アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アオハライド 咲坂伊緒 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 高1の双葉には中学時代から忘れられない初恋の人、「田中くん」がいる。中学のとき女子に、はぶられた経験から自分を偽って日々過ごしている。「田中くん」を思わせる男子に出会うが、彼は――。熱く青く一生懸命にぶつかりあう高校生活グラフィティ!

レビュー

どんな話ですか? 中学生時代に出会った初恋の人である「田中くん」に再会する双葉。しかし久しぶりに会った田中くんは双葉の知っていた「田中くん」ではなかった。苗字も変わり、性格も以前とは違う彼に昔の「田中くん」を探してしまう双葉。一方馬渕として生活している彼も双葉に気のある様子を見せる場面もありながら、家庭の辛い現実が付きまとい、自身を責め、幸せになってはいけないという思い込みから双葉に離れていく。恋愛だけでない、友情や家族愛なども考えさせられる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 少女漫画好きなら知らない人はいないかもしれません、アニメにも映画にもなった名作です。ただ原作はアニメとも映画とも全く違った良さがあり、洸の格好良さはもっともにじみ出ていますし、アニメは特に気だるそうな性格にも見えますが、原作はもう少し優しく、本気の人柄に見えます。アニメや映画は知っているけれど、原作は読んだことがない人もきっと多いと思いますが、全く違った良さがあるので、ぜひ原作で堪能してもらいたいです。

坂道のアポロン 小玉ユキ (著) 小学館

坂道のアポロン 小玉ユキ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 1966年初夏、横須賀(よこすか)から地方の高校へ転入した薫(かおる)。幼い頃から転校の繰り返しで、薫にとって学校は苦しいだけの場所になっていた。ところが転入初日、とんでもない男と出会い、薫の高校生活が意外な方向へ変わり始め…!?
●収録作品/坂道のアポロン(1)/種男

レビュー

どんな話ですか? 転校が多かった主人公の薫はまた東京から佐世保へ転校。ひょんなことからクラスから恐れられていた千太郎と関わることに。千太郎はジャズでドラムをやっており、薫はクラシックのピアノを。お前にジャズなんかわからん、と言われたことからジャズピアノにのめり込む薫。そこから良くも悪くも仲良くなり、ジャズセッションをする仲になる。千太郎の幼馴染である律子との三角関係にも悩みながらも友情、青春、恋愛の要素が詰まった心温まるストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初は真逆の性格の千太郎と薫だが、仲良くなる過程や、ジャズ、というあまりないジャンルにとても胸躍らせられます。また、選曲もとてもよく、漫画からは音が伝わらないが、表情や楽しそうに演奏しているシーンから音をも伝わるような気がします。青春、友情、恋愛、全ての要素を詰め込んだとても心温まるストーリーです。また、設定が1966年、というところもグッときます。現代にはない、ほろ苦い恋愛も見ることができます。

ドラゴンボール 鳥山明 (著) 集英社

ドラゴンボール 鳥山明 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 山奥に住む怪力で、メチャクチャ元気な孫悟空。ある日悟空は、七つ揃うとどんな願いも叶うという、ドラゴンボールを探すブルマに出会う。彼女とともに、悟空もハラハラドキドキの旅へ出発する!

レビュー

どんな話ですか? 1980年代から続く、今のジャンプ黄金期の漫画達を支えた作品でありまして、何と言いましても分かりやすい超王道なストーリーが読者の好奇心をくすぐってくれます。少年時代から見ていた方につきましても、成人してから見始めた方につきましても、凄く分かりやすいストーリーで、正義が悪を滅ぼすと言う形で、ドラゴンボールでの凄く良い所は、一度倒された敵も仲間になってくれると言う所が共闘してわかり会えると言う点につきましても最高に良いと思いました。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私が、ドラゴンボールをオススメしたい理由としましては、分かりやすい戦闘シーンでありながらも、敵も狡猾で頭を使う戦略で度肝を抜いてくるシーンがあります。しかし、味方について、ほとんど倒されてしまった状況下におきましてもドラゴンボールで復活させてくれるのが凄く頼もしく思えましたし、ドラゴンボールがあれば、きっと大丈夫!!と言う形で、作品を見守ることができる点が良好であると思いました。私が、他にも良かったのは、超ど迫力な必殺技の数々です。

