うちのでこぼこ兄妹 発達障害子育て絵日記 寺島ヒロ (著) 飛鳥新社

うちのでこぼこ兄妹 発達障害子育て絵日記 寺島ヒロ (著) 飛鳥新社

アマゾン商品紹介 うちの子たちは「でこぼこ(発達障害)」ですーー。

兄(高3)タケル:アスペルガー症候群。数学とエア麻雀が得意。将来の夢は科学者。
妹(小6)いっちゃん:アスペルガー傾向。ピアノと作曲が得意。将来は未知数。

発達障害とは、すごくざっくり言うと「脳の得意・不得意の偏りが大きいこと」そんな“でこぼこ”を持つ子どもたちの子育ては、毎日がスペクタクルの連続!「こんなことができるの! ?」と驚くことがあれば、「これはできないの! ?」と泣くことも…大きな不得意を持ちながらも、すくすくと好きなこと・得意なことを伸ばしていく兄妹の成長を母親の視点から描いた1冊。
ユーモラスで幸せな子育ての日々をお届けします。自己肯定感の高い子が育つヒントが見つかるかも…?精神科医監修のコラムも収録。著者の実体験と合わせて、発達障害についての基本知識も学べます。

どんな話ですか? 発達障害を持った兄妹の日常を、兄妹のお母さんが可愛らしい四コマ漫画で描いた作品です。兄妹の普段の過ごし方、進路の選択、体調不良や特性について記した、終始ほんわかした雰囲気のお話です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 発達障害は人によって症状が様々で、故に対処方法も千差万別です。しかし割合としては決して少なくない方が該当する、もしくはグレーゾーンに居ると言われています。そんな方が周囲に居る場合、またサポートする立場になった場合、彼らが普段困っていることは何か、またどんな特徴があるのかを知るためのとっかかりとしてお薦めできる漫画です。発達障害関連のエッセイはどうしても重い雰囲気の作品が多いですが、こちらの漫画はほっこりした描き方をされているため、お子様と一緒に理解を深めていく等の用途にも使えると考えます。
どんな人に読んでもらいたいですか? 発達障害がある人、発達障害がある方が身近に居る人、発達障害について理解を深めたい人
読んだことによるエピソード 特になし

虹色とうがらし あだち充 (著) 小学館

虹色とうがらし あだち充 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 遠くて近い未来の地球と似た星の江戸の町。そこで暮らす七人の異母兄弟にまつわる愛と夢の物語。謎あり恋あり涙ありの時代劇!!
どんな話ですか? 作中では未来と表記されていますが、江戸時代パラレルファンタジーが一番近いようです。そんな時代に母親が亡くなり江戸に集まって一緒に暮らすことになった7人の異母兄弟達。(一人だけ女の子も混じっています)でもその中に一人だけ、血が繋がっていない者がいるらしい?! それは果たして誰なのか、そして兄弟7人で全国を回る墓参りの道中に命を狙ってくる奴らの目的は?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者は有名なあだちみつるさんです。スポーツ漫画家として名を知られた方かと思いますが、私としてはこの唯一の時代劇(?)漫画「虹色とうがらし」が是非お勧めしたい作品です。割と見かけるような展開で始まりますが、丁寧に描かれたエピソードから徐々に仲を深めていく兄弟達の様子に、心が温まります。そしてほっこりしたエピソードの裏では着々と陰謀が進んでおり、最後には大事件に発展します。ほのぼのとハラハラ、両方が一度に楽しめる漫画です。
どんな人に読んでもらいたいですか? ドキドキハラハラの展開を楽しみたい人、仲睦まじい家族が見たい人、アクションを楽しみたい人
読んだことによるエピソード とくになし。

ARAGO 新井 隆広 (著) 小学館

ARAGO 新井 隆広 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 幼い頃、怪物パッチマンに両親を殺された双子の兄弟ユアンとアラゴ。
優等生の兄ユアンはスコットランドヤードの刑事となり、
弟のアラゴは1人でパッチマンへの復讐を誓っていた……
双子の軌跡が交わる時、魔都ロンドンに血の雨が降る……
『ダレン・シャン』の新井隆広が挑む新境地!
ロンドンを舞台にした超感覚ポリスサスペンス、ここに始動!!

