ろくでなしBLUES 森田まさのり (著) 集英社

ろくでなしBLUES 森田まさのり (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【ページ数が多いビッグボリューム版!】帝拳高校にとんでもない奴がやってきた! 泣く子も黙る超弩級のノーテンキ喧嘩ヤロウ、その名も前田太尊!! 入学早々、反目しあう応援団とボクシング部の抗争に巻き込まれてしまった太尊、勝嗣、米示の3人。停学中のボクシング部主将の畑中が戻り、事態は混迷を極める!

レビュー

どんな話ですか? いわゆる不良漫画で、都内の高校を舞台とした作品です。主人公の前田太尊(たいそん)はボクサーの世界チャンピオンを目指す不良で、直情的な単純馬鹿、わがままでどーしようもない性格。しかし、義理を通す心意気や曲がったことが嫌いなところがあり、自然と周りの不良たちもとりこにしていきます。ヒロインである七瀬千秋はことあるごとに他校の不良に絡まれるのですが、必ず太尊が助け出してくれます。自分が戦った相手をも仲間にしながら新しい敵と戦う彼らの男の友情に感動します。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公のキャラクターが素晴らしくカッコいいです。いつもはガキっぽく周りを振り回すのに、いざという時は自分の信念に従って進む姿はまさに男の目指す姿ものだと思います。かつて敵として戦った東京の四天王と共闘する姿は胸が高まって読む手が止まらなくなると思います。また、作品全体のギャグパートも面白く、読んでいて飽きの来ない非常にバランスの取れた作品だと思います。全42巻と読みごたえもありながら、飽きのない漫画です。

ポーの一族 萩尾望都 (著) 小学館

ポーの一族 萩尾望都 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たという彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリーベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見たものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。そして、エドガーが興味をひかれたのが、市で一番の貿易商の子息であるアラン・トワイライトだった…。

レビュー

どんな話ですか? 遥か時の彼方を越えて、永遠の時を生き続ける吸血鬼(バンパネラ)たち。時に人間を喰らい、時に人間とひっそりと同化しながら、不老不死を生きるバンパネラ。約250年前、14才でバンパネラとなり、少年のまま永遠の時を生きるエドガーを中心に妹メリーベル、同じく少年のままバンパネラになったアランらが、生きる苦悩、愛するものを失う悲しさ、中世から世界大戦、現代に至るまで出会う者たちとの関わりや遭遇する出来事、一族の秘密などを細やかに描く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 少年のまま永遠に生き続けるということがどんなことか。大人と違い、身体も精神も安定しない状態のままで生き続けなくてはならない。安定しないが故に、些細な心の揺れまで大きくクローズアップされる。大人が生き続けるのとは違う、もっと繊細な視点で物語が展開される。少女漫画の神様・萩尾望都の代表作であり、その情緒的な表現は、従来の漫画の枠を越えた文学性が感じられる。「ポーの一族」はいくつもの短編・長編が重なったシリーズであるが、1972年短編「すきとおった銀の髪」から1974年短編「エディス」を発表後、40年のも空白期間を経て、2016年長編「春の夢」にて再開。2021年現在も続行中である壮大なシリーズである。

クローズ 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

クローズ 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 最強の男・坊屋春道を中心に暴走するはぐれ者。群れることを拒んだアウトサイダーの怒りと友情!!

レビュー

どんな話ですか? 不良達が集まる鈴蘭高校。ここは昔から番長になった人間がいないというほどの不良校、そこに転向してきた坊屋春道やその仲間達の物語。

同じ街にはもう一つの不良高校、鳳仙。バイクチームの武装戦線。いくつもの高校が1つにまとまった黒焚連合。この4つが喧嘩をしたり、お互いを認め合ったり、また、他の地域からきた不良と力を合わせて喧嘩をしたり?そういった漫画になります。

一人一人の個性も強く、皆曲がったことは嫌い。自分のけつは自分で拭くという筋の通った人間達の熱い漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 少年ジャンプ的な喧嘩に勝ったら次にもっと強い敵が来て、それにも勝ったらもっと強いのが来て。という感じのところもありますが、魅力的なのは喧嘩するにも筋が通ってること。自分のことは自分で決着つけようとするところ。また、友達のために体を張れるところ。そういうところは喧嘩や不良というものが好きでない人にも何が心に響くものがあるんではないでしょうか?また男なら若いうちに一度はこんな風に熱くなってみたかったと思うかもしれません。

