エンゼルバンク ドラゴン桜外伝 三田紀房 講談社

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝 三田紀房 講談社
アマゾン商品紹介 君たちの「転職」は間違ってないか!?
メディアに騙されるな、イメージに惑わされるな。
今度は社会人のための『ドラゴン桜』だ!!これは社会人のための“ドラゴン桜”だ! 今の仕事に悩んでないか!?転職を考えているなら……今が人生の転機だ!!転職とは人生のチューニング。龍山高校英語教師・井野真々子は転職代理人の海老沢と出会った。彼の話にひかれ転職を決意した!!選んだ職業は、転職代理人!!
レビュー
どんな話ですか? 転職エージェントの立場から、世の中の構造を次々と説明していく漫画です。一人の女性が出産後に初めて働きだしたのですが、その仕事が転職をサポートする会社でした。転職者たちには、さまざまな悩みがたくさんありますが、企業のあり方や社会人としてのあり方を説明する事を通して、転職問題を解決へと導きます。読者は充分な知識を得ることにより、この漫画の登場人物と共に清々しい気分になり、よりうまく生きれるようになります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 学園漫画『ドラゴン桜』が受験テクニックを披露したように、この漫画でも転職や、世の中の企業との対応の仕方のテクニックを披露しています。テクニックを得る事で、これから社会人として有意義に生きていく事が出来ます。転職活動がうまくいかない人には、目から鱗が落ちるような情報が記載されていますので、とても参考になります。海外で活躍したい人も、アメリカ企業の特徴などが掲載されていますので、一見の価値があります。

1122 渡辺ペコ 講談社

1122 渡辺ペコ 講談社
アマゾン商品紹介 妻・相原一子。夫・相原二也。結婚7年目の仲良し夫婦。セックスレス。子供なし。そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。おとやには、いちこも公認の“恋人”美月がいる。美月との恋に夢中になり始めるおとやを見て、いちこにも変化が……。『にこたま』の渡辺ペコが描く最新作は、結婚の嘘と真実。結婚したい人もしたくない人も――「結婚」を考えるすべての人に届けたい、30代夫婦のリアル・ライフ!
レビュー
どんな話ですか? 妻・相原一子、夫・相原二也はセックスレスで子供なしだが、結婚7年目の仲良し夫婦。そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。二也には美月という恋人がいるが、一子はそれをわかった上で公認している。そんな折、一子も若い男性から言い寄られ、近外恋愛をしてしまう。お互い公認ではじまったこのルールが、夫婦の形や在り方を少しずつ変えていく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 昔から不倫を描いた作品は多くあるものの、誰かが悪人だったり、夫婦仲が険悪だったり、ドロドロしていたり…という内容が多かったのですが、この夫婦はとても仲良しで、しかも不倫自体が「公認」というあたりが今までの不倫ものとは一線を画しています。ただし公認といっても、そこまで割り切れないのが人間で、一子も二也も、何かしらのモヤモヤを抱えたまま夫婦を続けていきます。時代が進んで、婚姻関係の在り方も変わりつつある昨今、「夫婦とは」ということを考えさせられる作品です。

脳内ポイズンベリー 水城せとな 集英社

脳内ポイズンベリー 水城せとな 集英社
アマゾン商品紹介 櫻井いちこ(29)は、飲み会で会って以来気になっていた男子・早乙女(23)に、偶然遭遇。『話しかける? 話しかけない?』『押してみる? 引いてみる?』いちこの脳内ではめくるめく会議が繰り広げられ――? 怒涛の新感覚ラブ・パニック、開幕!
レビュー
どんな話ですか? 櫻井いちこは物書きで生計を立てるゆるふわ系アラサー女子。とある合コンで23歳のマイペースな男子・早乙女に一目ぼれしてしまう。別の日にたまたま駅で早乙女に再会し、話しかけるべきかどうか迷ういちこ。そこで脳内会議がはじまるのだが、いちこの脳内には「ポジティブ担当」「ネガティブ担当」など、5人の人格があり、迷ったり困ったりした時にはこの5人が脳内でわーわーと会議をはじめる。結局脳内会議をしたのち、いちこは早乙女に話しかけ、そこから恋が急速に動き出すのだが、マイペース過ぎる早乙女にいちこは振り回され続けてしまう。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「いつも考えすぎてしまう」という人は、いちこの脳内会議に「そうそう!いつも頭の中身こんな感じ!」と共感できます。人格って一種類ではなく、時にポジティブが優勢になったり、ネガティブが優勢になったり、過去の経験や思考パターンに意外と支配されてるなと読みながら気付かされます。また、アラサー女子のリアルな心情もぐさりと刺さります。

鏡の前で会いましょう 坂井恵理 講談社

鏡の前で会いましょう 坂井恵理 講談社

アマゾン商品紹介 美人になったら
幸せになれると思ってた――。「可愛い」とは正反対、不動明王似の〈明子〉。それでもそれなりに楽しく生きていた。親友で美人な〈まなちゃん〉としこたま飲んだ翌朝、目が覚めるとビックリすることが起こっていて――! アラサー女子の美醜をめぐる、鮮烈ストーリー!

