チーズスイートホーム こなみかなた (著) 講談社

チーズスイートホーム こなみかなた (著) 講談社

アマゾン商品紹介 初めてのお散歩中に、お母さんとはぐれてしまった子猫のチー。迷子になったチーは、やさしい山田さん一家に拾われることに。でもそのマンションは、困ったことにペット禁止で──。
素直で明るく、でもちょっぴり怖がりのヨウヘイに、やさしいお母さんと、普段はしっかり者なのにチーには甘いお父さん。そして、元気でいたずら大好きっ子のチー。偶然の出会いから新しい家族になった、3人と1匹の「スイートホーム」で始まる、何気ない日常の小さな幸せを描くハートフルストーリー。初めてのお散歩で迷子になった子猫が、親切な山田家に拾われ、落ち着くまでのストーリー。山田家でチーという名前をつけられた子猫が、新しいお家を自分の「おうち」として認識するまでを描く。

 

どんな話ですか? ほのぼのとしてかわいい、ちょっぴりおっちょこちょいな子猫が主人公の漫画です。

みんなで散歩中に、鳥に気を取られて、猫の家族からはぐれてしまった子猫のチー。

そんなチーを迎えた新しい家族は、幼稚園児のコーヘイとパパとママの心優しい一家でした。

この漫画では、チーを飼ってからの一家の日常、たとえばペットが飼える家への引越しやチーの食あたり、わき役のおとなりさんやくろいのやコッチとの出会と日常、そして本来の家族との再会など、ごくごく平凡な家族と、子猫との生活が、ほのぼのとしたタッチで描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ほのぼのしていて、癒し系だからです。

ここのところ、あまりにもいろいろなことが起こり、心が攻撃的になったり、荒れたり、鈍感になってしまっている方もいるかもしれません。そんなときは、何かほっこりするものをみて、ひと息いれると気分も少しは変わるかもしれません。

チーのしぐさや絵柄のかわいさはとにかく、漫画の特性からか、悪人がいません。どこにでもある、平凡な家族と、子猫との日常が、ほのぼのとしたタッチで描かれていて、とても心が温かくなります。

温かい飲み物と一緒にどうぞ。

薬屋のひとりごと 日向夏 (著), その他 スクウェア・エニックス

薬屋のひとりごと 日向夏 (著), その他 スクウェア・エニックス

 

アマゾン商品紹介 宮中に名探偵誕生!?

「小説家になろう」発!
ヒーロー文庫の大人気タイトル『薬屋のひとりごと』が、待望のコミカライズ!
中世の宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていた彼女が、帝の御子たちが皆短命であるという噂を聞いてしまったところから、物語は動き始める。
持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、興味本位でその原因を調べ始める猫猫の運命は――…!?
「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

レビュー①

どんな話ですか?  中世の中国宮廷で働いている少女が主人公、猫猫(まおまお)は花街で薬屋をしていたが、ある日ひとさらいに連れ去られてしまい、宮廷に売られてしまう。

ただの下働きだった猫猫は帝の子供の謎の死の噂を耳にし、薬学の知識と好奇心から原因を調べていく。

猫猫は正体をばれずに原因を突き止めたはずであったが、謎多き美男子官僚、壬氏(じんし)に見抜かれてしまい、宮廷の内部で次々に起こる重要な事件に関わっていくことになる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 薬学の知識が分かりやすく描かれています、宮廷で起こる毒殺や爆破などミステリアスな事件を猫猫(まおまお)が冷静に分析して解決してしまうことろです。あと、周りのキャラクターも魅力的です、美男子でありながら謎多き壬氏(じんし)に4人の麗しき皇帝の妃達、その妃に使える下女たちもキャピキャピしていたり、お局キャラがいたりと華やいでいます。ミステリーでありながらも華やいでる絵のタッチも大好きでおススメしたいです。