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 岸本斉史, 池本幹雄, 小太刀右京(著) 集英社

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- 岸本斉史, 池本幹雄, 小太刀右京(著) 集英社

アマゾン商品紹介 忍界大戦ももはや過去、木ノ葉隠れの里も平和を享受する時代。七代目火影の息子・ボルトは、偉大すぎる父の影響か鬱屈した日々を送っていた。新たなる災いの影にも気づかずに…。新世代の伝説が今、開幕!!

レビュー①

どんな話ですか? 大ヒット漫画NARUTO-ナルト-の続編。お馴染みのキャラクター達の息子達の世代で起こる忍者漫画。ナルトが火影となり息子であるボルトが最大の敵である大筒木一族との争いをテーマに描かれている。前作と違い時代が流れており単純な忍術だけではなく科学を利用した展開なども多く二代作は人気が出ない事が多いが前作に活躍したキャラクターやその息子達の動向なども多く描かれている。ジャンプを代表するバトル王道漫画として間違いない作品となっている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 前作のファンが多くもちろん前作ありきのオススメにはなってしまうが大体の二代作目は人気が出ない事が多い。しかし今作は前作のキャラクター達の動向やキャラクター達の息子達が活躍する場面も多くバトルの要素についても前作とは違い科学などの明らかな前作との違いを出しつつ面白い作品となっている。特にジャンプ系漫画に多いことではあるが友情や努力を真っ直ぐに描かれており自分も頑張りたい気持ちや友情を大事にしようと思わせてくれる。

レビュー②

どんな話ですか? この漫画は、NARUTO-ナルト-の続編であり、ナルトの息子ボルトが主人公の物語です。ナルト本編であった第四次忍界大戦後から数年経ち、平和で近代化が進む時代で忍びとしての生き方も変わりつつある中、ボルトが成長していくお話です。火影として忙しい父親のナルトとの衝突や、ナルトの同期の子世代の忍との交流が描かれています。第四次忍界大戦で倒したはずの大筒木一族がボルト達の前に再び現れ、忍の世界を救うためボルトがどう活躍するか、目が離せません。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 人気漫画ナルトの数年後ということで、火影、父親として活躍するナルトや、ナルトの周りの忍仲間の成長した姿を見ることができ、ナルトを読んでいた人にはたまらないからです。過去の登場人物がナルト本編の伏線回収に出てきたりと、ストーリーも凝っていて、ナルトを読み直してさらに楽しむことができます。忍という異世界の話ですが、親との衝突や、忍になるために学校に通ったり、卒業して仕事をしたりと、現実世界と重なる点もあって共感して楽しめます。ナルトと違って作画が池本幹雄先生で、戦闘シーンも多い作品ですが、登場人物のビジュアルがお洒落なのも魅力の1つです。また、アニメ化もされており、漫画と合わせて楽しむことが出来るのもおすすめしたい理由の1つです。

花より男子 神尾葉子 (著) 集英社

花より男子 神尾葉子 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 牧野つくしが入ったのは超金持ち名門高校。でも、そこはサイアクな所だった。F4ってチームが牛耳って、ちょっとでも歯向かうと集団イジメ! ぶち切れたつくしはF4の道明寺司にケリを入れてしまい…!?

