ベルセルク 三浦建太郎 (著) 白泉社

ベルセルク 三浦建太郎 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 巨大な剣を背負い、鉄の義手をつけた剣士・ガッツ。彼の行くところ、血の雨が降り、死体の山が築かれる…! 大ヒット!! 圧倒的迫力の叙事詩!!

レビュー①

どんな話ですか? 主人公のガッツがゴットハンドと呼ばれる役216年に一度起こる覇王の卵と呼ばれているベヘリットが引き起こす蝕によって元人間から転生する超存在(バケモン)を追って旅を行う話。

元々鷹の団といわれる兵士団に所属していたガッツはもともと幼少期から剣術の腕を磨いて一人傭兵として生きていた。

その戦いぶりを目の当たりにした鷹の団の団長グリフィス(めちゃ強い)

はガッツを鷹の団に招き入れようと一騎打ちをしガッツは破れ入団することになる。そしてガッツは鷹の団で無敗の最強剣士となり、そうなった時に自らの存在意義を考え鷹の団を抜けることを決断する。

そしてその後ガッツは鷹の団と再会するのだが・・・。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーの随所に人間の暗い部分や悲しみ憎しみが散りばめられ、それでいての感動のシーン(読めば分かる)などダークファンタジーでありながらも本当によく描かれている作品だと思います。細かい武器の由来や身に着けている装備、こんなものにそんな力が有るのかなど驚きのシーンなども多く描かれていると思います。

キャラクターなども一人一人個性的かつ繊細に描かれています。

そして何よりも戦闘シーンが本当にかっこいいです。

あまり子供には見せたいとは思いませんが((笑))

ダークファンタジーが好きな人にはたまらない作品になります!!!

作者の先生が死ぬまでに描き切れるのかという発言にもその作り込みの深さが感じられるかと思います。

もし少しでも興味があれば是非人に薦めたい作品です。

レビュー②

どんな話ですか? ダークファンタジーの巨編壮絶ファンタジーであるのですが、今から20数年前にアニメ化もされ、最も残酷なシーンで打ち切りとなりました。主人公が二人いるような錯覚に苛まれるような感覚で、今で言う進撃の巨人のような、グロさも際立つ中で、やはり「救われない」と言う世界観がなんとも言えません。ガッツとグリフィスが主人公のようなストーリーで進んでいくのですが、グリフィスの残虐さについていけなくなったガッツが鷹の団を脱退して、グリフィスが壊れる所からスタートするような感じです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? これまでの王道ファンタジーとは違い、初に近い中世の頃の成り上がりの時代を描いたダークファンタジーでありますので、グロやエロ何でもありで裏切りについても克明に描かれております。中世の頃の時代感を背負いながら、二人の主人公の救われないストーリーが何とも言えません。

衛府の七忍 山口貴由 (著) 秋田書店

衛府の七忍 山口貴由 (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 時は戦国の終わり――
圧倒的な武力により、乱世を制した治国平天下大君・徳川家康。
だが、その意に従わぬ『まつろわぬ民』たちがいた。
彼らを滅するため、家康は無数の怪人・魔人を解き放つ。
その前に立ちはだかり、『まつろわぬ民』を守護する七つの影。
地を駆け、天を貫く超常の刃、それが怨身忍者だ!!
『シグルイ』の山口貴由が、あらたな発想で送る超絶忍者活劇、ここに誕生!!

レビュー

どんな話ですか? 戦国時代を収束させた大英雄・徳川家康が開いた覇府徳川幕府。それは正義の形を借りた悪の幕府であった。家康に従わぬ「まつろわぬ民」たちは、被差別民として、ひっそりと山中などにて暮らすことになる。その中には、徳川への怨みを持ったまま死する者たちもあり、それらは「怨身忍者(鬼)」として転生。大英雄・徳川家康に立ち向かうこととなる。一方の家康は豊臣家を亡ぼしたのだが、将来的な憂いを断つため、配下の者どもに印籠の形をした「覇府の印」を授け、その威を以て豊臣の残党狩りを始める。邪悪の帝王徳川家康と、七人の怨身忍者たちの戦いは続く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 山口貴由作品はどれも面白いものばかりだが(たとえば「覚悟のススメ」「シグルイ」「悟空道」など)、この作品はその総決算。第一巻で登場する怨身忍者・零鬼は、転生前は葉隠衆のカクゴという名で、これは「覚悟のススメ」の主人公・葉隠覚悟の山口貴由によるセルフオマージュでもある。そしてなにより、全体的なストーリーが面白い。様々な理由から、覇府徳川幕府に反抗し、死に至る主人公たち。その後、彼らは怨身忍者すなわち鬼として転生するのだが、各キャラクターの持ち味が素晴らしい。忘八者や雪女など、「まつろわぬ民」たちが大活躍。活劇としても最高で、面白い時代劇が読める。

