一週間フレンズ。 葉月抹茶 (著) スクウェア・エニックス
アマゾン商品紹介 | 「でも、私…トモダチの記憶、一週間で消えちゃうの――。」いつも一人ぼっちでいたクラスメイト・藤宮香織の告げた事実。主人公・長谷祐樹は、それでも香織と友達になりたいと願う。一週間の記憶を綴って、巡って、二人はトモダチになっていく。何度も、何度でも――。「トモダチ」巡る青春グラフィティ、はじまります。 |
レビュー
どんな話ですか? | 主人公の長谷祐樹は、高校で同じクラスの藤宮香織が気になっていて、友達にさらには恋人になりたいと思っていました。
でも藤宮さんは誰も寄せ付けず、クラスでも浮いているような存在です。 そんな時、祐樹にチャンスが訪れます。一緒にクラスの仕事をする機会が巡ってきました。 積極的にアプローチする祐樹。そのかいあって徐々に親しくなることができました。でも金曜日に驚くことが告げられます。 「楽しかった記憶。月曜日には消えちゃうの。もう私に話しかけないで。」 ショックを受ける祐樹、それでも祐樹はこう答えます 「それでも俺は藤宮さんと友達になりたい」 次の月曜日、本当に祐樹との思い出を忘れてしまった香織に、勇輝はもう一度こう告げます「藤宮さん、俺と友達になってください」 それから二人は友達の力も借りて、記憶の問題と戦っていきます。 時に挫折し、時に悩みながらも、一途な思いで乗り越えていきます。 そんな青春友情、恋愛ストーリーです。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | 重いテーマを扱っていますが、絵もかわいらしく、重くなりすぎずに読むことができます。
記憶という問題に主人公祐樹とヒロイン香織が、何度のもくじけたり挫折したりしながらも、諦めずに乗り越えていく姿に胸が熱くなります。記憶がなくなっているはずなのに、祐樹と香織の間に確かにきずなが少しずつ築かれていくのも感動です。 そして、主人公の友達もいい味を出しています。ぶっきらぼうですが本当に祐樹のことを気遣い、時にははっきりとアドバイスし、祐樹を助けます。香織にも友達ができ、優しく香織を支えます。 読んでいて本当にさわやかになる漫画です。 そして最後は、感動の涙を流せる物語です。 |
最近のコメント