結界師 田辺イエロウ (著) 小学館

結界師 田辺イエロウ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 その昔、霊感の強い烏森家の殿様が妖しげなものを呼びよせてしまったために、それを退治する結界師が生まれた。かつての城跡に建つ私立・烏森学園を舞台に、400年後の現在も跋扈(ばっこ)し続ける妖怪に立ち向かう墨村家と雪村家の若き後継者、良守と時音の活躍を描く妖結界バトルストーリー!!

レビュー

どんな話ですか? 400年以上続くと言われる妖(あやかし)退治の家系「墨村家」に生まれた次男「墨村良守」を主人公とし、その身の周りで起こる様々な妖関連の問題と向き合っていく。良守は幼馴染で同じく妖退治の家系の娘「雪村時音」が過去に自分を庇い大怪我をしたことをキッカケに、もう自分の周りの人間が傷つかないように強く心に誓う。その意志に準じ妖たちとの対立の核心へと迫る。道中同じ目的を追う仲間が増えるが、敵も主人公に本格的に勢力を向け始め闘いの渦が徐々に広がる。果たして良守は妖との闘いを終結させることができるのだろうか。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 漫画の初めは主人公の通う高校の周りで小さな規模での敵との戦闘だが、徐々に敵の幹部が出てきたりより大きな勢力とぶつかったりと、王道ではあるがハラハラする展開に魅かれた。

また主人公やその仲間が使う妖と戦う術の一つ一つが作りこまれていて少年心をくすぐられるカッコよさがある。

 

進撃の巨人 諫山創 (著) 講談社

進撃の巨人 諫山創 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!! 巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。――震える手で、それでもあなたはページを捲る。超大作アクション誕生! これが21世紀の王道少年漫画だ!!

レビュー

どんな話ですか? 100年前突然現れた巨人に滅亡寸前まで追い込まれ、人類が壁の中の危うい平和を享受している異世界が舞台。壁が巨人によって突破されたことで事態が大きく動いていく。母親を食われ巨人の駆逐を誓う少年と幼馴染たちの固い友情には、最後には戦うことになるドラマティックな展開だけに余計感動する。劣勢の人類が黙々と戦い続け、策がはまった時の高揚感、重要なキャラでさえ簡単に死んでしまうリアル、立場が違う人間がそれぞれの正義に従い下す決断と報われない結果。巨人とはいったい何であるかの謎解き、壁の中のクーデターを経てついに明かされる真実。見どころ多く、キャラも魅力的で、ラストがどうなるか予想つかず最後まで目が離せない。死と絶望が肌で感じられる独特な雰囲気も好みです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 相手にとって利があるとかではなく、単に自分がより楽しみたいから。面白くて興奮するものは、人も引きずり込んで熱く語り合ってしまいます。この漫画は伏線が多く深読みできる要素に満ちていて、会話を楽しむには最適です。

 

ライドンキング 馬場康誌 (著) 講談社

ライドンキング 馬場康誌 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 武術・格闘技の達人であり、強い男を尊ぶプルジア国民から絶大な支持を受けている男、プルジア共和国終身大統領アレクサンドル・プルチノフ。ある日、愛虎アスランにまたがり政務に向かう途中、テロリストの襲撃を受ける。テロリストは難なく返り討ちにした大統領だったが、この襲撃で起きたあることをきっかけに気を失ってしまう。目覚めた大統領の目の前に広がる光景、それは人間とモンスターが共生する異世界だった!

レビュー

どんな話ですか? 内戦を終結させた英雄である某国の大統領、アレクサンドル・プルチノフ。
人望篤く格闘技の達人な彼は大の騎乗マニアでもあり、虎に跨り登庁する豪快な一面を持ち合わせていた。
ある時事故に巻き込まれたプルチノフは異世界に転移する。
そこはドラゴンをはじめとするモンスター、半人半馬のケンタウロスなどの異種族と人間が暮らす剣と魔法のファンタジー世界だった。
地上の生き物はあらかた乗りこなしてしまったと思っていたプルチノフは、新しい騎乗の可能性が開拓され目を輝かせる。
途中で落第魔法使いや生贄にされかけたエルフの少女と出会いパーティーを結成、プルチノフの冒険の幕が開く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公のプルチノフがとにかくかっこいいです。内戦を終結させた英雄であり一国の大統領、格闘技の達人で温厚篤実な紳士、しかも愛妻家。騎乗フェチなのが玉に瑕ですが、読み進めていくとそれさえ愛嬌に変わります。「子供を質にとる賊などテロリスト扱いでよかろう」の決め台詞がかっこよすぎて痺れました。

