マイ・ブロークン・マリコ 平庫 ワカ (著) KADOKAWA

マイ・ブロークン・マリコ 平庫 ワカ (著) KADOKAWA

 

 

コミックシーモアで立ち読み

出典:マイ・ブロークン・マリコ

 

アマゾン商品紹介 あたしは骨になったマリコと、最初で最後の旅に出た。柄の悪いOLのシイノは、彼女の死を知りある行動を決意した。女同士の魂の結びつきを描く鮮烈なロマンシスストーリー!

 

 

レビュー①

どんな話ですか? 親友・マリコの突然の自殺を受け、彼女を虐待していた父親のもとから遺骨を奪って逃げたガサツな女性・シイナ。
生前マリコと交わした海に行こうという約束を果たすため、深夜バスに乗って辿り着いた先は鄙びた港町。
逃避行の道中、シイナが回想するのは中学時代から現在に至るまで、マリコと過ごした日々の断片だった。
子供の頃から続く父親の激しい虐待、追い討ちをかけるような母親の家出すら自分のせいだと責め続け、遂に精神を病んでしまったマリコに何もしてやれなかったと悔やむシイナ。
成人後も虐待のトラウマから逃げきれず、父親と同じようなクズ男ばかりに依存していたマリコを重荷に感じていたシイナだが……。
女同士の究極の友情ロマンシスを描いた、鮮烈なストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? マリコとシイナ、共依存ともとれる究極の女の友情がただただ切なく痛々しくて泣けてきます。
虐待のトラウマに苦しみ、父親と同じようなクズばかり好きになっていたマリコの、唯一の心の支えだったシイナ。
マリコを救えなかった彼女の心の叫びが、読者にざくざく突き刺さります。
リアルで生々しい表情や言葉を叩き付けてくるようなエモーショナルな演出には衝撃を受けること間違いなし。
言葉選びも尖っていて、たった一人の親友を救えなかった、ただ一人遺されてしまったシイナの絶望感や喪失感が印象に焼き付きます。
崩壊家庭、虐待、メンヘラ、自殺と扱うテーマは重いですが、ただ後味が悪いだけに終わらずラストに希望が仄見えるのもよかったです。
読後感は重いですが、マリコとシイナの心が通じ合ってたいたとわかって救われます。

 

レビュー②

どんな話ですか?  親友の遺骨を抱えて旅に出るOLの話です。

主人公のOLシイノには、幼いころからマリコという親友がいました。物語はそのマリコが自殺したニュースを、シイノが偶然ラーメン屋のテレビで目にするところから始まります。

マリコの父親は酒癖が悪く、幼かったマリコに暴力をふるい、高校生のマリコを強姦し、マリコの母親は家からいなくなりました。シイノはそんなマリコの家庭の問題を感じながらも、ただ親友であり続けることしかできませんでした。

そこで突然起きてしまったマリコの死。シイノは今度こそ自分がマリコを救いたいという気持ちで、マリコの父親からマリコの遺骨を奪います。どうして自分に何も言わず死んでしまったのか、マリコは何を考えていたのか、旅の道中、シイノは自分が生きているうちにマリコを救えなかったことに苦しみます。

マリコの遺骨を海にまき、旅から帰ってきたシイノは、マリコからの最後の手紙を受け取ります。

なぜその漫画をオススメしたいですか?  主人公のシイノは、死んでしまったマリコのために必死になってマリコの父親から遺骨を奪います。そして仕事も無断欠勤して、マリコの遺骨と旅に出る。シイノを突き動かすのは、生きているうちにマリコを助けてやれなかった自責の念と後悔です。そんなシイノの姿から、大切な人はいつか死んでしまうのだということ、そして死んでしまったら、もうどんなに悔やんでも戻ってはこないことに気づかされます。シイノとマリコの関係から、この漫画が自分の周りの大切な人たちとの関係を考えるきっかけになると思うのでオススメしたいです。

 

