テガミバチ 浅田弘幸 (著) 集英社

テガミバチ 浅田弘幸 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 夜が明けることのないAG(アンバーグラウンド)という名の地。首都を照らす人工太陽の光も届かない危険な土地で人々のテガミを届ける仕事があった。命を賭してテガミに託された“こころ”を運ぶ彼らを、人はテガミバチと呼んだ!

 

どんな話ですか? 舞台は夜の明けない地『アンバーグラウンド』。首都を照らす人工太陽はあれど、その光が届かない場所は常に薄暗く危険と隣あわせ。そんな危険地帯を旅する国家公務郵便配達員(通称テガミバチ)は、人々の『こころ』がこもった『テガミ』を命がけで配達していた。

7歳で母親と生き別れた少年、ラグ・シーイングは、ある日テガミとしてテガミバチに運ばれることに。敵に襲われながらも自分を守り、目的地まで送り届けてくれたゴーシュ・スエードに憧れ、テガミバチになることを決意した。5年後、採用試験に合格したラグは、テガミバチとして日々テガミを配達しながら、テガミバチの最高称号「ヘッド・ビー」を目指すのだった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読んでいく内、自然と人に優しくなりたいと思えたため。冒険ファンタジーというとアクションがメインに思えますが、テガミバチは『こころ』を中心としたお話なので、人々の心の動きがとても丁寧に描写されています。主人公の真っ直ぐさ、優しさ、登場人物の思いや葛藤。読み終わった時には気付いたら涙が溢れていました。

もちろんアクションもかなり迫力があり、そちらも十分に楽しめます。銃や地雷、時にはバイオリンなど、様々な武器があるので面白いです。世界観が美しくイラストも綺麗なので、絵を眺めているだけでも楽しい。

神風怪盗ジャンヌ 種村有菜 (著) 集英社

神風怪盗ジャンヌ 種村有菜 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 まろんは一見フツーの女の子。でも実は、世間を騒がせている怪盗ジャンヌだった!? 絵画にひそむ悪魔を退治するため、今宵も月明かりの空をとびまわる……。

レビュー

どんな話ですか? 主人公のまろんは高校生の新体操部の女の子。しかし夜になると神の力で変身して、天使と共に神の使いとして絵に潜む悪魔と絵の持ち主の悪の心を盗んで行く。ある日ライバルが現れて、彼に絵を盗まれてしまった。彼のそばには黒い羽根を持つ天使がいた。警戒するまろんだが、その彼がまろんの高校の同じクラスに転校してきた上、ちょっかいをかけに来る。彼はまろんに怪盗をやめさせようと、邪魔をしてくる。彼の昼と夜の顔が違うことにまろんの心は揺れて、彼を信じたい気持ちと使命の間で揺れ動く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とても悲しくて優しい話だから。ストーリーのアップダウンが激しくて予想できず、最初に読んでも繰り返し読んでもとても面白い。また心理描写がすごくて、たくさんのキャラクターにそれぞれの物語や想いがあって、それがとても純粋で美しい。すごく感動して泣ける。少女漫画だから恋愛の要素があるけれど、自立した女の子なのもいい。心の弱さがあるけれど、ライバルに依存するのではなく、ライバルや友人などいろんな人と関わっていく中で自力で克服するのがカッコよくて勇気が出る。少し時代感はある、想像上の女の子!だけれど話がファンタジーなのでキャラが浮かない。(セーラームーンくらいの世代と思われる)あとは作画とテーマやモチーフが個人的に大好き。細かい装飾や絵が綺麗。

天は赤い河のほとり 篠原千絵 (著) 小学館

天は赤い河のほとり 篠原千絵 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 みごと高校入試に合格した夕梨(ゆうり)は、ずっと好きだった氷室君とファーストキスまでして、嬉しいことばかり。でもそんなある日、彼女の目の前でコップの中の水が勝手にわきあがるという奇妙な出来事が!!さらに、水槽の中から手が出てきたり風呂の中に引き込まれそうになったりと、おかしな事は続く。初めは錯覚だと思っていたのだが、しだいに怖くなっていく夕梨。そしてある日、氷室君とのデートの途中で、夕梨は水たまりから出てきた手に捕まって、水の中に消えてしまう。やっとの思いで水から逃れた夕梨だが、辺りにはさっきまでとは全く別の風景が広がっていた。なんとそこは古代ヒッタイト帝国で…!?

