エリアの騎士 伊賀大晃 (著), 月山可也 (著) 講談社

エリアの騎士 伊賀大晃 (著), 月山可也 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 憧れの兄・逢沢傑はU-15日本代表にして鎌倉学館サッカー部主将。その陰に隠れるどころか、あだ名は「ミスターノーゴール」の弟・逢沢駆は精神的に弱く、ストライカーとしての自信を失っていた。そんな二人を襲った交通事故が全てのはじまりだった。駆は兄の心臓を移植されることで一人生き残った駆は、一度はサッカーをやめることすら考えたが、兄が抱いていた世界を目指す強い意志を知り、再びストライカーの道を歩き出す決意を固めた!

U-15日本代表の10番にして鎌倉学館中学サッカー部主将・逢沢傑を兄に持つ駆は、過去の事故以来左足が使えず、サッカー部のマネージャーをしていた。ところが兄の指名により、突然紅白戦のメンバーに抜擢される! サッカーを愛する兄弟が織りなす、ドラマティック・サッカーストーリー!!

レビュー①

どんな話ですか? U-15日本代表の10番を背負う鎌倉学館中等部サッカー部逢沢傑は幼少期からずっと天才だった。そして、その弟である逢沢駆は兄を尊敬していた。駆は選手ではなく、マネージャーとして活動していたが、傑は弟が一番の自分の相方であると考えていた。

ある日、自転車で学校に行こうとしていた二人は交通事故にあってしまう。目が覚めると、駆は病院のベッドの上。

傑は助からず、その事実を聞いた駆は錯乱する。その後、かつての幼馴染である美島 奈々の説得により、駆はサッカー選手として復帰する。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語の序盤で天才であった兄を失くした弟が、サッカーを通じて立ち直っていく姿や成長していく姿が繊細に描写されていて、感情移入してしまうような構成になっています。

また、物語に登場する人物一人一人にそれぞれの物語があり、他の作品のように主人公のみがすごい!みたいな展開にはなりません。

また、サッカーの戦術などもしっかりと描かれており、気合いや根性だけではない、読んでいて納得するような場面も多いのが面白いところです。

レビュー②

どんな話ですか? 『週刊少年マガジン』にて連載されていた『エリアの騎士』は一時アニメ化も実現し、今でも根強い人気がある、青春サッカー漫画です。

日本の至宝と称される天才プレーヤー、逢沢傑(あいざわすぐる)を兄にもつ主人公、駆(かける)は、ある理由で中学サッカー部のマネージャーを務めていました。

かつてプレーヤーだった駆自身、偉大な兄と自分を比べ、次第に選手として活躍する自信を失っていたからです。

そして部活のキャプテンを務める傑に対し、駆が退部の話を打ち明けたある朝、物語は一気に急展開を迎えます。

退部を打ち明けた駆と、また一緒にプレーしたいと願う兄の傑は登校中、車の事故に巻き込まれ、兄の傑は命を落としてしまいます。

脳死した傑の心臓を移植され、なんとか一命をとりとめた駆は兄の意思を継ぎ、再びプレーヤーとして復帰を決意します。

そんな駆が日本代表にたどり着くまでの成長や友情、笑い、感動、恋愛などが描かれたストーリー展開となっています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 『エリアの騎士』をオススメする理由は、サッカーについてあまり知らない方でも非常に読みやすい漫画だからです。サッカー用語が出てきても会話での説明描写がありますので、理解しながら読むことができます。また絵柄も一巻から非常に綺麗であることに加え、ギャグ要素もあるのですぐにキャラクターに愛着を感じやすく、早く続きを読みたくなります。実際私は読み始めた当初あまりサッカーについて知らず、友人から勧められたのですが、上記のような漫画の雰囲気に惹かれて最終巻まで読み進めました。

宇宙兄弟 小山宙哉 (著) 講談社

宇宙兄弟 小山宙哉 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交したある約束によって、動き出そうとしていた。

幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の南波六太が、子供のころからの夢であった宇宙飛行士への夢を一度は挫折したのの、叶えていく物語。 物語のはじめでは弟の日々人は既に宇宙飛行士候補生。月でのミッションを日本人初として迎えるところから始まります。一方、兄の六太は、自動車メーカーのサラリーマン。人気車種を世にリリースする有能な設計の仕事をしていたが、上司と喧嘩をして退社してしまいます。
弟は日本中が注目する宇宙飛行士。兄の六太は、仕事も失ったプータロー。
しかし、彼らが兄弟が子供のころから夢見ていたのは宇宙飛行士でした。
夢を叶えることが目前の弟、人生の絶望を歩いている兄。
そんな兄の六太が、弟、日々人の背中を見て、子供の頃の夢であった宇宙飛行士のことを思い出し、日々人に追いつくことを目標に宇宙飛行士になることを挑戦するストーリーです
なぜその漫画をオススメしたいですか? 子供のころからの夢をあきらめてはいけない勇気を与えてもらえます。大人になると、現実を突きつけられ、「どうせ俺はできないよ」、「夢は夢のままで終わりだよ」、「現実はそんなに甘くないよ」

