宮本から君へ  新井 英樹  CoMax

宮本から君へ  新井 英樹  CoMax

アマゾン商品紹介 文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本は自分の存在の小ささに苛立ちながらも前へ進もうとする。そんなとき、宮本は通勤途中の電車のホームで、甲田美沙子に出会う。新米サラリーマンのほろ苦く厳しい日常をリアルに描いた新井英樹の秀作!

レビュー①

どんな話ですか? 仕事にも恋愛にも情熱を持てなかった弱小文具メーカーの若手営業マン宮本浩が、一つの恋をきっかけに殻を破り、周りの人間を巻き込みながら我を通して突き進んでいく物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 熱くてウザイ主人公に連載当時は嫌う人も多かった作品だが、連載終了から20年以上もたってドラマ化映画化されたように、熱烈に信奉する人も多い。宮本にちょっとでも共感できる部分があれば感動するので是非読んでみてほしい。

レビュー②

どんな話ですか? 特に取り柄もないけど、こだわりや自分の生き方については頑固な男、宮本。

大学を卒業して出版社に入社し、営業職に就いた宮本にさまざまな出来事が起こる。

通勤中に一目惚れした女の子との出会い、どう考えても勝ち目がない競合他社とのコンペ、

そして普通では考えられないような試練。

そんな次から次へと降りかかってくる多くの出来事を通して、熱くてまっすぐな男、宮本が

周囲を巻き込みながら一人の人間として、男として成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 個人的にとにかく人生観を動かされた漫画だから。

「宮本から君へ」はファンタジー要素はほとんど排除されたとにかくリアルな現実世界の話です。

だからこそ、私は同じ男であり同じサラリーマンである宮本と自分を重ねながら物語を読み進めて

いくことができました。

そんなリアルな作品だからこそ宮本が出会うさまざまな出来事や人、言葉などは「漫画」というフィクションの世界

を越えて作品を読んでいる現実世界の私にも響いてきました。

仕事をやる上で大事なものは何か、人生を生きていく上で大事なことは何か、愛とは何か。

そんな壮大なテーマについて少しでも考えさせてくれて、人生観に影響を与えてくれるような

漫画だからこそ、いろんな人にオススメしたいです。

レビュー③

どんな話ですか? 大学を卒業し、文具メーカーのマルキタで営業マンとして働き始めた主人公宮本浩の物語。自動車会社の受付嬢の甲田美沙子を好きになり上手くいきそうになるも失恋。ライバル営業マンの益戸にも大口の仕事を奪われる。先輩の知り合いの中野靖子と付き合うことができるが、取引先の部長の息子で大学ラグビーでも優秀な真淵に泥酔して寝ている宮本のそばで靖子をレイプされてしまう。激怒した宮本は運動神経も抜群で体格も大きい真淵に復讐を燃やす。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 30年以上前に連載が始まった漫画で、当時でも日本一暑苦しい漫画として嫌われて、今読んでも宮本は暑苦しくてめんどくさくて情けなくて周りにいると仲良くなりたいと思えないような人物だけど、苦しい時に苦しんで些細なことでも悩んでもがいて嬉しい時は喜んで、感情を隠さず目一杯表に出して必死で生きている。時代遅れと言われるかもしれないし、かっこいい生き方でもない、だけど心を揺さぶられてしまう。宮本を知る前と知った後で人生が変わります。

 

まんが道 藤子不二雄(A)  小学館

まんが道 藤子不二雄(A)  小学館

アマゾン商品紹介 まんが家を目指す多くの少年少女に決定的な影響を与えた著者の代表作を豊富なカラーページまで再現した決定版です。『まんが道』は1970年~72年にかけ『週刊少年チャンピオン』にあすなろ編、77年から82年にかけて『週刊少年キング』に立志編・青雲編が連載され、青雲編の未完部分が春雷編として『藤子不二雄ランド』の巻末マンガに継続されて完結した、著者の自伝的長編作。藤子不二雄Aと藤子・F・不二雄をモデルにしたふたりのマンガ少年が、デビューを果たして上京、トキワ荘というアパートで同世代の若いマンガ家たちと生活をともにしてプロへの道を歩む姿を感動的に描く。『まんが道』に出会わなければマンガ家になっていなかった」と語るマンガ家も少なくないほど。戦後まんがの青春期の光芒が刻まれた重要作を愛蔵版で刊行します。

レビュー

どんな話ですか? 藤子不二雄の自伝的セミノンフィクション漫画。デビュー前からトキワ荘時代までが描かれています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 超有名漫画ですが、意外と全編読んだことのある人は少ないかも知れないので。

七つの大罪 鈴木央 (著) 講談社

七つの大罪 鈴木央 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊〈七つの大罪〉。今もなお執拗に、そのお尋ね者を追うは、王国の要・一騎当千の聖騎士たち。しかし、切なる想いを胸に秘め、〈七つの大罪〉を捜す一人の少女が現れた時、世界の様相を一変させるとびきりの冒険が始まった! 痛快無比のヒロイック・ファンタジー、開幕!!

