中間管理録トネガワ 橋本智広 (著), 三好智樹 (著) 講談社

中間管理録トネガワ 橋本智広 (著), 三好智樹 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 帝愛グループ会長・兵藤和尊(ひょうどう・かずたか)の命で、債務者たちによる「死のゲーム」の企画を任された幹部・利根川幸雄(とねがわ・ゆきお)!! 早速、企画会議を開く利根川を待っていたのは、受難…!! 煩悶…!! そして絶望…!! 会長と黒服の間で苦悩する利根川を描く、悪魔的スピンオフ、始動……!!

レビュー

どんな話ですか? 福本伸行先生 原作「カイジ」シリーズのスピンオフ漫画

帝愛グループ 幹部 利根川幸雄 とその黒服部下たちの悪魔的チョット笑えるヒューマンドラマ漫画です。

原作「カイジ」を読んでいる方はもちろん、そうでない方がたにも楽しんでいただける作品です。

魅力はなんといっても主人公 利根川の上司としての人間的魅力にあると思います。私自身がこのような上司の元で仕事がしたい、ついて行きたいと思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は最初、原作「カイジ」シリーズを、きちんと読んだ事がなく、主人公、利根川に関してもテレビドラマで、そんな人がいたなーという認識でした。

読み始めたきっかけは出張帰宅時、時間潰しのため、たまたま一、二巻が売られていて手にしました。とてもハマりました。

当時の私の境遇は年齢40を超え上司と部下に挟まれながら過ごすまさに主人公、利根川と同じ境遇でした。
ただ、その中でとても前向きに部下をまとめ結果を出していく姿は爽快で参考になりました。
以後、自分にとって主人公、利根川は理想の上司の一人であり。この漫画は社会人としての指南書となっています。

BTOOOM! 井上淳哉 (著) 新潮社

BTOOOM! 井上淳哉 (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 日々を無為に過ごす典型的なニートの坂本竜太は、突如見知らぬ男たちの手によって南海の孤島に連行される。そこで彼が強いられたのは、同じく島に連れ去られて来た人々との爆弾を駆使した殺し合い!? なぜ、誰が、何の目的で!? ゲームの名は『BTOOOM!』。その中身は驚愕の「リアルボンバーデスゲーム」。時限式、クラッカータイプ、リモコン型。数種の爆弾を使いこなし生き残るために爆殺せよ!! 容赦なしのサバイバルゲームがスタート!!

レビュー

どんな話ですか? タイトルと同名の「BTOOOM!」というオンラインゲームの世界がとある無人島に再現され、その中に同ゲームのプレイヤーが何人も強制的に連れて来られるところから話は始まります。

そこでゲームの内容と同様の殺し合いをさせられることになりますが、ゲームでは死んでしまってもまたやり直しが効くものの、再現された世界では当然そうとはいかず、命懸けの戦いが始まります。

その世界から脱出ずるにはプレイヤーが1人1つずつ持っているチップを集めないといけない為、個人で戦うプレイヤーやチームを組むプレイヤーなど、それぞれの思惑のもとに生き残りを掛けた激しい戦いが繰り広げられます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? もしこのゲームの世界がそのまま現実になったら、といったことは、日常的にゲームをプレイしている人なら誰も一度は考えたことがあるでしょう。それをそのまま漫画で再現している為、ゲームは架空のものですが、何故かリアリティさえ感じてしまいます。

ルールはゲームと同じものの、それが現実となると、恐怖感からゲームの中のような思い切った行動をとることができないといった場面や、あらゆる策略を駆使したり、時には裏切りがあるなど、つい手に汗を握って読んでしまうこと請け合いです。

 

カメレオン 加瀬あつし (著) 講談社

カメレオン 加瀬あつし (著) 講談社

アマゾン商品紹介 ニューウエーブヤンキー登場、じゃン!!オレ、矢沢栄作、高校デビューの新米ヤンキーだ!ハッキリ言って、チビでケンカも弱(よえ)ーけど、はったりと要領を武器に、のし上がってやンぜ。まずは、名を売って有名どころの仲間入りヨ!オレのビッグなサクセスストーリー、バシッと読んでくれよナ!!

