海街diary 吉田秋生 (著) 小学館

海街diary 吉田秋生 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 鎌倉に暮らす家族の哀歓を描く超人気作!

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!

レビュー①

どんな話ですか? 鎌倉で暮らす3人姉妹が、父の葬儀に行った時に
初めて会った主人公すず。
姉妹の父は、すずの母と駆け落ちし、母が他界した後は別の女性と暮らしていた。
そして、すずが最期まで看取った。
姉妹のいちばん上の姉さちは、一緒に暮らそうと声をかけ、同居生活がスタート。
姉さちの職場の不倫相手から、新しい恋の話、すずのサッカーからの仲間のことや、真ん中の姉吉野の話、末の姉ちかのことなどていねいに鎌倉の場所を取り入れながら成長していく話。
読んでいるうちに、はっとさせられることが多く、何気ない日常をていねいに描いています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 鎌倉が舞台なので、最初に読んでから鎌倉をまわるとさらに作品を楽しめます。

この作品は、恋愛もたくさん出てきます。さちの不倫から、同じ職場の人と仲良くなる吉野、主人公すずの仲間の風太。それぞれの立場で、大事な人との絆を書いています。

日常ただ楽しいだけでなく、悩んでいることや困っていることもさらりと書いています。

先輩看護婦の藤井さんは、母が入院しても自分のことを認めてくれない、それでも兄は特別扱いなど辛い扱いを受けていたことも書いています。

親や身内でどうしてもうまくいかない、そんな人の立場にもさり気なく立って励ましています。最初に出会った時のすずも、全く表情がない状態から鎌倉で暮らすようになり、生き生きとしている様子が描かれています。

ありきたりではない、作者が実際に体験したであろうエピソードも盛り込まれており、それでいて絵柄が美しく読んだ後にさわやかな風が吹きます。

ただ日常を描いた漫画とは、一線を引いて群を抜く完成度の高い作品です。

心が疲れたあなたに、ぜひおすすめします。

レビュー②

どんな話ですか? 鎌倉を舞台にした、4姉妹のストーリー。

3姉妹の父親は、幼い頃ある女性と駆け落ちして、病気で亡くなった。その父親の葬式で、腹違いの妹を引き取ることに決め、4姉妹で暮らすことになる。長女は看護師で不倫中。次女は男運がなく、3女は山男と付き合っていて、4女はサッカー部に入るが、姉達に対して遠慮がある。鎌倉に住む人々の優しさに包まれながら、4女がどんどん成長していく。それと共に3人の姉もそれぞれも成長し、素敵な恋愛をする。最後は4女が本当の家族になったと思えるような話。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 父親と駆け落ちした女性との間の妹を引き取ろうと決意する理由が優しい。引き取った後も、きちんと面倒を見るだけではなく、愛情を持って接している。姉妹で喧嘩もするけれど、お互いを大事にしているのも分かる。背景の鎌倉の町、鎌倉に住む人々の優しさにも感動する。季節を大切にしながら生活する生き方もいい。人の優しさや、強さを何度も何度も感じさせられる。本当に大切なものをどう扱ったらいいか。姉妹愛とはどういうものか。いろいろなことを感じながら読んでほしい。

レビュー③

どんな話ですか? 鎌倉の古い一軒家に住む4姉妹とそれを取り巻く人々の人間模様を描いた漫画です。

成人してすでに働いている香田家の3姉妹。父親は10数年前に女性を作って家を出てしまい、母も再婚して家を離れています。3人だけで暮らしていた姉妹は、ある日父が亡くなったという連絡を受けます。葬式に出向いた3人はそこで腹違いの妹に初めて出会います。

心細そうにしていた妹を3人は鎌倉の家に迎え入れます。戸惑いつつも鎌倉での生活になじんでいく末っ子のすずや、3姉妹のそれぞれの恋。すずが参加するサッカーチームの仲間たち、ご近所の食堂のおじさん…などなど様々な人々の人生が味わい深く描かれた漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 一人一人の登場人物の心の動きが、非常に細やかに描かれていて、物語として共感できる部分がたくさんありました。「こういう人っているよね」「こういう悩みがあるよね」と思い当たる部分がたくさんあります。仕事の悩み、恋の悩み、人間関係の悩み、などとてもリアルに描かれています。その描き方がとても温かく、読むとホッとする感じがあります。ダメな部分も、笑える部分も、職業人としての深い志も、全て兼ね備えたのが人間というもの。その複雑さをしみじみと味わえる作品だからです。