 

どんな話ですか? おしゃれでブスな明子と地味で美人なまなちゃん。正反対の親友同士が、朝起きると入れ替わっていた。入れ替わった体で、本当に好きな人を手に入れようとする。美人になったら幸せになれるのかというのがテーマな作品。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 明子が美人の親友の体になったことで自分でいるときには出来なかったことを実現しようとすること、目の前にいる元自分の体を客観的に評価するなど、視点がおもしろく主人公の心情が苦しいほど伝わってきます。

 

私の少年 高野ひと深 講談社

私の少年 高野ひと深 講談社

アマゾン商品紹介 この感情は、母性?それとも–。スポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は、夜の公園で12歳の美しい少年、早見真修と出会う。元恋人からの残酷な仕打ち、家族の高圧と無関心。それぞれが抱える孤独に触れた二人は、互いを必要なものと感じていく–。「このマンガがすごい!2017「<オトコ編>第2位! 年齢や立場の違いを超えた二人の交流を描く話題作!!
どんな話ですか? とあるスポーツメーカーに勤める30歳の多和田聡子は、自宅近くの公園で出会った12歳の少年・早見真修に、ひょんなことからサッカーを教えることになる。
複雑な家庭環境が垣間見える真修のことが気にかかり、サッカークラブの試合への送迎を引き受けたり、一緒にお寿司を食べに行ったりと何かと真修を構うようになる聡子。
しかし、それを知った真修の父親は激怒し、聡子の会社へ処分を求めた。結果として地元仙台へと転勤になった聡子は真修の前から姿を消す。
数年後、中学生になった真修は修学旅行先の仙台で聡子と再会し、再び二人は連絡を取るようになる。
聡子のことを思い続けていた真修は聡子に告白するが、聡子は大人としてその気持ちにこたえることはできないと告げ……。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 年齢差のある二人の恋といえば年上男性と年下女性で描かれることが多いように思いますが、この作品の場合は女性のほうが年上ということで、それ故の繊細な問題にも触れていてリアリティがありおもしろいです。
一方で真修が女の子と間違えられるほどの美少年として出てくるので、その彼が中学生、高校生と成長していく様をみていると感慨深いものがあります。
恋愛関係だけに限定されない、人と人とのいろいろな関係性について考えることができるので、たくさんの人に読んで欲しい作品です。

婚活マーチ ふじいまさこ, Chisato (著) マッグガーデン

婚活マーチ ふじいまさこ, Chisato (著) マッグガーデン

アマゾン商品紹介 結婚相談所カウンセラーが見た舞台ウラ♪ E★エブリスタの大人気作をコミックエッセイ化!! 元結婚相談所カウンセラーの著者だから語れる婚活者たちの人生もよう! リアル婚活エピソードが満載です。
どんな話ですか? 約10年間結婚相談所に勤めていた女性が、実際に相談員として見た婚活の舞台裏を実話コミックエッセイとして書いたものです。実際に相談所に訪れた男女のエピソードを書いているので現実味があってとても面白い漫画です。

ある一人のハイスペックでイケメンな男性が入会したところから物語がスタートします。この男性の相談者を中心にして、そこに申し込む女性たちの個性的なエピソードが、沢山盛り込まれていて、実際にこんな人が相談に来るんだなと、知ることができる漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分は早くに結婚したので、婚活というものをしませんでしたし、その様な制度は今ほど一般的ではなかったと思います。

しかし、現在は堂々と婚活できる時代となり、友達で未婚の40代がいるので、彼女もこんな風に婚活をしているのかな、と覗き見をしている感じで読み始めました。この漫画の中では、ハイスペック男性に群がる女性たちが面白く書かれていて、実際の婚活ってこういうものなのかと、自分で婚活を体験している気分になれます。他人事ですが、面白い世界を見ることができるからです。

どんな人に読んでもらいたいですか? 婚活をしようかなと思っている人に現実の世界を知るために読んだら面白いのではないかと思います。

また、娘や息子が結婚しないと焦っている親御さんにも、現実の婚活はこんなに厳しいというのがわかるので、読むのをお勧めしたいです。

読んだことによるエピソード 特に変わったことはないです。

海街diary 吉田秋生 (著) 小学館

海街diary 吉田秋生 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 鎌倉に暮らす家族の哀歓を描く超人気作!