レビュー

どんな話ですか? 中学生まではいじめられっ子で、身長140未満、腕力が女子以下の主人公・矢沢栄作が、中学時代までの自分を知る者がいない高校進学を機に、ハッタリと要領だけで成り上がりを志し高校デビューするも、生まれながらのクレイジーなヤンキーたちに目をつけられて騒動に巻き込まれる。紆余曲折ありながら次第に信頼を得て成り上がっていくが、休む間もなく強敵が次々と現れる。一方入学早々目を付けたヒカルちゃんの第一印象は最悪で、名誉挽回、なんとか気を引こうともくろむもことごとく裏目に!果たして喧嘩の弱さを隠しながらヤンキー界の頂点に立ち、ヒカルちゃんのハートを射止められるか!
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者の加瀬あつし氏の言葉のセンスが抜群で、1990年代の作品ですが未だに使われたセリフを日常でも使ってしまいます。好き嫌いはあると思いますが、今の若い人でもはまる人ははまると思います。私は営業なんかで外出して相手の都合で時間をつぶさないといけなくなった時は近くにマンガ喫茶があれば入って何回も読んでいます。ストーリーもハラハラドキドキで止まらなくなると思います。主人公の矢沢栄作は喧嘩は弱いですが、他のキャラは危険な香りをプンプンさせているキャラが盛りだくさんで、ヤンキーとかアウトロー的なものに魅力を感じる人は気に入ると思います。

 

MIX あだち充 (著) 小学館

MIX あだち充 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 新連載予告発表以来、日本中で話題となったあだち充新連載「MIX」。全あだちファン待望のコミックス第1巻がついに発売!
舞台は明青学園。同年同月同日に生まれた同い年の兄弟とひとつ違いの妹。上杉兄弟の伝説から26年、運命の兄弟は今再び明青学園の扉を開く。そして、物語は始まる―――

レビュー

どんな話ですか? MIXは、あだち充の名作であるタッチの続編が描かれています。タッチの世界から26年後がストーリーの始まりとなっています。上杉達也の活躍で明青学園は、26年前に甲子園で優勝を果たしますが、以降の明青学園は低迷を続けていました。上杉達の活躍した時の強さの明青学園に戻すために、立花兄弟が明青学園に入学します。投馬がピッチャーで、走一郎がキャッチャーとしてバッテリーを組んで明青学園で甲子園出場を目指していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? タッチの話の続編という事で、タッチを読んでいた私はすぐに読み始めました。タッチとの繋がりがあるので、懐かしい思い出も甦ってきます。上杉達也の明青学園が舞台になっているのも、とても惹きつけられます。タッチのメンバーのその後はどうなったかなども気になり、昔のことを思い出しながら読んでいます。立花兄弟の前には、多くライバルが立ちはだかり甲子園までの道のりはとても遠いですが、二人の活躍を楽しみながら読めます。

ヘルタースケルター 岡崎京子 (著) 祥伝社

ヘルタースケルター 岡崎京子 (著) 祥伝社

アマゾン商品紹介 ミステリアスな魅力でトップスターに上りつめた“りりこ”。だが、りりこには知られてはならない秘密があった。まばゆい世界の陰で、恐るべき事件と人々の思惑が絡みあい始める--。豪華キャストとスタッフで実写映画化。第7回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞&第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品。鬼才・岡崎京子の、世紀を越えた傑作!

レビュー

どんな話ですか? 誰もが憧れる完璧な美貌を持ち、芸能界でトップモデルとして活躍する年齢不詳の主人公りりこ。だが、彼女の美貌は大規模な美容整形によって作られたものだった。整形の後遺症と仕事のストレスに苦しむりりこ。そんな彼女の秘密に気づき、ある事件の解決の為にりりこに近づく検事の麻田。りりこにそそのかされて彼氏とともに取り返しのつかないことをしてしまったマネージャーの羽田。りりこの存在を脅かす新人モデルのこずえ。りりこを手術した女医。それぞれがたどる運命とはー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画が描かれた時代と比べると、今は整形に対して抵抗が無くなっているような気がするからです。実際整形したことをカミングアウトする人もいます。もしかしたら、それに影響されてやってしまう人も最近は多いかもしれないと思ったので注意喚起を込めてこの漫画を選びました。

私は整形は悪いことではないとは思います。でも、リスクは覚悟しなければいけないし定期的なメンテナンスも必要になることがあることをこの漫画を通して伝えたいと思ったからです。

 

死役所 あずみきし (著) 新潮社

死役所 あずみきし (著) 新潮社

 

アマゾン商品紹介 お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか? 魂抉る死者との対話、待望の第1巻。

レビュー

どんな話ですか? 人間が死後どうなるかを描いた作品です。

自殺、不慮の事故、天寿等様々な理由で人間は必ず死にます。

死んだ後はどうなるのか?天国や地獄というのは本当に存在するのか?残念ながらこの世の人間は誰もその答えを知りません。

そのような「人間の永遠のテーマ」を題材とした作品です。

ここでは、人間は死んだ後「死役所」という場所に集められ、自分が死んだ経緯を思い出しながら細かく書類に書いていき、その後成仏する為の誓約書にサインします。

それと同時に自分の人生を振り返って未練や後悔の念を感じる人も多く、来世ではどのように生きたいかを考えます。

普通はその後成仏の扉へ向かうのですが、その人間たちを後目に成仏することができないでいる死役所の職員のアナザーストーリーを描いたお話です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この話はオムニバス形式で、「一人の死人=一つの物語」というように作られているので、飽きずにサクサクと読み進めることができます。
この話の中で、死役所を訪れた人間(死者)のほとんどは、事故や殺人等の不本意な死に方ですので成仏することができます。すなわち、天国へ行くことができるのです。
ですが、弱いものいじめをしたり、死刑囚であった場合は天国へ行くことができません。因みにいじめを働いた人間は地獄へ、死刑囚は冤罪であってもこの「死役所」で働き続けることになります。
どんな悪者も死んだ後は「無」になって成仏することができる。そんなことは大間違い!というストーリーが倫理的で良いなと思った点です。

