頭文字D しげの秀一 (著) 講談社

頭文字D しげの秀一 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 群馬県の県立高校に通う拓海(たくみ)は車についての知識なんてほとんどない普通のとうふ屋の息子。ある日、拓海は親友の樹(イツキ)と共に、バイト先の先輩である池谷(いけたに)の走り屋チーム・秋名スピードスターズの走りを見に行くことに……。するとそこに赤城最速といわれる高橋兄弟が率いるチーム・赤城レッドサンズが現れ、秋名スピードスターズに挑戦を申し込んできた!! 地元で負けるわけにはいかないと燃える池谷だったが……!?

レビュー

どんな話ですか? 主人公は藤原拓海といい、連載開始時は一高校生です。

車に興味はないものの、父親・文太から豆腐の配達を頼まれて車の運転をしていました。

配達時、文太から「コップに入った水をこぼすな」と言われ、その通り運転していくうちに卓越したドライビングテクニックを身に付けていきます。

そんな時、他地域から遠征に来た走り屋チーム”レッド・サンズ”が秋名山の走り屋チーム”秋名スピードスターズ”に挑戦状をたたきつけます。

色々あってこの戦いに拓海は巻き込まれて勝利し、それ以来色んな走り屋とバトルしているうちに車の運転の面白さに目覚めて高みを目指していくという内容になっています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 馬力では劣るAE-86を駆り、最新のハイパワーカー(GT-RやRX-7等)に走り勝っていくという姿が面白いと思います。

車の性能では負けているものの、それをドライビングテクニックで上回ってブチ抜いていくシーンは爽快そのもの。

判官びいきの国民性を持つ日本人にピッタリの漫画といえましょう。

 

盾の勇者の成り上がり 藍屋球 (著) KADOKAWA

盾の勇者の成り上がり 藍屋球 (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 勇者として異世界に召喚された尚文は、冒険三日目にして仲間に裏切られ、すべてを失ってしまう…。他者を信じることのできなくなった尚文の前に、一人の少女が現れるのだが…!? MFブックスの大ヒットファンタジーが早くもコミカライズで登場!! 原作者がコミカライズ記念に書き下ろした前日譚も同時収録!!

レビュー

どんな話ですか? 普通の日本の大学生の岩谷尚文(以下 尚文)はある日図書館でたまたま手に取った本をきっかけに、四聖勇者の一人、盾の勇者としてメルロマルクという国に転生をする。そこでは、尚文と同様に召喚された槍の勇者、剣の勇者、弓の勇者も居て、国王から別次元から魔物が出現する”波”から世界を守って欲しいという事であった。

しかし、実際盾の勇者はハズレくじであり、防御のみで攻撃ができない。更に、メルロマルクでは盾の勇者は忌み嫌われており、仲間の裏切りで、全財産を失い、冤罪をかけられ名誉を失う。

攻撃ができず、人への信用を失った尚文は奴隷のラフタリアを買い攻撃を任せようとする。波を何とか退けつつ、日々努力するにつれ次第にラフタリアとも信頼し合うようになる。新たな仲間のフィーロも加え、行商をすることに。

波に対処し続けるにつれ、次第に実力と着実に名声を得ると同時に、波の真の正体が明るみになっていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 異世界転生後のリアルな厳しさと主人公の人間味が溢れ、楽しめる作品です。近年、異世界転生漫画が流行っており、その中でも多いのが所謂”主人公最強系”や”主人公無双系”です。転生する際に神様からスキル授かったりなどして、出だしから強いパターンが目立ちます。

しかし、主人公の尚文は盾の勇者になったことで、名誉、信頼、仲間、全てを失うことになります。最初はかなり弱いですし、勇者なのに全国民から嫌われるレベルで最悪の状態です。そこから、必死に生きるために血のにじむような努力、そして多少の運も味方することで、徐々に頭角を現していきます。そこでトラブルや挫折もあるが、最終的に少しずつ自分の存在意義を見出します。リアルさと、まさに”成り上がり”という上品ではない成功という切り口のこれまでに無かった面白さがあります。

 