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!

レビュー①

どんな話ですか? 鎌倉で暮らす3人姉妹が、父の葬儀に行った時に
初めて会った主人公すず。
姉妹の父は、すずの母と駆け落ちし、母が他界した後は別の女性と暮らしていた。
そして、すずが最期まで看取った。
姉妹のいちばん上の姉さちは、一緒に暮らそうと声をかけ、同居生活がスタート。
姉さちの職場の不倫相手から、新しい恋の話、すずのサッカーからの仲間のことや、真ん中の姉吉野の話、末の姉ちかのことなどていねいに鎌倉の場所を取り入れながら成長していく話。
読んでいるうちに、はっとさせられることが多く、何気ない日常をていねいに描いています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 鎌倉が舞台なので、最初に読んでから鎌倉をまわるとさらに作品を楽しめます。

この作品は、恋愛もたくさん出てきます。さちの不倫から、同じ職場の人と仲良くなる吉野、主人公すずの仲間の風太。それぞれの立場で、大事な人との絆を書いています。

日常ただ楽しいだけでなく、悩んでいることや困っていることもさらりと書いています。

先輩看護婦の藤井さんは、母が入院しても自分のことを認めてくれない、それでも兄は特別扱いなど辛い扱いを受けていたことも書いています。

親や身内でどうしてもうまくいかない、そんな人の立場にもさり気なく立って励ましています。最初に出会った時のすずも、全く表情がない状態から鎌倉で暮らすようになり、生き生きとしている様子が描かれています。

ありきたりではない、作者が実際に体験したであろうエピソードも盛り込まれており、それでいて絵柄が美しく読んだ後にさわやかな風が吹きます。

ただ日常を描いた漫画とは、一線を引いて群を抜く完成度の高い作品です。

心が疲れたあなたに、ぜひおすすめします。

レビュー②

どんな話ですか? 鎌倉を舞台にした、4姉妹のストーリー。

3姉妹の父親は、幼い頃ある女性と駆け落ちして、病気で亡くなった。その父親の葬式で、腹違いの妹を引き取ることに決め、4姉妹で暮らすことになる。長女は看護師で不倫中。次女は男運がなく、3女は山男と付き合っていて、4女はサッカー部に入るが、姉達に対して遠慮がある。鎌倉に住む人々の優しさに包まれながら、4女がどんどん成長していく。それと共に3人の姉もそれぞれも成長し、素敵な恋愛をする。最後は4女が本当の家族になったと思えるような話。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 父親と駆け落ちした女性との間の妹を引き取ろうと決意する理由が優しい。引き取った後も、きちんと面倒を見るだけではなく、愛情を持って接している。姉妹で喧嘩もするけれど、お互いを大事にしているのも分かる。背景の鎌倉の町、鎌倉に住む人々の優しさにも感動する。季節を大切にしながら生活する生き方もいい。人の優しさや、強さを何度も何度も感じさせられる。本当に大切なものをどう扱ったらいいか。姉妹愛とはどういうものか。いろいろなことを感じながら読んでほしい。

レビュー③

どんな話ですか? 鎌倉の古い一軒家に住む4姉妹とそれを取り巻く人々の人間模様を描いた漫画です。

成人してすでに働いている香田家の3姉妹。父親は10数年前に女性を作って家を出てしまい、母も再婚して家を離れています。3人だけで暮らしていた姉妹は、ある日父が亡くなったという連絡を受けます。葬式に出向いた3人はそこで腹違いの妹に初めて出会います。

心細そうにしていた妹を3人は鎌倉の家に迎え入れます。戸惑いつつも鎌倉での生活になじんでいく末っ子のすずや、3姉妹のそれぞれの恋。すずが参加するサッカーチームの仲間たち、ご近所の食堂のおじさん…などなど様々な人々の人生が味わい深く描かれた漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 一人一人の登場人物の心の動きが、非常に細やかに描かれていて、物語として共感できる部分がたくさんありました。「こういう人っているよね」「こういう悩みがあるよね」と思い当たる部分がたくさんあります。仕事の悩み、恋の悩み、人間関係の悩み、などとてもリアルに描かれています。その描き方がとても温かく、読むとホッとする感じがあります。ダメな部分も、笑える部分も、職業人としての深い志も、全て兼ね備えたのが人間というもの。その複雑さをしみじみと味わえる作品だからです。

