無能なナナ るーすぼーい (著) スクウェア・エニックス

無能なナナ るーすぼーい (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 人類の敵を殺せ!!

絶海の孤島にある学園。そこでは人類の敵に対抗すべく、若き能力者達が訓練に明け暮れていた。そして転校生の主人公も同様に「人類の敵抹殺」を胸に、行動を開始する…。想像をことごとく裏切る、正義と悪の知略サスペンス開幕!!

レビュー

どんな話ですか? 人類の中には能力に覚醒した者たちがいる。
そんな彼らはある学園に集められ、日夜人類の敵との戦いに備えて訓練に励んでいる。彼、中島ナナオもその一人だ。

そんなある日、二人の転校生がやってきた。

小野寺キョウヤ、柊ナナの二人である。
小野寺は自身の能力を隠したが、柊ナナはあっさりと自信の能力は心を読むことだと自己紹介するのだった。

と言った感じで始まるのですが、よくある能力バトルものかなと思ってしまう人が大半ではないでしょうか。
しかし読めば分かる!
面白い!

なぜその漫画をオススメしたいですか? まず一巻の内容で完璧に引き込まれた。

シナリオを描いてるのが、るーすぼーいという方なのですが大ファンです。

ほんとにこの人の書く人間ドラマが大好きで、ついつい何度も一巻を見返してしまうんですよね。

ほんとにあれはぜひ見てほしい。

一巻読んで合わない人は、四巻までぜひ頑張って読んでほしい。

それでも合わない人は残念ですが、るーすぼーいさんの作風自体が合わないんだと思います。

四巻からが、るーすぼーいさんの十八番人間ドラマが始まります。

ほんとおすすめの作品なので一度手に取ってみていただきたい。

これが好きになれるなら、ぜひるーすぼーいさんのほかの作品もみてほしいです。

キングダム 原泰久 (著) 集英社

キングダム 原泰久 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 時は紀元前――。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す! !【受賞歴】
第17回(2013年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞

レビュー①

どんな話ですか? 舞台は紀元前春秋戦国時代の中国で、
孤児の少年「信」が最下層の下僕から天下の大将軍を目指すストーリー。信は村の長の下僕として、兄貴分の「漂」と共に暮らしていた。
貧しくも大将軍となる夢を持ち日々仕事の合間に二人で鍛錬を重ねている。ある日、秦国の高官「昌文君」が村を通りかかり、
秦国王「嬴政(後の始皇帝)」とうり二つの漂を登用する。
取り残された信は、さみしくも自分も活躍できる日を信じ続ける。ある晩信の住む小屋の戸をたたく音が。
そこには腹部をさされ重傷を負った漂が倒れていた。
漂は秦王嬴政の身代わりとして暗殺者に追われていたのだった。「俺を天下に連れて行ってくれ」二人の夢である天下の大将軍。
そう言い残して漂は息絶えた。追手が迫る中信は漂が残した地図に導かれ、信は進む。
たどり着いた先には小屋があり、
その中には漂にうり二つの秦王嬴政がたたずんでいた。。。

最初は子供の信であったが、
秦国大将軍「王騎」との出会い~別れは彼にとって大きな成長をもたらす。

王騎将軍の形見の矛を受け取った信は、
同期の仲間「蒙恬」「王賁」、後に軍師となる「河了貂」、蚩尤族の「羌瘣」、
魅力あるキャラクターと共に大将軍を目指す。

実在の歴史上の出来事と人物がどうなるのか、
歴史の空白をどう表現するのか。
想像するだけでも今後の展開が楽しみな作品である。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 原作者が元サラリーマンで、社会人としての経験があるからかもしれないが、

キャラクターたちのセリフが心に刺さるものが多く、

上官である将軍たちが理想の上司と言えるほどとても人徳がありかっこいい。

本当に世の中にこのような責任感がある管理職が多かったら、

嬴政のような人が国政にいたら、日本もよくなるのではないかと思える。

そして春秋戦国時代というマイナーな時代の出来事を描いているので、

新鮮で興味深い。

資料が少ないので作者の想像も大きいのかな・・?

