最遊記 峰倉 かずや (著) 一迅社

最遊記 峰倉 かずや (著) 一迅社
アマゾン商品紹介 天地乱る混沌の時代、人と妖怪が共存する“桃源郷”で突如妖怪が暴走し、人間を襲い始める。地獄絵図と化した桃源郷の異変を止めるため、超鬼畜生臭坊主・玄奘三蔵は、元気な小猿・孫悟空、すっとぼけお兄さん・猪八戒、エロ河童・沙悟浄とともに西を目指す。西遊記をモチーフに魅力的なキャラクターが活躍するスタイリッシュアクションの開幕!!

レビュー

どんな話ですか? ギャグと作者愛の詰まった西遊記パロディ漫画です。峰倉かずやさん作です。長安から三蔵法師・孫悟空・猪八戒・沙悟浄・白馬(白竜)が西域(天竺)を目指す旅という設定は変わりません。西域を目指す理由が、西域にある経文を写経し長安に持ち帰るつまり修行であるというのがオリジナルですが、最遊記では西域に封印されている牛魔王の蘇生実験を阻止するための旅つまり任務となっています。この段階で現代風に言うと社畜感が否めませんが、最遊記の三蔵法師は呑む・打つ・撃つの「物騒な仏僧」がキャッチフレーズな男なので、ヘコヘコした社畜ではなく俺様な社長みたいな人間です。他3名+1匹も破天荒・唯我独尊なキャラクターばかりです。ちょっと興味が湧いてきませんか?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最遊記のオススメポイントはズバリ登場するキャラクターにあります。オリジナルでは、孫悟空が妖術・体術・知力の揃った俺様サル妖怪男、猪八戒が怪力食いしん坊のお調子者ブタ妖怪、沙悟浄が神経質な術使いカッパ妖怪、三蔵法師が気弱でありながらも正しくあろうとする僧侶(人間)、三蔵を乗せて天竺まで同行する聡明な白馬の5名です。最遊記では、食いしん坊の天真爛漫な少年妖怪の孫悟空、メンバー内のブレーンであり保父さんの青年妖怪である猪八戒、自堕落でありながら影の気遣い屋である青年妖怪の沙悟浄、縁の下の力持ちでジープ(車)に変身できる白竜妖怪のジープ(名前)、眉間のシワがとれる日は来るの?マルボロ(タバコ)大好き三蔵法師(人間)の計4名+1匹です。見事に性格が入れ替わっていますが、ここに「イケメン」というワードを存分に足してください。

三国志 横山 光輝 (著) 潮出版社

三国志 横山 光輝 (著) 潮出版社
アマゾン商品紹介 今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!

レビュー①

どんな話ですか? 紀元180年ごろの舞台は中国、政治は乱れ天下はすでに崩壊したこの国を立て直す為、志は違う3人の英雄、劉備、曹操、孫権といった英雄達の戦いを描いた作品です。そしてそれに付随する諸葛亮孔明なだたる武将の活躍を描いています。数ある三国志の漫画でこの横山作品はのちに蜀の国を建国する、劉備に焦点をあて描いた作品になっていて、劉備が、義兄弟とする張飛、関羽との出会いからどのように蜀の国を建国して最後は蜀の国がなぜ滅び三国時代が終わったか良くわかる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この作品の特徴として、他の三国志の作品に比べると漫画の構成や会話など小学生でも分かるように描かれているので、とても読み安く、三国志の歴史の流れが頭に入ってきます。また古事成語などの由来もあり勉強になります。中国の地名や場所も沢山出てきますので、中国の地理の勉強にもなります。そしてスケールのでかい物語がなにより人を惹きつけます、武将達の人間模様や駆け引きはとても面白いですし、勉強になります。広大な大地を駆け巡る爽快な作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 舞台となるのは中国で、時の王朝である「後漢」の末期(西暦180年頃)から「晋王朝」成立までのおよそ100年間を描いた作品です。

