優駿の門 やまさき拓味 (著) 秋田書店

優駿の門  やまさき拓味 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 生死をかけたサラブレッド達の熱き戦い!!そこには感動とロマンが存在する!!地方競馬のスーパー騎手・光優馬が中央競馬の三冠レースに地方馬で挑戦!!大迫力本格競馬ロマン!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公は、関東地方競馬所属の光優馬で、地方競馬でナンバーワンジョッキーとなります。ライバルであるJRA所属の月山左京と激しい戦いを見せていきます。そんな中、出会った運命の馬がアルフィーでした。とある事がきっかけで臆病になってしまったアルフィーは、JRAで出走が叶わず地方競馬で優馬と出会い、臆病な性格を克服すると快進撃をはじめます。地方競馬で連勝すると、中央の牡馬クラシックである皐月賞で、ライバルのブルーエンブレムに圧勝します。しかし、その後の日本ダービーでは怪我を押して出走しゴール目前で故障発生し亡くなってしまいます。優馬は、アルフィーを失ってから立ち直り更なる高みを目指していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 競馬は、ギャンブル目線で見る方も多いと思いますがスポーツの一面も強くあるため、騎手や生産者、馬自身などの熱い戦いが描かれている漫画でとても面白くオススメです。レースシーンも臨場感があり、とても白熱していて見ていてのめり込むほどです。地方競馬から中央競馬へ挑んでいく優馬やアルフィー、ボムクレイジーといった人馬の戦いも見どころの一つだと思います。競馬初心者でも、すんなりと読めて力の入るシーンも多くお勧めです。

H2 あだち 充 (著) 小学館

H2 あだち 充 (著) 小学館
アマゾン商品紹介 ライバルであり、親友でもある国見比呂と橘英雄。甲子園をめざす2人の“ヒーロー”に、ひかりと春華の想いが交錯する…。正統派スポーツ&ラブストーリー。

レビュー①

どんな話ですか? 高校野球を題材にされているあだち充さんの人気漫画です。中学の地区大会で優勝した、国見比呂は肘の故障により野球を諦めて、野球部の無い千川高校に入学します。中学で同じチームメイトだった橘英雄は、名門の明和第一高校に入学して1年生ながら4番を任されます。一方で国見は、千川で野球が大好きな古賀春華と出会います。肘を見てもらっていた病院の医師が医師免許を持っておらず診断結果が嘘だったことから、国見は千川に野球部を作り親友の野田とともに甲子園を目指していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 国見と野田の野球以外のやり取りが面白かったりするのがお勧めのポイントです。国見の魅力は、勝ちに拘らず仲間を大切にしていくところで、そんな国見と野田のバッテリーの魅力に惹かれて様々なメンバーが集まっていくところも見所です。栄京学園の広田との戦いや甲子園でライバル達との戦いなども見逃せません。ラストシーンとなる親友の橘との甲子園準決勝での対戦など、見所がたくさんで野球を知らない方にも楽しんでもらえる作品です。

レビュー②

どんな話ですか? あだち充のタッチに続く、高校野球をテーマにした野球漫画です。野球が上手でライバルである2人と2人の女性を野球を通じて描いた青春漫画です。天才投手である比呂と天才打者である英雄が甲子園を目指しながら野球を通じて争い、この他にも雨宮ひかりと古賀春華というヒロイン達との想いが交差するラブストーリーが見ものです。また、多くの仲間を募って同好会から部活動まで昇格させ、甲子園を目指すまでの仲間との友情ストーリも注目の一つです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ラブストーリーだけでなく、仲間の友情を描いた漫画であり、子供から大人まで誰でも読みやすいものとなっています。特に野球好きにとっては、プレーや能力を理想としたいものが多く織り交ぜてあります。コメディ部分も含まれており、笑いあり、感動ありの漫画で興味を持つ人は多いはずです。高校野球の面白さ、交差する恋心が詰まった名作で、恋愛漫画に興味がある人には、一度読んでもらいたいです。タッチに続く、あだち充の名作品であり、オススメです。

ハニーレモンソーダ 村田真優 (著) 集英社

ハニーレモンソーダ 村田真優 (著) 集英社
アマゾン商品紹介 中学時代、「石」と呼ばれ、泣くことも笑うことも忘れていた羽花。偶然出会ったレモン色の髪の男の子・三浦くんに憧れて、同じ高校に入学したけれど──!? ソーダ水のように甘く弾ける青春が、ここからはじまる!

