まだ、生きてる・・・ 本宮 ひろ志 (著) サード・ライン

まだ、生きてる・・・ 本宮 ひろ志 (著) サード・ライン

アマゾン商品紹介 定年を迎えたサラリーマン・岡田憲三。家に帰ると家族は消えていた。妻が全財産を持ち逃げし、息子や娘は音信不通に・・・。生きる事に疲れた希望も無くした憲三は、60年の人生の幕を閉じようと、故郷・房総の山奥に入り首吊り自殺を図るが・・・。現代人に生きる事の意味を問いかける意欲作、第一巻。

レビュー

どんな話ですか? 物語の主人公はサラリーマンで、長年勤めた会社を定年退職した際に、突然、退職金を持って家族に逃げられる。主人公は故郷に帰って山で自殺を図るが、失敗して山で死ぬまで生きようと決意する。幼い頃におばあちゃんに教えられた生活の知恵を利用しながら、逞しく生きていく。ヨモギを利用した傷薬や、ドングリを食料にしたりと、今では忘れ去られている利用方法があるのだと感心する。会社勤めに疲れたサラリーマンに読んで欲しい漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 都会の生活に疲れて死のうと思っていたサラリーマンが、同じく自殺しようとしていた若い女性、産まれた子供の3人とともに生活する中で、生きることの本当の意味を教えてくれるとても感動的な作品だから。年功序列や終身雇用、メンバーシップ型の仕事という独特の制度がまだ色濃く残っている日本の会社の中では、人間関係に悩みながら、仕事にやりがいを感じられないサラリーマンorサラリーウーマンも多く働いていることだろう。そのような疲れた会社勤めの人々の価値観を変えてくれると思う。

 

ロボットポンコッツ レッド・カンパニー (著) 講談社

ロボットポンコッツ レッド・カンパニー (著) 講談社

アマゾン商品紹介 超人気ゲームボーイソフト「ロボットポンコッツ」がまんがで登場!!
ゲームといっしょに楽しもう!

レビュー

どんな話ですか? ざっくり言えば、ポケ〇ンのロボット版。

起源はゲームボーイ時代のソフトで、主人公はポケ〇ンのサトシやデジ〇ンの太一と同じく小学生のユースケ。

心を持ったロボットの「ロボポン」が人間と共生する世界で、ユースケはロボポンを社員とする会社を爺ちゃんから相続する。

しかしその会社は借金まみれで…。

何とか借金を返そうとするユースケに閃いたのは「グレイテスト1」。

バトルをもって大陸最強の名を得れば会社の宣伝になると考え、まずは最下位ランカーのグレイテスト8に挑む!

仕事に励みつつ、ランキングを上げつつ、新たな仲間も続々と増えていく、でもなぜかいちいち事件に巻き込まれる終始バタバタ忙しい、少年心をくすぐられるロボット漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? まず原作からしてそうだが、メインキャラクターであるロボポン達の種類が多い。

そこに加えて心惹かれるのが、ロボポンそれぞれが非常に個性的で、キャラによってはさも人間かのように描かれているのが良い。

良い意味でロボットらしくないのが、ロボット漫画のくせに取っつきやすい理由だと思う。

そのくせバトルシーンになると迫力のある戦闘シーン満載で、ゲーム版を知る読者であればゲームの方が物足りなく感じるだろう。

そして小学生であるはずの主人公の小学生らしくない豪快さやいやらしさ、ずる賢さと駄々洩れの熱いハートがロボポン達の個性それぞれと入り混じって、毎度毎度いやでもこちらも熱い気持ちにさせられるのだ。

こんなのおススメしない男の子はいないだろう?

SPY×FAMILY 遠藤達哉 (著) 集英社

SPY×FAMILY 遠藤達哉 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!