レビュー①

どんな話ですか? 超貧乏家庭で育ち学業の傍らバイトしながら家計を支えている主人公の牧野つくしが、ひょんなことから入学した超お金持ち集団が通う英徳学園で、学園を牛耳るF4のリーダーで日本を代表する大財閥の息子である道明寺司とのラブストーリーを描いた学園ドラマです。最初は敵対していた2人が徐々にお互いがひかれあい、F4のメンバーであるクールな花沢類や司との三角関係や司の母親を巻き込みながらストーリーがテンポよく進んでいきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 超貧乏な家庭で生まれ育った牧野つくしと日本を代表する大財閥の息子として育った道明寺司の、真逆の家庭環境の2人が惹かれあうシンデレラストリーが女子心にきゅんきゅん響くからです。最初の方は誰もが羨むほどの財力を持つ司がつくしにほれ込みちょっかいを出していく姿がかわいらしく、花皿類との三角関係があったり最後の方では司の母親が2人の仲を引き裂こうと策略しますが、2人の力で結ばれてハッピーエンドで終わるからです。

レビュー②

どんな話ですか? 貧乏学生の牧野つくしが超お金持ち学校に入学したところから始まる王道ラブストーリーの名作。学校でいじめられていた子を助けたことがきっかけで、道明寺司率いるF4から目をつけられてしまい、つくしはいじめの対象に。そんないじめに屈しないつくしのことを道明寺は次第に気になっていく。不器用ながらまっすぐに想いをぶつけてくる道明寺に惹かれていくつくしだが、財閥の息子である道明寺との間にはいくつもの壁がたちはだかり、つくしは道明寺とのことを諦めようとする。だが、道明寺は「牧野以外ありえねえ」と一途に想いを伝え、何としても壁を乗り越えようと奮闘する。二人の結末はラブストーリーの王道であるが、一人の女性に全てを捧げる道明寺の一途さに特に注目して読んでほしい作品になっている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この名作を読まずに人生を過ごすのはもったいないと感じるから。

身分違いの禁断の恋、ぶっきらぼうな道明寺のつくしを一途に想うところなど一度は憧れる要素がたくさん盛り込まれている。また、道明寺がつくしに出会って、性格が暴力的だったのが、人の気持ちを考えられるように変わっていく人間の成長ストーリーもこの作品を通してみることができるので、甘い恋愛だけではない人生についても考えさせられるきっかけになると思うから。

アシガール 森本梢子 (著) 集英社

アシガール 森本梢子 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 速川唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯で恋愛にもオシャレにも関心がないぐうたら女子高生。何の目標もなくなんとなく過ごしていたある日弟の尊がつくったタイムマシンでうっかり戦国の世へ。そして人類史上初の足軽女子高生が誕生した──!

レビュー

どんな話ですか? 現代の高校生が、戦国時代にタイムスリップして、戦国武将と恋をするという物語です。主人公は高校生の女の子です。その女の子の弟は、とても優秀で、タイムスリップできるマシーンを作ってしまいました。そして、誤ってその主人公の女の子が戦国時代にタイムスリップをしてしまいました。そして、そこで出会った戦国武将の男の子に一目惚れをしてしまい、何とか一緒にいようと努力し、足軽に伏して、駆け巡ります。そしてそこからその戦国武将の男の子と恋に落ちる物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ファンタジーとコメディーが合わさったような恋愛漫画なので、楽しい気持ちで読むことができます。こんな事はありえないだろうと言うような話なので読んでいて元気も出ますし、笑いどころが満載です。特に主人公の女の子が、いつでも一生懸命に、戦国武将の男の子を振り向かせようと努力したり、命を守ろうと懸命に努力したり、一途な想いが伝わってきて、キュンキュンする場面もあります。少女漫画が好きな人、元気をもらいたい人にはお勧めできる少女漫画だと思っています、

capeta 曽田正人 (著) 講談社

capeta 曽田正人 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 幼い時に母を亡くした平勝平太(通称・カペタ)は、仕事が忙しい父に対して、気丈にふるまうものの、友人の安藤伸(通称・ノブ)や鈴木茂波(通称・モナミ)と遊びながら、退屈な日々を過ごす小学4年生。カペタの唯一のあこがれといえば、かっこいいクルマ…。そんなある日、父が仕事先から持ち帰った“ある物”が、カペタの運命を大きく変え、彼を未来の“戦場”へと導いていく!! 熱闘レーシングロマン、堂々の幕開け!!

