YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 世界が恋したヒロインに、また会える――

浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔――
世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作『YAWARA!』が完全版となって登場!

全20巻、雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。
カバーはすべて、浦沢直樹氏描き下ろしの「柔ファッションコレクション 2014ver.」!

滋悟郎が、柔が、あの名キャラクター達が今ふたたび、躍動する!!

レビュー①

どんな話ですか? 本当に一般的な女子高生である猪熊柔、あえてここからは柔ちゃんと記載します。この少女が祖父の柔道家である猪熊治五郎に鍛えられながら、世界一の柔道家になる姿を描く漫画。そして柔ちゃんは恋に恋する乙女であり、柔道家としての柔ちゃんを追いかける新聞記者の松田大作との恋の行方も大きなポイント。もちろん最終的には金メダルを柔道でとること、これが最も大きなストーリーの軸になっていきます。その成長を追いかけるところが1番のポイントです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 従来、柔道と言えば男性がメインの漫画が多かったと思います。さらに根性や汗臭さといったところが前面に押し出されところでしたが、この作品については本当に普通の少女が世界の強豪相手にばったばったとなぎ倒し、恋も経験したいと言う柔道一辺倒ではない生活を送る姿に惹かれてしまいます。もちろんのことながら柔道の描写も非常にリアルで、原点となっているのが実在する女子柔道家である田村亮子さんであるところも大きなポイントだと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 祖父の英才教育によって気付けば最強の柔道少女になってしまった、猪熊柔の青春を描いた作品です。
オリンピックでの金メダルと国民栄誉賞という大きな期待をよそに、柔本人は、人並みに恋やおしゃれをしたいという願望、そして何より普通でない家庭内状況の元凶だとして、柔道を疎ましく感じていました。
好むと好まざるとに関わらず世界の大舞台に立たされた柔はそれでも連戦連勝、世間にスーパースターと認知されてしまった彼女には、勝手にライバル視してくるお嬢様やカナダからの挑戦者、短期大学で出会う初めての柔道仲間たちと、様々な人との出会いによるドラマが待っていました。
特に自分を追い続けるスポーツ記者松田とは、時に誤解ですれ違い、時にその情熱で背中を押されながら絆を深めていきます。
やがて、蒸発したと思われた父・虎滋郎が柔の周囲に姿を見せ始めます。
「柔の柔道が原因ではない」と松田に語る虎滋郎。ならばなぜ、娘の前に現れて全てを語らないのでしょうか…?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛、失踪した父の行方など重要なトピックは、言葉足らずやすれ違いなどでなかなか進展しません。このもどかしさは浦沢直樹氏の作品によくあるため、是ととるか非ととるかは人それぞれでしょう。
スポ根要素は主に盟友の伊東富士子が担っており、柔はとにかく強すぎるのでまともに戦うと誰も太刀打ちできず、絶不調に陥った世界選手権などを除けば柔道関連での挫折を全くしません。その不調にしても、知らず知らずのうちに心の支えになっていた松田の不在に起因するなど、前途に立ち塞がる障害は試合外のすったもんだが大半です。
それよりも、常に単行本の表紙や扉絵をドレスアップで彩る姿に象徴されるように、普通の女の子として青春を謳歌したいと願うギャップこそが最大の魅力なのではと思います。

All You Need Is Kill 桜坂洋 (著), 竹内良輔 (著), 安倍吉俊 (著), 小畑健 (著) 集英社

All You Need Is Kill 桜坂洋 (著), 竹内良輔 (著), 安倍吉俊 (著), 小畑健 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 人類は今、かつてない戦争をしている。敵は「ギタイ」と呼ばれる化物。ジャパンの南方、コトイウシ島で繰り返される戦闘。初年兵であるキリヤ・ケイジと戦場の牝犬と呼ばれるリタ・ヴラタスキは、まだ見ぬ明日を求める戦いに身を投じていく──。
どんな話ですか? 主人公キリヤ・ケイジは「ギタイ」という異星人の送り込んできた戦闘マシンと戦う軍の初年兵です。しかし、初出撃で過酷な戦場に送られ、瀕死の傷を負ってしまいます。そこに圧倒的な戦闘力を持つ少女兵士リタ・ヴラタスキの援護を受けます。しかし、結局ギタイと相打ちすることでキリヤは命を失ってしまいました。ところが、どういうわけか意識が戻り、「出撃前日の朝に戻る」という現象にあいます。そしてまた戦場へ繰り出し、前とは違う形で殺さ、再び前日の朝に戻るというループに入ってしまいます。そんな中でもループになんとか順応していきますが、ある日、自分がループに入ったであろう原因のギタイを見つけます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 前日にループしてしまうことに最初は戸惑う主人公ですが、段々と状況を受け入れていって、初年兵ながら歴戦の兵士であるかのような戦闘力を身に着け、天才兵士のリタに迫る勢いで成長していくさまは爽快で目が話せません。
どんな人に読んでもらいたいですか? 近未来的な戦闘シーンが好きな人 SFが好きな人 主人公が強いストーリーが好きな人
読んだことによるエピソード どんな逆境でも受け入れてしまえば打開策が見つかるので頑張ろうと思えました。

オールラウンダー廻 遠藤 浩輝 (著) 講談社

オールラウンダー廻 遠藤 浩輝 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 総合格闘技『修斗(しゅうと)』に打ち込む高校生の廻(メグル)は、小学時代の友人である喬(タカシ)と、リングの上で7年ぶりの再会を果たす。しかし、昔は気の合う仲だった2人だが、育った環境の違いからタカシはメグルを敵視する。再会の喜びを交わすことなく、旧友同士の試合が始まってしまうのだった――。
どんな話ですか? 総合格闘技修斗を始めた主人公・廻。初めは情熱もなかったが、ライバルや仲間に触発されながら次第に真剣に取り組み、成長してゆく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・派手な必殺技などはなく、堅実にじっくりと格闘技を描いて行く漫画です。・画力が高くコマ割りも巧みなので、格闘シーンの立ち位置や動作がよくわかり、実際の試合を見ているような面白さです。空手、柔道、ボクシングなど、いろいろな格闘スタイルの選手が登場します。・それぞれの登場人物の悩みや事情なども描かれており、人間ドラマも見どころの一つです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 本格的な格闘漫画を読みたい人
読んだことによるエピソード この作品を読んだ友人は、その後格闘技を始めました。