カウンタック 梅澤春人 (著) 集英社

カウンタック 梅澤春人 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 空山舜(34歳)にある日、届いた一通の手紙…。それは25年前の自分がタイムポストに投函したものだった。その手紙に書かれていたのは将来の自分の夢の姿、「社長になって、大好きなカウンタックに乗って…」いまの自分とのギャップに落胆する舜は、あの頃の夢を取り戻すため、「カウンタックLP400」を手に入れる決意をする。

レビュー

どんな話ですか? 冴えないサラリーマンの主人公である空山舜の子供の頃からの夢、それはスーパーカーランボルギーニカウンタックLP400のオーナーになる事。

空山はインターネットでカウンタックの販売価格などの情報を検索中にLP400を譲渡したいとの情報を入手、条件は子供の頃からの夢を伝える事。空山は思いをメールで送信。着信が有り、後日オーナーである浦島氏の元で出会ったのは子供の頃夢にまで見たランボルギーニカウンタックであった。

浦島氏が提示した価格は1470万円。これは当時日本で販売された新車価格であった。

空山は夢をあきらめるか掴むか悩むが、夢を選び1470万円で購入する事を決意した。その情熱に感銘を受けた浦島氏が特別に250万円で売る事とし、空山は子供の頃からの夢であるカウンタックのオーナーとなった。

オーナーになってからは名だたるスーパーカーとのバトルを繰り広げます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? カウンタックのオーナーでしか知りえない様な細かな情報まで描写されており、またカウンタックの中でもLP500やQV,アニバーサリーでは無く希少なLP400をオーナーカーとしている所もカウンタック好きにはたまらない内容だからです。

カウンタックと他のスーパーカーを通じてのバトルだけで無く、ドライバー同士の友情、愛情など細かく表現されておりキャラクターも個性的で飽きません。

あとヒロインの早乙女若菜は美人でスタイルも性格も良いのでオススメです。

ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 泰三子 (著) 講談社

ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 泰三子 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 「もう辞めてやる!」辞表を握りしめた新米女性警察官・川合の交番に、なぜか刑事課から超美人の藤部長が配属されてきた。岡島県警(の男性陣)を絶望におとしいれるコンビの誕生である。某県警に勤めること10年、隠そうとしても漏れ出てくる作者の本音がヤバい! 理不尽のち愚痴、時々がんばる、誰も見たことのない警察漫画。※労働基準法は警察官に「一部」適用外です。

レビュー

どんな話ですか?  岡島県警にある町山警察署に配属された新人警察官の川合巡査が、ペアの巡査部長である藤聖子、藤の同期である源部長やペアの山田巡査長とともにブラックな警察業務をこなしていく話です。基本はギャグテイストが強く、警察業務のブラックさを面白おかしく紹介していくという流れなのですが、藤・源の同期が公務中にひき逃げ事故にあった事件や、同じく警察官だった源の実父が公務中に土砂崩れで亡くなった話など、警察業務の厳しさを読者に訴えかけるようなシリアスな部分もあります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 警察=刑事という印象があったのですが、それ以外の業務が非常にリアルに描かれています。交番での業務はもちろん、花火大会の警備、AVの中身の確認など…。また、刑事といっても田舎の町山署でおこるのは強盗や殺人などではなく、窃盗や変態事案ばかりです。実際、殺人事件が乱発する町などあるわけないですし、それが逆にリアリティがあって面白いです。また、キャラクターもそれぞれが目だっており、超絶美人だけどゴリラ並みのパワーを持つ藤、警察学校の成績はビリだけど取り調べには天才的な才能を持つ源、藤と源の二人からいじられ続ける山田など、個性豊かなキャラクターが多いです。キャラの総数は少ないのですが、皆が個性豊かなので、これ誰だっけ?というようなしばらく経ったら読者に忘れられているようなキャラはあまりいないです。

「子供を殺してください」という親たち 押川剛, 鈴木マサカズ (著) 新潮社

「子供を殺してください」という親たち 押川剛, 鈴木マサカズ (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!! 様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!