レビュー①

どんな話ですか? 中学校でいじめられていた女の子(以下:羽花)がある時髪の毛がレモンソーダのような髪色の男の子(界)と出会い
自分を変えたいと思い、界と同じ高校に入学する。
そこでもいじめられてしまったり、自分に自信が持てず失敗を繰り返してしまうが、その度に界が助けてくれて
どんどん変わっていく羽花。
界も変わっていく羽花に惹かれていき、両思いになる二人。その後もそれぞれのライバルが現れたり、進学問題があったりと
いろいろなことを乗り越えながら絆を深めていく二人のキュンキュンな恋愛物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく絵がとても上手で、羽花も可愛く、界くんもかっこいいです。

界くんやサブの男の子たちのファッションも雑誌から出てきたような今風でとてもおしゃれです。

地味目の女の子がハイスペックの男の子と恋愛に落ちるというありがちな少女漫画ですが、

それぞれのキャクターの性格が一環していて、背景などもしっかり描いてあるので、

違和感なく読めるて、少女漫画ですが主婦の私も飽きずに楽しく読むことができます。

普段Sっけたっぷりの界くんが羽花にだけ優しくするとこをは必見です。

レビュー②

どんな話ですか? 現在、りぼんにて連載中の少女漫画です。中学時代はいじめられていたヒロインの羽花が、クラスの人気者でレモン色の髪を持つ界と出会い、自分を変えていくキュンキュンストーリーです。羽花は界と出会うことによって、少しずつ自分に自信を持ちはじめます。そして、界の隣に並んでも恥ずかしくないような自分になる!と決心し、どんどん強くなっていきます。そんな羽花の成長や界とのいちゃいちゃをにやにやしながら楽しめる作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく胸キュン要素がいっぱいあるからです。1冊の単行本の中に、これでもかっ!というくらい詰まっています。界がかっこいいだけではなく、羽花もかわいいので、ヒロインにいらいらすることなく存分に楽しめます。また、基本的に嫌な子は出てこないので、楽しんで読むことができます。まさに、少女漫画の王道といった話なのですが、2人の関係性が壊れることなく、でもあくまで高校生らしいお付き合いをしているので、悶えながらも楽しめる作品です。

レビュー③

どんな話ですか? 中学時代に石と呼ばれていて虐められていた石森羽花ちゃんと、誰もがかっこいいと言う憧れのまと超絶イケメンの三浦界くんの真逆の2人が出会い、一緒にいるうちに恋心が芽生え、石森羽花ちゃんも友達ができて可愛くなり、どんどん自分に自信が持てる様になります。だんだんと羽花ちゃんに惹かれ付き合う様になる2人ですが、ライバルが現れたり、三浦くんの一人暮らしや夜中のバイトの秘密など2人に壁が訪れますがそのたびに絆を深めラブラブ度が増していくきゅんきゅん満載の少女漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく三浦界くんがかっこよくて胸キュンがとまりません。三浦くんに出会いどんどん変わっていく羽花ちゃんもとても可愛くて、友達思いで小さなことに喜ぶ綺麗な心が微笑ましくて見ていてほっこりします。学園生活ラブストーリーなのでこんな学生生活おくれたら幸せだなあと夢も膨らみます。同時に羽花ちゃんが中学時代に虐められてたので、虐めはやっぱりいけないなと思うし、中学が辛くても高校は楽しめるかもと勇気ももらえるので中学高校の若い子たちに読んでもらいたいです。

