今際の国のアリス 麻生羽呂 (著) 小学館

今際の国のアリス 麻生羽呂 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 やりきれない日常に苛立つ高校生・有栖(アリス)良平が悪友の苅部(カルベ)や張太(チョータ)とブラつく夜、街は突然巨大な花火に包まれ、気づけば周囲の人気は消えていた。夜、ふらりと入った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスの眠っていた能力が目覚め始める…「呪法解禁!!ハイド&クローサー」の麻生羽呂が全くスタイルを変えて挑む戦慄のサバイバル・サスペンス、開幕!

レビュー

どんな話ですか? ゲーマーオタクの主人公が、現代の世界に嫌になり親友の2人と合わせて3人で誰もいない世界にいきなり転移します。その世界では3人以外にも選ばれた人間が何人かいて、各場所でゲームが始まります。そのゲームで勝ち残ればビザという生きれる日にちをもらえて、ゲームに負ければ死ぬようになっています。色々なゲームに望んでいき、色々な予期せぬ展開に巻き込まれたりとハラハラドキドキできる作品です。最近ではNetflixで実写化されたものが配信されています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 初めは何気ない平凡な生活の場面から始まり、違う世界に飛ばされる親友3人は今の世界で嫌なことや逃げたいと思っている中で、いきなり誰もいないゲームで生きていく世界に飛ばされます。そこからは本当に毎回のゲームで人が死んだり、ゲームをクリアしたりとドキドキさせられます。それだけではなくて、人と人との関係を考えさせられたり何故その世界に行ったのか何故このようなゲームを行われているのかが今の現代の日本で考えさせられるからです。

BLACK BIRD 桜小路かのこ (著) 小学館

BLACK BIRD 桜小路かのこ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 いつかきっと迎えにいくから――そうあなたが言ってくれたから私はずっと待っていたあの日のあなたの温(ぬく)もりを
けれど私の前に現れたあなたの姿は黒い翼の異形の妖(あやかし)―――あなたが喰らうのは私の身体(からだ)それとも―――あなたに囚(とら)われた私の心……!?

レビュー

どんな話ですか? 原田実沙緒は高校生。小さな頃から霊や妖怪の類いが見えてしまうことに悩まされていた。ある日実沙緒が学校から帰ると隣のお屋敷に美しい和装の男性が…。彼は美紗緒の幼なじみの匡だった。「いつかきっとむかえにいくから」という言葉を残していなくなった実沙緒の初恋の人、きょうちゃん。だがそこで実沙緒は驚くべき事実を知る。きょうちゃんこと、烏水匡は人間ではなく妖、天狗の一族の当主になっていたこと、そして自分が妖に力と繁栄をもたらす「仙果の娘」という特別な人間であること。様々な種族の妖から命を狙われる実沙緒。守ってやるから俺の嫁になれと言う匡。そんな二人を過酷な試練が待ち受ける…。
なぜその漫画をオススメしたいですか? キャラクターがとても魅力的な漫画です!それに加え、設定や世界観が素晴らしく、妖と人間の恋愛…という難しい設定も抵抗なく受け入れられます。むしろ、圧倒的強さでいつも自分を守ってくれる(しかもイケメン)なんて妖最高です。別種族だからこその試練もあり、一話から最終話まで一気に読んでしまいたくなるような続きが気になる中毒性の強い漫画です。キャラクター達もみんな個性豊かでそれぞれ丁寧に描かれています。とりわけヒロインのお相手、匡は本当に魅力的。一途すぎる愛の深さに何度もきゅんきゅんするし、涙が止まらないシーンも。ぶっきらぼうな口ぶりでも肝心なときには必ず守ってくれる、仲間を見捨てたりしない、どこまでも面倒見がいい、言い尽くせない魅力に溢れています。キャラクターがいいからストーリーも骨太でしっかり楽しめます!

バーテンダー 城アラキ, 長友健篩 (著) 集英社

バーテンダー 城アラキ, 長友健篩 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 新しくオープンするBARのため、バーテンダーを探していたホテル社員・美和。かつて世界的なコンクールで優勝したこともある天才バーテンダー・佐々倉溜と出会い、半信半疑で採用面接の場に送り込むが…!?