宦官による腐敗した政治に疲弊する民衆達。ついには業を煮やして立ち上がり、反乱を起こします(黄巾の乱)。しかし大きくなりすぎた組織は暴徒となり、それを鎮圧するべくある男が立ち上がります。漢の皇室の末裔を名乗る男、その名は劉備玄徳。彼には桃園で生死を共にすることを誓った義兄弟の関羽・張飛の豪傑が従い、漢王朝の再興を夢見て様々な困難に立ち向かうのであった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「ストーリー・登場人物共に素晴らしい」に尽きます。

三国志演義を元に描かれているため劉備(蜀軍)を中心に物語は進みますが、曹操(魏軍)や孫権(呉軍)についても多くの魅力的な武将が登場します。それぞれに感動的なドラマが用意されており、とにかく読み手を飽きさせません。また、三国(魏・呉・蜀)以外にも董卓や呂布など個性豊かなキャラが多く登場し、劉備や曹操と複雑に絡み、そしてそれぞれが成長していく様は多くの感動を与えてくれます。

初見で全てを把握するのは非常に困難で、「何度も読み返すことで理解を深め、そして都度新たな発見ができる」そんな素敵な漫画です。

三国志 久保田 千太郎 , 園田 光慶 (著)  ビーグリー

三国志 久保田 千太郎 , 園田 光慶 (著)  ビーグリー
アマゾン商品紹介 荒れ果てた田野、天災飢饉、襲いくる野盗に脅える人々……苦しみのどん底にある彼らの眼の前に決然と起ちあがる三人の勇者――。劉備(りゅうひ)、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)。壮大な中国大陸に強く生きる無名の民衆と英雄たちの現実を描く、三国志大傑作ロマン!

レビュー

どんな話ですか? 4000年の歴史を持つ中国の、黄巾の乱から蜀滅亡までの間で活躍した群雄たちの活躍を描いた長編漫画です。

後に蜀漢を建国することになる、劉備玄徳を主人公に、義兄弟となって共に戦った関羽や張飛、稀代の天才軍師諸葛亮孔明など多彩な登場人物が自身の野望や理想のための戦いを繰り広げます。

物語序盤は黄巾の乱と呼ばれる混乱期、それが収まったのちは徐々に強大になっていく曹操に対抗すべく奮闘する劉備や呉の孫権らを交えた領地の争奪戦、魏呉蜀の三国鼎立後の攻防戦と続いていきます。

終盤では諸葛亮をメインにライバル司馬懿との知略合戦など最後まで目が離せない展開となります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 小説に映画、ゲームなどでもおなじみの三国志ですが、流れている時間も長く、また登場人物も非常に多いので、一見しただけではなかなか全てを理解することは難しく、物語として楽しむことも簡単ではありません。

しかし、この漫画では丁寧に人物が描かれ、非常に個性的な風貌をしていたり、クセが強かったりすることで混乱することなく人間関係が把握しやすく、すぐに登場人物を覚えてしまいます。

これにより群雄たちの争いや計略の数々を楽しむことに集中できるからです。

女王の花 和泉かねよし (著) 小学館

女王の花 和泉かねよし (著) 小学館

アマゾン商品紹介 亜国(あこく)の姫でありながら冷遇されている亜姫(あき)。幼いながらも母の世話をしながら、明るく生きる亜姫はある日、金の髪と天の色の眼を持つ奴隷の少年・薄星(はくせい)と出会う。境遇の違いを超えて、強い絆で結ばれる二人だったが、その先に待っていたのは…!?