レビュー④

どんな話ですか? 中学時代に「石」というあだ名をつけられて、いじめられていた主人公石森羽花(いしもりうか)が、三年生のときに出会った、レモン色の髪をした三浦界(みうらかい)に出会ったことがきっかけで、同じ高校に入学することになる。高校生になったら、いままでの暗い自分を変えたいということを決意し、一生懸命奮闘する中で、親友が出来て、界との交流も増えていくと、次第に憧れから恋心へと変わっていく、甘く切ないラブストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 絵がとてもキュートでロマンティックで、少女漫画が好きな人にはたまらない世界感があります。キャラ設定も、根暗で地味な女子と、塩対応だけど、ルックス抜群の学校の人気者の男子の、キュンとするような恋模様の描写も見事にツボにはまります。そして、言葉遣いなども現代を象徴するような会話で、リアリティーもあるし、学生生活の中で、ふとした瞬間に、ドキッとするような展開への持っていき方も、わかりやすくて、キュンがうまく描かれています。

レビュー⑤

どんな話ですか? 主人公の石森羽花は中学時代、人前で緊張すると「石」のように固まってしまい、いじめられていました。そんな羽花は自分を変えるために、自由な校風の学校である八美津高校に進学し、三浦界と関わっていきます。彼と関わり始めたことで、羽花は自分の居場所を見つけ、友達や恋愛なども積極的に動けるようになります。必死で生きていく石森羽花と容姿端麗な三浦界との胸キュンシーンも満載な学園ラブコメディーとなっていて、とても楽しめる内容になっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 王道な少女マンガですが、つい続きが気になり、読み始めると止まらなくなってしまうほど、のめり込んでしまうからです。石森羽花の可愛らしい行動や三浦界のドキッとする行動など、つい「キャー♡」と叫びたくなるシーンがとても多く、一つ一つの描写を楽しむことが出来ます。胸キュンシーンを楽しみながらも、必死で頑張る石森羽花を見て、応援したくなる気持ちと私も頑張ろうと勇気を与えられたりと様々な感情に振り回され、読み終わったころには充実感を感じることが出来る点もオススメしたい理由の1つです。

俺たちのフィールド 村枝賢一 (著) 小学館

俺たちのフィールド 村枝賢一 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 サッカー大好き少年・高杉和也は小学5年生。サッカー選手の父・貫一を目標に、練習に明け暮れる毎日。そんな和也の前に、サッカーの超ウマイ転校生・騎場拓馬が出現。しかも、父親の事でプライドを傷つけられ、和也は大激怒。しかし、いがみあいながらも、なせがお互いが気になりはじめる。

レビュー

どんな話ですか? 幼少期にサッカーを大好きだった主人公が、ある出来事を機にサッカーから離れる。しかし高校になって再びサッカーをプレイする事を決意し、やがて海外、Jリーグ、W杯と世界で活躍していく様子を描いた作品。発刊されたのがJリーグ発足から日本のW杯初出場の時期とちょうど重なっており、当時の様子を知る人はより楽しめる漫画でもある。様々な名作を発表している作者 村枝賢一氏の個性がまんべんなく詰め込まれているのもポイント。
なぜその漫画をオススメしたいですか? サッカーにおける絶技やスター性を尊重するのではなく、登場人物のドラマを色濃く描いている漫画。もちろん話の主軸はサッカーなのだが、サッカーを通じて描かれる物語、という表現が似合う作品。主人公を始め主要人物の葛藤がリアルに伝わってくるため、試合中も試合以外の展開も目が離せず、作品に心地よく夢中になれるのが気持ちいい。最後の最後が出来過ぎな気もしなくもないが、その時点で既にこの漫画の虜になっているため許せてしまう(笑)