一見イロモノ異世界トリップと見せかけながら、世界観が骨太で王道なのも好感触です。現実世界から転移したプルチノフが現地の言葉を喋れる理由も、言葉を司る神の加護を得たからと注釈があり、しかもそれが後の伏線に繋がる構成が見事です。

様々な異種族やモンスターが暮らす世界だからこその設定を細部まで構築しており、リアリティを持たせているのを評価しました。

私はシャドウ 粕谷紀子 (著) 集英社

私はシャドウ 粕谷紀子 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【ページ数が多いビッグボリューム版!】夫・武文を熱愛する専業主婦・浅葱芹菜。彼に尽くすことが生きがいだが、彼女を見る周囲の目は冷ややかで、浮かれているのは芹菜ばかり。そんなある時、「ベタベタした関係は気持ち悪い」と夫に言われ、友人・もと子の誘いである決心を…!?

レビュー

どんな話ですか? 世間知らずで、何もできない専業主婦の芹奈。夫が大好きで、浮気されてもDVされても愛し続けて耐えていた。

探偵の陣内に、助けてもらい、最初は口封じのために事務所の手伝いにいくが、

変装し、技術も身につけ、芹奈自身も探偵に。芹奈が山田という別人に変装し、

夫の会社へ潜入し、夫の浮気と、夫がだまされていることを知り、

力になろうとする。

夫との結婚自体も仕組まれたものだと知り、組織をあばこうとする。

何もできなかった芹奈が、どんどん人間味を帯びてきて、何でもできるようになり、

成長していき、美しくなっていくのは読み応えがあって引き込まれる。

話しの内容はスケールが大きく、

とても最初の専業主婦のぐうたら生活とはほど遠い。

最後に陣内を掌で転がしている感じがいい終わり方だった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 昔の漫画だと思うが、話しに引き込まれる。

絵柄は古いが、丁寧に描き込まれているので、細かいところまで見るのも楽しい。

主人公がどんどん成長していくのが、読んでいてきもちがいい。

話しがとても入り組んでいて、

どこがどこにつながっているのか?と思うのもおもしろい。いろんなトラップが仕掛けられていて、

読み応えがあります。出てくる脇役も、ちゃんと過去があって、キャラクターがしっかりしているので愛着が湧く。最初は面白くないなーと思って読み始めたけれど、止まらなくなります。

絶園のテンペスト 城平京 (著), 左有秀 (著), 彩崎廉 (著) スクウェア・エニックス

絶園のテンペスト 城平京 (著), 左有秀 (著), 彩崎廉 (著) スクウェア・エニックス

 

アマゾン商品紹介 ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた。ある日、ひとりの少女が唐突に殺され、犯人が捕まらず時が過ぎた。そしてある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を越えた戦いが始まった!

 

どんな話ですか? 最強の魔法使いであり、孤島に流された鎖部葉風(くさかべはかぜ)、最愛の妹が何者かによって殺された不破真広(ふわまひろ)、そしてその親友であり、彼女が殺された滝川吉野(たきがわよしの)の3人による物語です。

妹を殺された不破真広が犯人への復讐を誓い行動していきます。一方、世界では突然、人が鉄化してしまう黒鉄病という病気が蔓延します。

この病気の謎を解くことが犯人を突き止めることにつながると知った不破真広は滝川吉野とともに犯人を捜す「ついでに」世界を救っていきます。手段を選ばず目的を達成しようとする不破真広は最強の魔法使いである鎖部葉風も利用していきます。

最終的にはこの犯人と鎖部葉風が知らず知らずのうちに密接にかかわっていることが明らかになっていきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 非常によく構成が練られた漫画です。謎が謎を呼び、それが一つずつひも解いていかれる様子が非常に興味をそそられます。

この漫画はアニメ化もしており大きな話題となりました。

恋愛要素もあり、緩急をつけながら、物語が進んでいきます。

世界の命運をかけた選択が「滝川吉野の彼女は誰なのか」というありふれた話題と密接に絡みつつもそれが自然なこととして受け入れることができ、また、それに対する突込み役がいることも物語を面白くしています。

絵もとてもきれいであり、最後まで楽しく読むことができると思います。

二月の勝者 ―絶対合格の教室 高瀬志帆 (著) 小学館

二月の勝者 ―絶対合格の教室 高瀬志帆 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師

2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは
生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、
もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!