レビュー②

どんな話ですか? 架空の国、時代の話。但し、昔の中国に似た雰囲気がある。そこで働く女の子が後宮内で起きる事件を薬学を使って解決するストーリー。花街で医者を営んでいる義父の元で薬師として働く猫猫はある日人さらいにあってしまう。行き先は後宮。下女として後宮に売り飛ばされてしまったのだ。2年間奉公すれば帰れると言うことで割りきって働くも大好きな調剤に携われなくて悶々とする日々を過ごす。そんなある日、上級妃、皇子が原因不明の病気になる事件が発生。原因に思いあたったが後宮ではひっそりと生活したい猫猫はどのように伝えたものか思案をめぐらす。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 単純にとてもおもしろいからです。日本でいう大奥の世界のイメージですが、そこに渦巻く人間の欲望や妬みなどが起因して発生する陰謀、トラブル、事件の謎を解く様が非常に面白いです。キャラクターが非常にたっているのが面白いです。シニカルで世間を横に見る主人公やその主人公を利用しようとする美形の宦官。また宦官はただの宦官ではないという伏線も張られておりこのあとどうなるという展開も織り込まれています。さほどメジャーな作品でない中で抜群に面白いのでおすすめです。

キングダム 原泰久 (著) 集英社

キングダム 原泰久 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 時は紀元前――。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す! !【受賞歴】
第17回(2013年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞

レビュー①

どんな話ですか? 舞台は紀元前春秋戦国時代の中国で、
孤児の少年「信」が最下層の下僕から天下の大将軍を目指すストーリー。信は村の長の下僕として、兄貴分の「漂」と共に暮らしていた。
貧しくも大将軍となる夢を持ち日々仕事の合間に二人で鍛錬を重ねている。ある日、秦国の高官「昌文君」が村を通りかかり、
秦国王「嬴政(後の始皇帝)」とうり二つの漂を登用する。
取り残された信は、さみしくも自分も活躍できる日を信じ続ける。ある晩信の住む小屋の戸をたたく音が。
そこには腹部をさされ重傷を負った漂が倒れていた。
漂は秦王嬴政の身代わりとして暗殺者に追われていたのだった。「俺を天下に連れて行ってくれ」二人の夢である天下の大将軍。
そう言い残して漂は息絶えた。追手が迫る中信は漂が残した地図に導かれ、信は進む。
たどり着いた先には小屋があり、
その中には漂にうり二つの秦王嬴政がたたずんでいた。。。

最初は子供の信であったが、
秦国大将軍「王騎」との出会い~別れは彼にとって大きな成長をもたらす。

王騎将軍の形見の矛を受け取った信は、
同期の仲間「蒙恬」「王賁」、後に軍師となる「河了貂」、蚩尤族の「羌瘣」、
魅力あるキャラクターと共に大将軍を目指す。

実在の歴史上の出来事と人物がどうなるのか、
歴史の空白をどう表現するのか。
想像するだけでも今後の展開が楽しみな作品である。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 原作者が元サラリーマンで、社会人としての経験があるからかもしれないが、

キャラクターたちのセリフが心に刺さるものが多く、

上官である将軍たちが理想の上司と言えるほどとても人徳がありかっこいい。

本当に世の中にこのような責任感がある管理職が多かったら、

嬴政のような人が国政にいたら、日本もよくなるのではないかと思える。

そして春秋戦国時代というマイナーな時代の出来事を描いているので、

新鮮で興味深い。

資料が少ないので作者の想像も大きいのかな・・?

レビュー②

どんな話ですか? 中国の歴史漫画です。舞台は春秋戦国時代、戦国の中で争いは絶えず、各国が覇を競っていました。主人公の信は秦という国の下僕の少年でした。夢は中華の将軍になること。下僕の仕事の傍、立身出世を夢見てひたすら剣を振っていました。ある日、政権争いで敵勢力に追われ逃げていた王様と出逢います。敵勢力から王様を救い出し、下僕から士族の地位をもらいました。ここから信の将軍へと成長していく物語が始まります。数々の戦を命懸けで戦い抜き、ときには大切な仲間を失うこともありました。倒した敵の思いも倒れた仲間の思いも背負って信は前に前に進みます。信の周りにはたくさんの仲間で溢れ、次第に信の名は中華に知れ渡るようになります。目的は中華の統一。王様と信の夢を叶えるため信は王様の矛となり戦い続けます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語は歴史に沿って進んでいきますが、春秋戦国時代の資料というものはかなり少なく、作者の想像で大半が描かれますがそれがキングダムの魅力の1つです。作者の原先生は原稿を書いている途中にキャラクターに感情移入して泣きながら執筆されることもあります。そんなふうにして描かれた物語は激動と感動の連続です。読者の想像を簡単に超えていく怒涛の展開、主人公だけでなく仲間や敵キャラクターまでキャラが立っておりファンがついています。読めば読むほど面白い漫画です。