いつしか、夢を追いかけることをやめて、打算的な人生を歩んでしまいがちです

夢を掲げ、目標を決めて、それに向かって日々努力を重ねることで、夢は一歩一歩近づいてくるのだ。

という事を強く感じさせてくれる作品だからです。

夢は見るものではなく、叶えるものなのだ

そのためには、ちょっとの勇気と日々の努力がとても大切なことを教えてくれます

レビュー②

どんな話ですか? 幼いころから宇宙に憧れる仲良し兄弟の兄ムッタと弟ヒビトが、宇宙飛行士になる夢を追いかけるストーリー。

宇宙飛行士になるという夢を実現させて一躍有名になった弟ヒビトと比べて、兄ムッタは上司に頭突きをして会社をクビになってしまう。そんなムッタが、幼いころのヒビトとの‟約束”を果たすために、宇宙飛行士を目指す。周りの人たちに支えられながら、宇宙飛行士への訓練に必死に取り組むムッタと、兄を信じて待つヒビト。誰よりも何よりも宇宙が大好きなムッタが、宇宙飛行士になれる日はくるのか? 笑いと感動を楽しめます!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読み始めてすぐに、引き込まれてしまいました。主人公のムッタは、容姿が良いわけでも何か際立ったものを持っているわけでもないのですが、そんなネガティブ主人公が所々で発する心に響く‟名言”があって良いです。家族や友人や周りの人たちを気遣う優しさも描かれていて、あたたかい気持ちにもなれます。

幼いころに経験した出来事や出会った大切な人たちが、ずっと大人になってからも影響している事が素敵に描かれていると思います。

レビュー③

どんな話ですか? 兄弟で宇宙飛行士になり、宇宙を目指す物語
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画に出会った当時、私は複数の進路に悩んでいました。
その時の私の考え方は「どれが正解か」ということでした。
なかなか満足のいく答えが見つからないまま時間だけが過ぎていってしまっていました。
そんなとき、登場人物の1人、シャロンという人の「迷ったときは、どっちが正しいかではなく、どっちが楽しいかで決めなさい」という言葉でハッとし、複数あった選択肢の中から、自分が一番ドキドキするものを選びました。
今でもあの時の選択は間違っていなかったと思っています。

レビュー④

どんな話ですか? 幼い頃にUFOを目撃したことをきっかけに兄・南波六太(なんば むった)と弟・日々人(ひびと)が宇宙を目指すマンガです。

大人になり夢を叶えた弟が宇宙飛行士としてNASAで宇宙に行くための訓練をしているのに対し、兄の六太はどこかで自信をなくして別な仕事を選んでいました。その仕事も弟のことをバカにした上司に手を上げてしまったことで退職、実家へと帰ることになる。

職探しをする中で、日々人から昔録音したUFOに目撃した日のテープを聞くようにメールを受け取り、その中で「二人で宇宙飛行士になるぞ」という約束を交わしたことを思い出す。そして図ったように届いたJAXAからの新規宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過の通知を受け取ることで、忘れたフリをし続けていた兄の夢の続きが動き始めるのであった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公である六太のどこにでもいそうな平民的な考え方をしている中で、どうしても譲れないものや情熱をかけているものに対しての発言がとても胸に響きます。他にもまっすぐに宇宙飛行士になろうとする同志とも呼べる仲間たちと切磋琢磨する過程に思わず応援したくなると思います。自分のために頑張ると同時に、誰かのために自分を高める主人公と仲間たちは本当にすてきです。

夢に向かう途中で出会った様々な人たちとのつながりから生まれるエピソードの多くが胸にくるのでオススメです。

レビュー⑤

どんな話ですか? 兄は優秀だが自分の能力を信じられず、ネガティブ思考に陥りがちな青年・ムッタ。

ムッタは失業という挫折のさなか、幼い頃に弟と誓い合った夢を取り戻し、

「宇宙飛行士になる」という夢をすでに叶えていた弟・ヒビトの後を追い始める。

弟の背を追う形で、数々の困難を乗り越えて、宇宙飛行士になったムッタ。

ヒビトは日本人初のムーンウォーカーになるも、宇宙飛行士になってからはじめての大きな挫折を経験し兄をはじめとする周囲の人に支えられて、必死に乗り越える。

「俺らは生きて、二人で月面に立とうぜ」

兄は先に行く弟に導かれ、弟が立ち止まった時には兄が優しく背中を押し、二人は「夢の続き」に向かって走り続ける。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 小さい頃の夢をずっと追いかけている人はとても少ないと思います。