 

無能なナナ るーすぼーい (著) スクウェア・エニックス

無能なナナ るーすぼーい (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 人類の敵を殺せ!!

絶海の孤島にある学園。そこでは人類の敵に対抗すべく、若き能力者達が訓練に明け暮れていた。そして転校生の主人公も同様に「人類の敵抹殺」を胸に、行動を開始する…。想像をことごとく裏切る、正義と悪の知略サスペンス開幕!!

レビュー

どんな話ですか? 人類の中には能力に覚醒した者たちがいる。
そんな彼らはある学園に集められ、日夜人類の敵との戦いに備えて訓練に励んでいる。彼、中島ナナオもその一人だ。

そんなある日、二人の転校生がやってきた。

小野寺キョウヤ、柊ナナの二人である。
小野寺は自身の能力を隠したが、柊ナナはあっさりと自信の能力は心を読むことだと自己紹介するのだった。

と言った感じで始まるのですが、よくある能力バトルものかなと思ってしまう人が大半ではないでしょうか。
しかし読めば分かる!
面白い!

なぜその漫画をオススメしたいですか? まず一巻の内容で完璧に引き込まれた。

シナリオを描いてるのが、るーすぼーいという方なのですが大ファンです。

ほんとにこの人の書く人間ドラマが大好きで、ついつい何度も一巻を見返してしまうんですよね。

ほんとにあれはぜひ見てほしい。

一巻読んで合わない人は、四巻までぜひ頑張って読んでほしい。

それでも合わない人は残念ですが、るーすぼーいさんの作風自体が合わないんだと思います。

四巻からが、るーすぼーいさんの十八番人間ドラマが始まります。

ほんとおすすめの作品なので一度手に取ってみていただきたい。

これが好きになれるなら、ぜひるーすぼーいさんのほかの作品もみてほしいです。

Red 村枝賢一 (著) 講談社

Red 村枝賢一 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 19世紀末、アメリカ西部。日本を逃げ出したサムライ、伊衛郎は1人のインディアンと出会う。彼の名は、レッド。街の保安官バーンズの持つ合衆国騎兵隊の階級章をレッドが見た夜、慟哭と共に大殺戮が始まる──。勝者の歴史に牙を剥く、叛骨の崖っぷちウエスタン、開幕!!

レビュー①

どんな話ですか? 「俺達のフィールド」「仮面ライダーSPIRITS」などを描いた村枝賢一の作品で、西部開拓時代を舞台にした復讐劇。
第7騎兵隊に皆殺しにされたインディアン・ウィシャ族唯一の生き残りとして復讐を誓うレッドに、西南戦争に破れアメリカへと落ち延びた伊藤伊衛郎・娼婦として暮らしていたアンジーが出会いレッドの復讐の旅に同行する。
荒々しく迫力のあるガンアクションバトルや、様々な民族や立場の人々が交差し織りなすドラマが見どころ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? アメリカの西部開拓時代末期、という舞台を先住民族のインディアン(ネイティブアメリカン)側の視点から描いているのが特徴的で非常に面白い。

バトルシーンやキャラクターの表情の描き方がとても力強く迫力があり、個性の強い登場人物達が多数登場するところも魅力。

レッドの復讐劇の結末、伊衛郎の過去との決着など、多くの人に読んで見届けてもらいたいと思える名作。

巻数も全19巻と手に取りやすいボリュームでまとまっている。

レビュー②

どんな話ですか? 西部開拓時代のアメリカの時代設定の漫画で、

自分の部族が騎兵隊によって虐殺された、インディアンのレッドの復讐劇。

ありきたりな、西部劇のような騎兵隊・保安官=正義、インディアン=悪といった概念を覆し、

インディアンサイドの正義を視点に描かれているため、

騎兵隊・保安官=悪という珍しい構図の物語の構成となっている。

当時の時代背景を今の常識でえぐるような、戦争観念や、部族・人種・男女といったものへの差別観念や、

その復讐のための殺人などへの抵抗感や葛藤などが描かれた作品。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 『俺たちのフィールド』を描かれた、村枝賢一氏の作品ですか、

