罪の淵  T.B, ツルマメ (著)  Rush!

罪の淵  T.B, ツルマメ (著)  Rush!

アマゾン商品紹介 一回のセックスで300円。貯めた金額、20万円。「抜け出す…この地獄から…」――5歳で両親に捨てられ、児童養護施設で育った希望(のぞみ)。彼女は、夜ごと男たちに奉仕する悪夢のような日々を送っていた。二十歳のある夜、ついに施設を脱走した希望は、外の世界で出会った男・前澤と恋に落ちる。好きな人に抱かれる喜び、二人で未来を語り合う幸せ。…しかし、希望は知らなかった――それが、さらなる地獄の始まりだということを。

レビュー

どんな話ですか? 末永希望は5歳から二十歳になるまで児童施設の中で性的虐待を受けながら過ごした。一回のセックスで300円、この地獄から抜け出すためついに脱走を試みる。外の世界で出会った男に救いを求めるがまたあらたな地獄がはじまる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 希望を求めながらもより残酷な試練がまっているというストーリーが非日常でどんどん読み進めました。

ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ- 神崎裕也 (著) 新潮社

ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ- 神崎裕也 (著) 新潮社

アマゾン商品紹介 龍崎イクオと段野竜哉は、最愛の人を亡くした15年前の事件をきっかけに、ある巨大組織に守られた男への復讐を誓う。因縁の男を探し出す為に、そして復讐を果たす為に、龍崎は刑事になり、段野は極道になった。二人が追う男が身を置く巨大な組織、それは……日本の警察機構! 読む者の心を揺さぶる本格ポリス・エンターテイメント、第1巻!!

レビュー

どんな話ですか? 児童養護施設「まほろば」で育った龍崎イクオと段野竜哉は幼い頃、育ての親であり、最愛の人であった柏葉結子を何ものかに殺された。その事件はある理由によって警察に隠蔽された。復讐を誓った2人の龍(龍崎イクオと段野竜哉)は、警察官と極道(ヤクザ)の2つの道から真相を掴んでいく物語。

犯人は金時計を付けているというヒントだけだったが、様々な苦難を乗り越え犯人が北川貴一郎(龍崎イクオの父)であることが分かった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 警察内部のことがかなり細かく書かれていたり、犯人を追求していくスリル感がとにかく面白いです。どんなときも2人で事件を解決していくかっこよさとどんな場面でも希望を捨てない2人には、本当に感動したし、震えました。

 

CLAYMORE 八木教広 (著) 集英社

CLAYMORE 八木教広 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 古より人が「妖魔」に喰われる存在であったこの世界。人は長く妖魔に対抗する手段を持てずにいた…。だが背に大剣を背負い、妖魔と戦い続ける一人の戦士が現れ…。「クレイモア」と呼ばれる少女の戦いが始まる!!

レビュー

どんな話ですか? クレイモアと呼ばれる半人半妖の女剣士であるクレアは組織から派遣されて村を襲う妖魔退治の仕事をしていた。

だが、そんな彼女はある日他のクレイモア達と共同である妖魔退治をする事になる。

だがその妖魔は普通の妖魔ではなかった。

クレア達と同じ半人半妖でしかもいないはずの男の戦士だった。

組織から聞かされていた事を違う事を知ったクレア達は元から信用はしてなかった組織にさらに疑念を持つようになる。

そして、この事実を知った他のクレイモア達と秘密を共有して表向きは従順なふりをして組織について調べる事となる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をおすすめしたいのはバトル漫画でありながらよくある漫画の酷い引き延ばしもなく

しっかり主人公が目的を達成して宿敵を倒して物語を完結させているという点で多くの人が納得して読める漫画なのでおすすめしたいです。

 

外道の歌 渡邊ダイスケ(著) 少年画報社

外道の歌 渡邊ダイスケ(著) 少年画報社

アマゾン商品紹介 書店も電子書籍も超話題の売れ筋コミック「善悪の屑」の第2部!法で裁けない屑には屑による直接制裁を!復讐代行人の一人「カモ」の過去が遂に明らかに!?残酷でも読み終えた後にスッキリする本当の「正義」の意味を問う問題作!

