西洋骨董洋菓子店 よしながふみ 白泉社

西洋骨董洋菓子店 よしながふみ 白泉社

アマゾン商品紹介 「早く死ね、このホモ!!」そんな酷い言葉で昔振った相手が、目の前に現れた。
今は天才パティシエになっているという。
俺は洋菓子店を開こうとしていて、彼が自分を覚えていないのをいいことに彼を口説きはじめるが、彼は今や『魔性のゲイ』に成長していて……!?
どんな話ですか? 幼少期に誘拐された思い出があるオーナー橘と魔性のゲイの天才パティシエの小野と網膜剥離でボクシングを辞めざる追えなくなった甘党のエイジ、そして橘オーナーの幼馴染の千影で洋菓子店を始める。洋菓子店に来たお客さんも絡めて洋菓子にまつわる人間模様を繰り広げる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 様々な悩みを抱える人たちが出てくるが、子ども向けの漫画だったらどうにか解決しようとするが、大人向けの漫画なだけあってしっかりと解決できなくてもそれでも日常がおとずれ、それが良い悪いではないのだと教えてくれる作品です。出てくるお菓子も美味しそうで、オーナー橘の菓子の説明を読んでこんな味なのかなと想像が膨らまされます。
どんな人に読んでもらいたいですか? イケメンが好きな人、お菓子が好きな人、人間関係に疲れている人、トラウマを持ってる人
読んだことによるエピソード 過去の問題が解決しなくても生活をしようと思いました。

銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

銀の匙 荒川弘 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 超ヒット作『鋼の錬金術師』の荒川弘の最新作!
大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。授業が始まるなり子牛を追いかけて迷子、実習ではニワトリが肛門から生まれると知って驚愕…などなど、都会育ちには想定外の事態が多すぎて戸惑いの青春真っ最中。仲間や家畜たちに支えられたりコケにされたりしながらも日々奮闘する、酪農青春グラフィティ!!

レビュー①

どんな話ですか? 高校受験時進路をどうするか悩み、学校の先生の勧めで農業高校の酪農科に進学することから始まります。生き物の世話や食べるとは犠牲の下でなっていること等普通の学校では学べないことを学んでいきます。そんな中、友人たちと学び、バカなことをし、時には恋愛をし、何かをやり遂げようと一生懸命やり、時には頼らなければいけないことを知っていきながら成長する3年間を描いています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校選び特に何も考えず何となくで選んだ高校からの大学、社会人。きちんと考えていなかったらこそ今後悔ばかりしています。そんな中この作品を見ると、中学の時に悩み、それをきちんと受け止めてくれた周りがいてうらやましいと思います。そして、時には否定され、逃げたくなる、楽な道を進んでもいいところを目をそらさず自分自身で選んで進んだ主人公の生きざまがすごいと思いお勧めします。最終話では初回の描写と似たところがあり、こんな風に成長したんだと痛感させられます。人生逃げずに考え続ければ大変で辛い思いもするけど、結果が残ることを教えてくれます。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公である男子高校生の八軒は、親からの学問に対するプレッシャーから逃れるために、全寮制の農業高校へ進学しました。そこには、農家の跡取り達(キャラが濃い)がひしめき合っており、八軒も次第に勉強以外の重要なモノに気付き始めました。特に部活動に馬術部があり、好きな女の子に近づくために入部するシーンがとても面白いです。また途中で、壁に当たり挫折するシーンも何度か見受けられますが、仲間や大人のフォローで乗り切っていきます。シリアスあり、ラブコメあり、笑いありの良作です。是非、読んでみてください。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「銀の匙」とは、農業を専門とする北海道の高校で、高校生達の日常とラブコメが繰り広げられる漫画となっております。また単行本は15巻完結となっており、お手軽に全巻揃えることができます。内容自体は高校生の学園モノですが、テーマが農業高校であるため、独得な世界観となっております。内容としては、ギャグとシリアスがとても良いバランスで構成されております。この漫画は、週間少年サンデーで連載されていたこともあり、全年齢層が楽しめる内容となっております。