ぼくらの17-ON! アキヤマ香 双葉社

ぼくらの17-ON! アキヤマ香 双葉社
アマゾン商品紹介 「アスコーマーチ! 」、「僕のおとうさん」の作者・アキヤマ香が贈る俳句青春グラフィティ。
日々をただ「なんとなく」生きて、怠惰な生活を送っていた高校生・久保田莉央。
彼は片想いの錦織彩ちゃんが俳句好きだから、という不純な理由で俳句愛好会に入部する。
部長の山本春樹と切磋琢磨しながら、やがて莉央は“俳句甲子園”出場を目指す!
レビュー
どんな話ですか? なんとなく生きてきた高校生の莉央が、主人公の漫画です。莉央は、恋心を抱いた相手に近づきたいという不純な動機で俳句愛好会に入部しますが、俳句甲子園をめざすことに燃えていきます。俳句の何たるかを全く知らなかった莉央が、あたたかい友情やライバルへの悔しい思いを積み重ね、めきめきと力をつけ、とうとう俳句甲子園に出場することになるという青春漫画です。アイドルを思わせる俳句チームも出場してきて、彩りを添えています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 俳句に対して何の知識もなかった主人公が、友人やライバルに刺激され、自分の感性をひきだしていくストーリーにひきこまれるからです。すぐに成功への道をたどるのではなく、挫折を幾度か経験していて、何度かやめようと思うこともあるのですが、その度に、その挫折で大切なものを学び取っている姿が、自分のこれまでの経験とも重ね合わされて、「あの時の決断はあれでよかったな」と、自分で自分を励ますことができる漫画です。俳句甲子園出身の俳人の佐藤文香さんが協力しているので、掲載されている一句も、読み応えがあります。

椿町ロンリープラネット やまもり三香 集英社

椿町ロンリープラネット やまもり三香 集英社

レビュー①

アマゾン商品紹介 大野ふみ、高校2年生。父親の借金返済のため住み込み家政婦をすることに。家主は…目つきも態度も悪い小説家・木曳野暁。新しい町での同居生活一体どうなるの──!?
どんな話ですか? 父親と二人暮らし、裕福ではないものの毎日を幸せに過ごしていた女子高生・大野ふみ。
しかしある日、父親の借金が原因で家を追い出されることになり、小説家の青年・木曳野暁(きびきの あかつき)に住み込みの家政婦として雇われることになる。
目つき・態度ともに悪く、ぶっきらぼうな暁に頭を悩ませていたふみだったが、次第に彼の純粋さに惹かれていき、一方の暁も大人びていて自分を何かと気にかけてくれるふみを女性として意識するようになっていく。
不器用なふたりの年の差恋愛を描いた、王道展開の恋愛物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画では、最初はぎくしゃくしていたふたりが惹かれ合うという少女漫画ならではの王道展開を楽しむことができます。
それだけでなく年の差恋愛というところから、時には大人気ない態度を見せる暁にときめかない女性はいないでしょう。
和風で可愛らしい絵も魅力的なので、是非読んで頂きたいです!

レビュー②

どんな話ですか? ヒロインは女子高校生の大野ふみです。父親の借金返済のため住み込みの家政婦をすることになります。

ヒーローはその家に住んでいるクールな小説家、木曳野暁です。

始めは、暁の無愛想な態度や理解できない行動などに頭を悩ませるふみですが、生活を共にしていくうちに暁の不器用ながらも優しい一面などに触れていつしか好きになってしまいます。

暁も、いつも自分をそばで支えてくれるふみに心惹かれていきます。

そんな二人の恋模様はもちろんですが、二人を取り巻く登場人物たちの恋や、それぞれが人間的に成長していくさまも見どころです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 少女漫画にはありがちな設定ではあるのですが、不器用な二人が紆余曲折しながらもお互いを大切にしあい、思いあうさまは読んでいてとても幸せな気持ちになります。

恋愛が中心の漫画ではあるのですが、友情や親子のわだかまり、どうしても苦手なことへの向き合い方など、生きていくうえで出てくる様々な事が丁寧に描かれています。

また、登場人物それぞれがとても魅力的に描かれており、たとえ主人子たちの恋のライバルであっても決して憎めないキャラクターばかりで、そのあたりも楽しめます。

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

YAWARA! 浦沢直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 世界が恋したヒロインに、また会える――

浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔――
世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作『YAWARA!』が完全版となって登場!

全20巻、雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。
カバーはすべて、浦沢直樹氏描き下ろしの「柔ファッションコレクション 2014ver.」!

滋悟郎が、柔が、あの名キャラクター達が今ふたたび、躍動する!!

