ライドンキング 馬場康誌 (著) 講談社

ライドンキング 馬場康誌 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 武術・格闘技の達人であり、強い男を尊ぶプルジア国民から絶大な支持を受けている男、プルジア共和国終身大統領アレクサンドル・プルチノフ。ある日、愛虎アスランにまたがり政務に向かう途中、テロリストの襲撃を受ける。テロリストは難なく返り討ちにした大統領だったが、この襲撃で起きたあることをきっかけに気を失ってしまう。目覚めた大統領の目の前に広がる光景、それは人間とモンスターが共生する異世界だった!

レビュー

どんな話ですか? 内戦を終結させた英雄である某国の大統領、アレクサンドル・プルチノフ。
人望篤く格闘技の達人な彼は大の騎乗マニアでもあり、虎に跨り登庁する豪快な一面を持ち合わせていた。
ある時事故に巻き込まれたプルチノフは異世界に転移する。
そこはドラゴンをはじめとするモンスター、半人半馬のケンタウロスなどの異種族と人間が暮らす剣と魔法のファンタジー世界だった。
地上の生き物はあらかた乗りこなしてしまったと思っていたプルチノフは、新しい騎乗の可能性が開拓され目を輝かせる。
途中で落第魔法使いや生贄にされかけたエルフの少女と出会いパーティーを結成、プルチノフの冒険の幕が開く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公のプルチノフがとにかくかっこいいです。内戦を終結させた英雄であり一国の大統領、格闘技の達人で温厚篤実な紳士、しかも愛妻家。騎乗フェチなのが玉に瑕ですが、読み進めていくとそれさえ愛嬌に変わります。「子供を質にとる賊などテロリスト扱いでよかろう」の決め台詞がかっこよすぎて痺れました。

一見イロモノ異世界トリップと見せかけながら、世界観が骨太で王道なのも好感触です。現実世界から転移したプルチノフが現地の言葉を喋れる理由も、言葉を司る神の加護を得たからと注釈があり、しかもそれが後の伏線に繋がる構成が見事です。

様々な異種族やモンスターが暮らす世界だからこその設定を細部まで構築しており、リアリティを持たせているのを評価しました。

SPY×FAMILY 遠藤達哉 (著) 集英社

SPY×FAMILY 遠藤達哉 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!

レビュー

どんな話ですか? 東西冷戦が続くとある国の諜報機関に所属するスパイ≪黄昏≫はどんな任務でも完璧にこなす凄腕スパイ。ある日彼に与えられた任務は冷戦続く敵国に潜入し、敵国の重要人物に接触し極秘情報を入手すること。しかし、その任務を遂行するためには、敵国随一の名門校に子供を送りこみ優秀な成績を収めさせる必要があった。この超困難な任務を遂行させるため仮初の家族をつくることに。仮初の家族が織りなす、ハートフルファミリースパイコメディーとなっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公黄昏に与えらた任務の内容や世界観の設定などはとてもシビアで戦争が背景にあるのですが、本編中は全くそのような雰囲気を感じさせない、質のいいホームコメディとなっています。主人公の黄昏と仮初の家族となった妻は殺し屋で娘は人の心が読めるエスパーとここもとんでも設定なのですが、娘の人の心が読めるというところがうまく絡み合っていてとてもうまく話しがころがっていき、作品にどんどん引き込まれていきます。また、話のおもしろさだけでなく魅力的なキャラクターがたくさん登場するのでその点もオススメしたいです。

天は赤い河のほとり 篠原千絵 (著) 小学館

天は赤い河のほとり 篠原千絵 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 みごと高校入試に合格した夕梨(ゆうり)は、ずっと好きだった氷室君とファーストキスまでして、嬉しいことばかり。でもそんなある日、彼女の目の前でコップの中の水が勝手にわきあがるという奇妙な出来事が!!さらに、水槽の中から手が出てきたり風呂の中に引き込まれそうになったりと、おかしな事は続く。初めは錯覚だと思っていたのだが、しだいに怖くなっていく夕梨。そしてある日、氷室君とのデートの途中で、夕梨は水たまりから出てきた手に捕まって、水の中に消えてしまう。やっとの思いで水から逃れた夕梨だが、辺りにはさっきまでとは全く別の風景が広がっていた。なんとそこは古代ヒッタイト帝国で…!?