ドラえもん 藤子・F・不二雄 (著) 小学館

ドラえもん 藤子・F・不二雄 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 ●日本を代表する漫画家藤子・F・不二雄先生の傑作作品『ドラえもん』。未来の国からやってきたごぞんじ、ネコ型ロボットのドラえもんが親友のび太とともにくりひろげる友情ファンタジー。四次元ポケットから取りだされる不思議な道具で日本じゅうを笑いに包みこむ。しずちゃんやスネ夫、それにジャイアンも元気いっぱい。大きな夢をあたえてくれるワクワクドキドキ素敵な道具でキミを心温まるドラえもんワールドにご案内。
▼第1話/未来の国からはるばると▼第2話/ドラえもんの大予言▼第3話/変身ビスケット▼第4話/秘(丸囲み)スパイ大作戦▼第5話/コベアベ▼第6話/古道具きょう争▼第7話/ペコペコバッタ▼第8話/ご先祖さまがんばれ▼第9話/かげがり▼第10話おせじ口べに▼第11話/一生に一度は百点を▼第12話/プロポーズ大作戦▼第13話/◯◯が××と△△する▼第14話/雪でアッチッチ▼第15話/ランプのけむりオバケ▼第16話/走れ! ウマタケ

 

どんな話ですか? のび太は勉強も運動も苦手な小学生です。

そんなのび太のところに机の中から、いきなり子孫のせわしが現れます。

せわしはのび太が将来、悲惨な人生を送るので、助けたいと言い出します。

そして、ドラえもんという未来の猫型ロボットを置いて、未来に戻ります。

ドラえもんはお腹のポケットの中から、様々な未来の道具を取り出して、のび太に降りかかるトラブルを助けます。

のび太はドラえもんを頼るようになり、ドラえもんはのび太の家に居候する生活を始めます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? アニメが今でも作られている長寿作品ですが、原作の漫画も見て欲しいです。

若い人は、アニメと漫画の歴史を知りながら、ドラえもんを楽しめますし、中年以上の人は、懐かしい気分で原作の漫画を読めるでしょう。

最初は普通のギャグ漫画なのですが、話が進むうちにのび太とその友人たちの友情が描かれます。

この友情の描き方が素晴らしいので、今でもアニメが続いているのだと思います。

ドラえもんのアニメ映画版の原作となった漫画も、多く作られているのですが、そちらで特に友情の話が強く描かれています。

GANTZ 奥浩哉 (著) 集英社

GANTZ 奥浩哉 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に一瞬にして転送される。そこに置かれた得体の知れない黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、状況を把握できないままねぎ星人の元へと転送される。マンションにいた仲間によってねぎ星人は殺されるが、新たなねぎ星人が現れ…。

レビュー①

どんな話ですか? 新体験のSF作品となっています。主人公はどこにでもいる平凡な高校生玄野計。学校帰りの地下鉄のホームでホームレスが酔っ払って線路に落下してしまう場面に遭遇。そこにたまたま居合わせた正義感の強い幼馴染の加藤勝の声かけにより2人でホームレスを助けますが電車が目の前まで迫ってきます。停車位置まで走って助かろうとしますが通過電車の為2人はそのまま電車に轢かれ死んでしまいます。しかし、死んだはずの2人は謎のマンションの一室で目を覚まします。そこには中学生や中年男性、ヤクザなど数名の人と謎の黒い球体が置いてあります。訳の分からず戸惑う中急に球体からラジオ体操の音楽がなり出しサバイバルゲームに参加させられていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者は奥浩哉。まずこの人の凄いところはストーリーもさながら絵が抜群に上手いです。背景などは3D技術を使って作成しており作品の作画レベルは恐らく日本一かと思います。また登場キャラが身につけるアイテムなども今までのSFでは見たこともない奇抜なものですが、全てがスタイリッシュでかっこいいです。グロテスクな漫画で最初は引いてしまいますが今後の展開が気になり一度読み出すと止まりません。既に完結している作品なので一気読みもできます。ラストに賛否両論ありますがラストまでは怒涛の展開で目が離せません。