レビュー③

どんな話ですか? 女性同士の関係を描いたヒューマンドラマ系漫画です。主人公であるOLのシイノは、ある日のニュースで親友のマリコが自殺したことを知ります。突然の訃報に混乱しながらも、マリコが父親から虐待を受けていたことを知っているシイノは、彼女の家で父親と戦い、マリコの遺骨を奪います。そして、かつてマリコが行ってみたいと話していた、まりがおか岬を、一人で目指します。シイノはガラが悪く、中学生の時からタバコを吸うような少女で、マリコは母親が出て行ってしまい、父親には虐待されている少女。マリコは、シイノに恋人ができたら死んでやる、とまだシイノに恋人がいないうちからリストカットをするような女の子ですが、シイノはそういった部分を面倒くさいと思っていたのでした。けれど、遺骨になったマリコを抱いて旅をするうち、だんだんと綺麗な思い出だけがよみがえってきて、シイノは泣くのでした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 友情漫画のような、ラブロマンスのような、重厚なヒューマンドラマです。シイノの家庭事情は明言されていませんが、一言「(親が)離婚した」というセリフがあり、いわゆる非行少女でもあるので、なんとなく家庭環境が透けて見えます。明言せず読者に想像させるような描写が、依存ともいえるマリコとの関係を納得させるもので、思わず唸りました。被虐待児にありがちな、私なんかを好きになってくれるなら誰でも良いと言いきってしまうマリコの姿は、ぞっとするほどの美しさを感じました。絵がうまい、というだけでなく、オーラや雰囲気が、セリフやちょっとした仕草の描き方で出ています。余韻を残したラストシーンも好きで、いろいろと想像が広がります。読んでいるうちに、だんだん息苦しくなるような、焦燥感に駆られるような、そんな漫画です。

ARAGO 新井 隆広 (著) 小学館

ARAGO 新井 隆広 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 幼い頃、怪物パッチマンに両親を殺された双子の兄弟ユアンとアラゴ。
優等生の兄ユアンはスコットランドヤードの刑事となり、
弟のアラゴは1人でパッチマンへの復讐を誓っていた……
双子の軌跡が交わる時、魔都ロンドンに血の雨が降る……
『ダレン・シャン』の新井隆広が挑む新境地!
ロンドンを舞台にした超感覚ポリスサスペンス、ここに始動!!

レビュー

どんな話ですか? 子供の頃に遭遇したツギハギの怪物、通称パッチマンに両親を惨殺された双子の兄弟ユアンとアラゴ。
時を経て兄ユアンはエリート捜査官になるが、片割れのアラゴはパッチマンへの復讐を誓い1人で戦っていた。
数年ぶりに再会した二人の前に、パッチマンの魔の手が迫る。
アラゴは奮闘の結果パッチマンを倒すも代償として最愛の兄を失い、右腕に不思議な力「ブリューナク」を宿すことになる。
やがて亡き兄の跡を継いで不良刑事となったアラゴは、パッチマンから奪い取った力を使い、ロンドンを脅かす怪異を駆逐していく。
魔都ロンドンを舞台に神秘とスリルが交錯する新感覚ポリスストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? グレムリンや狼男など、イギリスの伝承でお馴染みの妖精や怪物がたくさん登場するので、神話やオカルト系のエピソード好きにはたまりません。
一方で刑事ものの定石を踏まえたバディものとしても読みごたえあります。
主人公のアラゴは喧嘩っ早く向こう見ずな性格ですが、やんちゃな所が可愛いです。
彼とバディを組むベテラン刑事も、青臭い若者を見守る導き手として渋い存在感を放っており、中年と青年の凸凹コンビに萌えて燃えます。
ダイナミックなアクションシーンも少年漫画らしい迫力があります。
主人公アラゴをはじめ、敵味方がそれぞれ固有の能力を持っているため、異能バトルとして絵的な派手さに訴える演出が見ものです。
ユアンとアラゴの泣ける兄弟愛、ライバル・セスとアラゴの関係性など、女性読者の心をぐっと掴むエピソードも多いです。