レビュー①

どんな話ですか? 本当に一般的な女子高生である猪熊柔、あえてここからは柔ちゃんと記載します。この少女が祖父の柔道家である猪熊治五郎に鍛えられながら、世界一の柔道家になる姿を描く漫画。そして柔ちゃんは恋に恋する乙女であり、柔道家としての柔ちゃんを追いかける新聞記者の松田大作との恋の行方も大きなポイント。もちろん最終的には金メダルを柔道でとること、これが最も大きなストーリーの軸になっていきます。その成長を追いかけるところが1番のポイントです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 従来、柔道と言えば男性がメインの漫画が多かったと思います。さらに根性や汗臭さといったところが前面に押し出されところでしたが、この作品については本当に普通の少女が世界の強豪相手にばったばったとなぎ倒し、恋も経験したいと言う柔道一辺倒ではない生活を送る姿に惹かれてしまいます。もちろんのことながら柔道の描写も非常にリアルで、原点となっているのが実在する女子柔道家である田村亮子さんであるところも大きなポイントだと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 祖父の英才教育によって気付けば最強の柔道少女になってしまった、猪熊柔の青春を描いた作品です。
オリンピックでの金メダルと国民栄誉賞という大きな期待をよそに、柔本人は、人並みに恋やおしゃれをしたいという願望、そして何より普通でない家庭内状況の元凶だとして、柔道を疎ましく感じていました。
好むと好まざるとに関わらず世界の大舞台に立たされた柔はそれでも連戦連勝、世間にスーパースターと認知されてしまった彼女には、勝手にライバル視してくるお嬢様やカナダからの挑戦者、短期大学で出会う初めての柔道仲間たちと、様々な人との出会いによるドラマが待っていました。
特に自分を追い続けるスポーツ記者松田とは、時に誤解ですれ違い、時にその情熱で背中を押されながら絆を深めていきます。
やがて、蒸発したと思われた父・虎滋郎が柔の周囲に姿を見せ始めます。
「柔の柔道が原因ではない」と松田に語る虎滋郎。ならばなぜ、娘の前に現れて全てを語らないのでしょうか…?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛、失踪した父の行方など重要なトピックは、言葉足らずやすれ違いなどでなかなか進展しません。このもどかしさは浦沢直樹氏の作品によくあるため、是ととるか非ととるかは人それぞれでしょう。
スポ根要素は主に盟友の伊東富士子が担っており、柔はとにかく強すぎるのでまともに戦うと誰も太刀打ちできず、絶不調に陥った世界選手権などを除けば柔道関連での挫折を全くしません。その不調にしても、知らず知らずのうちに心の支えになっていた松田の不在に起因するなど、前途に立ち塞がる障害は試合外のすったもんだが大半です。
それよりも、常に単行本の表紙や扉絵をドレスアップで彩る姿に象徴されるように、普通の女の子として青春を謳歌したいと願うギャップこそが最大の魅力なのではと思います。

3月のライオン 羽海野チカ (著) 白泉社

3月のライオン 羽海野チカ (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──
やさしさ溢れるラブストーリー。

レビュー①

どんな話ですか? 将棋を題材とした漫画。主人公の桐山零は幼い頃に両親を亡くしており、学校にもなじめず孤独な生活を送っていたが、酔いつぶれていたところをやさしくて暖かい3姉妹の長女に助けられ、その家族と親しくなっていく。家族の温かさもテーマとなっており、とても心温まる漫画となっている。主人公が将棋を通じて棋士として成長していく姿、恋をして人間としても成長してく姿が描かれている。テレビアニメ化、実写映画化がされており、人気の漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 青年誌に掲載された漫画であるが、通常の青年漫画らしからぬ、優しく温かみのある雰囲気の漫画であり、男女ともに楽しめると思います。桐山零が棋士として、そして人間として成長していく姿はとても頼もしく前向きな気持ちになることができます。桐山零はあまり学校生活を謳歌はしていないので、ちはやふるのような青春感は少ないですが、ティーンエイジャーが成長していく姿は、男女関係なく、何歳になっても楽しめると思います。

レビュー②

どんな話ですか? 中学生で将棋のプロになった少年・桐山零(きりやまれい)が主人公です。零は事故で両親と妹を失い、父の友人のプロ棋士に引き取られて将棋の道に進んでいきます。