レビュー

どんな話ですか? フランスから日本へ帰国したバーテンダーが主人公で、バーを訪れた人々との関わりを描く人間ドラマです。

主人公の作るカクテルは「神のグラス」と呼ばれ、腕はピカイチ、26歳という若さにして、バーテンダーという生き方に信念を持ちながらお酒を作ります。

時には迷い、弱気になることもありますが、お客様との関わりの中で成長する姿も見られます。

バーを訪れる人には様々な事情があり、その時のお客様に合ったカクテルを提供するシーンが見どころで、お酒の説明を交えつつ、お酒に詳しくもなれる漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公がお客様にカクテルを提供する際、素晴らしい格言が描かれる場面が多いからです。

人生に迷う人がいれば、その人に合うカクテルを。

レシピ通りでなく、主人公なりにアレンジし、想いが詰まった一杯を提供するシーンは感動します。

沢山カクテルの種類が出てくるので、こんなお酒もあったんだ、と多くの発見ができるところもワクワクします。

次はどんなお酒が出てくるんだろう、どのお酒で人の悩みを解決するんだろう…と、先が気になってどんどん読めてしまう漫画です。

私も人生に迷い落ち込む日が続いた日にこの漫画を読みましたが、漫画に勇気づけられたのは初めてでした。

ハイパーミディ 中島ハルコ 東村アキコ, 林真理子 (著) 集英社

ハイパーミディ 中島ハルコ 東村アキコ, 林真理子 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 菊池いづみ38歳・独身。しがないフードライター。割り切っていたつもりが割り切れないでいる不倫関係はすでに10年モノ。そんないづみがパリで出会ったのは最高にパワフルでとんでもなく型破りな女社長だった。彼女の名は中島ハルコ。ハルコは停滞するいづみの人生に嵐を巻き起こし…!?
【収録作品】おまけマンガ

レビュー

どんな話ですか? 長年不倫中、独身のフードライター菊池いづみが取材先のパリで出会った、ものすごいパワフルで強烈な女社長中島ハルコ。彼女と出会った事で長年ズルズル続いた不倫関係もきっぱり切る事ができ、それからハルコさんと行動を共にする事が増えます。ハルコさんの行く先々では人生にうじうじ悩んだり、調子に乗ってる人たちが毎回出てきます。ハルコさんはそんな甘ったれの人たちをバッサバッサ、ズバッと切っていきます。二度の離婚や経営することの大変さを知っているだけに、切られた人たちも怒るどころかハルコ教信者になっていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 本当にスカッとする話です。ハルコさんは自分のことを肯定しまくり、自分と出会えたことはあなたにとってホントラッキーよといった調子。普通なら思っても口に出さないようなこともサラッと言ったり、でも物事の本質を見抜き正論でズバッと。そりゃそうだって思うことやそーだそーだもっと言ってやれ!と思うことばかりで気持ちがスカッとします。ハルコさんのキャラもお金持ちなのに変なところケチ臭かったりして笑えます。私が女を売らなかったからみんな私のファンになって応援してくれるのよと女を武器にしないところも最高!読んだ人はきっとハルコさんにバッサリ切られてみたくなります。

正直不動産 大谷アキラ, 夏原武, 水野光博 (著) 小学館

正直不動産 大谷アキラ, 夏原武, 水野光博 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 不動産業界の闇を曝け出す皮肉喜劇!!

営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしないーー
そんな不動産業界に前代未聞の爆弾が、いま炸裂する!!
登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は
嘘を厭わぬ口八丁で売り上げNO.1を叩き出す凄腕だった。
だが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、
嘘が上手くつけなくなってしまった…!!
千三つと言われる海千山千の不動産業界で
かつての成績が一気に低下する中、
永瀬は、嘘が上手くつけない正直営業で苦戦するが…!?
不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、誕生。