レビュー

どんな話ですか? 「少女コミック」にて連載されていた篠原千絵先生の作品で、ストーリーはとある普通の女子高生がある日紀元前の世界にタイムスリップし、そこで王国の皇子と親密になり、活躍していくといったファンタジーと恋愛要素がつまった物語です。よくある女性が好きそうな内容なのですが、割と歴史物としても細かい設定で背景が描かれていたり、王国同士の争いに巻き込まれ、主人公の女の子が戦略のため、妻として他国に迎え入れられそうになったりなど、基本的にはイケメン王子との恋愛ものですが、一筋縄ではいかない物語の進展があるのが非常に魅力的です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作品自体は90年代後半から連載が始まって、2005年に完結するのですが、なんといっても少女漫画らしい、篠原先生の美しい画力が1番のお気に入りポイントです。主人公はもちろん、それぞれの国の王様や王妃様などがとても神秘的に描かれており、またサブキャラで出てくる人物も魅力的なので物語に厚みを加えてくれます。特に主人公と王子が恋愛モードに入っていくシチュエーションはとても美しく、丁寧に描かれているので読み進めていくのも全く苦にならず、盛り上げてくれます。もちろんファンタジーなので非現実的なこともありますが、歴史的背景や政治的要因もストーリーに絡んでくるので、単純に恋愛ものというだけでなく、楽しめるので、数年ぶりに読みたくなる作品の一つだと思います。

大奥 よしながふみ (著) 白泉社

大奥 よしながふみ (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは…!?

レビュー

どんな話ですか? 「赤面疱瘡」という病気の蔓延によって、男子の生存率と人口が極端に下がった架空の世界。

政治や経済、世の中を動かす表舞台に立つのはほとんどが女性という、男女が逆転した世の中となっています。

その中で、実際の江戸時代の幕府、大奥などの登場人物(史実とは男女逆転)を主人公に、歴史を描いたSF作品です。

大奥制度を開始した三代将軍家光から、最後の将軍慶喜まで、すべての徳川幕府将軍について描いており、

時代の流れは続いておりますが、主人公は時代によって移り変わり、オムニバス形式のように楽しめます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 史実に沿って描かれている部分が多い為、詳しい方は歴史の復習のような感覚で面白いです。

もちろん男女逆転の架空世界の為、完全に史実通りに描くことは無理なのですが、逆に「その事件をそのように解釈したのか」

「そう解釈することで後の展開に無理なく繋がるのか」と作者の描き方の上手さに感激します。

また、歴史物として捉えなくても、次々と変わる主人公や登場人物の様々な人間模様は読み応えがあります。

テーマも男女の恋愛、家族愛、友情、政治上の駆け引き、仕事への使命感と、多様で飽きさせることがありません。

絵も大変美しく、オススメの作品です。

図書館戦争 LOVE&WAR 弓きいろ, 有川浩 (著)  白泉社

図書館戦争 LOVE&WAR 弓きいろ, 有川浩 (著)  白泉社
アマゾン商品紹介 「メディア良化法」により、本が狩られる時代。その検閲に対抗すべく、図書館は本を守る防衛隊として「図書隊」を有している。笠原郁は、昔助けてくれた(顔は憶えていない)図書隊員に憧れ入隊。が、待ち受けていたのは「憧れの王子様」ではなく「鬼教官」堂上篤による訓練の数々…!?