爽やかなスポーツものとは違い、ドロドロの復讐劇となっています。

内容にも書きましたが、かなりドロドロの差別やグロテスクな殺人シーンも有りますが、

どんな正義観念や大義が有っても、殺人は殺人としてひどいこととした、メッセージ性は強いと思います。

インディアンの主人公以外で、日本人、娼婦、巡回牧師など個性豊かなキャラクターとともに、キャラクターの数だけの思惑と、

更なる虚悪とが絡み合いながらも、最後は納得出来る結末になっていて、面白かったです。

ヴィンランド・サガ 幸村誠 講談社

ヴィンランド・サガ 幸村誠 講談社
アマゾン商品紹介 11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられた
ヴァイキングにより戦火にまみれていた。
その中に、父親を殺され、復讐のため戦場
を駆け抜けた少年・トルフィンがいた。
彼は仇敵・アシェラッドを殺すために生き、
生きるために戦った。だが、イングランド
王位をめぐる争いの中でアシェラッドは
不慮の死を遂げる。唯一の希望を失い、
奴隷に身をやつしたトルフィンはそれでも
なお安息と豊穣の地、ヴィンランドを思い描く。
心休まる日はいつ訪れるのか。
”本当の戦士”の物語が紡がれていく。
レビュー
どんな話ですか? 11世紀ごろに北ヨーロッパで一大勢力を誇った、ヴァイキングの生き様を描いている、重厚な作品。モデルとなる人物はいるものの、内容は完全フィクションです。主人公のトルフィン(父親を殺した相手の兵団に入りながら、決闘で父の仇を取ろうとするが…)の壮絶な半生もさることながら、脇を固める戦士たちもバックボーン含め非常に手厚く書かれており、作者の緻密な画風と相まって、漫画ではなく伝記を読んでいる気分にさせてくれる。
登場人物の「勇敢に戦い死んだ戦士はヴァルハラ(神の宮殿)に導かれる」という信仰を持つヴァイキングなので、戦闘・戦争シーンは非常に多めで、一部欠損シーンなども描かれるので、そういうのが苦手な人は要注意です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 月刊誌ならではの、丁寧な作画による重厚なストーリーと「人の生き様」が丁寧に描かれているから。(実際には想像になってしまうだろうが)当時の人がどのように考えたのか、同じヴァイキングでも地方によりどんな特性を持っているか。登場人物の出自が与える影響など、とにかく人物へのフォーカスが徹底している。だからこそ、ヴァイキングたちが避けて通れない戦闘シーンにおいても、そこに至ってしまった無念さや闘いへの矜持などを知っているからこその感情移入ができて、「ただ戦っている」だけの漫画になっていない。

水の館 小花美穂 (著) 集英社

水の館 小花美穂 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 「こどものおもちゃ」の中で、紗南と直澄が演じた映画『水の館』が漫画で登場! 浩人が湖で出会った女の子・真子は実は幽霊で…。ロスト・ワールド・レクイエム。
どんな話ですか? 14歳の鈴原浩人は学校でのいじめをきっかけに他人に心を開けないでいた。そんなさなか、両親が事故でなくなり、茫然とするなか、幼少期の頃に行方不明になったお兄さんの事を思い出しました。お兄さんを探すために探偵をやとい、同じ時期に行方不明になった美和と真子という同級生がいる事が発覚し、美和のおじいさんの別荘が手掛かりになると思った浩人は別荘まで1人で行きました。別荘がある森の中で行方不明になった時期と変わらない姿の真子と出会い、別荘で生活することになりました。その別荘の中で起きる不可解な出来事起きます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 小花美穂の短編で「こどものおもちゃ」の中で主人公のサナが主演していた映画の話です。りぼんに連載されていたのですが、話がとにかくヘビーで、でも子どもながらにのめりこんだ作品でした。「水の館」は最後の最後まで怖さの余韻が残る作品です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 怖い気分に浸りたい人、こどものおもちゃを読んだことがある人、こどものおもちゃをアニメでも見たことがある人、大人になったけど少女漫画を読みたい人におススメしたいです。
読んだことによるエピソード 特になし


ホーリーランド 森恒二 (著) 白泉社

ホーリーランド 森恒二 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 学校にも家庭にも身の置き所がなく、自分の存在が確認できない高校生・神代ユウ。ボクシングのワン・ツーを覚えた彼は“ヤンキー狩り”をするハメになり、夜の街の戦いに巻き込まれていくが…!?