レビュー

どんな話ですか? 子供の頃に遭遇したツギハギの怪物、通称パッチマンに両親を惨殺された双子の兄弟ユアンとアラゴ。
時を経て兄ユアンはエリート捜査官になるが、片割れのアラゴはパッチマンへの復讐を誓い1人で戦っていた。
数年ぶりに再会した二人の前に、パッチマンの魔の手が迫る。
アラゴは奮闘の結果パッチマンを倒すも代償として最愛の兄を失い、右腕に不思議な力「ブリューナク」を宿すことになる。
やがて亡き兄の跡を継いで不良刑事となったアラゴは、パッチマンから奪い取った力を使い、ロンドンを脅かす怪異を駆逐していく。
魔都ロンドンを舞台に神秘とスリルが交錯する新感覚ポリスストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? グレムリンや狼男など、イギリスの伝承でお馴染みの妖精や怪物がたくさん登場するので、神話やオカルト系のエピソード好きにはたまりません。
一方で刑事ものの定石を踏まえたバディものとしても読みごたえあります。
主人公のアラゴは喧嘩っ早く向こう見ずな性格ですが、やんちゃな所が可愛いです。
彼とバディを組むベテラン刑事も、青臭い若者を見守る導き手として渋い存在感を放っており、中年と青年の凸凹コンビに萌えて燃えます。
ダイナミックなアクションシーンも少年漫画らしい迫力があります。
主人公アラゴをはじめ、敵味方がそれぞれ固有の能力を持っているため、異能バトルとして絵的な派手さに訴える演出が見ものです。
ユアンとアラゴの泣ける兄弟愛、ライバル・セスとアラゴの関係性など、女性読者の心をぐっと掴むエピソードも多いです。

さよならソルシエ 穂積 (著) 小学館

さよならソルシエ 穂積 (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 画家と画商…ふたりの“ゴッホ”の伝記浪漫

19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった! 兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!

どんな話ですか? 舞台は19世紀末のパリ。世界的に有名な画家フィンセント・ファン・ゴッホと、その弟であるテオドルス・ファン・ゴッホの強い絆を描いた伝記漫画です。
画商であるテオドルスは、幼いころから兄の絵の才能に嫉妬しながらも、その才能を誰よりも理解していました。しかし当時の芸術の潮流は、貴族の肖像画や宗教画などしか認められない権威主義。生活の中にあるありのままの美しさを描いたフィンセントの絵は、まだ芸術として人々に認められません。
それでも兄の才能を信じ、画家仲間たちと新しい芸術を世に広め、兄の絵を世界に売り出そうとするテオドルス。そんな矢先、衝撃的な事件が起こります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画で描かれるゴッホ兄弟の人生は、完璧に史実に基づいたものではありません。しかし、どのようにしてフィンセント・ファン・ゴッホの存在が天才画家として世に広まっていったのか、そこに至るまでのストーリーは弟との関係も含め、とてもドラマチックで面白いものになっています。
自身の才能に無自覚な兄と、兄の才能を信じ続けた弟、最後はそんな二人の衝撃の結末に胸が熱くなります。
どんな人に読んでもらいたいですか? 作者なりのゴッホ兄弟の解釈をエンターテイメントとして楽しめる人、芸術に関心のある人、ゴッホの絵が好きな人に読んでもらいたいです。
読んだことによるエピソード この漫画の舞台である19世紀末のパリは、上流階級の人々だけのものであった芸術が庶民にも広がっていく大きな転換期であったことを、漫画を通して知ることが出来ました。
ゴッホの絵を今芸術として美しいと思えることが、昔は当たり前ではなかったのだと思うと、絵に対する見方も変わりました。

 

ちぐはぐラバーズ 鈴木央 (著) 秋田書店

ちぐはぐラバーズ 鈴木央 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 血のつながらない姉弟・天原爽と無心。互いに想い合う2人だが、謎の金髪美女と5人の剣士の登場で、想いはちぐはぐにすれ違い…!? ひとつ屋根の下、剣道ラブコメ開幕!!
どんな話ですか? 血の繋がっていない姉弟の、ラブコメ剣道バトル漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 姉と弟のピュアな恋愛模様が読んでいてニヤニヤします。バトル要素もあり、主人公の成長していく過程も楽しめます。出てくる女の子が可愛いのもポイントが高いです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 普段バトルものを読んでいるけど、その中に恋愛要素も欲しい人(どちらかというと女性?)向けです。ちょっと変わった恋愛を読みたい人にオススメです。
読んだことによるエピソード 特になし