銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 超ヒット作『鋼の錬金術師』の荒川弘の最新作!
大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。授業が始まるなり子牛を追いかけて迷子、実習ではニワトリが肛門から生まれると知って驚愕…などなど、都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、酪農青春グラフィティ!!

レビュー①

どんな話ですか? 高校受験時進路をどうするか悩み、学校の先生の勧めで農業高校の酪農科に進学することから始まります。生き物の世話や食べるとは犠牲の下でなっていること等普通の学校では学べないことを学んでいきます。そんな中、友人たちと学び、バカなことをし、時には恋愛をし、何かをやり遂げようと一生懸命やり、時には頼らなければいけないことを知っていきながら成長する3年間を描いています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校選び特に何も考えず何となくで選んだ高校からの大学、社会人。きちんと考えていなかったらこそ今後悔ばかりしています。そんな中この作品を見ると、中学の時に悩み、それをきちんと受け止めてくれた周りがいてうらやましいと思います。そして、時には否定され、逃げたくなる、楽な道を進んでもいいところを目をそらさず自分自身で選んで進んだ主人公の生きざまがすごいと思いお勧めします。最終話では初回の描写と似たところがあり、こんな風に成長したんだと痛感させられます。人生逃げずに考え続ければ大変で辛い思いもするけど、結果が残ることを教えてくれます。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公である男子高校生の八軒は、親からの学問に対するプレッシャーから逃れるために、全寮制の農業高校へ進学しました。そこには、農家の跡取り達(キャラが濃い)がひしめき合っており、八軒も次第に勉強以外の重要なモノに気付き始めました。特に部活動に馬術部があり、好きな女の子に近づくために入部するシーンがとても面白いです。また途中で、壁に当たり挫折するシーンも何度か見受けられますが、仲間や大人のフォローで乗り切っていきます。シリアスあり、ラブコメあり、笑いありの良作です。是非、読んでみてください。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「銀の匙」とは、農業を専門とする北海道の高校で、高校生達の日常とラブコメが繰り広げられる漫画となっております。また単行本は15巻完結となっており、お手軽に全巻揃えることができます。内容自体は高校生の学園モノですが、テーマが農業高校であるため、独得な世界観となっております。内容としては、ギャグとシリアスがとても良いバランスで構成されております。この漫画は、週間少年サンデーで連載されていたこともあり、全年齢層が楽しめる内容となっております。

レビュー③

どんな話ですか? 高校受験に失敗した主人公、八軒勇吾。

学力競争などから逃げ出すために進学した「エゾノー」で、沢山の仲間や畜産動物(なかま)に出会い触れ合い、成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 初めはナヨナヨとしていそうに見える主人公だが、物語が進んでいく内に、人間としての成長していく様がしっかりと描いてあり、更には起業にまで取り組んで行く姿をみていると、気持ちが前向きになってしまう。

様々な困難に正面からぶつかって行く姿勢は、見習いたい物がある。

ヒメゴト~19歳の制服 峰浪りょう (著) 小学館

ヒメゴト~19歳の制服 峰浪りょう (著) 小学館

アマゾン商品紹介 周囲から男っぽく見られている女子大生・由樹(ユキ)。彼女は誰にも言えない秘密の儀式を行っていた――。燻り続ける己の欲望に苦悩する日々を送る由樹。一方、同じ大学に通う佳人(カイト)と未果子(ミカコ)の2人も他人には明かせぬ「秘密」を抱えていて――。「ヒメゴト」を持つ3人の19歳が繰り広げる「ヨクボウ」と「セイフク」の物語――。
どんな話ですか? 周囲から男っぽい扱いをされているために大学では男っぽい振る舞いをしているけれど本当は女の子らしくなりたくて唯一持っている女の子の服「制服」を夜な夜な着ている由樹・
清純な美少女で周囲からはお嬢様と思われているけれど毎夜セーラー服を着て15歳の設定で「援助交際」している未果子・
憧れのイケメン男子扱いされているけれど女装癖があり、また理想の美少女な未果子に憧れてこっそり同じ服装をしている佳人。
それぞれ人には言えない秘密を持ったこの3人の欲望と思惑が絡み合っていく19歳の群像劇。
なぜその漫画をオススメしたいですか? メインキャラクター3人は外見的に他者より恵まれた者でありつつも、
まさに「秘め事」といった性的行動をやめることができないまま悩みながら生きていて、
そういった「こじらせ」は若さゆえというふうにも感じるけれども、誰にでも多少このような「ヒメゴト」はあるのではないかな…と思うからです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 自分の性的な気持ちに悩んでいる人や、
作中キャラクターと年齢が近い高校生~大学生くらいの人
読んだことによるエピソード 特になし