レビュー④

どんな話ですか? 鎌倉に住む3姉妹(幸・佳乃・千佳)が、子供のころ出て行ったきり会っていなかった父の訃報を受けて、山間の町へお葬式に行きます。そこで、父のもう1人の娘(すず)の存在を知ります。

頼りなく利己主義な後妻さんと暮らしていくことになる、中学生のすずの将来が心配になった幸は、鎌倉に来て一緒に暮らさない?と誘い、すずも、行きます!と即決。

4姉妹のそれぞれの仕事や学校、友人や恋愛、親族とのあれこれが、面白く書かれていて、複雑な話なのに笑いながら読めてしまいます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 是枝裕和監督でカンヌ国際映画祭にも出展したこのタイトルをご存じの方も多いと思います。

特に、末っ子のすずと同じ名前の女優・広瀬すずが有名になった作品です。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆が出演していることで映画を見た方も多いと思います。

複雑な家庭環境を丁寧に追いながら、それぞれの仕事、学校のことも詳しく書いてあります。長女の病院、次女の銀行、三女のスポーツ用品店、末っ子のサッカー部のことなど。

それに鎌倉の四季の美しさなども教えてくれる読み応えのあるマンガです。

夏目友人帳 緑川ゆき (著) 白泉社

夏目友人帳 緑川ゆき (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は…!? あやかし契約奇談!

レビュー①

どんな話ですか? 主人公の夏目貴志は、幼いころに両親を亡くし親戚中をたらい回しにされてきた少年。亡くなった貴志の祖母(夏目レイコ)は妖モノが見えてしまう特異体質で人間に疎まれてきた。彼女の孫の貴志もまた妖モノが見えてしまうため周りから忌み嫌われてきた。そんなある日、貴志は招き猫を依代に封印されていた妖モノの封印を破ってしまい、そしてその妖モノ(ニャンコ先生)によって、祖母レイコの遺品である友人帳の秘密を知らされる。

友人帳は、かつてレイコと対戦して負けた妖モノたちの名前が記されており、名前を預かっている内は、妖モノたちを統べることができる契約書なのだという。貴志を襲っていた妖モノたちの目的はこの友人帳らしい。

貴志は、自分が死んだ場合友人帳をニャンコ先生に譲ることを条件に、ニャンコ先生を用心棒とし、妖怪たちに名前を返す日々を始める。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初は、少女漫画なので手に取ることがなかったのですが友人からの勧めで読んでみたところ、あまりにも面白かったです。

当時仕事の疲れで心が病んでいることもあり、ブサイクなニャンコ先生にすごく癒されました。妖とのエピソードでは、感動することは勿論、面白いときもあります。ただ感動するだけでなく、そこから考えさせられることも多々あります。今まで読んできた漫画のジャンルとは少し違っていたこともあり一気読みしてしまいました。そのぐらいおススメしたいです。

レビュー②

どんな話ですか? 夏目貴志は幼少期に母、続いて父と死別し親戚をたらい回しにあいます。

しかし親戚に預けられても貴志は、あやかしが見えることでみんなに誤解されてしまい問題児扱いをされてしまいます。

そんな貴志が同じようにあやかしが見えた祖母の友人帳を手にしたことでにゃんこ先生が貴志の用心棒になり夏目の傍に現れるあやかしを退治してくれることになります。

にゃんこ先生と貴志の間には、友情が芽生えていき貴志の周りには理解者が増えていきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公の貴志は、孤児であり親戚をたらい回しされます。

そんな時に祖母の友人帳を手にして、にゃんこ先生と相棒になります。

あやかしであるにゃんこ先生と貴志のやり取りが心温まります。

それだけではなく、友人帳に名前を書かれているあやかしが名前を返してくれとやって来ますがそれぞれのあやかしに事情があり貴志がそれを解決しようとする姿が心温まります。