レビュー

どんな話ですか? 「少女コミック」にて連載されていた篠原千絵先生の作品で、ストーリーはとある普通の女子高生がある日紀元前の世界にタイムスリップし、そこで王国の皇子と親密になり、活躍していくといったファンタジーと恋愛要素がつまった物語です。よくある女性が好きそうな内容なのですが、割と歴史物としても細かい設定で背景が描かれていたり、王国同士の争いに巻き込まれ、主人公の女の子が戦略のため、妻として他国に迎え入れられそうになったりなど、基本的にはイケメン王子との恋愛ものですが、一筋縄ではいかない物語の進展があるのが非常に魅力的です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作品自体は90年代後半から連載が始まって、2005年に完結するのですが、なんといっても少女漫画らしい、篠原先生の美しい画力が1番のお気に入りポイントです。主人公はもちろん、それぞれの国の王様や王妃様などがとても神秘的に描かれており、またサブキャラで出てくる人物も魅力的なので物語に厚みを加えてくれます。特に主人公と王子が恋愛モードに入っていくシチュエーションはとても美しく、丁寧に描かれているので読み進めていくのも全く苦にならず、盛り上げてくれます。もちろんファンタジーなので非現実的なこともありますが、歴史的背景や政治的要因もストーリーに絡んでくるので、単純に恋愛ものというだけでなく、楽しめるので、数年ぶりに読みたくなる作品の一つだと思います。

C0DE:BREAKER 上条明峰 (著) 講談社

C0DE:BREAKER 上条明峰 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 目には目を! 歯には歯を!! 悪には悪を!!! 上条明峰が描く、新ダーク・ヒーロー!! 8P美麗カラー完全収録!!――普通(?)の女子高生・桜小路桜(さくらこうじ・さくら)はある夜、青い炎で悪人を燃やす謎の少年を目撃する! しかし翌朝、現場となった公園には何の痕跡も残っていなかった。自分の見たものが現実だったのか思い悩む桜、その前に昨夜の少年が転校生として現れた! 彼は何者なのか? そして青い炎は何だったのか? 謎を解くため桜は少年に近づいていく。

レビュー

どんな話ですか? C0DE:BREAKER(コード:ブレイカー:Oが0なのは公式です。)は上条明峰さんが描いた漫画で講談社から出ています。漫画の設定は現代日本で、一般人には知られていない組織「コード:ブレイカー」のメンバーと任侠一家の娘が登場する物語です。ある事件を境にコード:ブレイカーたちと任侠一家の娘が知り合い、現代社会の歪みの象徴である「正義と悪」や「人を殺す事と人を生かす事」について、お互いの考えを貫きながら双方の立場から見える視点を垣間見ることで成長するストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? コード:ブレイカーたちと任侠一家の娘たちはそれぞれの信念をすでに持ち貫いてきました。しかし、自身の視点以外から見た世界を実感し考えが変わったり、知らなかった感情と向き合いさらに信念を貫き通す覚悟がかたまった描写が「真摯という言葉を体現するとこうなる」という、侍魂を描いていると言っても過言ではないところに感動したのでオススメしたいです。知らなかった世界を目にすると自身の概念が脆くなることは多々ありますが、知ってなお信念を貫く様はまさに「カッコいい」と素直に思います。

ドラゴンボール 鳥山明 (著) 集英社

ドラゴンボール 鳥山明 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 山奥に住む怪力で、メチャクチャ元気な孫悟空。ある日悟空は、七つ揃うとどんな願いも叶うという、ドラゴンボールを探すブルマに出会う。彼女とともに、悟空もハラハラドキドキの旅へ出発する!

レビュー

どんな話ですか? 1980年代から続く、今のジャンプ黄金期の漫画達を支えた作品でありまして、何と言いましても分かりやすい超王道なストーリーが読者の好奇心をくすぐってくれます。少年時代から見ていた方につきましても、成人してから見始めた方につきましても、凄く分かりやすいストーリーで、正義が悪を滅ぼすと言う形で、ドラゴンボールでの凄く良い所は、一度倒された敵も仲間になってくれると言う所が共闘してわかり会えると言う点につきましても最高に良いと思いました。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私が、ドラゴンボールをオススメしたい理由としましては、分かりやすい戦闘シーンでありながらも、敵も狡猾で頭を使う戦略で度肝を抜いてくるシーンがあります。しかし、味方について、ほとんど倒されてしまった状況下におきましてもドラゴンボールで復活させてくれるのが凄く頼もしく思えましたし、ドラゴンボールがあれば、きっと大丈夫!!と言う形で、作品を見守ることができる点が良好であると思いました。私が、他にも良かったのは、超ど迫力な必殺技の数々です。