ちはやふる 末次由紀 (著) 講談社

ちはやふる 末次由紀 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 まだ“情熱”って言葉さえ知らない、小学校6年生の千早(ちはや)。そんな彼女が出会ったのは、福井からやってきた転校生・新(あらた)。おとなしくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。それは、小倉百人一首競技かるた。千早は、誰よりも速く誰よりも夢中に札を払う新の姿に衝撃を受ける。しかし、そんな新を釘付けにしたのは千早のずば抜けた「才能」だった……。まぶしいほどに一途な思いが交差する青春ストーリー、いよいよ開幕!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公の千早は、小学生の頃に、福井から来た新という男の子と出会いで、競技かるたの楽しさを知り、同じく友達の太一も一緒に、かるたにはまっていきます。新は福井に帰ってしまいますが、高校生になった千早と太一は競技かるた部に入って、切磋琢磨しながら、競技かるた道をますます極めていきます。新とは、試合で再会したり、戦うこともあります。

小倉百人一首は、小学校で触れる子どもも多いようで、お正月におばあちゃんの家で家族で楽しむ、という話も聞いたことがあります。ですが、競技かるたは、使うものは同じ小倉百人一首でも、空気、スピード感が全く違います。漫画の絵から伝わる緊張感と一瞬の駆け引きは、読んでいてこちらも汗をかいてしまうほどです。ですが、千早の一直線で周りが見えなくなって周りの人振り回したり、巻き込んだりしていく様子は微笑ましいし、時に爆笑してしまいます。また、千早以外の、競技かるた部員や他校の部員のかるたと向き合う姿や、友情や、恋愛感情の様子も丁寧に描かれていて、読み応え抜群です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 競技かるたの世界には触れたことはない方が多いと思いますが、この漫画を読むと、まずは千早をはじめとした個性豊かな登場人物たちに惹かれていきます。天真爛漫でかるたへの情熱はダントツでまっすぐ突き進む千早と、育ちの良さを感じるふるまいの中に千早への想いやかるたへの熱い想いを持つ太一、地方育ちの素朴な感じでありながら、柔らかく温かい言動の中にも強い芯を持っている新などのメインキャラだけでなく、クイーンに立ち続けるけどかわいいキャラクター好きの詩暢や千早と共に過ごす部員も、とても個性的で、私は誰が好きかなぁ、誰と似てるかなぁなんてことを考えることも楽しいです。

次に、この漫画を読むと、競技かるたの世界に惹かれていきます。多くの方にとっては、競技かるたは身近とは言えない思います。ですが、競技かるた繊細さ、大胆さ、奥深さを知ることができますので、きっと読んだ方の多くが、思わず素振りをしてしまうと思います。

人の魅力と競技の魅力を知ることができるので、この漫画をオススメしたいです。

 

サマータイムレンダ 田中靖規 (著) 集英社

サマータイムレンダ 田中靖規 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 幼馴染の潮が死んだ――。その報せを聞き、故郷の和歌山市・日都ケ島に帰ってきた慎平。家族との再会。滞りなく行われる葬儀。だが島にはある異変が…? ひと夏の離島サスペンス!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公の幼馴染の潮が亡くなったことを聞き故郷の和歌山・日都ヶ島に帰ってきた、慎平。

滞りなくなく進行していく葬儀だったが潮の死には不審なところがあった。

その夜、解剖に立ち会った父をもつもう一人の幼馴染の窓に電話で解剖の内容を聞く。

海で溺れたはずの潮の首に誰かに絞められた跡があったと。

当時一緒にいた窓は怪しい人はいなかったという。

翌日、潮の両親が営む飲食店に島で唯一の警官が来て、潮が助けた少女の家族が消えてしまったらしいという。

潮の妹、澪が少女から自分とそっくりの子がいる気がするときいていた。

昔からの言い伝え「影の病」ではないかと、詳しく聞くため神社に向かった。

しかし、留守のようであたりを見渡していると消えたはずの少女がいたと澪が追いかけてしまう。

そこにはおなかを撃たれた女性と澪に銃を向ける澪にそっくりな少女がいた。

次の瞬間、少女に澪も慎平も頭を撃たれてしまった。

気がつくと、島に帰るために乗ったフェリーのなかだった。

同じように過ぎていく時間に、もう一度同じ日を繰り返していることに気づいた慎平。

そして、行動次第で未来が変わることに気づいていく。

潮の身にいったいなにがあったのか、影の病の正体は?