誰もが年を重なるごとに「特別じゃないとなれない」「そんなのなれるはずがない」と思い始め、

結局小さい頃の夢をあきらめる人がとても多いと思います。

宇宙兄弟には、小さい頃からの夢を叶えた弟と夢を諦めた兄の両方を描いています。

小さい頃からの夢を一度は諦めた兄ですが、またその夢に向かって頑張っていく姿を見て、

自分自身、一度諦めた夢をもう一度叶えてみようかと思える漫画なのでみんなにも読んでほしいと思います。

レビュー⑥

どんな話ですか? 幼い頃から宇宙が大好きだった兄・六太と弟・日々人は、いつか2人で宇宙飛行士になる約束をする。月日は流れ、日々人はその夢を叶えることが出来た一方、六太は自分の力を信じられず、夢を諦めてしまった。六太は弟を引っ張っていけるような兄になることを理想としていたが、日々人に先を越され、劣等感に苛まれてしまう。そんな時に、六太にもう一度宇宙へ行くチャンスが訪れる。読めば自分も夢に向かって進んでみたくなる作品だ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢を見ること、夢を追いかけることを忘れてしまった大人の心に刺さると思い、この漫画をオススメしました。自分や家族、仲間を信じることの素晴らしさを教えてくれます。名言や名シーンも多く、自分が幼い頃に抱いていた夢、目標を思い出し、自分を奮起させることが出来るのではないでしょうか。また、宇宙飛行士になるまでの過程や、宇宙飛行士が行う訓練、施設なども詳細に記されていて、宇宙や月面開発に関する知識を得ることも出来ます。

レビュー⑦

どんな話ですか? 幼い頃に宇宙飛行士になることを夢見て、二人で宇宙へ行くと誓った兄弟。まっすぐな弟はブレることなく一途に夢を追い続け宇宙飛行士に。自分を信じることができなかった兄は自分を誤魔化し、一度は夢を諦める‥しかし、会社をクビになったことで再び宇宙を目指すことを決意する。幼いときに誓った「いつか二人で宇宙に行く」ということを信じて、それぞれがいろんな壁にぶつかりながらも少しづつ夢に向かって前に進んでいく、というお話です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・主人公(兄)が完璧じゃない。

夢に向かって頑張っているが、ダメなところや前向きになれないところがより共感できる。

・兄弟の関係がよい。

普段から仲良く絡んでいるわけではないが、お互い思いやっているところがとてもいい。

・悪い人がほとんど出てこない。

嫌なやつだと思っても、その人にもストーリーがあり、結果、嫌なやつではなくなる。

・宇宙に関することがよく描かれている。

宇宙が好きな人も、宇宙に関心がない人にも、宇宙に関して興味が持てる。

・登場人物の名言。

登場人物の様々な名言があり、心に響く。

レビュー⑧

どんな話ですか? 30歳を超えてから「宇宙飛行士になりたい」という壮大な夢に挑戦する兄・ムッタと、ムッタよりも先に夢を実現して月面に降り立つ弟・ヒビト。そんな子供の頃から宇宙が大好きな二人の兄弟を中心に、宇宙を目指す仲間たちやそれを支える関係者たちが織り成す熱い人間ドラマが描かれている。宇宙飛行士になるまでの選抜試験の様子や、宇宙飛行士になってから実際に宇宙でのミッションを遂行するまでの様子も具体的に描かれており、魅力的なストーリーとなっている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 登場人物が全員なにかしらの夢を持っていて、その夢を実現するために困難とも向き合って、懸命に生き抜く姿が胸を熱くさせてくれる。中には失敗したり、目標を見失ってしまうこともあるけれど、お互いに助け合って困難な壁を乗り越えて再チャレンジをしていく姿が魅力的で勇気とやる気をもらうことができる。また、キャッチーな名言がたくさん散りばめられていて、自分の人生が行き詰ったときに前向きな気持ちになれるような影響を与えてくれる漫画。

レビュー⑨

どんな話ですか? 対照的な性格の南波兄弟(兄ムッタ・弟ヒビト)が、選抜試験や訓練を経て子供の頃からの夢だった宇宙飛行士になり活躍する物語です。幼い時に抱いた夢にむかって真っすぐに歩き続けて宇宙飛行士になったヒビト。それに対して、自分に自信の持てないムッタは大人になるにつれ、夢をあきらめてしまいます。しかし、弟の姿を見て子供の頃に抱いた気持ちを思い出した彼は。宇宙飛行士になる夢に向かって歩き出します。数々の試練を乗り越えて宇宙飛行士になったムッタ、順調な歩みを見せていたが大きな挫折を味わうヒビト、兄弟それぞれのストーリーが広大な宇宙空間で交差したその先にあるものとは?。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 宇宙飛行士というと、ある種超人的な強さを持った人間たちのようなイメージを抱く人が多いと思います。しかし、実際は私たちと同じ人間そのもの。いろいろなことに悩み、苦しみ、そんな中で前に向かって前進しているのです。宇宙兄弟の中にはそんなストーリがたくさん詰め込まれています。何かで悩んでいる人にはきっとヒントになる言葉があるはずです。また、登場人物たちの絆の強さを感じて胸がぐっと熱くなるのもこのマンガの特徴です。主役の南波兄弟の絆をはじめ、親子・友達・同僚などの絆の物語は、現実世界を生きる私たちにとって生きるヒントになるでしょう。