レビュー

どんな話ですか? 実際に起きた事件をモチーフにした作品です。

法では裁かれなかった極悪人たちに復讐屋である「カモ」と「トラ」という男性二人が天罰を下していきます。

「カモ」こと本名「鴨ノ目武」は普段古本屋を営んでおり、相方の「トラ」こと「島田虎信」は、居候という形で彼の家に居座っています。表向きは一般人ですが、二人とも格闘技に精通しており、あらゆる拷問方法を熟知しています。

依頼人の復讐に関しては、必ず受けるわけではなく、本当に必要かどうかをしっかりと見極めるために潜入捜査まで行います。

また「朝食会」という復讐屋に似た理念を持つ、美女と眼鏡をかけた冴えない男性のコンビが現れますが、微妙な考えの違いで二つのグループは衝突することもあります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 現実社会において、明らかに状況証拠では有罪であるはずの人間が無罪になったり、少年法適用のために大きな罪に問われなかったなど、日本の司法の制度は本当に機能しているのか疑問に感じます。

この漫画の主人公たちの手口は残酷ではありますが、復讐屋に依頼してくる人たちの気持ちは家族や大切な人がいる方には、きっと共感できる部分があると感じるからです。

 

ブラックティガー 秋本治 (著) 集英社

ブラックティガー 秋本治 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】19世紀、南北戦争直後のアメリカ――。無法者を駆逐するために合衆国政府は賞金稼ぎ達に「殺しの許可証(ライセンス)」を与えた…。その一人が、女ガンマン「BLACK TIGER(ブラック・ティガー)」!! 謎の凶悪兵器を備えた闇の敵に立ち向かう、空前のガンアクションが開幕――!!

レビュー

どんな話ですか? 南北戦争が終結して間もなくのアメリカ。終結したとはいえ未だに無法者や盗賊、連邦政府へのテロを虎視眈々と狙っている

南軍の残党などが数多く西部に跳梁跋扈していた。

そういった輩を殲滅するべく連邦政府は「殺人許可証」を銃裁きに優れた賞金稼ぎ(バウンティハンター)に与え、

その中でも最強として恐れられる「ブラックティガー」がアメリカに平和をもたらそうと日夜活躍していた。

しかし「ブラックティガー」の前には様々な悪が罠を仕掛け、最新銃器で次々と挑んでくる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ドラマ化や映画化もされた名作「ワイルド7」などで知られるアクション漫画の第一人者、

「望月三起也」の大ファンでもあった作者の秋本治がかねてから描きたくて仕方がなかったという西部劇の世界を

その銃器などに関するマニアックな知識を総動員させた作品で、それが読者にもダイレクトに伝わってくるのを感じる。

もしこういった世界に少しでも興味があるなら絶対読んで損はしないと思うので是非読んでもらいたいと思う。

血と灰の女王 バコハジメ (著) 小学館

血と灰の女王 バコハジメ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 富士山が噴火して以来、日本の、そしてこの街の夜が一変した――
火山灰をかぶった一部の人間達は驚異的な力を誇る闘争型ヴァンパイアとなり血で血を洗う殺し合いを開始!トップに立った者は全世界を支配するルールの中で、落ちぶれた令嬢・ドミノが這い上がる!!閲覧注意のダークホラーバトル、開幕!!!!!!!!!!!!

レビュー

どんな話ですか? バンパイアによる戦闘漫画です。

しかし、単なるバンパイアによる暴力漫画ではありません。このバンパイアは富士山の噴火によって灰を浴びた一部の人間達です。普通に生活をする人間達が夜になると、戦って誰が最強なのかを決めます。現在の王が最強なのですが、それに立ち向かう権利を、真祖3人(富士山噴火以前からバンパイア)があらそうのです。血生臭い感じですが、タイトルにある通り主人公は女性、しかも超綺麗な女の子です。その主人公が仲間を集めながら他の真祖と戦っていく内容は最高に面白いです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 単に戦闘シーンだけが描かれるわけではないからです。バンパイアの時間以外は人間の時間、この人間の時間の描写が非常に丁寧に描かれています。生い立ちであったりその人の考え方、何故戦っているのかなど、他の漫画ではここまで描かないだろ、というところまで深掘りしていきます。しかもこれは主人公側だけでなく、相手側も人間の部分を細かく描いているんです。だから悪役でも感情移入をしてしまう、悪役が倒されてもその人の考え方や人生を知ってしまうと単純に憎めないのです。そういった心理描写を多く描く作者さんは本当に人間観察が丁寧な方なんだと思います。

絶園のテンペスト 城平京 (著), 左有秀 (著), 彩崎廉 (著) スクウェア・エニックス

絶園のテンペスト 城平京 (著), 左有秀 (著), 彩崎廉 (著) スクウェア・エニックス

 

アマゾン商品紹介 ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた。ある日、ひとりの少女が唐突に殺され、犯人が捕まらず時が過ぎた。そしてある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を越えた戦いが始まった!