レビュー④

どんな話ですか? 鎌倉に住む3姉妹(幸・佳乃・千佳)が、子供のころ出て行ったきり会っていなかった父の訃報を受けて、山間の町へお葬式に行きます。そこで、父のもう1人の娘(すず)の存在を知ります。

頼りなく利己主義な後妻さんと暮らしていくことになる、中学生のすずの将来が心配になった幸は、鎌倉に来て一緒に暮らさない?と誘い、すずも、行きます!と即決。

4姉妹のそれぞれの仕事や学校、友人や恋愛、親族とのあれこれが、面白く書かれていて、複雑な話なのに笑いながら読めてしまいます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 是枝裕和監督でカンヌ国際映画祭にも出展したこのタイトルをご存じの方も多いと思います。

特に、末っ子のすずと同じ名前の女優・広瀬すずが有名になった作品です。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆が出演していることで映画を見た方も多いと思います。

複雑な家庭環境を丁寧に追いながら、それぞれの仕事、学校のことも詳しく書いてあります。長女の病院、次女の銀行、三女のスポーツ用品店、末っ子のサッカー部のことなど。

それに鎌倉の四季の美しさなども教えてくれる読み応えのあるマンガです。

フランスはとにっき 藤田里奈 (著) 徳間書店

フランスはとにっき 藤田里奈 (著) 徳間書店

アマゾン商品紹介 30歳を目前に、無職で独身。ヒマな時間をもてあましていた藤田里奈(作者)はワーキングホリデーで海外に1年住む事を決意!海外に行って戻ってきたら就職するから、最後の記念に趣味の漫画を描き上げて、出張編集部に持ち込みをしてみようと思いコミックリュウ編集部へ。そこで出会った編集者の目に止まり、漫画の連載が決まった!え、私1年ほどフランスに行くつもりなんですけど!?
ハマる人続出中!コミックリュウHP内で連載中!
どんな話ですか? 無職で結婚の予定も何もないアラサーの女性が、思いつきで急に、ワーホリビザでフランスに1年間滞在することになったエッセイ漫画です。フランス滞在が決まると同時に、漫画の連載も決まり、無事に現地で働かなくても良くなったのですが、フランス語も全然話せないままドタバタで出発。1年間の滞在中に起こったあらゆることを、作者独自の視線でユーモアいっぱいに綴られています。海外滞在のアレコレや、思ったことと違った的なエピソードはもはや珍しい話ではないですが、それでも彼女独特の視点が面白くて一気に読めてしまいます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 普通はフランスに行くとなれば語学をマスターするとか、何か目的を持って行くと思うのですが、漫画家としての仕事があるせいか、作者の生まれ持っての素質なのか、全然ガツガツしたところがなく、現地の人と恋愛エピソードに発展することもなく1年後に無事帰国。途中色々なトラブルもありつつ、読んでいてストレスに感じることもなく気楽に読める。フランス人のおかしいだろう、という感想も正直に書いているのですが、全然嫌味がなく自分がフランス人だったとしても面白く読めるのでは、と思います。
どんな人に読んでもらいたいですか? 人生に血迷ってる若い方や、ある程度歳を重ねて落ち着いて来た旅好き女性など。また、フランスやパリ、旅行に興味がないけど単純に笑える漫画が読みたい人。あまり重すぎるテーマのものはしんどい、サクッと読んで単純にリフレッシュしたい、という人にもオススメしたいです。
読んだことによるエピソード 自分は海外旅行に行くときは、事前に下調べして、しっかり予定を組んでテキパキ動いてしまうタイプで、この漫画の作者さんとはちょっと逆かもしれません。もう少し緩くてもいいのだなぁと思いました。(色々な意味で)

東京タラレバ娘 東村アキコ (著) 講談社

東京タラレバ娘 東村アキコ (著) 講談社

アマゾン商品紹介 「タラレバばかり言ってたら こんな歳になってしまった」そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたらアラサ―になっていた倫子。6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと思うけど…。東村アキコの女子に対する鋭い視点と笑いがさく裂する最新作!!