レビュー

どんな話ですか? 実在する精神障害者輸送サービス事務所がモデルとなっている漫画で、引きこもりの人や精神疾患を持つ人を無理矢理ではなくしっかりと説得して医療につなげるという話です。

引きこもり本人とその家族が世間体などを気にするあまり、周囲に相談せずに問題を先送りしていたら、家族では手が付けられないほど悪化してしまったので事務所に依頼するところから話がスタートします。

アルコール依存症の人、エリート教育で心を病んでしまった人、お金でなんでも解決しようとしたがる家族、成人した子供を手放したい考えの親など様々な人が登場します。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「精神障害者」や「引きこもり」という特殊な人間を描いているのではなくて、精神障害があっても一人の人間として、細かい心理描写があるのでただ単に「精神障害者や引きこもりは怖い」という内容で終わらせてしまっているのではなくて、誰でも些細なきっかけで精神障害者や引きこもりになることはあるのだと知ることができます。

実話に基づいたフィクションなので全ての描写にリアリティがあります。

放置して悪化してしまった精神障害者の入院の難しさ、自身や家族が心に異変を感じても世間体などを気にするあまり最初に精神医療に繋がることへの難しさは特に丁寧に描かれています。

喰う寝るふたり 住むふたり 日暮キノコ (著) コアミックス

喰う寝るふたり 住むふたり 日暮キノコ (著) コアミックス

アマゾン商品紹介 町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目。恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。そんなふたりに起こるちょっとした日常を男女両方の視点から描いた恋愛ザッピングストーリー。

レビュー

どんな話ですか? 交際10年、同棲8年目のカップルの日常について、男女両方の視点から描かれている作品です。長く付き合っているからこその阿吽の呼吸を感じつつも、年を重ねるとともに結婚、子供、食事、など日々の小さなすれ違いや問題が生まれていきます。それに対して、男の人ってこんなこと考えてたの?女の人ってこんなことを悩んでるんだ!と性別の垣根を超えたハッという発見があります。最終的にこの二人がどういう選択をするのか、ハラハラしつつ、ほっこりと読み進められる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? その漫画を初めて手に取ったのが、付き合って6年経ち、これから同棲や結婚をどうしようか?と悩んでいた時でした。

「喰う寝るふたり住むふたり」の主人公と同じ気持ちになって、みんな同じことで悩むんだ、絶対こうしないといけないっていう正解はないんだな、と自分の気持ちと向き合うことができたので、この漫画は同じように恋愛で悩んでいる人の心を少し軽くしてくれる気がします。いろんな考え方をもつ人物が出てくるので、男性女性、どんな人の恋の悩みに寄り添ってくれると思います。

カズン いくえみ綾 (著) 祥伝社

カズン いくえみ綾 (著) 祥伝社

 

アマゾン商品紹介 18才、フリーター、彼氏ナシ…このままじゃヤバイかも!?高校卒業後、レンタル店で働きだした白河つぼみ。初めての男友達、年上の気になる人の出現に今までの自分から変身することを決意する!共感度100%、変わりたい乙女たちへのメッセージ。

レビュー

どんな話ですか? 高校を卒業してフリーターとして働いている主人公は女子校出身者、女子高ではパッとせず高校デビューなどもできないポッチャリタイプの女の子なのでバイト先のビデオレンタル店でも冴えない店員だった。そんな冴えない主人公の従兄弟はなんと芸能界デビューをしているモデル、小さい頃は仲の良かった従兄弟だけれど芸能界デビューした従兄弟に劣等感満載の主人公、そんな中バイト先の同い年の男の子にその従兄弟似ていると言われ自分の中で何かが変わり出す。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私も若い頃は痩せていた方が可愛いと思っていたし痩せている子しか自分に自信を持ってはいけないんだとひねくれた考えをしていたときがあったので学生時代にこの漫画を知っていたらもっと若い時から自信が持てて自分は自分でいいんだと自信を持つことができたんじゃないかなと思わせてくれるので認証欲求が強い時期にこの漫画を読むと心がかるくなって普段の生活にも変化が起きそう!!いくえみ綾先生の漫画は絵も綺麗なので読みやすいので是非読んでもらいたい