レビュー③

どんな話ですか? 高校受験に失敗した主人公、八軒勇吾。

学力競争などから逃げ出すために進学した「エゾノー」で、沢山の仲間や畜産動物(なかま)に出会い触れ合い、成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 初めはナヨナヨとしていそうに見える主人公だが、物語が進んでいく内に、人間としての成長していく様がしっかりと描いてあり、更には起業にまで取り組んで行く姿をみていると、気持ちが前向きになってしまう。

様々な困難に正面からぶつかって行く姿勢は、見習いたい物がある。

僕らはみんな河合荘 宮原るり (著) 少年画報社

僕らはみんな河合荘 宮原るり (著) 少年画報社

アマゾン商品紹介 親の転勤により、一人暮らしをすることになった宇佐くん。だが彼の新しい住居は奇人変態ばかり。だが、憧れの律先輩もそこにいて…!?
どんな話ですか? 男子高校生、宇佐一成は家庭の都合で河合荘に入居する。
変人ばかりの河合荘の中でも一際変わり者の律に宇佐は恋してしまい少しずつアプローチを始めていく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 不器用な恋愛の決定版。
気持ちを伝える難しさやじれったさがたまらない作品です。
どんな人に読んでもらいたいですか? キュンキュンしたい人、ほっこりしたい人、疲れている人。
読んだことによるエピソード 特になし。

まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 石田 あきら (著)その他 KADOKAWA

まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」  石田 あきら (著)その他 KADOKAWA

アマゾン商品紹介 魔王と勇者が出会ったその時、物語が動き出す――!ネット発の新たな天才・橙乃ままれが描いたまったく新しいファンタジーがここにコミックとして登場。あの魔王が、あの勇者が新たな物語を歩み出す!!
どんな話ですか? 勇者と魔王が対峙した時、魔王の一言でその世界はすべてが変わる。
ファンタジー世界の問題を根本から改革する勇者と魔王はあの丘の向こうを目指し改革をすすめていく
なぜその漫画をオススメしたいですか? 人間は考え続けるからこそ高められる、勇者と魔王の関係性など様々な考察は秀逸。
一人ではできないことも教え、導き手を繋ぐことで大きな力となるファンタジー最高峰の作品です
どんな人に読んでもらいたいですか? ファンタジーが好きな人や物事を考えることが好きな人には一度手にとってほしい
読んだことによるエピソード 考えることの大切さを学びました

GS美神極楽大作戦 椎名高志 (著) 小学館

GS美神極楽大作戦 椎名高志 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 今や除霊は最先端のビジネス。もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地などないのだ。経済活動を妨害する悪霊たちを退治する、それが「ゴーストスイーパー」の仕事である。横島忠夫は、そのゴーストスイーパーの一員だ。美神除霊事務所の所長である美神令子をサポートし、さまざまな現場に出向く――。ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!!
どんな話ですか? 除霊が一般化した世界で自分の才能と美貌を武器に邁進する美神令子
セクハラ小僧横島や幽霊のおキヌちゃんを引き連れ今日も現世利益最優先で自由に生きる
なぜその漫画をオススメしたいですか? 昔のマンガですがツンデレ、ロボ、世話焼きな後輩など後に確立化されていく萌えの定義を抑えた作品
ギャグコメディとしてもバトルとしても最高だが、なによりごちゃごちゃした要素が乱立しているのに成立している平衡感覚が素晴らしい名作です
どんな人に読んでもらいたいですか? 昔の作品ですが、今の若い人にこそよんでもらいたい。面白いだけでなく多くの挑戦を肌で感じ取ってほしいです
読んだことによるエピソード 仕事や人間関係など様々なことで平衡感覚の重要性を改めて考えさせられました

彼方のアストラ 篠原健太 (著) 集英社

彼方のアストラ 篠原健太 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 宇宙への往来が当たり前になった近未来。高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!? 近未来SFサバイバルストーリー、始動!!
どんな話ですか? 惑星キャンプに訪れたカナタ達9人は突然ワームホームに吸い込まれ宇宙に投げ出される。
5012光年先から子どもたちだけで帰還するため大宇宙を旅していく
そして旅の中、世界の真実について解明されていく
なぜその漫画をオススメしたいですか? 今を代表する冒険マンガで未知への対応などこれほどワクワクしたマンガは少ない
多くの伏線が最終巻で見事に回収される圧巻は多くの人に語りたいほど見事
どんな人に読んでもらいたいですか? 普段あまりマンガを読まない人、マンガは何も得るものがないと考えている人に一度読んでみてほしい
読んだことによるエピソード 何か、新しいことへ挑戦したい気持ちになります