レビュー②

どんな話ですか? 死んだ人が謎の黒い球のある部屋に転送され、様々な異星人と戦うことを指示される。倒した異星人のランクによって得られるポイントが異なっており、一定のポイントがたまると生き返ったり、より強い武器を入手することができる。また、星人の強さもミッションごとに上がっていき、毎回多数の死者が出る。その後、宇宙から侵略してきた異星人と地球人が対決することとなり、その戦いに備えて、ミッションを与えれていたことが明らかになる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 星人との戦闘シーンが手に汗握る展開で、続きが気になってしまう。CGを駆使した綺麗な絵なので、ワンカットが芸術作品のようで美しい点もおすすめポイントのひとつ。また、星人もバリエーションに富んでおり、恐竜や、日本の妖怪、千手観音、吸血鬼、ローマの彫刻、異星人など多岐に割っており、敵ながら魅力的に描かれている。エログロ描写もふんだんにあるので、ふつうの少年漫画に飽きた人にとっては刺激的な漫画体験になるはずだから。

イタズラなKiss 多田かおる (著) ミナトプロ/エムズ

イタズラなKiss 多田かおる (著) ミナトプロ/エムズ

アマゾン商品紹介 高校3年生の琴子は、入学式で一目惚れした入江直樹に告白する決心をしたが、勇気を出して渡したラブレターを直樹は「いらない。頭の悪い女は嫌いなんだ」と冷たく突き返した。確かに彼はIQ200の超天才でスポーツ万能、彼女にとっては高嶺の花。追い討ちをかけるように自宅が地震で崩壊してしまい、父・重雄の親友の家に親子で身を寄せることに。ところがそこはなんと直樹の家! ふたりは同居を余儀なくされてしまったのだ!!

レビュー

どんな話ですか? 主軸は恋愛ドラマだけれど、コメディタッチのため笑ったり泣いたり飽きない漫画です。どちらかというと女子向けです。一応、未完の漫画とされていますが、アニメ化されたものを見てもわかるとおり未完と言われなければわかりません。主人公の高校生である相原琴子(あいはらことこ)が、片思いしている同級生の入江直樹(いりえなおき)とゴールインするまでのストーリーです。琴子は気立ての良い子ですが、勉強やスポーツ、料理などは不器用なため苦手、見た目も普通の子。一方、入江君は勉強やスポーツなどなどすべてにセンスがあり、且つカッコよいのでモテモテな子。そんな二人が運命の巡りあわせもあり、幾多の困難を乗り越え心を通わすようになっていき、最終的にはゴールインするという女子にとっては胸キュン恋愛漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? なかなか実体験したくてもできない恋愛を、この漫画ではやってのけてくれたので読んでいてとても気持ちが良かったからです。一般的な女子寄りの琴子は、女子を代表するような立場です。一方、入江君は勉強やスポーツなどすべてにおいてセンスがあり、且つカッコよいという理想的なあこがれ男子です。そんな二人が運命の巡りあわせで同居することになり、恋に落ち、結婚するなんて、ありがちなストーリーではありますが、あくまでストーリーであって実際にはなかなか体験できません。

ママレード・ボーイ 吉住渉 (著) 集英社

ママレード・ボーイ 吉住渉 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【ニッコリ笑顔の離婚宣言!?】小石川光希は、明るく元気な高校一年生。二組の両親の“入れ替え結婚”で、同居することになった松浦遊は、カッコ良いけど意地悪な男の子! ある日、遊が寝ている光希にキス!! 反発する光希だけど、遊の優しい素顔も見えてきて…どうしよ〜! 胸が高鳴るホップ・スキップ・コメディ、第1巻!