血と灰の女王 バコハジメ (著) 小学館

血と灰の女王 バコハジメ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 富士山が噴火して以来、日本の、そしてこの街の夜が一変した――
火山灰をかぶった一部の人間達は驚異的な力を誇る闘争型ヴァンパイアとなり血で血を洗う殺し合いを開始!トップに立った者は全世界を支配するルールの中で、落ちぶれた令嬢・ドミノが這い上がる!!閲覧注意のダークホラーバトル、開幕!!!!!!!!!!!!

レビュー

どんな話ですか? バンパイアによる戦闘漫画です。

しかし、単なるバンパイアによる暴力漫画ではありません。このバンパイアは富士山の噴火によって灰を浴びた一部の人間達です。普通に生活をする人間達が夜になると、戦って誰が最強なのかを決めます。現在の王が最強なのですが、それに立ち向かう権利を、真祖3人(富士山噴火以前からバンパイア)があらそうのです。血生臭い感じですが、タイトルにある通り主人公は女性、しかも超綺麗な女の子です。その主人公が仲間を集めながら他の真祖と戦っていく内容は最高に面白いです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 単に戦闘シーンだけが描かれるわけではないからです。バンパイアの時間以外は人間の時間、この人間の時間の描写が非常に丁寧に描かれています。生い立ちであったりその人の考え方、何故戦っているのかなど、他の漫画ではここまで描かないだろ、というところまで深掘りしていきます。しかもこれは主人公側だけでなく、相手側も人間の部分を細かく描いているんです。だから悪役でも感情移入をしてしまう、悪役が倒されてもその人の考え方や人生を知ってしまうと単純に憎めないのです。そういった心理描写を多く描く作者さんは本当に人間観察が丁寧な方なんだと思います。

トリコ 島袋光年 (著) 集英社

トリコ 島袋光年 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 世はグルメ時代! IGO直属ホテルの料理長・小松は、局長から「ガララワニ」捕獲の命を受ける!! 任務に抜擢されたのは、カリスマ“美食屋”トリコ!! 二人は最高の食材を求め、命を懸けた旅へ出発するが…!!

 

どんな話ですか? 時はグルメ時代と呼ばれていた…「美食屋」という職業が存在し、彼らは己の「フルコース」を完成させる事を目指し食材のハンティングにいそしんでいる。ただのホテル料理長(実は本人すらも気付かないが天才料理人)の小松は食材調達を依頼するために美食屋四天王であるトリコを訪ねる。以降彼らは世界中を旅し、トリコの友人達「美食屋四天王」も巻き込んであらゆる食材をおいしくいただきながら、そして「美食會」という悪の組織と闘いながら成長していく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 古き良き少年ジャンプの少年漫画の王道を行っている作品!「強く優しいヒーロー」「頼りないようで実は才能がある」「美形青年」「悪い人に見えるけどしっかり仲間ポジションのキャラ」等々抑えて欲しい所をしっかり押さえてくれています。今まではただの料理漫画になりそうであった「食」に関する事をこのようなファンタジーバトル漫画に昇華しているのは凄い事だと思いました。悪の組織も絶妙に応援したくなってしまうようなキャラ満載、もちろんどうしようもないクズも居る、あっという間に読み進めてしまいます。

絶園のテンペスト 城平京 (著), 左有秀 (著), 彩崎廉 (著) スクウェア・エニックス

絶園のテンペスト 城平京 (著), 左有秀 (著), 彩崎廉 (著) スクウェア・エニックス

 

アマゾン商品紹介 ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた。ある日、ひとりの少女が唐突に殺され、犯人が捕まらず時が過ぎた。そしてある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を越えた戦いが始まった!