貴志を引き取ってくれた滋と妻の塔子は、心優しい人たちでその存在だけで心が温まります。

レビュー③

どんな話ですか? 「小さい頃から時々変なものを見た」というセリフが口癖のように何回も出てくる。小さい頃から変なものが見える少年(主人公)、夏目貴志が妖に追われているところから一話が始まる。妖は夏目貴志にしか見えなく、他の人には全く見えないのである。ほかの人には見えないのに夏目だけが見える、そのことで周りからは不審がられ、小さい時からいじめにあっていた。夏目の両親は小さいときに亡くなっていて、親戚たちも夏目がいないものが見えるのを不審、気味悪がり、たらい回しにされてきた。そのことから夏目はそんな自分のことが嫌になり、妖も大嫌いになっていた。だが、夏目貴志が運悪くある封印を破ってしまったせいでニャンコ先生と出会う。夏目貴志の祖母夏目レイコの残していったたった一つの遺品で友人帳と書かれた古い冊子であった。これは祖母が夏目貴志くらいの年に妖たちとじゃんけん勝負で負けたときに名前を書かされた紙である。祖母が残した唯一の形見みたいなものだからそれを妖たちに名を返していこうと決める。それから色々な個性あふれる妖たちや新しい友達、一緒に暮らしていてとても良くしてくれる伊藤家の夫婦方が登場し、さまざな妖たちとの涙がこぼれる話や笑える話、ほっこり温まる話が盛りだくさんに出てくるのである。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画は誰が読んでも愛される作品だと思います。私自身が人生変わったとても大切な作品です。アニメでは、原作では難しい表現や動きがアニメでは詳しく見られるのです。夏目たちや妖たちがアニメの中で動いているのでとても最高です。私はアニメからハマったので、こんなアニメは見たことないと思い、原作本を買いました。アニメもそうなのですが、本当に癒されるし、心が温まるのです。日常的な話だと思われがちなのですが、しっかりと話も繋がっており、目的もはっきりしています。何より主人公がかっこいいのです。そして、猫みたいなニャンコ先生の妖もとても可愛くて仕方がありません。ニャンコ先生は仮の姿で猫に変身していますが、本当の姿はとっても大きい妖の獣の姿に変身します。そのギャップにも注目してほしいと思います。可愛い妖から怖い妖まで個性あふれるキャラクター達がたくさんいるので是非見ていただきたいと思います。絶対おすすめです。

スクールランブル 小林尽 (著) 講談社

スクールランブル 小林尽 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 恋する乙女・塚本天満、高校2年。恋のお相手は同級生の烏丸大路。運命のクラス替えの日、天満の祈りが届いたのか、二人は同じクラスに!! しかし喜びも束の間、彼があと1年で転校することが判明。ゼ~ッタイ転校前に告白するぞ! そんな彼女に恋をしているのが播磨拳児。天満の気持ちをつゆ知らず、あれやこれやとアタックするも、天然ボケな天満は完全スルー! 天満の播磨の片想い、どうなる?‥ってお話です。
どんな話ですか? 男女二人の高校生の物語がそれぞれがスタートします。男女二人の主人公の目線がメインとなり、その他にも回によって各キャラクター目線で物語が展開する青春群像劇のテイストをとっています。播磨拳児、塚本天満の二人が、それぞれ好きな相手を求めて行く恋の物語が展開します。その中でかなりギャグテイストな見せ方もしていくテンポのよい学園ラブストーリーになっています。登場人物たちそれぞれの青春を追っていくもので、キャラに感情移入できる内容になっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛とコメディをこれでもかと絡めた物語性は練られたもので面白みがあります。登場するキャラクターがとにかく面白く、かなり個性派なキャラクターが揃っています。特に播磨拳児の暴れん坊な青春は意外性があって面白いものです。漫画家になり、マグロ漁船になって陸を離れるなどの普通の学生とはかけ離れた青春をおくる様は笑えて面白いです。明るくおバカなテンションでの見せ方も多いですが、等身大の恋の感情を描いた展開にはキュンとくるものがあって楽しめます・
どんな人に読んでもらいたいですか? 太い筋がずっと続く緊張感がなく、多くは緩い学園ラブコメの展開となり、個々のエピソードも短編のものが多いです。長くシリアスな話だと集中力が持たない、疲れるという人であれば、てっとり早く笑えて楽しめるこの物語がおすすめできます。少しの時間でクスリと笑いたい、可愛いヒロインを楽しみたいという人にも向いています。
読んだことによるエピソード とくになし。