レビュー①

どんな話ですか? 大国の姫として生まれながらも、冷遇されながら育った少女・亜姫は、正妃である母を第二夫人の策略により失ってしまいます。

そんな彼女を支えるのは、奴隷として差別を受けながらも、まっすぐと生きる少年・薄星。

人質という形で国を出された二人は、身を寄せた国で互いに支え合いながら成長していきます。

しかし、ただひとつの願いを捨てられないために、望まない未来へとどんどん進んでいき、過酷な運命に翻弄されることに・・・。

それでも、何度も何度も傷つけられながらも亜姫と薄星は懸命に立ち向かっていく、感動超大作なお話です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく、圧巻。少女漫画といっていいのかと思うくらいに厚みがすごいと感じる歴史ロマン作品で、読了後はなぜもっと早く出会わなかったのかと惜しく思うくらいです。読み始めたら一気読みしてしまいます。

たくさんの大人の陰謀に巻き込まれ、命を狙われたり、戦いに身を投じたりと息もつけない苛烈な日々の中で、亜姫と薄星の関係が尊くて、愛おしくて堪りません。

古代中国を模した世界は、簡単に人が死に、独裁極まりなさがまかり通る、そんな中で。ただ単純に、大好きな人たちと穏やかに暮らしたいと願った少女の、国盗り合戦に参加せざる終えなかった境遇が苦しくて、辛くて、しんどさがハンパないですが。それ以上に、魅力的な人物たちに心を揺さぶられ、奮闘する少女を彼らと一緒に応援してしまいます。

決して、身近な世界でも題材でもないけれど、共感せずにはいられない場面がたくさんあり、学ばせてくれる作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 亜国の姫として生まれた亜姫とその奴隷として拾われた薄星の物語です。

姫と奴隷、2人は決して結ばれることのない関係性でしたが、長い年月をかけてお互いが誰よりも大切な存在になっていきます。

亜姫は薄星のために、薄星は亜姫のために、それぞれが相手のために生きていました。

それでも2人に残された道は苦しくて切ないものでした。

共に大人に成長した2人を待つのは国をかけた戦争、別れだったのです。

立場を超えて愛を貫いた2人の純愛物語です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく薄星がカッコいいのです!

ブレることなく亜姫が大好きで、立場を考えて行動したり、時に暴走したり…。

どんなに苦しくても亜姫を守り抜いた姿とラストの別れは涙なしには読めないです。

亜国は実際には存在しない国ですが、中国っぽい雰囲気を持っており、恋愛だけではなく、歴史ロマンのような壮大さも兼ね備えています。

登場人物もクセがあるキャラが多く、魅力的です。

この漫画は冒頭から結末が読めるようになっているのですが、そこまでの描き方・構成がとても素晴らしいので、是非最初から最後までどっぷり読んでみて欲しいです。

薬屋のひとりごと 日向夏 (著), その他 スクウェア・エニックス

薬屋のひとりごと 日向夏 (著), その他 スクウェア・エニックス

 

アマゾン商品紹介 宮中に名探偵誕生!?

「小説家になろう」発!
ヒーロー文庫の大人気タイトル『薬屋のひとりごと』が、待望のコミカライズ!
中世の宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていた彼女が、帝の御子たちが皆短命であるという噂を聞いてしまったところから、物語は動き始める。
持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、興味本位でその原因を調べ始める猫猫の運命は――…!?
「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

レビュー①

どんな話ですか?  中世の中国宮廷で働いている少女が主人公、猫猫(まおまお)は花街で薬屋をしていたが、ある日ひとさらいに連れ去られてしまい、宮廷に売られてしまう。

ただの下働きだった猫猫は帝の子供の謎の死の噂を耳にし、薬学の知識と好奇心から原因を調べていく。

猫猫は正体をばれずに原因を突き止めたはずであったが、謎多き美男子官僚、壬氏(じんし)に見抜かれてしまい、宮廷の内部で次々に起こる重要な事件に関わっていくことになる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 薬学の知識が分かりやすく描かれています、宮廷で起こる毒殺や爆破などミステリアスな事件を猫猫(まおまお)が冷静に分析して解決してしまうことろです。あと、周りのキャラクターも魅力的です、美男子でありながら謎多き壬氏(じんし)に4人の麗しき皇帝の妃達、その妃に使える下女たちもキャピキャピしていたり、お局キャラがいたりと華やいでいます。ミステリーでありながらも華やいでる絵のタッチも大好きでおススメしたいです。