嘘喰い 迫稔雄 (著) 集英社

嘘喰い 迫稔雄 (著) 集英社

レビュー①

アマゾン商品紹介 遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?
どんな話ですか? あらゆる賭博を取り仕切る秘密組織「賭郎」。伝説のギャンブラー斑目貘は、賭郎の長の座を奪う勝負「屋形越え」に挑戦するべく、様々な強敵に挑んでいく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・出てくるギャンブラーたちは常人にはわからない異様な価値観の持ち主。勝つためには死をも厭わない戦いぶりは非常にスリリングです。・立会人(賭郎から派遣され、賭博を取り仕切る人)の存在も大きな魅力の一つです。強い個性と生き様があり、一人一人がかっこいいです。・ゲームの多くは、ババ抜きやポーカーなど誰もが知るものがベースになっていますが、アレンジが加えられることによって緻密な頭脳戦になっています。・ギャンブル漫画には珍しく、激しい格闘シーンがあります。迫力があり、ギャンブル要素と並ぶ見どころです。※最初の数巻は普通ですが、途中から面白くなります。
どんな人に読んでもらいたいですか? ギャンブルのスリルを味わいたい人 バイオレンス描写が好きな人
読んだことによるエピソード 特になし

 

レビュー②

アマゾン商品紹介 遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?
どんな話ですか? 天才ギャンブラーの班目獏が自身の目的を達成するためにギャンブルバトルをこなしていく漫画である。ギャンブルを公正に行われるよう取り仕切る賭朗という組織や国際的な犯罪組織アイデアル、警察など多くの組織や日本、さらには世界を巻き込みながら様々な勝負が展開される。頭脳を使ったギャンブルシーンだけでなく力と力がぶつかり合う格闘シーンやアクションシーン、さらにはシュールで笑える場面も多く様々な要素が楽しめる漫画である。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 様々な駆け引きや騙し合いが入り混じるギャンブルバトルと互いが死力を尽くして争う格闘バトルのバランスが絶妙で、読んでいて飽きない作品である。特にギャンブルのレベルが高く、終盤に行われる「エア・ポーカー」はギャンブル漫画の最高傑作と呼ぶ人も少なくない名勝負だ。あらゆる場面に伏線が張られており、思わず読み返してしまう中毒性がある。絵が非常に上手いこともこの漫画をオススメする一因であり、ギャンブル勝負が決する名場面や暴力によるバトルの迫力がすさまじく、見ごたえのあるものになっている。魅力的なキャラクターが多いのも心惹かれる点であり主人公である天才ギャンブラー班目獏はもちろん、もう一人の主人公兼常人枠の梶隆臣の成長もこの漫画の見どころである。さらには賭朗や敵キャラクターも個性が強く、読んでいてつい応援してしまう推しキャラができてしまうこと間違いなしである。
どんな人に読んでもらいたいですか? 昨今多くなってきたデスゲームやギャンブル漫画が好きな人、もしくはそのような作品に飽きてきた人にも読んでほしい作品である。ギャンブルだけでなく格闘、アクション、ギャグシーンもレベルが高いため、これらの要素が好きな人にお勧めしたい。伏線や叙述トリックが非常に多く後半のどんでん返しも珍しいものではないため、頭を使いながら漫画を読みたい人、または逆転劇が好きな人にも是非読んでもらいたい。
読んだことによるエピソード 特になし

 

レビュー③

アマゾン商品紹介 遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?
どんな話ですか? うだつのあがらない借金まみれの青年・梶は、ひょんなことで伝説のギャンブラー・班目獏と知り合い、獏と一緒に過ごす中で、あらゆる賭博を取り仕切り強大な力を持つ秘密組織「賭郎」と関わっていく。
「嘘喰い」班目獏を中心とした、キャラクターたちの巧妙な心理バトルや、その駆け引きに伴う格闘・物理バトル、陰謀等が入り交ざる壮大なエンターテイメント作品!
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作中の駆け引き・トリックの内容が巧妙で、前に戻って読み返したりよく考えながら読んだりしないとわからない!けど面白い…獏さんは主人公だから絶対勝ってくれるよね!?と思いきやものすごい絶望顔をしていたり、それすらも駆け引きだったり…とにかく先が読めなくて面白い!最初ショボかった梶もどんどん成長してかっこよくなる。細かく描き込まれたリアルタッチな絵柄の作品なので、絵がうまい漫画が好き!という人にもおすすめ。
どんな人に読んでもらいたいですか? ギャンブルもの作品が好きな人、格闘バトル作品が好きな人、心理戦や推理ものが読みたい人、スリリングなドキドキ感を味わいたい人、リアルな絵柄の漫画が好きな人
読んだことによるエピソード 特になし

『トッキュー!!』 小森陽一 (著), 久保ミツロウ (著)  講談社

『トッキュー!!』 小森陽一 (著), 久保ミツロウ (著)  講談社

アマゾン商品紹介 幼い頃に亡くした漁師の父親の言葉から、人命救助を志す新米潜水士の神林兵悟(かんばやし・ひょうご)。配属から4か月、ついに本物の海難に遭遇する! まっすぐ立っていられないほど荒れた海、見えない目標、ダメかと思ったその時、兵悟は潜水士の最高峰「特殊救難隊」のレスキューを目撃する!!