レビュー①

どんな話ですか? 高校生の光希と遊は、お互いの両親の「交換再婚」により、同じ高校に通いしかも一つ屋根の下で暮らすことになる。

天真爛漫でみんなから好かれる明るい光希と、ミステリアスな美青年・遊は、タイプが違いはじめは分かり合えなかったが、突然の遊からのキスをきっかけに徐々に関係が変化していく。様々な性格の二人の周りの人たち(茗子、銀太、亜梨実、三輪など)のそれぞれの恋も交えながら、不器用ながら二人はお互いがかけがいのない相手だと気づいていく、爽やかな高校生ラブストーリー。高校を卒業するころには物語を左右する大変な事態が起こるが・・・・。最後はみんなハッピーエンドに!!

なぜその漫画をオススメしたいですか? アラサーの私が初めて読んだのは小学生の頃でしたが、私の中でこの漫画がずーーーっと不動の一位です!!キャラクター設定が全員しっかりしているので、読みやすいです。遊みたいなかっこいい接し方をしてくれる男子高校生はいない・・・と分かってはいるのですが、キュンキュンしてしまいます。光希はザ・少女漫画の主人公って感じで明るく元気で可愛いし、親友・茗子の大人っぽさにも憧れていました。作者の吉住先生がテニス部だったそうで、光希はテニス部所属設定で部活シーンも良く出てくるのですが、リアリティがあり爽やかで良いです。

レビュー②

どんな話ですか? ある女子高生の光希という女の子の両親が離婚して、その後ある他の夫婦とパートナーを交換しようという流れになる。お互いの家族には同い年の同級生の子どもがいて、遊という男の子がいたが、なぜか6人一緒に住む事となり、みんなで共同生活を送る事になった。そのことで、光希と遊は同じ高校に通うようになる。そして遊はかなりのかっこいいルックスで、学校でモテモテになる。お互い高校では、好きな人が出来たり、思われたりするが、遊が落ち込んで慰めたりしたことをきっかけに二人は惹かれあい付き合い始める。しかし遊は以前から、自分の実の父親は本当は違う人なのではないかという疑問を持っていて、調べるうちに、実の父親は、光希の父なのではないかと疑い始める。つまり、腹違いの兄妹なのではないかという疑いを持つようになってしまい、距離を置くようになるが、年月が経っても納得できない光希が遊の所に会いに行くと遊から事実を聞かされる。ショックを受けるが、両親に真実を確かめると、昔付き合っていたことがあったが、腹違いの兄妹ではないという真実が語られ、二人は安心してまたもとに戻り、結婚できる事になり、ハッピーエンドで終わる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私が子どもの頃に読んでいた大好きな漫画だったからです。この話の中に出てくる主人公の女の子光希ちゃんは、とても可愛くて、子どもの私が読んでいても、どこかほっておけないというか、守ってあげたくなるような存在でした。そして遊くんは典型的なモテ男といった感じで、かっこよくて優しくて、いつもドキドキしながら読んでいたのを覚えています。両方の両親のちょっとありえないような突飛な行動など、ハチャメチャな所も面白いポイントですが、やはりお勧めは、光希と遊のハラハラドキドキの恋模様です。

不能犯 宮月新, 神崎裕也 (著) 集英社

不能犯 宮月新, 神崎裕也 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 数々の変死事件現場にあらわれる謎の男・宇相吹正。しかし、誰も彼の犯行を証明することができない。人は彼を、犯罪を実証することができない容疑者「不能犯」と呼ぶ…。 憎悪、嫉妬、欲望そして愛…… 宇相吹は依頼人の歪んだ思いに応え、次々と人を殺めていく…。 戦慄のサイコサスペンス開演!!