よつばと! あずま きよひこ (著) KADOKAWA

よつばと! あずま きよひこ (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子「よつば」と、「とーちゃん」親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来た不思議な女の子。 「よつば」(6歳)に振り回される周りの人達の日常を描いたハートフル? コメディー。

レビュー①

どんな話ですか? とある町に一組の親子が引っ越してくる。まだ幼い「よつば」は見るもの全てを不思議がり、自由奔放な言動と持ち前の明るさで、お隣に住む三姉妹やその友達、ご近所さんと仲良くなっていく。大きな事件は起こらないが、元気いっぱいなよつばと、そんな彼女を見守り、伸び伸びと育てる「とうちゃん」やその仲間たち、よつばを暖かく見守るご近所さんとの何気ない毎日がとても心を暖めてくれる作品です。

また「とうちゃん」とその友人である「ジャンボ」や後輩「ヤンダ」とのかけあいも、男子特有のような大人気ないやり取りが多くて、くすっと笑える作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最近の漫画作品は、残酷な描写が多かったり、ショッキングな展開になる物がけっこう多いと感じていました。

もちろんそんな作品もはらはらドキドキさせてくれて、読んでて楽しい物ですが、ここ最近の世の中はコロナが蔓延し、普通の、何気ないご近所づきあいや友達付き合い、離れて暮らす家族同士の交流がとても難しくなってきてますよね。気づかないうちに少しづつそんなピリピリした空気に疲れてる方は多いと思います。そんな人には、「よつばと!」に流れるおおらかな空気を感じながら、何気なく友人と遊んだり、ほのぼのできた以前の日常を思い出して和んで欲しいと思ったので、この作品をおすすめします!

レビュー②

どんな話ですか? 主人公の女の子・よつばをめぐるほのぼのとした小さな大冒険系日常生活のお話です。日常生活の1場面に焦点をあて、生活の中で幼児が考え行動することを、大人の視点を交えて独特なテンポでストーリーが進んでいきます。日常生活を舞台に話が進んでいくのでとりたてて大きなストーリーはないのですが、主人公よつばの成長や自分が幼少期に体験した懐かしい思い出を感じることができ、おもわず「あるある!」と頷いてクスッと笑える漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 成長して大人になるにつれて忘れかけていた懐かしい感覚を思い出させてくれるからです。例えば、親から離れて迷子になりそうな不安な気持ち・初めてホットケーキを一人で焼いて上手にひっくり返せたときの達成感・牧場で思いっきり遊んでいるときの解放感・自分のエネルギーがゼロになるまで遊び疲れて帰りの電車で寝ている時の充足感など、幼少期に体験したことを思い出します。また、主人公の親や周りの大人の対応が素晴らしく、育児って・幼児の相手ってこんなに楽しいんだなと思わせてくれます。

レビュー③

どんな話ですか? 元気な5歳の女の子よつばちゃんと、とーちゃんの日常の物語です。隣には綾瀬家がすんでおり、よつばちゃんは3人のお姉ちゃんたちと仲良しです。

また、そのお姉ちゃんたちの友達、とーちゃんの友達、ばーちゃんやとーちゃんの妹、お店の店員さんとも心温まるエピソードがたくさん描かれています。

時には大笑い、時にはほろほろっと泣ける、よつばちゃんの子どもならではのジェットコースターのような感情が体験できるマンガです。

よつばちゃんの日常生活に密着です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の特徴は、とにかく日常の描写が細かくとても丁寧に描かれています。

故に少し読むだけですぐにこの物語の中に入ることが出来ます。

中でもよつばちゃんの、この年齢の子特有の視点であったり行動であったり考え方が、そのままとても素直に描かれていて可愛らしいです。

周りの大人はどうしてもこのよつばちゃんに振り回されることになるのですが、例えばコップに並々ついだ牛乳をこぼしたとしても、誰も叱りません。頻繁にお隣に遊びに行ってもそこの家族は誰も迷惑に思っていません。