レビュー①

どんな話ですか? 魔神の息子メリオダスが、現世ブリタニアに生きる自由の民とともに「七つの大罪」を結成し、その魔神の軍勢から平和を守るファンタジーバトルマンガです。
一騎当千の超人たち7人で構成される「大罪」は、ある策略によりブリタニアの国家リオネスの騎士団の座を追われ、散り散りのおたずね者となってしまいました。
物語は団長のメリオダスが、他のメンバーを探して放浪する間にリオネス王女エリザベスと出会う場面から始まります。
自分たちが不在の間に、国を守るはずの聖騎士たちが不穏な動きを見せるリオネスを奪還せんと、メリオダスは「大罪」を再結成して挑みます。
世界を闇に陥れる謀略の裏ではさらに強大な魔神族の存在も明らかになり、戦いは大地をゆるがすほどの激しさでエスカレートしていくのでした。
またメリオダスは、エリザベスとの数千年にも及ぶ悲壮な宿命に苦悩し、自身の出自の負い目もあって「大罪」を離れてしまうのですが…
なぜその漫画をオススメしたいですか? 超人集団が悪を駆逐し世界を救う、剣と魔法のファンタジーという少年マンガのテンプレのような物語は、大人であっても何か初心に戻って楽しめる魅力があると思います。
地平線の彼方まで美しいガラス箱のように描かれた背景や、超人的なバトルシーンはどことなくあの「ドラゴンボール」に通じるものがあると感じますので、その点でも若者以上におっさんキラーな作品なのではないでしょうか。
最終的に「大罪」とその敵対集団「十戒」の力が突出しすぎるのには賛否が分かれるかもしれません。その分これらのキャラだけでも充分話が回る、個々の魅力が充分に備わっています。

レビュー②

どんな話ですか? メリオダスという大罪人がエリザベスという女の子と冒険していく中で恋や仲間との関係を築いていき、壮大な敵を倒す物語です。メリオダスは普段は子供のような風貌で、面白いキャラで周りを和ませる、一見強そうには見えないキャラクターですが、戦い始めると周りを圧倒するような強さで、敵を倒すようなギャップのあるキャラクターです。仲間との信頼関係も強く、リーダーとして絶対的なポジションを持っているキャラクターが、そんな中でも葛藤したりしていくストーリーに感動させられます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? バトルアクションが好きな方はもちろんのことお勧めです。登場人物は初めから強いキャラが多いので、物語序盤から激しいアクションを見る事が出来ます。そんな中で敵もどんどん強くなり、敵の中でも魅力的な能力な者も出てきます。そんな敵との戦いは必見なのですが、七つの大罪はただのバトルアクションではありません。そんな中での仲間との友情や、メリオダスとエリザベスの運命的なラブストーリーも楽しむ事ができ、考えさせられる部分や感動できる部分が沢山あります。

恐怖新聞 つのだじろう (著) ゴマブックス株式会社

恐怖新聞 つのだじろう (著) ゴマブックス株式会社

アマゾン商品紹介 深夜にどこからともなく配達され、1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まるという「恐怖新聞」! そんな恐ろしい「恐怖新聞」が届けられることになった中学生・鬼形礼が体験する怪奇現象とは!? 週刊少年チャンピオンで連載された戦慄のホラー漫画がここに登場!!