レビュー③

どんな話ですか? 時は紀元前3世紀、古代中国の春秋戦国。

秦という国に、ある男がいた。

彼の名は政。

後の始皇帝である。

500年続く戦乱の世を終わらすため、中華統一という偉業を成し遂げる夢をえがく。

そして、その夢を実現すべく政の剣となるのがこの漫画の主人公である信という少年だ。

彼は戦争孤児で下僕であった。

下僕というみでありながら「将軍」になるという夢を叶えるため、自信もまた戦の舞台にたつ。

そんな、信と政を中心に描かれたストーリーである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 信が将軍になるという夢を描くストーリーなのに、まず1巻の1ページ目に将軍になった信を描いている。

結果を先に描いても、そこまでのプロセスや人間模様を細かく描写しているのでハラハラしながら読める。

また、登場人物がヒトクセある者が多い。

しかし、全員を好きになれるくらいキャラクターが人間味溢れている。

そして、女性も男性も楽しく読めるというのが大きい。

性別の垣根を越えて、幅広い年齢層が楽しめる漫画になっている。

レビュー④

どんな話ですか? 物語の舞台は古代中国の春秋戦国時代で、下僕だった主人公が大将にまで成長するストーリーです。

主人公はその下僕ですが、秦の始皇帝が成長するストーリーにもなっており、実際の歴史がモデルになっております。

下僕からスタートした主人公がさまざまな戦を通じて、成長し、仲間が増えていく過程は読んでいて楽しいです。

1巻目で主人公の相棒的存在が死亡するのも衝撃的でした。

個性溢れるキャラクターがたくさん登場するので、そちらも見ごたえがあると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ほとんどが戦いの描写が多く、話の展開が早いので飽きることなく読み進めることができます。あと個性溢れるキャラクターが多いのでキャラクターに愛着が沸いたりもします。

しかし、戦いの最中にそのキャラが絶体絶命なったりして、ハラハラドキドキが止まらないです。

キャラクターが死亡するシーンも多く、感情移入することも多々あります。

そして、その敵討ちをしたときの爽快感といったら、何とも言えないものがあります。

戦いの描写で残酷なシーンがありますので、グロテスクが苦手な人はあまり良くないかもしれません。

レビュー⑤

どんな話ですか? 中国春秋時代。下僕として育ちながらもいつの日か戦場へ出て天下の大将軍になること

を夢見て日々切磋琢磨し剣の腕を磨き続ける信と漂という二人の少年。

ある日、少年たちが住む集落を偶然通りかかった貴族の出の昌文君。

子供にしてはあまりに過激な稽古に目を見張り、思わず声をかける。

千を超える対戦を経てきたという彼らに、半信半疑ながらも興味を持ち、

話を聞いていると漂のある特徴に気付いた昌文堂は、改めて二人の元を訪れ、

漂だけを王宮で預かると言い出す。

一人取り残された信のもとにある晩、現れた傷だらけの漂。

ある場所へ向かえという言葉を残し、腕の中でで息絶えた漂の仇を打つため

賊を追い、向かった先にいたのは漂と瓜二つの姿をしたこの国の王を名乗る少年。

このか弱い王を助け、手柄を立て、漂との約束であった天下の大将軍になることを

誓った信が戦場に向かい、絶体絶命の危機を仲間と共に乗り越えながら成長してく姿と、

幼い秦国の王、嬴政が始皇帝になるまでを描く壮大な中国史ストーリー。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ある程度史実に沿っていて臨場感があるし勉強になる。