レビュー

どんな話ですか? 不動産会社のトップ営業マンである主人公は、お客さまの相談に誠実に対応することなく、自分の営業成績を優先してなかば騙しているともとられるような営業スタイルで仕事して稼いでいた。しかしある日いつも通り都合の良い説明だけをして商談をおこなっていたはずが、突然口が勝手に動いて本来の懸念点やお客様のデメリットを話し出してしまう。これまでとは正反対の誠実な対応しかできなくなってしまった主人公の営業成績はみるみる悪化するも口が勝手に動くことは治らず、誠実な対応をしながら契約獲得に奔走するストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画には不動産購入・売却に関わるたくさんの知識・情報が随所に散りばめられています。マイホーム購入という多くの人にとっては人生最大の買い物・ターニングポイントとなる出来事に関して、知らないことが多すぎるまま契約をしている人がほとんどだと思うので、そうなる前により多くの人に読んでほしいです。不動産屋の営業マンはお客様の絶対的な味方であると信じ込んで話を聞いている人が多いと思いますが、相手も商売である以上、契約者である人自身がしっかりと見極めて決断する必要があることを知ってほしいです。

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

アマゾン商品紹介 母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

レビュー①

どんな話ですか? この漫画は、グレイスフィールドという孤児院で、血のつながりがない子供たちが「ママ」のイザベラと共に幸せそうに日常を過ごす場面から始まります。

彼らは12歳までに里親を見つけられては、里親の元に送り出されます。

ある日、コニーという少女が里親の元へと送り出されますが、彼女がいつも大事にしているぬいぐるみが忘れられていることにエマは気づき、ノーマンと共に孤児院の外に出て、コニーにぬいぐるみを渡そうとしますが、エマ達2人がそこで見たものは、変わり果てたコニーで、人を食べる鬼がいたのです。

エマ達はそこで私たち孤児院の子供たちは鬼の食料として、育てられているということに気づき、孤児院の外の世界へと逃げようと計画を立て始めます。

エマ達は、果たして孤児院の外の世界へと逃げだすことができるのかー。無事に逃げ出せたとしても、外の世界はどうなっているのかー。とてもハラハラする内容です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をおすすめする理由として、まずストーリー展開に目を引き付けられます。冒頭部分では優しい「ママ」と孤児院の子供たちみんなとの毎日がとても幸せで、穏やかな日々の暮らしが描かれていて、ほんわかしていますが、ある事件をきっかけにその穏やかな日々は決して幸せではないとエマ達が知り、孤児院の脱出を計画するまでのストーリー展開は誰もが予想することもできないぐらい圧巻な展開だと思います。

そして、エマたち子どもたちは強大な敵(ママや鬼たち)と対峙することになりますが、一人ひとりが最大限やれるべきことを考えて、皆で協力し合う様子は心を打たれ、「頑張れ」とつい、応援したくなってしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 秘密が秘められた孤児院の物語。

親の顔も知らない数十人の子供たちが優しい「ママ」と孤児院で生活し、

孤児院卒業の日(養子に出る日)を待つという物語・・・

が物語は一変、その孤児院は食用児飼育農園だった!

鬼が住む世の中で人間を狩らせないために世界を二つに分断。

そうして鬼の世界には「食用児」を育成する施設がもうけられ、

養子に出たと思っていた子供たちはみんな「出荷」だった。

それに気づいた主人公エマ達はこの農園脱獄を試みる!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公エマのひたむきさ、誰も見捨てない心のやさしさ、鬼をも思いやるその寛大さ。

こういった漫画には珍しく、主要人物がほとんど死なないんです。

エマが最初から「全員で農園を脱出する」と言っていたように出荷されてしまった

子供たち以外はほとんど生きているという奇跡的な展開。

物語も単調なものではなく、迫力あるバトルシーンや伏線の考察なども楽しめる要素の一つ。

時折残酷な描写もありますが、感動のラストシーンは必見です。

レビュー③

どんな話ですか? ある孤児院へ収容されている10歳くらいまでの子供たちがいて、里親が見つかった順にそこを出れると夢見て平和な日々を過ごしています。しかし、里親が見つかったというのは嘘で、実は子供たちは家畜として飼われており、外の世界にいる鬼の餌となってしまいます。

その現実を、あるきっかけで目の当たりにした主人公たちは頭をひねり脱走作戦を考えます。

孤児院で優しく世話をしてくれていたママが実は悪いやつであり敵なので何とかそこを悟られないように脱走計画を立てる子供たちの活躍がすごいです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初の平和な毎日から突然、残酷な世界を知ってしまうところから急展開して面白いです。