 

どんな話ですか? 最強の魔法使いであり、孤島に流された鎖部葉風(くさかべはかぜ)、最愛の妹が何者かによって殺された不破真広(ふわまひろ)、そしてその親友であり、彼女が殺された滝川吉野(たきがわよしの)の3人による物語です。

妹を殺された不破真広が犯人への復讐を誓い行動していきます。一方、世界では突然、人が鉄化してしまう黒鉄病という病気が蔓延します。

この病気の謎を解くことが犯人を突き止めることにつながると知った不破真広は滝川吉野とともに犯人を捜す「ついでに」世界を救っていきます。手段を選ばず目的を達成しようとする不破真広は最強の魔法使いである鎖部葉風も利用していきます。

最終的にはこの犯人と鎖部葉風が知らず知らずのうちに密接にかかわっていることが明らかになっていきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 非常によく構成が練られた漫画です。謎が謎を呼び、それが一つずつひも解いていかれる様子が非常に興味をそそられます。

この漫画はアニメ化もしており大きな話題となりました。

恋愛要素もあり、緩急をつけながら、物語が進んでいきます。

世界の命運をかけた選択が「滝川吉野の彼女は誰なのか」というありふれた話題と密接に絡みつつもそれが自然なこととして受け入れることができ、また、それに対する突込み役がいることも物語を面白くしています。

絵もとてもきれいであり、最後まで楽しく読むことができると思います。

夜になると僕は 一× (著), 益子悠 (著) 講談社

夜になると僕は 一× (著), 益子悠 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 8年前、姉が殺された。加害者は悪魔のような3人の少年たち。「少年法」によって顔も名前も知られずに反省もなく刑期を終えた彼らを、どうしても許せなかった。だから、復讐を決意した。調べ上げ、策を練り、虎視眈々と命を狙う。しかし、あと一歩が届かない。そんなとき、ある力を手に入れる。悪魔を狩る“夢”のような力を──。少年犯罪により姉を殺された大学生が手にした「力」で、凶悪犯に復讐を果たすクライムサスペンス!

 

どんな話ですか? 大学生の望月和は、以前に当時中学生だった自身の姉を殺された経験をしており、その犯人らに対して憎悪の念を抱いていました。

しかし、犯人である3人は少年法により保護され、名前も知らされない状態であり、和は納得いかない日々を過ごしていたのです。

そして、和は3人の犯人に対して復讐を決意するのですが、ある能力を手に入れたことで、その復讐が面白いように進んでいきます。

それは他人の夢の中に入ることで、他人に干渉できる能力であり、夢の中で発生させた出来事はそのまま現実のものになるのでした。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 犯人に対して復讐をするタイプの漫画は割とあるものの、この作品ではファンタジーの要素が入っており、それが非常に斬新に感じられ、非常に面白いと言えます。

また、夢の中で復讐を果たすという現実離れした方法により、主人公は復讐を果たす際に証拠を残さないというメリットを手に入れていたのです。

復讐の相手のそばに直接近づく必要がなく、遠く離れた場所から復讐ができるため、現場には犯人を特定するための証拠は特に残りません。

つまり、警察にとっては非常に難解な事件として扱われ、捜査が行き詰まるような状況であり、そこがみどころであるためにオススメできます。

文豪ストレイドッグス 春河35 (著), 朝霧 カフカ (その他) KADOKAWA

文豪ストレイドッグス 春河35 (著), 朝霧 カフカ (その他) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 孤児院を追われた青年・中島敦は、とある自殺志願の男を助ける。男の名は太宰治…国木田、与謝野らと共に異能力集団「武装探偵社」に所属し、「人食い虎事件」を調査していて…!? 新感覚横浜文豪異能力アクション!

 

どんな話ですか? 実在する文豪たちをモデルにしたキャラクター達が登場する異能系バトルファンタジーです。

文豪達と同じ名前の登場人物たちには「異能力」という特殊能力があり、その能力を駆使して戦います。

主人公は「山月記」で有名な中島敦です。彼は住んでいた孤児院を追い出され鶴見川で途方に暮れていたところに入水していた太宰治を助けます。彼は仕事で人食い虎を探している途中だったと聞き、敦はその仕事を手伝います。実は敦こそその人食い虎であり、自分が異能力者であることに気づかずにいたのでした。無事に事件が解決し、太宰から武装探偵社に勧誘され入社します。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の魅力は個性的なキャラクターです。例えば太宰治は自殺願望が強く、仕事をサボって入水自殺未遂を起こし、美女を見つければ心中に誘おうとするなど普段はかなりの問題児ですが、頭脳明晰で、いざとなればその頭脳を使って探偵社の窮地を救っています。また、前職は誰を知らないという謎多き人物で物語が進むごとに明かされていきます。太宰の他にも魅力的なキャラクターがおり、彼らの魅力を知りながら読み進めていくのがとてもわくわくします。