怪盗ジョーカー たかはしひでやす (著) 小学館

怪盗ジョーカー たかはしひでやす (著) 小学館

アマゾン商品紹介 大人気怪盗アクションまんががついに単行本になって登場! 世界中に現れるなぞの怪盗ジョーカーに盗めないものはない!! 予測不可能な展開で次つぎとお宝を手に入れていく、ジョーカーの奇跡のようなトリックを見のがすな……!!
どんな話ですか? 主人公の怪盗・ジョーカーが世界中を飛び回り次々とお宝を盗み出す冒険を描いた物語。
コロコロコミック連載の子供向け作品と思いきや、ピンチを切り抜けるアッと驚くトリックや、コミカルな流れとシリアスな展開の切り替えのテンポの良さ、
そして巻数は多いですが一話完結方式でどの巻からでも読める気軽さで、大人も楽しめる作品になっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 一発逆転のトリックでお宝を鮮やかに奪うジョーカーがミステリアスでかっこいい!
そして毎話違うエピソードなので、様々なバリエーションのお話が楽しめます。俺様キャラで人を振り回すジョーカーが時折見せるやさしさや仲間との絆も◎!推理小説や洋画作品、ゲームなど、他作品からのオマージュ要素が多いので、元ネタはあれかな?と考えながら楽しめる人にむいていると思います!
どんな人に読んでもらいたいですか? 時間がなくて一度に長編のストーリー作品を読むのが難しい人、
インディ・ジョーンズやバックトゥザフューチャー等の冒険ものな洋画が好きな人、
主人公が最初から強くてかっこいい作品が読みたい人、
怪盗ものが好きな人
読んだことによるエピソード 特になし。

覚悟のススメ 山口貴由 (著) 秋田書店

覚悟のススメ 山口貴由 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 3年に及んだ地殻変動は多くの生命と秩序を破壊した! 絶望の底から希望を紡ぎ、新東京の民は強く生きようとする! だがその芽を摘み蹂躙する化物どもが跳梁跋扈! 窮地に立たされた人々の前に現れしは黒鉄のヒーロー!! 瞬着! 覚悟完了!! 人類の剣となれ葉隠覚悟!!
どんな話ですか? 山口貴由先生により、週刊少年チャンピオンで連載されていた少年漫画。

環境汚染や核戦争により汚染された21世紀初頭の日本が舞台。

過酷な環境でも逞しく生きていうこうとする人間達、それを喰らおうとする戦術鬼と呼ばれる謎の怪人達。

主人公の葉隠 覚悟は最強の戦闘技術である零式格闘術と、零という強化外骨格を用いて、戦術鬼達から学友達を守るために戦う。

ザックリまとめると、マッド・マックスや北斗の拳やFalloutの様なディストピアを舞台に、アイアンマンのスーツみたいなものを着た主人公が、北斗神拳の様な技で敵と戦っていくお話。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初こそぶっ飛んだ戦術鬼のデザインやグロテスクさにヒいてしまうが、その癖の強さが病みつきになる。