また、子供たちも頭がいい子もいるのでその子たちの作戦を話し合って実行するところや、

いつママに見つかるかバレるか冷や冷やするところなど食うか食われるかなのでとてもドキドキします。

子供たちは立場上とても弱い立場にいるし常に監視されている状態なのでいかに頭を使って脱走するかやり取りするところが楽しいです。また、ママも頭がいいのでなかなか一筋縄ではうまく逃げられないところも面白いと思います。

レビュー④

どんな話ですか? 親のいない孤児院で、イザベラというママと共に皆家族のように仲良く楽しく暮らしている。その子供達はとても優秀で常に難関のテストを受けさせられ頭脳明晰に教育されている。

子供達は里親が決まると孤児院を離れて里親の元で幸せに暮らせるはずなのだが…。

その中でもエマ、ノーマン、レイの3人はとても仲が良く、優秀な子供達の中でもずば抜けて知能が高い。

その3人がある日その孤児院の秘密を知ってしまう事で幸せな暮らしが一変し、家族を守る為の壮大な戦いが始まるのである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーがとても面白いのに付け加え展開の速さと意外な真実がどんどん明らかになりハラハラさせられ読む者をどんどん惹きつけていきます。

そしてこの主人公のエマという少女は家族を大事にし、常に何がベストかを考えどんなに無理難関な事でも決して諦めようとはせずに、自分が正しいと思った道を貫き突っ走ります。

その姿に彼女の信じる心と家族を思う温かさ、大事なものを必死に守る強さに心を打たれます。

彼女のキャラクターは、現代の欲と争いにまみれているこの世界を、浄化してくれるかのように感じられます。

すべての人が彼女のような心をもっていればこの世界にも平和が訪れるのではないかと思わせる素晴らしい作品です。

あっぱれメガバカBoys のむらしんぼ (著) 小学館

あっぱれメガバカBoys のむらしんぼ (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 「メガバカBoys」キヨシは超天才改造人間である。世界の平和を守るため、今日もメガバカ魂で突き進む!笑いの無法地帯、奇々怪々、抱腹絶倒のギャグの連発にキミは耐えられるか!?

レビュー

どんな話ですか? 21世紀、せまりくる地球の危機を救うため天才科学者である目賀場博士は超天才のアンドロイド少年キヨシを誕生させるはずでしたが、偉大なるバカ『メガバカ』になってしまいます。主人公キヨシが中心となって国際危機管理本部UNCOと連携しメガバカ仲間と任務に励んだり、桃栗小学校に通い校長先生やライバルと戯れたりするSFドタバタ日常系ギャグ漫画です。作品の最大の魅力として小学生爆笑間違いなしの下ネタギャグが随所に散りばめられていることが挙げられます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? いつでも子ども時代の自分に戻って面白ギャグに大笑いできるので気分を明るくするのに最高の作品だと思います。現在では表現の規制が強くなっているためここまでぶっとんだ笑いを提供してくれる一般誌は絶滅してしまいました。当時問題視されつつも2年間生き延びた伝説のギャグ漫画を是非多くの人々の胸に刻んでいただきたいと思います。また、作者である児童向け漫画の重鎮のむらしんぼ先生のギャグテクニックを学ぶのにもかなり役立ちます。

怪獣8号 松本直也 (著) 集英社

怪獣8号 松本直也 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。

レビュー

どんな話ですか? 怪獣と呼ばれる生物が、人々の日常生活を破壊する“怪獣大国”の日本が舞台。少年漫画の主人公としては、32歳とちょっとおっさんな日比野カフカは、幼馴染の亜白ミナとの「怪獣を全滅させる」という約束を果たすため、日本防衛隊の隊員を目指して一念発起する。ところが突然、謎の生物に侵食されてしまい、なんと自我を保ったまま怪獣化してしまう。怪獣であることを隠しながら、怪獣の全滅を目指すカフカと仲間達の絆や、怪獣の謎を追うバトルヒーローもの。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公が一度夢を諦めた32歳という、同年代なら誰もが共感してしまう設定であること。世間に対してちょっと斜に構えているけれど、仕事熱心で面倒見が良いカフカは職場の同僚や先輩に欲しいと思えるイイ奴。こんな平凡な、なんなら自分の周りにもいそうなおっさんが、怪獣になったり、一回りも年下の隊員たちと競ったり友情を育んだり…。大人がもう一度夢や青春をやり直すような姿に胸が熱くなる。ヒーローものは子供っぽい、主人公がとにかく強いだけというイメージを打ち砕く、おっさんの活躍を読んでもらいたい。