レビュー⑩

どんな話ですか? 兄弟で昔から目指していた宇宙飛行士になるため、奮闘していく漫画です。

兄ムッタが夢を諦めて会社員として働き、弟ヒビトは兄より早く宇宙飛行士になることができました。

しかし、兄ムッタが会社を辞めることになり、そこから弟を追うように宇宙飛行士を目指します。

家族や人間の絆や、人の心情が丁寧に描かれています。

主人公であるムッタの少し変わった行動や思考は見ていて面白いです。

宇宙の機関に関しては現実にもあるJAXAやNASAの名前が出てきて、宇宙の勉強にもなると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私が宇宙兄弟の漫画をすすめる理由は二つあります。

まず一つ目は、洋画の見ているような海外の雰囲気をもった唯一の漫画だからです。

実際に宇宙機関のJAXAやNASAが出てくることにより、キャラクターも日本人だけでなく海外の方もおおいです。

日本より人間関係やコミュニケーションがオープンなので、キャラクターの感情面がわかりやすいです。

二つ目は小ネタの面白さです。

擬音語をそのまま商品名にしたり(牛乳を飲む音がギュニュ)、飛行機で隣の人が寄っ掛かった後に体が曲がったままの絵になっていたり

細かい笑いのタネが多く楽しく読み進めることができます。

四月は君の嘘 新川直司 (著) 講談社

四月は君の嘘 新川直司 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!! 少女の名は宮園かをり。性格最低・暴力上等の彼女はしかし、まぎれもなく最高のヴァイオリニストだった!公生は、かつて住んでいた音楽の世界に、強引に引きずり戻される。カラフルに色づく、音楽の世界に! 完結後の今もなお、各界からの絶賛の声が鳴り止まない音楽コミックの金字塔!「音が聴こえる」その描写から、目が離せない!

母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年有馬公生。目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い‥‥。だが友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト‥‥少女・宮園かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 青春を切り取る注目の作家・新川直司がおくる、切ない青春ラブストーリー最新作第1巻!

レビュー①

どんな話ですか? 14歳の”有馬公生”は幼少期より天才ピアニストとして将来を嘱望されていたが、ある時からピアノが全く弾けなくなる。公生は同じ年のヴァイオリニスト”宮園かをり”と出逢う。かをりがヴァイオリンを演奏する姿を見て公生は心を奪われる。公生はかをりにコンクールの伴奏者をお願いされる。2年前からピアノの音が聞こえないため最初は断る。自分を支えて欲しいと泣きながら頼むかをりに心動かされた公生。2年ぶりに人前でピアノを演奏することを決意する。底抜けの明るさの中にどこか儚さを漂わせるかをり。交流を深めるうちにかをり自身の抱える難題が公生を徐々に翻弄していくのだった。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 序盤からテンポ良く進む物語の中で、その時々の主人公の繊細な感情がしっかり表現されています。そのため悩みや悲しみなどを通じて主人公に感情移入しやすく描かれています。また一般的には漫画では表現しにくいとされる音楽の演奏シーン、メロディーが流れるシーンは本当に音が聞こえるかのように描かれており、さらにその演奏に主人公の感情を絡めていく描写は、この漫画独自の表現がなされており圧巻の一言です。その世界にいるかのような没入感が味わえる名作です。

レビュー②

どんな話ですか? 中学生の天才ピアニスト・有馬公生は、厳しい指導を受けた母の死を境に、ピアノの音が聞こえなくなってしまい音楽の世界から離れていました。そして、彼の幼馴染である澤部椿と渡亮太、そして渡に好意を寄せ、椿を介して渡と仲良くなったバイオリニスト・宮園かをりの4人を軸にして、物語は展開します。

かをりたちに半ば強制されることで、彼女のパートナーとして公生は再びピアノに向かいます。彼はかをりにひかれつつも、渡に遠慮してしまいます。また、椿も公生にひかれているのですが、幼馴染の関係を変えられずにいます。

公生の再生、かをりが隠している嘘、4人の恋を描いた、中学生たちの美しい物語です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 音楽をテーマにしていることもあり、とても美しい物語だと感じました。絵もさわやかで綺麗だと思います。それぞれいろいろな悩みや葛藤を抱えていますが、登場人物たちがみな基本的に良い人たちで、優しく、ひたむきに生きていることが感じられます。そして主人公である公生が徐々に再生し、成長していく姿と、彼を支える周囲の人たちの思いやりにもまた感動します。恋の行方も気になりますし、破天荒な少女であるかをりの嘘にも、涙を禁じ得ません。

古見さんは、コミュ症です。 オダトモヒト (著) 小学館

古見さんは、コミュ症です。 オダトモヒト (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中毒必至のコミュ症ヒロインコメディー!!