レビュー①

どんな話ですか? 引きこもりの高校生「神代ユウ」が、路上のカリスマと呼ばれるストリートファイトの達人「井沢マサキ」と出会い、あらゆる格闘技の猛者たちを倒していくアクション漫画です。

主人公の神代ユウは最初我流のボクシングをベースとして街の強敵たちと闘いを繰り広げますが、もう一人の主人公と呼べる井沢マサキに、路上で通じるオフェンスやディフェンスを教わり、圧倒的に強くなっていきます。

作者である森恒二さんが格闘技経験者であり、実際にストリートファイト経験者のため非常にリアリティのあるバトルシーンが秀逸な作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 私はボクシングを通算6年以上経験しており、実際に若い頃ストリートファイトをしたことがあります。ですからこの作品は本当に「リアルな喧嘩」を上手く再現していると感じました。実際に格闘技経験者同士がノールールで戦った場合にどのようなリスクがあるのかがよく分かります。喧嘩を勧めているわけではなく、逆に格闘技をたしなんでいる人間が素人相手に手を出すとどうなるか、または異種格闘技のようなものをリング外で行うと悲惨な結末が待っているというのが理解できるはずです。若いうちは血気盛んで自分の力を試したいという人が多いですが、この漫画を読んで実際の喧嘩の危険さを知ってほしいと願います。

レビュー②

どんな話ですか? 学校ではいじめられ、家庭内では家族からの憐れみの目に苦しみ、どこにも居場所がないと絶望していた主人公が、喧嘩を通じて夜の街に居場所を見出し、さまざまな登場人物との喧嘩や友情を通して人間的に逞しく成長していく、といったお話です。もちろん主人公は最初から喧嘩が強かったわけではありません。不登校の生活の中、本で知った知識をもとにボクシングの練習を室内で始め、そこで知ったワン・ツーの素振りだけを毎日5000回などと続けていくうちに、いつしか喧嘩に必要な瞬発力や判断力を身に付けていき、そこから夜の街を舞台とした人間成長劇へと発展していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 喧嘩の描写が単に暴力的であるような漫画とは違って、パンチひとつにしても力の込め方から拳の軌道など、かなりテクニカルで踏み込んだ内容の説明が読めることです。どんな分野でも素晴らしい技術にはそれを裏打ちする原理や鍛錬の仕方があるのだなあといったことが納得させられます。また、主人公の、がむしゃらな反復練習的努力だけでなく常に考え続け、技術を自分なりのものとして完成させようと真剣になるさまにも感動させられます。また、ひとりだけの力だけで強くなることは不可能であることを数々のストリートファイトで得た師や友人から学んでいく姿も非常に教訓的でした。

史記 横山光輝 (著) 小学館

史記 横山光輝 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 あ らすじ/幼少時から天才の誉れ高かった司馬遷。その才能は誰もが認めるものであっ たが、漢の官僚となってからは、長く不遇の時代が続いた。しかも彼の才覚がようや く認められつつあった頃、その身に悲劇が起こる。武帝の逆鱗に触れ、男根を切り取 られるという屈辱的な刑罰”宮刑”に処せられてしまったのだ。だが”過去の歴史を 後世に残さなければならない”という、尊敬する父の遺志を継ぐべく、司馬遷は発 奮。武帝も刑は与えたものの、彼の才能を高く評価していたので、司馬遷のために 「中書令」という新しい役職を作る。司馬遷は、宮廷の書を自由に見ることのできる この役職をフルに利用し、歴史書の執筆に取り組み、約10年の歳月ののち、全130巻 にも及ぶ歴史書を書き上げた。彼が命を懸けて記した一大歴史書『史記』は、こうし て完成したのである…(第1話)。●本巻の特徴/中国、前漢の歴史家・司馬遷は、 波瀾の半生を経たのち、父・司馬談の遺志を継いで『史記』を完成させた。壮大な物 語は、この第1巻から始まる。「司馬遷」、「名宰相・管仲」ほか、全5話を収録。 ●その他の登場人物/司馬談、武帝、李陵(第1話)、鮑叔、桓公(第2話)、献公 (第3話)、恵公[夷吾](第4話)、平王、孫武(第5話)●本巻に登場する故事 成語・諺・歴史用語など/封禅の儀式、陰暦、宮刑(第1話)、管鮑の交わり(第2 話)、覇者(第4話)、日暮れて遠し、屍に鞭打つ(第5話)
どんな話ですか? 古代中国前漢時代、司波遷が記した歴史書“史記”を元に故横山光輝先生が漫画化した作品です。