レビュー②

どんな話ですか? 怪獣が頻繁に発生する国、日本を舞台にしたバトル漫画。日々襲い来る怪獣を退治する日本防衛隊。その隊員になる約束を幼馴染の女の子としていたのに諦めてしまった主人公、日比野カフカ。怪獣処理の仕事におわれる毎日だったが、ある日後輩を怪獣からかばってケガをしてしまう。入院中のカフカの目の前に突然小型の怪獣が!気が付くとなぜかカフカの体が怪獣に変身している?!どこからどう見ても怪獣になってしまい、怪獣を退治するのが夢だったのに、逆に退治される立場に。怪獣に変身してしまったカフカは退治されてしまうのか、それとも約束した防衛隊員になるれるのか、これも一種のヒーロー漫画になりそうな予感がする漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公の日比野カフカは冴えない男なのに、なぜか気になる存在。一度はあきらめそうになった子供の頃の夢を、後輩に影響され再び目指し始めます。まっすぐで憎めない性格が見ていて気持ちが良い。悪い怪獣を倒すヒーローになると諦めない姿、後輩にも憎まれ口をたたきながらも優しくする姿、命を張って後輩を助ける姿にグッときます。人はどこかにヒーローになりたい願望があるんでしょうね。くすっと笑えて元気を貰えるので、おすすめしたい漫画です。

地獄楽 賀来ゆうじ (著) 集英社

地獄楽 賀来ゆうじ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 最強の忍として畏れられ、抜け忍として囚われていた画眉丸は、打ち首執行人の“山田浅ェ門佐切”から無罪放免になる為の条件を突きつけられる。その条件とは極楽浄土と噂の地で「不老不死の仙薬」を手に入れること…!! 生死を悟る忍法浪漫活劇、開幕――!!

レビュー①

どんな話ですか? 江戸の末期、かつて最強の忍として恐れられていた”がらんの画眉丸”は、抜け忍として捕らえられ死罪人となっていたが、打ち首執行人の山田浅ェ門から

極楽浄土と噂のある島から不老不死になれる仙薬を入手することが出来れば無罪放免となると告げられます。

他の死罪人と執行人たちと上陸の後、天仙という不老不死を研究し修行を重ねる仙人たちと遭遇。

不老不死の仙薬は人間から作られており、天仙は本土の人間すべてを仙薬に変え、完全なる不老不死を目指していることを知り、

それを阻止する為、そして画眉丸は愛する妻・結の元へ戻る為に、天仙たちとの戦いが繰り広げます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 元々は週刊少年ジャンプでの出張読み切りという形で読んだのがきっかけなのですが、ストーリーの設定にまず衝撃を受けました。