レビュー

どんな話ですか? 東西冷戦が続くとある国の諜報機関に所属するスパイ≪黄昏≫はどんな任務でも完璧にこなす凄腕スパイ。ある日彼に与えられた任務は冷戦続く敵国に潜入し、敵国の重要人物に接触し極秘情報を入手すること。しかし、その任務を遂行するためには、敵国随一の名門校に子供を送りこみ優秀な成績を収めさせる必要があった。この超困難な任務を遂行させるため仮初の家族をつくることに。仮初の家族が織りなす、ハートフルファミリースパイコメディーとなっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公黄昏に与えらた任務の内容や世界観の設定などはとてもシビアで戦争が背景にあるのですが、本編中は全くそのような雰囲気を感じさせない、質のいいホームコメディとなっています。主人公の黄昏と仮初の家族となった妻は殺し屋で娘は人の心が読めるエスパーとここもとんでも設定なのですが、娘の人の心が読めるというところがうまく絡み合っていてとてもうまく話しがころがっていき、作品にどんどん引き込まれていきます。また、話のおもしろさだけでなく魅力的なキャラクターがたくさん登場するのでその点もオススメしたいです。

超人ロック  聖悠紀 (著)  少年画報社

超人ロック 聖悠紀 (著) 少年画報社

アマゾン商品紹介 聖悠紀先生の描く永遠のスーパーヒーローが活躍する「超人ロック」。この宇宙的ロングセラー「超人ロック」の初期の頃の雑誌連載と言えば、やはり少年画報社、そして、伝説のあの漫画雑誌「少年キング」・・・この度、ファンの皆様の熱いまなざしにお応えすべく、このSF大河シリーズの原点とも言えるオリジナルシリーズ「超人ロック 完全版」を配信!

レビュー

どんな話ですか? 彼がいつどこで生まれたのか誰も知らない。不老不死とも思われ、強大な超能力を持つ「ロック」が、地球のみならず全宇宙を股にかけ、歴史の間に顔を出し、時には歴史も変えてしまうほどの影響力を持つ活躍をする、SF冒険譚です。とても長い歴史を持つ漫画で、同人誌時代から含めると、30年以上の執筆歴があり、絵柄が多少前時代的で、少々クセがありますが、ストーリーの面白さにみるみる引き込まれていくこと間違いなし。保証します。決して強大な超能力が万能の解決策にならないところが、面白さのひとつです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? かなり以前から書き続けられている漫画であり、商品として長い歴史を持つとともに、作品自体も長い歴史が舞台となっています。数多くのエピソードが積み重なっており、どこから読んでも楽しめますし、読み込んでいくと歴史のつながりがわかってきて、より作品の世界観が理解できるようになり、ますます楽しさが倍増します。すでに発表されているエピソードが膨大な数になっているので、読み始めたら当分の間は読み尽くすということがないので、安心して作品の魅力にどっぷりと浸かって、読み込んでいくことができます。他の超能力主人公モノとは、明らかに一線を画する漫画ですので、ぜひオススメしたいです。

湘南純愛組! 藤沢とおる (著) 講談社

湘南純愛組! 藤沢とおる (著)  講談社

アマゾン商品紹介 湘南最強の鬼爆(おにばく)コンビ、鬼塚英吉と弾間(だんま)龍二。女ひでりの日々に終止符を打とうと、心機一転、ナンパ少年に大変身!だが、彼らの行く所、トラブルがつきまとい、最後は、いつも大乱闘。おかげで未だに、悲しい独り者のヤンキー小僧たちの、明日は、どうなる!?

 

どんな話ですか? 最強の喧嘩コンビ「鬼塚英吉」と「弾間龍二」通称「鬼爆」が主人公のヤンキー漫画です。

二人は喧嘩モードに入ると鬼神の如き強さを発揮しますが、女の子にはからっきし弱いという一面を持っているのが特徴的です。バトルの描写が秀逸であり、ギャグの要素も多めですがとても良いバランスが取れています。

主人公二人の絆はとても強く、特に龍二が罠にはめられて瀕死になり、友達のためにたった一人で敵をなぎ倒してく英吉の男らしさがカッコイイです。

後に名作「GTO」の主人公となる鬼塚英吉が教師になる前の物語です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 藤沢とおる先生の作品である「GTO」はとても有名ですが、その主人公である鬼塚英吉の原点となっている「湘南純愛組!」を読んでいないという人が意外に多いからです。

なぜあの破天荒な教師が生まれたのか、鬼塚英吉という人物がどういった少年時代を過ごしてきたのかを知ることで、GTOファンは新たな一面を見ることができるでしょう。

作品単体としても、喧嘩を通しての友情や仲間への思いやり、男とは?と言った情景描写が非常に上手く描かれており、登場人物たちがたいへん魅力的なのもおススメしたい理由の一つです。

テガミバチ 浅田弘幸 (著) 集英社

テガミバチ 浅田弘幸 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 夜が明けることのないAG(アンバーグラウンド)という名の地。首都を照らす人工太陽の光も届かない危険な土地で人々のテガミを届ける仕事があった。命を賭してテガミに託された“こころ”を運ぶ彼らを、人はテガミバチと呼んだ!