レビュー①

どんな話ですか? 海上保安庁第三管区海上保安本部羽田特殊救難基地がモデルになっている。新人海上保安官の兵悟は、救助を求める人がいれば自分の命も顧みず飛び出して行くようなまっすぐな性格。ある日、海難で転覆しそうな船を発見するが、渦が酷く助けにいけず、無力さを感じる。もうダメかと思われた瞬間、トッキュー第3隊の隊員達が現れ、目にも留まらぬ早さで救助完了してしまう。その姿に憧れた兵悟は、トッキューに志願し、厳しい訓練や様々な海難に立ち向かってゆく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・『海猿』の小森陽一さん原作の海難救助もの。・入念に取材して描かれている上、絵が上手く迫力があるので、レスキューの厳しさや恐ろしさがよく伝わります。・少年漫画らしい明るく前向きな主人公と、命がけで任務にあたる熱い仲間たちの物語です。・シリアスに寄りすぎず、ギャグ多めで楽しいです。

レビュー②

どんな話ですか? 海上保安庁の特殊救難隊、通称トッキューを目指す青年の物語。海上保安庁第三管区海上保安本部羽田特殊救難基地をモデルとしている。海上保安庁、海難事故、レスキュー、すべてがリアルで真に迫る。過酷な救助現場に何度も遭遇し、挫けそうになったり、くじけたりしながらも、その度に立ち上がりまた現場へ向かう。帆船事故、氷結した湖での事故ななど、実際あった事故を元に描かれる。原作は「海猿」の小森陽一、漫画はこの作品の後、「モテキ」でブレイクする久保ミツロウ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? トッキュー隊のかっこよさと命を救う気持ちの強さに力をもらいました。出てくる男たち(女たちも)がとにかく強くて頼りになる。こんな上司、先輩、後輩がいたらと憧れる。作者の久保ミツロウは日本でもトップクラスにキャラクターを描くのが上手いと思う。そんな作家が何日もトッキュー基地に泊まり込みで取材をして(おまけ漫画に描いてあります)、リアルな描写を追求したのだから面白くないわけがない。泣けるし笑えるし、自信を持って薦められる。

ピンポン 松本大洋 (著) 小学館

ピンポン 松本大洋 (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 月本(通称・スマイル)と星野(通称・ペコ)とは幼馴染み。小学生時代に駅前の卓球場タムラでラケットを握っていた頃からの仲だ。天才肌の星野はいつも好き勝手やり放題。今日も部活をさぼっていた。先輩たちに「星野を部活に連れてこい」と命令される月本だったが・・・

レビュー①

どんな話ですか? 幼い頃、天才卓球少年として周りからもてはやされていた主人公星野裕(ペコ)は、高校生になっても過去の栄光に浸り、練習をおろそかにして実力を伸ばせずにいました。その一方、もともと才能があるが内気な性格のせいで前に出てこなかった月本誠(スマイル)は、優秀な指導者に目をつけられ、メキメキと腕を上げていました。そして夏のインターハイ。ペコは格下だったアクマに負けてしまい、そのアクマにスマイルが圧倒的勝利をおさめた事実を前にラケットを投げ出してしまいます。卓球から遠ざかったペコでしたが、戦友・アクマに「卓球が好きなんだろ」と諭され、猛練習の末に再びインターハイへ挑むのでした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語後半における主人公ペコの成長スピードが爽快です。また、そこまでのベコとスマイルの関係性を見た上では、スマイルとの試合の卓上にピンポン玉が行き交う描写に感動を覚えること間違いなしです。

レビュー②

どんな話ですか? 自由で気まま、みんなに憧れられる天才卓球少年の「ペコ」と、真逆の性格で根暗で無気力、いじめられっ子の「スマイル」とのダブル主人公のマイルドなスポ根!?群像卓球漫画!