展開が早くて一巻を読んだら最新刊まで辞められる人いないと思います。

キャラクターや、ストーリーの構成もすごく綿密で、「こいつ大物だな」とか

「これあとで絶対重要になるな」というような期待感が常に満載です。

どうでもいいキャラにもそれっぽい名前が細かく付いているのも面白いです。

作中の人物の話し方などが現代風にアジャストされているところもいいですね。

「マジ」とか「うちら」といった表現がコミックとしての読みやすさを引き上げてます。

ホントに無理!っていう展開をきちんとした理屈で最後には勝利を収める飛信隊の

戦いと、そこに織り交ぜられた史実が魅力です。

レビュー⑥

どんな話ですか? 中国を統一した秦の始皇帝の実話を元にした戦国時代の物語。下僕に生まれた貧しい少年「信(しん)」が、のちの秦の始皇帝となる中華の大王「嬴政(えいせい)」と出会い、天下の大将軍を目指し、数々の困難を乗り越え大爆進!馬鹿正直なほどに真っ直ぐで、でも戦いの才能だけはピカイチの信が仲間を増やしながら成長していくという、少年漫画の王道ストーリーでありながら、壮大な舞台設定や多くの魅力的な登場人物たち、ぐいぐい引き込まれるストーリー展開で、読み始めたら止まりません!
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく、面白さが桁外れ!

中国の歴史に対する興味ゼロ、漫画もあまり読まない私が、たまたま友達が貸してくれたので暇つぶしに第1巻を読んでみたら、一気にはまってしまいました!

そして5巻、10巻と読み進めていくうちにさらに面白くなってどんどん引き込まれ、すっかり大ファンになって結局1巻から最新刊まで、迷わず全巻購入してしまいました!中国の歴史に興味ゼロの私がこうなんだから、興味ある人は絶対に読まないとダメです!

手元において、何度でも読み返したい、読めてしまえる漫画です。

主人公の信と嬴政の、目標に向かう熱い想いと行動力、どんなに大きな困難にも諦めない、折れない心の強さに圧倒されまくりです。

数々の魅力的なキャラがまた良い!渋いキャラ、カッコいいキャラ、面白いキャラ!

出会いと別れにも、いちいち心を大きく揺さぶられて、読みながら何度号泣したかわかりません。ティッシュの用意必須です!

目標に向かって突き進む信と嬴政の姿に読んでいるこちらも激しく揺さぶられ、自分の中からも熱い思いが湧き出てきます。

元気のない時にも、もう一度立ち上がるエネルギーをくれる漫画です。

学園アリス 樋口橘 (著) 白泉社

学園アリス 樋口橘 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 田舎町で育った蜜柑と蛍は大の親友。なのに蛍は突然都会の学校に転校してしまう…。蛍を追って“アリス学園”に辿り着いた蜜柑。そこは、特別な天才しか入れない超エリート校だった!? 不思議いっぱい☆schoolコメディ登場!

レビュー

どんな話ですか? 学園ものの漫画です。ただ、普通の学園ではなく、選ばれた人しか入れない学園で、入りたいと思って入れる学園ではありません。選ばれた人というのはタイトルの通りアリスという能力を持った人です。

この能力は突然現れることも、突然なくなることも、生まれ持っているものもあります。

外の世界とは違って天才たちが集まり学ぶアリス学園は、ただ学ぶ場ではなくアリスを持つ者たちの間で複雑な問題が起こっており、その問題に立ち向かっていくコメディです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 学園ものはあまり好きではなく、あらすじを読んでも面白そうとも思いませんでした。ただ読み始めると、止まりませんでした。読めば読むほどストーリーに引き込まれていきます。コメディということで面白可笑しい場面が多く出てきますが、時には感動したり、辛くなったり、ハラハラドキドキしました。ただの普通の女の子に見えた主人公が本当は…(ネタバレ)。学園ものだけど恋愛要素もあったり、ホラーだったり、万人受けすると思う漫画なのでおすすめしたいです。

神様はじめました 鈴木ジュリエッタ (著) 白泉社

神様はじめました 鈴木ジュリエッタ (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 父親が家出し、住む家もなくした女子高生・桃園奈々生の前に現れた怪しい男。「奈々生に家を譲ろう」という男の言葉を信じて彼の家を訪ねると、そこは廃神社! 怪しい男の正体は、土地神・ミカゲだった!! 奈々生は神社を譲られるかわりに、神様の仕事を任されてしまって!?