Paradise Kiss 矢沢あい (著) 祥伝社

Paradise Kiss 矢沢あい (著) 祥伝社

アマゾン商品紹介 受験勉強に追われる早坂ユカリは、単調な日々を送っていたが、服飾専門学校「矢澤芸術学院」に通うジョージの学園祭でファッションモデルを務めることになった。夢を追いかける仲間たちとの出会いは、やがて---。 ファッション誌「Zipper」で連載。

レビュー①

どんな話ですか? NANAなどを描いた矢沢あい先生『ご近所物語』の続編作品。

普通とはかけ離れたオシャレすぎる高校生たちが、将来や切ない恋愛に悩む物語です。

容姿端麗な主人公・早坂紫。

親の期待を背負いながらも、進学校での成績が振るわず、進路に悩む落ちこぼれ高校生。

そんな時、謎の高校生・ジョージにファッションショーのモデルをしてほしいとスカウトされます。

服飾学校に通う『ご近所物語』主人公の妹・美和子や、

容姿端麗すぎる謎の高校生・ジョージにより、紫の高校生活は一変!

恋愛模様や友情だけでなく、煌びやかなファッションショーなど見どころいっぱいの作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? なにより、お洒落な世界観!

連載誌がファッション誌だっただけに、とにかく華やか。

前作『ご近所物語』と同じ高校生でありながらも、少し大人な世界観。

煌びやかなファッションショーのシーンは、色あせることがありません。

彼らのブランド「Paradise Kiss」はラグジュアリーでありながらも、繊細なディティールが素晴らしい。

紫は基本的に進学校の制服姿ですが、「矢澤学園」に通うジョージ、実和子、嵐、イザベラなど、私服姿が個性豊か!

夢を追う高校生たちの物語としてはもちろん、ファッションを見ているだけでうっとり。

レビュー②

どんな話ですか? 端正なルックスにモデル体型と容姿に恵まれながらも、母親との関係性から自分に自信がない平凡な女子高生だった主人公・紫(ゆかり)は、ファッションの専門学校である矢澤芸術学院の「パラキス」メンバーと出会い、学園祭のショーのモデルにスカウトされる。受験勉強真っ最中の紫は「あんたたちの遊びに付き合っている暇はない!」と突っぱねるが、パラキスのメンバーたちが真剣に自分の夢と向き合っているということを知りモデルを引き受けることに。次第に”誰のためでもない、自分の人生を歩くって決めたんだから”と葛藤や周りとの衝突を繰り返しながら一人の自立した女性へと成長していく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ファッション誌「Zipper」での連載開始から20年以上経った今でも、移り変わりの激しい”ファッション”がテーマの漫画でありながら全く”時代遅れ”を感じさせない作品。

自身が10代の頃にはキラキラしたファッションの世界への憧れや、自分の手で夢のように美しいドレスを作り上げるパラキスメンバーたちに、ただただ「夢」を見せてもらっていた。メインの登場人物たちよりも大人になって久しぶりに読んでみると、煌びやかな世界観だけでなくその表情やセリフの中に今だからわかる思春期特有の揺らめきや繊細さを感じ取ることができ、主人公の紫だけでなく、一人一人の心の動きがものすごく丁寧に描写されていることに気づいて感動した。

主人公の紫とジョージの恋の行方について、2人の選択に10代の頃はどこか腑に落ちないものがあったが、30代の今は「わかるよ」と共感してしまったところに時の流れを感じた。

また今作は、矢沢あい先生の「ご近所物語」のその後の世界と繋がっているためご近所ファンにとっても”あのキャラがこんな大人になったのか!”という懐かしさと発見がとても感慨深かった。

レビュー③

どんな話ですか? 進学校に通う平凡な女子高生、早坂紫が個性豊かな矢沢芸術学園の生徒達と出会い、彼らとの交流を通して自分自身が本当にしたいことは何なのかと疑問に思うようになっていきます。