ちいさいひと 青葉児童相談所物語 夾竹桃ジン, 水野光博, 小宮純一 (著) 小学館

ちいさいひと 青葉児童相談所物語 夾竹桃ジン, 水野光博, 小宮純一 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 増え続ける児童虐待。すべての子どもたちの幸せのため、駆け出し児童福祉司の相川健太は今日も奮闘する! サンデーでのシリーズ連載開始以来、大きな反響を呼んだ真剣ドラマシリーズが、ついに単行本化!! その命を救うため、その笑顔を取り戻すため、日々戦う大人たちがここにいる!

レビュー

どんな話ですか? これは児童保護施設の話です。育児放棄や虐待など、社会問題の一つとなっていますが、さまざまなケースに応じて保護士や福祉士がアドバイスしたり実際に子どもを保護する様子が描かれています。

「こども」ではなく、なぜ「ちいさいひと」と呼ぶのか、その理由も出てきます。身の回りから聞こえる泣き声や、怪我のあと、それらは本当にしつけや偶然なのか?

ためらわず、相談してもいいのではないか?

また、子育てに悩んだらアドバイスもくれる場所でもあるそうです。

保護する人、うまく育てられない親の気持ち、被害を受けた児童の感情…色々と考えられる漫画です。

そんなことを考える漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 世の中には色々な境遇の人がいます。

私の友人は最近、結婚しました。

彼女が結婚した最大の理由は「同情」だったそうです。

彼女の旦那さんには娘がいました。

2人の娘の母親はネグレクトでした。

年齢のわりに幼い下の娘と、未だおねしょをしてしまう高校生のお姉さん。

部屋もゴミ屋敷のように汚かく、家事も育児も放棄して飲み歩いていた母親は、子どもに全く興味がなかったそうです。

たしかにそれは凄まじい光景だったと思います。

でも、おそらく、その母親にもなんらかの原因があったと思います。

虐待してしまった親の気持ちを知ることもできるのが、この漫画のオススメポイントです。

先生! 河原和音 (著) 集英社

先生! 河原和音 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【発売当時のオリジナルカバー、短編等を収録!】響は友達の恵ちゃんにたのまれて、彼女のラブレターを関矢先生の下駄箱に入れたはずなのだが……。ちょっとした手ちがいで、伊藤先生の手に渡ってしまい……。 【同時収録】友達なんていわないで

レビュー

どんな話ですか? 真面目な普通の女子高生が、先生に初めての恋をする話。主人公の響は真面目な女の子。まだ恋をしたことがない。高校生になってできた親友や、同じ中学からの男友達と部活に勉強にと楽しい高校生活を送っている。ある日友達から頼まれたラブレターを間違って別の人(先生)の下駄箱に入れてしまった事で先生のことを知る。クールで掴みどころがないと思っていた先生の優しい一面を知り、だんだんと惹かれていく。高校生の友情と恋愛がリアルで切ない。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 高校生の何かに一生懸命打ち込んだり、不器用に悩んだり、全身で恋愛する描写が眩しくて切なくてきゅんきゅんします。

先生と生徒の恋愛は漫画では王道ですが、描写がとてもリアルで、自分の何かしらの実体験と重ねて読んでしまうと思います。

友達を心から大切にして時にぶつかって、悩んでまた笑って、恋愛も悩んで傷ついて、思い合ってすれ違ってまた悩んで少しずつ成長していく様子が、本当に可愛く愛おしく応援したくなります。

バチバチ 佐藤タカヒロ (著) 秋田書店

バチバチ 佐藤タカヒロ (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 ある事件をきっかけに相撲界を追われ、この世を去った大関・火竜! その息子、鮫島鯉太郎の胸には父が遺した言葉が深く刻まれていた!!待ったなしの角界激震! 本格大相撲漫画!!