レビュー

どんな話ですか? 「図書館戦争」シリーズは、有川浩の同名の小説が原作の漫画です。

小説は4巻と別冊2巻、漫画は全15巻と別冊9巻のシリーズです。

図書隊という架空の組織を舞台に、主人公とその仲間たちが国家による不当な本の検閲に立ち向かうストーリーです。

漫画では小説よりも、登場人物の恋愛模様といった日常生活を中心に、クスッと笑えるようなコメディチックに描かれている部分が多いです。

一方で、国家機関から逃走するスリリングな展開や、銃器を使った戦闘シーンは漫画でも緊迫感があります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 小説を原作にしているのでストーリーが緻密に練られており、架空の世界なのに現実と紐づいた物語として楽しめるところです。

本の検閲との戦いを眺めているうちに、現代社会の政治や歴史について考えるきっかけにもなります。

自分も図書隊に入隊している気分になり、普段の仕事に向き合う姿勢においても参考になりました。

もし主人公だったら・・・この登場人物だったら・・・どのように判断するだろうか、と考えてしまうくらい、キャラクターの人間性がしっかりしており一人ひとりが尊敬できます。

ヨルムンガンド 高橋慶太郎 (著) 小学館

ヨルムンガンド 高橋慶太郎 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 両親を殺した武器を憎みながらも、武器商人ココの私設軍隊に加わることとなった少年ヨナ。ココはある国の軍と武器の取引をしていたが、それを防ごうとする勢力に狙われる。しかし、ココに同行していたヨナが、自らが憎むその武器でそのピンチを乗り切ろうと応戦して…

レビュー①

どんな話ですか? 若い女性の武器商人、ココ・ヘクマティアルとその護衛をする私設部隊の一行に、武器を憎む元少年兵のヨナが加わるところから始まるお話です。世界中で武器を売ってまわるココの一行と、それを妨害しようとする様々な勢力とのスリルと爽快感に満ちた戦闘や駆け引きを通して私設部隊のメンバーの過去やココの大いなる計画が次第に明らかになっていきます。武器を憎むヨナと武器商人のココの間にはずっとわだかまりがあったのですが、一時の離別を経て最後にはヨナとココは分かり合い、世界を作り変えるような大業を成し遂げます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 迫力満点のかっこいいバトルシーンが何より魅力です。銃や戦闘機は緻密に描き込まれ、名前や特徴などもサラサラと語られるため、銃や戦闘機、ミリタリーが好きな方なら「おっ」となるシーンも多いのでしょう。国同士の関係性や軍にも詳しければさらに楽しめるでしょう。私はそういったジャンルに興味こそあれど全く詳しくはありません。それでもキャラクターの経験や強みが生かされている描写やセリフ回し、格闘シーンのスピード感など、詳しくなくとも十分に楽しめる要素がたくさんあります。日常シーンの描写も、少しシュールで思わず笑ってしまいます。そんなところがオススメです。

レビュー②

どんな話ですか? 戦争で両親を失い兵器や武器に関わるものをすべて憎む元少年兵があることがきっかけで武器商人ココ・ヘクマティアルの兄キャスパーの私兵たちに確保されてしまいココの分隊に護衛として入隊することになります。そんな時、ある軍と武器の提供について商談していたココだったがそれを妨げようとする勢力に命を狙われてしまいます。そこで少年兵は疑問を持ちます。「なぜココたちは武器を売る?」その問いに対しココは「世界平和のために」と答えここから物語は始まっていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ガンアクションの金字塔とも言われているこの作品。ガンアクションで戦闘がとても多いのはもちろん若干のギャグ要素や仲間との別れがあったりとシリアス展開もありながらしっかり物語の本筋のなぜ武器を売って戦争を止めようとしているのかを主人公は仲間とともに理解していきます。この作品は戦争観がとてもよく描かれており 人はいつ争いを始めいつやめるのか などとてもテーマが深い作品になっているのでぜひ一度は読んでほしい作品です。

ヘタリア Axis Powers 日丸屋秀和 (著) 幻冬舎コミックス

ヘタリア Axis Powers 日丸屋秀和 (著) 幻冬舎コミックス

アマゾン商品紹介 イタリアは砂漠でパスタを茹でていた!? 戦車部隊で小銃&槍に負けちゃったり、逃げ足だけは早かったり。遊び好きで女好きでヘタレだけど愛すべきイタリア! 読むと世界中が好きになる。イタリア・ドイツ・日本の同盟国と、世界の愉快な仲間達を描くゆるキャラ系コメディ!!