 

どんな話ですか? 最強の魔法使いであり、孤島に流された鎖部葉風(くさかべはかぜ)、最愛の妹が何者かによって殺された不破真広(ふわまひろ)、そしてその親友であり、彼女が殺された滝川吉野(たきがわよしの)の3人による物語です。

妹を殺された不破真広が犯人への復讐を誓い行動していきます。一方、世界では突然、人が鉄化してしまう黒鉄病という病気が蔓延します。

この病気の謎を解くことが犯人を突き止めることにつながると知った不破真広は滝川吉野とともに犯人を捜す「ついでに」世界を救っていきます。手段を選ばず目的を達成しようとする不破真広は最強の魔法使いである鎖部葉風も利用していきます。

最終的にはこの犯人と鎖部葉風が知らず知らずのうちに密接にかかわっていることが明らかになっていきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 非常によく構成が練られた漫画です。謎が謎を呼び、それが一つずつひも解いていかれる様子が非常に興味をそそられます。

この漫画はアニメ化もしており大きな話題となりました。

恋愛要素もあり、緩急をつけながら、物語が進んでいきます。

世界の命運をかけた選択が「滝川吉野の彼女は誰なのか」というありふれた話題と密接に絡みつつもそれが自然なこととして受け入れることができ、また、それに対する突込み役がいることも物語を面白くしています。

絵もとてもきれいであり、最後まで楽しく読むことができると思います。

夜になると僕は 一× (著), 益子悠 (著) 講談社

夜になると僕は 一× (著), 益子悠 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 8年前、姉が殺された。加害者は悪魔のような3人の少年たち。「少年法」によって顔も名前も知られずに反省もなく刑期を終えた彼らを、どうしても許せなかった。だから、復讐を決意した。調べ上げ、策を練り、虎視眈々と命を狙う。しかし、あと一歩が届かない。そんなとき、ある力を手に入れる。悪魔を狩る“夢”のような力を──。少年犯罪により姉を殺された大学生が手にした「力」で、凶悪犯に復讐を果たすクライムサスペンス!

 

どんな話ですか? 大学生の望月和は、以前に当時中学生だった自身の姉を殺された経験をしており、その犯人らに対して憎悪の念を抱いていました。

しかし、犯人である3人は少年法により保護され、名前も知らされない状態であり、和は納得いかない日々を過ごしていたのです。

そして、和は3人の犯人に対して復讐を決意するのですが、ある能力を手に入れたことで、その復讐が面白いように進んでいきます。

それは他人の夢の中に入ることで、他人に干渉できる能力であり、夢の中で発生させた出来事はそのまま現実のものになるのでした。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 犯人に対して復讐をするタイプの漫画は割とあるものの、この作品ではファンタジーの要素が入っており、それが非常に斬新に感じられ、非常に面白いと言えます。

また、夢の中で復讐を果たすという現実離れした方法により、主人公は復讐を果たす際に証拠を残さないというメリットを手に入れていたのです。

復讐の相手のそばに直接近づく必要がなく、遠く離れた場所から復讐ができるため、現場には犯人を特定するための証拠は特に残りません。

つまり、警察にとっては非常に難解な事件として扱われ、捜査が行き詰まるような状況であり、そこがみどころであるためにオススメできます。

黒執事 枢やな (著) スクウェア・エニックス

黒執事 枢やな (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 彼の職業は執事。彼は今日もお茶を煎れ、銀食器を磨く。そう、すべては主人のために…。スクウェア・エニックスが放つ、エキセントリック・執事コミック、第1巻ついに登場!