孤独な零は様々な人と出会って、少しずつ変化していきます。事情を抱えて助け合いながら生きている川本三姉妹、友人がいない零を心配する高校の先生、共に競いあうプロ棋士達…。優しくされたり、恨まれたり、怒られたりしながら、零が人として成長していく物語です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 心理描写が本当に秀逸な漫画です。零が将棋を指している時は、ピンチで水中に溺れている絵があったり、予想もしなかった攻撃を受けたことを家の柱を持って殴られた描写で表現したりします。悩んでいる時には、エスカレーターで延々上っていった先が行き止まりで帰り道が無かったという表現があって、ゾクッとしました。

よく食事風景も出てくるのですが、温かい家庭料理で傷ついた零を癒したり、皆でワイワイと調理をすることで仲が深まっていく様子があったりと、まるで実際にこの人達が存在するかのような錯覚を受けてしまいます。

レビュー③

どんな話ですか? プロの将棋棋士であった父親と死に別れた主人公が、父の友人である棋士に拾われ育てられ、自身も棋士になる。棋士としての成績は順調ながらも「自分は将棋が本当に好きなのか、苦しいだけじゃないのか」という煩悶を繰り返し、孤独にも苦しまされる。そんな主人公を取り巻く同じプロ棋士らの明るい仲間、暗いライバル、またひょんなことから知り合う3姉妹との交流や愛情も描かれ、一人の将棋棋士の人生を立体的に描く物語である。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 藤井聡太から始まる将棋ブームの、その将棋の裏側がよくわかるから。藤井くんの淡々とした表情の裏にも、これだけの苦悩や葛藤が隠されていると知ることができるから。人生は一度きりで多くの人は将棋なんて素通りしてしまうけれど、この日本の伝統文化ともいえる将棋のことを、少しでも知っておいて損はないからおすすめしたい。また、作者の羽海野チカさんの画力も日本随一と思う。絵を描きたくて仕方ないというのがコマの隅々に溢れていて、それを鑑賞するという点でも楽しめる。

レビュー④

どんな話ですか? 幼い頃に何もかもを失った少年が将棋という類まれな能力が必要とする世界に身を置き、生きるということのために孤独の中で努力することにより多くの人々に評価され、挫折を味わいながらもライバルたちと成功していき、力強くなっていく物語です。また、一方で、ある一つの温かい家庭に触れることにより、人間としての大事なことを取り戻し、そして愛する人を守ることの大切さと難しさを体験していく中で、成長していくラブストーリーでもあります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 将棋の世界であるため、ほとんどの人が知らない世界ではありますが、主人公と同世代の高校生や大学生にとっては、誰もが体験する孤独と人生の岐路に共感が持てるでしょうし、すっかり大人になってしまった人にとっては、複雑ではあるが生き抜いていく中で幸せを感じる家庭を目の当たりにして、なんとなく羨ましく感じ、自分にフィードバックして自分を見つめるいい機会になると思います。また、絵が綺麗でどことなく安心させられるのも特徴の一つだと思います。

レビュー⑤

どんな話ですか? 「ハチミツとクローバー」の作者である羽海野チカさんが、日常を戦う人々を描いた大切にしたくなる作品です。幼い頃両親を亡くし、プロ棋士の内弟子として引き取られた桐山零。中学生でプロ棋士となり、周囲から孤立して生きていた零だが、個性が強すぎる棋士仲間との試合やひょんな事から出会った川本家の三姉妹あかり、ひな、モモとの交流を通じて、自分の居場所を見つけていきます。人と人が関わる痛みや、日常の隅に隠れた優しさを丁寧にすくい上げています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? かなりしっかりと将棋の試合が描かれていますが、将棋を知らない人でも楽しめる展開の連続です。戦法や打つ一手一手にその人の生き様や「今」が詰まっていて最高です。戦う棋士たちがとにかくカッコいいです。まさに百戦錬磨のおじさんたちが、勝利のために必死になってもがいて苦しんで立ち向かっていく様が素敵で、そこに下克上していく若手勢の勢いも熱いです。キャラクターが発する言葉の一つ一つに説得力があって、人生の教訓になります。

レビュー⑥

どんな話ですか? 高校生で天涯孤独、そしてプロ棋士の主人公桐山零が川本家の三姉妹と交流を持つようになり、周囲の人とも少しずつ関わりを持つ中で人としても棋士としても成長していくお話。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 心の柔らかで弱い部分を撫でるようなストーリー展開で、状況は違ってもこれ私も分かるなぁと思うことがあるんですよね。そんな登場人物の悩む姿に、自分だけじゃないんだって勇気が貰えます。