繰り返す日々の中、慎平は真実にたどり着けるのか。

ひと夏のタイムトラベラーサスペンスです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 誰にもあの時ああすれば良かったと、後悔することもあると思います。

でも、実際にやり直すことができたとしてどんな困難があっても未来を変える自信があるのかと、好きな人のためにここまでできるのかと問われている気がして自分を見直すいいきっかけになったからです。

たくさんのキャラクターがでてくるのでいろんな角度からの人の思いが書かれているので誰かしらに共感できると思うし、そういう考えもあるんだなと勉強にもなると思います。

ライジング インパクト 鈴木央 (著) 集英社

ライジング インパクト 鈴木央 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【ページ数が多いビッグボリューム版!】祖父と二人で暮らす元気な小学生・ガウェインの夢は、世界一の飛ばし屋になること! 女子プロゴルファー・西野霧亜と出会い、ゴルフの楽しさを知ったガウェインは、世界一のプロゴルファーをめざして上京、霧亜の家に居候することに…。

レビュー

どんな話ですか? 今大ヒットしている7つの大罪を描いている鈴木央先生のジャンプでの初連載作品です。ゴルフ経験のない主人公がプロゴルファーの西野霧亜と出会いゴルフを始め世界一を目指していく漫画です。主人公は小学三年生なのですがほぼ自給自足の田舎暮らしのため足腰が強く、薪に使うための木を切るフォームがゴルフのスイングと似ていることもありものすごくボールを飛ばします。

そもそも主人公は玉飛ばしの世界一になりたいという夢があり、それまでは野球の玉を飛ばすことを同級生の友人と競っていました。そこでたまたま主人公の家の近くに来ていたプロゴルファーと出会い、ゴルフが一番玉を遠くに飛ばせる球技なんだと教えてもらい、世界の人たちと玉飛ばしで競うためにプロゴルファーを目指します。

最初はこのプロのもとで学んでいた主人公ですが、ある大会に出たことがきっかけで才能のある子どもしか入れないゴルフの学校の推薦をもらって入学します。

そこの学校で海外の姉妹校との大会やもっとすごい才能をもったライバルたちと戦い、玉を飛ばすだけではゴルフは勝てないということを学びながら心身ともに成長していくお話です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 今大ヒットしている7つの大罪ですが、その前の作品も読んでもらいたいと思ったからです。こちらの漫画は単行本2巻分の段階で打ち切りになり、読者アンケート等を通じて抗議があり打ち切りから復活した漫画でもあります。

私自身こちらの作品を連載している頃からのファンなのですが、この作者のすごいところはストーリーや構成もそうですが一番に画力があると思っています。

特に背景描写がすごく自然の背景が多いゴルフ漫画なのでその雰囲気の出し方がとてつもなくうまいです。こんなにも背景まで楽しめる漫画はそうそうないと思っています。今の7つの大罪にもつながるような同じ名前のキャラクターがいたりと、最近の作品を知っているからこそ楽しめる要素もあると思ったからです。ジャンプ作品ならではの友情努力勝利も掴んでいて読んでいてとても爽快感があります。キャラクターの表情表現も素晴らしく、見ているこっちが感情移入してしまうくらい表情豊かです。話のテンポも読みやすくスイスイ読めるのでおすすめしたいと思いました。

トリコ 島袋光年 (著) 集英社

トリコ 島袋光年 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 世はグルメ時代! IGO直属ホテルの料理長・小松は、局長から「ガララワニ」捕獲の命を受ける!! 任務に抜擢されたのは、カリスマ“美食屋”トリコ!! 二人は最高の食材を求め、命を懸けた旅へ出発するが…!!