レビュー

どんな話ですか? バチバチは、週刊少年チャンピオンで連載されていた大相撲を題材にした作品です。

暴力事件を起こし角界を追放された大関火竜の息子鮫島鯉太郎。

彼は亡き父の無念を晴らすため大相撲の世界に飛び込みます。

過去の境遇から孤独で荒れくるっていた鮫島ですが、信頼できる親方や兄弟子たちに鍛えられ次第に力士として大きく成長を遂げていきます。

大迫力の取り組みシーンを中心に大相撲という特殊な世界の魅力を丹念に伝える力作。

作者の急逝により未完となってしまったことが惜しまれます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 全編を通して兎にかく熱量が尋常ではなく、少年漫画の王道を突っ走る友情努力勝利が全部詰まった作品です。

力士という一日一日が真剣勝負な存在がテーマなため、捨て回が全くないという展開が魅力。

ライバルとの死闘、部屋の仲間たちとの絆、主人公の成長という描くべきポイントがしっかり押さえられ胸が熱くなります。

必殺技を安易に登場させず敢えてリアルな相撲の世界を描くところからは、作者の力士に対するリスペクトが伝わってきます。

スポーツ漫画の新境地を切り開いた作品ですね。

クローズ 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

クローズ 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 最強の男・坊屋春道を中心に暴走するはぐれ者。群れることを拒んだアウトサイダーの怒りと友情!!

レビュー

どんな話ですか? 不良達が集まる鈴蘭高校。ここは昔から番長になった人間がいないというほどの不良校、そこに転向してきた坊屋春道やその仲間達の物語。

同じ街にはもう一つの不良高校、鳳仙。バイクチームの武装戦線。いくつもの高校が1つにまとまった黒焚連合。この4つが喧嘩をしたり、お互いを認め合ったり、また、他の地域からきた不良と力を合わせて喧嘩をしたり?そういった漫画になります。

一人一人の個性も強く、皆曲がったことは嫌い。自分のけつは自分で拭くという筋の通った人間達の熱い漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 少年ジャンプ的な喧嘩に勝ったら次にもっと強い敵が来て、それにも勝ったらもっと強いのが来て。という感じのところもありますが、魅力的なのは喧嘩するにも筋が通ってること。自分のことは自分で決着つけようとするところ。また、友達のために体を張れるところ。そういうところは喧嘩や不良というものが好きでない人にも何が心に響くものがあるんではないでしょうか?また男なら若いうちに一度はこんな風に熱くなってみたかったと思うかもしれません。

capeta 曽田正人 (著) 講談社

capeta 曽田正人 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 幼い時に母を亡くした平勝平太(通称・カペタ)は、仕事が忙しい父に対して、気丈にふるまうものの、友人の安藤伸(通称・ノブ)や鈴木茂波(通称・モナミ)と遊びながら、退屈な日々を過ごす小学4年生。カペタの唯一のあこがれといえば、かっこいいクルマ…。そんなある日、父が仕事先から持ち帰った“ある物”が、カペタの運命を大きく変え、彼を未来の“戦場”へと導いていく!! 熱闘レーシングロマン、堂々の幕開け!!

レビュー

どんな話ですか? 幼くして母親を失くし父親と2人で生活している少年がプロのレーシングドライバーを目指していく漫画です。父親が息子である平勝平太(カペタ)に廃材からレーシングカートを作って遊ばせる事がきっかけとなり、カペタはモータースポーツの世界へと興味を持つようになります。モータースポーツの世界はお金がかかるので決して裕福ではないカペタの家庭では、他のライバル達と金銭面的にも不利な状況になります。それでも諦める事無く頑張ってプロのレーシングドライバーを父親と二人三脚で目指していく姿に感動する漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ただの主人公が活躍する漫画ではなく、父と子供の親子関係を描写しているシーンが感動できるので見終った時に自分も頑張ろうと思える作品です。困難があると誰でも自分の夢を諦めてしまいがちですが、どんな困難が訪れても父親と息子がお互いに頑張っていく姿に胸を打たれます。モータースポーツの世界で頑張っている息子を見て父親も仕事は大変なのですが、息子の夢の為になんとかしてスポンサーを付けようと金銭を工面していくシーン等も親の子供への思いが見えて感動します。