 

すみっコぐらし よこみぞゆり (著) 主婦と生活社

すみっコぐらし よこみぞゆり (著) 主婦と生活社

アマゾン商品紹介 大人気の「すみっコぐらし」初のキャラブックです。電車に乗ればすみっこの席から埋まり、カフェに行ってもできるだけすみっこの席を確保したい…すみっこにいるとなぜか“落ち着く”ということがありませんか? さむがりの“しろくま”や、自信がない“ぺんぎん?”、食べ残し(!?)の“とんかつ”、はずかしがりやの“ねこ”など、ちょっぴりネガティブだけど個性的な“すみっコ”たちがいっぱい。すみっこが好きな方、すみっこが気になる方、あなたもすみっコなかまになりませんか? 主婦と生活社刊。

レビュー

どんな話ですか? 何かとすみっこにいると落ち着くという、人間の心理をねこやぺんぎんなどの動物に投影している漫画です。すみっこにまつわるエピソードが、確かにこういう状況はうなずける、と思ってしまいます。登場するのは、主に、ねこ、ぺんぎん、しろくま、恐竜、とかげ、そしてエビフライのしっぽやとんかつなど、人が食べ残すものや、タピオカなど、最後にすみっこに残ってしまうものが、キャラクターになっていて面白いです。そして、それらの動物などが織り成すストーリーが、私たちが抱えているコンプレックスなども表していて、思わず共感できてしまいます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 例えば、ぺんぎんは、体の色が緑色であることから、自分は本当にぺんぎんなのだろうかと自分探しをしたり、時には悩んでいらいらすることもあります。そして、恐竜は、実はとかげのふりをして生活しています。自分が恐竜だと分かると、捕まってしまうかもしれないからです。しかし、それが仲間をだましているのではないかと悩んでいます。それから、かたつむりは、本当はなめくじですが、拾った殻をかぶって生活しています。そういった、誰にでもあるコンプレックスなどを抱きながら、それでも仲間といることで幸せと感じられる所が、人間と共通していて、共感できるのでおススメしたいです。

失恋ショコラティエ 水城せとな (著) 小学館

失恋ショコラティエ 水城せとな (著) 小学館

 

 

アマゾン商品紹介 製菓学校に通う爽太(ソータ)は一つ上のサエコと交際中。4年前の一目惚れから想い続け、去年のクリスマス直前にようやく初キス。大のチョコレート好きな彼女のため、チョコ作りの腕を磨く日々。彼女からタバコの匂いがしても、バレンタインのデートを断られても、全くくじけず挑み続ける爽太だったが…!?

レビュー

どんな話ですか? お菓子職人を目指す主人公の男子専門学生:爽太は、ダメもとで憧れの先輩サエコに告白し、まさかのOKをもらう。そこでバレンタインデーに向けて、一世一代の気合を込め、チョコを作るもサエコは他に彼氏がいると受け取り拒否…「エッチをしてなければ付き合っていない」というサエコのロジックの元に玉砕したのだった。

チョコレート大好きなサエコを振り向かせるべく、爽太は渡仏。有名パティスリーの元で修行にに励む。数年後努力が実を結び、有名パティスリー日本出店の為、「チョコレート王子」として凱旋帰国を果たす。

満を持してサエコと再会するも、サエコはすでに他の男性と結婚が決まっていた。それでもまだ爽太は諦められず、今までの印象を一新すべく、「悪い男」を演じサエコにアピールしていく。

そんなある日、爽太はお互いの片思いについて意気投合したモデル:えれなとセックスフレンドとして関係を持つようになる。一方、サエコは家庭を顧みない夫に疲弊し、冷え切った夫婦生活を送っていた。

えれなの片思いの終わりにより、爽太はえれなと真剣に付き合おうと決意。しかし、そんな中、夫のDVに耐えかねて家を飛び出したサエコが店に押し掛けてきてしまう。ついにサエコと肉体関係を持った爽太。えれなとサエコへの想いで板挟みになってしまったが、そんな爽太へ長年想いを寄せていた同僚:薫子からの告白もあり、爽太のサエコへの想いは決着を迎えることになる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく漫画に登場するチョコレートが美味しそう。ボンボン・ショコラはもちろん、パン・オ・ショコラやショコラ・ショーなど様々なチョコレート菓子が丁寧に、かつとてつもなく美味しそうに描かれている。爽太のお店「ショコ・ラ・ヴィ」のチョコレートは、再現したボックスが三越伊勢丹で開催しているチョコレートのお祭り「サロン・デュ・ショコラ 」で販売されるほどファンが多い。