子ども故の行動を皆が深く理解し、温かく見守っている、そんな感じのマンガです。

子どもの行動は時には大人である我々をイライラさせるものですが、こちらの視点を少し変えるだけで、とても温かい日常になるのだとこの漫画は教えてくれているような気がします。

またその穏やかな日常へのヒントがたくさん詰まった作品だと思います。

子どもとの繋がりだけでなく、人と人との繋がり、そしてそこで生まれるエピソードを是非読んで感じてもらいたいと思います。

レビュー④

どんな話ですか? 4歳の女の子「よつば」とそのパパとの日常のお話。よつばは天真爛漫な女の子だけど、実はお父さんとは血がつながっていない。田舎から都会の一軒家に引っ越したところから物語は始まる。おとなりの小学生、高校生、大学生の3姉妹と引っ越した直後にすぐ仲良しになる。パパは自宅で翻訳の仕事をしているので、すぐ隣の家に遊びに行くが、3姉妹が不在の時は、3姉妹のママと遊んでもらう。4歳の純真なよつばの毎日の新しい発見と好奇心にあふれる日常の物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 4歳のよつばが、色々なことに興味を持ち、日々勉強をしていく様子が楽しい。もう忘れている子供のころの新しい発見や好奇心が新鮮で面白い。発想も奇想天外だが、日々新しい視点でものごとをみることに気づかされる。感動することも大人の何倍も感動していて、日常の些細なことに感動できるところがかわいい。近くの普通の公園のドングリや神社のセミも大発見で、近所の散歩も大冒険になっている。特に大きな事件が起きるわけでもないが、ほっこりするハートフルな漫画です。

レビュー⑤

どんな話ですか? 元気いっぱいの女の子よつばととーちゃんが引っ越してきた!

初めてのことや楽しいことに感動する純粋でかわいいけどちょっと変わった女の子。隣に住んでいる綾瀬家とも仲良くなり周りを巻き込んだどたばたの日常を繰り広げる。

動物園に行って象の大きさに驚いたり、ドングリを拾ってとーちゃんとお揃いのネックレスを作ったり楽しい毎日。

時々ペンキで落書きしっちゃたり嘘をついたのをごまかしっちゃたりして怒られることもあるけれど周りの温かい人たちに見守られ元気に今日も遊びに行きます!

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかくよつばちゃんが微笑ましくて可愛らしい。

新しいものをみたときの目をキラキラさせた表情や、クマのぬいぐるみ(ジュラルミン)を買ってもらってうれしそうな表情が読者にも伝染します。また怒られた時の子供らしいごまかしや、悲しい時に大声で泣く姿は昔を思い出しなんとなく苦くも微笑ましい記憶を蘇らせてくれることも。

周りにいる人々も魅力的で温かい人達で溢れており、よつばちゃんとのやりとりもとてもコミカルでクスッと笑える部分も沢山あるのでほっこりしたいときにぴったりです。

何度読み返しても癒される名作だと思います。

魁!!クロマティ高校 野中英次 (著) 講談社

魁!!クロマティ高校 野中英次 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 普通に暮らしていた優等生・神山高志は、なんの因果か日本一の不良校・クロマティ高校に入学してしまった。脱力系ギャグの金字塔!

普通に暮らしていた優等生・神山高志は、なんの因果か日本一の不良校・クロマティ高校に入学してしまった。しかし、そこは「どこが不良(ワル)?っていうか何?」という高校生の巣窟だった! 『クロ校』沿革・校歌他、おまけページ満載の第1巻!!