彼女は親の期待や希望に合わせるようにいい子を演じて過ごしてきました。

学校も無理をして自分のレベルよりも高い学校へ通い、塾にも通いますが成績は良くなく親にもがっかりされます。

紫は自分の存在価値を見失ってしまいます。

そんな彼女にショーのモデルをして欲しいと頼む矢沢芸術学園の生徒の一人嵐。

彼の友人達の熱意も感じモデルをやってみようと決心します。

また、リーダー的存在の譲二は紫とは全く違い、自分の夢や考えを持っていて自信に満ち溢れています。

紫は彼の存在を否定しながらも自分とは全く違う性格の彼に惹かれていき、恋をします。

紫にとって彼女の周りで起きる全てのことが新鮮であり魅力的。

親の反対を押しのけて、自分の人生を歩くと決めたと誓い、葛藤しながらも一生懸命自分の人生と向き合い、成長していこうとするストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私を含め、10代の中高生は将来の進路や夢に行き詰まり、親の言われたとおりに行動し学校へ通う人は多いです。

私自身、自分で決めた進路に進みながらもこれでいいのか、もっと他にやりたいことはないのかと自問自答することが多かったです。

しかし、挑戦することでの失敗を恐れて安全な道を突き進んできました。

誰でもない自分自身の人生なのだから自分が一生懸命考え、行動して失敗もして成長することは自信へも繋がります。

あの頃は戸惑っていた私も今なら分かります。

矢沢あい先生の作品は中高生にとても人気です。

多感な10代の子供たちが学校や恋愛に悩むことが多いけれど、読みやすい漫画の中に参考になる言葉が多く出てきます。

少しでも多くの人の悩みが早く解決できればと思いオススメします。

古見さんは、コミュ症です。 オダトモヒト (著) 小学館

古見さんは、コミュ症です。 オダトモヒト (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中毒必至のコミュ症ヒロインコメディー!!

話したい、話せない。この緊張が、伝わってたらどうしよう。

万人が振り返る美少女・古見(こみ)さんは、コミュ症です。
コミュニケーションがとても苦手で、周囲は近寄りがたく感じている?
「どうやって話しかけよう」「話しかけた後どうしよう」
と考えてしまう古見さん。
そんな古見さんと、友達になった只野(ただの)くんの学園生活、開校です!!

心も指先も震えるけど、目標は友達を100人作ること!
思わずニヤニヤ、でもたまに胸をつくコミュニケーションコメディー!!

【編集担当からのおすすめ情報】
古見さんの可愛らしさ、人と接する時の緊張感などなど、きっと古見さんを愛さずにはいられない物語です。

人付き合い(コミュニケーション)で、たまに胸が締め付けられる全ての人に、是非お読み頂けますと幸いです。

どんな話ですか? 私立伊旦高校の1年生の古見硝子は、容姿端麗でクラスのマドンナ的存在だとみなされていますが、人と話すのがとても苦手な「コミュ症」です。

中学までは友達を一人も作ることができなかったコミュ症美少女・古見さんは、高校に入学して間もなく、人の気持ちを察するのが得意なクラスメイトの只野くんと友達になることができました。

2人で協力し、周囲の人々の助けも借りながら、古見さんの「友達を100人作る」という夢を達成するために奮闘していく物語です。

また、2人の関係性が変化していく様子にも注目です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 美少女なのに人とまともに話すことができず、筆談をする古見さんですが、只野くんや他のクラスメイトの協力もあり、少しづつ友達が増えていき、様々な経験をすることで成長していく姿に勇気をもらえます。

登場人物は皆個性豊かな濃いキャラばかりで、古見さんと只野くんは振り回されてばかりです。

それでも、新しいことに興味津々でワクワクしている古見さんはとてもかわいらしく描かれています。

いわゆる学園青春ものとは少し違っており、共感できる部分もあり、クスッと笑える部分もあり、楽しんで読むことができます。

どんな人に読んでもらいたいですか? 現役の高校生はもちろん、大人の方でも学生時代を思い出しながら楽しめると思います。

友達が多いほうじゃなかったとか、自分も人と話すのは苦手だという意識がある人であれば、古見さんの気持ちに共感することができて、古見さんを応援したくなると思うのでオススメです!