レビュー①

どんな話ですか? 物語の舞台はイギリス。貴族の少年シエルはある日誘拐され、家族を殺され家も放火されてしまう。

拐われ殺されそうになったとき、自分をこんな目に合わせた奴らに復讐しようと死ぬ寸前、悪魔(セバスチャン)と契約を交わす。

契約内容は犯人に復讐するまでシエルの言うことを何でも聞くこと。

セバスチャンの報酬はシエルの魂を頂くことで成立した。

セバスチャンは執事として、主シエルの護衛兼復讐の手伝いをすることになった。

そこからシエルの復讐劇が始まる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 枢やな先生の絵が自分のツボを抑えていて、とにかく絵が繊細で美しく、世界観に引き込まれます。ひとりひとりの登場人物を掘り下げた話数も多いので、それぞれのキャラクターに愛着が湧くのも魅力のひとつだと感じます。

漫画は2020年10月の時点で30巻まで出ていて、アニメ化もされています。

いきなり30巻まで読むのはハードルが高いと感じる方もいるかと思いますが、その場合はぜひアニメからでも観て頂きたいです。

声がキャラクターにぴったりなので漫画を読む際により世界観に入っていきやすのではないでしょうか

レビュー②

どんな話ですか? 主人公セバスチャン・ミカエルはシエル・ファントムハイヴ伯爵の執事として日々様々な仕事をこなしている。しかし、実はセバスチャンの正体は、ある事情でシエルと契約した悪魔であった。シエルのある目的を果たすため二人は、たくさんの人と出会い、時には手段を選ばず、様々な事件に関わっていくことに。果たしてシエルとセバスチャンは、目的を果たすことが出来るのか、また隠された謎はどのようなものなのか。それが徐々に明らかになっていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 思わず一気に読みたくなってしまうぐらい引き込まれるストーリーで面白いです。シリアスの中にもギャグが少し混ぜられていて、そのバランスが最高です。ストーリーの中で気付かないぐらいの伏線も含まれていて、それを考察するのもとても楽しいです。また、一人一人のキャラクターが魅力的で、推してしまいたくなってしまいます。絵がとにかく綺麗で、初めて見たとき、一目惚れしてしまいました。読み進めていけばいくほど魅力が増していくのでぜひ読んで欲しいです。

レビュー③

どんな話ですか? とぼそやな先生が月刊Gファンタジーで連載している作品です。19世紀のイギリスが舞台で主人公であるシエル・ファントムハイヴは名門貴族です。そんなファントムハイヴ家は実は「女王の番犬」とも呼ばれており、裏社会での汚れ仕事を先祖代々行ってきていました。主人公は幼少期に両親を何者かによって殺され、自身も誘拐されるという過去があります。そのときにセバスチャン・ミカエリスという悪魔と両親を殺された復讐をするために自らの魂を代償に契約します。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 月刊で連載されているということもあり、絵がとてもきれいだからです。キャラクターデザインもどれも美しくて、みんないろいろな個性がありとても魅力的です。セバスチャンは完璧な執事で、その仕事ぶりも見ていてとても爽快感があります。マンガに多く伏線がはってあり、あれはこういうことだったんだと思うところが何度もあり何回読んでも面白いです。最新刊では使用人のメイリンの過去と明らかになり、よりストーリーが面白くなってきた。女性向けと思われるかもしれないが、男性にも是非読んでほしい作品です。

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

約束のネバーランド 白井カイウ , 出水ぽすか (著) 集英社

アマゾン商品紹介 母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

レビュー①

どんな話ですか? この漫画は、グレイスフィールドという孤児院で、血のつながりがない子供たちが「ママ」のイザベラと共に幸せそうに日常を過ごす場面から始まります。

彼らは12歳までに里親を見つけられては、里親の元に送り出されます。

ある日、コニーという少女が里親の元へと送り出されますが、彼女がいつも大事にしているぬいぐるみが忘れられていることにエマは気づき、ノーマンと共に孤児院の外に出て、コニーにぬいぐるみを渡そうとしますが、エマ達2人がそこで見たものは、変わり果てたコニーで、人を食べる鬼がいたのです。