レビュー②

どんな話ですか? 中国の歴史漫画です。舞台は春秋戦国時代、戦国の中で争いは絶えず、各国が覇を競っていました。主人公の信は秦という国の下僕の少年でした。夢は中華の将軍になること。下僕の仕事の傍、立身出世を夢見てひたすら剣を振っていました。ある日、政権争いで敵勢力に追われ逃げていた王様と出逢います。敵勢力から王様を救い出し、下僕から士族の地位をもらいました。ここから信の将軍へと成長していく物語が始まります。数々の戦を命懸けで戦い抜き、ときには大切な仲間を失うこともありました。倒した敵の思いも倒れた仲間の思いも背負って信は前に前に進みます。信の周りにはたくさんの仲間で溢れ、次第に信の名は中華に知れ渡るようになります。目的は中華の統一。王様と信の夢を叶えるため信は王様の矛となり戦い続けます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語は歴史に沿って進んでいきますが、春秋戦国時代の資料というものはかなり少なく、作者の想像で大半が描かれますがそれがキングダムの魅力の1つです。作者の原先生は原稿を書いている途中にキャラクターに感情移入して泣きながら執筆されることもあります。そんなふうにして描かれた物語は激動と感動の連続です。読者の想像を簡単に超えていく怒涛の展開、主人公だけでなく仲間や敵キャラクターまでキャラが立っておりファンがついています。読めば読むほど面白い漫画です。

レビュー③

どんな話ですか? 時は紀元前3世紀、古代中国の春秋戦国。

秦という国に、ある男がいた。

彼の名は政。

後の始皇帝である。

500年続く戦乱の世を終わらすため、中華統一という偉業を成し遂げる夢をえがく。

そして、その夢を実現すべく政の剣となるのがこの漫画の主人公である信という少年だ。

彼は戦争孤児で下僕であった。

下僕というみでありながら「将軍」になるという夢を叶えるため、自信もまた戦の舞台にたつ。

そんな、信と政を中心に描かれたストーリーである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 信が将軍になるという夢を描くストーリーなのに、まず1巻の1ページ目に将軍になった信を描いている。

結果を先に描いても、そこまでのプロセスや人間模様を細かく描写しているのでハラハラしながら読める。

また、登場人物がヒトクセある者が多い。

しかし、全員を好きになれるくらいキャラクターが人間味溢れている。

そして、女性も男性も楽しく読めるというのが大きい。

性別の垣根を越えて、幅広い年齢層が楽しめる漫画になっている。

レビュー④

どんな話ですか? 物語の舞台は古代中国の春秋戦国時代で、下僕だった主人公が大将にまで成長するストーリーです。

主人公はその下僕ですが、秦の始皇帝が成長するストーリーにもなっており、実際の歴史がモデルになっております。

下僕からスタートした主人公がさまざまな戦を通じて、成長し、仲間が増えていく過程は読んでいて楽しいです。

1巻目で主人公の相棒的存在が死亡するのも衝撃的でした。

個性溢れるキャラクターがたくさん登場するので、そちらも見ごたえがあると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ほとんどが戦いの描写が多く、話の展開が早いので飽きることなく読み進めることができます。あと個性溢れるキャラクターが多いのでキャラクターに愛着が沸いたりもします。