レビュー①

どんな話ですか? 不良の巣窟であるクロマティ高校に、とある理由で入学するはめになってしまった優等生の神山高志。真面目で不良に縁のなかった神山だが、何だかんだでいちばんクロマティ高校に馴染んでいるのが面白い。不良の友人を初め、もはや高校生なのか分からない謎の男・フレディ、ゴリラ、どう見ても見た目がロボットなメカ沢等、個性的なキャラクターとの交流を深めていく。野球部を作ったり、遠足や修学旅行に行ったり…と、神山の高校生活をゆるーいギャグを交えながら描いたお話。でも、ストーリーというストーリーはなく、脱力系ギャグを楽しむ漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーやキャラクターの設定がとにかくぶっ飛んでいるうえ、ゆるーい脱力系のギャグがツボにはまるととても笑えるので、とにかく面白い!一話一話が6Pほどで短く、さらっと読めるので、時間がない時でも大丈夫。キャラクターもたくさん出てくるが、それも複雑に絡み合うわけではなく、全体的にゆるいので、あまり頭を使わずに読める。それに、ストーリーというストーリーも存在せず、作者自身がかなりゆるい雰囲気で描いているので、読んでいる方も何も考えずにゆるーく読める。ギャグが面白いのと、ゆるく読めるので、おすすめ。

レビュー②

どんな話ですか? 不良の巣窟であるクロマティ高校に入学した主人公(優等生)の高校生活を描く、脱力系ギャグ漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかくゆるーい世界観とギャグが笑えます。何も考えずに楽しめるのでおススメ!

静かなるドン 新田 たつお (著) 実業之日本社

静かなるドン 新田 たつお (著) 実業之日本社

アマゾン商品紹介 関東最大の暴力団・新鮮組の総長が射殺された! 跡目を継いだのは息子の静也。しかし彼の本業は、ランジェリー会社「プリティ」のデザイナーだったのだ。かくして、昼はしがないサラリーマン、夜はヤクザの大親分という、奇妙な生活が始まった……。
どんな話ですか? 日中は下着会社で働いている青年近藤静也は、実は日本有数の広域大組織の暴力団の総長でありますが、カタギの彼は背も小さく、上司の部長からはしょっちゅう怒られている冴えないサラリーマンです。チーフである女性に片想い中ですが、あまり相手にされていません。

が、彼がひとたびドンになった裏の姿はとても素敵で、言動・行動がすべてにそつがなく、トップリーダーとして組の者を率い数々の困難や他の暴力団組織との抗争にも打ち勝っていきます。

そのギャップは読んでいてとても痛快であり、男性としての理想をみるようです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 裏街道の長として、類まれな極道の素質を持った若きドン近藤静也の、カタギ世界に憧れ、女性に一途な彼の想いにはとても哀愁があり、普通の生活の幸福というものをあらためて読者に感じさせてくれます。

同時に、近藤静也という男のどんな状況でもぶれない価値観を持ち続けるという強さにも感嘆させられます。

単なる、コミカルマンガという観点ではなく、人の生き方という面でもかなり勉強になるマンガなのでオススメしたいと思います。

どんな人に読んでもらいたいですか? きわどいシーンも多々あるので、20歳以上の学生やサラリーマン等、現実に疲れた人やこれからどうしてよいか分からなくなっている人、将来に希望が持てない人など、幸せ感がうすい人々に男女問わず読んで欲しいと思います。
読んだことによるエピソード 近藤静也のサラリーマン生活での笑顔に日常生活のしあわせの探し方を教えられました。