舞台は古代中国で、紀元前の戦国春秋時代から前漢過ぎぐらいまでの時代を描いています。

ストーリーを一本の線で繋いでいるのではなく、当時活躍した人を掘り下げて紹介するという形で描かれています。

例えばある章では孫臏が主人公となり、撤退時に竈の数を減らして敵将・龐涓を深入りさせて勝利したり。

ある章では呉越同舟の語源となった呉と越の戦いを描いたり。

今でも普通に使われる言葉の語源となった故事を紹介してくれたりしています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 普段私達が日常的に使っている言葉の元となった故事を知ることが出来るのでオススメしたいです。

例えば”一攫千金”という言葉があり、これは今でも使われています。

最近出来た言葉のように思うでしょうが、実は今から2000年以上昔の故事が元になっているのです。

また麻雀では役満、つまり最高の役である”国士無双”。

こちらも古代中国がルーツとなっています。

漢の大元帥・韓信が国に二人といない人物だ!と評価された時に用いられた言葉なんですよね。

ではどうやってその評価を得たか?という事も史記を読めばわかります。

過去の偉人達の生き様を参考にして役立ててもらえればと思います。

どんな人に読んでもらいたいですか? 歴史漫画ですので、歴史に興味のある人にオススメしたいです。

特に三国志好きには強くオススメしたいですね。

というのも三国志の諸葛孔明は北伐で撤退戦を行う際、竈を増やしながら軍を退きました。

敵である司馬懿は竈の数が増えている=敵兵が増えていると考えました。

追撃は有利とはいえ、大軍相手ならこちらも相応の被害を被る・・と考えて司馬懿は追撃をやめたんですよね。

諸葛孔明は孫濱が龐涓に勝利した故事を応用し、不利な撤退戦を無傷で成し遂げました。

史記の内容を知っていると、諸葛孔明はこれを参考にしたのか!等がわかってより面白く感じられると思います。

ですので三国志好きには強くオススメしたいです。

読んだことによるエピソード 鶏鳴狗盗のエピソードが参考になりました。

一見どうでもよい能力に感じても、場を与えれば輝くと気づけました。

ベアゲルター 沙村広明 (著) 講談社

ベアゲルター 沙村広明 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 3匹の獣(めす)が牙を剥き合う、おんなの修羅場!! 『無限の住人』の沙村広明が贈る、背徳のエンタテインメント! ――中国の売春街で起きた謎の殺人。それはやがて、日本の某・広域暴力団内部での現金盗難事件と結びつき、とある辺境の孤島にて、予期せぬ火花となり炸裂する!! 情慾(エロス)と暴力(バイオレンス)の完璧な融合……これが“叛逆ずべ公アクション”だ!!
どんな話ですか? 「無限の住人」「波よ聞いてくれ」などで有名な沙村広明が手がける叛逆ズべ公アクションの金字塔。
ヤクザの金をぶんどって舎弟と逃げたもののあっさり捕まってしまった主人公の忍は、命を助ける条件として、自身の出身地である石婚島への潜入を持ちかけられます。
なんと鄙びた離島に過ぎなかったはずの忍の故郷は、マフィアやヤクザが跳梁跋扈し、売春で栄える怪しげな場所へ変貌していました。
島へ潜入を果たした忍は、島を牛耳る巨大製薬企業に子供をとられて復讐の炎を燃やすトレーネや、製薬企業の用心棒である凄腕カンフー使い睫毛と出会い、娼婦の胎児を売り買いする石婚島のおぞましい暗部に迫っていくのですが……。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 叛逆ズべ公アクションのアオリが示す通り、メインキャラとなる忍・トレーネ・睫毛の三人がかっこいいです。