小学生の頃のペコは地元の卓球クラブ「タムラ」で腕を鳴らし、周辺で開催される少年卓球大会のタイトルを総なめにしていた。天才的卓球センスでみんなの憧れのヒーローだった。

ある日いじめられっ子のスマイルを助けて卓球に誘う。

その時初めて卓球に出会ったスマイルは何か自分の中で変化を感じ、それからずっとペコと共に卓球を続けてゆく。

そしていつしか二人の力のバランスが崩れ始める。。。

今までにない漫画の切り口で独特の世界観を展開する、松本大洋氏を一気に世間に知らしめた代表作。

実写版の映画にもなりました(マンションからキメキメで飛び降りた窪塚洋介主演)!

僕が推察するに、原作のなかで主人公のペコが『 I can fly !!』と叫び川に飛び込む名シーンがあるのですが、ペコって本当に衝動的で人の目なんて全く気にしないちょっとぶっ飛んだ性格なのですが、それが読者にはサイコーにROCKでCOOL!!なんですよね!

なんか窪塚さんも感受性豊かな方なので、ペコみたいに飛んじゃったのかな!?と思いました。

そんなこんなで、なんせ一気に読めちゃう漫画です!

ストーリーと画面構成が斬新すぎる!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 人物描写、キャラクター背景、ストーリー、画面構成など全てにおいて丁寧で優しく「卓球」というイメージが180度変わるぐらい(でも多分そこのところはあまり作者は意識していないかも)衝撃的な漫画でした。

やはり昨今も人気の出る漫画はバトルものやゲームになりそうな派手派手しい切り口が多い中(もちろんそういう漫画も好き!)、一切そういうものは無し!手塚治虫を彷彿させるような流暢なストーリーと映画のような極端なコマ割と画面構成!

これから後にもきっと一つの金字塔として、漫画史に語り継がれていくだろうと思われるからです。

レビュー③

どんな話ですか? 卓球が大好きでただひたすらに自由な高校生「ペコ」と、笑わない親友「スマイル」。

二人が入学した片瀬高校の卓球部は弱小だが、ペコとスマイルは卓球部に入部。

卓球の腕はもちろんペコが一番!

と思いきや、その後スマイルがメキメキと頭角を表していく。

やがてはインターハイ常連校の海王学園にも差し迫る勢いである。

自分の卓球の弱さに落ち込みやさぐれてしまうペコだが、卓球が楽しく大好きな気持ちは誰にも負けず、

1から練習し直し、その才能を発揮していく。

ペコ、スマイル、海王学園のエース「ドラゴン」、古豪 辻堂学院の留学生「チャイナ」、

インターハイ予選県大会でついに激突する!!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は正直に言うと、卓球部でも無いですし、ルールも大して知らない人間です。

どちらかと言うと卓球は苦手(ラケットに当たるとボールがホームランになるレベル)で、卓球をしていて楽しいと思えない人間です。

ただし、このピンポンを読むと、その臨場感から自分が本当に卓球をしている様な感覚になり、読み終える頃には卓球がしたくてしたくてたまらなくなるのです。(もちろんホームランになりますが)