しかし、戦いの最中にそのキャラが絶体絶命なったりして、ハラハラドキドキが止まらないです。

キャラクターが死亡するシーンも多く、感情移入することも多々あります。

そして、その敵討ちをしたときの爽快感といったら、何とも言えないものがあります。

戦いの描写で残酷なシーンがありますので、グロテスクが苦手な人はあまり良くないかもしれません。

レビュー⑤

どんな話ですか? 中国春秋時代。下僕として育ちながらもいつの日か戦場へ出て天下の大将軍になること

を夢見て日々切磋琢磨し剣の腕を磨き続ける信と漂という二人の少年。

ある日、少年たちが住む集落を偶然通りかかった貴族の出の昌文君。

子供にしてはあまりに過激な稽古に目を見張り、思わず声をかける。

千を超える対戦を経てきたという彼らに、半信半疑ながらも興味を持ち、

話を聞いていると漂のある特徴に気付いた昌文堂は、改めて二人の元を訪れ、

漂だけを王宮で預かると言い出す。

一人取り残された信のもとにある晩、現れた傷だらけの漂。

ある場所へ向かえという言葉を残し、腕の中でで息絶えた漂の仇を打つため

賊を追い、向かった先にいたのは漂と瓜二つの姿をしたこの国の王を名乗る少年。

このか弱い王を助け、手柄を立て、漂との約束であった天下の大将軍になることを

誓った信が戦場に向かい、絶体絶命の危機を仲間と共に乗り越えながら成長してく姿と、

幼い秦国の王、嬴政が始皇帝になるまでを描く壮大な中国史ストーリー。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ある程度史実に沿っていて臨場感があるし勉強になる。

展開が早くて一巻を読んだら最新刊まで辞められる人いないと思います。

キャラクターや、ストーリーの構成もすごく綿密で、「こいつ大物だな」とか

「これあとで絶対重要になるな」というような期待感が常に満載です。

どうでもいいキャラにもそれっぽい名前が細かく付いているのも面白いです。

作中の人物の話し方などが現代風にアジャストされているところもいいですね。

「マジ」とか「うちら」といった表現がコミックとしての読みやすさを引き上げてます。

ホントに無理!っていう展開をきちんとした理屈で最後には勝利を収める飛信隊の

戦いと、そこに織り交ぜられた史実が魅力です。

レビュー⑥

どんな話ですか? 中国を統一した秦の始皇帝の実話を元にした戦国時代の物語。下僕に生まれた貧しい少年「信(しん)」が、のちの秦の始皇帝となる中華の大王「嬴政(えいせい)」と出会い、天下の大将軍を目指し、数々の困難を乗り越え大爆進!馬鹿正直なほどに真っ直ぐで、でも戦いの才能だけはピカイチの信が仲間を増やしながら成長していくという、少年漫画の王道ストーリーでありながら、壮大な舞台設定や多くの魅力的な登場人物たち、ぐいぐい引き込まれるストーリー展開で、読み始めたら止まりません!
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく、面白さが桁外れ!

中国の歴史に対する興味ゼロ、漫画もあまり読まない私が、たまたま友達が貸してくれたので暇つぶしに第1巻を読んでみたら、一気にはまってしまいました!

そして5巻、10巻と読み進めていくうちにさらに面白くなってどんどん引き込まれ、すっかり大ファンになって結局1巻から最新刊まで、迷わず全巻購入してしまいました!中国の歴史に興味ゼロの私がこうなんだから、興味ある人は絶対に読まないとダメです!

手元において、何度でも読み返したい、読めてしまえる漫画です。

主人公の信と嬴政の、目標に向かう熱い想いと行動力、どんなに大きな困難にも諦めない、折れない心の強さに圧倒されまくりです。

数々の魅力的なキャラがまた良い!渋いキャラ、カッコいいキャラ、面白いキャラ!

出会いと別れにも、いちいち心を大きく揺さぶられて、読みながら何度号泣したかわかりません。ティッシュの用意必須です!

目標に向かって突き進む信と嬴政の姿に読んでいるこちらも激しく揺さぶられ、自分の中からも熱い思いが湧き出てきます。

元気のない時にも、もう一度立ち上がるエネルギーをくれる漫画です。

マップス 長谷川 裕一 KADOKAWA

マップス 長谷川 裕一 KADOKAWA

アマゾン商品紹介 普通の高校生だった十鬼島(ときしま)ゲンの前に突如現れた宇宙海賊を名乗る女、リプミラ・グァイス。彼女の目的は、2万年前に宇宙を放浪していた“さまよえる星人”と呼ばれる種族が残したと言われる秘宝だった。その秘宝“風まく光”の地図となっているのが、“さまよえる星人”の最後の子孫であるゲンなのだという。ゲンは、“風まく光”を狙う、スペース・パトロールとリプミラの戦いに巻き込まれながらも、次第に彼女にひかれていき、秘宝を手に入れたゲンは宇宙へ旅立つ決意をするのだった。