 

どんな話ですか? 主人公の奈々生はギャンブル好きの父親が残した借金のせいで、家を追い出されてしまい途方に暮れていたところ、ミカゲという男性に出会います。

そのミカゲという男性は土地神様で、家がない奈々生に神社を家として与え、土地神様の権利も与えました。

神社には巴衛という神使がいて、初めはぶつかることの多かった2人ですが次第に惹かれあっていきます。

それと同時に土地神様としての仕事もこなしていき、様々な神様と出会い成長していくお話です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 奈々生のポジティブで明るく、強い心を持っているところに憧れました。どんなに困難なことがあっても諦めず、チャレンジするところは読んでいて応援したくなります。

はじめは仲が良くなかった相手とも最終的には仲良くなるところなど、私も見習いたいなと思います。

また巴衛は強くてなんでもできて、頼りになるとても魅力的な男性です。

愛されている奈々生が羨ましく感じます。

お互いが好きなのになかなか素直になれないところなど、焦ったくも感じますがキュンとしてしまいます。

潔く柔く いくえみ綾 (著) 集英社

潔く柔く いくえみ綾 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 由麻は通学電車で痴漢に悩まされている。同級生のスワは由麻を守るため一緒に通学し、2人は付き合い始めることに。だが、由麻は毎朝同じ電車に乗る生物教師の梶間が妙に気にかかり…。

レビュー

どんな話ですか? いわゆる一般的などこにでもいる高校生の青春物語から始まる。友達との些細な喧嘩、淡い恋心そして大切な人の突然の死。私は誰が好きだったのか想い悩む。

そこからころころ主人公が変わりいろんな人物の物語が進んでいく。内容は様々で仕事で悩む人、友情で悩む人、恋愛で悩む人、過去のつらいトラウマが忘れられない人など、些細な悩みから重く辛いことまでたくさん悩み考えながら生きていく主人公たち。

そして年月が流れ少しずつ物語はつながっていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画は軸になる主人公はいますが、毎回主人公は変わります。この漫画を読んでいくうちにきっと自分と似てる主人公と出会えるはずです。ついさっきまで脇役だった人が次は主人公になり物語が始まり、この世界は誰もが主人公だと思わせてくれます。

マップス 長谷川 裕一 KADOKAWA

マップス 長谷川 裕一 KADOKAWA

アマゾン商品紹介 普通の高校生だった十鬼島(ときしま)ゲンの前に突如現れた宇宙海賊を名乗る女、リプミラ・グァイス。彼女の目的は、2万年前に宇宙を放浪していた“さまよえる星人”と呼ばれる種族が残したと言われる秘宝だった。その秘宝“風まく光”の地図となっているのが、“さまよえる星人”の最後の子孫であるゲンなのだという。ゲンは、“風まく光”を狙う、スペース・パトロールとリプミラの戦いに巻き込まれながらも、次第に彼女にひかれていき、秘宝を手に入れたゲンは宇宙へ旅立つ決意をするのだった。

 

どんな話ですか? まるで空飛ぶ自由の女神のような天使型宇宙船リプミラ号の頭脳としてシンクロしているビメイダー(be mader 作られし者すなわち女性型人造人間)のリプミラ・ヴァイスと地球人の少年の十鬼島ゲンが、全宇宙の存亡を賭けた壮大なスケールの冒険を繰り広げるスペースオペラ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 惑星規模の生命体である伝承族、武器もプロミネンス砲とか、続編のマップスネクストシートでは更にブラックホールバルカンとか、とにかく想像を超えてスケールがでかくカッコイイ。
メカデザインもカッコイイし女性キャラは可愛いらしい。
内容的にも優秀なSF作品に贈られる星雲賞を受賞していて読んで損はないと思う作品。

カンナさーん! 深谷かほる 集英社

カンナさーん! 深谷かほる 集英社
アマゾン商品紹介 『マリーゴールド』の末っ子カンナが、ママになって再登場!! 愛する家族に囲まれ幸せな毎日を送っていたけど、何やら起きそうな予感が…!? 『これがシアワセ!?』も同時収録。
レビュー
どんな話ですか? 主人公のカンナは決して美人とは言えないが、前向きで明るい性格の持ち主。彼女は夫の礼と、レオという名の息子と3人で暮らしています。

ある日、レオの誕生日に家族で過ごそうと礼を待っていたカンナとレオですが、いくら待っても帰ってきません。結局夜遅くに帰ってきた礼を怪しいと思ったカンナは、後日礼が元恋人と不倫をしていたことに気づいてしまいます。カンナは礼に激しく詰め寄りますが、礼が彼女に遊びではなく本気になっていることを知ってしまいます。