話したい、話せない。この緊張が、伝わってたらどうしよう。

万人が振り返る美少女・古見(こみ)さんは、コミュ症です。
コミュニケーションがとても苦手で、周囲は近寄りがたく感じている?
「どうやって話しかけよう」「話しかけた後どうしよう」
と考えてしまう古見さん。
そんな古見さんと、友達になった只野(ただの)くんの学園生活、開校です!!

心も指先も震えるけど、目標は友達を100人作ること!
思わずニヤニヤ、でもたまに胸をつくコミュニケーションコメディー!!

【編集担当からのおすすめ情報】
古見さんの可愛らしさ、人と接する時の緊張感などなど、きっと古見さんを愛さずにはいられない物語です。

人付き合い(コミュニケーション)で、たまに胸が締め付けられる全ての人に、是非お読み頂けますと幸いです。

どんな話ですか? 私立伊旦高校の1年生の古見硝子は、容姿端麗でクラスのマドンナ的存在だとみなされていますが、人と話すのがとても苦手な「コミュ症」です。

中学までは友達を一人も作ることができなかったコミュ症美少女・古見さんは、高校に入学して間もなく、人の気持ちを察するのが得意なクラスメイトの只野くんと友達になることができました。

2人で協力し、周囲の人々の助けも借りながら、古見さんの「友達を100人作る」という夢を達成するために奮闘していく物語です。

また、2人の関係性が変化していく様子にも注目です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 美少女なのに人とまともに話すことができず、筆談をする古見さんですが、只野くんや他のクラスメイトの協力もあり、少しづつ友達が増えていき、様々な経験をすることで成長していく姿に勇気をもらえます。

登場人物は皆個性豊かな濃いキャラばかりで、古見さんと只野くんは振り回されてばかりです。

それでも、新しいことに興味津々でワクワクしている古見さんはとてもかわいらしく描かれています。

いわゆる学園青春ものとは少し違っており、共感できる部分もあり、クスッと笑える部分もあり、楽しんで読むことができます。

どんな人に読んでもらいたいですか? 現役の高校生はもちろん、大人の方でも学生時代を思い出しながら楽しめると思います。

友達が多いほうじゃなかったとか、自分も人と話すのは苦手だという意識がある人であれば、古見さんの気持ちに共感することができて、古見さんを応援したくなると思うのでオススメです!

読んだことによるエピソード 人付き合いが苦手でも、周りの人に助けてもらいながら友達を増やしていく古見さんに勇気をもらいました。

甘々と稲妻 雨隠ギド (著) 講談社

甘々と稲妻 雨隠ギド (著) 講談社

アマゾン商品紹介 妻を亡くし、ひとりで娘の子育てに奮戦する数学教師・犬塚。料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!! 月刊「good!アフタヌーン」誌上で連載開始当初から話題沸騰! 愛娘&女子高生と囲む、両手に花の食卓ドラマ、開幕です!! 「このマンガがすごい!2014」オトコ編第8位にランクイン!!
どんな話ですか? お母さんを亡くしてしまった幼稚園の女の子と高校教師のお父さんが料理を介して家族の絆や友達との関係を深めていく物語です。
奥さんを亡くしてからコンビニ弁当やスーパーの惣菜でご飯を済ませていたお父さん。
ある日、テレビ番組の美味しそうなご飯をかぶり付くように見ていた娘の「ママにこれつくってってお手紙して」の一言で娘に美味しいご飯を食べさせたい、食べさせなければいけないという気持ちに気付きます。
以前、娘と花見をした時に知り合った女の子からもらった名刺を頼りに娘と一緒にお店に向かいます。
ほとんど料理をした事がないお父さんといつも元気でヤンチャな女の子、とある事情から包丁を持てなくなってしまった女の子が少しずつ成長していく素敵な作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 面白いのはもちろんですが、お父さんと子供が徐々に成長していく様子に感動するといった点がオススメです。

奥さんを亡くしたシングルファーザーと子供という少し重たそうに感じる題材ですが、内容はかなり明るくワクワクした気持ちで読み進める事が出来ます。よくある不仲の親子ではなく、仲良い親子がさらに仲良くなっていくという点も気に入っています。

作中に登場する料理は、美味しいそうなだけではなく料理初心者向けの簡単レシピが多いので料理に興味を持っているお父さんやレパートリーを増やしたいと考えているお母さんにも読んで欲しいです。

