荒川アンダーザブリッジ 中村光 (著) スクウェア・エニックス
アマゾン商品紹介 | 荒川の河川敷に住む不思議な人々と、一人の青年の魂の交流を描く、可笑しくもどこか切ない人間物語。 |
レビュー
どんな話ですか? | 市之宮グループの御曹司で、自身も会社を自力で立ち上げた若き起業家でもある、
市之宮行が主人公。 行は「借りは必ず返さねばならない」という家訓の家に育ち、家訓どころか借りを返すことができないと喘息の発作が起きてしまう特異体質の持ち主である。 そんな行がある日荒川大橋から落ちて溺れかけてしまったところ、ホームレスの少女「ニノ」に命を救われえる。 「命の恩人」という莫大な借りができてしまった行は、借りを返すために橋の下で少女やほかのホームレスと交流をしていくことになる。 基本的には電波系のギャグマンガで時々切なく、恋愛要素もかなり強い。 作者は「聖お兄さん」の人、と言えば、分かりやすいかもしれない。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | すでに完結していること。
過去に死んだ人がいる描写はあるが、基本的には誰も死んだりしない、悲劇的要素の薄い漫画であること。 電波系とはいえ現代もののほのぼのギャグなので、比較的万人受けしやすいのもおすすめしやすい理由。 作者の代表作は「聖お兄さん」であるが、荒川の方はアニメ化もしたのにいまいち一般の認知が薄いので、 布教したいという気持ちもある。 「聖お兄さん」との最大の違いは作品全体に渡って恋愛色が強いことと、当然だが宗教色が薄いことで、 そのため、「お兄さん」よりもこちらの方をお勧めしたい。 (聖お兄さんはブッダとイエスが主人公のギャグマンガなので) |
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