レビュー

どんな話ですか? 黒スーツの長身男の殺し屋である宇相吹正が、依頼されたターゲットを思い込みによって死に至らしていきます。刑事も宇相吹正が事件に関わっていることには気づくものの、死に至らすまでの証拠がないために追い詰めることができず、野放し状態になっています。憎悪、嫉妬、欲望や愛など依頼人がターゲットを選ぶ理由はさまざまですが、ターゲットに思い込みをさせて自らを自らで苦しめていくことを簡単に行う殺し屋がどうやって生活しているのかを見ることができます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? サスペンスジャンルだと密室であってもオチは自殺や直接手を下した殺人であることがほとんどであり、思い込みをすり込むだけで死にまで至らせて証拠がないから捕まえることができないという設定が斬新である点がまず1つおすすめです。

次に主人公の宇相吹正自体には全然悪行を行っている自覚がなく、サイコパスな感じがあるにも関わらず、見た目は黒スーツの普通の男の人という印象で悪いことはしなさそうな男性なだけにギャップがあるところを見所だと思います。

賭博黙示録 カイジ 福本 伸行 (著) フクモトプロ/highstone, Inc.

賭博黙示録 カイジ 福本 伸行 (著) フクモトプロ/highstone, Inc.

アマゾン商品紹介 上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押しつけられる。遠藤に誘われるままカイジは負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消しだが、負ければ命の保証は無いというものだった……。1998年に雑誌「ヤングマガジン」で連載を開始すると同時に大人気になった福本伸行の代表作。

レビュー

どんな話ですか? 主人公であるどこにでもいるような自堕落な青年の伊藤カイジが、昔に保証人になった男が借金を払わなかったことによって多額の借金を背負ってしまったところから物語が始まります。伊藤カイジのアパートに遠藤という男がやってきて、多額の利息と借金の返済を迫ります。当然、伊藤カイジには返済能力がありません。そこで、借金の返済のために救済の船に乗らないかと遠藤から言われます。その船ではギャンブルが行われていて、運が良ければ借金を完済して船を降りられます。ただ、失敗したら地獄が待っています。そんな人生をかけるようなギャンブルに、伊藤カイジが希望を求めて参加して翻弄されていく漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をお勧めしたい理由は、世の中はお金が最も大事だというところをしっかりと伝えているところです。綺麗ごとではなく、現代社会はお金がないと底辺として生きるしかなくて、お金がないものがお金があるものに支配されているということをしっかりと教えてくれるのです。もちろん、お金だけではないということも漫画の中ではしっかりと伝えています。人間は極限状態になるとどういった行動をとるのかということが漫画を通じて理解できます。

花田少年史 一色まこと (著) 講談社

花田少年史 一色まこと (著) 講談社

アマゾン商品紹介 近所でも一押しの悪ガキ・花田一路(はなだ・いちろ)少年。ある日、いたずらが過ぎ自動車に激突してしまう。幸いにも九死に一生を得たがこの事故以来、頭に残った9針のキズと共にオバケが見えるというコワ~イ能力まで得ちまったからたまらない。

レビュー

どんな話ですか? 昭和は舞台で、近所でも有名な悪ガキ少年花田イチロが、母親と喧嘩して自転車で家を飛び出し、交通事故に遭い生死をさまようが、後頭部に抜い跡は残ったが、助かる。それからというもの、イチロはお化けが見えるようになってしまう。イチロの前に現れるお化け達は、イチロにお願いばかりしてくる、この世に未練を残したお化けばかり、イチロは嫌々ながらも、様々なお化け達の願いを叶えるべく奮闘する笑いあり、涙ありの感動作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 悪ガキイチロがお化けの願いを叶えるべく奮闘するのですが、お化け達の願いは、親と子の絆、動物達との絆を、人と人との絆の大切さや、切なさを其々の話の中で描かれていて、涙なしでは読めないほど、感動できます。それだけではなく、主にギャグ要素が強いので、楽しみながら、感動できるので、かなり惹きつけるられます。様々なお化けを通して、色々と考えさせられますし、クライマックスも、イチロ自身の親子の絆と重なるように描かれていて、最後まで満足のいく作品だと思います。