皆それぞれ過去を秘め、譲れない物の為に戦っているのですが、義手に仕込んだギミックをぶっぱなしたり、カポエラ風カンフーで悪党どもを薙ぎ払ったりとケレンミたっぷりの痛快アクションで魅せてくれます。

トレーネや睫毛と比べると小物の忍も、姉御肌で情に厚い一面を見せてくれるので憎めません。

多国籍マフィアやヤクザ、巨大企業の陰謀が渦巻く島が舞台であり、先の展開が読めずハラハラドキドキが持続します。

過激な拷問シーンも頻出するので、エログロ好きにもたまりません。

どんな人に読んでもらいたいですか? 強く美しくかっこいい女性が好きな人

ケレンミたっぷりのアクションが見たい人

ヤクザやマフィアの駆け引きが好きな人

陰謀・裏切り・愛憎劇のキーワードに反応する人

エログロ描写に耐性があり、フェティッシュな表現が好きな人

読んだことによるエピソード とくになし

君が僕らを悪魔と呼んだ頃 さの隆 (著) 講談社

君が僕らを悪魔と呼んだ頃 さの隆 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 その少年は、15歳にして悪徳の限りを尽くした。傷つけ、犯し、奪い尽くした……。半年間の失踪を経て、記憶の全てを失ってしまった高校生、斎藤悠介。記憶喪失なりに平穏だった日常は、ある日、突然、破られた。次々に現れる過去を知る者、復讐者たち。覚えのない咎で断罪される瞬間、死肉に突きたてた刃の、幻を見た。━━さて。俺が殺したのは、どこの誰だ? 謎と暴力の記憶喪失サスペンス!

かつて、僕は悪魔だった。半年間の失踪を経て、記憶の全てを失ってしまった高校生、斎藤悠介。記憶喪失なりに平穏だった日常は、ある日、突然、破られた。次々に現れる過去を知る者、復讐者たち。覚えのない咎で断罪される瞬間、死肉に突きたてた刃の、幻を見た。━━さて。俺が殺したのは、どこの誰だ?

どんな話ですか? かつてその少年は悪魔と呼ばれ、周りの人々から恐れられていた。彼は学生ながら、たくさんの同級生へいじめの限度を超えた嫌がらせを遊び感覚でしていた。ある日突然、彼は失踪し、半年後に保護された。彼は悪魔と呼ばれた頃の記憶を全て失っていたのである。普通の人間として平凡な暮らしをする彼の前に過去の罪による問題が立ちはだかっていく。彼はまさか自分がそんなことをしていたとは当初信じられないが、その後、さまざまな証拠、証言から、自身の犯した過ちに気づいていく。彼はどのようにして罪を償うのか、果たして平凡な生活は取り戻せるのか。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をお勧めしたい理由は2つあります。1つ目は罪の償い方に対する考え方が非常に興味深いからです。
主人公は自身の犯した罪に対して、誠実に取り組み、許しを願います。しかしたとえ被害者に許してもらえたからといって、それでいいのか、主人公はもがき苦しみます。。罪に対してどう取り組むのか、この漫画には非常に影響されます。
2つ目は見る人によりその人見え方は違う点がリアルな生活と一致すると思ったからです。
主人公のことを優しい人間だと信じる人、主人公を悪魔だと信じる人、主人公を普通の人間だと信じる人、さまざまな証言が出てきます。これは私たちにも当てはまることです。幼馴染が見るあなた、同僚が見るあなた、先輩が見るあなた、きっと違うと思います。人間の多面性を的確に表してくれた漫画です。
どんな人に読んでもらいたいですか? サスペンス系の漫画が好きな方は必ず好きだと思います。

また、奥深いヒューマンドラマを表現した漫画なので、エモーショナルな方は是非読んで欲しいです。

バイオレンスな表現などが時折出てくるので、苦手な方は控えてください。

読んだことによるエピソード 表面だけで他人を判断しようとじゃ思わなくなりました。