エマ達はそこで私たち孤児院の子供たちは鬼の食料として、育てられているということに気づき、孤児院の外の世界へと逃げようと計画を立て始めます。

エマ達は、果たして孤児院の外の世界へと逃げだすことができるのかー。無事に逃げ出せたとしても、外の世界はどうなっているのかー。とてもハラハラする内容です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画をおすすめする理由として、まずストーリー展開に目を引き付けられます。冒頭部分では優しい「ママ」と孤児院の子供たちみんなとの毎日がとても幸せで、穏やかな日々の暮らしが描かれていて、ほんわかしていますが、ある事件をきっかけにその穏やかな日々は決して幸せではないとエマ達が知り、孤児院の脱出を計画するまでのストーリー展開は誰もが予想することもできないぐらい圧巻な展開だと思います。

そして、エマたち子どもたちは強大な敵(ママや鬼たち)と対峙することになりますが、一人ひとりが最大限やれるべきことを考えて、皆で協力し合う様子は心を打たれ、「頑張れ」とつい、応援したくなってしまいます。

レビュー②

どんな話ですか? 秘密が秘められた孤児院の物語。

親の顔も知らない数十人の子供たちが優しい「ママ」と孤児院で生活し、

孤児院卒業の日(養子に出る日)を待つという物語・・・

が物語は一変、その孤児院は食用児飼育農園だった!

鬼が住む世の中で人間を狩らせないために世界を二つに分断。

そうして鬼の世界には「食用児」を育成する施設がもうけられ、

養子に出たと思っていた子供たちはみんな「出荷」だった。

それに気づいた主人公エマ達はこの農園脱獄を試みる!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公エマのひたむきさ、誰も見捨てない心のやさしさ、鬼をも思いやるその寛大さ。

こういった漫画には珍しく、主要人物がほとんど死なないんです。

エマが最初から「全員で農園を脱出する」と言っていたように出荷されてしまった

子供たち以外はほとんど生きているという奇跡的な展開。

物語も単調なものではなく、迫力あるバトルシーンや伏線の考察なども楽しめる要素の一つ。

時折残酷な描写もありますが、感動のラストシーンは必見です。

レビュー③

どんな話ですか? ある孤児院へ収容されている10歳くらいまでの子供たちがいて、里親が見つかった順にそこを出れると夢見て平和な日々を過ごしています。しかし、里親が見つかったというのは嘘で、実は子供たちは家畜として飼われており、外の世界にいる鬼の餌となってしまいます。

その現実を、あるきっかけで目の当たりにした主人公たちは頭をひねり脱走作戦を考えます。

孤児院で優しく世話をしてくれていたママが実は悪いやつであり敵なので何とかそこを悟られないように脱走計画を立てる子供たちの活躍がすごいです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初の平和な毎日から突然、残酷な世界を知ってしまうところから急展開して面白いです。

また、子供たちも頭がいい子もいるのでその子たちの作戦を話し合って実行するところや、

いつママに見つかるかバレるか冷や冷やするところなど食うか食われるかなのでとてもドキドキします。

子供たちは立場上とても弱い立場にいるし常に監視されている状態なのでいかに頭を使って脱走するかやり取りするところが楽しいです。また、ママも頭がいいのでなかなか一筋縄ではうまく逃げられないところも面白いと思います。

レビュー④

どんな話ですか? 親のいない孤児院で、イザベラというママと共に皆家族のように仲良く楽しく暮らしている。その子供達はとても優秀で常に難関のテストを受けさせられ頭脳明晰に教育されている。

子供達は里親が決まると孤児院を離れて里親の元で幸せに暮らせるはずなのだが…。

その中でもエマ、ノーマン、レイの3人はとても仲が良く、優秀な子供達の中でもずば抜けて知能が高い。

その3人がある日その孤児院の秘密を知ってしまう事で幸せな暮らしが一変し、家族を守る為の壮大な戦いが始まるのである。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ストーリーがとても面白いのに付け加え展開の速さと意外な真実がどんどん明らかになりハラハラさせられ読む者をどんどん惹きつけていきます。

そしてこの主人公のエマという少女は家族を大事にし、常に何がベストかを考えどんなに無理難関な事でも決して諦めようとはせずに、自分が正しいと思った道を貫き突っ走ります。

その姿に彼女の信じる心と家族を思う温かさ、大事なものを必死に守る強さに心を打たれます。

彼女のキャラクターは、現代の欲と争いにまみれているこの世界を、浄化してくれるかのように感じられます。

すべての人が彼女のような心をもっていればこの世界にも平和が訪れるのではないかと思わせる素晴らしい作品です。