レビュー

どんな話ですか? 言わずと知れた、ゆるゆる国擬人化漫画!タイトルの「ヘタリア」とはヘタレなイタリアのこと。愛すべきヘタレ、イタリアを中心に、ドイツ・日本・フランス・イギリスなどヨーロッパを中心に様々な国を擬人化した魅力的で個性豊かなキャラクターが数多く登場します。

世界史や戦史、実際に起こった史実、その国に住む人々の生活や文化を、ときには愉快に、ときには真面目に、最後はやっぱり楽しく知ることができる素敵な漫画です。ヘタリアを読めば社会のテストで高得点が取れちゃうかも⁉

なぜその漫画をオススメしたいですか? 一話完結の短いお話が多いので空いた時間などに読みやすいし、コメディタッチの漫画なので、地雷を踏む人も少ないため色々な人に勧めやすいです。キャラクターも実際の国家をモデルにしているので、誰でもすぐに名前を覚えることができるのも魅力の一つ。社会科で習ったことをもう一度思い出す懐かしさとキャラクターの魅力が相まって面白さが一層引き立つこと間違いないです。また、現在アニメの新作が公開されることもあり、ヘタリアファンたちや公式アカウントが動き出しています。ヘタリアを見始めるには最適の時期だと思うからです。

キングダム 原泰久 (著) 集英社

キングダム 原泰久 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 時は紀元前――。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す! !【受賞歴】
第17回(2013年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞

レビュー①

どんな話ですか? 舞台は紀元前春秋戦国時代の中国で、
孤児の少年「信」が最下層の下僕から天下の大将軍を目指すストーリー。信は村の長の下僕として、兄貴分の「漂」と共に暮らしていた。
貧しくも大将軍となる夢を持ち日々仕事の合間に二人で鍛錬を重ねている。ある日、秦国の高官「昌文君」が村を通りかかり、
秦国王「嬴政(後の始皇帝)」とうり二つの漂を登用する。
取り残された信は、さみしくも自分も活躍できる日を信じ続ける。ある晩信の住む小屋の戸をたたく音が。
そこには腹部をさされ重傷を負った漂が倒れていた。
漂は秦王嬴政の身代わりとして暗殺者に追われていたのだった。「俺を天下に連れて行ってくれ」二人の夢である天下の大将軍。
そう言い残して漂は息絶えた。追手が迫る中信は漂が残した地図に導かれ、信は進む。
たどり着いた先には小屋があり、
その中には漂にうり二つの秦王嬴政がたたずんでいた。。。

最初は子供の信であったが、
秦国大将軍「王騎」との出会い~別れは彼にとって大きな成長をもたらす。

王騎将軍の形見の矛を受け取った信は、
同期の仲間「蒙恬」「王賁」、後に軍師となる「河了貂」、蚩尤族の「羌瘣」、
魅力あるキャラクターと共に大将軍を目指す。

実在の歴史上の出来事と人物がどうなるのか、
歴史の空白をどう表現するのか。
想像するだけでも今後の展開が楽しみな作品である。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 原作者が元サラリーマンで、社会人としての経験があるからかもしれないが、

キャラクターたちのセリフが心に刺さるものが多く、

上官である将軍たちが理想の上司と言えるほどとても人徳がありかっこいい。

本当に世の中にこのような責任感がある管理職が多かったら、

嬴政のような人が国政にいたら、日本もよくなるのではないかと思える。

そして春秋戦国時代というマイナーな時代の出来事を描いているので、

新鮮で興味深い。

資料が少ないので作者の想像も大きいのかな・・?