どんな人に読んでもらいたいですか? 子供がいる・いない関係なく「ほっこりしたい」「幸せな気持ちになりたい」という人にオススメの作品です。

また、子育てをした事がある人の多くが一度は悩んだ事のある問題も多々登場するので幼稚園~小学校の子供がいる方は共感しやすい内容だと思います。

読んだことによるエピソード 特にありません。

orange 高野苺 (著) 双葉社

orange 高野苺 (著) 双葉社

アマゾン商品紹介 現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。
少女漫画ファンのみならず幅広い男性・女性漫画読みからも絶賛の声多数!!
第一巻は、集英社版1巻に加え、単行本未収録の読み切り作品が1話掲載される。
高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。そこには未来の自分の後悔がつづられていた。
はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?切ない思いが交錯するタイムパラドックスラブストーリー。
どんな話ですか? 都会から田舎の学校に転校してきた高校生の男の子が自殺してしまい、後悔した同級生が、成人してからパラレルワールドの高校生の自分に願いを託すために、バミューダトライアングルにボトル入りの手紙を流す。
その手紙が届いたところから物語が始まる。当初は誰かのいたずらだと思い気にしていなかったが、手紙に書かれた通りのできごとが起こるため、次第に信用していく。
同級生たちは転校生を自殺させないために行動を起こす物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公と両思いの女の子、そしてその女の子を好きな同級生との甘酸っぱい恋愛模様が描かれていて、主人公の命を救うために同級生が片想いの恋を諦めるシーンなどは特に切ない気持ちになりますが、自分を犠牲にしてでも仲間を思う気持ちがかっこよく、泣ける話なのでおすすめします。

また、タイムカプセルに10年後への自分へのメッセージを入れるシーンでは、自殺する予定だった少年が「10年後の自分は幸せですか?笑っていますか?」と将来への希望を書いているシーンも泣けるのでぜひ読んでもらいたいです。

どんな人に読んでもらいたいですか? 主人公や仲間が一致団結して自殺を防ぐストーリーで、改めて命の大切さに気づくことができるので、人生でしんどい時期にぜひとも読んでもらいたいです。

また、恋愛に疲れた時にも恋する気持ちを思い出せる本としておすすめしたいです。

読んだことによるエピソード 特になし。

あおざくら 防衛大学校物語 二階堂ヒカル (著) 小学館

あおざくら 防衛大学校物語 二階堂ヒカル (著) 小学館

アマゾン商品紹介 話題騒然! 疾風怒濤の青春物語、開幕!!
勉強好きの高校生・近藤勇美は食堂を営む実家が再開発で潰れることになり、進学を諦めかけていた。
だが、学費無料どころか給料がもらえる防衛大学校のことを知り、見事合格する。
近藤を待つ世界とは……!?
幹部自衛官を養成する機関・防衛大学校を舞台にした疾風怒濤の青春物語、開幕!!
【編集担当からのおすすめ情報】
全寮制、平日外出不可、ほぼ男子校、地獄の8km遠泳、四学年は神様、連帯責任、飛ぶベッド……そして国防という崇高な使命。
規律正しく日本一厳しい学生生活を送る防大生。
そんな彼らの強烈で濃密な日々を、青春漫画の旗手・二階堂ヒカル先生が熱筆!!
目指すは読み応え真っ直ぐな青春少年漫画!
是非、ご一読を!!!!
どんな話ですか? 成績優秀、超守銭奴とも言える高校三年生の近藤勇美は大学受験の時期を迎えていたが、家庭の経済的事情で進学を諦めていた。

そんな中、入学金や学費が免除され、果てには毎月手当も出てしまうという防衛大学校の情報に目を輝かせる近藤。

迷う暇もなく防衛大学校への進学を決め、無事合格を果たす。

入学早々友人に恵まれ、先輩たちも面倒見が良く、防衛大学校でやっていけると自信がついてきた矢先であった。

ある日を境に先輩たちの態度はガラリと変わり、罵声が飛んでくるようになった。

厳しすぎる服装チェックにベッドチェック、声出しなど。

なにか不備があれば怒号の後に連帯責任で腕立て伏せ、部屋に問題があれば部屋を荒らされて掃除からやり直し、果てには反省文、などなど。

想像を絶する防衛大学校の厳しさに果たして近藤達新入生は耐えられるのであろうか?