レビュー②

どんな話ですか? 架空の国、時代の話。但し、昔の中国に似た雰囲気がある。そこで働く女の子が後宮内で起きる事件を薬学を使って解決するストーリー。花街で医者を営んでいる義父の元で薬師として働く猫猫はある日人さらいにあってしまう。行き先は後宮。下女として後宮に売り飛ばされてしまったのだ。2年間奉公すれば帰れると言うことで割りきって働くも大好きな調剤に携われなくて悶々とする日々を過ごす。そんなある日、上級妃、皇子が原因不明の病気になる事件が発生。原因に思いあたったが後宮ではひっそりと生活したい猫猫はどのように伝えたものか思案をめぐらす。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 単純にとてもおもしろいからです。日本でいう大奥の世界のイメージですが、そこに渦巻く人間の欲望や妬みなどが起因して発生する陰謀、トラブル、事件の謎を解く様が非常に面白いです。キャラクターが非常にたっているのが面白いです。シニカルで世間を横に見る主人公やその主人公を利用しようとする美形の宦官。また宦官はただの宦官ではないという伏線も張られておりこのあとどうなるという展開も織り込まれています。さほどメジャーな作品でない中で抜群に面白いのでおすすめです。

キングダム 原泰久 (著) 集英社

キングダム 原泰久 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 時は紀元前――。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す! !【受賞歴】
第17回(2013年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞

レビュー①

どんな話ですか? 舞台は紀元前春秋戦国時代の中国で、
孤児の少年「信」が最下層の下僕から天下の大将軍を目指すストーリー。信は村の長の下僕として、兄貴分の「漂」と共に暮らしていた。
貧しくも大将軍となる夢を持ち日々仕事の合間に二人で鍛錬を重ねている。ある日、秦国の高官「昌文君」が村を通りかかり、
秦国王「嬴政(後の始皇帝)」とうり二つの漂を登用する。
取り残された信は、さみしくも自分も活躍できる日を信じ続ける。ある晩信の住む小屋の戸をたたく音が。
そこには腹部をさされ重傷を負った漂が倒れていた。
漂は秦王嬴政の身代わりとして暗殺者に追われていたのだった。「俺を天下に連れて行ってくれ」二人の夢である天下の大将軍。
そう言い残して漂は息絶えた。追手が迫る中信は漂が残した地図に導かれ、信は進む。
たどり着いた先には小屋があり、
その中には漂にうり二つの秦王嬴政がたたずんでいた。。。

最初は子供の信であったが、
秦国大将軍「王騎」との出会い~別れは彼にとって大きな成長をもたらす。

王騎将軍の形見の矛を受け取った信は、
同期の仲間「蒙恬」「王賁」、後に軍師となる「河了貂」、蚩尤族の「羌瘣」、
魅力あるキャラクターと共に大将軍を目指す。

実在の歴史上の出来事と人物がどうなるのか、
歴史の空白をどう表現するのか。
想像するだけでも今後の展開が楽しみな作品である。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 原作者が元サラリーマンで、社会人としての経験があるからかもしれないが、

キャラクターたちのセリフが心に刺さるものが多く、

上官である将軍たちが理想の上司と言えるほどとても人徳がありかっこいい。

本当に世の中にこのような責任感がある管理職が多かったら、

嬴政のような人が国政にいたら、日本もよくなるのではないかと思える。

そして春秋戦国時代というマイナーな時代の出来事を描いているので、

新鮮で興味深い。

資料が少ないので作者の想像も大きいのかな・・?