物語が進めば進むほど熱さと面白さが加速度的に増していくのでドンドン読み進めたくなる。

話数も本編は全100話、単行本にして全11巻、文庫版で全5巻とコンパクトに纏まっていて読みやすい。

ディストピアが舞台ではあるが、だからこそ生きていこうとする登場人物達の全員がエネルギーに満ちていて魅力がある。

そして何より

「怒りを胸に沈めてはならぬ 怒りは両足に込めて己を支える礎とせよ」

「正道を進む者が頭を下げることはその時点で、敗北を意味する!正道を進む者は、誇り高く顔を上げて闘わねばならぬ」

等の名言(迷言も)が随所にあふれているのが一番の魅力。

どんな人に読んでもらいたいですか? ひたすら加速度的に燃えていくので、キルラキル、機動武闘伝Gガンダム、トップをねらえ!等が好きな人にお勧めしたい。

作風こそ違うものの、主人公がひたすらに弱者の味方であろうとし続けるので、金色のガッシュのガッシュと清麿なんかが好きな人もハマるかもしれない。

読んだことによるエピソード 飽き性かつ忍耐の無い人間だったのですが、この漫画等の影響で愚直に努力していくことが出来る様になりました。

ぼくの地球を守って 日渡早紀 (著) 白泉社

ぼくの地球を守って 日渡早紀 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 亜梨子(ありす)は植物と交信する能力を持つ高校生。ある日、隣家のイタズラ小学生・輪(りん)を誤ってマンションのベランダから転落させてしまう。奇跡的に回復した輪は、もう一人の自分に覚醒していた…。一方、亜梨子は前世の夢を共有する同級生に出会い…!?

レビュー①

どんな話ですか? 「ぼくの地球を守って」は1986年から1994年にかけて連載されていた日渡早紀による漫画作品です。
主人公の亜梨子は高校生で、東京に引っ越してきたばかりの大人しい女の子です。
引越したてで慣れない環境の中、彼女が出会ったのは同じクラスメートの迅八とその幼馴染である一成。
彼らは昔から地球ではない場所で別の人生を歩んでいた記憶があり、時折夢で見るためその度に二人で話していました。
二人の話を聞いた亜梨子はその日自分も宇宙から地球を見守る夢を見ます。
一方で、亜梨子は隣に住んでいる小学生、輪に振り回される毎日…。
迅八や一成の話を聞いた輪は、亜梨子がいる目の前でベランダから転落する事故が起きてしまいます。
そして、一命をとりとめた輪もまた地球ではない場所で生きていた記憶を取り戻してしまうのでした。
これは、地球ではない場所で生き、地球へと転生した高校生たちが、再び出会いそして過去の記憶に振り回されていく物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 今や転生ものは多くある世の中で、異世界へと転生する物語は山ほどあります。

しかし、「ぼくの地球を守って」は地球ではない星で生活をした記憶を持ちながら、現代の日本を生きる高校生を描いています。

まずこの点が今ある転生もの、異世界ものとは違う部分ではないかと思います。

そして、共通の記憶を持つ彼らは偶然にも高校生として転生しており、日本という場所で出会います。

しかし、輪のみ一人小学生。

なぜ彼が一人だけ小学生なのか、そして、小学生である未成熟な体が壮絶な過去を思い出してしまったらどうなるのか…。

ただの転生もの、異世界ものとは違い、現実味のある物語です。

こんなふうに世の中に生きるもの全てが転生してこの世に生きているのかなとつい想像してしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 1986年から8年間雑誌「花とゆめ」に掲載されていたSF漫画です。ジャンルとしては「生まれ変わり」「超能力」ものとしてのSF作品になります。

【あらすじ】主人公は東京に引っ越してきたばかりの高校生、坂口亜梨子(ありす)。内気でまわりになじめずにいるが実は植物の言葉がわかるという能力を持っている。

ある日、亜梨子は隣に住む小林輪(りん)という少年を誤ってマンションから転落させてしまい、物語はそこから動き出す。輪はさいわい軽傷で済んだが、その事件をきっかけに亜梨子に婚約を申し込む。

時を同じくして、亜梨子はひょんなことから同級生の小椋迅八(じんぱち)と錦織一成(いっせい)から、不思議な夢の話を聞く。2人は共通の7人の人物が登場する夢を見続けており、迅八は「ギョクラン」という男性、一成は「エンジュ」という女性目線。その「ギョクラン」と「エンジュ」を含む7人が、月にある基地から地球を眺めている夢の内容だという。面白い物語のようにその話を聞いた亜梨子だったが、輪から婚約を申し込まれた日に迅八たちが語った内容と酷似した夢を自分も見る。動転して婚約を了承してしまう亜梨子。いっぽう輪も、事故のショックで亜梨子や迅八たちと同じ夢を見、いわゆる超能力にも目覚めていた。そして親や亜梨子にはそれまで通り接しながら、奇妙な暗躍をはじめていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ①「転生もの」「前世の記憶」「超能力」といった創作ジャンルにおいての金字塔のような作品だからです。