なぜその漫画をオススメしたいですか? 現代日本における防衛大学校のありとあらゆるリアルを漫画で知ることができるという貴重な作品だと思います。

話の中で近藤達が受ける理不尽とも言える仕打ち。

それは戦争などの有事の際に起こる理不尽によるストレスに耐えるための理不尽訓練とも言えるものでした。

この作品の新入生が受けている理不尽訓練は世間でも叩かれてしまいそうな凄まじい仕打ちですが、それもまた軍で働く、軍で指揮を取る人間にとってはとても大切な訓練なのだと思いました。

また、近藤達が春夏秋冬を防大のタイムスケジュール通り進んでいくので、シーズンごとのイベントや特殊訓練などを漫画を読みながら追体験しているような気持になります。

どんな人に読んでもらいたいですか? 自衛隊や防衛大学校に興味ある方は向いていると思います。

防衛大学校内のしきたりや訓練方法が事細かく描かれているので、防衛大学校に進学希望の方なども良いかもしれません。

また、災害などで派遣されている自衛隊を普段ニュースの報道などで見ることも多いかもしれませんが、ニュースでしか自衛隊を知らない方々にもぜひ読んでいただきたい作品です。

どのようにして自衛隊が動いているか、なんのために自衛隊が動いているかなど。

非常に勉強になる作品でもあります。

読んだことによるエピソード 作品内のペナルティで腕立て伏せがあるのですが、自分も真似してる内に腕立て伏せが習慣になってしまいました。


輝夜姫 清水玲子 (著) 白泉社

輝夜姫 清水玲子 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 赤ん坊のときに竹林に埋められていたのを発見されたという謎の過去を持つ少女・晶は、突然2人組の少年に連れ去られ、妖しき天女伝説が残る南海の孤島・神淵島へと連れて来られるが…!? 壮大なスケールで贈る、愛と陰謀と復讐のSF巨編!
どんな話ですか? 今まで読んだ漫画の中でとても印象深いのは「LaLa」で連載されていた清水玲子先生の「輝夜姫」という作品です。ストーリーがかなり壮大で、ジャンルとしてはSFサスペンスになるのですが全27巻があっという間に読み終えてしまうほど、のめり込みました。物語は日本の「竹取物語」をベースにしており、5歳までの記憶がない主人公の女性(晶・アキラ)が大人になり自分の数奇な運命に翻弄されながら、過去の記憶と現在に起こっていることを紐解いていくストーリー展開になっています。彼女は自分の過去を掘り起こしていく中で、幼少期「神淵島」という孤島で、世界各国の財閥や権力者たちのドナーとして育てられた経緯があることを知り、同じような仲間が存在していること、「輝夜姫」の生贄として、捧げられるという謎の儀式をしていたこと、計画自体が米軍の指揮のもと行われていたことがわかり、不思議な力をもつ自分と対峙しながら、この不条理な状況を解明して、復讐をしていくストーリーになっています。もちろん前編で島での生活や仲間との出会い、別れを経験していくのですが、後半では復讐するために葛藤する晶の戦いぶりもとても見ものです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 女性向けの漫画雑誌の中で、これほどスケールの大きさで書かれていることがとても珍しいと思ったのと、絵がとても綺麗なので初めて読んだ時のトキメキがあったことがお勧めしたい1番の理由です。趣味でよく海外ドラマを見るのですが、この作品もストーリーの展開自体は、いくつもの伏線が張られていて、仲間の裏切りや恋愛要素もしっかり入っているのでかなり精巧に練られていて、海外ドラマに引けを取らないほどの作品であると感じます。さらにドナーや世界経済を牛耳っている財界や著名人の替え玉として存在するという設定自体も、現実では都市伝説のような形で言われていることでもあったりするので、フィクションですが、想像の中で現実的にはあり得るのではないかと思ってしまうような錯覚が起きてしまう魅力があると感じています。なかなか日本における漫画の世界観でここまで、表現できているのは面白いし、珍しいと思うので是非もっと知ってもらいたい作品の1つです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 元々、少し大人向けの漫画雑誌ではあったので、若干難しい要素はあるのですが、30代、40代と年齢を重ねた方には是非とも読んで欲しい作品ではあります。画力がとても高いので表現力も美しいですし、ストーリーの展開自体もシリアス〜ちょっとセンチメンタルな大人の恋愛要素も含ませてくるので、女性としては憧れの気持ちで見ることもできるし、ストーリーは練られているし、楽しみが倍増して読んでもらえる作品だと思います。また登場人物は皆、何らかの特殊技能や役目があって生まれてきているバックボーンがあるので、それぞれの人物に感情移入してしまい、どの人物の話がメインになっても非常に読み応えがあります。絵が綺麗なので、男性向けよりは女性全般的にオススメの作品ではあります。
読んだことによるエピソード 今まで大人向けの漫画雑誌のものはあまり読んだことがなかったのですが、この漫画をきっかけに漫画≠子供向けという概念はなくなり、日本にはこうやって中身の濃い、ストーリー性の高い漫画がいくつも眠っていることを知るきっかけとなりました。今は動画配信サービスなどで色々な作品を見ることができるので、予算のあるこういったメディアから実写化の作品が出ても十分にインパクトを残せるなと感じています。男性・女性問わず、良作が世代や時間を超えてたくさん多くの人に見られたり、改めて注目を浴びてくれることに期待していきたいです。

オンライン The Comic  雨蛙ミドリ (原作), キョカツカサ (作画)  小学館クリエイティブ

オンライン The Comic  雨蛙ミドリ (原作), キョカツカサ (作画)  小学館クリエイティブ

アマゾン商品紹介 どこにでもいるごく普通のOL・八城舞、22歳。ある日、彼女の家の郵便ポストに1台のゲーム機が届いた。本人の意志に関係なく強制的に参加させられたゲーム「ナイトメア」──、それは大切な人の命と自分自身の肉体をかけた命がけのゲームだった!!