 

どんな話ですか? 舞台は夜の明けない地『アンバーグラウンド』。首都を照らす人工太陽はあれど、その光が届かない場所は常に薄暗く危険と隣あわせ。そんな危険地帯を旅する国家公務郵便配達員(通称テガミバチ)は、人々の『こころ』がこもった『テガミ』を命がけで配達していた。

7歳で母親と生き別れた少年、ラグ・シーイングは、ある日テガミとしてテガミバチに運ばれることに。敵に襲われながらも自分を守り、目的地まで送り届けてくれたゴーシュ・スエードに憧れ、テガミバチになることを決意した。5年後、採用試験に合格したラグは、テガミバチとして日々テガミを配達しながら、テガミバチの最高称号「ヘッド・ビー」を目指すのだった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読んでいく内、自然と人に優しくなりたいと思えたため。冒険ファンタジーというとアクションがメインに思えますが、テガミバチは『こころ』を中心としたお話なので、人々の心の動きがとても丁寧に描写されています。主人公の真っ直ぐさ、優しさ、登場人物の思いや葛藤。読み終わった時には気付いたら涙が溢れていました。

もちろんアクションもかなり迫力があり、そちらも十分に楽しめます。銃や地雷、時にはバイオリンなど、様々な武器があるので面白いです。世界観が美しくイラストも綺麗なので、絵を眺めているだけでも楽しい。

プロゴルファー猿 藤子不二雄(A) (著) 小学館

プロゴルファー猿 藤子不二雄(A) (著) 小学館

アマゾン商品紹介 「週刊少年サンデー」で連載された少年漫画初のゴルフ漫画。猿そっくりの野生児、猿谷猿丸は、木の根で自作した木製クラブを愛用する天才ゴルファー!そのゴルフの実力に目をつけたミスターXの差し向ける刺客との激しい戦いが幕を開ける…!待望の第1巻!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公のサル(猿谷 猿丸)が表や裏のゴルファーとの賭けゴルフを通じてゴルファーとしても一人の人間としても一人前に成長していく漫画です。アニメ版では単純にいろいろなゴルファーとゴルフを行っていくだけでしたが、漫画ではゴルフで「お金」を賭けて勝負するという点がかなり重視されていて作者の藤子不二雄Ⓐ先生の作風であるブラックな部分が前面に出ていますが、勝負自体は非常にフェアに行われていてそのギャップも魅力的です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? いわゆる「ギャンブル」漫画というのは、麻雀やパチンコ及び公営ギャンブル等の種目自体がギャンブル要素が強いものを題材にしたものや、最近では社会的なものも含めた「命」をかけてゲームを行い、勝てば莫大な賞金及びそれに準ずるものを手にすることが出来るいわゆる「デスゲーム」ものがありますが、昔は(今も?)こう言ったスポーツの結果でお金をやり取りする的な昭和感満載な「ギャンブル」漫画をこの令和の時代に読んでみると逆に新鮮な感じを味わうことができるのではないかと思います。

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 川原正敏 (著) 講談社

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 川原正敏 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 各時代に生きた“陸奥”を描く「修羅の刻」シリーズ始動!--関ヶ原の合戦から十年余。この時代にも、修羅の業(わざ)をつかう男がいた。その名は--陸奥八雲(むつ・やくも)!宮本武蔵(みやもと・むさし)が吼え、剣が唸り、血しぶきが舞い、稲妻が走る!陸奥圓明流(むつえんめいりゅう)外伝、時代劇となって、見参!