すでに本作に影響を受けた作品が多く世に出ていますし、様々な場所で名前が挙がる名作です。元ネタとして知っておいて損はないでしょう。

②伏線の張り方や回収がとても巧みで、構成が素晴らしいです。心の栄養として名作を読むことをオススメします。

③亜梨子と輪は、昨今目にする「おねしょた」(女性のほうがかなり年上の男女カップル)になります。30年以上前の少女漫画でそういった関係が描かれていたことを知ってほしい。

レビュー③

どんな話ですか? 主人公の亜梨子は東京へ転校してきたばかりの高校生。

隣のマンションに住む小学生の輪にからかわれたり、慣れない環境が続き、どこかへ還りたい…と日々思っていました。

ある日、学校の中庭にいると、クラスメートの迅八と一清が怪しい雰囲気を醸し出しているのを見ます。

運の悪いことに、二人に気づかれた亜梨子。

そこで二人が数年前から共通の夢を見ているという話を聞かされます。

月から地球を見守っているという夢を二人はムーンドリームと呼び、それぞれ今の自分ではない姿で生活をしていると言うのです。

俄かには信じられない亜梨子ですが、その日彼女も同じような夢を見てしまいます。

一方で、隣に住む輪はある日亜梨子と過ごしている時に、マンションのベランダから落ちてしまうという事故に遭ってしまいます。

命に別状はないものの、この事故をきっかけに輪もまた地球ではない別の場所で過ごした記憶がよみがえってしまいます。

偶然、地球で再び生まれた彼ら。

次々と前世、ムーンドリームで出会った仲間と再会をし、再び出会えた喜びを分かち合いますが、過去の記憶があまりにも強く、現世でも彼らひとりひとりを苦しめていくことになっていくのでした。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 転生ものって流行っていますが、これは大分以前に作られたいわば転生もののはしりとも言えます。

地球ではない場所で生まれ、生きていた人たちが、今再び地球で再会をします。

女性であったシュスランは現世では一清として生まれ、過去と同じようにギョクランであった幼馴染の迅八に惹かれ苦しみます。

主人公とも言えるモクレンの記憶を持つ亜梨子。

彼女にどうしようもなく惹かれてしまう迅八。

一方で、シオンの記憶が強く出て、翻弄される輪もまた、どうしようもなく亜梨子に惹かれて感情を暴走させていきます。

今は別の人物として生まれているのに、過去の記憶があまりにも強く引きずられてしまう彼らの感情を考えると心が揺さぶられてしまいます。

また、過去に避難されても仕方ない罪を犯したメンバーもおり、それぞれが持つ記憶がどんどん首を絞めていく部分はこちらも苦しくなります。

今を生きる、生きなくてはいけないということを強く思わせてくれる作品なので、とても好きです。

レビュー④

どんな話ですか? 同じ内容の夢を見ている人同士が集まって、お互いがみた夢の内容を話合っているとどうもそれは私たちの前世の記憶なんじゃない?!

しかもそれはここ地球の話ではなくて、遠いどこかの惑星の話のよう。毎晩更新し続ける夢を追っていくうちに、自分たち(の前世)は遠い惑星のエリートで、母星の滅びの危機に際し、移住できる星を探す探査チームで、月にある基地で暮らしながらここ地球を監視している…という事まで分かりました。そして、どうやら自分たちがその閉ざされた基地の中で伝染病により病死し、思いを馳せた地球に転生してきたのだと知る事になります。

同じ夢を見ている前世での仲間として集まって来た人は皆同じ高校二年生。しかしたった一人だけ少額5年生の子供が。

この謎が解けた時に戦慄するとともに悲しみや切なさ愛しさの涙があふれます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 少女漫画におけるファンタジー界の頂点だと思っている作品です。

前世の記憶、現世での生活、前世に振り回されつつも現世で必死に生きようとする主人公たちに何度も涙します。

前世と現世、空間を時空を飛び越えてこんなにも哀しく美しい物語はこれ以外に知りません。

物語がとても複雑で、前世の夢と現世での出来事が並行して描かれていきますが、それがどれにしても大変丁寧に描かれている為、読んでいる自分もあらゆる登場人物に感情移入することが出来、ときにあいつを憎み、逆から見れば悲しい気持ちになり、最終的には全て愛で納まる、という感じです。


はたらく細胞 清水茜 (著) 講談社

はたらく細胞 清水茜 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 人間1人あたりの細胞の数、およそ60兆個! そこには細胞の数だけ仕事(ドラマ)がある! ウイルスや細菌が体内に侵入した時、アレルギー反応が起こった時、ケガをした時などなど、白血球と赤血球を中心とした体内細胞の人知れぬ活躍を描いた「細胞擬人化漫画」の話題作、ついに登場!!