読んだことによるエピソード 人付き合いが苦手でも、周りの人に助けてもらいながら友達を増やしていく古見さんに勇気をもらいました。

WORST 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

WORST 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 悪名高き鈴蘭高校に入学した月島花を待ち受けていたのは、鈴蘭名物“一年戦争”だった!! 不良(ヤンキー)まんがの巨匠が描く新・最強伝説!!
どんな話ですか? 地域最大規模のワル【不良】が集まると言われる鈴蘭男子高校。カラスの学校と言われるその高校は毎年問題がある血気盛んな若者が集まるヤクザ養成学校でもある。未だかつてその高校をまとめた番長と言われる存在がいない中、月島花という田舎育ちの青年が色々なライバルをかき分けながら、鈴蘭のテッペン【番長】を目指す青春不良漫画。前作のクローズから続く話やキャラクター、お馴染みのライバル高校の鳳仙も登場しており、読み応えのある作品となっています
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私自身現在36歳ですが、自分の高校時代を思い返してもここまで熱くなれる事も、はたまたここまで激しい描写の様な事はとてもじゃないけどありませんでした。そして私の青春時代に思春期の男の子には有り余るパワーを発散させてくれる場所や機会は中々無かったです。しかし、 、この漫画は思春期のあのやり場のない思いや何とも言えない怒りを代弁してくれる作品となっています。悶々とした思い、パワーをこの漫画を通じて発散してほしいです!
どんな人に読んでもらいたいですか? 一番は今青春を謳歌している男子中学生、高校生。やり場のない怒りやパワーをこの漫画で発散してほしい。ただ同じ年代の女の子にも読んでほしいです。同年代の男の子がどういう物に憧れて、興味があるのかこの作品を通じて感じてほしい。
読んだことによるエピソード 特にないです

中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル (著) 日本文芸社

中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル (著) 日本文芸社

アマゾン商品紹介 工場で働く18歳の片桐真実(かたぎりまこと)は、自分を中卒だと笑い捨てた周囲を見返すべく、高校受験に失敗した妹の真彩(まあや)と共に人種のルツボ“通信制高校”に入学する。そして入学式当日、見目麗しきお嬢様・逢澤莉央(あいざわりお)と劇的な出会いを果たす―――。『ドットインベーダー』の著者、熱描!ムキダシのリアル青春ラブコメ、待望の第1集!!
どんな話ですか? 父親が犯罪者になり、母も病気で亡くし、妹の真彩を育てるべく中学卒業後建設会社で働いている兄の真実が、ひょんなことから真彩と通信制高校に入学することになり、働きながら諦めていた高校生活を始めるという話です。

クラスメイトには70歳過ぎた高齢者、シングルマザーなど様々な事情を抱えた生徒がいて、中でもお金持ちのお嬢様逢坂莉央とは、最初はお互いいい印象ではなく何度もぶつかってしまうのですが、徐々にお互いにとって大事な存在に変わったりして真実はクラスメイトから色々な刺激を受けながらただ卒業の為に勉強するのではなく人間的に成長していく姿が描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画のクラスメイトや主人公の上司、妹などの考え方がとても好きです。

その人それぞれの経験から来る感情にとても共感してしまうし、こういう考え方もあるんだなと自分を見つめ直して前向きな気持ちになれる漫画だなと感じます。

特に好きなのが主人公が警察に保護された時親代わりとして上司が迎えにきて、それに対し後ろ向きな発言をし突っぱねる主人公に対し「お前な自分を可哀想がるのをやめろ。自分を卑下するのをやめろ、自分が自分を決めつけてんだ。」と言ったシーンが何だか自分に言われたような気がしてとても染みました。

どんな人に読んでもらいたいですか? 私は高卒ですが、大卒と比べると引け目を感じてしまうのと同じで、中卒で尚且つ社会人として働いてきた人が「よし、高校いこう」って気持ちになるのは容易なことではないし、人生諦めることがどこかにあると思います。

でもその中でも主人公がその後ろめたさを感じながらも頑張って高校生活を楽しんでいる姿を見てとても勇気をもらいました。

読んだことによるエピソード とてもマイナス思考で「自分なんか…」って思う毎日だったのですが、この漫画の中の人物はそんな辛いことを乗り越えてがんばって生きている姿に感動して、あまり自分を卑下したり下に見たりすることをしなくなりました。