卓球をしている彼らの姿を見ることももちろん、彼ら高校生、先生、卓球道場の先生たちの人間ドラマや、

「この星の一等賞になりたいの卓球で俺は」「I can FLY !!!」「僕の血は鉄の味がする!」などの独特なセリフに魅力があり、

皆さんに読んで欲しいと思います。

NEEDLESS  今井神 (著) 集英社

NEEDLESS  今井神 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 第三次大戦後、戦災で長大な壁に囲まれる隔離地帯と化した東京に暗躍する謎の巨大企業・シメオン。彼らは『ニードレス』と呼ばれる特殊能力者たちを操り、抵抗勢力を一掃する。生き延びた抵抗勢力の少年クルスは逃走中、黒ずくめの暴力神父・ブレイドと遭遇! そして、ブレイドもまた驚異的な力を持つ『ニードレス』であった!! シメオンの追手とブレイドの死闘が始まる!!
どんな話ですか? 第三次大戦後、長大な壁に囲まれ隔離地帯と化したブラックスポットと呼ばれる東京では、『ニードレス』と呼ばれる超能力者たちが生まれ戦いを操り広げていた。巨大企業シメオンの総帥でありニードレスのアダム・アークライトは配下のニードレスを率いてブラックスポットの支配をもくろむ。
シメオンの抵抗勢力の少年クルスは逃走中に知り合った神父・ブレイドと行動を共にする。このブレイドが実はアークライトと同じく「キリストセカンド」のクローンを作る計画「アダム・プロジェクト」によって生み出された最強のニードレスだった。ストーリー進行につれて登場してくる仲間と共に、ブレイドとシメオンとの死闘が描かれている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 超能力バトルシーンは際立つ画力でとにかく迫力がある。
一方コメディパートとの両軸を主軸とした構成で物語は進行するため漫画内にはパンチラやギャグが多く存在し、本気で笑えるシーンもある。
主要な女性キャラはロリッぽくて可愛らしい。
また一部には推理要素も入っているため、推理物が好きな人にも楽しめると思う。
どんな人に読んでもらいたいですか? SFが好き、超能力に興味がある人、ロリータの可愛い女の子が好きな人、バトルアクションが好きな人、お笑いギャグが好きな人、推理小説が好きな人。
読んだことによるエピソード

 

トクサツガガガ  丹羽庭 (著) 小学館

トクサツガガガ  丹羽庭 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 隠れ「特撮オタク」OLコメディー!!

仲村さんは26才のOLさん。
職場では女子力が高いと見られているけど、
実は女死力滾る「特オタ(特撮オタク)」!

オタバレが怖くて、一人ぼっちでコソコソしながら生きてるよ。
人目につかないフィールドのカプセルトイを求めて街をさすらったり、
一人カラオケで“特ソン(特撮ソング)”歌いまくったり…
ヒーローの言葉を胸に、今日も進むよ「特オタ」道!

【編集担当からのおすすめ情報】
スピリッツ連載時より、
あるある、そうそう、分かる分かる…と
特撮ファン以外からも共感の嵐!!
ぼっちのオタク女子の生態、
ぜひお手にとってみてください!!

レビュー①

どんな話ですか? 特撮オタクのOLが周りにオタクであることを隠しながら、オタク生活を満喫している日常を描いたコメディ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 同じ特撮オタクならわかるわかる!と共感できることばかりで、好きなものがあるということは素敵だなって思わせてくれるから。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公は26歳のOL仲村叶。会社での評判も悪くない彼女は、女子力が高いどころか人を自宅に呼べないほどの隠れ特撮オタクです。
周囲と自分とのあまりのズレに、顔で笑って心は血涙を流しながら叫ぶ毎日だった叶にも、ふとしたきっかけでカミングアウトできる仲間が少しずつ集まりはじめることに。
特撮をめぐる叶の思いはやがて単なる趣味の共有を越え、自分の人生に過剰な干渉をしてくる母との対決や、大人びた悩みを抱える少年との絆にまで発展します。
人に決して器用なアプローチができるとはいえない叶はつまづいてばかり。そのたび脳内で手を差し延べてくれるのは、自分に大切なことを教えてくれた特撮ヒーローたちでした。
特殊技術を多用した幼児むけヒーロードラマ、いわゆる「特撮もの」を大人になっても卒業できず、こよなく愛するオタクたちを主人公に、人間社会の真理や万象(と格好つけても、要するにあるあるネタ)に触れながら、好きなものを声を大にして言えない肩身の狭さ、プチ生き辛さにスポットを当てた物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 毎回「巨大ロボ」や「名乗り」「シリーズものの歴史」など、断片的にクローズアップされる特撮については、単に知識が豊富になるだけでなく、あるあるネタを織り込みながらそれに携わる人々の思いがかなりリアルに伝わり、若干黄金パターン化されているとはいえ大きな魅力です。
単にオタク垂涎というだけでなく、「生き辛さを感じているのは、オタクに限ったことではない」とどんな読者にも刺さる普遍性を持った内容となっています。

 

 