レビュー

どんな話ですか? 心霊を中心にした超常現象全般を扱った怪奇マンガで、主人公の鬼形礼に届く、読むと100日寿命が縮まる「恐怖新聞」の記事どおりに人々を襲う不幸、配達人であるポルターガイストと礼との奇妙な関係、そして闘いと結末が描かれています。
新聞を受け取らないように手をつくしても、雨戸を破って部屋に入ってくるなど強制的に読まされるため、礼は着実に死に近づき、また数々の悲惨な予言や怪奇現象に苦しむのでした。
ポルターガイストは生前新聞配達をしており、恐怖新聞によって礼を殺し、見返りに成仏するのが目的の悪霊です。
関わった人間を諭すこともまれにあり、多少人間だった頃の理性を覗かせるものの、結局は礼の協力者である霊媒師を妨害して、自分の欲望を叶えてしまいます。
やがて礼の魂は、恐怖新聞のあらたな配達人として闇の中を徘徊するようになります。
除霊してハッピーエンドにならず、かといって守護霊に護られながら息を引き取ったはずの礼がなぜか現世に留まってしまうという、最初から最後まで何とも言いようのない恐怖が支配する作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 霊魂だけでなく雪男やUFO、悪魔、迷信と思われている現象まで幅広いオカルトを扱っており、「恐怖新聞」は単に鬼形礼や身近な人の運命を予告するだけでなく、これら超常現象に深く切り込んでいるため、リスクを承知で思わず自分も「新聞」を頭から読んでみたいという誘惑にかられてしまいます。
もちろん寿命が縮んでも、誰も責任を取ってくれません。礼の身に起こった悲劇を考えると、フィクションだからと馬鹿にできない恐怖を味わえるのではないでしょうか。

アシュラ ジョージ秋山 (著) ゴマブックス株式会社

アシュラ ジョージ秋山 (著) ゴマブックス株式会社

アマゾン商品紹介 今の時代からは想像もつかない“大飢饉”。舞台は中世、農村の時代。日照りが続き干上がった土地では、食べるものは何もなくなる。飢饉で追いつめられた人間のすることとは・・・!?不幸な生まれ方をしたアシュラは、その逞しい本能により壮絶な生き方を繰り広げる。人間性の本質と欲望をギリギリのところまで描いた“衝撃の問題作”!!ジョージ秋山の代表的傑作!

レビュー

どんな話ですか? 室町時代の京都。相次ぐ洪水や飢きんにより京の都は荒廃し人々は飢え苦しんでいた。こんな時代に生まれたアシュラは生まれてすぐに親に捨てられ人肉をも食らうケダモノとして生き抜いていく。ある時、地頭の息子を殺してしまったアシュラは追われる身となるが、美しい少女・若狭と出会いかくまわれる。若狭の優しさや愛に触れ、次第に人間性を備えていくアシュラだったが…。
飢餓に追いつめられた極限状態の人間の心理に迫る異色の作品。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 描写が過激すぎて社会問題化して連載中止となった『アシュラ』だが、それだけ作品の与えるインパクトは大きく一度読めば忘れられない作品となる。連載が中断されなければアシュラは最後は仏門に入り「命」と命名されていたという。
作者のジョージ秋山は息子に「命」と命名し、父の作品を読み込んだ息子は名前に込められた真意『命がけで生きろ』に気づく。
人の世の不条理への絶望を提示しながら「命がけで生きろ」と説いた稀有な才能に恵まれた作家にしか作れない作品。

マジンガーZ 永井豪とダイナミックプロ 徳間書店

マジンガーZ 永井豪とダイナミックプロ 徳間書店

アマゾン商品紹介 永井豪画業50周年を記念して傑作ロボットマンガ『マジンガーZ』を単行本化!
『スーパーロボット大戦』などでマジンガーZは知っていてもストーリーまで知らなかったという方から、かつて読んでいたけどちょっと忘れてしまったという方まで、お手頃価格で一気読みできる決定版です。
カバー新規描き下ろし、最新ロングインタビューも収録!

レビュー

どんな話ですか? 天才ロボット工学博士である兜十三の孫である兜甲児が、祖父の形見であるスーパーロポット「マジンガーZ」に搭乗し、古代ミケーネの残した機械獣軍団を使い世界征服をもくろむ「ドクターヘル」の野望を打ち砕く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 人が搭乗する巨大ロボットの最初の作品であり、超合金Zや光子力といった夢のある設定、ロケットパンチをはじめとする斬新で多彩な武器が印象に残る。
また敵もロボットとは思えない鋭敏な動きから、まるで獣だという事でストーリー中に機械獣とネーミングされたのも心に残っている。
特に子供心に訴え、科学の進歩に興味を抱かせる良い作品だと思う。

