そして、数あるライバルとの闘いの結末とは?
なぜその漫画をオススメしたいですか? アメフトは日本ではほとんどなじみのないスポーツだけれど、ルールについて何も知らなくても、物語の中で説明してくれるので、自然と引き込まれます。アメフトというスポーツ自体の魅力や、時には熱く、時にはコミカルに展開する物語、さらには魅力的なキャラクターがたくさんでてくるなど、本当に面白いです。チームメイトとの友情だったり、ライバルとの熱い戦いも見どころです。この漫画を通じて、アメフトのルールだったり、アメフト自体の魅力を知ることができるので、オススメです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 逆境の中でもがいている人ですね。主人公やその周りのキャラクターは、かつて一度は大きな挫折や失敗を経験した人物です。それを乗り越えていく根性や勇気、熱さをこの漫画は与えてくれます。何度も打ちのめされても、それでも諦めない、そしてその先にキャラクターの成長がある。この漫画を読み終えたあとは、大きな勇気とエネルギーであふれていると思います。
読んだことによるエピソード アメフトのルールがわかったので、実際のアメフトの試合を見るようになりました。

日常 あらゐ けいいち (著) KADOKAWA

日常 あらゐ けいいち (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 妄想がふくらみがちな夢見る女子高生・ゆっこの回りにはロボやらヤギやら謎なものがいっぱい。今日も微妙にシュールな日常が始まります。
どんな話ですか? 京都アニメーションによりアニメ化もされたあらゐけいいち氏による、月刊少年エースで連載されたギャグ漫画です。
うすた京介氏が連載した伝説のギャグ漫画、セクシーコマンドー外伝すごいよ!マサルさん を始めとする、いわゆる「シュールギャグ」に分類されます。
高校に通う3人の女子と1ロボを主にその友達や先生などを巻き込んだシュールなギャグを展開していきます。
漫画の一コマの「ぬかしおる」を始め、ネット上に有名画像としていくつかのコマが残っているので、話をしらなくても漫画の一コマで知っている人も多いでしょう。
なぜその漫画をオススメしたいですか? なんといってもs「シュールなギャグ」です。

アニメ化もさることながら、漫画においても4コマで完結する話と通常の漫画方式で完結するパターンがあり、1話完結型の読みやすい作品になっています。

3人と一人のロボの女子高生達は全員とてもBL好き婦女子、バカ、寡黙だが口を開けばボケる、ゼンマイが背中についたロボの4人でそれが元になって話が展開されていきます。

普通にキャラクターは可愛い見た目をしていてキャラクターだけみれば日常系漫画なのですが、その内容はぶっ飛んでいてギャグ漫画好きには是非おススメです。

どんな人に読んでもらいたいですか? うすた京介、増田こうすけを始めとした、シュールギャグと呼ばれる不条理なギャグが展開するギャグ漫画好きには是非おススメしたいです。

なぜこの場面でそのセリフを言うんだ?なんでこの場面でそのキャラクターが出てくる?といった意味がわからないけど面白いでも、思い出すと笑えてしまうと言った方に是非おススメします

読んだことによるエピソード セリフが一切登場しない回が存在するのですが、絵柄とリアクションのみで笑える漫画を始めて見て驚愕しました。

ぼくは麻理のなか 押見修造 (著) 双葉社

ぼくは麻理のなか 押見修造 (著) 双葉社

アマゾン商品紹介 友達が一人もいない大学生の≪ぼく≫の唯一の楽しみは、コンビニで見かけた名も知らぬ女子高生を定期的に尾行すること。
いつものようにその娘を尾行していたら突然記憶が飛び、≪ぼく≫はその娘のベッドで寝ていて、≪ぼく≫はその娘になっていた。
その娘は≪麻理≫という名だった――。『惡の華』『漂流ネットカフェ』で話題の押見修造最新作。「漫画アクション」にて連載中。
どんな話ですか? 新海誠監督の「君の名は」が大ヒットしましたが、この作品も同じく男女入れ替わりを題材として取り扱った作品です。学校にも行かず、バイトもせず、ただ家に引きこもってゲームばかりしていた大学生の小森功は、深夜に訪れたコンビニで毎日出会う美しい女子高生と出会うのが唯一の心の救いでした。しかしある日、コンビニでいつもどおり女子高生に見とれていた功は急に意識を失います。気がついたとき彼は、鏡に写った自分がその女子高生になっていることに気が付きます。彼はクラスメイトで同じくまりを信奉していた柿口依とともに、もとに戻る方法を画策し始めます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「君の名は」は男女入れ替わりものとして、とても爽やかな青春ラブストーリーとしてまとまっていましたが、この作品は「惡の華」で有名な押見修造さんによるもので、とても現実的な一癖も二癖もある展開になっています。一コマ一コマが写真ででもあるかのような超絶的な画力もさることながら、人物たちの心理描写が非常に秀逸。人間の汚い部分に真っ向から向き合った物語の展開が、ただのラブストーリーでは面白くない人もきっと満足できると思います。物語を読み進めていくことで、実はただの入れ替わりものではない、人間の心理の深い部分を主題とした作品であることも明かされていきます。
どんな人に読んでもらいたいですか? 表面的な恋愛や正義や夢などの、子供向けの作品では満足できない方におすすめです。より現実的で人間の根本を見据えた、純文学作品のような深い人間ドラマが味わえます。また、作者本人が言っている通り、随所にかなり過激な変態的描写もあるので、そちらの方に興味がある人も読んでみると面白いと思います。
読んだことによるエピソード 押見修造と言う漫画家の才能を初めて実感した作品です。この作品で彼のファンとなり、現在出版されている作品にはすべて目を通しました。