レビュー②

どんな話ですか? 中国の歴史漫画です。舞台は春秋戦国時代、戦国の中で争いは絶えず、各国が覇を競っていました。主人公の信は秦という国の下僕の少年でした。夢は中華の将軍になること。下僕の仕事の傍、立身出世を夢見てひたすら剣を振っていました。ある日、政権争いで敵勢力に追われ逃げていた王様と出逢います。敵勢力から王様を救い出し、下僕から士族の地位をもらいました。ここから信の将軍へと成長していく物語が始まります。数々の戦を命懸けで戦い抜き、ときには大切な仲間を失うこともありました。倒した敵の思いも倒れた仲間の思いも背負って信は前に前に進みます。信の周りにはたくさんの仲間で溢れ、次第に信の名は中華に知れ渡るようになります。目的は中華の統一。王様と信の夢を叶えるため信は王様の矛となり戦い続けます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語は歴史に沿って進んでいきますが、春秋戦国時代の資料というものはかなり少なく、作者の想像で大半が描かれますがそれがキングダムの魅力の1つです。作者の原先生は原稿を書いている途中にキャラクターに感情移入して泣きながら執筆されることもあります。そんなふうにして描かれた物語は激動と感動の連続です。読者の想像を簡単に超えていく怒涛の展開、主人公だけでなく仲間や敵キャラクターまでキャラが立っておりファンがついています。読めば読むほど面白い漫画です。

レビュー③

どんな話ですか? 時は紀元前3世紀、古代中国の春秋戦国。

秦という国に、ある男がいた。

彼の名は政。

後の始皇帝である。

500年続く戦乱の世を終わらすため、中華統一という偉業を成し遂げる夢をえがく。

そして、その夢を実現すべく政の剣となるのがこの漫画の主人公である信という少年だ。

彼は戦争孤児で下僕であった。

下僕というみでありながら「将軍」になるという夢を叶えるため、自信もまた戦の舞台にたつ。

そんな、信と政を中心に描かれたストーリーである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 信が将軍になるという夢を描くストーリーなのに、まず1巻の1ページ目に将軍になった信を描いている。

結果を先に描いても、そこまでのプロセスや人間模様を細かく描写しているのでハラハラしながら読める。

また、登場人物がヒトクセある者が多い。

しかし、全員を好きになれるくらいキャラクターが人間味溢れている。

そして、女性も男性も楽しく読めるというのが大きい。

性別の垣根を越えて、幅広い年齢層が楽しめる漫画になっている。

レビュー④

どんな話ですか? 物語の舞台は古代中国の春秋戦国時代で、下僕だった主人公が大将にまで成長するストーリーです。

主人公はその下僕ですが、秦の始皇帝が成長するストーリーにもなっており、実際の歴史がモデルになっております。

下僕からスタートした主人公がさまざまな戦を通じて、成長し、仲間が増えていく過程は読んでいて楽しいです。

1巻目で主人公の相棒的存在が死亡するのも衝撃的でした。

個性溢れるキャラクターがたくさん登場するので、そちらも見ごたえがあると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ほとんどが戦いの描写が多く、話の展開が早いので飽きることなく読み進めることができます。あと個性溢れるキャラクターが多いのでキャラクターに愛着が沸いたりもします。

しかし、戦いの最中にそのキャラが絶体絶命なったりして、ハラハラドキドキが止まらないです。

キャラクターが死亡するシーンも多く、感情移入することも多々あります。

そして、その敵討ちをしたときの爽快感といったら、何とも言えないものがあります。

戦いの描写で残酷なシーンがありますので、グロテスクが苦手な人はあまり良くないかもしれません。

レビュー⑤

どんな話ですか? 中国春秋時代。下僕として育ちながらもいつの日か戦場へ出て天下の大将軍になること

を夢見て日々切磋琢磨し剣の腕を磨き続ける信と漂という二人の少年。

ある日、少年たちが住む集落を偶然通りかかった貴族の出の昌文君。

子供にしてはあまりに過激な稽古に目を見張り、思わず声をかける。

千を超える対戦を経てきたという彼らに、半信半疑ながらも興味を持ち、

話を聞いていると漂のある特徴に気付いた昌文堂は、改めて二人の元を訪れ、

漂だけを王宮で預かると言い出す。

一人取り残された信のもとにある晩、現れた傷だらけの漂。

ある場所へ向かえという言葉を残し、腕の中でで息絶えた漂の仇を打つため

賊を追い、向かった先にいたのは漂と瓜二つの姿をしたこの国の王を名乗る少年。

このか弱い王を助け、手柄を立て、漂との約束であった天下の大将軍になることを

誓った信が戦場に向かい、絶体絶命の危機を仲間と共に乗り越えながら成長してく姿と、

幼い秦国の王、嬴政が始皇帝になるまでを描く壮大な中国史ストーリー。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ある程度史実に沿っていて臨場感があるし勉強になる。