レビュー②

どんな話ですか? 中国の歴史漫画です。舞台は春秋戦国時代、戦国の中で争いは絶えず、各国が覇を競っていました。主人公の信は秦という国の下僕の少年でした。夢は中華の将軍になること。下僕の仕事の傍、立身出世を夢見てひたすら剣を振っていました。ある日、政権争いで敵勢力に追われ逃げていた王様と出逢います。敵勢力から王様を救い出し、下僕から士族の地位をもらいました。ここから信の将軍へと成長していく物語が始まります。数々の戦を命懸けで戦い抜き、ときには大切な仲間を失うこともありました。倒した敵の思いも倒れた仲間の思いも背負って信は前に前に進みます。信の周りにはたくさんの仲間で溢れ、次第に信の名は中華に知れ渡るようになります。目的は中華の統一。王様と信の夢を叶えるため信は王様の矛となり戦い続けます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語は歴史に沿って進んでいきますが、春秋戦国時代の資料というものはかなり少なく、作者の想像で大半が描かれますがそれがキングダムの魅力の1つです。作者の原先生は原稿を書いている途中にキャラクターに感情移入して泣きながら執筆されることもあります。そんなふうにして描かれた物語は激動と感動の連続です。読者の想像を簡単に超えていく怒涛の展開、主人公だけでなく仲間や敵キャラクターまでキャラが立っておりファンがついています。読めば読むほど面白い漫画です。

レビュー③

どんな話ですか? 時は紀元前3世紀、古代中国の春秋戦国。

秦という国に、ある男がいた。

彼の名は政。

後の始皇帝である。

500年続く戦乱の世を終わらすため、中華統一という偉業を成し遂げる夢をえがく。

そして、その夢を実現すべく政の剣となるのがこの漫画の主人公である信という少年だ。

彼は戦争孤児で下僕であった。

下僕というみでありながら「将軍」になるという夢を叶えるため、自信もまた戦の舞台にたつ。

そんな、信と政を中心に描かれたストーリーである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 信が将軍になるという夢を描くストーリーなのに、まず1巻の1ページ目に将軍になった信を描いている。

結果を先に描いても、そこまでのプロセスや人間模様を細かく描写しているのでハラハラしながら読める。

また、登場人物がヒトクセある者が多い。

しかし、全員を好きになれるくらいキャラクターが人間味溢れている。

そして、女性も男性も楽しく読めるというのが大きい。

性別の垣根を越えて、幅広い年齢層が楽しめる漫画になっている。

レビュー④

どんな話ですか? 物語の舞台は古代中国の春秋戦国時代で、下僕だった主人公が大将にまで成長するストーリーです。

主人公はその下僕ですが、秦の始皇帝が成長するストーリーにもなっており、実際の歴史がモデルになっております。

下僕からスタートした主人公がさまざまな戦を通じて、成長し、仲間が増えていく過程は読んでいて楽しいです。

1巻目で主人公の相棒的存在が死亡するのも衝撃的でした。

個性溢れるキャラクターがたくさん登場するので、そちらも見ごたえがあると思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ほとんどが戦いの描写が多く、話の展開が早いので飽きることなく読み進めることができます。あと個性溢れるキャラクターが多いのでキャラクターに愛着が沸いたりもします。

しかし、戦いの最中にそのキャラが絶体絶命なったりして、ハラハラドキドキが止まらないです。

キャラクターが死亡するシーンも多く、感情移入することも多々あります。

そして、その敵討ちをしたときの爽快感といったら、何とも言えないものがあります。

戦いの描写で残酷なシーンがありますので、グロテスクが苦手な人はあまり良くないかもしれません。

レビュー⑤

どんな話ですか? 中国春秋時代。下僕として育ちながらもいつの日か戦場へ出て天下の大将軍になること

を夢見て日々切磋琢磨し剣の腕を磨き続ける信と漂という二人の少年。

ある日、少年たちが住む集落を偶然通りかかった貴族の出の昌文君。

子供にしてはあまりに過激な稽古に目を見張り、思わず声をかける。

千を超える対戦を経てきたという彼らに、半信半疑ながらも興味を持ち、

話を聞いていると漂のある特徴に気付いた昌文堂は、改めて二人の元を訪れ、

漂だけを王宮で預かると言い出す。

一人取り残された信のもとにある晩、現れた傷だらけの漂。

ある場所へ向かえという言葉を残し、腕の中でで息絶えた漂の仇を打つため

賊を追い、向かった先にいたのは漂と瓜二つの姿をしたこの国の王を名乗る少年。

このか弱い王を助け、手柄を立て、漂との約束であった天下の大将軍になることを

誓った信が戦場に向かい、絶体絶命の危機を仲間と共に乗り越えながら成長してく姿と、

幼い秦国の王、嬴政が始皇帝になるまでを描く壮大な中国史ストーリー。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ある程度史実に沿っていて臨場感があるし勉強になる。