お~い!竜馬 小山ゆう (著), 武田鉄矢 (著) 小学館

お~い!竜馬 小山ゆう (著), 武田鉄矢 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 弱虫な竜馬は、近所でもいじめっ子の的で、姉の乙女に助けられる毎日。そんな竜馬も7つになり学問は楠山塾、剣道は日根野道場にはいるが、塾でも道場でも落ちこぼれ。とうとう塾を退塾となる。しかし母、幸は病の床でも竜馬を優しく見守ってくれる。そんな幸と花見に出かけた竜馬を見つけたいじめっ子達だが、幸の親切心に心を打たれた彼らは、幸のために捨てられた傘で日傘を作ってくれた。そこに通りかかった上士。土佐では禁止されている郷土の日傘を目撃された竜馬達は…。激動の幕末に一陣の風を送りこみ、炎のように生きた男・坂本竜馬。その英雄の若かりし時代を描く、幕末風雲大作!!
どんな話ですか? 激動の江戸時代末期から明治時代を駆け抜けた坂本龍馬を主人公に据えた歴史マンガです。坂本龍馬が生まれた高知県土佐から始まり、泣き虫龍馬が、日本を代表する武士に成長していく過程が、とても痛快でしあわせな気持ちになります。また、龍馬を取り巻く優しくも厳しい家族や、龍馬とともに日本に革命を起こしていく仲間たちも魅力的です。薩摩藩の西郷隆盛らなどが出てきて、薩長同盟を成功させた話は、今の社会にも通用するような戦略です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 今の時代、みんなあまり目立たないように、周りの目を気にしながら、なんとなく生きてます。周りに合わせて、横並びを重視して、革命とか新しい何かを起こすような人が少ない気がします。そんな人に、新しい何かを起こすような人の人生を見てほしいので、このマンガをおすすめします。また、このマンガは優しい家族愛や、仲間との友情も書かれており、昔より少し冷たくなってきている今の人間関係について、みんなに何かを思ってほしいと思い、おすすめしたいです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 特に若い人に読んで欲しいです。家族愛や友達同士の友情、何か新しいことを始めるには、周りと同じことをやっていては、なにも進歩はないということ、坂本龍馬の破天荒な生き方から、何か刺激をうけ、感じてほしいです。
読んだことによるエピソード 常に新しいことを始めたいと思うようになりました。

極東学園天国 日本橋ヨヲコ (著) 講談社

極東学園天国 日本橋ヨヲコ (著) 講談社

アマゾン商品紹介 徴学令が施かれ、高校までが義務教育と化した近未来の日本。一度入学したら卒業するまで外には出られない全寮制の学園に集められたのは、曲者ぞろいの生徒たち。「今だけあんたの右手になってやる」「忘れられるくらいなら嫌われたほうが楽なんだね」友と呼べるのは心に疵を持つ者。魂をわかつ者たちの、破天荒青春学園ストーリー!
どんな話ですか? 高校まで義務教育が延長され、「徴学令」が施かれた近未来の日本にある全寮制の高校に転校してきた主人公とクラスメイトたちや先輩との青春群像劇。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この作品に出てくる学生たちは皆、大抵何かしらの過去や問題を抱えていて、若かりし頃悩みを抱えていた時などに読んでとても勇気をもらえたので。
どんな人に読んでもらいたいですか? 様々な悩みを抱えている思春期の若者。熱い思いや青春時代を思い返したい大人たち。
読んだことによるエピソード 「冬のように生きても春は来る」「あの人は後ろ向きすぎて前向きだ」というようなセリフがあるのですが、登場人物たちのセリフが何かと心に刺さるものが多く、それを思い出して頑張れたことが何度もあります。