 

どんな話ですか? まるで空飛ぶ自由の女神のような天使型宇宙船リプミラ号の頭脳としてシンクロしているビメイダー(be mader 作られし者すなわち女性型人造人間)のリプミラ・ヴァイスと地球人の少年の十鬼島ゲンが、全宇宙の存亡を賭けた壮大なスケールの冒険を繰り広げるスペースオペラ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 惑星規模の生命体である伝承族、武器もプロミネンス砲とか、続編のマップスネクストシートでは更にブラックホールバルカンとか、とにかく想像を超えてスケールがでかくカッコイイ。
メカデザインもカッコイイし女性キャラは可愛いらしい。
内容的にも優秀なSF作品に贈られる星雲賞を受賞していて読んで損はないと思う作品。

犬夜叉 高橋留美子 小学館

犬夜叉 高橋留美子 小学館

アマゾン商品紹介 ▼第1話/封印された少年▼第2話/甦る犬夜叉▼第3話/玉を狙う者▼第4話/屍舞烏▼第5話/かごめの矢▼第6話/逆髪の結羅▼第7話/骨食いの井戸▼第8話/帰還

レビュー

どんな話ですか? 現代と戦国時代を行き来できる井戸を通じて500年前にタイムスリップしてしまった中学生・日暮かごめは、かつて半妖の犬夜叉と愛し合った巫女・桔梗(ききょう)の生まれ変わりであった。
四魂(しこん)のかけらを集める冒険を通じて次第に惹かれ合う二人。
復活した桔梗を含めた3人の恋愛模様や、犬夜叉とその異母兄・殺生丸(せっしょうまる)との兄弟の因縁、最強の敵・奈落(ならく)との激闘。
冒険をベースに、恋愛や人間ドラマが盛り込まれている戦国御伽草子。
なぜその漫画をオススメしたいですか? タイムスリップ、生まれ変わりといったSF要素に加え、妖怪との激闘、主人公の成長、かごめの前世の桔梗を含めた複雑な恋愛感情、敵である奈落に関してもその心情など深く考えさせられる要素を豊富に含んでいる。

ぼくらの17-ON! アキヤマ香 双葉社

ぼくらの17-ON! アキヤマ香 双葉社
アマゾン商品紹介 「アスコーマーチ! 」、「僕のおとうさん」の作者・アキヤマ香が贈る俳句青春グラフィティ。
日々をただ「なんとなく」生きて、怠惰な生活を送っていた高校生・久保田莉央。
彼は片想いの錦織彩ちゃんが俳句好きだから、という不純な理由で俳句愛好会に入部する。
部長の山本春樹と切磋琢磨しながら、やがて莉央は“俳句甲子園”出場を目指す!
レビュー
どんな話ですか? なんとなく生きてきた高校生の莉央が、主人公の漫画です。莉央は、恋心を抱いた相手に近づきたいという不純な動機で俳句愛好会に入部しますが、俳句甲子園をめざすことに燃えていきます。俳句の何たるかを全く知らなかった莉央が、あたたかい友情やライバルへの悔しい思いを積み重ね、めきめきと力をつけ、とうとう俳句甲子園に出場することになるという青春漫画です。アイドルを思わせる俳句チームも出場してきて、彩りを添えています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 俳句に対して何の知識もなかった主人公が、友人やライバルに刺激され、自分の感性をひきだしていくストーリーにひきこまれるからです。すぐに成功への道をたどるのではなく、挫折を幾度か経験していて、何度かやめようと思うこともあるのですが、その度に、その挫折で大切なものを学び取っている姿が、自分のこれまでの経験とも重ね合わされて、「あの時の決断はあれでよかったな」と、自分で自分を励ますことができる漫画です。俳句甲子園出身の俳人の佐藤文香さんが協力しているので、掲載されている一句も、読み応えがあります。