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アイシールド21 稲垣理一郎 (著), 村田雄介 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?
どんな話ですか? 気弱な高校生、小早川セナがその足の速さを見込まれて、半ば強引にアメフト部に入部させられる。悪魔のような性格の上級生ヒル魔や、心優しい先輩栗田とともに試合に出続けるうち、アメフトの魅力に惹かれていくセナ。さらには進清十郎といった強大なライバルも現れて、闘いは熾烈を極めてゆく。高校アメフトでは、クリスマスに全国大会決勝が行われ、これをクリスマスボウルという。クリスマスボウルに出ることが、ヒル魔や栗田の夢であり目標だった。そこにセナが加わり、さらにはキャッチの達人モン太や、セナをいじめていた不良連中もアメフト部に加入。弱小アメフト部はクリスマスボウルに出場できるのか、そして、数あるライバルとの闘いの結末とは?
なぜその漫画をオススメしたいですか? アメフトは日本ではほとんどなじみのないスポーツだけれど、ルールについて何も知らなくても、物語の中で説明してくれるので、自然と引き込まれます。アメフトというスポーツ自体の魅力や、時には熱く、時にはコミカルに展開する物語、さらには魅力的なキャラクターがたくさんでてくるなど、本当に面白いです。チームメイトとの友情だったり、ライバルとの熱い戦いも見どころです。この漫画を通じて、アメフトのルールだったり、アメフト自体の魅力を知ることができるので、オススメです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 逆境の中でもがいている人ですね。主人公やその周りのキャラクターは、かつて一度は大きな挫折や失敗を経験した人物です。それを乗り越えていく根性や勇気、熱さをこの漫画は与えてくれます。何度も打ちのめされても、それでも諦めない、そしてその先にキャラクターの成長がある。この漫画を読み終えたあとは、大きな勇気とエネルギーであふれていると思います。
読んだことによるエピソード アメフトのルールがわかったので、実際のアメフトの試合を見るようになりました。

光の伝説 麻生いずみ (著) 集英社

光の伝説 麻生いずみ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【新体操部に入部、運命の出会いが!】愛香中学に転校してきた上条 光は、新体操の次期女王・椎名葉月、器械体操部のホープ大石誉昭と運命的に出会う! 有力選手がひしめく中、光は全国中学生大会出場をかけて、選手選抜テストに臨むが…。 アスリートの苦悩と恋をしなやかな筆致で描きあげた、週刊マーガレットで80年代に大ヒットした新体操まんが第1巻!
どんな話ですか? 主人公の上条光が新体操で活躍していくところや、恋愛などを描いた漫画です。光には新体操部に新体操界で活躍する同じ学校に通う椎名先輩というライバルがいて、その先輩は光の好きな器械体操界のホープである大石先輩とも仲がよく、微妙な関係になっていきます。そんな中、光の美しい演技が花開いていくのが素敵な漫画で憧れます。新体操の世界観が伝わるし、演技しているときの動きもきれいに描かれていて見とれてしまいます。絵もストーリーも魅力的な漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢に向かって頑張っていく光がとても魅力的で自分も夢に向かって頑張っていこうという気持ちにさせてくれます。課題を乗り越えて成長していく光の姿を見て、勇気をもらえます。いろいろな壁にぶつかり、乗り越えていく姿に感動するし、ピュアな恋愛も切なく感じました。夢に向かって何かをしている人や新体操が好きな方におすすめの漫画です。光が新体操を演技している姿は本当にきれいで見とれてしまいます。美しい絵が好きな方にもおすすめです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 夢に向かって頑張っている人や新体操やスポーツが好きな方、少女漫画が好きな方に読んで欲しいです。ストーリーも感動するシーンがたくさんあるのでとても楽しめます。新体操についても詳しくなれるし、演技の大変さもよくわかるのでおすすめです。
読んだことによるエピソード この漫画を読んでから私は麻生いずみさんの絵が大好きになり麻生いずみさんの漫画を一通り集めました。それくらい美しい絵の作品です。