あしたのジョー 高森朝雄 (著), ちばてつや (著) 講談社
アマゾン商品紹介 | 「ひじを左わき下から離さない心構えで……やや内角をねらい、えぐりこむようにして打つべし!」――漫画史にその名を刻んだ、永遠の名作! 東京・浅草のドヤ街に、ふらりと現れた一人の少年。矢吹丈(やぶき・じょう)と名乗るその少年に一方的に叩きのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、その動きに天性のボクシングセンスを見出し、一流のボクサーに仕立てあげんと奮闘するが……。 |
レビュー
どんな話ですか? | ベテラン漫画家ちばてつやの代表作で、原作が書かれた年代は1960年代後半から1970年代初めごろの話ですので、今からざっと50年ぐらい前の話になります。テレビでも放映された、なつかしの名作とも言えます。
まだ、日本中貧しい層もかなり広範にあり、その貧しい街の出身の若者ジョーは、ふるさとの街に帰ってきます。まだ若いが少しひねくれもののジョーは、少し不良で、やぐされものです。まだ若いエネルギーをどこに持っていけばよいのか、わからないジョーは、ボクシングと出会い、ボクシングを通じて、生きていくことに希望を見つけ出していきます。その希望は、貧しい街の希望ともなり、街の子どもたちのヒーローともなっていきます。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | 若いエネルギーは、若者にはどの時代でもいつもあるものですが、それをどのようにどの道に発揮していいかわからない若者たちは、今もたくさんいると思います。
その道をみつけたジョーの生き方を見て、深く共鳴する人は多いと思います。 ボクシングのライバルや、指導者(コーチ)、仲間にも恵まれ、ひたすらボクシングにのめり込んでいくジョーは、完全に燃え尽きるまでその生を、輝かせます。 最後の場面は、今でも、かなり高齢となった私にも強い印象を残しています。 |
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