展開が早くて一巻を読んだら最新刊まで辞められる人いないと思います。

キャラクターや、ストーリーの構成もすごく綿密で、「こいつ大物だな」とか

「これあとで絶対重要になるな」というような期待感が常に満載です。

どうでもいいキャラにもそれっぽい名前が細かく付いているのも面白いです。

作中の人物の話し方などが現代風にアジャストされているところもいいですね。

「マジ」とか「うちら」といった表現がコミックとしての読みやすさを引き上げてます。

ホントに無理!っていう展開をきちんとした理屈で最後には勝利を収める飛信隊の

戦いと、そこに織り交ぜられた史実が魅力です。

レビュー⑥

どんな話ですか? 中国を統一した秦の始皇帝の実話を元にした戦国時代の物語。下僕に生まれた貧しい少年「信(しん)」が、のちの秦の始皇帝となる中華の大王「嬴政(えいせい)」と出会い、天下の大将軍を目指し、数々の困難を乗り越え大爆進!馬鹿正直なほどに真っ直ぐで、でも戦いの才能だけはピカイチの信が仲間を増やしながら成長していくという、少年漫画の王道ストーリーでありながら、壮大な舞台設定や多くの魅力的な登場人物たち、ぐいぐい引き込まれるストーリー展開で、読み始めたら止まりません!
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく、面白さが桁外れ!

中国の歴史に対する興味ゼロ、漫画もあまり読まない私が、たまたま友達が貸してくれたので暇つぶしに第1巻を読んでみたら、一気にはまってしまいました!

そして5巻、10巻と読み進めていくうちにさらに面白くなってどんどん引き込まれ、すっかり大ファンになって結局1巻から最新刊まで、迷わず全巻購入してしまいました!中国の歴史に興味ゼロの私がこうなんだから、興味ある人は絶対に読まないとダメです!

手元において、何度でも読み返したい、読めてしまえる漫画です。

主人公の信と嬴政の、目標に向かう熱い想いと行動力、どんなに大きな困難にも諦めない、折れない心の強さに圧倒されまくりです。

数々の魅力的なキャラがまた良い!渋いキャラ、カッコいいキャラ、面白いキャラ!

出会いと別れにも、いちいち心を大きく揺さぶられて、読みながら何度号泣したかわかりません。ティッシュの用意必須です!

目標に向かって突き進む信と嬴政の姿に読んでいるこちらも激しく揺さぶられ、自分の中からも熱い思いが湧き出てきます。

元気のない時にも、もう一度立ち上がるエネルギーをくれる漫画です。

信長を殺した男 藤堂裕 (著), 明智憲三郎 (著) 秋田書店

信長を殺した男 藤堂裕 (著), 明智憲三郎 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 真説・明智光秀伝。我々が習った歴史は、“嘘”だった!!? 明智光秀が主君・織田信長を討った日本史上最大のミステリー“本能寺の変”! 現代でもなお多くの謎が遺される大事件を400余年の時を経て解き明かす!!

レビュー①

どんな話ですか? 歴史的大事件でもあり、今でも謎に包まれている織田信長が自害した本能寺の変について、明智光秀の子孫が色々研究してそれをまとめて漫画にしたものです。今、大河ドラマでも明智光秀が主役となり、明智光秀側から物語が描かれていますが、それをさらに細かくしとても詳細に楽しく描かれた漫画です。なぜ、明智光秀は本能寺の変を起こさないといけなかったのか。また、織田信長との本当の関係はどうだったのか。さらには、豊臣秀吉との関係とは。など、歴史好きにはたまらない読んでいると背筋がどくどくしてくる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 元々歴史好きで何か面白い漫画ないかなぁと思っていた時に、麒麟の川島さんがテレビでお勧めしていたので、試しに買ってみました。見た瞬間鳥肌が立ちました!私が知っていた歴史とは違う観点から描かれていたからです。私が知っていた歴史はほんの一部で、さらに詳細な部分を知らなくて、読んでいくと歴史の中にどんどん、入り込んでいきました!