レビュー

どんな話ですか? 中学受験専門の塾講師とその生徒や家族の受験漫画。大手名門塾の有名講師が、中堅塾に転職してくるところから話が始まる。塾に通う生徒たち、それぞれの生活背景や、中学受験に対する考え方、家族の関わり方などを数回に渡って展開されていくサクセスストーリー。中学受験の道のりや、塾講師の考え方や教え方なども毎回丁寧に描かれている。伏線も張られており、パターン化しそうな展開からも話が深みを増す部分もあり、読み応えがあります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画では中学受験を通して、勉強に対する気持ち、親との関わりが描かれていますが、漫画の目的が中学受験でなくても、親子関係、勉強する意味、勉強方法などが細かく書かれております。毎回、テーマとなる子供のタイプが違うので、この子はうちの子とよく似ている回があれば、とても参考になります。声の掛け方や、親子の関わり方、また塾の利用方法など。我が子たちは高校受験ですが、中学受験がどのようなものかわかったことで、受験に対する考え方が深まりました。

ペンギン☆ブラザーズ 椎名あゆみ (著) 集英社

ペンギン☆ブラザーズ 椎名あゆみ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 三嶋陽菜が転入した常盤学園の生徒たちは、白と黒の制服のグループに分かれて争っていた。少数派の私服組、グレイとなった陽菜を待ち受けていたのは!?

レビュー

どんな話ですか? 主人公の女の子が転入した私立の高校は、白の制服を着たエリート系の生徒と黒の制服を着た落ちこぼれ系の生徒に分かれて派閥争いが起こっている学校だった。主人公はその争いを心底くだらないと感じ、どちらの派閥にも属しない少数派の私服グループである「グレイ」になった。

グレイとなった主人公は白・黒両方からのひどいイジメにあうなかで、”自分がこの学校を変える”と決意、白・黒それぞれのリーダーに宣戦布告をする。そこからいろんな勝負や事件、出来事を経て、仲間のグレイを増やし、学校を改革することになるという漫画。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 普通のありがちな少女漫画とは少し違った面白さがあるから。

伏線も多数敷かれているのであれやこれやと考えながら読み進められる。

自分がどれだけいじめられても絶対泣かないのに、友達を守れなかったことに対して泣いてしまう優しくて強い主人公に魅力があり、素直に応援できる。

恋愛要素が少ないために打ち切りになってしまったという作品だが、逆に打ち切りにしないように恋愛要素をどんどん入れるようなことをしない作者さんの信念が素晴らしいと思った。

捨てられた皇妃 iNA , Yuna KADOKAWA

捨てられた皇妃 iNA , Yuna KADOKAWA

アマゾン商品紹介 未来の皇后として育てられたアリスティア。しかしある日、異世界からやってきた少女 ・美優に皇后の座を奪われた上に、反逆罪に問われてしまい、儚く散り逝く―。
だが、目覚めたら9歳の自分に転生していた!?果たして、残酷な運命は繰り返されるのか――!?

レビュー

どんな話ですか? 韓国原作のファンタジー漫画です。主人公のアリスティア・ラ・モニークは侯爵の一人娘であり、“神のお告げ“のもと皇太子の伴侶である次期皇后として育てられました。しかし、“神のお告げ”は人間による解釈違いで、実際の皇太子の伴侶は別にいました。真の皇太子の伴侶の登場で、アリスティアは次期皇后から皇妃の座へ追いやられ、さらに皇太子(後に皇帝)から不当な扱いを受け、最終的に16歳で殺されてしまいます。しかし、アリスティアは生きて9歳の自分に転生します。彼女は二度と同じ人生を繰り返すまいと考え、過去のトラウマを乗り越えながら違った人生を歩むことを決意しました。次期皇后としてではなく、家を継いで騎士になろうと考え、訓練を積みます。そのなかで、転生前には認識していなかった親からの愛を感じ、さらには友人もできました。また、転生前にはアリスティアを毛嫌いしていた皇太子はアリスティアを気にするようになり、最終的には恋に落ちます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作品の中に多くの伏線が張られており、重厚なストーリーとなっているからです。また、フルカラーで非常に綺麗なイラストが魅力的です。ストーリーは、主人公が運命を変えようと必死に努力をしている描写や、皇太子がだんだんと主人公に惹かれていく描写が緻密に描かれハラハラ・ドキドキさせられます。また、主人公が非常に賢いキャラクターとして描かれており、政治に介入するようなシーンでは見ていてスカッとする場面も多くあり見どころであると思います。

黒執事 枢やな (著) スクウェア・エニックス

黒執事 枢やな (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 彼の職業は執事。彼は今日もお茶を煎れ、銀食器を磨く。そう、すべては主人のために…。スクウェア・エニックスが放つ、エキセントリック・執事コミック、第1巻ついに登場!