G戦場ヘヴンズドア 日本橋ヨヲコ (著) 小学館

G戦場ヘヴンズドア 日本橋ヨヲコ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 マンガ家マンガの傑作、特典多数にて復活!マンガを愛する高校生の鉄男。人気マンガ家の父を憎む高校生・町蔵。運命的な出会いを果たした正反対なタイプのふたりは、青春と呼ぶにはあまりにも過酷な「表現」の世界へと今、足を踏み入れる–!
「作品を生み出す事とは」「戦友とは」という2つのテーマをマンガ家とその卵たちの目を通して描ききり、「マンガ家マンガの伝説」と呼ばれた傑作が今、完全版として鮮やかに蘇る!!
【編集担当からのおすすめ情報】「月刊IKKI」にて連載され、今なお強烈な輝きを放つ『G戦』が作者・日本橋ヨヲコ氏の画業20周年を記念して復刊されることになりました。当時と同じ、全3巻での発売となります。雑誌掲載時のカラーページの復活に加えて新たに多彩な描き下ろしページを装填。さらに、単行本未収録作品の『粋奥』も収録したまさに完全版の名にふさわしい一冊! ぜひお買い求めを!
どんな話ですか? 高校生の堺田町蔵は、ベテラン人気漫画家である父親を憎んでいた。
母親が出ていく時も漫画の執筆を優先した父を許せずにいた町蔵は、同じく敏腕編集者の父に捨てられた同級生の鉄男に素晴らしい漫画の才能を見出し、互いの父を見返す為に合作漫画の制作にとりかかる。
しかし鉄男は母に自作の漫画を否定されて以降描きたいテーマがなく、入院中の母親の治療費を稼ぐのが目的で、筆をとる虚しさを持て余していた。
はたして二人は互いの父親を超える傑作を世に送り出せるのか?
漫画に賭けた高校生の青春を描く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? プライドをこじらせた町蔵と根暗で気弱な鉄男、正反対の高校生のバディものとして抜群の読みごたえです。鉄男は漫画の天才であり、素晴らしい作品を世に生み出しますが、そこに情熱が伴わない欺瞞に苦悩していました。一方の町蔵は努力家の凡人にすぎず、鉄男の圧倒的な才能に格の違いを見せ付けられます。二人の友情と葛藤を軸に、双方の父親との確執が描かれていきますが、漫画のプロフェッショナルとして家庭すら犠牲にする覚悟には戦慄を禁じ得ません。日本橋ナヲコ作品の特徴に挙げられる太くクッキリした線は非常に力強く、人物にビビッドな存在感を与えています。セリフ回しも大変独特で、Gペンの線上を戦場にひっかけたタイトルセンスが秀逸です。町蔵の凡人故の苦悩と鉄男の天才故の苦悩、両者の対比によって才能の有無が成否を決める商業漫画の世界のシビアさが身に迫りました。巻数は少ないですが、根強いファンに支持されている隠れた傑作です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 熱い青春ストーリーが読みたい人
漫画家をめざしている人
漫画が好きな人
正反対のバディものが好きな人
天才と凡人のドラマが見たい人
読んだことによるエピソード 特になし

(ニコ) タカハシマコ (著) 双葉社

(ニコ) タカハシマコ (著) 双葉社

アマゾン商品紹介 心に傷を持ち、やがて犯罪を犯す可能性を秘めた少年少女を、事前に隔離施設へ連れて行くために派遣される女子中学生型ロボット〝ニコ〟。ニコと触れ合うことで、自らの心の闇に気付き、あるものは自分を取り戻し、あるものはニコとともに〝船〟に乗る道を選択する…。その可愛らしい絵柄とそれに反する毒の強い描写で、いま最も注目度の高い漫画家のひとりであるタカハシマコの名作が、大幅新規描き下ろし・加筆・修正を経てファン待望の完全版として蘇る!! ①②巻同時発売、全2巻。
どんな話ですか? 虐待、いじめ、近親相姦。学校や家庭の軋轢に悩み、トラウマを負った少年少女の前に忽然と現れては、将来的に犯罪を犯す可能性が示唆された彼らを隔離施設へ導く少女型ロボット・ニコ。
彼女との交流を通してある者は自我を取り戻し、ある者は全てを捨てて隔離施設「船」へと赴く。
ニコと邂逅した少年少女たちが体験する出来事を描いたオムニバス。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ロリエロ漫画家タカハシマコが手がけた一般向け作品。キュートな絵柄に反し、毒のある作風は健在です。
本作の狂言回しとなるニコはセーラー服がチャームポイントの女子中学生型ロボット。量産型なので何体もおり喋り方や性格が異なる上、出会った少年少女たちへのアプローチの仕方にも個性が出ます。
ニコは原則傍観者に徹し、少年少女たちの事情に深入りしません。ですがニコとの邂逅を経て、少年少女たちは自分の心の闇と向き合いある決断を下します。
インモラルな匂わせ描写もありますが、逆にそれがフェティッシュな魅力になっています。ニコに代表されるキャラデザは頭身低めでとても可愛らしいです。少年犯罪をテーマにした作品ですが、一方的に悪を裁いて済ますことなく、船に行くか否かの最終的判断は個々の登場人物に委ねられます。
ニコと各キャラクターが築く関係性のバリエイションにも注目。ある者は対等な友情を、ある者は憎しみを、ある者は唯一の逃避先として依存するのですが、本来ロボットで感情を持たないはずのニコが達観した表情を見せる瞬間があり胸が詰まります。
リリカルな心理描写やセンシティブな演出など、好きな人はとことんハマる作品です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 美少女アンドロイドに萌える人
少年少女の心の闇に惹かれる人
オムニバスが好きな人
萌え系の絵柄が好きな人
読んだことによるエピソード 特になし