風の谷のナウシカ 宮崎 駿 徳間書店

風の谷のナウシカ 宮崎 駿 徳間書店
アマゾン商品紹介 月刊「アニメージュ」に連載され、
スタジオジブリ長編アニメーション映画
「風の谷のナウシカ」の原作となった、
オリジナルコミックスの第1巻。
アニメージュ1982年2~9月号掲載分収録。「火の七日間」と呼ばれる戦争によって
巨大産業文明が崩壊してから千年。
荒れ果てた大地には「腐海」と呼ばれる
有毒の瘴気を発する菌類の森が広がり、
衰退した人間の生存を脅かしていた。
酸の海のほとりに、海から吹く風によって
腐海の毒から守られた「風の谷」という
辺境の王国があった。
そこでは、王女のナウシカを中心に
人々は自然を尊び平和に暮らしていたが、
大国トルメキア軍の侵略に遭い…。

レビュー①

どんな話ですか? 火の七日間と呼ばれる戦争によって都市群は有害物質をまき散らして崩壊し、その後地表は腐海と呼ばれる有毒ガスを排出する菌類と巨大な虫が生息する森に覆われ人類は僅かに残された汚染のない地域に生息していた。
しかしこのような世界情勢でも国家や民族間の争いは存在していた。
風の谷の族長の娘ナウシカの人と自然の歩むべき道を求める姿を描いた作品。
有毒ガスを吐いている腐海の植物は実は悪くなくて土に含まれた有毒物を地球が腐海を通じて浄化しているという設定。
また有毒でマスクを外すとすぐに死んでしまう死の世界なのに不思議な美しさを持った腐海等、数多くの魅力を持ったファンタジー作品。
スタジオジブリの初回アニメ作品となり宮崎駿監督自身が原作者でアニメージュに連載していた作品。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 設定や世界観など卓越した発想と奥深い訴える内容に感銘を受ける。
ジブリの作品は数多くあるが宮崎駿監督自らが原作者であるこの作品は、個人的には今でもNo.1だと思っている。

レビュー②

どんな話ですか? 宮崎駿監督による劇場アニメーション映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックです。1982年2月からアニメ雑誌『アニメージュ』に連載され、1984年の劇場公開後も執筆が続けられ、1994年に完結しました。全七巻のコミックのうち、映画に該当する部分は最初の2巻のみ。コミックでは映画に描かれていない物語の世界や数多くのキャラクターが登場します。

作品自体のメッセージも、映画よりもより深いものになっています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 宮崎駿監督ならではの大胆な作画やスピード感だけでなく、ち密な世界観やキャラクターの作りこみ、作品全体の人間に対する問いかけなど、壮大なスケールで描かれたエピックストーリーです。架空の世界でありがなら、現代の科学文明の問題点や課題とも通じるものがあり、読みながら考えさせられます。映画を観た人はもちろん、まだ映画を観ていない人にもこの漫画作品はオススメです。ジブリ作品の原点とも言える、宮崎駿さんの世界を堪能できます。

レビュー③

どんな話ですか? ものすごく壮大なスケールで描かれた地球の未来、人類の未来を宮崎駿さんの絶妙な表現方法で描いた永遠の一作。主人公のナウシカと周辺諸国との関わり、生きる意味について考えさせられる作品です。人類がめちゃくちゃにしてしまった環境汚染された世界を火の七日間とその後できた腐海によってリセットする、それを支持する人類の一団とそれに抗う人たちの一段との戦い、それに振り回されながらも自然と共に生きようとするナウシカの人生を描いた作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画を読むと人生観が変わります!あぁ人間でよかったと思うところもあれば、人間なんていなければよかったのにと思う部分もあったり、自身の感情が揺さぶられます。登場人物もそれぞれに特徴があり、人生観が表れています。誰も不正解でも正解でもない、蟲も人も共に生きて生こうと解くナウシカの心の葛藤も見ものです。戦争場面もありますが全体的に暴力的な部分は少なく、死の場面も美しく、感動的にまとめられています。お供のキツネリス、テトが死ぬところ、ユパミラルダが人生を全うする場面など、もう感動の涙でタオルが必要です。

透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~ 沖田×華 講談社

透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~ 沖田×華 講談社

アマゾン商品紹介 看護学科の高校3年生の×華は母親のすすめで産婦人科院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場!