もちろん「失恋」をテーマにしたストーリーも秀逸。登場人物たちの想いが交差する様がさながらほろにがく甘いチョコレートのよう。

バレンタイン時期にぴったりの漫画です。

家栽の人 毛利甚八 (著), 魚戸おさむ (著) 小学館

家栽の人 毛利甚八 (著), 魚戸おさむ (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 ▼第1話/ポトス▼第2話/カラジューム▼第3話/ポインセチア▼第4話/ユズ▼第5話/コブシ▼第6話/タンポポ▼第7話/桜桃▼第8話/マルハチ▼第9話/サボテン▼第10話/ザクロ  ●登場人物/桑田義雄(緑山家庭裁判所判事)  ●あらすじ/父親が高裁の長官であり、自身も将来を嘱望される身であるにも関わらず、“家裁”にこだわり栄転を拒否したことのある桑田。そして、暇さえあれば裁判所の周囲の植物に会いに出かけたり、世話をしたりする彼を変人と言う者もいる(第1話)。▼ある日、桑田の元に持ち込まれたのは離婚した夫婦の子供の親権問題。お互いに権利を主張する両者に「子供の幸せは争って与えるものではない」と諭す桑田。もと夫婦は桑田の言葉によってもう一度やり直そうと考え始める……(第3話)。

レビュー

どんな話ですか?  家庭裁判所(途中から地方裁判所)を舞台とするヒューマンドラマです。

古い作品ですが、過去に何度か実写ドラマ化され、昨年もドラマ化されたので、若い方もご存知だと思います。

主人公の桑田判事は、植物を愛する物静かな人物。現場主義で「池に沈める体罰」を実証実験してみるなど、かなり思い切った事をする大胆さも持っています。

家事審判や遺産相続、少年犯罪関係など、事件の審理が中心ですが、主人公の桑田判事は法廷外でも活動があり、絵的にも野外を含むシーンの変更がある為、退屈しません。

よく言われる「人の縁」や「家庭は社会の最小単位」が、改めて実感できます。

意外な人物や出来事が事件の解決に繋がり、伏線の回収でストーリーがダイナミックに展開します。

遺産相続とピラカンサ、少年事件とスノードロップ、外国人犯罪とナノハナなど、ストーリーには毎回、キーとなる植物(性質や花言葉など)が絡む為、植物にも詳しくなれます。

※ 昭和に連載が始まったやや古い漫画なので、一部、現行法とは異なる表現があります。

例:禁治産の件

なぜその漫画をオススメしたいですか?  傍聴に行かない限り見ることのない裁判の様子が、リアルに表現されています。

裁判関係の職業が、裁判官や弁護士以外にも詳しく描写される為、お仕事漫画としても秀逸です。

一話限りしか登場しない人物にも、人生の奥行と厚みがあって、何故、そんなことになってしまったのか、自分ならどうするだろうなどと、他人の人生を疑似体験できた気持ちになります。

また、立場が異なる複数の人物の視点や、その行動に至る過程なども描写される為、物事を一面だけから決めつけない多角的な視点に気付かされます。

アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 高1の双葉には中学時代から忘れられない初恋の人、「田中くん」がいる。中学のとき女子に、はぶられた経験から自分を偽って日々過ごしている。「田中くん」を思わせる男子に出会うが、彼は――。熱く青く一生懸命にぶつかりあう高校生活グラフィティ!

レビュー

どんな話ですか? 中学生時代に出会った初恋の人である「田中くん」に再会する双葉。しかし久しぶりに会った田中くんは双葉の知っていた「田中くん」ではなかった。苗字も変わり、性格も以前とは違う彼に昔の「田中くん」を探してしまう双葉。一方馬渕として生活している彼も双葉に気のある様子を見せる場面もありながら、家庭の辛い現実が付きまとい、自身を責め、幸せになってはいけないという思い込みから双葉に離れていく。恋愛だけでない、友情や家族愛なども考えさせられる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 少女漫画好きなら知らない人はいないかもしれません、アニメにも映画にもなった名作です。ただ原作はアニメとも映画とも全く違った良さがあり、洸の格好良さはもっともにじみ出ていますし、アニメは特に気だるそうな性格にも見えますが、原作はもう少し優しく、本気の人柄に見えます。アニメや映画は知っているけれど、原作は読んだことがない人もきっと多いと思いますが、全く違った良さがあるので、ぜひ原作で堪能してもらいたいです。