展開が早くて一巻を読んだら最新刊まで辞められる人いないと思います。

キャラクターや、ストーリーの構成もすごく綿密で、「こいつ大物だな」とか

「これあとで絶対重要になるな」というような期待感が常に満載です。

どうでもいいキャラにもそれっぽい名前が細かく付いているのも面白いです。

作中の人物の話し方などが現代風にアジャストされているところもいいですね。

「マジ」とか「うちら」といった表現がコミックとしての読みやすさを引き上げてます。

ホントに無理!っていう展開をきちんとした理屈で最後には勝利を収める飛信隊の

戦いと、そこに織り交ぜられた史実が魅力です。

レビュー⑥

どんな話ですか? 中国を統一した秦の始皇帝の実話を元にした戦国時代の物語。下僕に生まれた貧しい少年「信(しん)」が、のちの秦の始皇帝となる中華の大王「嬴政(えいせい)」と出会い、天下の大将軍を目指し、数々の困難を乗り越え大爆進!馬鹿正直なほどに真っ直ぐで、でも戦いの才能だけはピカイチの信が仲間を増やしながら成長していくという、少年漫画の王道ストーリーでありながら、壮大な舞台設定や多くの魅力的な登場人物たち、ぐいぐい引き込まれるストーリー展開で、読み始めたら止まりません!
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく、面白さが桁外れ!

中国の歴史に対する興味ゼロ、漫画もあまり読まない私が、たまたま友達が貸してくれたので暇つぶしに第1巻を読んでみたら、一気にはまってしまいました!

そして5巻、10巻と読み進めていくうちにさらに面白くなってどんどん引き込まれ、すっかり大ファンになって結局1巻から最新刊まで、迷わず全巻購入してしまいました!中国の歴史に興味ゼロの私がこうなんだから、興味ある人は絶対に読まないとダメです!

手元において、何度でも読み返したい、読めてしまえる漫画です。

主人公の信と嬴政の、目標に向かう熱い想いと行動力、どんなに大きな困難にも諦めない、折れない心の強さに圧倒されまくりです。

数々の魅力的なキャラがまた良い!渋いキャラ、カッコいいキャラ、面白いキャラ!

出会いと別れにも、いちいち心を大きく揺さぶられて、読みながら何度号泣したかわかりません。ティッシュの用意必須です!

目標に向かって突き進む信と嬴政の姿に読んでいるこちらも激しく揺さぶられ、自分の中からも熱い思いが湧き出てきます。

元気のない時にも、もう一度立ち上がるエネルギーをくれる漫画です。

封神演義 藤崎竜 集英社

封神演義 藤崎竜 集英社

 

アマゾン商品紹介 紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける! 殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?
レビュー
どんな話ですか? 3000年以上昔の古代中国。賢君・紂王は仙女・妲己の妖しい術に惑わされ、彼女を皇后に迎え入れた。そして妲己に操られた王は、悪政で民を苦しめていた。その都の遥か上空に浮かぶ仙人界・崑崙山で日々修行(?)に励む太公望は、教主・原始天尊の命を受け、『封神計画』の実行を始める。悪しき仙人を神界に閉じ込め、革命により新しい王朝を作るための『封神計画』。妲己の真の目的とは?策士・太公望は無事封神計画を成し遂げることが出来るのか?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公・太公望の飄々とした立ち回りや、独特の絵柄、魅力的なキャラクター達で、過去に一大ブームを巻き起こした作品なので、当然面白くない訳がない。少年(だった人)なら誰が読んでも間違いなく楽しめるし、(腐)女子も絶対に楽しめる作品。
古代中国が舞台かと思いきや、まさかそういう話だったの!?と驚くような展開も魅力。とにかく読むべき。