レビュー

どんな話ですか? 作者の沖田さんがお母さんにすすめられ、高校時代に勤めていた産婦人科の看護師の経験を元に描かれた漫画です。妊娠、出産をテーマにした漫画ですが、DVや中絶や性虐待などについても1話ずつ分けて詳しく描かれており、産婦人科の光と影の部分が上手く描かれた作品です。バイト中に中絶胎児を小さなケースに入れて、業者に引き渡す仕事をされていましたが、引き渡す前に歌を歌ってあげたり外を見せてあげたり、元気に産まれる事のできなかった命に対しても丁寧に向き合う姿が印象的でした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分自身妊娠、出産を経験するまでは、妊娠、出産は幸せな事で漠然と皆元気に産まれてくるというイメージを持っていました。その裏で望まない妊娠があったり、妊娠中に母体または胎児に異常があったり、産まれてからも元気に成長ができなかったりとさまざまなケースがある事を知りました。この漫画を通して始めて知った知識もたくさんあるので、みなさんにも知って欲しいと思いました。過酷な内容も多いですが、絵のタッチや表現から癒され感動する作品です。

MONSTER 浦沢 直樹 小学館

MONSTER 浦沢 直樹 小学館

アマゾン商品紹介 ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、衝撃のサイコ・サスペンス!!デュッセルドルフ・アイスラー病院の日本人医師・天馬賢三は、人道的見地から少年ヨハンの命を救う。それがすべての始まりだった…。ヨハンの真の姿は? 天馬の運命は? ヨハンをめぐる天馬の旅は続く。

レビュー①

どんな話ですか? 西ドイツで働く日本人天才脳外科医Dr. テンマがある日、院長の命令を無視して自らの判断で頭に銃弾を受けて重傷の少年•ヨハンの命を救ったところから物語は始まります。院長の指示に従わなかったため出世街道から外れてしまったテンマでしたが、同時期に院長、外科部長が何者かによって殺害されたためチャンスが巡ってきます。しかし命を助けた少年ヨハンとその双子の妹は病院から姿を消してしまいました。そして9年後、外科部長になったテンマの前に青年になったヨハンが現れ、テンマの患者を目の前で射殺し、9年前の院長ら殺人を告白します。殺人鬼の命を助けてしまった。テンマは殺人の容疑者となり敏腕刑事に追われながらも自らヨハンに手を下すためにドイツを奔走します。その道中での人間ドラマ、そしてヨハンの双子の妹の記憶から蘇る怪物の過去。最初から最後まで目が離せない本格ミステリー漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画では最初、主人公のテンマしかヨハンの存在を認めておらず、文字通り「孤軍奮闘」の状況からスタートします。しかし、そんな中でもテンマは自ら道を切り開いて行きます。道中ではテンマを支持する人が増えていきますが、それは信じてくれるように懇願されたからではなく、テンマのひたむきさと人を思う行動を見て信頼するようになったのです。ミステリー部分もスリルがあって楽しめますが、人の根幹にある思いとそれに伴った行動は周りの人の心を動かすという様もぜひ読んでいただきたいです。

レビュー②

どんな話ですか?  ドイツのデュッセルドルフで脳外科医として働く日本人医師Dr.テンマは天才との呼び声も高く、委員長の娘との結婚も決まり、順調な人生を歩んでいた。ある日テンマは、頭に致命傷を負った少年ヨハンを病院の指示を無視して治療する。しかしそのことが原因で彼は病院での地位を追われることになった。

それから10年後テンマの前に青年となったヨハンが姿を表す。彼はテンマの患者を目の前で虐殺し何処かへと去ってしまった。怪物を蘇らせてしまったことを悔いたテンマは病院を辞め、ヨハンを殺すため追跡の旅に出る。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「MASTERキートン」に続く浦沢直樹氏のリアル路線青年マンガです。当時のヨーロッパの社会情勢を背景に取り、様々な人物や団体の思惑が入れ込んだ物語は迫真そのもので、浦沢氏の作家としての高い技量を知ることができます。また、サスペンスの作り方なども非常に巧妙で、一度読み始めると最後まで辞められなくなってしまうような中毒性があります。

そして何よりも魅力的なのは個性的な登場人物の数々。特に謎に満ちた殺人鬼ヨハンは「ジョジョの奇妙な冒険」のディオにも似たサイコパスな悪役としての独特な魅力がある人物で、個人的に数ある漫画の中でも1,2を争うくらいに好きなキャラクターです。