レビュー

どんな話ですか? 幼くして母親を失くし父親と2人で生活している少年がプロのレーシングドライバーを目指していく漫画です。父親が息子である平勝平太(カペタ)に廃材からレーシングカートを作って遊ばせる事がきっかけとなり、カペタはモータースポーツの世界へと興味を持つようになります。モータースポーツの世界はお金がかかるので決して裕福ではないカペタの家庭では、他のライバル達と金銭面的にも不利な状況になります。それでも諦める事無く頑張ってプロのレーシングドライバーを父親と二人三脚で目指していく姿に感動する漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ただの主人公が活躍する漫画ではなく、父と子供の親子関係を描写しているシーンが感動できるので見終った時に自分も頑張ろうと思える作品です。困難があると誰でも自分の夢を諦めてしまいがちですが、どんな困難が訪れても父親と息子がお互いに頑張っていく姿に胸を打たれます。モータースポーツの世界で頑張っている息子を見て父親も仕事は大変なのですが、息子の夢の為になんとかしてスポンサーを付けようと金銭を工面していくシーン等も親の子供への思いが見えて感動します。

ドメスティックな彼女 流石景 (著) 講談社

ドメスティックな彼女 流石景 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 高校生・夏生は明るくて人気者の教師・陽菜にかなわぬ恋をしていた。だが、合コンで出会った陰のある少女・瑠衣と関係をもってしまう。そんなとき、父が再婚することに。相手が連れてきた子供が、なんと陽菜と瑠衣で!? カゲキな新生活が今、始まる!

レビュー①

どんな話ですか? 主人公「藤井夏生」は友人に誘われ合コンに参加します。

合コンの雰囲気に馴染めなかった夏生はカラオケのドリンクコーナーで同じく合コンに馴染めていない「橘瑠衣」と出会います。

瑠衣は夏生に自分と近い何かを感じたのか、その日に夏生を自宅に上げ体の関係を持ちます。

夏生の父は再婚する事になり再婚相手の娘二人のうち一人がまさかの瑠衣でした。

そしてもう一人の女性は夏生が好意を抱いている学校の先生「橘ひな」だったのです。

瑠衣は夏生の高校に転入しますが最初は馴染めません。それを心配してサポートする夏生の優しさに瑠衣は心を開いていきます。

そうして夏生と姉妹の複雑な関係が始まります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 何と言っても主人公やヒロインの心理描写が巧妙で感情を揺さぶられます。

1巻から怒涛の展開で話が進むごとに複雑な人間関係が多くなっていくのでダレる事が無いです。

好きだった人が家族になってしまい、ダメだと分かっていても諦める事ができない夏生の葛藤と

その思いに気づいた瑠衣とひなの三角関係など読んでいて常に先を知りたくなる面白があります。

人の裏の部分や感情が隠すことなく描かれていてリアルなところがおすすめです。

レビュー②

どんな話ですか? 男子高校生の藤井夏生は、美人教師の橘陽菜に対して一途な片想いをしていました。そんなある日、たまたま誘われた合コンで年齢の割に落ち着き払った少女の橘瑠衣と出会い、瑠衣の望みを聞いて夏生は童貞を捨てることになる。その後夏生の父が再婚話を持ち掛けてきたのだが、再婚相手の女性とともにやってきたのはなんと陽菜と瑠衣だった。2人が姉妹だと知り、夏生はとても驚く。父の再婚によって夏生と陽菜と瑠衣は一つ屋根の下で暮らす家族として一緒に生活することになるが・・・。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画がオススメなのは、あまりにも濃い人間関係の中で恋愛劇が繰り広げられるからです。主人公の夏生は義理の姉である陽菜に恋をしていて、義理の妹の瑠衣とも関係を持っています。この3人が家族として一緒に生活を送るというのですから、波乱の展開にならないはずがありません。

ただ人間関係だけを見るとドロドロなのですが、週刊少年マガジンで連載されていた作品だけあってかなり読みやすいです。物語が進んでいくと日常エピソードやこの3人以外の登場人物も絡んできますし、とてもおもしろい作品です。

捨てられた皇妃 iNA , Yuna KADOKAWA

捨てられた皇妃 iNA , Yuna KADOKAWA

アマゾン商品紹介 未来の皇后として育てられたアリスティア。しかしある日、異世界からやってきた少女 ・美優に皇后の座を奪われた上に、反逆罪に問われてしまい、儚く散り逝く―。
だが、目覚めたら9歳の自分に転生していた!?果たして、残酷な運命は繰り返されるのか――!?