史記 横山光輝 (著) 小学館

史記 横山光輝 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 あ らすじ/幼少時から天才の誉れ高かった司馬遷。その才能は誰もが認めるものであっ たが、漢の官僚となってからは、長く不遇の時代が続いた。しかも彼の才覚がようや く認められつつあった頃、その身に悲劇が起こる。武帝の逆鱗に触れ、男根を切り取 られるという屈辱的な刑罰”宮刑”に処せられてしまったのだ。だが”過去の歴史を 後世に残さなければならない”という、尊敬する父の遺志を継ぐべく、司馬遷は発 奮。武帝も刑は与えたものの、彼の才能を高く評価していたので、司馬遷のために 「中書令」という新しい役職を作る。司馬遷は、宮廷の書を自由に見ることのできる この役職をフルに利用し、歴史書の執筆に取り組み、約10年の歳月ののち、全130巻 にも及ぶ歴史書を書き上げた。彼が命を懸けて記した一大歴史書『史記』は、こうし て完成したのである…(第1話)。●本巻の特徴/中国、前漢の歴史家・司馬遷は、 波瀾の半生を経たのち、父・司馬談の遺志を継いで『史記』を完成させた。壮大な物 語は、この第1巻から始まる。「司馬遷」、「名宰相・管仲」ほか、全5話を収録。 ●その他の登場人物/司馬談、武帝、李陵(第1話)、鮑叔、桓公(第2話)、献公 (第3話)、恵公[夷吾](第4話)、平王、孫武(第5話)●本巻に登場する故事 成語・諺・歴史用語など/封禅の儀式、陰暦、宮刑(第1話)、管鮑の交わり(第2 話)、覇者(第4話)、日暮れて遠し、屍に鞭打つ(第5話)
どんな話ですか? 古代中国前漢時代、司波遷が記した歴史書“史記”を元に故横山光輝先生が漫画化した作品です。

舞台は古代中国で、紀元前の戦国春秋時代から前漢過ぎぐらいまでの時代を描いています。

ストーリーを一本の線で繋いでいるのではなく、当時活躍した人を掘り下げて紹介するという形で描かれています。

例えばある章では孫臏が主人公となり、撤退時に竈の数を減らして敵将・龐涓を深入りさせて勝利したり。

ある章では呉越同舟の語源となった呉と越の戦いを描いたり。

今でも普通に使われる言葉の語源となった故事を紹介してくれたりしています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 普段私達が日常的に使っている言葉の元となった故事を知ることが出来るのでオススメしたいです。