肺炎球菌! スギ花粉症! インフルエンザ! すり傷! 次々とこの世界(体)を襲う脅威。その時、体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのか!? 白血球、赤血球、血小板、B細胞、T細胞…etc.彼らは働く、24時間365日休みなく! 連載初回から大反響を呼んだ「細胞擬人化漫画」、待望の第1巻登場!

レビュー①

どんな話ですか? 一生懸命自分の仕事に取り組む彼女。彼女の仕事は赤血球。舞台は人の体内で血液内の様々な細胞や臓器、病気などを擬人化した漫画です。

赤血球の仕事は体内の細胞のエネルギーになる栄養素や酸素を届け、細胞が酸素を利用した後の廃棄物である二酸化炭素を排出するので、宅配業者のように例えられています。

彼女が仕事をする中で病原菌に出会ってしまったり、病気や怪我により体調の変化などのトラブルに対応する、白血球や免疫細胞との絆を通して、健康な体を守る細胞の暮らしが描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? あらゆる人が体験する風邪やちょっとした怪我などで体の中はどのように対応しているのかが、物語として大変おもしろく描かれています。

作画もきれいで見やすく、医学の専門的な知識がなくても、楽しみながら簡単に理解することができます。

体の中で一番小さな細胞である血小板は幼女、体を守る為に自身の細胞も破壊するキラーT細胞は海兵隊のようなマッチョ集団と、とにかく例え方(擬人化)が素晴らしくわかりやすく、楽しく表現されていて、どんどん読み進めてしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 赤血球や白血球、血小板、ヘルパーT細胞、マクロファージなど、ヒトの体の中で働く細胞たちがキャラクターとなった世界で、ヒトの体の中の日常が描かれています。時に、肺炎球菌やスギ花粉症、インフルエンザ、すり傷などの脅威がヒトの体を襲い、細胞たちが協力してその脅威に立ち向かって行きます。各細胞の役割や疾患などのストーリーは、実際の免疫学で説明されている仕組みが反映されています。擬人化された細胞たちはキュート&カッコよく描かれていて、戦い意外の部分ではクスッと笑えるシーンもあり、和み系の漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 働く細胞たちのそれぞれの役割や細胞同士の連携プレー、疾患などの仕組みが免疫学に忠実に描かれていて血液・免疫系の勉強の参考書としておすすめです。血液・免疫系の勉強では、多くの細胞や似たような名前の細胞が登場し、文字ばかりの参考書で勉強するのはなかなか大変です。この漫画ではそれらの細胞がキャラクター化されていて免疫反応の仕組みもストーリー化されているので、難しい血液・免疫系の話も頭にすんなり入ってきます。

レビュー③

どんな話ですか? 人の身体の中で毎日休むことなく一生懸命にお仕事をしている、体内細胞たちを擬人化した漫画です。主人公は血管の中で酸素や養分を運んでいる赤血球の女の子。体内に侵入してくる細菌を殲滅するために戦う白血球の青年と出会い、自分たちに与えられた仕事をきちんとこなしながら世界(宿主の身体)を守るために奮闘します。

ウイルスや花粉が入ってきたときに人間の体内では何が起こっているのか、すり傷とはどんなものでどんな風に治っていくのかなど、衛生にまつわる身近なことを可愛いキャラクターたちを通して楽しく学べます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 病気や怪我のときに細胞たちが身体の中でどんな反応、対処をしているのかがすごくわかりやすいストーリーになっていてオススメです。細胞や免疫などの話はとっつきにくいこともありますが、とにかく擬人化された細胞たちが魅力的なので勉強しよう、と意識しなくても自然と知識がついてしまいます。