金色のガッシュ!! 雷句誠 (著) クラーケンコミックス

金色のガッシュ!! 雷句誠 (著) クラーケンコミックス

アマゾン商品紹介 あの「金色のガッシュ!!」が完全版として登場!
雷句誠による表紙全巻描き下ろし、カラーページはカラーのまま鮮やかによみがえります。そして注目は描き下ろしとなるオマケの短編マンガ「ガッシュカフェ」。魔物の子供達が戦いを離れ、お茶を飲みながら語り合い、意外な一面を見せ合います。第1回は「ガッシュとゴフレ」がお客様。週刊少年サンデー2001年6号から、2008年4/5合併号まで連載。魔界の王を決めるため、100名の魔物の子供達が人間とコンビを組み、最後の1組になるまで戦う。ファンタジー系バトル漫画。

天才ゆえに妬まれ、友達のいなかった清麿と、素っ裸で清麿の部屋の窓を割って入ってきたガッシュ。二人が出会い、過酷な戦い、運命の中で共に助け合い、成長してゆく物語。第1巻はLEVEL1〜LEVEL19までを収録。

レビュー①

どんな話ですか? 100の魔物の子供が次期魔界の王を決めるために人間界で戦い、決着をつける
優しい王様になりたいガッシュのパートナーはマサチューセッツが認めた天才中学生、高嶺清麿と共に多くの仲間やライバルと出会い、争い、成長していく友情の物語
なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分が子供を持つようになったら是非読ませたい。
友情の大切さや絆の育み方、人間関係の構築を学ぶにはこれ以上ないと思います

レビュー②

どんな話ですか? 天才中学生・清麿の元に、ある日記憶を失った謎の少年、ガッシュ・ベルがやってくる。ガッシュは全ての記憶を失っており、その手掛かりになるのは彼が持っていた赤い本だけ。しかしその本の中身は謎の言語で書かれていた。ガッシュの登場をきっかけに、清麿の生活は一変。たくさんの出会いと別れを繰り返しながら、ガッシュの正体、そして、なぜガッシュが清麿の元に現れたのかに迫っていく。壮大な世界観と熱い友情、多彩なキャラクター達が織りなすストーリーは、時に涙を流してしまう程。少年マンガを語るなら、これを読まなきゃ始まらない。
なぜその漫画をオススメしたいですか? よくあるバトル系少年マンガかと思いきや、とんでもなく泣ける。とにかく熱い。この漫画を読んで、面白くなかったと言ってる奴を見たことがない。笑いあり、涙あり、全ての人に読んでほしい漫画。

レビュー③

どんな話ですか? 生まれつき天才で、何でもできてしまう主人公高嶺清麿。彼は天才が故に、中学の同級生や教師からは煙たがられており、ほとんど不登校のような生活を送っていた。

そんなある日に彼の元に魔物の少年ガッシュベルが赤い本と共に現れる。ガッシュベルは清麿の父親に頼まれて清麿の元にやってきたという。

それから清麿の前には、同じような赤い本を持った人間と魔物が次々に現れていく。実は魔界の次の王様を決める戦いとして、人間達が巻き込まれる形になっていた。

清麿はガッシュを魔界の王様にするために、日々戦っていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーは王道の少年マンガで、バトルシーン、感動シーン、ギャグシーンなどのバランスが非常によくできている。