レビュー③

どんな話ですか? ドイツとチェコを舞台にしたサスペンス漫画です。1986年の西ドイツで天才の日本人脳外科医ドクターてんまが大手病院で働いている。ある日頭に銃でうたれて重傷の少年が搬送される。後ほど、に政治的な重要な人物も搬送され、院長が少年を諦め、政治家の治療を命令する。ドクターてんまは命令無視して、少年が先に搬送されたから、少年の治療始める。その少年が生きることができるが、その時点のドクタてんまの平凡の生活が変わってしまい、知らないうちのドイツ中で犯罪者と発表され、その少年を探す物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? デスノートと似ています。殺人犯、正義の意味を中心にした物語で、面白いです。人の生き方とか、いい人にも悪があり、悪い人にも善があることです。日本人の作家がドイツとチェコ舞台にして、すごく分かりやすく、始めたらはまるぐらい感じに書いてあります。長いので、時間はかかりますが、もったいないことではないです。人はどれだけ冷たくなり、どんなにひどいことができるのかを書いてあり、必ずそういう人に逆らう人物が存在することもはっきりしてある。

銀河鉄道999 松本零士 小学館

銀河鉄道999 松本零士 小学館

アマゾン商品紹介 ▼第1話/出発(たびだち)のバラード▼第2話/火星の赤い風▼第3話/透明の女 ガラスのクレア▼第4話/タイタンの眠れる戦士▼第5話/大盗賊アンタレス▼第6話/迷いの星の影(シャドウ)▼第7話/彗星図書館▼第8話/暗黒星メフィストの黒騎士▼第9話/水の国のベートーベン▼第10話/大四畳半惑星の幻想 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/1000年もの間生きることができる機械の体を夢見る少年・星野鉄郎とその母親。しかし、機械伯爵の人間狩りにより母親は殺されてしまう。逃げ延びた鉄郎も吹雪の中、力尽き倒れてしまうが、謎の美女・メーテルによって助けられる。しかもメーテルは、自分と同行してくれれば、ただで機械の体を手に入れることができる星・アンドロメダへ行く“銀河鉄道999”の乗車パスもくれると言うのだった(第1話)。▼鉄郎たちを乗せ、アンドロメダへの長い長い旅が始まった銀河鉄道999が、最初に停車駅したのは火星。かつては地球の植民星として栄えた火星も、現在はどこまでも廃墟が続く寂しい地となっていた。鉄郎は、火星に住む娘・フレーメの案内で、かつての都・大シルチスへ向かうのだが…(第2話)。 ●本巻の特徴/鉄郎が、ただで機械の体を手に入れることができるアンドロメダ星へ向かう銀河鉄道999に乗り込むいきさつが描かれる。 ●その他のデータ/地球(第1話)、火星(第2話)、土星(第4話)、氷の惑星・冥王星(第6話)、彗星の巣・コメットゾーン(第7話)、惑星メフィスト(第8話)、水滴星・4D-3(第9話)、明日の星(第10話)

レビュー①

どんな話ですか? 母親を機械伯爵に殺された少年鉄朗は、母の最後の言葉に従い機械の体をタダでもらえる惑星を目指して、銀河超特急999に乗り込みます。謎の美女メーテルと共に、数々の惑星を巡る鉄朗の旅が始まります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 進学や就職などで新しい土地に移り住む時独特のわくわく感、それに似た感動がこの漫画には詰まっています。未知の惑星へ降り立つ緊張感、星毎に異なる風土や文化、独自の生態系、毎話異なる舞台設定をこんなにも考えつくなんて凄い!と子供心に興奮したものです。
ワクワクドキドキしたい方、旅が好きな方、宇宙に憧れを抱いている方に読んでほしい作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 機械人間たちに、目の前で最愛の母親を殺された少年星野鉄郎が永遠の命、機械のカラダを手に入れるために、突然現れた謎の美女メーテルとともに、宇宙列車銀河鉄道999に乗り込み、数多くの惑星を旅し、機械のカラダをくれる星を目指して旅を続ける。道中色んな苦難、試練に襲われ、また悲しい別れを繰り返しながらも、人々の優しさ、友情に力と勇気をもらい、その人達の心とともに鉄郎とメーテルは力を合わせ宇宙の旅を続ける。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この作品を数十年前に読み、またテレビや映画でも観て、感動したことが今でも脳裏に焼き付いている。最近久しぶりに読み返し、また映画を観る機会もあり、子供の時に感じたものとは違う、また別の感動をおぼえ、少年が悲しみや別れ、心の痛みを繰り返しながらも、夢を追いながら少しずつ大人へ成長していく、誰にでもあったであろう少年期を思い出させてくれる。メーテルの美しさ、その他の登場人物たちも素晴らしくいい奴で、ぜひ読んでほしい。