 

どんな話ですか? 時はグルメ時代と呼ばれていた…「美食屋」という職業が存在し、彼らは己の「フルコース」を完成させる事を目指し食材のハンティングにいそしんでいる。ただのホテル料理長(実は本人すらも気付かないが天才料理人)の小松は食材調達を依頼するために美食屋四天王であるトリコを訪ねる。以降彼らは世界中を旅し、トリコの友人達「美食屋四天王」も巻き込んであらゆる食材をおいしくいただきながら、そして「美食會」という悪の組織と闘いながら成長していく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 古き良き少年ジャンプの少年漫画の王道を行っている作品!「強く優しいヒーロー」「頼りないようで実は才能がある」「美形青年」「悪い人に見えるけどしっかり仲間ポジションのキャラ」等々抑えて欲しい所をしっかり押さえてくれています。今まではただの料理漫画になりそうであった「食」に関する事をこのようなファンタジーバトル漫画に昇華しているのは凄い事だと思いました。悪の組織も絶妙に応援したくなってしまうようなキャラ満載、もちろんどうしようもないクズも居る、あっという間に読み進めてしまいます。

二月の勝者 ―絶対合格の教室 高瀬志帆 (著) 小学館

二月の勝者 ―絶対合格の教室 高瀬志帆 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師

2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは
生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、
もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!

レビュー

どんな話ですか? 中学受験専門の塾講師とその生徒や家族の受験漫画。大手名門塾の有名講師が、中堅塾に転職してくるところから話が始まる。塾に通う生徒たち、それぞれの生活背景や、中学受験に対する考え方、家族の関わり方などを数回に渡って展開されていくサクセスストーリー。中学受験の道のりや、塾講師の考え方や教え方なども毎回丁寧に描かれている。伏線も張られており、パターン化しそうな展開からも話が深みを増す部分もあり、読み応えがあります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画では中学受験を通して、勉強に対する気持ち、親との関わりが描かれていますが、漫画の目的が中学受験でなくても、親子関係、勉強する意味、勉強方法などが細かく書かれております。毎回、テーマとなる子供のタイプが違うので、この子はうちの子とよく似ている回があれば、とても参考になります。声の掛け方や、親子の関わり方、また塾の利用方法など。我が子たちは高校受験ですが、中学受験がどのようなものかわかったことで、受験に対する考え方が深まりました。

GANTZ 奥浩哉 (著) 集英社

GANTZ 奥浩哉 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 地下鉄のホームで撥ねられ死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に一瞬にして転送される。そこに置かれた得体の知れない黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、状況を把握できないままねぎ星人の元へと転送される。マンションにいた仲間によってねぎ星人は殺されるが、新たなねぎ星人が現れ…。

レビュー①

どんな話ですか? 新体験のSF作品となっています。主人公はどこにでもいる平凡な高校生玄野計。学校帰りの地下鉄のホームでホームレスが酔っ払って線路に落下してしまう場面に遭遇。そこにたまたま居合わせた正義感の強い幼馴染の加藤勝の声かけにより2人でホームレスを助けますが電車が目の前まで迫ってきます。停車位置まで走って助かろうとしますが通過電車の為2人はそのまま電車に轢かれ死んでしまいます。しかし、死んだはずの2人は謎のマンションの一室で目を覚まします。そこには中学生や中年男性、ヤクザなど数名の人と謎の黒い球体が置いてあります。訳の分からず戸惑う中急に球体からラジオ体操の音楽がなり出しサバイバルゲームに参加させられていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者は奥浩哉。まずこの人の凄いところはストーリーもさながら絵が抜群に上手いです。背景などは3D技術を使って作成しており作品の作画レベルは恐らく日本一かと思います。また登場キャラが身につけるアイテムなども今までのSFでは見たこともない奇抜なものですが、全てがスタイリッシュでかっこいいです。グロテスクな漫画で最初は引いてしまいますが今後の展開が気になり一度読み出すと止まりません。既に完結している作品なので一気読みもできます。ラストに賛否両論ありますがラストまでは怒涛の展開で目が離せません。

レビュー②

どんな話ですか? 死んだ人が謎の黒い球のある部屋に転送され、様々な異星人と戦うことを指示される。倒した異星人のランクによって得られるポイントが異なっており、一定のポイントがたまると生き返ったり、より強い武器を入手することができる。また、星人の強さもミッションごとに上がっていき、毎回多数の死者が出る。その後、宇宙から侵略してきた異星人と地球人が対決することとなり、その戦いに備えて、ミッションを与えれていたことが明らかになる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 星人との戦闘シーンが手に汗握る展開で、続きが気になってしまう。CGを駆使した綺麗な絵なので、ワンカットが芸術作品のようで美しい点もおすすめポイントのひとつ。また、星人もバリエーションに富んでおり、恐竜や、日本の妖怪、千手観音、吸血鬼、ローマの彫刻、異星人など多岐に割っており、敵ながら魅力的に描かれている。エログロ描写もふんだんにあるので、ふつうの少年漫画に飽きた人にとっては刺激的な漫画体験になるはずだから。