考えた結果カンナは礼と離婚することを決意しますが、まだどこかで礼を気になっている様子。モヤモヤを抱えたままカンナはシングルマザーとしてレオと親子二人の生活をスタートさせます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? おそらくどこにでもいる夫婦のあり方をリアルに描いていて、主人公カンナを始めとする様々な登場人物に共感したりまたはイライラしたり、感情移入しながら読み進めていける魅力があるからです。どんな逆境でも決して否定から入らず、まずはポジティブに受け止めようとするカンナの前向きな性格には、とても敵わないなと思う以上に憧れを抱きます。

こんな人になりたいなと思わせてくれる、読む人を前向きにさせてくれる漫画だと思います。

あいまいみー ちょぼらうにょぽみ 竹書房

あいまいみー ちょぼらうにょぽみ 竹書房
アマゾン商品紹介 倉持南高校漫画研究部に所属する4人の女子高生の「不毛な日常」を描く4コマ漫画。
レビュー
どんな話ですか? 漫画研究部に所属してマンガを真面目に書いている愛、愛の妨害に勤しんだり金融犯罪をしたりお遍路参りをしたり、女性声優を守る活動をしている麻衣、ミイ、不思議な能力を持ちつつFXで有り金すべて溶かした経験のあるぽのか先輩の四人をメインとした破天荒な4コマ漫画で、よく麻衣とミイが逮捕されたりするためストーリーのつながりはあまり考えないほうが良くなっています。また、時折脈絡もなく作者が登場して近況報告やアシスタントの紹介をするのも魅力です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? インターネットで一時話題になった「FXで有り金すべて溶かした人」の元ネタがこの作品であることや、やたらと女性声優がネタになること、4コマすべて真っ黒になっている回など独特の雰囲気が楽しめること、犯罪が絡むギャグが多いものの作者は萌えマンガと言い切っており、実際女の子同士の恋愛シーンが妙に丁寧に書かれているところもおすすめポイントです。また、背景が異常に力が入っていて精緻なコマと別段そうでもないコマの落差も見どころです。

ヴィンランド・サガ 幸村誠 講談社

ヴィンランド・サガ 幸村誠 講談社
アマゾン商品紹介 11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられた
ヴァイキングにより戦火にまみれていた。
その中に、父親を殺され、復讐のため戦場
を駆け抜けた少年・トルフィンがいた。
彼は仇敵・アシェラッドを殺すために生き、
生きるために戦った。だが、イングランド
王位をめぐる争いの中でアシェラッドは
不慮の死を遂げる。唯一の希望を失い、
奴隷に身をやつしたトルフィンはそれでも
なお安息と豊穣の地、ヴィンランドを思い描く。
心休まる日はいつ訪れるのか。
”本当の戦士”の物語が紡がれていく。
レビュー
どんな話ですか? 11世紀ごろに北ヨーロッパで一大勢力を誇った、ヴァイキングの生き様を描いている、重厚な作品。モデルとなる人物はいるものの、内容は完全フィクションです。主人公のトルフィン(父親を殺した相手の兵団に入りながら、決闘で父の仇を取ろうとするが…)の壮絶な半生もさることながら、脇を固める戦士たちもバックボーン含め非常に手厚く書かれており、作者の緻密な画風と相まって、漫画ではなく伝記を読んでいる気分にさせてくれる。
登場人物の「勇敢に戦い死んだ戦士はヴァルハラ(神の宮殿)に導かれる」という信仰を持つヴァイキングなので、戦闘・戦争シーンは非常に多めで、一部欠損シーンなども描かれるので、そういうのが苦手な人は要注意です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 月刊誌ならではの、丁寧な作画による重厚なストーリーと「人の生き様」が丁寧に描かれているから。(実際には想像になってしまうだろうが)当時の人がどのように考えたのか、同じヴァイキングでも地方によりどんな特性を持っているか。登場人物の出自が与える影響など、とにかく人物へのフォーカスが徹底している。だからこそ、ヴァイキングたちが避けて通れない戦闘シーンにおいても、そこに至ってしまった無念さや闘いへの矜持などを知っているからこその感情移入ができて、「ただ戦っている」だけの漫画になっていない。