ゲームを途中で放棄すれば大切な人が死ぬ。ゲーム内の戦いに負けると自分の肉体の一部(腕や足、声など)が奪われ機能しなくなってしまう。
心臓が奪われれば待っているのはもちろん、死だ。

いきなり自分が放り込まれた恐怖の世界に戸惑いながらも、舞は戦い続けるしかないと決意し、ゲームの中で次つぎと立ちはだかる敵に敢然と戦いを挑んでゆく。

原作小説『オンライン』は「モバゲー」「E★エブリスタ」で閲覧者総数4000万超を記録した人気携帯小説であり、ゲームの世界を舞台とした仮想世界バトル小説の先駆ともいえる作品。『サバンナゲーム』などその後の多くの携帯小説・スマホ小説に多大な影響を与え、いまだに多くの読者の支持を得ている。

今回、その人気小説をコミカライズしているのは圧倒的な画力と表現力で注目の俊英キョカツカサ。スマートフォン用コミックアプリ『少年エッジスタ』の連載では、公開以来、他の作品を圧倒して常に第1位の人気を保ち続けている。

ゲーム世界を生き抜かなければならない舞の恐怖、共に戦う仲間たちとの友情、舞に思いを寄せる男性の正体は……!?
謎が謎を呼ぶ展開はまるで先が読めず、読み始めたらもう止まらない!

原作小説『オンライン』は「モバゲー」「E★エブリスタ」で閲覧者総数4000万超を記録した人気作。
また同作は角川つばさ文庫より『オンライン! 』というタイトルで現在第4巻まで刊行中
(主人公の設定を社会人から高校生に変更し原作者がリライトした作品)。

レビュー

どんな話ですか? ある日突然送られてきたゲーム「ナイトメア」。ゲームが送られてきたプレイヤーは、必ずそのゲームをやらなければ死んでしまいます。また、プレイしたとしても、毎日ある特定のスコアに到達しなければペナルティとして身体の一部の機能を制限されます。身体の機能は右手や右足、左手左足、目、耳、鼻、心臓など多岐に渡り、そのペナルティをハンデとして背負いながらも決められたスコアをクリアしない場合、ゲームオーバーとなり、現実世界でもプレイヤーは死に至ります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の面白いところは、不気味なゲームのナイトメアを可愛いOLの主人公の舞が、所属する会社で立ち上げられたナイトメア対策組織のチームで一丸となり、協力してナイトメアをクリアしながら謎を解いていくことにあります。現実世界と仮想空間のナイトメアの世界が入り交じる様子が不気味で、死の恐怖に囚われながらも立ち向かっていくプレイヤー達の逞しさに読んでいて胸を突き動かされます。続きが気になり読み進めてしまうこと間違いなしの漫画です。

WORST 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

WORST 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 悪名高き鈴蘭高校に入学した月島花を待ち受けていたのは、鈴蘭名物“一年戦争”だった!! 不良(ヤンキー)まんがの巨匠が描く新・最強伝説!!
どんな話ですか? 地域最大規模のワル【不良】が集まると言われる鈴蘭男子高校。カラスの学校と言われるその高校は毎年問題がある血気盛んな若者が集まるヤクザ養成学校でもある。未だかつてその高校をまとめた番長と言われる存在がいない中、月島花という田舎育ちの青年が色々なライバルをかき分けながら、鈴蘭のテッペン【番長】を目指す青春不良漫画。前作のクローズから続く話やキャラクター、お馴染みのライバル高校の鳳仙も登場しており、読み応えのある作品となっています
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私自身現在36歳ですが、自分の高校時代を思い返してもここまで熱くなれる事も、はたまたここまで激しい描写の様な事はとてもじゃないけどありませんでした。そして私の青春時代に思春期の男の子には有り余るパワーを発散させてくれる場所や機会は中々無かったです。しかし、 、この漫画は思春期のあのやり場のない思いや何とも言えない怒りを代弁してくれる作品となっています。悶々とした思い、パワーをこの漫画を通じて発散してほしいです!
どんな人に読んでもらいたいですか? 一番は今青春を謳歌している男子中学生、高校生。やり場のない怒りやパワーをこの漫画で発散してほしい。ただ同じ年代の女の子にも読んでほしいです。同年代の男の子がどういう物に憧れて、興味があるのかこの作品を通じて感じてほしい。
読んだことによるエピソード 特にないです