いなくなれ、群青 京一 KADOKAWA

いなくなれ、群青 京一 KADOKAWA

アマゾン商品紹介 大人気シリーズ「いなくなれ、群青」、原作コミカライズ版開幕――

人口2千人の小さな島「階段島」、そこに住まうのは「捨てられた」人々。停滞した安定の中で、七草は穏やかに暮らしていた。しかし、どこまでもまっすぐな少女、真辺由宇との再会が、彼の日常を大きく変えて…?

 

レビュー

どんな話ですか? 現実の世界から何らかの理由で離れたいと思った人たちが集う、一見現実と変わらない別の世界にいる主人公が、ある日この世界に来た元旧友の少女が現れたのをきっかけに疑問を持ち始め、それまで満足していたその別の世界に疑問を抱き初めてしまいそれを解決するかのごとく、イタズラをしてみては自分の真相に迫ろうとしていく姿がミステリーの様に描かれています。
それが少々難しく思えるかしれないですが、じれったさがある分楽しいのです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 背景が繊細に描かれている事もあり、知らずうちに感情が豊かになって行きますので、初めは設定がややこしいと感じていた部分や伏線だと思っていた謎が次第に明らかになっていきますので、日常に退屈した特や刺激が欲しく思えて別の世界へ逃避したくなる位に思い詰めた時には、この作品に触れる事で解決策出来そうに思えるでしょうし主人公目線で追って行くと勇気付けられてもいくので、名作だと思える程の作品でした。

それだけ胸を張ってお勧め出来ます

刻の大地 夜麻みゆき Jコミックテラス

刻の大地 夜麻みゆき Jコミックテラス
アマゾン商品紹介 邪神竜ディアボロスの手により荒廃した世界、オッツキイム。それを救ったのは幼い少年だった。 しかしそのディアボロスは時を経て復活してしまう。少年は再び旅に出るが…彼が還ることはなかった。再び脅威にさらされた世界で、三人は出会う。心優しい迷子の少年、十六夜。記憶喪失のダークエルフ、ジェンド。そして謎の騎士、カイ。 彼らはそれぞれの目的のため、共にディアボロスを探して旅に出る。
レビュー
どんな話ですか? 邪神竜・ディアボロスによって滅ぼされそうになった世界。7歳の勇者によってディアボロスが倒され、一度は平和を取り戻したものの、再びディアボロスが復活したことにより今また滅亡の危機が迫っていた。当時の勇者がディアボロスに会うために旅立ったが、彼が帰ってくることはなかった。勇者の親友であったカイは、旅の途中で魔物と心を通わせることができる不思議な少年・十六夜と、記憶を失ったダークエルフの生き残り・ジェンドと出会う。勇者の遺した『人間と魔物が共存する世界』という言葉について、2人と旅をしながら可能性を探していく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 優しい絵柄と物語にほっこりしたい時に読むべき作品。テンポがやや遅く感じるが、むしろこのテンポあっての作品。平成初期らしさのある絵柄がノスタルジーで良い。とても良い!30~40代に特にオススメしたい。とにかく絵がいい。

封神演義 藤崎竜 集英社

封神演義 藤崎竜 集英社

 

アマゾン商品紹介 紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける! 殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?
レビュー
どんな話ですか? 3000年以上昔の古代中国。賢君・紂王は仙女・妲己の妖しい術に惑わされ、彼女を皇后に迎え入れた。そして妲己に操られた王は、悪政で民を苦しめていた。その都の遥か上空に浮かぶ仙人界・崑崙山で日々修行(?)に励む太公望は、教主・原始天尊の命を受け、『封神計画』の実行を始める。悪しき仙人を神界に閉じ込め、革命により新しい王朝を作るための『封神計画』。妲己の真の目的とは?策士・太公望は無事封神計画を成し遂げることが出来るのか?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公・太公望の飄々とした立ち回りや、独特の絵柄、魅力的なキャラクター達で、過去に一大ブームを巻き起こした作品なので、当然面白くない訳がない。少年(だった人)なら誰が読んでも間違いなく楽しめるし、(腐)女子も絶対に楽しめる作品。
古代中国が舞台かと思いきや、まさかそういう話だったの!?と驚くような展開も魅力。とにかく読むべき。