極楽浄土の島へ渡る前、先に調査に行った者が身体から花を咲かせた状態で戻ってきた画がとても印象的で、

何故?どうして?という謎と不可思議さに興味を持ちました。

島へ渡るのは監視役の執行人と死罪人のペアですが、各々が個性的であり、

天仙との戦いでの協力で、お互いの生い立ちや過去を知り、分かち合っていく部分が芽生えたりと、

キャラクターの関係性にも惹かれる部分があります。今までに感じたことがない印象の漫画です。

レビュー②

どんな話ですか? 江戸に近い世界観のファンタジー漫画。極悪大罪人に、蓬莱の島から不老不死の仙薬を取ってくるなら、死刑を免除し恩赦を与えると条件を出し、その条件を飲んだ数人の大罪人が島に渡る。主人公もその一人。冷徹な暗殺者の彼はかつての仲間に罠にはめられ投獄、死刑を言い渡されていた。死刑の介錯人とペアを組まされ、未知の化け物や仙人と戦い、かつ、お互い殺し合いながら、この謎の島と不老不死の仙薬の真相に迫っていく。同時に、主人公たち自身の過去も次第に明らかになっていく。その先に未来はあるのか?
なぜその漫画をオススメしたいですか? まず、主人公が極悪人なのに違和感がなく、キャラクター達に同情や嫌悪感を覚えて感情移入しやすい。敵も味方もすべてのキャラ設定がしっかりできていて、ただのアクション時代ファンタジーではなく、物語の奥深さを感じる。敵であっても悪いからと断罪できない気分にさせられるところが、人間味やファンタジーでありながら現実感が出る魅力になっている。一度一巻だけでも読んでいただきたい作品ですね。今後のアニメ化や実写映画化が期待出来る作品だと思います。

恋と嘘 ムサヲ (著) 講談社

恋と嘘 ムサヲ (著) 講談社

 

アマゾン商品紹介 「誰かを好きになる」――人はいつの間にその罠に墜ちるのか。人生のパートナーを国が決める世界。それは希望であり、絶望であった。どこにでもいる古墳好きの少年・根島由佳吏は、そのちっぽけな胸に、燃えるような恋心を秘めていた。恋が許されない世界で、16歳の夜、少年は、禁じられた冒険へはしり出す!!

レビュー①

どんな話ですか? 超・少子化対策基本法(通称:ゆかり法)により、満16歳以上の少年少女は自由恋愛が禁止となり、国が「国民の遺伝子情報に基づいて決めた」最良の伴侶と恋愛をして結婚しなければならない、子作りから家庭を作ることを義務付けられた部分的な管理社会政府から子育てからセックスについての指導が入るほどとなっている日本が舞台。

通知を特筆するような理由も無しに拒否すると社会不適合者と裏付けされ、その後の行動に裏で政府干渉が入るとなっており、自由な恋愛は程遠いものとなっている。

そんな日本で主人公の根島由佳吏は初恋の少女である高崎美咲と両想いとなる。しかし根島由佳吏に届いた政府通知にはゆかり法により定められた未来の伴侶である真田莉々奈の名前が記されていた。

2人の少女の間で揺れ動く感情、果たして根島由佳吏はどちらの少女を選ぶのか…。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 学生同士の恋愛になるので、非常に甘酸っぱく、青春を思い返すような内容となっております。

また、世界観的にも恋愛が主軸のため恋模様は勿論、複雑な心理描写や性についての倫理観など考えさせられる部分が多々あり、ただの少女漫画ではないなと読むたびに思い起こされます。

ストーリーは非常にもどかしいながらも笑いありほのぼのした日常パートがありと読んでいて飽きがなく、また非常に絵が綺麗です。

法と自分の感情とに揺れ動き、もがく姿は読んでいる側にも訴えるメッセージがあり、もし今この現代でこの法律が施行されたら自分はどうするだろうかと考えると胸がいたくなります。

主人公やヒロインの少女だけでなく、周囲のゆかり法を受け入れてきた大人までも巻き込んでいく展開にはハラハラさせられっぱなしです。

レビュー②

どんな話ですか? 恋と嘘では、少子化対策のための政策として、「ゆかり法」というものが制定されました。

これは、満16歳以上の自由恋愛を完全に禁止し

16歳を迎えると「政府通知」と言うものが届き、政府機関が理想の結婚相手を決め、通知が届きます。

万が一これに従わない場合は、就職や進学が不利になる等のペナルティがあります。

そのゆかり法が制定された社会の中で、高校1年生の少年と少女が恋をする。そんな物語です。

基本的には、「禁断の恋」という色が強い漫画で、男女の恋愛だけでなく、同性愛についても書いてあります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋と嘘では、「葛藤」がしばしば描かれます。

主人公のゆかりと、その主人公に恋をする美咲は相思相愛です。本来の社会であれば、愛し合っていたでしょう。

ですが、お互いのためを想うがゆえに、しばしばお互いに離れようとします。

もしも政府通知を無視して愛し合ってしまったら、相手にとって不幸になるからです。

「本当に愛するとはどういう事なのか」という事に着目した作品で

「付き合う」「結婚する」そんな型にハマったものではなく、恋恋愛の本質について書かれています。

こういった恋愛に対する独自の視点が最もオススメできる点です。