レビュー

どんな話ですか? 修羅の門の主人公である陸奥九十九の先祖が陸奥圓明流の使い手として、歴史上の登場人物と交差する歴史ロマンがあふれる作品です。また、歴史のエピソードに沿っているので、はじめて読んでも違和感がありません。日本の歴史を振り返りながら読めるので、修羅の門ファンでなくても歴史好きや武将好きはハマるかな?と思います。修羅の門とは違って、戦闘シーンよりもストーリー重視だと思います。そのため、単純な格闘系マンガではありません。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 色んな時代を動かしてきた実在の人物の生き様と陸奥の名を背負った主人公の生き様がぶつかり合うシーンは、修羅の門シリーズファンでなくても熱くなること間違いなです。単なる闘いをするストーリーではなく、人と人とのつながりを重視するストーリーなので、マンガではなく小説のような作品です。読めばタイトルの「刻」の意味が分かると思います。また、先が読めないストーリーなので、最後までドキドキしながら読むことができます。

ブラックティガー 秋本治 (著) 集英社

ブラックティガー 秋本治 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】19世紀、南北戦争直後のアメリカ――。無法者を駆逐するために合衆国政府は賞金稼ぎ達に「殺しの許可証(ライセンス)」を与えた…。その一人が、女ガンマン「BLACK TIGER(ブラック・ティガー)」!! 謎の凶悪兵器を備えた闇の敵に立ち向かう、空前のガンアクションが開幕――!!

レビュー

どんな話ですか? 南北戦争が終結して間もなくのアメリカ。終結したとはいえ未だに無法者や盗賊、連邦政府へのテロを虎視眈々と狙っている

南軍の残党などが数多く西部に跳梁跋扈していた。

そういった輩を殲滅するべく連邦政府は「殺人許可証」を銃裁きに優れた賞金稼ぎ(バウンティハンター)に与え、

その中でも最強として恐れられる「ブラックティガー」がアメリカに平和をもたらそうと日夜活躍していた。

しかし「ブラックティガー」の前には様々な悪が罠を仕掛け、最新銃器で次々と挑んでくる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ドラマ化や映画化もされた名作「ワイルド7」などで知られるアクション漫画の第一人者、

「望月三起也」の大ファンでもあった作者の秋本治がかねてから描きたくて仕方がなかったという西部劇の世界を

その銃器などに関するマニアックな知識を総動員させた作品で、それが読者にもダイレクトに伝わってくるのを感じる。

もしこういった世界に少しでも興味があるなら絶対読んで損はしないと思うので是非読んでもらいたいと思う。

C0DE:BREAKER 上条明峰 (著) 講談社

C0DE:BREAKER 上条明峰 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 目には目を! 歯には歯を!! 悪には悪を!!! 上条明峰が描く、新ダーク・ヒーロー!! 8P美麗カラー完全収録!!――普通(?)の女子高生・桜小路桜(さくらこうじ・さくら)はある夜、青い炎で悪人を燃やす謎の少年を目撃する! しかし翌朝、現場となった公園には何の痕跡も残っていなかった。自分の見たものが現実だったのか思い悩む桜、その前に昨夜の少年が転校生として現れた! 彼は何者なのか? そして青い炎は何だったのか? 謎を解くため桜は少年に近づいていく。

レビュー

どんな話ですか? C0DE:BREAKER(コード:ブレイカー:Oが0なのは公式です。)は上条明峰さんが描いた漫画で講談社から出ています。漫画の設定は現代日本で、一般人には知られていない組織「コード:ブレイカー」のメンバーと任侠一家の娘が登場する物語です。ある事件を境にコード:ブレイカーたちと任侠一家の娘が知り合い、現代社会の歪みの象徴である「正義と悪」や「人を殺す事と人を生かす事」について、お互いの考えを貫きながら双方の立場から見える視点を垣間見ることで成長するストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? コード:ブレイカーたちと任侠一家の娘たちはそれぞれの信念をすでに持ち貫いてきました。しかし、自身の視点以外から見た世界を実感し考えが変わったり、知らなかった感情と向き合いさらに信念を貫き通す覚悟がかたまった描写が「真摯という言葉を体現するとこうなる」という、侍魂を描いていると言っても過言ではないところに感動したのでオススメしたいです。知らなかった世界を目にすると自身の概念が脆くなることは多々ありますが、知ってなお信念を貫く様はまさに「カッコいい」と素直に思います。