レビュー

どんな話ですか? 韓国原作のファンタジー漫画です。主人公のアリスティア・ラ・モニークは侯爵の一人娘であり、“神のお告げ“のもと皇太子の伴侶である次期皇后として育てられました。しかし、“神のお告げ”は人間による解釈違いで、実際の皇太子の伴侶は別にいました。真の皇太子の伴侶の登場で、アリスティアは次期皇后から皇妃の座へ追いやられ、さらに皇太子(後に皇帝)から不当な扱いを受け、最終的に16歳で殺されてしまいます。しかし、アリスティアは生きて9歳の自分に転生します。彼女は二度と同じ人生を繰り返すまいと考え、過去のトラウマを乗り越えながら違った人生を歩むことを決意しました。次期皇后としてではなく、家を継いで騎士になろうと考え、訓練を積みます。そのなかで、転生前には認識していなかった親からの愛を感じ、さらには友人もできました。また、転生前にはアリスティアを毛嫌いしていた皇太子はアリスティアを気にするようになり、最終的には恋に落ちます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作品の中に多くの伏線が張られており、重厚なストーリーとなっているからです。また、フルカラーで非常に綺麗なイラストが魅力的です。ストーリーは、主人公が運命を変えようと必死に努力をしている描写や、皇太子がだんだんと主人公に惹かれていく描写が緻密に描かれハラハラ・ドキドキさせられます。また、主人公が非常に賢いキャラクターとして描かれており、政治に介入するようなシーンでは見ていてスカッとする場面も多くあり見どころであると思います。

鼻下長紳士回顧録 安野モヨコ (著) コルク

鼻下長紳士回顧録 安野モヨコ (著) コルク

アマゾン商品紹介 20世紀初頭、フランス・パリ。
売春宿で働くコレットは、訪れる“変態”的な欲望を抱えた紳士たちを相手に、出口の見えない生活を送っていた。
彼女の唯一の幸せは、どうしようもなく惹かれてしまうヒモ男、レオンとの逢瀬の時間。
…たとえ、彼がコレット以外の女のもとへ通っているとしても――…。「変態とは、目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように、自分の欲望の輪郭をなぞり、その正確な形をつきとめた人達のことである……」
絢爛なる花の都の夜に息づく、安野モヨコの描く“変態”たちとは一体――?

8年ぶりの、安野モヨコ新作ストーリー!
「さくらん」「バッファロー5人娘」につづく、力強く生きる“娼婦たち”の物語。電子版では、雑誌収録時のカラーをすべて収録!!

レビュー

どんな話ですか? 20世紀初頭のフランス。

パリの娼館で働く娼婦コレットは、毎夜入れ替わり立ち替わりやってくる変態紳士たちを相手しつつ、時には彼らと交流を深めながら日々過ごしている。人には言えないような欲望を秘めた紳士たちは、娼館では剥き出しの欲望を発散すべく様々なプレイを娼婦たちに求めていた。

主人公コレットをはじめ、娼館で働く娼婦たちは外の世界に飛び出すことが許されない。閉ざされた世界の中で彼女たちが希望を見出すのは自分のヒモ男の存在であった。

娼婦でありながら学のあるコレットは、とある東洋人の紳士から美しいノートを渡され、日々起こった出来事を日記として書き綴る。店に訪れる客たちのこと、同僚の娼婦や店のマダムのこと、そして滅多にやってこない自分のヒモのこと…

なぜその漫画をオススメしたいですか? 女なら誰しもが登場人物の誰かしらに共感できる部分があると思います。本心では自分を愛しているかも分からない男への想いを抱く主人公、食欲・性欲・金銭欲の思いのままに生きる親友、同性への叶わぬ気持ちを秘めた男嫌いの友人など、誰も彼もがひりつく瘡蓋のような想いや欲望を抱えて生きている。生々しい女たちの生き様が何処か滑稽で、逞しくて、清々しくも感じます。彼女たちの懸命に生き抜く姿を、女であれば一度は見届けて欲しいです。