例えば”一攫千金”という言葉があり、これは今でも使われています。

最近出来た言葉のように思うでしょうが、実は今から2000年以上昔の故事が元になっているのです。

また麻雀では役満、つまり最高の役である”国士無双”。

こちらも古代中国がルーツとなっています。

漢の大元帥・韓信が国に二人といない人物だ!と評価された時に用いられた言葉なんですよね。

ではどうやってその評価を得たか?という事も史記を読めばわかります。

過去の偉人達の生き様を参考にして役立ててもらえればと思います。

どんな人に読んでもらいたいですか? 歴史漫画ですので、歴史に興味のある人にオススメしたいです。

特に三国志好きには強くオススメしたいですね。

というのも三国志の諸葛孔明は北伐で撤退戦を行う際、竈を増やしながら軍を退きました。

敵である司馬懿は竈の数が増えている=敵兵が増えていると考えました。

追撃は有利とはいえ、大軍相手ならこちらも相応の被害を被る・・と考えて司馬懿は追撃をやめたんですよね。

諸葛孔明は孫濱が龐涓に勝利した故事を応用し、不利な撤退戦を無傷で成し遂げました。

史記の内容を知っていると、諸葛孔明はこれを参考にしたのか!等がわかってより面白く感じられると思います。

ですので三国志好きには強くオススメしたいです。

読んだことによるエピソード 鶏鳴狗盗のエピソードが参考になりました。

一見どうでもよい能力に感じても、場を与えれば輝くと気づけました。

ふしぎ遊戯 渡瀬悠宇 (著) 小学館

ふしぎ遊戯 渡瀬悠宇 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中学3年生の夕城美朱(みあか)は現在、花の受験生。女手ひとつで育ててくれた母親の期待に応えるために、超難関進学校の城南学院を目指して猛勉強の毎日を送っていた。ある日、美朱は親友の唯と受験勉強をしていた図書館で“四神天地書”という古い本を見つけた。この本を読み終わると、本の主人公と同じように朱雀(すざく)の力を手に入れて、望みがかなうという。その本を開いてしまった2人は、本の中に吸い込まれてしまった。本の世界でさらわれそうになった2人。あぶないところを鬼宿(たまほめ)という額に“鬼”と書かれた青年に助けてもらう。なんとか本から出られた2人だが、本のことが気になって…!? ●収録作品 ふしぎ遊戯

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の中学生の美朱が「四神天地書」という本に吸い込まれる。

本の世界の中で朱雀の巫女となり、7人の仲間を集めながら世界を救っていく。

ストーリーの中で本の中の美朱を現実世界に戻す為に、親友の唯も入れ違いで本の中の吸い込まれる。

唯は美朱と敵対する青龍の巫女になってしまう。

美朱は自分の代わりに吸い込まれた唯を助け出そうと再び本の中に入り、仲間の朱雀七星士と唯を取り戻す旅を始める。

その旅の中で朱雀七星士の1人の鬼宿と両思いになるが、彼は本の中の人であり、現実世界を知っている美朱は2人のゆく末を悩み葛藤する。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分が小学校高学年から読み始めて、何度も読み返した漫画です。

主人公が中学生にも関わらず様々な困難に前向きに立ち向かっていく姿は、思春期の自分に勇気を貰えました。

私はどんな困難でも挑むよ!と敵の七星士を奮い立たせた美朱はとてもかっこ良かった。

他にも胸を打つシーンや涙無しでは読めないシーンが盛りだくさんです。

キャラクターも個性的で、今ではよくある設定かもしれませんが、この漫画が原点と言っても過言ではないと思います。

少女漫画ですが、少年漫画の様なアクションシーンも多く、男女共に楽しめる作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 高校受験を控えている明るく食いしん坊の美朱。毎日勉強に追われ、親友である唯と一緒に受験勉強のため行った図書館にて関係者以外入れない部屋に入ってしまった二人は、四神天地書という本を偶然見つける。二人は本を手にとり開いた瞬間、本の中へ吸い込まれてしまう。

本の中の異世界へ来てしまった二人だが、そこへ現れたのが額に鬼の字を持つ鬼宿という青年。

そこは朱雀、青龍、玄武、白虎を守護神とし四つの国のある異世界。異世界から来た少女は巫女になり神獣を呼びだす事が出来、願いを3つ叶えてくれるという。現実世界へ帰れなくなってしまった美朱は、朱雀の巫女になり、願いを叶えるため朱雀七星士を探す旅に出る。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私の中で名作中の名作で、初めて読んだのは中学生の頃でしたが大人になった今でも泣いてしまいます。

女性でも男性でも楽しめる作品ではないでしょうか。恋愛漫画ですが、少女漫画とは思えないクオリティのアクションシーンもあり、20年ほど前の作品ですが男性読者も多いようで、少女漫画なのでキュンキュンしてしまうシーンも盛りだくさんで恋愛的要素を求めてる女性にもおすすめですが、私がこの作品を強くおすすめしたいのは、中学生の少女が現実が嫌になり異世界に・・・という点で、これは大人でも当てはまる事で、序盤から共感して作品に入り込める事です。

少女が未来のため親友のため幸せになるために、周りの人に助けられながら前へ進んでいく姿は応援したくなり、また頑張って生きて行こうと思える作品です。

ただの少女漫画、と思わず一度読んで頂きたいです。