レビュー①

どんな話ですか? 「タラレバばかり言ってたらこんな歳になってしまった」同じくアラサー独身の3人で女子会を繰り返す日々、恋に仕事に揺れる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? アラサー女子の生態を客観的に観察できるような、わかるわかると思いながら、でも反面教師にしつつ楽しめる漫画です。

レビュー②

どんな話ですか? アラサーの女性三人が、東京で仕事や恋に奮闘するコメディ漫画です。

「ああだったら~」「こうなれば~」といつも言いながら、女子会をしているフリーの脚本家の倫子と高校時代の親友でネイリストの香、居酒屋の看板娘の小雪。

3人とも理想を話しながら、女子会を繰り返しているうちにあっという間に33歳になってしまった。仕事にも行き詰まったり、恋もうまくいかなかったり、日々色々なことに悩む倫子の前に、金髪のイケメンモデルのKEYが現れる。冷たい態度しかとらないKEYを毛嫌いしつつも、次第に惹かれていく倫子。憎まれ口をたたきながらも、倫子に惹かれていくKEYの恋愛模様や、香りと小雪の恋、3人の友情などアラサーは共感することの多いストーリーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読むと元気になれる漫画です。倫子と香、小雪の女子会でのトークは読んでいて面白いです。作者の方のコメディセンスが抜群で、少女漫画ながらイラストでもセリフでも笑いの要素が満載です。主人公もそれぞれに個性があり、楽しみながら読むことができます。ストーリー自体が重いものではなく、軽い気持ちで読めるのもおすすめです。コメディ以外にも、仕事や恋愛に悩むアラサーの気持ちにも共感できるところがあり様々な面から楽しむことができます。

やわ男とカタ子 長田亜弓 (著) 祥伝社

やわ男とカタ子 長田亜弓 (著) 祥伝社

アマゾン商品紹介 オネエvs喪女 自分嫌いのあなたに捧ぐ、自意識★克服★ラブ?コメディ! ! モテない・サエない・自信ない……。 こじらせ喪女の藤子が合コンで出会ったのは運命の相手――ではなく、 おせっかいなオネエだった!? 美形オネエ・小柳の力を借りて、自分を“女”と認められない藤子のジェンダートライが今、始まる…!
どんな話ですか? 自分に自信がないアラサー喪女の主人公とバイセクシャルのイケメン弁護士の恋愛漫画です。
自分に自信がなさすぎて自分を卑下しすぎてしまい、合コンに行っても場をしらけさせてしまう主人公が、学生時代からの親友に連れて行かれた合コンに参加した際に出会ったイケメン弁護士のオネエに女性として人間として成長させてもらっているうちに恋に落ちます。
交際を始めたものの、相手との経験差から自己嫌悪を陥ってしまったり、時には被害妄想に走ったり、時には勇気を出して一歩踏み出してみたり、、、。
主人公とオネエの一進一退の恋愛模様や、恋愛や人生に対する葛藤が共感できる焦らされ系ラブコメ漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? アラサー喪女とイケメンオネエの恋愛という新しいジャンルが今後の展開が予測出来ず面白いです。
しかし、恋愛要素だけでなく、現代の多くの人が持っているのではないかと思うような、自分に自信がなく、周囲と自分を比べてしまったり、羨んだり、一歩を踏み出せない葛藤に共感したり、それを理解して優しくも厳しくアドバイスをくれるイケメンオネエの言葉に励まされる場面が多くあります。
また、最近ジェンダー問題に世間が理解を持つようになってきているとはいえ、まだまだ当人たちにしかわからない悩みを知れたり、恋愛要素だけでない沢山考えさせられる漫画になっており、作品として、とても面白い内容です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 自分に自信がなく、自分を中々肯定してあげられない人に読んで欲しいです。
全てを優しく包んでくれるというわけではないですが、自分は自分で人は人なので、自分には自分の悩みがあり、自分が羨ましいと思う人にも自分と同じように悩みがある、という事を改めて認識させられると思います。
悩みや一歩踏み出すことへの不安があるのは自分だけではないのだということが知れ、自分や自分の発言を客観的に見つめ直す機会になると思います。
読んだことによるエピソード 私も主人公と同じく自分に自信がなく自分を卑下してしまうことがあります。
しかし、主人公がイケメンオネエの美人な元カノが現れた時、その元カノは再会したオネエに自分が選ばれす、傷ついている時にあなたは勝ち組なんだから私なんかよりという発言をオネエに選ばれた主人公がしてしまい、元カノに自分が常に傷つく側にいると思わないでと言われるシーンがありました。
このシーンから、自分があの人は完璧だ、羨ましい、と思った人も同じく人間であり、傷つくことも不安になることもある、全てが完璧に思い通りにいく人などいないのだと改めて考えさせられました。