レビュー①

どんな話ですか? 物語の舞台はイギリス。貴族の少年シエルはある日誘拐され、家族を殺され家も放火されてしまう。

拐われ殺されそうになったとき、自分をこんな目に合わせた奴らに復讐しようと死ぬ寸前、悪魔(セバスチャン)と契約を交わす。

契約内容は犯人に復讐するまでシエルの言うことを何でも聞くこと。

セバスチャンの報酬はシエルの魂を頂くことで成立した。

セバスチャンは執事として、主シエルの護衛兼復讐の手伝いをすることになった。

そこからシエルの復讐劇が始まる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 枢やな先生の絵が自分のツボを抑えていて、とにかく絵が繊細で美しく、世界観に引き込まれます。ひとりひとりの登場人物を掘り下げた話数も多いので、それぞれのキャラクターに愛着が湧くのも魅力のひとつだと感じます。

漫画は2020年10月の時点で30巻まで出ていて、アニメ化もされています。

いきなり30巻まで読むのはハードルが高いと感じる方もいるかと思いますが、その場合はぜひアニメからでも観て頂きたいです。

声がキャラクターにぴったりなので漫画を読む際により世界観に入っていきやすのではないでしょうか

レビュー②

どんな話ですか? 主人公セバスチャン・ミカエルはシエル・ファントムハイヴ伯爵の執事として日々様々な仕事をこなしている。しかし、実はセバスチャンの正体は、ある事情でシエルと契約した悪魔であった。シエルのある目的を果たすため二人は、たくさんの人と出会い、時には手段を選ばず、様々な事件に関わっていくことに。果たしてシエルとセバスチャンは、目的を果たすことが出来るのか、また隠された謎はどのようなものなのか。それが徐々に明らかになっていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 思わず一気に読みたくなってしまうぐらい引き込まれるストーリーで面白いです。シリアスの中にもギャグが少し混ぜられていて、そのバランスが最高です。ストーリーの中で気付かないぐらいの伏線も含まれていて、それを考察するのもとても楽しいです。また、一人一人のキャラクターが魅力的で、推してしまいたくなってしまいます。絵がとにかく綺麗で、初めて見たとき、一目惚れしてしまいました。読み進めていけばいくほど魅力が増していくのでぜひ読んで欲しいです。

レビュー③

どんな話ですか? とぼそやな先生が月刊Gファンタジーで連載している作品です。19世紀のイギリスが舞台で主人公であるシエル・ファントムハイヴは名門貴族です。そんなファントムハイヴ家は実は「女王の番犬」とも呼ばれており、裏社会での汚れ仕事を先祖代々行ってきていました。主人公は幼少期に両親を何者かによって殺され、自身も誘拐されるという過去があります。そのときにセバスチャン・ミカエリスという悪魔と両親を殺された復讐をするために自らの魂を代償に契約します。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 月刊で連載されているということもあり、絵がとてもきれいだからです。キャラクターデザインもどれも美しくて、みんないろいろな個性がありとても魅力的です。セバスチャンは完璧な執事で、その仕事ぶりも見ていてとても爽快感があります。マンガに多く伏線がはってあり、あれはこういうことだったんだと思うところが何度もあり何回読んでも面白いです。最新刊では使用人のメイリンの過去と明らかになり、よりストーリーが面白くなってきた。女性向けと思われるかもしれないが、男性にも是非読んでほしい作品です。

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

アマゾン商品紹介 母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

レビュー①

どんな話ですか? この漫画は、グレイスフィールドという孤児院で、血のつながりがない子供たちが「ママ」のイザベラと共に幸せそうに日常を過ごす場面から始まります。

彼らは12歳までに里親を見つけられては、里親の元に送り出されます。

ある日、コニーという少女が里親の元へと送り出されますが、彼女がいつも大事にしているぬいぐるみが忘れられていることにエマは気づき、ノーマンと共に孤児院の外に出て、コニーにぬいぐるみを渡そうとしますが、エマ達2人がそこで見たものは、変わり果てたコニーで、人を食べる鬼がいたのです。