吸血鬼すぐ死ぬ 盆ノ木至 (著) 秋田書店

吸血鬼すぐ死ぬ 盆ノ木至 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 行方不明の子供を助けるため、真祖にして無敵の吸血鬼・ドラルクの城にやってきた吸血鬼ハンター・ロナルド! だがドラルクの正体は、凄まじい頻度で死んで塵と化す史上最弱のザコ吸血鬼で!?
どんな話ですか? 吸血鬼退治人として活躍するロナルド、彼はとある田舎町の吸血鬼が棲むという古城に行ったきり帰ってこないという少年を探しにかっこよく乗り込んだ…が、そこに居たのはちょっとした刺激ですぐ死んで砂になってしまうクソザコ吸血鬼のドラルクだった。どちらがボケでツッコミでとも言えないぐだぐだな状況で少年を追い、自爆に等しい状況で城を焼け出されてしまったドラルクは勝手に新横浜にあるロナルドの事務所に居候することに決めたのだった。新横浜に巣食う吸血鬼と個性豊かな退治人とのどたばたギャグ!
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく面白い!読んだ人が絶対「久々に声出して笑った!」と言ってしまうぶっ飛んだ内容。吸血鬼も虫型から人型等いろいろなタイプが登場、正直「こんなのまで吸血鬼?」と思ってしまうキャラも居るけれどそれもこの作品の魅力の一つ。そして吸血鬼に負けないほどの個性豊かな退治人は心優しい男性達から巨乳で辛口なお嬢さん達までよりどりみどりで推しを探すのが大変。なぜか神奈川県の新横浜が舞台というニッチな設定もたまりません!
どんな人に読んでもらいたいですか? かわいい動物が好き、かわいい女の子が好き(巨乳だとヨシ)、イケメンが好き、かわいい人妻が好き(巨乳)…と贅沢な方におすすめ。くだらないけどちょっと練られたギャグ漫画が読みたいという人生に疲れたサラリーマンにはお酒のおともにいかがでしょうか。
読んだことによるエピソード 新横浜をやたら意識するようになりました。作品に登場するビルが「あ、あのビルがモデルかな?」と思いながら散策してしまった事も。

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 潮里 潤 (著), 三嶋 与夢 (その他), 孟達 (その他) KADOKAWA

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 潮里 潤 (著), 三嶋 与夢 (その他), 孟達 (その他) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 異世界に転生したら「女尊男卑」な、乙女ゲー世界でした!!!

乙女ゲー世界に転生してしまったリオン。男は女を養うだけの家畜の様な境遇に、過去のゲーム攻略知識を使い、図らずも反旗を翻す。 イケメン死すべし!ド外道主人公による、剣と魔法の下剋上ファンタジー第1巻!

どんな話ですか? 主人公・リオン少年は、ある日、自分が転生者であることを悟ります。突如として思い出された前世は、妹に弱みを握られて嫌々ながらに乙女ゲームをしていたがために体調を崩して死亡したという、そんな遣り切れない事実をつきつけられ。そして、生まれ変わったこの世界は、その乙女ゲームの世界であり、自分はただのモブキャラであることを悟り。はては、世界は女尊男卑極まりない、差別社会という未来に夢も希望もない状態・・・前世を思い出したとたんに絶望を抱えるリオン。

ですが、そんな境遇の中でも、記憶にあるゲームのシナリオをもとに、なんとかモブはモブとしてしたたかに生きようと奮闘するリオンの、目指せ辺境のんびりライフ!――が、成り上がり貴族街道まっしぐら!になっている、痛快ファンタジーです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 異世界トリップ系のお話はたくさんありますが、その中でも異色といえるでしょう、虐げられるモブ男子のファンタジー。異世界ものらしく、かわいい女の子もかっこいい男の子も出てくるのですが、元サラリーマンで、自身の境遇に捻くれまくりな主人公を中心に描くので、ヒーロー・ヒロインキャラたちも、みんなどこか残念な設定。王子や貴族の扱いが軽すぎたり、王道である平民チートヒロインの活躍を奪ったりと、やりたい放題な主人公の行動は見ていてスカッとします。

本人は、目立たないように・・・けれど、自分が損しないように・・・と、アレコレ画策しつつも、ワルモノにはなりきれずに寧ろ優しさが勝ってしまい、結局は望んでいない結果ばかりを得ている不器用さがクセになります。

大人だけど、まだまだ若いお兄さんが、癖の強い異世界で学生をやっている姿から目が離せません!

どんな人に読んでもらいたいですか? 頭を空っぽにして・・・ではなく、頭が空っぽになるような、面白い漫画が読みたい!と思っている人におすすめな作品です。女尊男卑極まりない無情な世界の中で、転生者チート全開でコソコソと傍若無人を振りかざす主人公を、ただただ笑って欲しいです。
読んだことによるエピソード 異世界トリップ大好きですが、似たり寄ったりな話が多くなり出尽くしたかと食傷ぎみになっていた時に出会ったので、まだまだ転生ものも捨てたものじゃないな!と、心機一転でほかの作品も楽しめるようになりました。