灼熱カバディ 武蔵野創 (著) 小学館

灼熱カバディ 武蔵野創 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 スポーツ嫌いの元サッカー部エース・
宵越竜也(高1)のもとに、
ある日『カバディ部』が勧誘に!「カバディなんてネタだろ(笑)」と
内心バカにしつつ練習を見に行くと、
そこではまるで格闘技のような
激しい競技が行われていて……!!!

レビュー①

どんな話ですか? 小学館の漫画アプリ「マンガワン」にて毎週火曜日連載中です。

内容は、中学時代サッカーでBEST4入りした天才サッカー選手が、とある理由でスポーツ嫌いになり、スポーツとは無縁の高校生活を送ろうとしたところ、

カバディと運命的な出会いを果たし、マイナースポーツであるカバディの未知の世界を経験していく中で、

いろいろな人と出会い、敗北や悔しさを経験しながらもチームワークや勝利の喜びに芽生え、チームの日本一を目指していく近代スポーツ漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「灼熱カバディ」をオススメしたい理由としては、やはり主人公の競技に対する熱量を感じて欲しいからです。

まず、「カバディとは?」という導入からこの物語は始まります。

日本でカバディといえばギャグ漫画のネタなどで表現されることが多く、この漫画を読む多くの人がネタスポーツのイメージを持っています。

主人公もカバディ初心者であり、読者と同じイメージからカバディを知ることになります。

しかし、マイナースポーツであったとしても競技にまっすぐに向き合っていく人たちを見て主人公も自然と競技にのめり込んでいきます。

その瞬間、いつのまにか読者もカバディのことがもっと知りたくなっていることに気付きます。

つまり、主人公と読者の視点が近いからこそ、この作品はおもしろいのです。1巻を読み終わる頃にはカバディを「ネタスポーツ」とは思わなくなっていることでしょう。

レビュー②

どんな話ですか? 元サッカー部で頂上まで登り詰めた主人公が、ひょんなきっかけで退部。

そして高校生活は2度とスポーツはしないと心に決めたにも、名前も聞いた事の無い様なスポーツの勧誘に合い、半ば強制に近い形で入部させられてしまう。

そのスポーツの名前はカバディ部!

スポーツの汚い部分に触れ、

もう関わりたく無いと思っていた主人公は、

カバディの奥深さや、駆け引きの度合い、熱量にどんどん魅力され、

メンバーと成長しながら、強敵達に挑むスポーツマンガです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? まだ完結してない漫画なんですが、

主人公の登り詰めたのに、

登り詰めた者にしかわからない「汚い部分に触れて、心が折れた」と言うか、「もう関わりたく無い」って気持ちが、凄く共感出来るし、でもちょっとした刺激で燻ってた火が再燃し始める気持ちもなんか人間味が出てて、リアリティを感じられます。スラムダンクに近い感じかな?あんまりスポーツマンガは読まないんですが、読み始めると、どんどん読んでしまって、次の連載はまだか⁉️って待ちどうしくなりますので、是非読んでみて欲しいです!

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

アマゾン商品紹介 母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

レビュー①

どんな話ですか? この漫画は、グレイスフィールドという孤児院で、血のつながりがない子供たちが「ママ」のイザベラと共に幸せそうに日常を過ごす場面から始まります。

彼らは12歳までに里親を見つけられては、里親の元に送り出されます。

ある日、コニーという少女が里親の元へと送り出されますが、彼女がいつも大事にしているぬいぐるみが忘れられていることにエマは気づき、ノーマンと共に孤児院の外に出て、コニーにぬいぐるみを渡そうとしますが、エマ達2人がそこで見たものは、変わり果てたコニーで、人を食べる鬼がいたのです。