エマ達はそこで私たち孤児院の子供たちは鬼の食料として、育てられているということに気づき、孤児院の外の世界へと逃げようと計画を立て始めます。

エマ達は、果たして孤児院の外の世界へと逃げだすことができるのかー。無事に逃げ出せたとしても、外の世界はどうなっているのかー。とてもハラハラする内容です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をおすすめする理由として、まずストーリー展開に目を引き付けられます。冒頭部分では優しい「ママ」と孤児院の子供たちみんなとの毎日がとても幸せで、穏やかな日々の暮らしが描かれていて、ほんわかしていますが、ある事件をきっかけにその穏やかな日々は決して幸せではないとエマ達が知り、孤児院の脱出を計画するまでのストーリー展開は誰もが予想することもできないぐらい圧巻な展開だと思います。

そして、エマたち子どもたちは強大な敵(ママや鬼たち)と対峙することになりますが、一人ひとりが最大限やれるべきことを考えて、皆で協力し合う様子は心を打たれ、「頑張れ」とつい、応援したくなってしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 秘密が秘められた孤児院の物語。

親の顔も知らない数十人の子供たちが優しい「ママ」と孤児院で生活し、

孤児院卒業の日(養子に出る日)を待つという物語・・・

が物語は一変、その孤児院は食用児飼育農園だった!

鬼が住む世の中で人間を狩らせないために世界を二つに分断。

そうして鬼の世界には「食用児」を育成する施設がもうけられ、

養子に出たと思っていた子供たちはみんな「出荷」だった。

それに気づいた主人公エマ達はこの農園脱獄を試みる!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公エマのひたむきさ、誰も見捨てない心のやさしさ、鬼をも思いやるその寛大さ。

こういった漫画には珍しく、主要人物がほとんど死なないんです。

エマが最初から「全員で農園を脱出する」と言っていたように出荷されてしまった

子供たち以外はほとんど生きているという奇跡的な展開。

物語も単調なものではなく、迫力あるバトルシーンや伏線の考察なども楽しめる要素の一つ。

時折残酷な描写もありますが、感動のラストシーンは必見です。

レビュー③

どんな話ですか? ある孤児院へ収容されている10歳くらいまでの子供たちがいて、里親が見つかった順にそこを出れると夢見て平和な日々を過ごしています。しかし、里親が見つかったというのは嘘で、実は子供たちは家畜として飼われており、外の世界にいる鬼の餌となってしまいます。

その現実を、あるきっかけで目の当たりにした主人公たちは頭をひねり脱走作戦を考えます。

孤児院で優しく世話をしてくれていたママが実は悪いやつであり敵なので何とかそこを悟られないように脱走計画を立てる子供たちの活躍がすごいです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初の平和な毎日から突然、残酷な世界を知ってしまうところから急展開して面白いです。

また、子供たちも頭がいい子もいるのでその子たちの作戦を話し合って実行するところや、

いつママに見つかるかバレるか冷や冷やするところなど食うか食われるかなのでとてもドキドキします。

子供たちは立場上とても弱い立場にいるし常に監視されている状態なのでいかに頭を使って脱走するかやり取りするところが楽しいです。また、ママも頭がいいのでなかなか一筋縄ではうまく逃げられないところも面白いと思います。

レビュー④

どんな話ですか? 親のいない孤児院で、イザベラというママと共に皆家族のように仲良く楽しく暮らしている。その子供達はとても優秀で常に難関のテストを受けさせられ頭脳明晰に教育されている。

子供達は里親が決まると孤児院を離れて里親の元で幸せに暮らせるはずなのだが…。

その中でもエマ、ノーマン、レイの3人はとても仲が良く、優秀な子供達の中でもずば抜けて知能が高い。

その3人がある日その孤児院の秘密を知ってしまう事で幸せな暮らしが一変し、家族を守る為の壮大な戦いが始まるのである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーがとても面白いのに付け加え展開の速さと意外な真実がどんどん明らかになりハラハラさせられ読む者をどんどん惹きつけていきます。

そしてこの主人公のエマという少女は家族を大事にし、常に何がベストかを考えどんなに無理難関な事でも決して諦めようとはせずに、自分が正しいと思った道を貫き突っ走ります。

その姿に彼女の信じる心と家族を思う温かさ、大事なものを必死に守る強さに心を打たれます。

彼女のキャラクターは、現代の欲と争いにまみれているこの世界を、浄化してくれるかのように感じられます。

すべての人が彼女のような心をもっていればこの世界にも平和が訪れるのではないかと思わせる素晴らしい作品です。