MIND ASSASSIN かずはじめ (著) 集英社

MIND ASSASSIN かずはじめ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 第二次世界対戦中、ナチスの開発した超能力「頭部に触れるだけで精神と記憶を破壊する力」を持つ者がいた。その力を受け継ぐ奥森かずいは医院を営み、精神・記憶に悩む人の相談にのっていたが!
どんな話ですか? 奥森かずいというドイツ人クオーターの男性が主人公です。普段は奥森医院を経営する温厚な開業医ですが、実は彼は第二次世界大戦中にナチス・ドイツによって生み出された特殊能力を受け継いだ「マインドアサシン」なのです。マインドアサシンとは、対象となる者の頭部に触れるだけでその記憶と精神を破壊することができる超能力者のことを指します。外傷を与えずに人間を死に至らしめることが可能なため、暗殺者として恐れられてきました。かずいはその力を人の役に立つために使うと決めており、苦しい記憶を抱えながら生きる人々と出会い、自身も傷つきながらも救おうとします。基本的にはオムニバス形式ですが、物語中盤からはマインドアサシンの能力を悪用しようとする存在と対峙していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 非現実的な設定でありながら、登場人物が抱える困難や苦しみは私たちのすぐそばに横たわっており、現実とリンクして考えさせられる作品だからです。虐待・性的暴行・殺人など、目を覆いたくなるような話がテーマとなりますが、被害者たちは皆心が美しく、愛するもの、大切なものを思い精一杯生きている姿に心打たれます。身近な誰かも、見えないところで苦しんでいるかもしれない、と考えずにはいられません。作画はシンプルでありながらどこか透明感があり、登場人物の心情を際立たせています。
どんな人に読んでもらいたいですか? 心に訴えかけてくる漫画が読みたい、理由はないがなんとなく毎日が虚しい、と思われている方におすすめです。この漫画を読むと心が静かに熱くなります。基本的に全編通して哀しく切ない展開が続くのですが、その中にある純粋な愛情や友情がとても美しく、そばにいる人たち・毎日の生活を大切にしたいという気持ちにしてくれます。
読んだことによるエピソード 特にございません。

あかぼし俳句帖 有間しのぶ (著) 小学館

あかぼし俳句帖 有間しのぶ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 今、五七五が熱い!俳句マンガが熱い!

定年まであと5年。
自動車メーカーの宣伝部で活躍したのも今や昔。閑職に追いやられ、何か趣味でも、と思い始めたシニアサラリーマン明星啓吾。
行きつけの料理屋で俳人の水村翠と出会う。会いたい一心で、明星は翠に俳句の指導をお願いする。
時代の波にも、出世の波にも乗り遅れた男の人生が、十七音に彩られはじめる!!!!!!!

どんな話ですか? 窓際族の明星が、居酒屋で美しい女流俳人に出会い、俳句の魅力にとりつかれて変化していく様をコミカルに描いています。中年で独身、働くことも生きることもあきらめかけていた明星が17音の短い言葉に感動を詠み込んでいきます。初めは、季語とか俳句の約束事も全く分からなかったのですが、女流俳人に褒めてもらいたい一心で、自然や周囲の世界に目を向け、視野を広げていきます。謙虚な姿勢で学び続ける明星の感性が豊かになっていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 俳句の目で見ると、かすんだ日常もドラマチックになることを明星の姿を通して感じました。どちらかといえばダメ男の明星ですが、なぜか憎めないキャラクターで、読んでいると元気が出てきます。明星の周りの人々も優しく声をかけあって、明星が周囲への気配りが上手なんだなと感じました。出世コースからはずれている明星ですが、人生の楽しみ方は仕事だけではないか方向性を示してくれています。一方、仕事の人間関係はやはり濃いから、明星は仕事を通してどうやって貢献するかも大きな生きがいだということも伝わってくるからです。
どんな人に読んでもらいたいですか? これから俳句を始めてみようかなと思う人だけでなく、定年を控えていて老後の人生を考えている人に読んでほしいです。

ある程度、俳句の知識がある方々にも十分応えることのできる漫画です。吟行や句会での様子が刺激になると思います。

読んだことによるエピソード 1回目より2回目と繰り返し読むたびに気づきがあります。私自身も明星とほぼ同時期に俳句を始めましたが、登場人物のセリフの深さに、何度もうならされます。