この歴史の中にはこんな事があったからなのか、と思ったり色んな伏線も繋がっていく感じがしました!また、織田信長と明智光秀の関係性や、その信頼が崩れていくまでが、悲しくもあり怒りもあり喜びもあり、、見ていてたくさんの感情が生まれてとってもとっても楽しく読んでいます。

レビュー②

どんな話ですか? 2020年大河ドラマでも話題になった、明智光秀のお話です。時は天下を収めるべく戦いが各地で行われていた時代、麒麟をまとった織田信長が全国を天下統一、天下泰平の世を作るため日々奮起していた。明智光秀は細田家の家臣で身分は低くすごく裕福ではなかった妻の煕子と子供と共に平和に暮らしていた。しかしある宴の晩、明智が一人戦いをしている所を織田信長が話掛けたことをきっかけに二人は出会い、ここから物語は大きく進む。本能寺の変の真相を解くことが出来、明智光秀はなぜ織田信長を殺したのか、それとも黒幕がいるのか話を読み進めるとその真相が見えていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は歴史が好きで、皆さんも学生の頃歴史の授業で学んだ方が多いと思います。この漫画を読んでいると本能寺の変はもちろん、それまでに起きる歴史上の戦いや、歴史上の偉人が何をしたかも読み解けます。そしてどの偉人がこの偉人と繋がっていたなど理解できすごく面白いです。そして、やはりこの漫画を読んでいると明智光秀は世間的には信長を暗殺したひどい人だと思われていますが、漫画で読んでいると明智の違う一面や、私はいい人とも思えます。歴史を動かした偉人、明智の人柄や戦いぶりを見て頂きたいです。

蒼天航路 王欣太 (著), 李學仁 (著) 講談社

蒼天航路 王欣太 (著), 李學仁 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 三国時代の中国。魏に生まれた阿瞞は、乱世に己の宿命を見出し、中華の安定、三国の統一に向けて権力の座へ駆け上がっていく。阿瞞は即ち、魏の武帝・曹操である。四天王をはじめとする熱き魏の武将、董卓、劉備、孫権ほか数々の宿敵。絢爛豪華な男たちに彩られた、乱世の奸雄と畏れられた男の感動の生涯!
どんな話ですか? 三国志時代の英雄達が天下統一を目指して激しく争っていくストーリーとなっています。個々のキャラクターにはこの漫画独特の性格設定が付与されていて強烈な印象を読後に残すことになります。董卓の解釈などはこの漫画の序盤のクライマックスとして多くのファンが魅了されました。この漫画では曹操を中心とした目線からストーリーが語られていきます。少年時代の曹操から天下統一に迫っていくまでの過程をテンポ良く描ききることに成功しています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? それぞれのキャラが生を燃やしつくしていく様に生き方の矜持というものが得られます。仕事などで組織に属している場合、英雄達の生き方を自分に重ねて、よし頑張ろうというモチベーションの源泉にもできます。社会に関わり組織に属すにせよ起業するにせよ、拡大させていく過程をなぞらせることで学びにもなり、また武術や剣術、建築、食事などといったあらゆることに精通している英雄というものが存在していたらこんなにも痛快なのかということを感じることができます。
どんな人に読んでもらいたいですか? 向上心を持ちたい方や元気を得たい方におすすめです。組織内で自分なりの場所を獲得することの大切さということも理解でき、たとえ志半ばで倒れるとしてもやりきることが大切なんだという感覚を共感できる方であれば面白く読み進めていくことができると思います。
読んだことによるエピソード とくになし。