特に感動シーンについては、本作を読んだことのある者に一番感動したシーンを聞いたら、間違いなく票が割れまくるほど、数え切れないくらい泣ける場面が多い。

人間と魔物、人間同士、魔物同士の関わりや絆、またそれぞれの成長がしっかりと丁寧に描かれており、感情移入もしやすい。

魅力的なキャラクターも多いため、読めば必ず好きになる。

うしおととら 藤田和日郎 (著) 小学館

うしおととら 藤田和日郎 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。うしおはヤツにとらと名づけた……。うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!
どんな話ですか? 古い古いお寺に住む主人公の潮。ある日たまたま見つけた地下室で、槍に刺された妖怪が潜んでいるのを発見しました。ところが地下室を開封した事で妖怪の妖気は同族を呼び寄せ、人間を襲い始めます。「わしならできるぜ」そんな誘いの声に乗ってしまい槍を引き抜いた潮は、すったもんだの末、件の妖怪に取り付かれてしまいました。
「隙を見せたらいつでも食ってやるからな」「きさまが先にくたばれよ!」でこぼこ妖怪退治コンビ、ここに結成です!
なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーも絵も当然良いのですが、なにより主役キャラ二人が抜群に良い。潮は年齢相応にやんちゃな子ですが、優しさと正義感も併せ持ち、でも他人の気持ちもちゃんと考えてあげられる素敵な少年です。相棒の妖怪”とら”は妖怪達が恐れおののくほどの強さを持っていますが、食欲より好奇心の方が勝りがちで、テレビに興味を示したり街を散策し始めたり「ネコか」と言いたくなるほどちょろちょろする姿が可愛いです。
そんな二人がタッグを組んで妖怪と戦う姿はまさに圧巻。バトルものが好きな方、相棒という関係に心引かれる方、少年漫画全般が好きな方にお薦めです。
どんな人に読んでもらいたいですか? バトル漫画が好きな人、相棒という単語に心引かれる人、王道の少年漫画が好きな人
読んだことによるエピソード 長い得物を見ると、赤い紐を結びたくなりました。

日々蝶々 森下suu (著)  集英社

日々蝶々 森下suu (著)  集英社

レビュー①

アマゾン商品紹介 学校一の美少女・すいれんが気になるのは硬派な空手男子・川澄。お互い気になるけどお互い異性が苦手な2人。純粋すぎて恋心にもまだ気づけない。ひらり、ふわりの恋物語がはじまります。
どんな話ですか? 学校一の美少女で「高嶺の花」と呼ばれ、子供の時から異性にも同性にも関心を持たれ続け、ほとんどしゃべらない無口な性格となってしまった柴石すいれん。そんなすいれんに他の男子とは違い唯一興味をしめさないような態度を見せる無口な空手バカ清澄。互いに気になりながらも異性が苦手な二人は、じれったいほどに一歩前進したり後退したりムズキュンな恋物語です。川澄に猛アタックする先輩・小春の出現やすいれんを見守る友人たちの恋模様も必見です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? まず柔らかなタッチの絵で主人公のすいれんや川澄の雰囲気が醸し出されていてどんどん読み進めたくなります。なかなか成就しない恋愛模様を応援したり、恋敵の小春の憎めない所など主人公以外の物語も面白いです。主人公たちが恋に奥手なので小さなことで喜んだり、悲しんだりする姿がむずがゆくも胸がキュンキュンします。また恋愛模様だけでなく学生時代の友人との絶妙なすれ違いや部活動の風景など青春時代が蘇って懐かしい気持ちにさせてくれる漫画です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 片想い中の人はなかなか思いを伝えられない主人公たちの気持ちが良く分かって共感しながら読むことができるのでおすすめです。また学生の物語なので20代以降の方は、甘酸っぱい青春時代を思い出しながら懐かしい気持ちになれるのでそんな人たちに読んで欲しいです。
読んだことによるエピソード 私は思っていることを言わずに我慢してしまう性格でしたが、「日々蝶々」を読んで言葉にしなければ相手には伝わらないと改めて感じ、少しずつですが相手に伝えていけるようになりました。

レビュー②

アマゾン商品紹介 学校一の美少女・すいれんが気になるのは硬派な空手男子・川澄。お互い気になるけどお互い異性が苦手な2人。純粋すぎて恋心にもまだ気づけない。ひらり、ふわりの恋物語がはじまります。
どんな話ですか? とってもきれいでかわいい見た目だが、人と話すのが苦手で自分の思いをうまく伝えられない主人公・すいれん。そんな彼女が初めて恋をしたのは眼鏡をかけた空手部の硬派な川澄。蝶々は自分の思いを伝えることができるのか……。もどかしさと胸キュンで読者を振り回すピュアラブストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とても絵がきれいなので、少女漫画好きの方にはきっとハマる作品だと思います。ほかの作品と違ってあまり主人公のセリフや心情の説明がないのですが、それがこの作品のいいところで、自分の感情をそのまま主人公の気持ちに当てこめることができます。ゆったりとしたストーリー展開なのも、すいれんと川澄の人間関係をリアルタイムでのぞき見しているような気分になれて、ときめけること間違いなしです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 王道な少女漫画が好きな人、キュンキュンしたい人、恋をしたい人、好きな人がいる人、きれいな絵の漫画を読みたい人
読んだことによるエピソード 特になし