エマ達はそこで私たち孤児院の子供たちは鬼の食料として、育てられているということに気づき、孤児院の外の世界へと逃げようと計画を立て始めます。

エマ達は、果たして孤児院の外の世界へと逃げだすことができるのかー。無事に逃げ出せたとしても、外の世界はどうなっているのかー。とてもハラハラする内容です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をおすすめする理由として、まずストーリー展開に目を引き付けられます。冒頭部分では優しい「ママ」と孤児院の子供たちみんなとの毎日がとても幸せで、穏やかな日々の暮らしが描かれていて、ほんわかしていますが、ある事件をきっかけにその穏やかな日々は決して幸せではないとエマ達が知り、孤児院の脱出を計画するまでのストーリー展開は誰もが予想することもできないぐらい圧巻な展開だと思います。

そして、エマたち子どもたちは強大な敵(ママや鬼たち)と対峙することになりますが、一人ひとりが最大限やれるべきことを考えて、皆で協力し合う様子は心を打たれ、「頑張れ」とつい、応援したくなってしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 秘密が秘められた孤児院の物語。

親の顔も知らない数十人の子供たちが優しい「ママ」と孤児院で生活し、

孤児院卒業の日(養子に出る日)を待つという物語・・・

が物語は一変、その孤児院は食用児飼育農園だった!

鬼が住む世の中で人間を狩らせないために世界を二つに分断。

そうして鬼の世界には「食用児」を育成する施設がもうけられ、

養子に出たと思っていた子供たちはみんな「出荷」だった。

それに気づいた主人公エマ達はこの農園脱獄を試みる!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公エマのひたむきさ、誰も見捨てない心のやさしさ、鬼をも思いやるその寛大さ。

こういった漫画には珍しく、主要人物がほとんど死なないんです。

エマが最初から「全員で農園を脱出する」と言っていたように出荷されてしまった

子供たち以外はほとんど生きているという奇跡的な展開。

物語も単調なものではなく、迫力あるバトルシーンや伏線の考察なども楽しめる要素の一つ。

時折残酷な描写もありますが、感動のラストシーンは必見です。

レビュー③

どんな話ですか? ある孤児院へ収容されている10歳くらいまでの子供たちがいて、里親が見つかった順にそこを出れると夢見て平和な日々を過ごしています。しかし、里親が見つかったというのは嘘で、実は子供たちは家畜として飼われており、外の世界にいる鬼の餌となってしまいます。

その現実を、あるきっかけで目の当たりにした主人公たちは頭をひねり脱走作戦を考えます。

孤児院で優しく世話をしてくれていたママが実は悪いやつであり敵なので何とかそこを悟られないように脱走計画を立てる子供たちの活躍がすごいです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初の平和な毎日から突然、残酷な世界を知ってしまうところから急展開して面白いです。

また、子供たちも頭がいい子もいるのでその子たちの作戦を話し合って実行するところや、

いつママに見つかるかバレるか冷や冷やするところなど食うか食われるかなのでとてもドキドキします。

子供たちは立場上とても弱い立場にいるし常に監視されている状態なのでいかに頭を使って脱走するかやり取りするところが楽しいです。また、ママも頭がいいのでなかなか一筋縄ではうまく逃げられないところも面白いと思います。

レビュー④

どんな話ですか? 親のいない孤児院で、イザベラというママと共に皆家族のように仲良く楽しく暮らしている。その子供達はとても優秀で常に難関のテストを受けさせられ頭脳明晰に教育されている。

子供達は里親が決まると孤児院を離れて里親の元で幸せに暮らせるはずなのだが…。

その中でもエマ、ノーマン、レイの3人はとても仲が良く、優秀な子供達の中でもずば抜けて知能が高い。

その3人がある日その孤児院の秘密を知ってしまう事で幸せな暮らしが一変し、家族を守る為の壮大な戦いが始まるのである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーがとても面白いのに付け加え展開の速さと意外な真実がどんどん明らかになりハラハラさせられ読む者をどんどん惹きつけていきます。

そしてこの主人公のエマという少女は家族を大事にし、常に何がベストかを考えどんなに無理難関な事でも決して諦めようとはせずに、自分が正しいと思った道を貫き突っ走ります。

その姿に彼女の信じる心と家族を思う温かさ、大事なものを必死に守る強さに心を打たれます。

彼女のキャラクターは、現代の欲と争いにまみれているこの世界を、浄化してくれるかのように感じられます。

すべての人が彼女のような心をもっていればこの世界にも平和が訪れるのではないかと思わせる素晴らしい作品です。