Change! 和歌のお嬢様、ラップはじめました。 曽田正人 (著) 講談社

Change! 和歌のお嬢様、ラップはじめました。 曽田正人 (著) 講談社
アマゾン商品紹介 『capeta』『昴』、天才を描き続ける曽田正人が新たに臨む舞台は、”ラップバトル”! 言葉を武器に少女は戦う!去年栞は名門女子高に通う15歳。清潔で窮屈なしおりの毎日は、ある日を境に一変する。同級生・ミキとの縁で足を踏み入れた渋谷のクラブ。そこで出会ったのは、言葉を武器に戦う「フリースタイルラップバトル」の世界だった!!

 

レビュー

どんな話ですか? 名門女子高に通う品行方正なお嬢様・栞。とあるきっかけから、同じクラスの同級生・ミキと渋谷のクラブで会い、ひょんなことから突然「フリースタイルラップバトル」のステージに上げられてしまう。
ラップなんて見たことも聴いたこともなかった栞はステージ上で気圧されてしまい、意気消沈のまま帰宅するが、なぜかラップのことが頭から離れず、少しずつラップに興味を持ち始めるように。最初は栞を馬鹿にしていたミキも、そんな栞を見て、「一緒にやろう」と栞をラップの世界に引きずり込む。
ラップはド素人だった栞だが、和歌に通ずるものがあるとラップを猛勉強。ラップの猛者たちとのラップバトルを勝ち抜きながら、めきめきと腕を上げていく栞だが…。
ラップというアンダーグラウンドな世界と、高校生の青春がかけ合わさった、青春ラップバトル漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ラップって何?ちょっと怖い感じの人が歌の合間にはさむやつでしょ?そんな風に思っていたんですが、この漫画を読んだらそんな概念が吹っ飛びました。ラップとは言葉の美学であり、バトルで使われる言葉の端々に、その人の人間性や価値観があらわれます。バトルシーンはまさに魂と魂のぶつかり合い。言葉を極限にまで尖らせてぶつけ合うバトルシーンはぞくぞくするぐらい痺れます。そんな中にも栞とミキの友情や、バトル中に出会った者同士の恋模様などもあり、飽きずに読み進めていけます。

サスケ 白土三平 小学館

サスケ 白土三平 小学館
アマゾン商品紹介 あらすじ/大坂夏の陣を前に、徳川家康は江戸城で柳生但馬、服部半蔵などの家来を集め、会議を開いていた。席上、但馬は天井裏に潜む猿飛流の忍者を発見し、ただちに公儀隠密団の首領・服部半蔵に追跡を命じる。家康の敵・真田幸村の配下にある猿飛忍者を抹殺したい半蔵は、猿飛忍者を追う途中でひとりの少年・サスケに出会う。その頃、半蔵率いる隠密団だけでは猿飛忍者は消せないと判断した但馬は、自らの配下にある柳生忍群を使って猿飛忍者を追っていた。やがて柳生忍群の一人が猿飛忍者を仕留めるが、新たに出現した猿飛忍者によって殺されてしまう。そして、出来事の一部始終を目撃していた服部半蔵は、猿飛忍者が実は一人ではなく、猿飛の技を使う者すべてが猿飛忍者を名乗っていたことを知る(忍者猿群)。
レビュー
どんな話ですか? 甲賀の少年忍者・サスケの活躍と成長を描いた作品。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作中の忍術の科学的な解説による種明かしが丁寧に書かれており興味を刺激される。
特徴的な日本画的な絵も魅力的だし、アニメ化作品においては話ごとに得られる教訓的なナレーションが素晴らしい。